JP2004303660A - 蛍光ランプ点灯装置および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路構成が簡素であり、蛍光ランプの調光時に少なくとも調光信号による調光率に応じた光束が得られる蛍光ランプ点灯装置および照明器具を提供する。
【解決手段】蛍光ランプ点灯装置1は、ランプ電流検出手段5により検出されたランプ電流が一定となるように制御するとともに、蛍光ランプ4が調光点灯されているときに、かつランプ電圧検出手段6により検出されたランプ電圧が低下したときに調光信号に優先して蛍光ランプ4の調光率を上昇させるように制御する制御手段7を具備する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプを調光して点灯することができる蛍光ランプ点灯装置および照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプは、電源電圧や周囲温度などの変動による光束の変化を抑制するために、定電流制御や定電力制御などが行われている。しかし、周囲温度が低温になると、内部の水銀蒸気圧が減少するので、ランプ電圧が低下し、光束(光出力)が低下してしまう。特に、蛍光ランプが調光点灯されているときに光束の低下が著しく、調光の度合いを高くしたいわゆる深調光では、調光率に応じた光束が得られないという問題がある。近年、屋外に設置される蛍光ランプを搭載した照明器具は、特に蛍光ランプの調光時に、0℃以下の低温であっても所定の光束を出力することが要求されるようになっている。
【0003】
低温時におけるランプ電圧の低下を防止するものとして、例えば、温度検出手段により検出した放電灯の周囲温度に基づいて、低温時にランプ電圧が増加するようにインバータ回路の発振周波数を制御する制御信号の周期とオンデューティのうちの少なくとも一方を変化させる出力補正手段を設けた放電灯点灯装置が提供されている(特許文献1参照。)。この放電灯点灯装置によると、ランプ電圧の増加に伴ってランプ電圧に比例して光束も増加するので、低温時の光束の低下が抑制される。
【0004】
また、ランプ電圧の低下分を補償するように、低温時にランプ電流を増加させてランプ電力を増加させる放電灯点灯装置が提供されている(特許文献2参照。)。この放電灯点灯装置は、温度センサにより検出された放電ランプの周囲温度が指定温度よりも低いときに、ランプ電流を強制的に増大させ、ランプの光束低下を良好に補償するものである。
【0005】
【特許文献1】特開平11−176586号公報(第5頁、第1図)
【0006】
【特許文献2】特開平6−310294号公報(第5−6頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特許文献1および特許文献2は、放電ランプの周囲温度を検出する温度検出手段または温度センサを具備するので、高価になるとともに、照明器具における配設箇所によっては良好な検出結果が得られないという欠点を有する。また、放電ランプの調光時における低温時の光束の低下については、特に言及していないものである。
【0008】
本発明は、回路構成が簡素であり、蛍光ランプの調光時に少なくとも調光信号による調光率に応じた光束が得られる蛍光ランプ点灯装置および照明器具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の蛍光ランプ点灯装置の発明は、調光点灯される蛍光ランプと;スイッチング素子を備え、このスイッチング素子が高周波でオンオフされることにより直流電圧を高周波電圧に変換し、この高周波電圧により蛍光ランプを付勢するインバータ回路と;蛍光ランプのランプ電流を検出するランプ電流検出手段と;蛍光ランプのランプ電圧を検出するランプ電圧検出手段と;調光信号が入力され、この調光信号に応じて蛍光ランプの調光率を変化させ、かつランプ電流検出手段により検出されるランプ電流が一定となるようにスイッチング素子のスイッチング周波数を制御するとともに、蛍光ランプが調光点灯されているときに、かつランプ電圧検出手段により検出されたランプ電圧が低下したときに調光信号に優先して蛍光ランプの調光率を上昇させるように制御するように構成された制御手段と;を具備していることを特徴とする。
【0010】
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
【0011】
ランプ電流検出手段により検出されるランプ電流は、ランプ電流に相関する電流であってもよい。また、ランプ電圧検出手段により検出されるランプ電圧は、ランプ電圧に相関する電圧を包含する。
【0012】
「蛍光ランプの調光率」とは、蛍光ランプが全光点灯されるときを100%、消灯されるときを0%とするものである。したがって、「蛍光ランプの調光率を上昇させる」とは、消灯(0%)側から全光(100%)側に調光率を移行させることを意味する。
【0013】
「ランプ電圧検出手段により検出されたランプ電圧が低下したときに」とは、例えば、蛍光ランプが調光点灯された当初のランプ電圧に対する所定時間後のランプ電圧の低下であってもよく、蛍光ランプの調光率に対して予め設定されたランプ電圧に対する調光点灯された直後あるいは所定時間後のランプ電圧の低下であってもよい。このとき、ランプ電圧の低下の差分に応じて、蛍光ランプの調光率を上昇させるようにしてもよく、前記差分によらず、同一の調光率に上昇させるようにしてもよい。
【0014】
本発明によれば、蛍光ランプが調光点灯しているときに、ランプ電圧検出手段によりランプ電圧の低下が検出されると、調光率が上昇されるので、周囲温度が低温であっても、所定の光束が得られる。そして、温度検出手段を具備しないので、回路構成が簡素化される。
【0015】
請求項2に記載の蛍光ランプ点灯装置の発明は、請求項1記載の蛍光ランプ点灯装置において、制御手段は、調光信号による蛍光ランプの調光率に対して、蛍光ランプから所定の光束が得られる予め設定された調光率に上昇させることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、調光信号による蛍光ランプの調光率に対して、予め設定された調光率に上昇されるので、蛍光ランプの周囲温度の変化に対して、当初の調光率における所定の光束が得られる。
【0017】
請求項3に記載の照明器具の発明は、請求項1または2記載の蛍光ランプ点灯装置と;この蛍光ランプ点灯装置を配設している照明器具本体と;を具備していることを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、低温時に蛍光ランプが調光点灯されるときであっても、所定の光束が得られる照明器具が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態を示す蛍光ランプ点灯装置について説明する。
【0020】
図1〜図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は蛍光ランプ点灯装置の概略回路図、図2は周囲温度に対する光束の変化を示す光束変化図である。
【0021】
図1において、蛍光ランプ点灯装置1は、直流電源2に接続されているインバータ回路3、蛍光ランプ4、ランプ電流検出手段としてのランプ電流検出回路5、ランプ電圧検出手段としてのランプ電圧検出回路6および制御手段としての制御回路7を有して構成されている。
【0022】
直流電源2は、商用交流電源Vsの交流電圧を整流する整流器8および整流電圧を平滑する平滑用コンデンサC1を有してなり、平滑用コンデンサC1の両端に発生した直流電圧をインバータ回路3に入力する。
【0023】
インバータ回路3は、スイッチング素子の電界効果トランジスタFET1,FET2を用いてハーフブリッジ形に形成され、直流電源2から出力された直流電圧を高周波電圧に変換して出力する。すなわち、電界効果トランジスタFET1および電界効果トランジスタFET2の直列回路が直流電源2の平滑用コンデンサC1に並列接続され、電界効果トランジスタFET1および電界効果トランジスタFET2の中点AにインダクタL1および直流カット用コンデンサC2の直列回路の一端が接続され、この直列回路の他端が蛍光ランプ4およびランプ電流検出回路5を介して電界効果トランジスタFET2のソースに接続されている。また、蛍光ランプ4のフィラメント電極4a,4bの非電源側に始動用コンデンサC3が接続されている。
【0024】
そして、電界効果トランジスタFET1および電界効果トランジスタFET2のそれぞれのゲートは、駆動回路9に接続されており、駆動回路9は、制御回路7に接続されている。駆動回路9は、制御回路7の制御信号に応じて、蛍光ランプ4の予熱時、始動時および点灯時にそれぞれ所定の間隔で電界効果トランジスタFET1,FET2を交互にオンオフさせる。すなわち、電界効果トランジスタFET1,FET2が高周波でオンオフされることにより、直流電源2から出力された直流電圧が高周波電圧に変換され、蛍光ランプ4のフィラメント電極4a,4b間に印加される。そして、蛍光ランプ4は、全光点灯または調光点灯される。このように、蛍光ランプ4は、インバータ回路3から出力される高周波電圧により付勢される。なお、蛍光ランプ4は、調光率100%のときに全光点灯され、0%のときに消灯されるものである。
【0025】
ランプ電流検出回路5は、抵抗R1からなっている。そして、ランプ電流は、抵抗R1の両端電圧に変換されて、制御回路7に入力されている。また、ランプ電圧検出回路6は、抵抗R2および抵抗R3の直列回路からなり、この直列回路が蛍光ランプ4のフィラメント電極4a,4b間に接続されている。ランプ電圧は、抵抗R2および抵抗R3により分圧され、抵抗R3の両端電圧が制御回路7に入力されている。
【0026】
制御回路7は、主制御部10を有して構成されている。そして、主制御部10は、タイマ部(タイマ機能)11およびメモリ部12を付属している。
【0027】
主制御部10は、CPU、RAMおよびプログラムが格納されているROMを備え、プログラムに基づいて各種制御を行うものであり、調光信号が入力されるように形成されている。そして、インバータ回路3の駆動回路9に接続されており、調光信号に応じて電界効果トランジスタFET1,FET2を所定のスイッチング周波数で駆動させる制御信号を送出するように形成されている。すなわち、調光信号に応じて蛍光ランプ4の調光率が変化される。
【0028】
また、主制御部10は、ランプ電流検出回路5の抵抗R1の両端に接続されており、抵抗R1の両端電圧が入力される。そして、抵抗R1の両端電圧が一定となるように、すなわち、ランプ電流が一定となるように電界効果トランジスタFET1,FET2のスイッチング周波数を制御するものである。すなわち、蛍光ランプ4は、定電流制御される。
【0029】
タイマ部11は、主制御部10の制御により、ランプ電圧検出回路6によるランプ電圧の検出期間を第1の所定期間まで計時し、また、調光信号に優先して蛍光ランプ4の調光率が上昇された時点から第2の所定期間まで計時するものである。
【0030】
主制御部10は、調光信号による調光率で蛍光ランプ4が点灯されて、第1の所定期間例えば1分が経過した後、ランプ電圧検出回路6により検出したランプ電圧が当初のランプ電圧より低下していると判断したときには、調光信号に優先して、蛍光ランプ4の調光率を調光信号による調光率に対して予め設定されている調光率に上昇させる。一方、ランプ電圧検出回路6により検出したランプ電圧が当初のランプ電圧より低下していないと判断したときには、調光信号による調光率で蛍光ランプ4を点灯制御する。そして、前記上昇させた調光率で第2の所定期間例えば60分にわたり、蛍光ランプ4を調光点灯させ、第2の所定期間が経過すると、蛍光ランプ4を当初の調光率である調光信号からの調光率で点灯させる。以下、上述の制御を繰り返すものである。
【0031】
メモリ部16は、第1および第2の所定期間、調光信号の調光率に対する上昇させる予め設定された調光率、あるいは、ランプ電圧に対する上昇させる調光率などの各種データが記憶される。ここで、上昇させる予め設定された調光率は、例えば、調光信号の調光率に5%を加算した値である。
【0032】
次に、本発明の第1の実施形態の作用について述べる。
【0033】
商用交流電源Vsが投入されると、インバータ回路3から高周波電圧が出力されて、蛍光ランプ4が点灯する。そして、制御回路7の主制御部10に入力される調光信号に応じて、蛍光ランプ4は、全光点灯または調光点灯される。
【0034】
蛍光ランプ4が全光点灯されているとき、周囲温度が低温になると、図2に示すように、ランプ電圧が低下して光束が減少する。しかし、光束の絶対量が大きく、光束の減少量も相対的に小さいので、明るさの変化割合は大きいものではない。なお、蛍光ランプ4は、自身の周囲温度が約25℃のときに放射する光束が最大となるものである。そして、図2において、蛍光ランプ4は、密閉形照明器具に収納されており、この照明器具の周囲温度が0℃のときに、蛍光ランプ4の周囲温度が約25℃としている。
【0035】
そして、蛍光ランプ4が調光点灯されているとき、周囲温度が例えば0℃以下の低温になると、全光点灯時と同様、ランプ電圧が低下して光束が減少する。光束の減少は、すなわち明るさの低下となる。ここで、調光点灯時の光束の絶対量は小さく、これに加えて光束の減少が発生すると、所定の明るさが得られなくなるおそれがある。例えば、図2に示すように、調光率20%で蛍光ランプ4を点灯させているとき、周囲温度が−10℃まで低下すると、蛍光ランプ4を調光率15%で点灯させたときの光束(明るさ)となり、調光率20%時における所定の光束(明るさ)が得られなくなる。このとき、周囲温度が−10℃まで低下したときに、調光率20%時の光束となる調光率は、約25%となっている。したがって、調光率20%時における所定の光束(明るさ)を得るためには、蛍光ランプ4の調光率を20%から25%に上昇させるとよいことになる。
【0036】
主制御部10は、蛍光ランプ4が調光点灯されているとき、第1の所定期間においてランプ電圧が低下すると、メモリ部12に記憶されている調光信号の調光率に対する予め設定された調光率を読み出す。そして、読み出した調光率となるように、インバータ回路3の電界効果トランジスタFET1,FET2のスイッチング周波数をオンデューティで制御する。これにより、蛍光ランプ4の調光率が上昇され、当初の調光率における所定の光束が得られるようになる。
【0037】
そして、主制御部10は、第2の所定期間にわたり、メモリ部12から読み出した調光率で蛍光ランプ4を点灯させ、第2の所定期間後に当初の調光率、すなわち調光信号による調光率で蛍光ランプ4を点灯させる。そして、その後の第1の所定期間において、蛍光ランプ4にランプ電圧の低下が発生していると、例えば周囲温度が低温状態であると判断して、蛍光ランプ4の調光率を上昇させ、所定の光束が得られるように制御する。一方、第1の所定期間において、ランプ電圧の低下が発生していないと、例えば周囲温度が上昇していると判断して、調光信号による調光率で蛍光ランプ4を調光点灯させる。以下、上述の繰り返しによる制御が行われる。
【0038】
上述したように、蛍光ランプ点灯装置1は、温度センサなどの温度検出手段を用いずに、ランプ電圧の低下を検出することにより、周囲温度の変化に対応させているので、回路構成が簡素化されると共に、蛍光ランプ4の調光点灯時に蛍光ランプ4から所定の光束が得られる。
【0039】
なお、主制御部10は、ランプ電圧の低下の差分やランプ電圧値などのランプ電圧に応じて、上昇される調光率が予め設定されてもよい。また、第1および第2の所定期間は、適宜設定すればよい。
【0040】
次に、本発明の第2の実施形態について述べる。
【0041】
図3は、本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概略縦断面図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0042】
図3に示す照明器具13は、トンネル用照明器具であり、照明器具本体14、蓋体15、蛍光ランプ4,4、反射体16,17、蛍光ランプ用点灯装置18,18および透光性カバー19などから構成されている。
【0043】
照明器具本体14の内部には、線状をなす蛍光ランプ4,4が並列的に図示しないランプソケットに取り付けられている。蛍光ランプ4,4の電力は、それぞれ例えば50Wである。そして、一方の蛍光ランプ4に対向して第1の反射体16が配設され、この第1の反射体16は、反射光軸がトンネルの壁面側に向けられるようにしている。また、他方の蛍光ランプ4に対向して第2の反射体17が配設され、この第2の反射体17は、反射光軸がトンネルの車道面側に向けられるようにしている。
【0044】
照明器具本体14の内部には、さらに、蛍光ランプ用点灯装置18,18が配設されている。蛍光ランプ用点灯装置18,18は、図1に示す蛍光ランプ点灯装置1において、蛍光ランプ4が除去されたものである。蛍光ランプ用点灯装置18,18は、蛍光ランプ4,4にそれぞれ図示しない電線で接続されている。そして、蛍光ランプ用点灯装置18,18は、外部からの調光信号により、蛍光ランプ4,4をそれぞれ100%(全光)〜0%(消灯)の範囲で連続的に調光させる。
【0045】
照明器具本体14は、ヒンジ20によって蓋体15の一端側と連結し、蓋体15の他端側をラッチ21で固着、保持している。ラッチ21の解放、固着により、蓋体15は、照明器具本体14に対して開閉される。蛍光ランプ4,4の交換の際には、蓋体15を開いて、器具照明本体14内のランプソケットに蛍光ランプ4,4を着脱する。
【0046】
蓋体15の前面には透光性カバー19が水密に取り付けられている。蓋体15の前面は、照明器具本体14の開口面であり、透光性カバー19によって、照明器具本体14の内部は密封される。なお、蓋体15は実質的に照明器具本体14の一部を構成している。
【0047】
透光性カバー19と対向する照明器具本体14の背面には、取付脚22が取り付けられている。照明器具13は、取付脚22の取付穴23,23を介して図示しないトンネルの天井に直接に、あるいは天井に取り付けられた図示しない筐体にネジやボルトによって固定して取り付けられる。
【0048】
蛍光ランプ4,4から放射された直射光および反射体16,17で反射された反射光は、透光性カバー19を通過してトンネル内の壁面および車道面に照射される。
【0049】
そして、蛍光ランプ4,4が調光点灯されているとき、照明器具13の周囲温度が例えば0℃以下の低温になると、蛍光ランプ4,4のランプ電圧が低下することがある。このとき、蛍光ランプ用点灯装置18,18は、蛍光ランプ4,4の調光率を予め設定した調光率に上昇させるので、蛍光ランプ4,4から所定の光束が放射される。これにより、照明器具13は、蛍光ランプ4,4の調光点灯においても、所定の明るさあるいは規格化された明るさでトンネル内を照明することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ランプ電圧の低下を検出しているので、回路構成を簡素化することができるとともに、蛍光ランプが調光点灯しているときに、ランプ電圧検出手段によりランプ電圧の低下が検出されると、調光率が上昇されるので、周囲温度が低温であっても、所定の光束を得ることができる。
【0051】
請求項2の発明によれば、調光信号による蛍光ランプの調光率に対して、予め設定された調光率に上昇されるので、蛍光ランプの周囲温度の変化に対して、当初の調光率における所定の光束を得ることができる。
【0052】
請求項3の発明によれば、ランプ電圧が低下する低温時に蛍光ランプが調光点灯されるときであっても、所定の光束が得られる照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す蛍光ランプ点灯装置の概略回路図。
【図2】同じく、周囲温度に対する光束の変化を示す光束変化図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概略縦断面図。
【符号の説明】
1…蛍光ランプ点灯装置、3…インバータ回路、4…蛍光ランプ、5…ランプ電流検出手段としてのランプ電流検出回路、6…ランプ電圧検出手段としてのランプ電圧検出回路、7…制御手段としての制御回路、13…照明器具、14…照明器具本体

Claims (3)

  1. 蛍光ランプと;
    スイッチング素子を備え、このスイッチング素子が高周波でオンオフされることにより直流電圧を高周波電圧に変換し、この高周波電圧により蛍光ランプを付勢するインバータ回路と;
    蛍光ランプのランプ電流を検出するランプ電流検出手段と;
    蛍光ランプのランプ電圧を検出するランプ電圧検出手段と;
    調光信号が入力され、この調光信号に応じて蛍光ランプの調光率を変化させ、かつランプ電流検出手段により検出されるランプ電流が一定となるようにスイッチング素子のスイッチング周波数を制御するとともに、蛍光ランプが調光点灯されているときに、かつランプ電圧検出手段により検出されたランプ電圧が低下したときに調光信号に優先して蛍光ランプの調光率を上昇させるように制御するように構成された制御手段と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ点灯装置。
  2. 制御手段は、調光信号による蛍光ランプの調光率に対して、蛍光ランプから所定の光束が得られる予め設定された調光率に上昇させることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ点灯装置。
  3. 請求項1または2記載の蛍光ランプ点灯装置と;
    この蛍光ランプ点灯装置を配設している照明器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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