JP2010147011A - 無電極放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】無電極放電灯の外れを正確に検出することのできる無電極放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】制御回路4は、無電極放電灯3を始動させる始動モードと、無電極放電灯3の点灯期間T1及び不点灯期間T2を交互に繰り返し無電極放電灯3を調光点灯させる調光点灯モードとを有し、調光点灯モードにおいて高周波電圧Vcoilと基準電圧Vbとを比較して高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを上回る期間が第1の所定期間Tdを超えると無電極放電灯3が外れたと判断して高周波電源回路2の動作を第2の所定期間Trの間停止させて始動モードに移行し、始動モードにおいて高周波電圧Vcoilと基準電圧Vbとを比較して高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを上回る期間が第3の所定期間Tsを超えると無電極放電灯3が外れたと判断して高周波電源回路2の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無電極放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具に関する。
従来から、無電極放電灯を調光制御する無電極放電灯点灯装置が知られており、例えば特許文献1に開示されている。この従来例では、無電極放電灯に高周波電磁界を供給するための誘導コイルを有する負荷回路を含む安定器に調光回路が設けられている。調光回路は、周波数シフトキーイング(FSK)を用いて安定器の周波数をシフトすることで無電極放電灯の調光を行うもので、安定器の直流−交流変換器にあるゲート駆動用インダクタに誘導結合された調光用インダクタと、信号発生器によって駆動される1対の調光用スイッチとを有する。そして、信号発生器からのFSKパルス信号が1対の調光用スイッチに印加されると、安定器において周波数が変動して誘導コイルにおける出力が低下し、無電極放電灯が消灯する。この調光回路における周波数の変動を繰り返すことにより無電極放電灯が点灯・不点灯を交互に繰り返し、調光制御が行われる。このような無電極放電灯点灯装置では、点灯期間で発生したプラズマの電子及びイオンは、不点灯期間において再結合及び拡散によってその多くが消滅する。このため、図6に示すように、不点灯期間T2から点灯期間T1へ移行する際にプラズマを再発生する必要があり、誘導コイルに大きな再点弧電圧が発生する(同図の丸印ア参照)。
ところで、上記のような無電極放電灯点灯装置では、例えば施工時の取付不備や経年変化による構成部材の劣化等によって、無電極放電灯が誘導コイルに対する正しい取付位置から外れてしまう事があった。無電極放電灯が外れて誘導コイルからの距離が遠くなると、誘導コイルから発生した高周波電磁界が無電極放電灯内のプラズマに電力を供給することができず、プラズマが消滅する。この時、誘導コイルに大きな電流・電圧が発生するとともに、回路に過大なストレスが印加されるために無電極放電灯点灯装置の短寿命化や破壊を招く虞があった。このような事態を防ぐため、無電極放電灯の外れを検出する必要があるが、無電極放電灯には電極が無いために、無電極放電灯の外れを検出する方法として電極を接点にして蛍光ランプの外れを検出するという蛍光ランプで用いられる手法を採用することができない。また、無電極放電灯近傍に別途磁界検出部を設けることで無電極放電灯の外れを検出する手法が従来周知であり、例えば特許文献2に開示されているが、この手法では磁界検出部が別途必要となる。
そこで、無電極放電灯点灯装置に磁界検出部といった別部材を設けることなく無電極放電灯の外れを検出する方法としては、誘導コイルに発生した電流又は電圧を検出して予め設定された基準電圧と比較し、高周波電圧が基準電圧を超えた場合に高周波電源回路の出力を制限する方法が考えられる。
特開2000−353600号公報 特開2006−66227号公報
しかしながら、上記の方法では、上述のように無電極放電灯の再始動時に大きな再点弧電圧が発生するため、基準電圧を小さい電圧値に設定するとこの再点弧電圧が基準電圧を超えてしまい、無電極放電灯の外れを誤って検出する虞があった。これを防ぐために基準電圧を再点弧電圧よりも高く設定したとしても、無電極放電灯の点灯・不点灯を交互に繰り返す調光点灯時ではノイズ電圧が発生する可能性があり、このノイズ電圧を誤って検出する虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、無電極放電灯の外れを正確に検出することのできる無電極放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源回路と、高周波でスイッチングされる1乃至複数のスイッチング素子並びに共振回路を具備し直流電源回路の出力電圧を高周波電圧に変換して内部に放電ガスが封入されたバルブから成る無電極放電灯に近接配置された誘導コイルに供給する高周波電源回路と、スイッチング素子をスイッチングさせる駆動信号を出力する駆動回路と、駆動回路を制御して駆動信号の周波数を変化させることにより高周波電圧を可変して無電極放電灯の点灯制御を行う制御回路と、高周波電圧を検出する検出回路とを備え、制御回路は、無電極放電灯が始動可能な大きさの高周波電圧を誘導コイルに印加して無電極放電灯を始動させる始動モードと、無電極放電灯の点灯期間及び不点灯期間を交互に繰り返すように誘導コイルに高周波電圧を印加する調光点灯モードとを有し、調光点灯モードにおいて高周波電圧と予め設定された基準電圧とを比較して高周波電圧が基準電圧を上回る期間が第1の所定期間を超えると無電極放電灯が外れたと判断して高周波電源回路の動作を第2の所定期間の間停止させて始動モードに移行し、始動モードにおいて高周波電圧と基準電圧とを比較して高周波電圧が基準電圧を上回る期間が第3の所定期間を超えると無電極放電灯が外れたと判断して高周波電源回路の動作を停止させることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第3の所定期間は、第1の所定期間よりも長くなるように設定されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、第2の所定期間は、0.1秒よりも長くなるように設定されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、少なくとも無電極放電灯を保持する保持部を有する器具本体と、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、誘導コイルに高周波電力を供給する請求項1乃至3の何れか1項に記載の無電極放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、保持部は、重力方向において無電極放電灯よりも重力向きと反対側に位置するように設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、調光点灯モードにおいて無電極放電灯の外れを検出した際に高周波電源回路の動作を一定期間停止させ、始動モードにおいて再度無電極放電灯の外れを検出することで、調光点灯時におけるノイズ電圧による誤検出を無くすことができ、したがって無電極放電灯の外れを正確に検出することができる。
請求項2の発明によれば、調光点灯モードよりも誤検出の起こり難い始動モードにおける検出期間を長くすることで、無電極放電灯の外れの検出精度を高めることができる。
請求項3の発明によれば、高周波電源回路の動作を停止してから無電極放電灯を再始動するまでの間に無電極放電灯に残留するプラズマを消滅させることができるので、再始動時における残留プラズマの影響を無くすことができ、無電極放電灯の外れの検出精度を高めることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の何れか1項に記載の効果を奏する照明器具を実現することができる。
請求項5の発明によれば、無電極放電灯が外れた際に自重により無電極放電灯が誘導コイルから十分に離れた位置に移動するため、無電極放電灯が確実に点灯しなくなり無電極放電灯の外れの検出精度を高めることができる。
(実施形態1)
以下、本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施形態1について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1(a)に示すように、交流電源である商用電源ACからの交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源回路1と、高周波でスイッチングされる2つのスイッチング素子Q1,Q2並びに共振回路20を具備し直流電源回路1の出力電圧を高周波電圧Vcoilに変換して無電極放電灯3に近接配置された誘導コイル30に供給する高周波電源回路2と、スイッチング素子Q1,Q2をスイッチングさせる駆動信号を出力する駆動回路21と、駆動回路21を制御して駆動信号の周波数(以下、「駆動周波数finv」と呼ぶ)を変化させることにより高周波電圧Vcoilを可変して無電極放電灯30の点灯制御を行う制御回路4と、誘導コイル30の両端間に接続されて高周波電圧Vcoilを検出する検出回路5とから構成される。
また、制御回路4は、検出回路5で検出された検出電圧と基準電圧源Vrefの電源電圧とを比較する第1の比較回路41と、第1の比較回路41において検出電圧が基準電圧源Vrefの電源電圧を上回る期間が第1の所定期間Tdを超えると高周波電源回路2の動作を第2の所定期間Trの間停止させる第1の制限回路42と、動作停止後の無電極放電灯3の再始動時において検出電圧と基準電圧源Vrefの電源電圧とを比較する第2の比較回路43と、第2の比較回路43において検出電圧が基準電圧源Vrefの電源電圧を上回る期間が第3の所定期間Tsを超えると高周波電源回路2の動作を停止させる第2の制限回路44とから構成される。
直流電源回路1は、商用電源ACの交流出力を整流する整流回路(図示せず)と、整流回路からの脈流電圧を昇圧して平滑化する昇圧チョッパ回路(図示せず)から成り、直流電圧を高周波電源回路2に出力する。尚、整流回路及び昇圧チョッパ回路は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
高周波電源回路2は、直流電源回路1の出力端間に直列接続された一対のスイッチング素子Q1,Q2を具備し、ローサイドのスイッチング素子Q2にインダクタLs、コンデンサCs,Cpから成る共振回路20が接続された所謂ハーフブリッジ型のインバータ回路で構成され、電界効果トランジスタからなる一対のスイッチング素子Q1,Q2を、駆動回路21から出力される矩形波パルスの駆動信号により交互にスイッチングすることで共振回路20を介して誘導コイル3に高周波電圧Vcoilを供給する。
共振回路20の出力端には導電性を有する線材を複数ターン巻回して成る誘導コイル30が接続され、当該誘導コイル30に無電極放電灯3が近接配置される。無電極放電灯3は、図2に示すように、不活性ガス・金属蒸気等の放電ガス(例えば、水銀及び希ガス)が封入された透明な略球状のバルブ31と、バルブ31に封止されてバルブ31の内方に突出した略円筒状のキャビティ32とから成り、キャビティ32には、バルブ31を保持するとともにバルブ31に対する誘導コイル30の位置決めをするカプラ33が挿入される。カプラ33は、誘導コイル30を保持するボビン34と、ボビン34に設けられた略筒状のコア35とを備えている。
検出回路5は、抵抗R1,R2と、ダイオードD1,D2と、コンデンサC1とから成り、高周波電圧Vcoilを分圧するとともに整流・平滑化して第1の比較回路41又は第2の比較回路43に出力する。
制御回路4は、高周波電圧Vcoilを漸増させて無電極放電灯3が始動可能な大きさの高周波電圧Vcoilを誘導コイル30に印加する始動モードと、無電極放電灯3が放電を維持できる程度に高周波電圧Vcoilを誘導コイル30に印加する点灯期間T1、及び無電極放電灯3が点灯できない程度の高周波電圧Vcoilを誘導コイル30に印加する不点灯期間T2を交互に繰り返す調光点灯モードとを有する。調光点灯モードでは、発振回路40において外部から与えられる調光信号に応じて駆動周波数finvを変更することで点灯期間T1及び不点灯期間T2の比率を変更して無電極放電灯3の調光を行う。尚、このような始動制御及び調光点灯制御は従来周知であるので、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
第1の比較回路41は、非反転入力端子に検出回路5の検出電圧が入力されるとともに、反転入力端子に基準電圧源Vrefが接続されるオペアンプOP1から成り、オペアンプOP1の出力電圧が動作停止回路42に入力されるようになっている。制限回路42では、オペアンプOP1の出力電圧がハイレベルになって第1の所定期間Tdが経過すると、高周波電源回路2の動作を第2の所定期間Trの間停止させるように駆動回路21に動作停止信号を送信する。
第2の比較回路43は、非反転入力端子に検出回路5の検出電圧が入力されるとともに、反転入力端子に基準電圧源Vrefが接続されるオペアンプOP2と、オペアンプOP2の出力端子に接続される抵抗R3及びコンデンサC2から成る遅延回路とから構成される。コンデンサC2の両端間電圧は第2の制限回路44に入力され、コンデンサC2の両端間電圧が所定電圧に達すると高周波電源回路2の動作を停止させるように駆動回路21に動作停止信号を送信する。コンデンサC2は、オペアンプOP2の出力電圧がハイレベルになると抵抗R3及びコンデンサC2から決定される時定数に応じて充電され、第3の所定期間Tsが経過するとその両端間電圧が前記所定電圧に達するように設定されている。尚、基準電圧源Vrefの電源電圧は、高周波電圧Vcoilが無電極放電灯3の再点弧電圧よりも大きい基準電圧Vbを超えるとオペアンプOP1,OP2の出力信号がハイレベルとなる値に設定されている。
第1の比較回路41のオペアンプOP1の非反転入力端子と検出回路5との間、及び第2の比較回路43のオペアンプOP2の非反転入力端子と検出回路5との間にはそれぞれスイッチSW1,SW2が挿入されており、これらスイッチSW1,SW2のオン/オフを切替回路45によって切り替えている。切替回路45は、調光点灯モードにおいてはスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフに切り替えることで検出回路5と第1の比較回路41とを接続し、始動モードにおいてはスイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンに切り替えることで検出回路5と第2の比較回路43とを接続するように動作する。
以下、本実施形態における無電極放電灯3の外れの検出動作について図1(b)を用いて説明する。調光点灯モードにおいて、無電極放電灯3の外れが発生していない場合では、高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを超えることがないため、第1の比較回路41においてオペアンプOP1の出力信号がハイレベルにならず、第1の制限回路42は動作しない。一方、無電極放電灯3の外れ等不具合が生じた場合、高周波電圧Vcoilが再点弧電圧に達しても無電極放電灯3が点灯しないために高周波電圧Vcoilが上昇し続け、基準電圧Vbを超えて第1の比較回路41のオペアンプOP1の出力信号がハイレベルになる。そして、高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを上回る期間が第1の所定期間Tdを超えると、第1の制限回路42が作動して高周波電源回路2の動作を第2の所定期間Trの間停止させるように駆動回路21に動作停止信号を送信する。この時、切替回路45はスイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンに切り替えることで検出回路5と第2の比較回路43とを接続させる。
第2の所定期間Tr経過後、高周波電源回路2は無電極放電灯3を再始動させるために始動モードで動作を開始する。ここで、前記調光点灯モードにおける不具合が一時的なもの、例えばノイズ電圧によるものであった場合、無電極放電灯3の外れ等の不具合が無いことから無電極放電灯3が再始動して調光点灯モードに移行する。一方、無電極放電灯3の外れ等不具合が依然として生じている場合は、無電極放電灯3が再始動せずに高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを超えて第2の比較回路43のオペアンプOP2の出力信号がハイレベルになり、コンデンサC2の充電が開始される。そして、コンデンサC2が所定電圧に達する、即ち、高周波電圧Vcoilが基準電圧Vbを上回る期間が第3の所定期間Tsを超えると、第2の制限回路44が作動して高周波電源回路2の動作を停止させるように駆動回路21に動作停止信号を送信する。
上述のように、調光点灯モードにおいて無電極放電灯3の外れを検出した際に高周波電源回路2の動作を第2の所定期間Trの間停止させ、再始動時の始動モードにおいて再度無電極放電灯3の外れを検出することで、調光点灯モードにおいてノイズ電圧を誤って検出した場合に無電極放電灯3を再始動させることができるので、調光点灯時におけるノイズ電圧による誤検出を無くすことができる。また、無電極放電灯3の外れ等の不具合が生じている場合には、高周波電源回路2の動作を停止させている間に無電極放電灯3内の放電ガスが完全に放電できない状態となるため、始動モードにおいて無電極放電灯3の外れを正確に検出することができる。
尚、第3の所定期間Tsは第1の所定期間Tdよりも長くなるように設定するのが望ましい。この場合、調光点灯モードよりも誤検出の起こり難い始動モードにおける検出期間を長くなるため、無電極放電灯3の外れの検出精度を高めることができる。また、一般に無電極放電灯3内にプラズマが残留する期間が最長で数ミリ秒であることから、第2の所定期間Trは0.1秒よりも長くなるように設定するのが望ましい。この場合、高周波電源回路2の動作を停止してから無電極放電灯3を再始動するまでの間に無電極放電灯3に残留するプラズマを消滅させることができるので、再始動時における残留プラズマの影響を無くすことができ、無電極放電灯3の外れの検出精度を高めることができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略するものとする。本実施形態は、図3に示すように、非反転入力端子に基準信号を発振する基準信号回路46からの基準信号が入力されるとともに、反転入力端子に外部からの調光信号が入力されるオペアンプOP3と、駆動周波数finvを設定するために発振回路40に接続されるコンデンサC3及び抵抗R4,R5の並列回路と、コレクタが抵抗R4、ベースがオペアンプOP3の出力端子に接続されたエミッタ接地のnpn形トランジスタ(以下、単に「トランジスタ」と呼ぶ)Tr1と、オペアンプOP3の出力信号が入力される第1の制限回路41の動作を第4の所定期間Tmの間停止させる停止回路47とを実施形態1の制御回路4に新たに備えている。
基準信号回路46は、一定振幅の鋸波を発生するもので、調光比に応じて電圧レベルが増減する直流電圧信号である調光信号とオペアンプOP3において比較される。オペアンプOP3の出力信号は、鋸波の電圧レベルが調光信号の電圧レベルよりも大きい期間ではハイレベルとなってトランジスタTr1をオンに切り替え、鋸波の電圧レベルが調光信号の電圧レベルよりも小さい期間ではローレベルとなってトランジスタTr1をオフに切り替える。
トランジスタTr1がオフの状態では、発振回路20はコンデンサC3の容量値及び抵抗R5の抵抗値に基づいて駆動周波数finvをf1に設定する。トランジスタTr1がオンの状態では、発振回路20はコンデンサC3の容量値及び抵抗R4,R5の合成抵抗値に基づいて駆動周波数finvをf2に設定する。ここで、図4(a)に示すように、駆動周波数finvがf1の場合では、高周波電圧Vcoilが不点灯時において無電極放電灯3の始動可能な電圧Vstを超えるとともに、点灯時において無電極放電灯3を点灯維持可能な電圧Vonを超える。また、駆動周波数finvがf2の場合では、高周波電圧Vcoilが無電極放電灯3を点灯維持可能な電圧Vonを下回る。したがって、トランジスタTr1のオン/オフによって無電極放電灯3の点灯・不点灯を切り替えることができる。
したがって、調光比を増減させる、即ち、調光信号の電圧レベルを増減させることで無電極放電灯3の点灯期間T1及び不点灯期間T2の比率を変更して無電極放電灯3を調光点灯することができる。例えば調光比が高い場合には、図4(b)に示すように点灯期間T1が不点灯期間T2より長くなるように制御され、調光比が低い場合には、図4(c)に示すように点灯期間T1が不点灯期間T2より短くなるように制御される。
ここで、オペアンプOP3の出力信号がローレベルの場合には、図4(b),(c)に示すように、停止回路47が作動して第1の制限回路42の動作を第4の所定期間Tmの間停止させる。この第4の所定期間Tmは、点灯期間T1において無電極放電灯3が再点弧する期間に該当する。即ち、当該期間での第1の制限回路42の動作を停止させることで、無電極放電灯3の再点弧電圧によって第1の制限回路42が高周波電源回路2の動作を停止させるのを防いでいる。
而して、無電極放電灯3の再点弧電圧によって無電極放電灯3の外れ等の不具合を誤って検出することがないので、基準電圧Vbを無電極放電灯3の再点弧電圧よりも低く設定することができる。このため、高周波電源回路2に高電圧が印加される前に無電極放電灯3の外れ等の不具合を検出することができるので、高電圧によって高周波電源回路2に与えるストレスを低減することができる。
尚、上記各実施形態は、無電極放電灯3とともに照明器具の器具本体に搭載されて用いられる。例えば、図5に示すように、天井に取り付けられて上記何れかの実施形態の無電極放電灯点灯装置Aを収納するとともに無電極放電灯3を保持する保持部60を有する器具本体6を具備する照明器具に用いられる。ここで、同図に示すように、保持部60は無電極放電灯3よりも同図における上側、即ち、重力方向において無電極放電灯3よりも重力向きと反対側に位置するように設けられるのが望ましい。この場合、衝撃や経年劣化によって保持部60が無電極放電灯3を保持する機能を失った際に、一定期間後に無電極放電灯3が自重により下向きに移動して誘導コイル30からの距離が十分に遠くなる。而して、確実に無電極放電灯3が点灯しなくなるために無電極放電灯3の外れの検出精度を高めることができる。
本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施形態1を示す図で、(a)は回路図で、(b)は動作を示すタイムチャートである。 同上の無電極放電灯の概略図である。 本発明に係る無電極放電灯点灯装置の実施形態2を示す回路図である。 (a)は同上における高周波電圧の周波数特性を示す動作特性図で、(b)は同上における調光比が高い場合の動作を示すタイムチャートで、(c)は同上における調光比が低い場合の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る照明器具の実施形態を示す概略図である。 従来の無電極放電灯点灯装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 直流電源回路
2 高周波電源回路
20 共振回路
21 駆動回路
3 無電極放電灯
30 誘導コイル
4 制御回路
5 検出回路
Q1,Q2 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換して出力する直流電源回路と、高周波でスイッチングされる1乃至複数のスイッチング素子並びに共振回路を具備し直流電源回路の出力電圧を高周波電圧に変換して内部に放電ガスが封入されたバルブから成る無電極放電灯に近接配置された誘導コイルに供給する高周波電源回路と、スイッチング素子をスイッチングさせる駆動信号を出力する駆動回路と、駆動回路を制御して駆動信号の周波数を変化させることにより高周波電圧を可変して無電極放電灯の点灯制御を行う制御回路と、高周波電圧を検出する検出回路とを備え、制御回路は、無電極放電灯が始動可能な大きさの高周波電圧を誘導コイルに印加して無電極放電灯を始動させる始動モードと、無電極放電灯の点灯期間及び不点灯期間を交互に繰り返すように誘導コイルに高周波電圧を印加する調光点灯モードとを有し、調光点灯モードにおいて高周波電圧と予め設定された基準電圧とを比較して高周波電圧が基準電圧を上回る期間が第1の所定期間を超えると無電極放電灯が外れたと判断して高周波電源回路の動作を第2の所定期間の間停止させて始動モードに移行し、始動モードにおいて高周波電圧と基準電圧とを比較して高周波電圧が基準電圧を上回る期間が第3の所定期間を超えると無電極放電灯が外れたと判断して高周波電源回路の動作を停止させることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 前記第3の所定期間は、第1の所定期間よりも長くなるように設定されたことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 前記第2の所定期間は、0.1秒よりも長くなるように設定されたことを特徴とする請求項1又は2記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 少なくとも無電極放電灯を保持する保持部を有する器具本体と、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、誘導コイルに高周波電力を供給する請求項1乃至3の何れか1項に記載の無電極放電灯点灯装置とを備えたことを特徴とする照明器具。
  5. 前記保持部は、重力方向において無電極放電灯よりも重力向きと反対側に位置するように設けられたことを特徴とする請求項4記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102378460A (zh) * 2010-10-21 2012-03-14 陈敬昕 具有外部控制的无极灯可调光镇流器装置

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