JP4911427B2 - 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 - Google Patents
模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4911427B2 JP4911427B2 JP2006203588A JP2006203588A JP4911427B2 JP 4911427 B2 JP4911427 B2 JP 4911427B2 JP 2006203588 A JP2006203588 A JP 2006203588A JP 2006203588 A JP2006203588 A JP 2006203588A JP 4911427 B2 JP4911427 B2 JP 4911427B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- layer
- crystallized glass
- amorphous
- crystallized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/09—Other methods of shaping glass by fusing powdered glass in a shaping mould
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
加し、PVAを数滴加え、ミキサーを用いて混合して混合体を得た。この混合体23kgを耐火枠に集積した。更に、実施例1と同様の非晶質ガラス小体1.5kg(全体の6.4質量%)に対して35g(全体の0.15質量%)の蓄光材粉末(SrAl2O4にEu2+、Dy3+をドープ:α−FLASH PB500:平均粒径500μm LTI社製)にPVAを数滴加え、混合した蓄光材混合物を調整し、上記結晶性ガラス小体と無機顔料他の混合体を集積した表面に分散させた。そして、焼成についても同様に行い焼成体とし、模様入り結晶化ガラス板を得た。
2 基層
3 表層
3a 反応層
3b 非晶質ガラス部
3c 光散乱面部
3d 透光面部
4、5 発光層
Claims (20)
- 耐火容器内に、ガラスの粘度が10 4 から10 5 ポイズを示す温度域で焼成すると析出結晶量が5〜50質量%となる結晶性ガラス小体又は結晶化ガラス小体を集積させて集積層とする工程と、
該集積層上の全表面を実質的に覆うように非晶質ガラス小体を分散させて積層体を形成する工程と、
該積層体をガラスの粘度が10 4 から10 5 ポイズを示す温度域で焼成することで、
析出結晶量が5〜50質量%の結晶化ガラスからなる基層と、
前記集積層の上面の前記結晶性ガラス小体又は結晶化ガラス小体と前記非晶質ガラス小体とを反応させることで形成され、前記基層上の全表面を実質的に覆う反応層と、該反応層上に該反応層の表面が部分的に露出されるように分散状態で配置された非晶質ガラス部とを備えた表層とを形成する工程により製造され、
該表層には、前記反応層に起因する光散乱面部と、前記非晶質ガラス部による透光面部とが分散することで模様が形成されていることを特徴とする模様入り結晶化ガラス物品。 - 非晶質ガラス部による透光面部が、表層の表面積の20〜80%を分散して占めていることを特徴とする請求項1に記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 表層の透光面部は、厚さが50μm以上の非晶質ガラス部の表面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 結晶化ガラスからなる基層と非晶質ガラス部との熱膨張係数の差が10×10-7/K以下であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 非晶質ガラス部による透光面部の厚みが、結晶化ガラスからなる基層の厚みの5〜30% であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 非晶質ガラス部内または非晶質ガラス部と基層との界面部に、発光層が形成されてなることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 発光層が、蓄光材を含むものであることを特徴とする請求項6に記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 結晶化ガラスからなる基層が、質量百分率表示でSiO2 45〜75%、Al2O3 1〜25 %、CaO 2〜25%、ZnO 0〜18%、BaO 0〜20%、MgO 0〜1.5%、SrO 0〜1.5%、Na2O 1〜25%、K2O 0〜7%、Li2O 0〜5%、B2O30 〜 1 .5%、CeO2 0〜0.5%、SO3 0〜0.5、As2O30〜1%、Sb2O3 0〜1%、着色酸化物 0〜3%の組成を有し、主結晶としてβ−ウオラストナイトを析出してなるものであることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 表層の非晶質ガラス部が、質量百分率表示でSiO2 65〜80%、Al2O3 2〜8%、B2O3 10〜15%、CaO 0〜3%、BaO 0〜5%、ZnO 0〜2%、Na2O 0〜7%、K2O 0〜3%の組成を有するB2O3−SiO2系ガラスからなることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 結晶化ガラスからなる基層は、組成の異なる2種以上の結晶性ガラス小体の多数個が融着一体化して結晶を析出しているものであり、ガラス小体の組成に起因する結晶状態の相違によって低透光性部位と、該低透光性部位よりも厚さ1mmにおける平均可視透過率が10%以上高い高透光性部位とが形成されてなることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 結晶化ガラスからなる基層が、色調が異なる2種以上の結晶性ガラス小体の多数個が融着一体化して、白色度(明度)L*が3以上異なる部位が形成してなることを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 結晶化ガラスからなる基層が、結晶性ガラス小体の間に分散させた無機顔料により着色してなるものであることを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 耐火容器内に、ガラスの粘度が10 4 から10 5 ポイズを示す温度域で焼成すると析出結晶量が5〜50質量%となる結晶性ガラス小体又は結晶化ガラス小体を集積させて集積層とする工程と、
該集積層上の全表面を実質的に覆うように非晶質ガラス小体を分散させて積層体を形成する工程と、
該積層体をガラスの粘度が104から105ポイズを示す温度域で焼成することで、
析出結晶量が5〜50質量%の結晶化ガラスからなる基層と、
前記集積層の上面の前記結晶性ガラス小体又は結晶化ガラス小体と前記非晶質ガラス小体とを反応させることで形成され、前記基層上の全表面を実質的に覆う反応層と、該反応層上に該反応層の表面が部分的に露出されるように分散状態で配置させた非晶質ガラス部を備えた表層を形成する工程からなり、
該表層には、前記反応層に起因する光散乱面部と、前記非晶質ガラス部による透光面部とが分散することで模様が形成されていることを特徴とする模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。 - 非晶質ガラス部による透光面部が表層の表面積の20〜80%を分散して占めるように、非晶質ガラス小体を分散させて積層体を形成することを特徴とする請求項13に記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
- 集積層の上に、全体の3〜15質量%の非晶質ガラス小体を分散させることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
- 集積層上に、発光材及び非晶質ガラスを配置し、焼成することにより発光材を非晶質ガラスで密封することを特徴とする請求項13から15の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
- 発光材が、蓄光材を含むものであることを特徴とする請求項16に記載の模様入り結晶化ガラス物品。
- 組成の異なる2種以上の結晶性ガラス小体の多数個を集積して集積層とし、該集積層を融着一体化して結晶を析出させることによりガラス小体の組成に起因する結晶状態の相違によって低透光性部位と、該低透光性部位よりも厚さ1mmにおける平均可視透過率が10%以上高い高透光性部位とを有する結晶化ガラスからなる基層を形成することを特徴とする請求項13から17の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
- 色調が異なる2種以上の結晶性ガラス小体の多数個を集積して集積層とし、該集積層を融着一体化させることにより白色度(明度)L*が3以上異なる部位を成してなる結晶化ガラスからなる基層を形成することを特徴とする請求項13から18の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
- 結晶性ガラス小体の間に無機顔料を分散させて集積層とし、該集積層を融着一体化させることにより結晶化ガラスからなる基層を形成することを特徴とする請求項13から19の何れかに記載の模様入り結晶化ガラス物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006203588A JP4911427B2 (ja) | 2005-07-29 | 2006-07-26 | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005220318 | 2005-07-29 | ||
JP2005220318 | 2005-07-29 | ||
JP2005357515 | 2005-12-12 | ||
JP2005357515 | 2005-12-12 | ||
JP2006203588A JP4911427B2 (ja) | 2005-07-29 | 2006-07-26 | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007186401A JP2007186401A (ja) | 2007-07-26 |
JP4911427B2 true JP4911427B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=38341831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006203588A Expired - Fee Related JP4911427B2 (ja) | 2005-07-29 | 2006-07-26 | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4911427B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009173517A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-08-06 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 建築用ガラス部材集合体及びその製造方法 |
JP5287021B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2013-09-11 | 日本電気硝子株式会社 | 建築用装飾レンガ、その製造方法及び建築用装飾レンガ壁面構造 |
JP2009173526A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-08-06 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
JP5195068B2 (ja) * | 2008-06-24 | 2013-05-08 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶装置の製造装置 |
JPWO2022025011A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4041546B2 (ja) * | 1994-10-04 | 2008-01-30 | 日本電気硝子株式会社 | 着色結晶化ガラス物品の製造方法 |
JPH08225343A (ja) * | 1995-02-23 | 1996-09-03 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 建材用結晶化ガラス物品及びその製造方法 |
JPH10273657A (ja) * | 1997-01-31 | 1998-10-13 | Narumi China Corp | 蓄光装飾品 |
-
2006
- 2006-07-26 JP JP2006203588A patent/JP4911427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007186401A (ja) | 2007-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1244511C (zh) | 浮法平板玻璃 | |
TWI271389B (en) | Lamp reflector substrate, glass, glass-ceramic materials and process for making the same | |
JP5365975B2 (ja) | 結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
CN101265027A (zh) | 一种无孔微晶石板材的配方及其制造方法 | |
JP4911427B2 (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
CN116375342B (zh) | 一种高白透光玉质鱼肚白热弯陶瓷板及其制备方法与应用 | |
EP1734017B1 (en) | Manufacturing method of frits for antique tiles | |
CN102704637B (zh) | 一种微晶玻璃-聚晶微粉-陶瓷复合砖及其及其生产方法 | |
JP4877646B2 (ja) | 結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
CN104955780A (zh) | 白色玻璃 | |
CN116332516A (zh) | 类磨砂微晶玻璃及其制备方法、玻璃制品 | |
TW201422555A (zh) | 白色玻璃 | |
WO2007013565A1 (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP2009173526A (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP5041324B2 (ja) | 天然大理石様結晶化ガラス及びその製造方法 | |
JP5365990B2 (ja) | 着色結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP2008056504A (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JPH08225343A (ja) | 建材用結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JP2002226224A (ja) | 装飾ガラスおよびその製造方法 | |
JP2527402B2 (ja) | 結晶化ガラス及びその製造方法 | |
JP2011168476A (ja) | 模様入り結晶化ガラス物品およびその製造方法 | |
JPH10130029A (ja) | 模様入り結晶化ガラス建材及びその製造方法 | |
JP2004137141A (ja) | 建築用ガラス物品およびその製造方法 | |
JP2012197188A (ja) | 白色結晶化ガラス物品及びその製造方法 | |
JPH05163042A (ja) | 模様入り結晶化ガラス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111226 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120108 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |