JP6269883B1 - 無電極電灯の点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺環境や設置条件などの影響によって点灯周波数が変動した場合であっても点灯しやすくできる無電極電灯の点灯装置を提供。【解決手段】点灯装置10は、電源入力回路である整流平滑回路11およびブーストコンバータ12と、インバータ回路である単相インバータ13と、共振回路14と、単相インバータ13を制御する回路制御部である制御IC15と、を備える。制御IC15は、単相インバータ13に発生させる電圧の周波数を高周波数側から低周波数側に向かって順次変更し、各周波数の出力電流によって無電極電灯が点灯したか否かを判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、無電極電灯の点灯装置に関する。
従来、誘導コイルからの高周波磁界による電界放電で無電極電灯を点灯させるための装置として、商用交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する直流電源回路と、直流電源回路から出力される直流電力を高周波電力に変換して誘導コイルに供給する高周波電源回路と、高周波電源回路を制御して誘導コイルに供給される高周波電力を増減する制御回路と、を備えた点灯装置が利用されている。このような点灯装置において、無電極電灯が暗所に長期間放置された後や周囲温度が低い状況あるいは無電極電灯の特性のばらつきが大きい場合など、無電極電灯が点灯しないか点灯しにくくなることがある。このような点灯不良の改善を図ることを目指した点灯装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された点灯装置は、商用交流電源から給電が開始された時点から所定の始動準備期間の間において、誘導コイルに印加する高周波電圧を低く設定するとともに、高周波電圧の駆動周波数を始動周波数よりも高い周波数に設定し、始動準備期間の後の始動スイープ期間において、高周波電圧を徐々に増大させるとともに、駆動周波数を始動周波数まで徐々に下降させるように、制御回路がインバータ回路の駆動周波数を変化させる。このように高周波電圧および駆動周波数を変化させることで、始動準備期間に無電極電灯のバルブ内で高周波電界放電を生じさせ、バルブ内の放電ガス原子を活性化し、これによって無電極電灯の始動性を向上させようとするものである。
特開2011−028912号公報
特許文献1に記載された点灯装置では、始動準備期間から始動スイープ期間にかけて高周波電圧および駆動周波数を変化させるものの、スイープ終了時には始動周波数に合致させるように駆動周波数を固定し、この始動周波数によって無電極電灯の点灯を継続させるようになっている。しかしながら、無電極電灯の始動周波数(点灯周波数)は、無電極電灯を含んだ外部負荷の構成や設置条件によっても変動することがあり、従来の点灯装置のような駆動制御を実施したとしても無電極電灯が点灯しない可能性がある。
本発明の目的は、周辺環境や設置条件などの影響によって点灯周波数が変動した場合であっても点灯しやすくできる無電極電灯の点灯装置を提供することである。
本発明の無電極電灯の点灯装置は、無電極電灯を含む外部負荷に高周波交流電流を供給して無電極電灯を点灯させるための点灯装置であって、電源電流を整流して昇圧する電源入力回路と、前記電源入力回路からの電圧の周波数を変換するインバータ回路と、前記インバータ回路からの電圧を正弦波にして出力する共振回路と、前記インバータ回路を制御する回路制御部と、を備え、前記外部負荷には、前記共振回路と無電極電灯とを接続するケーブルが含まれ、このケーブルの長さとして想定される最長ケーブル長さに基づき、点灯判定までの判定時間が設定され、前記回路制御部は、前記インバータ回路に発生させる電圧の周波数を高周波数側から低周波数側に向かって順次変更して前記インバータ回路に電流を出力させてから前記判定時間が経過したときに、各周波数の出力電流によって無電極電灯が点灯したか否かを判定する点灯判定を実行し、点灯しないと判定した場合は、周波数を変更して点灯判定を繰り返し、点灯したと判定した場合は、そのときの周波数の出力電流を前記インバータ回路に発生させ続けることを特徴とする。
このような本発明によれば、インバータ回路で変換する電圧の周波数を高周波数側から低周波数側に向かって順次変更(周波数スイープ)し、各周波数の出力電流によって無電極電灯が点灯したか否かを回路制御部が判定する。従って、周辺環境や設置条件などの影響によって点灯周波数が変動し、所定の点灯周波数からずれた場合であっても、出力電流の周波数を周波数スイープによって点灯周波数に徐々に近づけていくことができ、無電極電灯が点灯しやすくできる。この際、出力電流の周波数を高周波数側から低周波数側に向かって周波数スイープすることで、外部負荷のインピーダンスの共振周波数よりも出力電流の周波数が低くならないようにでき、インバータ回路の破損を防止することができる。
また、外部負荷に含まれるケーブルの最長ケーブル長さに基づいて判定時間が設定され、この判定時間によって回路制御部が点灯判定を実行することで、最長ケーブル長さまでの長さを有する各種ケーブルに対して点灯判断を確実に実行することができる。すなわち、外部負荷のケーブル長さが長いほど共振周波数におけるインピーダンスが大きくなり、点灯しにくくなるとともに点灯するまでの時間が長くなることから、想定される最長ケーブル長さに基づいて判定時間が設定されていれば、それよりも短いケーブルの場合には判定時間よりも短い時間で点灯することになり、点灯判断の確実性を向上させることができる。
この際、本発明では、前記回路制御部は、前記インバータ回路の出力電流の電流値を検出し、この電流値の低下に基づいて無電極電灯が点灯したと判定することが好ましい。
このような構成によれば、インバータ回路の出力電流の電流値を回路制御部が検出し、電流値の低下を検出して無電極電灯の点灯を判定することで、複雑な検出装置を別途設置しなくても点灯判断を実行することができ、装置の構造を簡単化することができる。
さらに、本発明では、前記回路制御部は、周波数の順次変更に伴って前記インバータ回路の出力電流の電流値が増加した後に低下することを検出し、この検出に基づいて無電極電灯が点灯したと判定することが好ましい。
このような構成によれば、インバータ回路の出力電流の電流値が増加した後に低下することを回路制御部が検出し、この検出に基づいて無電極電灯の点灯を判定することで、より確実に点灯判断を実行することができる。
さらに、本発明では、前記最長ケーブル長さのケーブルを含む前記外部負荷に対して前記判定時間による点灯判定を実行した場合に無電極電灯が点灯する点灯周波数と、当該外部負荷における共振周波数と、の周波数差よりも小さいきざみ幅によって、前記回路制御部が周波数を変更することが好ましい。
このような構成によれば、最長ケーブル長さのケーブルの場合に点灯する点灯周波数と、その外部負荷の共振周波数と、の周波数差に基づき、この周波数差よりも小さいきざみ幅で周波数スイープすることで、共振周波数よりも出力電流の周波数が低くなることがなく、インバータ回路や共振回路の破損をより確実に防止することができる。
また、本発明では、前記回路制御部は、変更した周波数が所定の下限周波数に達しても無電極電灯が点灯しないと判定した場合は前記インバータ回路からの出力電流を停止させることが好ましい。
このような構成によれば、無電極電灯の故障や外部負荷の異常などがあった場合、周波数スイープによって点灯周波数になっても点灯せず、点灯周波数(共振周波数)を超えた低い周波数の出力電流が印加されてしまうことになる。このような異常があった場合、所定の下限周波数に達しても無電極電灯が点灯しないと判断し、出力電流を停止させることで、共振回路や外部負荷に出力電流が印加され続けることによるさらなる故障等の発生を防止することができる。
さらに、本発明では、前記回路制御部は、前記下限周波数に達して出力電流を停止させるとともに、点灯判定が正常に終了したことを報知手段によって報知することが好ましい。
このような構成によれば、下限周波数に達して出力電流を停止させるとともに、点灯判定が正常に終了したことを報知手段によって報知することで、点灯装置が正常に動作していることが利用者から判別できる。従って、無電極電灯が点灯しない非点灯の原因として、点灯装置の故障等ではなく、無電極電灯の故障や外部負荷の異常などを点検すればよいので、原因追及の手間を削減することができる。
本発明の一実施形態に係る点灯装置に用いられる無電極電灯を示す図 本発明の一実施形態に係る点灯装置を示すブロック図 前記点灯装置による点灯制御を示すフローチャート 前記無電極電灯を含む外部負荷の周波数とインピーダンスとの関係を示すグラフ 前記無電極電灯の点灯または非点灯の場合の出力電流波形を示す図 特定の外部負荷の周波数とインピーダンスとの関係を示すグラフ 特定の外部負荷に対する異なる周波数の出力電流波形を示す図 前記点灯装置におけるインバータ回路の動作を説明する図 前記点灯装置における出力電流の検出部を示す図 前記点灯装置における無電極電灯の点灯判断を説明するグラフ 無電極電灯が点灯するまでの制御を説明する図 異常時の外部負荷の周波数とインピーダンスおよび位相との関係を示すグラフ
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る点灯装置に用いられる無電極電灯を示す図である。
図1に示すように、無電極電灯であるランプ1は、発光管2と、誘電コイル3と、外部電極4と、を備えている。発光管2の内部には、水銀原子が蒸気として封入され、発光管2の内面には、蛍光体が塗布されている。外部電極4は、後述する点灯装置10の共振回路14とケーブル5によって接続され、ケーブル5を介して高周波交流電流が供給される。また、ランプ1およびケーブル5によって外部負荷6が構成されている。
このランプ1は、誘電コイル3に高周波交流電流が供給されることによって高周波磁界Mを発生させるとともに、この高周波磁界Mによって放電路(電界)を発生させる電磁誘導結合型放電の無電極ランプである。発光管2内に電界が発生すると、この電界によって加速された電子が水銀原子と衝突して電離が起き、放出される紫外線が蛍光体に衝突して可視光線が生じ、これによってランプ1が発光するように構成されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る点灯装置を示すブロック図である。
図2に示すように、点灯装置10は、商用電源からの電源電圧を入力する電源入力回路である整流平滑回路11およびブーストコンバータ12と、インバータ回路である単相インバータ13と、ランプ1に高周波交流電流を供給する共振回路14と、単相インバータ13を制御する回路制御部である制御IC15と、報知手段であるインジケータ16と、を備えている。商用電源は、例えば、単相200Vの交流電源が利用される。
整流平滑回路11は、ダイオードブリッジと平滑化キャパシタを有する平滑化回路であって、電源電圧を整流して直流電圧に変換する。ブーストコンバータ12は、整流平滑回路11で変換された直流電圧を昇圧させる。単相インバータ13は、ブーストコンバータ12で昇圧された電圧を高周波の矩形交流電圧に変換する。共振回路14は、単相インバータ13からの矩形交流電圧を正弦波状の出力電圧に変換して外部負荷6に出力する。
制御IC15は、単相インバータ13のスイッチング周波数を変更して電圧の周波数を設定するとともに、単相インバータ13から出力される出力電流の電流値を読み取り、この電流値によって単相インバータ13から先の回路の状態を検出する。このような制御IC15は、検出した回路の状態(出力電流の電流値)に基づいて、ランプ1の点灯状態を判断し、この判断に基づいて単相インバータ13に出力させる出力電流の電圧周波数を設定する。
インジケータ16は、LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)を有し、このLEDを点灯させることで利用者に点灯装置10の状態を報知するものである。このインジケータ16は、制御IC15によって点灯/非点灯が制御される。なお、インジケータ16は、LEDを有したものに限らず、他のランプなどの発光体を有してもよいし、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)などの表示装置を有して構成されてもよい。さらに、報知手段としては、ブザーやスピーカなどの音声出力装置を有して構成されていてもよい。
図3は、点灯装置による点灯制御を示すフローチャートである。
点灯装置10の制御IC15は、電源がONされて電源電流が供給されると、図3に示すように、ランプ1の点灯制御を実行する。
制御IC15は、先ず、単相インバータ13の駆動電圧の周波数fを初期設定周波数fs0に設定する(ステップST1)。この初期設定周波数fs0は、後述するように、想定される複数の外部負荷6における各共振周波数fよりも十分に高い周波数であって、初期設定周波数fs0の出力電流を単相インバータ13から出力したとしてもランプ1が点灯しない程度の値(例えば、270kHz)に設定されている。
次に、制御IC15は、初期設定周波数fs0の駆動電圧を単相インバータ13から出力させた状態で所定の判定時間TLsだけ待機する(ステップST2)。この判定時間TLsとしては、後述するように、想定される複数の外部負荷6のうち、ケーブル5の長さが最も長いものの共振周波数fにおける点灯時間Tによって設定され、例えば本実施形態では、判定時間TLsは約500μsecに設定されている。
判定時間TLsだけ待機した後、制御IC15は、ランプ1が点灯したか否かを判定する(ステップST3)。この点灯判定は、後述するように、単相インバータ13から出力される出力電流の電流値Isoutを検出し、この電流値Isoutの変動に基づいて判定する。
点灯判定においてランプ1が点灯しないと判定した場合(ステップST3でNO)、制御IC15は、駆動電圧の周波数fが予め設定した下限周波数に到達したか否かを判断する(ステップST4)。この下限周波数は、想定される複数の外部負荷6のうち最も低い共振周波数fに基づき、この共振周波数fよりも若干低い値(例えば、213kHz)に設定されている。
ステップST4において下限周波数に到達していないと判定した場合(ステップST4でNO)、制御IC15は、単相インバータ13の駆動電圧の周波数fを低い側に向かって変更する(ステップST5)。ここで、変更する周波数のきざみ幅Δfとしては、後述するように、ケーブル5の長さが最も長い外部負荷6の共振周波数fと点灯時間TLSの点灯周波数との関係に基づいて設定され、例えば本実施形態では、周波数のきざみ幅Δfは1kHzに設定されている。
ステップST5で周波数fを変更したら、制御IC15は、ステップST2に戻り、ステップST3,ST4を繰り返す。すなわち、高周波数側から低周波数側に向かって周波数fを順次変更(周波数スイープ)しつつ点灯判定を繰り返し実行する。
点灯判定においてランプ1が点灯したと判定した場合(ステップST3でYES)、制御IC15は、そのときの周波数fに固定し、その周波数fの駆動電圧を単相インバータ13に発生させ続ける(ステップST6)。これによりランプ1が点灯し続けるので、制御IC15は、点灯制御を終了する。
一方、点灯判定においてランプ1が点灯せず(ステップST3でNO)、下限周波数に到達したと判定した場合(ステップST4でYES)、制御IC15は、単相インバータ13からの出力電流を停止させる(ステップST7)。すなわち、一連の周波数スイープによって単相インバータ13の駆動電圧の周波数fを下限周波数まで変更しても、ランプ1の点灯が確認されなければ、出力電流を停止する。
単相インバータ13の出力電流を停止した後、制御IC15は、インジケータ16を点灯させ(ステップST8)、点灯制御を終了する。すなわち、ランプ1が点灯しなかった場合であっても、一連の周波数スイープによる点灯判定処理を実行し、出力電流を停止させるという、点灯制御の処理が正常に終了したことをインジケータ16の点灯によって利用者に報知する。
以下、図4〜8も参照し、ランプ1およびケーブル5を含む外部負荷6の特性、および点灯装置10の制御の設定方法を具体的に説明する。
図4は、無電極電灯を含む外部負荷の周波数とインピーダンスとの関係を示すグラフであり、図5は、無電極電灯の点灯または非点灯の場合の出力電流波形を示す図である。図6は、特定の外部負荷の周波数とインピーダンスとの関係を示すグラフであり、図7は、特定の外部負荷に対する異なる周波数の出力電流波形を示す図である。図8は、点灯装置におけるインバータ回路の動作を説明する図である。
図4には、ケーブル5の長さが異なる3種類の外部負荷6における周波数とインピーダンスとの関係が示されている。3種類の外部負荷6におけるケーブル5の長さは、それぞれ0m、11m、30mであり、図4において、ケーブル5の長さが0mの外部負荷6のインピーダンスが実線で示され、長さが11mのものが破線で示され、長さが30mのものが二点鎖線で示されている。ここで、ケーブル5の長さが0mとは、共振回路14とランプ1の外部電極4とが直接接続されるか、または極短いケーブル5で接続された接続状態を意味する。
図4に示すように、外部負荷6のインピーダンスは、周波数の高い側から低い側に向かって徐々に低下し、極小値となってから徐々に増加していくという周波数特性(周波数依存性)を備えている。このようにインピーダンスが極小値となる周波数が共振周波数fであり、この共振周波数fは、ケーブル5の長さが長いほど小さくなる。具体的には、本実施形態の例において、ケーブル5の長さが0mの場合の共振周波数fが約259kHzであり、ケーブル5の長さが11mの場合の共振周波数fが約240kHzであり、ケーブル5の長さが30mの場合の共振周波数fが約218kHzである。
また、各共振周波数fにおけるインピーダンスは、ケーブル5の長さが長いほど大きくなり、すなわち、ケーブル5の長さが長いほど外部負荷6の抵抗が大きくなる。このように共振周波数fにおけるインピーダンスが極小値となることで、共振周波数fの近傍において、外部負荷6に流れる電流値が増加し、共振周波数fから離れるほど外部負荷6に流れる電流値が減少することとなる。従って、共振周波数fに近い周波数を有する電圧を印加することで、ランプ1が点灯しやすくなり、共振周波数fから遠い周波数を有する電圧を印加すると、ランプ1が点灯しにくいかランプ1が点灯しないようになっている。
図5には、一定のケーブル5の長さの外部負荷6に対して異なる周波数fの電圧を印加した際の単相インバータ13から出力される出力電流の電流値Isoutを示す波形であり、図5(A)は、ランプ1が点灯した場合の出力電流波形であり、図5(B)は、ランプ1が点灯しなかった場合の出力電流波形である。具体的には、共振周波数fが250kHzの外部負荷6に対し、同じ250kHzの周波数fを有した電圧を印加した場合、図5(A)に示すように、印加開始(時間t=0sec)から時間tsec後に、ランプ1が点灯して出力電流の電流値Isoutが低下する。
一方、共振周波数fと異なる258kHzの周波数fを有した電圧を印加した場合、図5(B)に示すように、印加開始から時間tsec経過後にも出力電流の電流値Isoutが低下せず、その後、電圧を印加し続けても電流値Isoutが低下することなく、すなわち、ランプ1が点灯しないことが分かる。このように、外部負荷6の共振周波数fと印加する電圧の周波数fとの関係によって、ランプ1が点灯するか点灯しないかが決まる。このような特性に基づけば、出力電流の電流値Isoutを検出し、その検出結果を見ることで、ランプ1が点灯したか点灯しなかったかの判定ができることになる。
図6には、特定の外部負荷6として、例えば、ケーブル5の長さが1mの外部負荷6における周波数とインピーダンスとの関係が示され、図7(A)〜(C)には、この外部負荷6に対し、異なる周波数として266kHz、262kHz、258kHzの3種類の周波数fの駆動電圧を印加した際の出力電流波形が示されている。図6に示すように、ケーブル5の長さが1mの外部負荷6において、インピーダンスが極小値となる共振周波数fは約258kHzであり、このときのインピーダンスは約5.4Ωである。また、周波数が266kHzのときのインピーダンスは約13.8Ωであり、周波数が262kHzのときのインピーダンスは約26.5Ωである。
図7(A)に示すように、周波数fが266kHzの電圧を印加した場合、単相インバータ13から出力される電流値Isoutは、印加開始から時間TL3sec後に低下し、このときランプ1が点灯した。図7(B)に示すように、周波数fが262kHzの場合、電流値Isoutは、印加開始から時間TL2sec後に低下し、このときランプ1が点灯した。図7(C)に示すように、共振周波数fである258kHzの場合、電流値Isoutは、印加開始から時間TL1sec後に低下し、このときランプ1が点灯した。このように印加する電圧の周波数が共振周波数fに近づくほど、ランプ1が点灯するまでの時間が短くなり、点灯しやすくなることが分かる。
以上のように、外部負荷6のインピーダンスは、共振周波数fで極小値となって、共振周波数fに近づくほどランプ1が点灯しやすくなるとともに、点灯するまでの時間(点灯時間T)が短くなる。一方、共振周波数fから離れるほどランプ1が点灯しにくくなるとともに、点灯するまでの時間(点灯時間T)が長くなる。このような周波数特性を有した外部負荷6に対し、単相インバータ13の制御に使用する周波数範囲は、共振周波数fよりも大きい側であるとともに、初期設定周波数fs0から共振周波数fに向かって順次小さくなるように周波数fの制御方向が設定される。
図8には、外部負荷6が容量性負荷になった場合において、単相インバータ13に作用する電圧Vsoutおよび電流Isoutの状態が示されている。外部負荷6の位相特性として、共振周波数fよりも大きい周波数範囲では位相が正の誘導性負荷となり、共振周波数fよりも小さい周波数範囲では位相が負の容量性負荷となることが知られている。図8に示すように、容量性負荷(位相が負)になると、単相インバータ13の回路における矩形電圧Vsoutの位相が出力電流Isoutの位相よりも遅れる現象が起き(例えば、図8に示すグラフの時刻t参照)、回路中のMOS(Metal-Oxide Semiconductor、金属酸化膜半導体)等の素子に対し、外部負荷6からの電流が戻って過大な電流が発生してしまう。このような共振周波数fよりも小さい周波数範囲で駆動を継続すると、単相インバータ13の回路が破壊される可能性がある。従って、図6に示すように、単相インバータ13の制御に使用する周波数範囲(初期設定周波数fs0から点灯周波数までの周波数範囲)は、共振周波数fを下回らないことが好ましい。
また、前述の図4で説明したように、ケーブル5の長さが長いほど、外部負荷6の共振周波数fにおけるインピーダンスは大きくなり、このため共振周波数f付近においても点灯時間Tが長くなる。従って、外部負荷6に用いられるケーブル5の想定される最長ケーブル長さに基づいて点灯制御の判定時間TLsを設定することで、各長さのケーブル5に対してランプ1を点灯させることができる。ここで、例えば、最長ケーブル長さを30mとした場合、点灯時間Tが約500μsecであることが測定されたので、判定時間TLsを500μsecに設定した。なお、本実施形態では、判定時間TLsは、最長ケーブル長さを30mとした場合の点灯時間Tと同一の時間に設定しているが、これよりも長い時間に設定してもよい。
このように判定時間TLsを500μsecに設定し、長さ1mのケーブル5を有した外部負荷6において点灯制御を実行した場合、図6に示すように、ランプ1が点灯するときの駆動周波数fは262kHzであった。この外部負荷6の共振周波数fは258kHzであり、駆動周波数fと共振周波数fとの差は4kHzである。従って、共振周波数fよりも若干高い周波数fで駆動されることとなる。
また、長さ30mのケーブル5を有した外部負荷6においても同様の点灯制御を実行し、共振周波数fよりも若干高い周波数fでランプ1が点灯することを確認した。この駆動周波数fと共振周波数fとの差に基づき、点灯制御における駆動周波数fのきざみ幅Δfを1kHzに設定した。すなわち、きざみ幅Δfは、想定される最長ケーブル長さ30mのケーブル5を含む外部負荷6に対して、判定時間TLs(500μsec)による点灯判定を実行した場合に、ランプ1が点灯する駆動周波数fと、外部負荷6の共振周波数fと、の周波数差よりも小さい値に設定されている。従って、点灯制御において、駆動周波数fが共振周波数fを下回ってしまわないようにでき、外部負荷6が容量性負荷になることがなく、単相インバータ13の回路が破壊されることを防止することができる。
次に、図9〜11を参照して点灯判断の方法について説明する。図9は、点灯装置における出力電流の検出部を示す図である。図10は、点灯装置における無電極電灯の点灯判断を説明するグラフであり、図11は、無電極電灯が点灯するまでの制御を説明する図である。
単相インバータ13からの出力電流Isoutの検出部17は、単相インバータ13と共振回路14との間に設けられ、図9に示すように、カレントトランスCTと、ダイオードDと、抵抗R1,R2と、コンデンサCと、スイッチS1と、を備えている。抵抗R1によって電流・電圧変換が行われ、ダイオードD、コンデンサCおよび抵抗R2によって整流平滑回路が構成され、スイッチS1によってコンデンサCの蓄電、放電が行われる。このような検出部17では、単相インバータ13からの出力電流Isoutに応じた直流電圧Vdoutが得られるが、コンデンサCにスイッチS1が接続されていることで、スイッチS1のON/OFFによって直流電圧Vdoutの検出タイミングが制御できる。スイッチS1のON/OFFは制御IC15によって制御され、制御IC15は直流電圧Vdoutを検出する。
制御IC15は、駆動電圧の印加開始から判定時間TLsが経過するまでの間、スイッチS1をONしてコンデンサCの両端を短絡させることで、図10に示すように、直流電圧Vdoutが0Vになる。判定時間TLsが経過したら、制御IC15はスイッチS1をOFFする。スイッチS1をOFFしたとき、図10(A)に示すように、ランプ1が点灯していると、単相インバータ13からの出力電流Isoutの振幅が低下しているため、抵抗R1にダイオードDの順方向電圧以上の電圧がかからず、コンデンサCに電荷が充電されずに直流電圧Vdoutが0Vのままになる。一方、図10(B)に示すように、ランプ1が点灯していないと、出力電流Isoutの振幅が大きいため、コンデンサCに電荷が充電され、出力電流Isoutに応じた直流電圧Vdoutが検出される。
以上のように、検出部17に生じる(または生じない)直流電圧Vdoutを検出することで、ランプ1の点灯または非点灯が判定できる。すなわち、本実施形態の点灯装置10では、検出部17の直流電圧Vdoutを介して単相インバータ13からの出力電流Isoutの電流値を検出する。この出力電流Isoutが低下することで直流電圧Vdoutが検出されず(0V)、直流電圧Vdoutが検出されないことによって、制御IC15は、ランプ1が点灯したと判定する。一方、出力電流Isoutが低下しないことで直流電圧Vdoutが検出され、直流電圧Vdoutが検出されることによって、制御IC15は、ランプ1が点灯していないと判定する。
また、制御IC15は、出力電流Isoutの低下(直流電圧Vdoutの非検出)だけではなく、図11に示すように、点灯制御中において出力電流Isout(直流電圧Vdout)が増加することを検出し、その後に出力電流Isoutが低下する(直流電圧Vdoutが0Vになる)ことを検出し、これによってランプ1が点灯したと判定する。
ここで、図11(A)に示すように、ランプ1点灯後のインピーダンスは、点灯直前のインピーダンスよりも大きくなり、初期設定周波数fs0の近傍のインピーダンスと同程度となる。したがって、制御IC15は、出力電流Isoutの低下(直流電圧Vdoutの非検出)だけでランプ1が点灯したと判定すると、初期設定周波数fs0の近傍において、非点灯にも関わらず点灯したと判定してしまう誤判定になる。
そこで、図11(B)に示すように、点灯制御中において出力電流Isout(直流電圧Vdout)が増加した後に低下することを検出し、これによりランプ1の点灯を判定する。具体的には、制御IC15は、駆動周波数fを変更するたびに検出した直流電圧Vdoutと、予め設定された電圧閾値とを比較し、直流電圧Vdoutが電圧閾値未満では点灯判別を開始せず、直流電圧Vdoutが電圧閾値以上になったときに点灯判別を開始する。すなわち、制御IC15は、点灯制御の開始時には点灯判別開始フラグを0(停止)にセットしておき、直流電圧Vdoutが電圧閾値以上になったとき(図11(B)の時間t)に、点灯判別開始フラグを1(開始)にセットする(点灯判別範囲)。点灯判別開始フラグが0の場合に、直流電圧Vdoutが低下したとしても、制御IC15は、ランプ1が非点灯であると判定する。一方、点灯判別開始フラグが1の場合(点灯判別範囲)に、直流電圧Vdoutが低下すると(電圧閾値未満または0V)、制御IC15は、ランプ1が点灯したと判定する。
すなわち、外部負荷6のインピーダンスは、共振周波数fに近づくほど低下するため、共振周波数fの付近においてランプ1が非点灯から点灯する直前では、出力電流Isout(直流電圧Vdout)が徐々に増加していく。そして、ランプ1が点灯すると、図11(A)に示すように、インピーダンスが増加するため、出力電流Isoutが突然低下する(直流電圧Vdoutが0Vになる)。このように出力電流Isoutが徐々に増加してから急激に低下する現象に基づいて点灯判定することで、ランプ1の点灯を確実に検出することができ、誤判定を防止することができる。
次に、ランプ1やケーブル5を含む外部負荷6や共振回路14に異常があった場合、前述のような点灯装置10の制御を実行しても問題が起きないことを確認した。
図12は、異常時の外部負荷の周波数とインピーダンスおよび位相との関係を示すグラフであり、図12(A)は端子開放時の関係を示し、図12(B)は端子短絡時の関係を示している。
ここで、端子開放時とは、ランプ1が取り付けられていない状態あるいはケーブル5や共振回路14の一部が破断した状態で点灯装置10の電源をONしたときであり、端子短絡時とは、ランプ1やケーブル5、共振回路14の一部に短絡が起きた状態で点灯装置10の電源をONしたときである。
図12(A)に示すように、端子開放時において、点灯装置10の制御範囲である使用周波数範囲(初期設定周波数fs0〜下限周波数の間)では、外部負荷6が容量性負荷となる(位相がマイナスとなる)周波数が一部に存在する。しかし、使用周波数範囲の全域に亘ってインピーダンスが高いので、単相インバータ13や共振回路14に流れる電流が過大になることがなく、回路中のMOSの発熱による破損は起らないことが確認できた。一方、図12(B)に示すように、端子短絡時において、使用周波数範囲の全域で外部負荷6が容量性負荷となっているが、この場合もインピーダンスが高いので、回路中のMOSの破損は起らないことが確認できた。
従って、端子開放時および端子短絡時のいずれかの状態において点灯装置10の電源を投入し、前述の点灯制御を実行したとしても回路の破損は起きない。そして、点灯制御において、下限周波数まで周波数スイープしてもランプ1の点灯が確認されないため、制御IC15が出力電流を停止するとともにインジケータ16を点灯させてから、点灯制御が終了する。このように外部負荷6や共振回路14に異常がある状態で電源が投入されたとしても、ランプ1が点灯せずに駆動電流が停止されるとともに、点灯制御が正常に終了したことがインジケータ16によって報知される。
このような本実施形態の点灯装置10によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)単相インバータ13の駆動電圧の周波数fを初期設定周波数fs0から低周波数側に向かってスイープし、各周波数fの出力電流によってランプ1が点灯したか否かを判定することで、ランプ1が点灯しやすくできる。また、出力電流を高周波数側から低周波数側に向かって周波数スイープすることで、外部負荷6の共振周波数fよりも駆動周波数fが低くならないようにでき、点灯装置10の回路の破損を防止することができる。
(2)制御IC15は、検出部17の直流電圧Vdoutによって単相インバータ13からの出力電流Isoutを検出し、ランプ1の点灯判定を実行することで、複雑な検出装置を別途設置しなくても点灯判定することができ、装置の構造を簡単化することができる。単相インバータ13の出力電流Isout(直流電圧Vdout)が増加した後に低下することを検出し、この検出に基づいてランプ1の点灯を判定することで、より確実に点灯判定を実行することができる。
(3)ケーブル5の想定される最長ケーブル長さに基づいて点灯制御の判定時間TLsが設定され、この判定時間TLsによって点灯判定が実行されることで、最長ケーブル長さ以下の様々な長さを有するケーブル5に対して点灯判断の確実性を向上させることができる。
(4)点灯制御における駆動周波数fのきざみ幅Δfが1kHzに設定されていることで、点灯制御において、駆動周波数fが共振周波数fを下回らないようにでき、外部負荷6が容量性負荷になることがなく、単相インバータ13の回路が破壊されることを防止することができる。
(5)点灯制御において、周波数スイープで下限周波数に達してもランプ1が点灯しないと判断したら出力電流を停止させることで、駆動電流が印加され続けることによる故障等の発生を防止することができる。
(6)外部負荷6や共振回路14に異常がある状態で電源が投入されてランプ1が点灯しない場合に、点灯制御が正常に終了したことがインジケータ16によって報知されるので、点灯装置10が正常に動作していることが利用者から判別できる。従って、ランプ1が点灯しない非点灯の原因として、点灯装置10の故障等ではなく、ランプ1や外部負荷6の異常などを点検すればよいので、原因追及の手間を削減することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、外部負荷6のケーブル5の長さとして、0mから30mまでのものを例示したが、ケーブル長さとしては30mまでに限定されるものではなく、30mを超えるケーブルを備えた外部負荷に本発明の点灯装置を適用してもよい。
また、前記実施形態では、外部負荷6に1つのランプ1が接続された場合を説明したが、本発明の点灯装置としては、複数の無電極電灯を含む外部負荷に利用されるものであってもよい。その際、複数の無電極電灯が直列または並列に接続されていてもよく、そのような外部負荷の周波数特性に応じて点灯装置による点灯制御のパラメータ(初期設定周波数fs0や、判定時間TLs、駆動周波数fのきざみ幅Δf等)が適宜に設定されていればよい。
前記実施形態では、検出部17の直流電圧Vdoutによって単相インバータ13からの出力電流Isout(直流電圧Vdout)を検出し、この値に基づき制御IC15がランプ1の点灯判定を実行したが、点灯判定の方法は特に限定されない。すなわち、検出部17のような回路を用いずに、適宜なセンサ等を用いて出力電流または出力電圧を検出してもよく、その検出位置も任意に設定することができる。
また、前記実施形態では、想定される最長ケーブル長さに基づいて点灯制御の判定時間TLsが設定されていたが、判定時間はケーブルの長さに基づいて設定されるものに限られない。すなわち、ケーブルの長さの他にも外部負荷の周波数特性に影響のある周辺環境や設置条件などを考慮して判定時間が設定されてもよい。
また、周波数スイープにおける周波数のきざみ幅Δfは、外部負荷6の共振周波数fと点灯時間T(判定時間TLs)との関係に基づいて設定されるものに限らず、他の条件を考慮して設定されてもよい。
以上のように、本発明は、周辺環境や設置条件などの影響によって点灯周波数が変動した場合であっても点灯しやすくできる無電極電灯の点灯装置に広く適用できる。
1 ランプ(無電極電灯)
5 ケーブル
6 外部負荷
10 点灯装置
11 整流平滑回路(電源入力回路)
12 ブーストコンバータ(電源入力回路)
13 単相インバータ(インバータ回路)
14 共振回路
15 制御IC(回路制御部)
16 インジケータ(報知手段)

Claims (6)

  1. 無電極電灯を含む外部負荷に高周波交流電流を供給して無電極電灯を点灯させるための点灯装置であって、
    電源電流を整流して昇圧する電源入力回路と、
    前記電源入力回路からの電圧の周波数を変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路からの電圧を正弦波にして出力する共振回路と、
    前記インバータ回路を制御する回路制御部と、を備え、
    前記外部負荷には、前記共振回路と無電極電灯とを接続するケーブルが含まれ、このケーブルの長さとして想定される最長ケーブル長さに基づき、点灯判定までの判定時間が設定され、
    前記回路制御部は、
    前記インバータ回路に発生させる電圧の周波数を高周波数側から低周波数側に向かって順次変更して前記インバータ回路に電流を出力させてから前記判定時間が経過したときに、各周波数の出力電流によって無電極電灯が点灯したか否かを判定する点灯判定を実行し、
    点灯しないと判定した場合は、周波数を変更して点灯判定を繰り返し、
    点灯したと判定した場合は、そのときの周波数の出力電流を前記インバータ回路に発生させ続ける
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
  2. 請求項1に記載された無電極電灯の点灯装置において、
    前記回路制御部は、
    前記インバータ回路の出力電流の電流値を検出し、この電流値の低下に基づいて無電極電灯が点灯したと判定する
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
  3. 請求項2に記載された無電極電灯の点灯装置において、
    前記回路制御部は、
    周波数の順次変更に伴って前記インバータ回路の出力電流の電流値が増加した後に低下することを検出し、この検出に基づいて無電極電灯が点灯したと判定する
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された無電極電灯の点灯装置において、
    前記最長ケーブル長さのケーブルを含む前記外部負荷に対して前記判定時間による点灯判定を実行した場合に無電極電灯が点灯する点灯周波数と、当該外部負荷における共振周波数と、の周波数差よりも小さいきざみ幅によって、前記回路制御部が周波数を変更する
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された無電極電灯の点灯装置において、
    前記回路制御部は、
    変更した周波数が所定の下限周波数に達しても無電極電灯が点灯しないと判定した場合は前記インバータ回路からの出力電流を停止させる
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
  6. 請求項5に記載された無電極電灯の点灯装置において、
    前記回路制御部は、
    前記下限周波数に達して出力電流を停止させるとともに、点灯判定が正常に終了したことを報知手段によって報知する
    ことを特徴とする無電極電灯の点灯装置。
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