JPH0741816B2 - 車輌用前照灯装置 - Google Patents

車輌用前照灯装置

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JPH0741816B2
JPH0741816B2 JP17141589A JP17141589A JPH0741816B2 JP H0741816 B2 JPH0741816 B2 JP H0741816B2 JP 17141589 A JP17141589 A JP 17141589A JP 17141589 A JP17141589 A JP 17141589A JP H0741816 B2 JPH0741816 B2 JP H0741816B2
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    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
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    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明車輌用前照灯装置の詳細を以下の項目に従って説
明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.背景技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例 F−1.第1の実施例[第1図乃至第7図] a.外観[第1図] b.前照灯ユニット[第2図] c.点灯回路[第3図、第4図] c−1.全体の回路構成[第3図] c−2.点灯回路[第4図、第5図] c−3.主ビーム照射部の点灯回路 c−4.副ビーム照射部の点灯回路 d.動作[第6図、第7図] F−2.第2の実施例[第8図乃至第10図] a.点灯回路[第8図、第9図] b.動作[第10図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な車輌用前照灯装置に関する。詳しくは走
行ビームを規定する照射部とすれ違いビームを照射する
照射部とを備えると共に、走行ビームに係る光源に放電
灯を用いた車輌用前照灯装置であって、照射ビームの切
替時に著しい照射光量の変化が生じないようにした新規
な車輌用前照灯装置を提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明車輌用前照灯装置は、走行ビームを照射する第1
の照射部と、すれ違いビームを照射する第2の照射部と
を有し、第1の照射部の光源に放電灯を用いるとともに
第2の照射部の光源に放電灯又は白熱電球を用いた車輌
用前照灯装置であって、走行ビームの照射からすれ違い
ビームの照射への切替時に、第1の照射部の光源である
放電灯の発光量を徐々に低下させて消灯させる減光制御
手段を設けることによって、照射ビームの切替時におけ
る照射光量の急激な変化を抑え、車輌走行に支障を来た
すことのないようにしたものである。
(C.背景技術) ヘッドランプの薄型化や省電力化に対応し得る光源とし
て、従来のハロゲンランプに比して低消費電力、高効率
の、所謂メタルハライドランプが注目されている。この
メタルハライドランプは、そのガラス球内に一対の放電
電極が設けられると共に、アルゴン等の起動ガスや、水
銀、金属沃化物が充填されており、放電電極に高電圧が
印加されると起動ガスによるガス放電後に水銀アーク放
電が発生し、この時の発生熱により金属沃化物が気化
し、これが水銀アーク内で解離されるため金属原子の固
有のスペクトルをもった光放射がなされるものである。
(D.発明が解決しようとする課題) ところで、このメタルハライドランプは光度が高いた
め、メタルハライドランプを走行ビームの光源とし、メ
タルハライドランプ又はハロゲン電球をすれ違いビーム
の光源とした場合において、単に光源の切替えを行った
のでは切替時の輝度変化によって対向車の運転者や歩行
者に眩惑を与える惧れがあり、車輌走行上の安全性に問
題がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明車輌用前照灯装置は上記した課題を解決
するために、走行ビームを照射する第1の照射部と、す
れ違いビームを照射する第2の照射部とを有し、第1の
照射部の光源に放電灯を用いるとともに第2の照射部の
光源に放電灯又は白熱電球を用いた車輌用前照灯装置で
あって、走行ビームの照射からすれ違いビームの照射へ
の切替時に、第1の照射部の光源である放電灯の発光量
を徐々に低下させて消灯させる減光制御手段を設けたも
のである。
従って、本発明車輌用前照灯装置によれば、走行ビーム
からすれ違いビームへの照射ビームの切替時において、
第1の照射部の放電灯の照射光量が徐々に低下して最終
的に消灯状態となるように減光制御が行なわれるので、
対向車の運転者や歩行者に対して眩しさを与えることが
なくなる。
(F.実施例) 本発明車輌用前照灯装置の詳細を各実施例に従って説明
する。
(F−1.第1の実施例)[第1図乃至第7図] 第1図乃至第7図は本発明車輌用前照灯装置の第1の実
施例1を示すものである。
(a.外観)[第1図] 図中2、2′は各々前照灯ユニットであり、それぞれ走
行ビームの照射のために設けられた主ビーム照射部3、
3′とすれ違いビームの照射のために設けられた副ビー
ム照射部4、4′とを有しており、これら前照灯ユニッ
ト2、2′は車輌前部の左右両端寄りの位置に設けられ
ている。そして、これら前照灯ユニット2、2′は後述
する点灯回路によって走行ビームとすれ違いビームとの
切替えを行うことができるようになっている。
(b.前照灯ユニット)[第2図] 前照灯ユニット2、2′は左右対称の構造とされている
ので、以下では車輌の前方から見て右側に配置される一
方の前照灯ユニット2についてのみ説明し、他方の前照
灯ユニット2′の各部については、前照灯ユニット2の
各部に付した符号に「′」を付加した符号を付すること
によってその説明を省略する。
5は前照灯ユニット2のランプボディであり、該ランプ
ボディ5は前面が開口した主反射鏡部6と該主反射鏡部
6に右斜め後方から隣接しこれも前面が開口した副反射
鏡部7とが一体に連設されて成り、該ランプボディ5の
前面開口8は稍上向きにかつ稍右(前方から見て)向き
に傾斜されている。
そして、反射鏡部6、7の各後部の中央部には取付孔
9、10が形成され、一方の取付孔9にはメタルハライド
ランプ11が支持され、他方の取付孔10にはメタルハライ
ドランプ12が支持されている。
また、ランプボディ5の開口部8に略前方に向って開口
したレンズ据付溝13が形成されている。
14は透明な合成樹脂又はガラスで形成されたレンズであ
り、略前方を向き前下がりにかつ右向きに傾斜した前面
部15と該前面部15の周縁から略後方へ向って突出された
周壁部16とが一体に形成されており、周壁部16の後端部
がランプボディ5の据付溝13内に嵌合結合されている。
しかして、主反射鏡部6とメタルハライドランプ11とレ
ンズ14のうち主反射鏡部6に対応した部分とによって主
ビーム照射部3が構成され、また、副反射鏡部7とメタ
ルハライドランプ12とレンズ14のうち副反射鏡部7に対
応した部分とによって副ビーム照射部4が構成される。
(c.点灯回路)[第3図、第4図] 次に、車輌用前照灯装置1の点灯回路17の構成及び動作
について説明する。
(c−1.全体の回路構成)[第3図] 18は直流電源であり、電源電圧入力端子19、19′間に接
続されている。
20は切替回路であり、点灯スイッチやビーム選択スイッ
チ等を含んでおり、走行ビームとすれ違いビームとの切
替用に設けられている。
21は走行ビームに係る放電灯点灯回路であり、メタルハ
ライドランプ11、11′の点灯及びビーム切替時における
減光制御を行うために設けられており、その出力端子2
2、22′間にはメタルハライドランプ11、11′が並列に
接続されている。
23はすれ違いビームに係る放電灯点灯回路であり、その
出力端子24、24′間にはメタルハライドランプ12、12′
が並列に接続されている。
(c−2.点灯回路)[第4図、第5図] 図中48、48′は電源ラインであり、その一方48がプラス
ライン、他方48′がグランドラインとされ、プラスライ
ン48上に点灯スイッチ26が設けられており、その一端が
電源電圧入力端子19に接続されている。
(c−3.主ビーム照射部の点灯回路) 主ビーム照射部3、3′に関する放電灯点灯回路21にお
いて、49は切替部であり、走行ビームを発するメタルハ
ライドランプ11、11′を点灯させる他、走行ビームから
すれ違いビームへの照射の切替時において、切替時点か
らメタルハライドランプ11、11′を減光させ、所定時間
の経過後に消灯させるために設けられている。
該切替部49はビーム選択スイッチ27に一端がプラスライ
ン48に接続されると共に、他端がLED50及びコンデンサ5
1を介してグランドライン48′に接続されると共に、エ
ミッタ接地のNPNトランジスタ52のベースが抵抗53を介
してLED50とコンデンサ51との間に接続され、かつ、そ
のコレクタがリレー54のコイル54aを介してプラスライ
ン48に接続されている。そして、リレー54のa接点54b
がプラスライン48上において後述する直流昇圧回路の前
段に設けられている。尚、55はトランジスタ52のベース
−エミッタ間に介挿された抵抗、56はリレー54のコイル
54aに逆並列に接続されたダイオードである。
57と直流昇圧回路であり、一端がリレー54のa接点54b
に接続されたインダクタ58と、該インダクタ58の他端と
グランドライン48′との間に設けられたNチャンネルFE
T59と、プラスライン48上においてそのアノードがFET59
のドレインに接続されたダイオード60と、該ダイオード
60のカソードとグランドライン48′との間に介挿された
コンデンサ61とから構成されている。そして、FET59は
後述するPWM(パルス幅変調)制御用ICからゲート回路
を介して送られてくる制御パルスによって、そのスイッ
チング動作が制御されるようになっている。
62はPWM制御用ICであり、例えば、第5図に示すように
2つの誤差増幅器63、64が設けられ、その一方63の非反
転入力端子63aが直流昇圧回路57の出力端子間に設けら
れた分圧抵抗65と66との間に接続され、反転入力端子に
は所定の基準電圧がかけられている。また、直流昇圧回
路57のグランド側出力ライン上に電流検出抵抗67が設け
られており、誤差増幅器64の非反転入力端子64aには、
電流検出抵抗67の端子電圧が増幅回路68及び該増幅回路
68の出力電圧のリップル低減用に設けられたローパスフ
ィルタ69を経た後送られてくるようになっており、その
反転入力端子には所定の基準電圧が加えられている。そ
して、これら誤差増幅器63、64の出力端子はPWMコンパ
レータ70のマイナス入力端子にOR接続され、該PWMコン
パレータ70のプラス入力端子にはオシレータ71からの鋸
歯状波が入力される。
72は休止期間調整用コンパレータであり、そのマイナス
入力端子がコントロール端子72aに接続され、プラス入
力端子はオシレータ71の出力端子に接続されている。
そして、PWMコンパレータ70と休止期間調整用コンパレ
ータ72の出力端子が各々AND回路73の入力端子に接続さ
れており、該AND回路73の出力信号は出力モード切替回
路74、バッファ75を介して制御出力端子76に送出される
ようになっている。
77はゲート回路であり、上記制御出力端子76から送られ
てくる制御パルスを受けて、直流昇圧回路57のFET59の
ゲートにパルス信号を送出するものであり、該FET59の
スイッチング動作の高速化を図るために設けられてい
る。
78は積分回路であり、演算増幅器79の非反転入力端子
が、電源電圧入力端子19、19′間に設けられた分圧抵抗
80と81との間に接続されると共に、その反転入力端子が
抵抗82を介して接地されている。そして、反転入力端子
と出力端子との間にはコンデンサ83が介挿されており、
該コンデンサ83に対して並列な状態で抵抗84及びフォト
トランジスタ85が設けられている。尚、このフォトトラ
ンジスタ85は切替部49のLED50と共にフォトカプラを形
成している。
86はダイオードであり、そのアノードが上記演算増幅器
79の出力端子に接続され、そのカソードが分圧抵抗87と
88との間に接続されている。尚、分圧抵抗87は、その一
端がPWM制御用IC62内に設けられた図示しない基準電圧
回路の出力端子89に接続され、他端が分圧抵抗88を介し
て接地されている。
そして、上記したPWM制御用IC62のコントロール端子72a
が、分圧抵抗87と88との間に接続され、分圧抵抗87に対
して並列にコンデンサ90が設けられている。
91は高周波昇圧回路であり、直流昇圧回路57の後段に設
けられ、その交流出力が限流回路92を介して出力端子2
4、24′に送出される。メタルハライドランプ11、11′
は、これらは出力端子24、24′間に並列に接続されてい
る。
95はイグナイタ始動回路である。
(c−4.副ビーム照射部の点灯回路) 副ビーム照射部4、4′に係る放電灯点灯回路23は、上
記放電灯点灯回路21のうち切替部49及びその関連回路を
除いた部分と略同様の構成を有している。
37は直流昇圧回路であり、例えば、能動スイッチ素子の
スイッチング制御によって昇圧レベルを可変することが
できるチョッパー型のDC−DCコンバータ回路が用いら
れ、そのプラス側入力端子が前記した点灯スイッチ26に
接続され、他方の入力端子が接地されている。そして、
直流昇圧回路37の出力端子間には、その出力電圧検出用
の分圧抵抗38、38′が設けられると共に、グランド側の
出力ライン上には、出力電流の検出用抵抗39が設けられ
ている。
40は制御回路であり、上記分圧抵抗38、38′や検出用抵
抗39による検出結果に応じて所定の制御信号を作り出
し、これを直流昇圧回路37にフィードバックして、その
出力電圧のレベルを制御するために設けられている。
41は高周波昇圧回路であり、上記直流昇圧回路37の後段
に設けられており、該直流昇圧回路37が出力する直流電
圧を交流電圧に変換した後、限流回路42を介してメタル
ハライドランプ12、12′に高電圧を印加するための回路
である。尚、限流回路42はトリガートランス43の一方の
巻線43aとコンデンサ44との直列回路とされ、トリガー
トランス43の他方の巻線43bが接続されたイグナイタ始
動回路45によって起動パルスが発生され、メタルハライ
ドランプ12、12′のトリガーがかけられるようになって
いる。
(d.動作)[第6図、第7図] しかして、上記した点灯回路の動作は以下のようになさ
れる。尚、第6図はメタルハライドランプ11、11′やメ
タルハライドランプ12、12′の光束(定格光束を基準と
した百分率で表わす。)を縦軸にとり、横軸に時間をと
って、光束の時間的変化を概略的に示したグラフ図であ
り、図中、「TOFF」で示す期間は、主ビーム照射部3、
3′及び副ビーム照射部4、4′の光源がともに点灯し
ていない消灯期間を表わしており、また、「TL」で示す
期間はすれ違いビームの照射期間を表し、「TH」で示す
期間は走行ビームの照射期間を表わしている。そして、
これらの記号は後述する第2の実施例においても同様の
意味で用いることにする。
すれ違いビームの照射期間TLにおいては、点灯スイッチ
26の投入によって、第6図に実線で示すグラフ曲線96の
ようにメタルハライドランプ12、12′の点灯が開始さ
れ、数秒の後に定格光束に達し、明るさが安定する。
その後、ビーム選択スイッチ27を投入すると、トランジ
スタ52がオン状態となり、リレー54がオンするため、そ
のa接点54bが閉じられ、点灯動作が開始される。そし
て、直流昇圧回路57の出力電圧及び出力電流に応じたデ
ューティーサイクルの制御パルスがPWM制御用IC62より
発生され、これがゲート回路77を介して直流昇圧回路57
のFET59にフィードバックされるため、該直流昇圧回路5
7の出力電圧が制御される。
つまり、点灯直後にはランプ電圧が低く、直流昇圧回路
57の出力電流も小さいので、PWM制御用IC62の出力する
制御パルスのデューティーサイクルは分圧抵抗87、88に
よって規定される最大値となり、直流昇圧回路57の出力
電圧が高められ、メタルハライドランプ11、11′の発光
が促され、それらの光束は第8図に破線で示すグラフ曲
線97のように急速に立ち上がる。そして、メタルハライ
ドランプ11、11′の光束が増加するにつれて、ランプ電
圧が上昇してくると、直流昇圧回路57の出力電流が増加
してくるので、PWM制御用IC62の出力する制御パルスの
デューティーサイクルが低下していき、直流昇圧回路57
の出力電圧がこれに応じて減少して行く。そして、最終
的に直流昇圧回路57の出力電流が定常レベルに飽和し、
メタルハライドランプ11、11′の光束が定格光束に落ち
つく。
この間、LED50は発光し続けているので積分回路78の積
分動作は行なわれておらず、ダイオード86はオフしてい
る。
その後、再び走行ビームからすれ違いビームに切替える
ため、ビーム選択スイッチ27を開くとLED50はオフし、
積分回路78の積分動作が開始され、演算増幅器79の出力
電圧が上昇していき、ダイオード86がオンすると、この
出力電圧がPWM制御用IC62のコントロール端子72aに加わ
り、その電位が上昇して行く。よって、制御パルスのデ
ューティーサイクルは誤差増幅器63、64の出力電圧に関
係なく、休止期間調整用コンパレータ72の出力信号のも
つデューティーサイクルで規定されるようになり、コン
トロール端子72aの電位上昇につれてデューティーサイ
クルが低下して行く。従って、これに応じて直流昇圧回
路57の出力電圧が低下してくるため、メタルハライドラ
ンプ11、11′の光束も徐々に低下し、制御パルスのデュ
ーティーサイクルが0に近づく頃には、コンデンサ51、
抵抗53及び55からなる時定数回路によってトランジスタ
52がオフ状態となり、リレー54がオフし、メタルハライ
ドランプ11、11′が消灯する。第7図は、この切替時に
おけるタイムチャート図であり、図中「SW27」はビーム
選択スイッチ27の動作、「Ry54」はリレー54の動作、
「V72a」はコントロール端子72aの電位、「L」はメタ
ルハライドランプ11、11′の光束を各々表わしている。
以上のように走行ビームからすれ違いビームへの切換時
にメタルハライドランプ11、11′の減光制御が行われる
ため、切換時における明るさの変化が急激にならないよ
うに抑制することができる。
(F−2.第2の実施例)[第8図乃至第10図] 第8図乃至第10図は本発明車輌用前照灯装置の第2の実
施例1Aを示すものである。
尚、この第2の実施例に示す車輌用前照灯装置1Aが前記
第1の実施例に示した車輌用前照灯装置1と相違するこ
ろは、すれ違いビームを発する光源として白熱電球(ハ
ロゲン電球等)を用いた点である。従って、前照灯ユニ
ット2、2′の構造等、相違しない部分については説明
を省略し、また点灯回路において、前記第1の実施例1
の各部と相違する部分の説明や、相違しない部分であっ
てもその要部に関する説明については、これを行い、そ
の他の部分については、これに前記第1の実施例1にお
ける同様の部分に使用した符号と同じ符号を付すること
によって説明を省略する。
(a.点灯回路)[第8図、第9図] 図中98は主ビーム照射部3、3′用の点灯回路であり、
前記第1の実施例1の点灯回路21と同じ回路構成とされ
ており、直流昇圧回路57のプラス側入力端子が切替部49
を介してプラスライン25に接続されると共に、切替部49
のLED50のアノードがビーム選択スイッチ27及び点灯ス
イッチ26を介してプラスライン25に接続されている。
99は副ビーム照射部4、4′用の点灯回路であり、電球
点灯回路93とこれによって点灯制御がなされる白熱電球
94、94′とから構成されている。
第9図は電球点灯回路93を示すものである。
28はリレーであり、そのコイル28aの一端が点灯スイッ
チ26とビーム選択スイッチ27との間に接続されるととも
に他端が接地されており、該コイル28aに逆並列にダイ
オード29が接続されている。そして、リレー28のa接点
28bがプラスライン25上に設けられている。
30はタイマー回路であり、そのイネーブル端子がダイオ
ード31を介してビーム選択スイッチ27と点灯スイッチ26
との間に接続されると共に、そのトリガー端子がダイオ
ード32を介してプラスライン25に接続されており、可変
抵抗33によって時間設定を行うことができるようになっ
ている。
34は駆動回路であり、上記タイマー回路30からの信号を
受けて後述するパワートランジスタの駆動制御を行うた
めに設けられており、その電源端子がダイオード32のカ
ソードに接続されている。
35はPNP型のパワートランジスタであり、リレー28のa
接点28bに並列に、即ち、そのエミッタがプラスライン2
5に接続され、コレクタが逆電流防止用のダイオード36
を介して出力端子22に接続されており、ベースが上記駆
動回路34の出力端子に接続されている。
(b.動作)[第10図] しかして、上記した点灯回路1Aにあっては、ビーム選択
スイッチ27が開いた状態で点灯スイッチ26を投入する
と、リレー28がオンするため、そのa接点28bが閉じら
れる。よって、第10図に実線で示すグラフ曲線100のよ
うに白熱電球94、94′が瞬時に点灯して定格光束で安定
する。
そして、その後ビーム選択スイッチ27を閉じると、第10
図に破線で示すグラフ曲線101のように、メタルハライ
ドランプ11、11′の点灯が開始され、数秒の定格光束に
安定する。
それから、再び、すれ違いビームの照射に切替えるため
ビーム選択スイッチ27を開くと積分回路78が動作し、こ
れによってメタルハライドランプ11、11′が徐々に暗く
なって行き最終的に消灯する。よって、ビーム切替時に
照射光量が急激に変化し対向車の運転者や歩行者に対し
て眩惑等を与えるといった事態を避けることができる。
この間、白熱電球94、94′は定格光束を保っており、該
白熱電球94、94′はその後消灯期間TOFFに移ると減光し
て行き、消灯する。
即ち、点灯スイッチ26を開くと、リレー28がオフし、a
接点28bが開かれることになるが、同時にダイオード32
がオンし、タイマー回路30が作動するため、駆動回路34
を介してパワートランジスタ35に送出される信号によっ
て該パワートランジスタ35がオンし、その後時間経過に
伴って、パワートランジスタ35を流れる電流が減少して
行くように制御される。よって白熱電球94、94′の光束
はこれにつれて徐々に減少して行き、タイマー回路30の
可変抵抗33によって規定される時間の経過後にパワート
ランジスタ35がオフし、白熱電球94、94′が消灯する。
尚、点灯スイッチ26を開いたときに白熱電球94、94′を
減光してから消灯させるのは、白熱電球94、94′の消灯
直後にメタルハライドランプ11、11′を点灯させる場合
に照射光量を補うことによって光量の一時的な低下を防
止するためである。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌
用前照灯装置は、走行ビームを照射する第1の照射部
と、すれ違いビームを照射する第2の照射部とを有し、
第1の照射部の光源に放電灯を用いるとともに第2の照
射部の光源に放電灯又は白熱電球を用いた車輌用前照灯
装置であって、走行ビームの照射からすれ違いビームの
照射への切替時に、第1の照射部の光源である放電灯の
発光量を徐々に低下させて消灯させる減光制御手段を設
けたことを特徴とする。
従って、本発明車輌用前照灯装置によれば、走行ビーム
からすれ違いビームへの照射ビームの切替時において、
第1の照射部の放電灯の照射光量が徐々に低下して最終
的に消灯状態となるように減光制御が行なわれるので、
対向車の運転者や歩行者に対して眩しさを与えるという
不都合を防ぐことができる。
尚、前記した各実施例はあくまで本発明に係る車輌用前
照灯装置の一例を示したものであって、本発明車輌用前
照灯装置の技術的範囲がこのようなものにのみ限られる
ことを意味する訳ではなく、メタルハライドランプの点
灯回路の回路構成に応じた減光制御手段を構じることは
可能であり、例えば、メタルハライドランプに印加する
交流電圧の周波数を可変して発光制御を行なうようにし
た点灯回路であれば、照射ビームの切替時に交流電圧の
周波数を徐々に低減して消灯させれば良く、本発明車輌
用前照灯装置の技術的範囲を逸脱しない限りでの各種態
様での実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明車輌用前照灯装置の第1の実
施例を示すものであり、第1図は車輌用前照灯装置が車
輌に取り付けられた状態を示す概略正面図、第2図は前
照灯ユニットの水平断面図、第3図は点灯回路の全体構
成を示す回路ブロック図、第4図は回路ブロック図、第
5図はPWM制御用ICの回路構成を示す回路ブロック図、
第6図は前照灯の照射状態を説明するためのグラフ図、
第7図はビーム切替時の動作を説明するためのタイムチ
ャート図、第8図乃至第10図は本発明車輌用前照灯装置
の第2の実施例を示しており、第8図は回路ブロック
図、第9図は電球点灯回路を示す回路ブロック図、第10
図は前照灯の照射状態を説明するためのグラフ図であ
る。 符号の説明 1……車輌用前照灯装置、 3、3′……第1の照射部、 4、4′……第2の照射部、 11、11′……放電灯、 12、12′……放電灯、 21、50、62、78……減光制御手段、 1A……車輌用前照灯装置、 94、94′……白熱電球
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−93196(JP,A) 特開 平1−289727(JP,A) 特開 昭62−292548(JP,A) 特開 昭56−79885(JP,A) 特開 昭56−141843(JP,A) 特開 昭57−76791(JP,A) 特開 昭59−134022(JP,A) 実開 昭56−141843(JP,U) 実開 昭47−22657(JP,U) 実開 昭63−129641(JP,U) 実開 昭64−16442(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行ビームを照射する第1の照射部と、す
    れ違いビームを照射する第2の照射部とを有し、第1の
    照射部の光源に放電灯を用いるとともに第2の照射部の
    光源に放電灯又は白熱電球を用いた車輌用前照灯装置で
    あって、 走行ビームの照射からすれ違いビームの照射への切替時
    に、第1の照射部の光源である放電灯の発光量を徐々に
    低下させて消灯させる減光制御手段を設けた ことを特徴とする車輌用前照灯装置。
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