JP2010009870A - 無電極放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置及び照明器具 Download PDF

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【課題】始動時に回路部品にかかる電気的なストレスを低減することができる無電極放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、直流電力を出力する直流電源回路と、直流電源回路が出力した直流電力を交流電力に変換して誘導コイルに供給するインバータ回路とを備える。無電極放電灯の始動時、インバータ回路は、直流電源回路の出力電圧の電圧値Vdcが定常電圧Vsに達するよりも前に、誘導コイルへの電圧Vxの出力を開始させる。直流電源回路の出力電圧の電圧値Vdcが定常電圧Vsに達した後にインバータ回路が誘導コイルへの電圧Vxの出力を開始させる場合に比べ、始動時、インバータ回路が誘導コイルへの電圧Vxの出力を開始させる際に回路部品にかかる電気的なストレスが低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無電極放電灯点灯装置及び該無電極放電灯点灯装置を用いた照明器具に関するものである。
従来から、例えばガラスのような透光性を有する材料からなるバルブに放電ガスが封入されてなる無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置が提供されている。この種の無電極放電灯点灯装置は、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、誘導コイルに高周波電力を供給する電源回路とを備え、誘導コイルによって無電極放電灯のバルブ内に高周波電磁界を発生させるものである。高周波電磁界によって無電極放電灯のバルブ内にアーク放電が発生すると、励起された放電ガスが紫外線を放出する。無電極放電灯のバルブの内面には蛍光体が塗布されており、この蛍光体によって上記紫外線が可視光に変換されることにより、無電極放電灯は発光する。
この種の無電極放電灯点灯装置として、電源回路が、直流電力を出力する直流電源回路と、直流電源回路が出力した直流電力を交流電力に変換して誘導コイルに供給するインバータ回路とで構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。直流電源回路の出力電圧は、無電極放電灯点灯装置の始動後に徐々に上昇して所定の定常電圧に達した後、定常電圧に維持される。
特開2005−158464号公報
従来、無電極放電灯の始動時には、直流電源回路の出力電圧が定常電圧に達して安定した後で、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させていた。
しかし、上記のように、直流電源回路の出力電圧が定常電圧に達して安定した後で、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させると、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させた瞬間に回路部品に比較的に大きな電気的ストレスがかかってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、始動時に回路部品にかかる電気的なストレスを低減することができる無電極放電灯点灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、直流電力を出力する直流電源回路と、直流電源回路が出力した直流電力を交流電力に変換して誘導コイルに供給するインバータ回路と、直流電源回路とインバータ回路とをそれぞれ制御する制御回路とを備え、無電極放電灯の始動時、直流電源回路は出力電圧の電圧値を所定の定常電圧まで徐々に上昇させ、制御回路は、直流電源回路の出力電圧の電圧値が定常電圧に達するよりも前に、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させることを特徴とする。
この発明によれば、直流電源回路の出力電圧の電圧値が定常電圧に達した後にインバータ回路が誘導コイルへの交流電力の出力を開始させる場合に比べ、始動時、インバータ回路が誘導コイルへの交流電力の出力を開始させる際に回路部品にかかる電気的なストレスが低減され、また、無電極放電灯の点灯にかかる時間が短縮される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御回路は、無電極放電灯の始動時、誘導コイルに供給される電力が無電極放電灯においてアーク放電が発生する程度に高くなる前に、誘導コイルに供給される電力を、所定時間にわたり、無電極放電灯においてアーク放電が発生しない程度に低く維持するようにインバータ回路を制御する始動準備動作を行うことを特徴とする。
この発明によれば、始動準備動作が行われない場合に比べ、始動時において、誘導コイルと無電極放電灯とからなる負荷回路の特性の変化がゆるやかとなるから、直流電源回路やインバータ回路の出力が安定し、立ち消えやちらつきが抑制される。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、制御回路は、始動準備動作中、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いてインバータ回路の出力電力を一定に維持するフィードバック制御を行うことを特徴とする。
この発明によれば、フィードバック制御が行われない場合に比べ、回路部品の特性のばらつきや周囲温度による影響が抑制される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、制御回路は、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いて異常の発生を検出するとともに、異常の発生が検出されたときには、インバータ回路の出力電力の目標値を始動準備動作中よりも低くするようにインバータ回路を制御する保護期間と、始動準備動作の後に無電極放電灯においてアーク放電が発生するのに十分な電力を誘導コイルに出力するようにインバータ回路を制御する始動期間とを、交互に繰り返す保護動作を開始するものであり、制御回路は、保護期間において少なくとも始動期間の直前には、直流電源回路の出力電圧の電圧値を定常電圧よりも低い保護電圧とすることを特徴とする。
この発明によれば、保護動作が行われない場合に比べ、始動性が向上する。また、保護期間において少なくとも始動期間の直前には、直流電源回路の出力電圧の電圧値を定常電圧よりも低い保護電圧とされるので、保護動作中に直流電源回路の出力電圧が一定とされる場合に比べ、各始動期間の開始時に回路部品にかかる電気的なストレスが低減される。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置によって点灯される無電極放電灯と無電極放電灯点灯装置とをそれぞれを保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御回路は、直流電源回路の出力電圧の電圧値が定常電圧に達するよりも前に、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させるので、直流電源回路の出力電圧の電圧値が定常電圧に達した後にインバータ回路が誘導コイルへの交流電力の出力を開始させる場合に比べ、始動時、インバータ回路が誘導コイルへの交流電力の出力を開始させる際に回路部品にかかる電気的なストレスが低減され、また、無電極放電灯の点灯にかかる時間が短縮される。
請求項2の発明によれば、制御回路は、無電極放電灯の始動時、誘導コイルに供給される電力が無電極放電灯においてアーク放電が発生する程度に高くなる前に、誘導コイルに供給される電力を、所定時間にわたり、無電極放電灯においてアーク放電が発生しない程度に低く維持するようにインバータ回路を制御する始動準備動作を行うので、始動準備動作が行われない場合に比べ、始動時において、誘導コイルと無電極放電灯とからなる負荷回路の特性の変化がゆるやかとなるから、直流電源回路やインバータ回路の出力が安定し、立ち消えやちらつきが抑制される。
請求項3の発明によれば、インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、制御回路は、始動準備動作中、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いてインバータ回路の出力電力を一定に維持するフィードバック制御を行うので、フィードバック制御が行われない場合に比べ、回路部品の特性のばらつきや周囲温度による影響が抑制される。
請求項4の発明によれば、インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、制御回路は、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いて異常の発生を検出するとともに、異常の発生が検出されたときには、インバータ回路の出力電力の目標値を始動準備動作中よりも低くするようにインバータ回路を制御する保護期間と、始動準備動作の後に無電極放電灯においてアーク放電が発生するのに十分な電力を誘導コイルに出力するようにインバータ回路を制御する始動期間とを、交互に繰り返す保護動作を開始するので、保護動作が行われない場合に比べ、始動性が向上する。また、制御回路は、保護期間において少なくとも始動期間の直前には、直流電源回路の出力電圧の電圧値を定常電圧よりも低い保護電圧とするので、保護動作中に直流電源回路の出力電圧の電圧値が一定とされる場合に比べ、各始動期間の開始時に回路部品にかかる電気的なストレスが低減される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、図2に示すように、無電極放電灯に近接配置される誘導コイル5と、交流電源ACから供給された交流電力を直流電力に変換する直流電源回路1と、直流電源回路1が出力した直流電力を高周波の交流電力に変換して誘導コイル5に出力するインバータ回路2と、インバータ回路2が誘導コイル5に出力する電圧(以下、「コイル電圧」と呼ぶ。)Vxの振幅が大きいほど高い電圧値の直流電圧である検出電圧Vxsを出力する電圧検出回路4と、電圧検出回路4が出力した検出電圧Vxsに基いてインバータ回路2を制御する制御回路3とを備える。
誘導コイル5は図3に示すように円筒形状のカプラ50に巻回される。図3の例では、本実施形態の無電極放電灯点灯装置は、金属製のケース10に収納され、給電線10aを介して誘導コイル5に電気的に接続されている。
無電極放電灯6は、図4に示すように、例えばガラスのような透明な材料からなり外面に凹部60を有する中空のバルブ61と、合成樹脂からなる筒形状であってバルブ61に対し凹部60の開口を囲む形で取り付けられた口金62とを有し、凹部60にカプラ50が挿入されることによって誘導コイル5の近傍に配置される。バルブ61には、例えば不活性ガスと金属蒸気とを含む放電ガスが封入されている。また、バルブ61の凹部60の底面には、カプラ50に挿入される凸部61aが突設されている。さらに、バルブ61の内面には保護膜62と蛍光体膜63とが設けられている。すなわち、誘導コイル5が発生させる高周波電磁界によってバルブ61内にアーク放電が発生すると、発生した紫外線が蛍光体膜63において可視光に変換されることにより、無電極放電灯6が発光する。
直流電源回路1は、交流電源ACから供給された交流電流を全波整流するダイオードブリッジDBと、ダイオードブリッジDBの出力端間に接続されたインダクタL0とダイオードD0と出力コンデンサC0との直列回路と、インダクタL0とダイオードD0との接続点とダイオードブリッジDBの低電圧側の出力端との間に接続されたスイッチング素子Q0と、出力コンデンサC0の両端電圧(すなわち直流電源回路1の出力電圧。以下、「直流電圧」と呼ぶ。)Vdcを一定の定常電圧Vs(図1参照)とするようなデューティ比でスイッチング素子Q0をオンオフ駆動する電圧制御部11とを備える、周知の昇圧型コンバータ(ブーストコンバータ)である。
インバータ回路2は、直流電源回路1の出力端間すなわち出力コンデンサC0の両端間に接続されたスイッチング素子Q1,Q2と検出抵抗Rdとの直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点に一端が接続されたインダクタLsと、インダクタLsの他端に一端が接続されて他端が誘導コイル5の一端に接続された直列コンデンサCsと、一端がインダクタLsと直列コンデンサCsとの接続点に接続され他端が検出抵抗Rdと誘導コイル5との接続点に接続された並列コンデンサCsと、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフ駆動する駆動部21とを備える。つまり、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフされることで、インダクタLsと直列コンデンサCsと並列コンデンサCsと誘導コイル5とが構成する共振回路と直流電源回路1との接続が切り換えられ、この共振回路の共振により、直流電源回路1が出力した直流電力が高周波の交流電力に変換されて誘導コイル5に供給される。また、各スイッチング素子Q1,Q2はそれぞれNチャネル型のFETからなり、駆動部21は、各スイッチング素子Q1,Q2のゲートに対してそれぞれ矩形波状の駆動信号を出力することによって各スイッチング素子Q1,Q2をそれぞれオンオフ駆動する。さらに、駆動部21は、制御端子CONを有し、制御端子CONから流出する制御電流Ioが多いほど、スイッチング素子Q1,Q2をオンオフする周波数(以下、「動作周波数」と呼ぶ。)fを高くする。通常、図5に示すように、動作周波数fは、上述した共振回路の共振周波数(以下、単に「共振周波数」と呼ぶ。)f0よりも高い範囲とされており、制御電流Ioが少なくなって動作周波数fが低くなるほど、コイル電圧Vxの振幅は大きくなり、インバータ回路2から誘導コイル5に供給される電力は増加する。なお、図5において、上側の曲線Aは直流電圧Vdcが定常電圧Vsであって且つ無電極放電灯6が消灯している状態でのコイル電圧Vxの振幅|Vx|と動作周波数fとの関係を示し、下側の曲線Bは直流電圧Vdcが定常電圧Vsであって且つ無電極放電灯6が点灯している状態でのコイル電圧Vxの振幅|Vx|と動作周波数fとの関係を示している。
電圧検出回路4は、整流用のダイオードと分圧用の抵抗と平滑用のコンデンサとで構成され、コイル電圧Vxの振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧Vxsを出力する。
また、制御回路3は、無電極放電灯6の始動時に動作周波数fを徐々に低下させることによりインバータ回路2から誘導コイル5への出力電力を徐々に増加させるスイープ動作を行うスイープ回路31を備える。
スイープ回路31は、反転入力端子が帰還抵抗R3を介して出力端子に接続されるとともに入力抵抗R4を介して電圧検出回路4の出力端に接続されたオペアンプOP1を備える。オペアンプOP1の出力端子は、逆流防止用のダイオードD1と出力抵抗R5との直列回路を介して駆動部21の制御端子CONに接続されている。また、スイープ回路31は、一端に定電圧Vdが入力された抵抗R1と、抵抗R1の他端に一端が接続され他端が回路のグランドに接続された抵抗R10とスイッチSWとの直列回路と抵抗R2とコンデンサC1との並列回路を有し、オペアンプOP1の非反転入力端子は上記の並列回路と抵抗R1との接続点に接続されている。本実施形態のスイープ回路31では上記のようにオペアンプOP1の反転入力端子が入力抵抗R4を介して電圧検出回路4の出力端に接続されているので、コイル電圧Vxの振幅が大きいほど、つまりインバータ回路2から誘導コイル5に供給される電力が多いほど、オペアンプOP1の出力電圧が低くなって駆動部21の制御端子CONからスイープ回路31に流入する電流(以下、「スイープ電流」と呼ぶ。)Iswが増加し動作周波数fが高くなることにより、インバータ回路2から誘導コイル5に供給される電力は少なくなる。すなわち、スイープ回路31は電圧検出回路4が出力する検出電圧Vxsを用いたフィードバック動作も行う。また、スイープ回路31において、コンデンサC1の両端電圧Vc1が安定した状態での動作を考えると、スイッチSWがオンされている場合には、スイッチSWがオフされている場合に比べ、コンデンサC1の両端電圧Vc1が低くなりオペアンプOP1の出力電圧が低くなってスイープ電流Iswが増加し動作周波数fが高くなることにより、インバータ回路2から誘導コイル5に供給される電力は少なくなる。また、スイッチSWがオンからオフに切り換えられたときには、抵抗R1,R2とコンデンサC1とが構成する回路の時定数により、オペアンプOP1の出力電圧が徐々に高くなりスイープ電流Iswが徐々に減少することで動作周波数fが徐々に低くされインバータ回路2から誘導コイル5への供給電力が徐々に増加するスイープ動作が行われる。
また、制御回路3は、インバータ回路2においてローサイドのスイッチング素子Q2と検出抵抗Rdとの接続点の電圧、すなわちインバータ回路2に流れる電流に基いて動作周波数fを制御するフィードバック回路32を有する。フィードバック回路32は、非反転入力端子に所定の基準電圧Vr1が入力されるとともに出力端子がダイオードD2と入力抵抗R6とを介して駆動部21の制御端子CONに接続されたオペアンプOP2を有する。オペアンプOP2の反転入力端子は、抵抗R7とコンデンサC2との並列回路を介してオペアンプOP2の出力端子に接続されるとともに、抵抗R8を介してスイッチング素子Q2と検出抵抗Rdとの接続点に接続されている。すなわち、駆動部21の制御端子CONからフィードバック回路32に流入する電流(以下、「フィードバック電流」と呼ぶ。)Ifbは、誘導コイル5に流れる電流が多いほど(すなわち誘導コイル5に供給される電力が多いほど)多くなって誘導コイル5への供給電力を減少させるように作用するのであり、フィードバック回路32はインバータ回路2が誘導コイル5に供給する電力を一定に維持するように動作する。スイープ回路31とフィードバック回路32とは、それぞれ、スイープ回路31においてスイッチSWがオフされてコンデンサC1の両端電圧Vc1が安定している状態では、動作周波数fが、無電極放電灯6においてH放電(高周波電磁界放電や誘導結合型放電とも呼ばれるアーク放電)が発生する程度の電力がインバータ回路2から誘導コイル5に供給されるような点灯周波数f1(図5参照)となり、且つ、スイープ回路31においてスイッチSWがオンされてコンデンサC1の両端電圧Vc1が安定している状態では、動作周波数fが、無電極放電灯6においてE放電(高周波電界放電や容量結合型放電とも呼ばれるグロー放電)が発生する程度の電力がインバータ回路2から誘導コイル5に供給されるような消灯周波数f2となるように設計されている。なお、図5において、電圧Vx1は、無電極放電灯6で上記のH放電(アーク放電)が発生するコイル電圧Vxの振幅|Vx|を示す。
以下、本実施形態の動作を、図1を参照しながら説明する。図1の4個のグラフはそれぞれ時間tを横軸としており、最も上のグラフは交流電源ACからの入力電圧の絶対値(すなわちダイオードブリッジDBの出力電圧.。以下、単に「入力電圧」と呼ぶ。)Vinを縦軸とし、上から2番目のグラフは直流電源回路1の出力電圧Vdcを縦軸とし、上から3番目のグラフはインバータ回路2の動作周波数fを縦軸とし、最も下のグラフはコイル電圧Vxを縦軸としている。
ここで、直流電源回路1の電圧制御部11と、インバータ回路2の駆動部21とには、それぞれ一端がグランドに接続されたコンデンサCc,Ciの他端が接続されている。電圧制御部11と駆動部21とは、それぞれ交流電源ACからの電力の供給を監視しており、交流電源ACからの電力の供給が開始されたタイミング(以下、「オン時点」と呼ぶ。)t0で、自身に接続された上記のコンデンサCc,Ciの充電を開始する。そして、自身に接続された上記のコンデンサCc,Ciの両端電圧が所定の電圧に達したタイミング(以下、「始動時点」と呼ぶ。)t1で、スイッチング素子Q0〜Q2の駆動を開始する。本実施形態では、直流電源回路1でのスイッチング素子Q0の駆動と、インバータ回路2でのスイッチング素子Q1,Q2の駆動とが同時に開始されるように、上記コンデンサCc,Ciの容量値や上記所定の電圧が決定されている。直流電圧Vdcは、電圧制御部11の動作により、上記の始動時点t1から、定常電圧Vsに達するまで徐々に高くなり、定常電圧Vsに達した後は、直流電源回路1への電力の供給が停止されるときt4までは定常電圧Vsに維持される。
制御回路3において、スイープ回路31のスイッチSWは、図示しないスイッチ制御部によってオンオフ制御されており、少なくともインバータ回路2のスイッチング素子Q1,Q2の駆動が開始された始動時点t1ではオン状態とされ、上記の始動時点t1から所定の準備時間が経過したタイミング(以下、「準備時間終了時点」と呼ぶ)t2でオフ状態に切り換えられる。つまり、始動時点t1から準備時間終了時点t2までの期間(以下、「始動準備期間」と呼ぶ。)には動作周波数fが消灯周波数f2に維持される始動準備動作が行われ、この始動準備動作中にもスイープ回路31やフィードバック回路32によるフィードバック制御がなされる。その後、準備時間終了時点t2からスイープ回路31によるスイープ動作を経て徐々に動作周波数fが点灯周波数f1まで低下する。そして、動作周波数fが点灯周波数f1となった後のある時点(以下、「点灯時点」と呼ぶ。)t3で無電極放電灯6においてH放電(アーク放電)が開始され、これに伴って回路の特性が図5で曲線Aに示す特性から曲線Bに示す特性に変化することで、コイル電圧Vxの振幅は小さくなる。その後は消灯までスイープ回路31のスイッチSWはオフ状態に維持され、動作周波数fは点灯周波数f1に維持される。
上記構成によれば、インバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力が開始されるタイミングが、直流電源回路1における直流電圧Vdcの昇圧動作が開始されるタイミングと同じ始動時点t1、すなわち直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達する前であるので、直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達した後にインバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力を開始する場合に比べ、始動時点t1の直後のコイル電圧Vxの振幅の立ち上がりが緩やかとなるから、回路部品にかかる電気的ストレスが低減される。また、直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達した後にインバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力を開始する場合に比べ、単純に誘導コイル5への交流電力の出力の開始のタイミングが早くなることにより、無電極放電灯6の点灯にかかる時間が短縮される。なお、上記の効果を得るためには、インバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力が開始されるタイミングは、直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達する前であればよく、直流電源回路1における直流電圧Vdcの昇圧動作が開始されるタイミング(すなわち電圧制御部11によるスイッチング素子Q0の駆動が開始されるタイミング)に対して前後していてもよい。ただし、インバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力が開始されるタイミングは、直流電源回路1における直流電圧Vdcの昇圧動作が開始されるタイミングよりも前とすると電力のロスが多くなり、直流電源回路1における直流電圧Vdcの昇圧動作が開始されるタイミングよりも後とすると回路部品にかかる電気的なストレスが増加するので、上記のように直流電源回路1における直流電圧Vdcの昇圧動作が開始されるタイミングに一致させることが望ましい。
また、始動準備動作を行わずに動作周波数fを最初から点灯周波数f1とする場合に比べ、始動時において、誘導コイル5と無電極放電灯6とからなる負荷回路の特性の変化がゆるやかとなり、従って、コイル電圧Vxの振幅や直流電圧Vdcが安定するから、誘導コイル5への出力電力の一時的な減少による無電極放電灯6の立ち消えやちらつきが抑制される。
さらに、本実施形態では、既に述べたように消灯周波数f2は無電極放電灯6においてE放電(グロー放電)が発生する程度とされているので、動作周波数fを最初から点灯周波数f1とする場合や、消灯周波数f2をより低くする場合に比べ、動作周波数fが点灯周波数f1とされてから無電極放電灯6において実際にH放電(アーク放電)が開始されるまでの、コイル電圧Vxの振幅が比較的に大きくなる期間が短縮されるから、始動時に回路部品にかかる電気的なストレスが低減されている。
また、始動準備動作中にもスイープ回路31やフィードバック回路32によるフィードバック制御がなされることにより、回路部品の特性のばらつきや周囲温度の影響が打ち消されるから、上記のフィードバック制御がなされない場合に比べ、始動準備動作中のコイル電圧Vxの振幅が安定する。
ここで、交流電源ACとして一般的な商用電源を用いる場合、図1に示す期間t4〜t0’のように、ごく短い時間にわたって、入力電圧Vinが0となったり、入力電圧Vinが低下する、いわゆる瞬時低電が発生することがある。また、直流電源回路1の電源として交流電源ACと電池(図示せず)とを切り換えて使用可能とする場合にも、電源の切換時に直流電源回路1への電力の供給が一次的に停止されることが考えられる。そして、このような瞬時低電等によって無電極放電灯6が消灯し、次に直流電源回路1への電力の供給が正常化したタイミングt0’で再度の始動を行う場合、上記の瞬時低電等の継続時間が短いことによりスイープ回路31のコンデンサC1の両端電圧が下がりきっていなければ、この始動直後の動作周波数fは消灯周波数f2よりも低くなり、従ってコイル電圧Vxの振幅は比較的に大きくなるから、回路部品にかかる電気的なストレスが大きくなりやすい。しかし、本実施形態では、インバータ回路2から誘導コイル5への交流電力の出力が開始されるタイミングt1を、直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達するタイミングよりも前としているので、上記のような瞬時低電等の後であっても、回路部品にかかる電気的なストレスが抑えられる。
さらに、交流電源ACからの電源の供給が停止された後にもインバータ回路2を動作させて直流電源回路1の出力コンデンサC0の電力を消費させてもよい。この構成を採用すれば、出力コンデンサC0の自然放電のみによって直流電圧Vdcを低下させる場合に比べ、上記のような瞬時低電の終了時t0’での直流電圧Vdcをより低くして上記の電気的なストレスをより低く抑えることができるから望ましい。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態の制御部3は、図6に示すように、電圧検出回路4が出力した検出電圧Vxsに基いて異常(無電極放電灯6の不点灯)を検出する保護回路33を備える。保護回路33は、非反転入力端子が電圧検出回路4の出力端に接続されるとともに反転入力端子に基準電圧Vr2が入力されたコンパレータCP1を備える。また、保護回路33は、抵抗R9を介して入力されたコンパレータCP1の出力電圧により充電されるコンデンサC3と、コンデンサC3の両端電圧に基いて異常を検出するとともに異常が検出されたときに直流電源回路1の電圧制御部11とインバータ回路2の駆動部21とをそれぞれ停止させる制御部33aとを有する。
具体的に説明すると、制御部33aは、コンデンサC3の両端電圧を監視しており、コンデンサC3の両端電圧が所定の判定電圧以上となったときに異常を検出して保護動作を開始する。保護動作は、図7に示すように、インバータ回路2の駆動部21を停止させることによりインバータ回路2から誘導コイル5への電力の出力を停止させる保護期間(t6〜t1)と、始動準備動作(t1〜t2)の後に無電極放電灯6においてアーク放電(H放電)が発生するのに十分な電力を誘導コイル5に出力するようにインバータ回路2を制御する始動期間(t1〜t6)とを、交互に3回繰り返すものである。ここで、図7の4個のグラフはそれぞれ時間tを横軸としており、最も上のグラフは交流電源ACからの入力電圧の絶対値(すなわちダイオードブリッジDBの出力電圧)Vinを縦軸とし、上から2番目のグラフは直流電源回路1の出力電圧Vdcを縦軸とし、上から3番目のグラフはインバータ回路2の動作周波数fを縦軸とし、最も下のグラフはコイル電圧Vxを縦軸としている。
また、始動期間(t1〜t6)の終了直前(本実施形態ではスイープ動作により動作周波数fが点灯周波数f1に達した時点。以下、「判定時点」と呼ぶ。)t5にはコンデンサC3の両端電圧に基く異常の判定が行われており、このときにコンデンサC3の両端電圧が上記の判定電圧未満となっていて異常が検出されなければ、制御部33aは無電極放電灯6が点灯したと判定し、以後、制御回路3は、コイル電圧Vxの振幅を一定に維持することで無電極放電灯6の点灯(アーク放電)を維持する定常動作に移行する。一方、上記の判定時点t5において依然として異常が検出されて保護動作が継続される場合、制御部33aは、所定時間(t5〜t1)にわたって直流電源回路1の電圧制御部11による昇圧動作(スイッチング素子Q0の駆動)を停止させることで、保護期間中には直流電圧Vdcを定常電圧Vsよりも低い保護電圧Vlとする。また、制御部33aは、始動期間の開始時t1に電圧制御部11の動作を再開させることにより、直流電圧Vdcを再び定常電圧Vsまで徐々に上昇させる。これにより、各始動期間において、通常の始動時と同様に、直流電圧Vdcが定常電圧Vsに達するよりも前にインバータ回路2から誘導コイル5への電力の出力が開始される。
ここで、本実施形態では、インバータ回路2の駆動部21を停止させるタイミングt6を直流電源回路1の電圧制御部11を停止させるタイミングt5よりも後としていることにより、インバータ回路2の停止時t6には、直流電圧Vdcの低下を補おうとするスイープ回路31とフィードバック回路32とのフィードバック動作により、動作周波数fは点灯周波数f1よりもさらに共振周波数f0に近い周波数f3まで下げられている。さらに、保護期間の開始時(インバータ回路2の駆動部21の停止時)t6には、通常の消灯時と同様にスイープ回路31のスイッチSWはオンされ、次の始動期間の開始時点t1から準備時間が経過した準備時間終了時点t2にスイッチSWがオフされるまではスイッチSWはオン状態に維持される。これにより、各始動期間の開始時には通常の始動時と同様の始動準備動作が行われる。
また、上記の保護動作が終了しても無電極放電灯6が点灯せず依然として異常が検出される場合には、保護回路33の制御部33aは、誘導コイル5に無電極放電灯6が近接配置されていない無負荷状態であると判定し、直流電源回路1の電圧制御部11とインバータ回路2の駆動部21とをそれぞれ停止させ、以後はこれらの動作を再開させず停止させたままとすることで回路を保護する。
上記構成によれば、実施形態1に比べ、保護動作により始動性が改善される。
また、保護期間において少なくとも始動期間の直前には、直流電圧Vdcが定常電圧Vsよりも低い保護電圧Vlとされるので、保護動作中に直流電圧Vdcが一定とされる場合に比べ、各始動期間の開始時t1に回路部品にかかる電気的なストレスが低減される。
さらに、インバータ回路2の駆動部21を停止させるタイミングt6を直流電源回路1の電圧制御部11を停止させるタイミングt5よりも後としていることにより、直流電源回路1の電圧制御部11を停止させてからインバータ回路2の駆動部21を停止させるまでの期間t5〜t6には直流電源回路1の出力コンデンサC0の電力がインバータ回路2によって消費されるから、直流電源回路1の電圧制御部11とインバータ回路2の駆動部21とを同時に停止させて出力コンデンサC0の自然放電のみによって直流電圧Vdcを低下させる場合に比べ、直流電圧Vdcの低下が速くなっている。従って、回路部品にかかる電気的なストレスを同等としながらも保護動作にかかる時間を短くすることや、保護動作にかける時間を同等としながらも動作再開時の電気的なストレスをより低く抑えることが可能となっている。
なお、保護期間中のインバータ回路2の駆動部21の動作としては、上記のように停止させる代わりに、コイル電圧Vxの振幅が始動準備動作中の最大値(すなわち準備期間終了時点t2での振幅)よりも小さくなるような動作周波数fで動作を継続させてもよい。この構成を採用すれば、保護動作の終了後の始動時点t1でのコイル電圧Vxの振幅の変動が小さくなることにより、回路部品にかかる電気的なストレスがさらに低減される。
また、上記の実施形態1,2のそれぞれにおいて、直流電源回路1は上記構成に限られず、例えば降圧型コンバータ(バックコンバータ)と昇圧型コンバータ(ブーストコンバータ)とが組み合わされた昇降圧コンバータのような、他の周知の直流電源回路であってもよい。
さらに、上記の実施形態1,2のそれぞれにおいて、直流電源回路1の電源として、交流電源ACに代えて電池を用いてもよく、この場合にはダイオードブリッジDBを省略することができる。
また、上記の実施形態1,2のそれぞれにおいて、制御回路3に周知の集積回路を用いてもよい。
上記実施形態1,2の無電極放電灯点灯装置は、例えば図8や図9に示すように、無電極放電灯6やカプラ50とともに適宜形状の器具本体71に保持されて照明器具7を構成することができる。このような器具本体71や照明器具7は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
また、一般に、無電極放電灯6は、内部に電極を有する放電灯に比べ、長寿命であり故障も発生しにくいので、例えばトンネル内のように整備作業が困難な場所で使用される照明器具の光源として好適である。そこで、上記の無電極放電灯点灯装置は、図10(a)〜(c)に示すような構造のトンネル照明用の照明器具7に用いてもよい。以下、上下左右は図10(a)を基準とし、図10(b)の上下方向を前後方向と呼んで、図10(a)〜(c)の照明器具7について詳しく説明する。
図10(a)〜(c)の照明器具7において、器具本体71は、例えばステンレスからなる前面が開口した直方体形状のボディ71aと、例えば強化ガラスのような透光性を有する材料からなりボディ71aを開閉自在に閉塞するカバー71bとを備える。また、ボディ71aの内底面には、例えばアルミニウムからなり無電極放電灯6の光を前方へ配光する断面U字形状の反射板71cが固定されており、器具本体71に収納された無電極放電灯6の光はカバー71bを通じて前方へ出射される。さらに、ボディ71aの内底面には、無電極放電灯6が取り付けられるカプラ50と、無電極放電灯点灯装置を収納したケース10と、ケース10内の直流電源回路1に電気的に接続された端子台8とが、それぞれ固定されている。端子台8には、一端が交流電源ACに接続された電線(図示せず)の他端が接続されるのであり、直流電源回路1は、上記の電線と端子台8とを介して交流電源ACに電気的に接続される。また、ボディ71aの下側の壁には、端子台8に接続される電線を挿通するための電線挿通穴71dが上下に貫設されている。さらに、カバー71bは、上端部においてヒンジ71eを介してボディ71aの上端部に連結されることにより、図10(a)〜(c)のようにボディ71aを閉塞する閉位置と、閉位置での下端を前方に向けてボディ71aを解放する開位置との間で、左右方向から見た面内でボディ71aに対して回転可能となっている。また、ボディ71aの下端には、閉位置のカバー71bの下端部を係止するラッチ71fが設けられている。上記のようなヒンジ71eやラッチ71fは周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。さらに、ボディ71aの後面には、それぞれ例えば鋼板からなり器具本体71を壁面等の取付面(図示せず)に対して固定する際に用いられる2個の取付足71gが左右に並べて固定されている。各取付足71gの上下両端部はそれぞれ前方から見てボディ71aよりも上下に突出しており、この突出した部位にはそれぞれねじ挿通穴71hが前後に貫設されている。器具本体71は、ねじ挿通穴71hに挿通されて取付面に螺合するねじ(図示せず)によって取付面にねじ止め固定される。
また、上記の各種の照明器具7において、電池(図示せず)を器具本体71に収納するとともに、停電時には直流電源回路1が上記の電池を電源として使用する構成としてもよい。このような照明器具7は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。
本発明の実施形態1の動作を示す説明図である。 同上を示す回路ブロック図である。 同上の使用形態の一例を示す斜視図である。 無電極放電灯の構造の一例を示す説明図である。 動作周波数とコイル電圧との関係を示す説明図である。 本発明の実施形態2を示す回路ブロック図である。 同上の動作を示す説明図である。 同上を用いた照明器具の一例を示す一部破断した正面図である。 同上を用いた照明器具の別の例を示す正面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ同上を用いた照明器具の更に別の例を示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は左側面図である。
符号の説明
1 直流電源回路
2 インバータ回路
3 制御回路
4 電圧検出回路
5 誘導コイル
6 無電極放電灯
7 照明器具
71 器具本体

Claims (5)

  1. 無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、
    直流電力を出力する直流電源回路と、
    直流電源回路が出力した直流電力を交流電力に変換して誘導コイルに供給するインバータ回路と、
    直流電源回路とインバータ回路とをそれぞれ制御する制御回路とを備え、
    無電極放電灯の始動時、直流電源回路は出力電圧の電圧値を所定の定常電圧まで徐々に上昇させ、制御回路は、直流電源回路の出力電圧の電圧値が定常電圧に達するよりも前に、インバータ回路から誘導コイルへの交流電力の出力を開始させることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 制御回路は、無電極放電灯の始動時、誘導コイルに供給される電力が無電極放電灯においてアーク放電が発生する程度に高くなる前に、誘導コイルに供給される電力を、所定時間にわたり、無電極放電灯においてアーク放電が発生しない程度に低く維持するようにインバータ回路を制御する始動準備動作を行うことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、
    制御回路は、始動準備動作中、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いてインバータ回路の出力電力を一定に維持するフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. インバータ回路から誘導コイルに出力される電圧の振幅が大きいほど電圧値が高い直流電圧である検出電圧を出力する電圧検出回路を備え、
    制御回路は、電圧検出回路が出力する検出電圧に基いて異常の発生を検出するとともに、異常の発生が検出されたときには、インバータ回路の出力電力の目標値を始動準備動作中よりも低くするようにインバータ回路を制御する保護期間と、始動準備動作の後に無電極放電灯においてアーク放電が発生するのに十分な電力を誘導コイルに出力するようにインバータ回路を制御する始動期間とを、交互に繰り返す保護動作を開始するものであり、
    制御回路は、保護期間において少なくとも始動期間の直前には、直流電源回路の出力電圧の電圧値を定常電圧よりも低い保護電圧とすることを特徴とする請求項3記載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置によって点灯される無電極放電灯と無電極放電灯点灯装置とをそれぞれを保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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