JP3323235B2 - 調光用放電灯点灯装置 - Google Patents
調光用放電灯点灯装置Info
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Description
電ランプ等の各種放電ランプを滑らかに連続調光するこ
とができる調光用放電灯点灯装置に関するものである。
必要である。そして、調光による演出効果を高めるた
め、フェードイン,フェードアウトと呼ばれる機能が要
求されることが多い。ここで、従来例として、フェード
イン,フェードアウトの各々の説明と、相互関係につい
て説明する。
から暗へ変化させる調光信号(以下、明→暗の調光信号
と称する)を与えた場合に、ある光束レベルで放電ラン
プを強制的に消灯させるものである。これは、理想的に
は、連続的に徐々に光束を低下させていき終には消灯す
るというようにしたいが、現実的にはある程度の光束レ
ベル以下では、放電ランプは、白熱ランプとは異なりち
らつく等の好ましくない現象が起こり、安定点灯状態を
維持できないため、このようなフェードアウトが必要と
なる。
灯している状態において、放電ランプを暗から明へ変化
させる調光信号(以下、暗→明の調光信号と称する)を
与えた場合に、消灯した放電ランプをある光束レベルで
始動して点灯させるというものである。さて、フェード
インとフェードアウトの相互関係は、当然フェードアウ
トを行う調光信号レベルがフェードインの調光信号レベ
ルに比べて放電ランプが暗い状態の調光信号(以下、暗
い状態の調光信号と称する)でなくてはならない。
のレベルが同一であれば、そのレベルに調光信号を固定
した場合、フェードイン,フェードアウトを繰り返すと
いった誤動作を行ってしまう。例として、調光信号が直
流電圧の電圧レベルであり、その電圧レベルが高いと放
電ランプが明るい状態に調光され、逆に電圧レベルが低
いと放電ランプが暗い状態に調光される従来例の調光用
放電灯点灯装置について、図7ないし図9を参照しなが
ら説明する。
ロック図を示す。図7において、調光器3は放電ランプ
2を連続的に調光可能な調光信号を発生する。調光機能
付点灯回路1は、調光器3から抵抗8を介して調光信号
入力端子1aに供給される調光信号に対応して放電ラン
プ2を調光点灯させる。消灯信号発生手段となるフェー
ドアウト信号発生器5は、調光信号が放電ランプ2の光
束を減少させる方向に変化しかつ調光信号が放電ランプ
2の第1の光束レベルに相当するレベルを下回ったとき
にフェードアウト信号(消灯信号)を発生する。
ランジスタ7は、フェードアウト信号(消灯信号)に応
答して調光機能付点灯回路1に加えられる調光信号を放
電ランプ2を消灯させる状態に強制的に変化させる。始
動信号発生手段となるフェードイン信号発生器4は、調
光信号が放電ランプ2の光束を増加させる方向に変化し
かつ調光信号が放電ランプ2の第1の光束レベルより高
い第2の光束レベルに相当する状態を上回ったときに一
時的にフェードイン信号(始動信号)を発生する。
ジスタ6は、フェードイン信号(始動信号)に応答して
調光機能付点灯回路1に加えられる調光信号を放電ラン
プ2を始動させる状態に強制的に変化させる。9は電圧
VDCの直流電源である。図8に図7の調光用放電灯点灯
装置において、調光器3を操作して、放電ランプを明状
態から暗状態へ変化させ、その後暗状態から明状態に変
化させたときの調光信号の変化と放電ランプ2の光束と
の関係を示す。同図(a)は調光信号を示し、同図
(b)は放電ランプ2の光束を示している。
を操作して調光信号のレベルを図8(a)のように徐々
に下降させていく(明→暗の調光信号)と、調光機能付
点灯回路1が放電ランプ2への電力供給を徐々に減少さ
せていき、放電ランプ2の光束がそれに応じて図8
(b)のように減少していく。このように放電ランプ2
の光束が減少する方向に調光信号のレベルが変化してい
く状態において、調光信号のレベルがフェードアウトの
調光信号レベルVO を下回ると、フェードアウト信号発
生器5がフェードアウト信号(消灯信号)を発生し、ス
イッチングトランジスタ7をオンにする。この結果、調
光機能付点灯回路1の調光信号入力端子1aに入力され
る調光信号のレベルを調光器3の出力にかかわらず強制
的に略0.3Vに降下させることになり、調光機能付点
灯回路1から放電ランプ2への電力供給が停止して放電
ランプ2が消灯する。調光器3の調光信号のレベルをさ
らに下げても放電ランプ2が消灯した状態は変換しな
い。なお、上記の0.3Vはスイッチングトランジスタ
7のオン時のコレクタ・エミッタ間電圧に相当する。
のレベルを徐々に上昇させていき(暗→明の調光信
号)、調光信号のレベルがフェードインの調光信号レベ
ルVI を上回ると、フェードアウト信号発生器5がフェ
ードアウト信号(消灯信号)の発生を停止し、スイッチ
ングトランジスタ7がオフになり、さらにフェードイン
信号発生器4が一時的にフェードイン信号(始動信号)
を発生し、スイッチングトランジスタ6をオンにする。
この結果、調光機能付点灯回路1の調光信号入力端子1
aに入力される調光信号のレベルを調光器3の出力にか
かわらず強制的に略(VDC−0.3)Vに上昇させるこ
とになり、調光機能付点灯回路1は、始動用の高電圧を
放電ランプ2に一時的に加え、放電ランプ2を始動して
点灯に至らせ、その後調光器3の調光信号で決まる光束
で放電ランプ2を点灯を継続させる。
ベルを徐々に上昇させていく(暗→明の調光信号)と、
調光機能付点灯回路1が放電ランプ2への電力供給を徐
々に増加していき、放電ランプ2の光束がそれに応じて
図8(b)のように増加していく。以上をまとめると、
明→暗の調光信号がフェードアウトの調光信号レベルV
Oを下回れば、放電ランプ2が消灯する。また、暗→明
の調光信号がフェードインの調光信号レベルVI を上回
れば、放電ランプ2が点灯する。そして、フェードイン
の調光信号レベルVI とフェードアウトの調光信号レベ
ルVO の関係は、V I >V0 といった関係となる。
の光束が上昇するのは、消灯している放電ランプ2を点
灯させるため、放電ランプ2の両端に一瞬高電圧を印加
するためである。
放電灯点灯装置では以下のような問題が生じる。放電ラ
ンプ2が最も暗いレベルはフェードアウト直前の状態で
ある。この最も暗いレベルから放電ランプ2を徐々に明
るくするということは演出を目的とした照明ではよく行
われることである。
もかかわらず、フェードインがかかるため、フェードイ
ン時の一瞬の閃光がより目立つことになる。さらに、調
光信号を調光レベルV1 を中心に調光レベルVO 以上の
電圧レベルで変化させると、より閃光が目立つ。この様
子を図9に示す。図9(a)は調光信号の変化を示し、
図9(b)は同図(a)の調光信号のレベル変化に伴っ
て変化する放電ランプ2の光束の変化を示している。図
9(b)において、パルス部分はフェードインによって
閃光が発生していることを示している。
プの点灯中における閃光の発生を防止することができる
調光用放電灯点灯装置を提供することである。
電灯点灯装置は、放電ランプを連続的に調光可能な調光
信号を発生する調光器を設け、調光器から供給される調
光信号に対応して放電ランプを調光点灯させる調光機能
付点灯回路を設けている。また、調光信号が放電ランプ
の光束を減少させる方向に変化しかつ調光信号が放電ラ
ンプの第1の光束レベルに相当する状態を下回ったとき
に消灯信号を発生する消灯信号発生手段を設け、消灯信
号に応答して調光機能付点灯回路に加えられる調光信号
を放電ランプを消灯させる状態に強制的に変化させる放
電ランプ消灯手段を設けている。
電ランプの光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号
が放電ランプの第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回ったときに一時的に始動信号
を発生する始動信号発生手段を設け、始動信号に応答し
て調光機能付点灯回路に加えられる調光信号を放電ラン
プを始動させる状態に強制的に変化させる放電ランプ始
動手段を設けている。
放電ランプを連続的に調光可能な調光信号を発生する調
光器を設け、調光器から供給される調光信号に対応して
放電ランプを調光点灯させる調光機能付点灯回路を設け
ている。また、調光信号が放電ランプの光束を減少させ
る方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束
レベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号を発生
する消灯信号発生手段を設け、消灯信号に応答して調光
機能付点灯回路に加えられる調光信号を放電ランプを消
灯させる状態に強制的に変化させる放電ランプ消灯手段
を設けている。
少させる方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1
の光束レベルに相当する状態を下回ったときに出力信号
が一方のレベルから他方のレベルに変化し、調光信号が
放電ランプの光束を増加させる方向に変化しかつ調光信
号が放電ランプの第1の光束レベルより高い第2の光束
レベルに相当する状態を上回ったときに出力信号が他方
のレベルから一方のレベルに変化するヒステリシス回路
を設け、ヒステリシス回路の出力信号が他方のレベルか
ら一方のレベルに変化したときに一時的に始動信号を発
生する始動信号発生手段を設け、始動信号に応答して調
光機能付点灯回路に加えられる調光信号を放電ランプを
始動させる状態に強制的に変化させる放電ランプ始動手
段を設けている。
放電ランプを連続的に調光可能な調光信号を発生する調
光器を設け、調光器から供給される調光信号に対応して
放電ランプを調光点灯させる調光機能付点灯回路を設け
ている。また、調光信号が放電ランプの光束を減少させ
る方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束
レベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号を発生
する消灯信号発生手段を設け、消灯信号に応答して調光
機能付点灯回路に加えられる調光信号を放電ランプを消
灯させる状態に強制的に変化させる放電ランプ消灯手段
を設けている。
プ消灯検出信号を発生するランプ消灯検出手段と、ラン
プ消灯検出手段からランプ消灯検出信号が入力されてい
る状態において調光信号が放電ランプの光束を増加させ
る方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束
レベルより高い第2の光束レベルに相当する状態を上回
ったときに一時的に始動信号を発生する始動信号発生手
段を設け、始動信号に応答して調光機能付点灯回路に加
えられる調光信号を放電ランプを始動させる状態に強制
的に変化させる放電ランプ始動手段を設けている。
ることにより、調光機能付点灯回路が調光信号に応じて
放電ランプを調光点灯させる。調光信号が放電ランプの
光束を減少させる方向に変化しかつ調光信号が放電ラン
プの第1の光束レベルに相当する状態を下回ったときに
消灯信号発生手段が消灯信号を発生し、この消灯信号に
応答して放電ランプ消灯手段が調光機能付点灯回路に加
えられる調光信号を放電ランプを消灯させる状態に強制
的に変化させ、これによって放電ランプが消灯する。
の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電ラ
ンプの第1の光束レベルより高い第2の光束レベルに相
当する状態を上回ったときに始動信号発生手段が一時的
に始動信号を発生し、この始動信号に応答して調光機能
付点灯回路に加えられる調光信号を放電ランプを始動さ
せる状態に強制的に変化させ、これによって放電ランプ
が始動して点灯し、調光信号に対応した明るさで放電ラ
ンプが点灯を維持する。
信号が放電ランプの光束を増加させる方向に変化しかつ
調光信号が放電ランプの第1の光束レベルより高い第2
の光束レベルに相当する状態を上回っても、始動信号発
生手段は始動信号を発生しない。請求項2記載の構成に
よれば、調光器を操作することにより、調光機能付点灯
回路が調光信号に応じて放電ランプを調光点灯させる。
方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束レ
ベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号発生手段
が消灯信号を発生し、この消灯信号に応答して放電ラン
プ消灯手段が調光機能付点灯回路に加えられる調光信号
を放電ランプを消灯させる状態に強制的に変化させ、こ
れによって放電ランプが消灯する。
方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束レ
ベルに相当する状態を下回ったときにヒステリシス回路
の出力信号が一方のレベルから他方のレベルに変化し、
調光信号が放電ランプの光束を増加させる方向に変化し
かつ調光信号が放電ランプの第1の光束レベルより高い
第2の光束レベルに相当する状態を上回ったときにヒス
テリシス回路の出力信号が他方のレベルから一方のレベ
ルに変化する。そして、ヒステリシス回路の出力信号が
他方のレベルから一方のレベルに変化したときに始動信
号発生手段が一時的に始動信号を発生し、この始動信号
に応答して調光機能付点灯回路に加えられる調光信号を
放電ランプを始動させる状態に強制的に変化させ、これ
によって放電ランプが始動して点灯し、調光信号に対応
した明るさで放電ランプが点灯を維持する。
化させなかった場合には、ヒステリシス回路の状態は変
化せず、調光信号が放電ランプの光束を増加させる方向
に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束レベル
より高い第2の光束レベルに相当する状態を上回って
も、始動信号発生手段は始動信号を発生しない。請求項
3記載の構成によれば、調光器を操作することにより、
調光機能付点灯回路が調光信号に応じて放電ランプを調
光点灯させる。
方向に変化しかつ調光信号が放電ランプの第1の光束レ
ベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号発生手段
が消灯信号を発生し、この消灯信号に応答して放電ラン
プ消灯手段が調光機能付点灯回路に加えられる調光信号
を放電ランプを消灯させる状態に強制的に変化させ、こ
れによって放電ランプが消灯する。ランプ消灯検出手段
は放電ランプの消灯を検出することになる。
号が入力されている状態において調光信号が放電ランプ
の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電ラ
ンプの第1の光束レベルより高い第2の光束レベルに相
当する状態を上回ったときに始動信号発生手段が一時的
に始動信号を発生し、この始動信号に応答して調光機能
付点灯回路に加えられる調光信号を放電ランプを始動さ
せる状態に強制的に変化させ、これによって放電ランプ
が始動して点灯し、調光信号に対応した明るさで放電ラ
ンプが点灯を維持する。
信号が入力されていないときには、調光信号が放電ラン
プの光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電
ランプの第1の光束レベルより高い第2の光束レベルに
相当する状態を上回っても、始動信号発生手段は始動信
号を発生しない。
図2に基づいて説明する。この調光用放電灯点灯装置
は、図1に示すように、フェードアウト信号発生器5の
フェードアウト信号(消灯信号)をフェードイン信号発
生器4に入力する構成とし、フェードアウト信号(消灯
信号)の発生後に調光信号が放電ランプ2の光束を増加
させる方向に変化しかつ調光信号が放電ランプ2の第1
の光束レベルより高い第2の光束レベルに相当する状態
を上回ったときに一時的に始動信号を発生するように、
フェードイン信号発生器4を構成したものであり、その
他の構成は図7の従来例と同様である。なお、初回のフ
ェードイン信号は、当然のことながらフェードアウト信
号がなくても発生できるようにしているのは当然であ
る。また、フェードアウト信号は、例えばフリップフロ
ップ等からなるラッチ回路で保持する。
器3を操作することにより、調光機能付点灯回路1が調
光信号に応じて放電ランプ2を調光点灯させる。調光信
号が放電ランプ2の光束を減少させる方向に変化しかつ
調光信号が放電ランプ2の第1の光束レベルに相当する
状態を下回ったときに消灯信号発生手段であるフェード
アウト信号発生器5がフェードアウト信号(消灯信号)
を発生し、このフェードアウト信号(消灯信号)に応答
して放電ランプ消灯手段であるスイッチングトランジス
タ7が調光機能付点灯回路1に加えられる調光信号を放
電ランプ2を消灯させる状態(従来例と同様に、略0.
3V)に強制的に変化させ、これによって放電ランプ2
が消灯する。
2の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電
ランプ2の第1の光束レベルより高い第2の光束レベル
に相当する状態を上回ったときに始動信号発生手段であ
るフェードイン信号発生器4が一時的にフェードイン信
号(始動信号)を発生し、このフェードイン信号(始動
信号)に応答して調光機能付点灯回路1に加えられる調
光信号を放電ランプ2を始動させる状態(従来例と同様
に、略(VDC−0.3)V)に強制的に変化させ、これ
によって放電ランプ2が始動して点灯し、調光信号に対
応した明るさで放電ランプ2が点灯を維持する。
ていないときには、調光信号が放電ランプ2の光束を増
加させる方向に変化しかつ調光信号が放電ランプ2の第
1の光束レベルより高い第2の光束レベルに相当する状
態を上回っても、始動信号発生手段であるフェードイン
信号発生器4はフェードイン信号(始動信号)を発生し
ない。
て、調光器3を操作して、放電ランプを明状態から暗状
態へ変化させ、その後暗状態から明状態に変化させ、さ
らに明暗の変化を繰り返したときの調光器3の出力であ
る調光信号の変化と調光機能付点灯回路の調光信号入力
端子1aへ入力される調光信号の変化と放電ランプ2の
光束との関係を示す。同図(a)は調光器3の出力であ
る調光信号を示し、同図(b)は調光機能付点灯回路1
の調光信号入力端子1aへ入力される調光信号を示し、
同図(c)は放電ランプ2の光束を示している。図2か
ら放電ランプ2が消灯した状態で調光信号を増加させた
ときにのみ、フェードイン信号が発生し、それ以外のと
きにはフェードイン信号が発生しないことがわかる。
(消灯信号)を検出したときにのみフェードイン信号
(始動信号)を発生させるようにしたので、放電ランプ
2が点灯している状態では、フェードイン信号(始動信
号)が発生しない。したがって、放電ランプ2の点灯中
における調光操作に伴う閃光の発生を防止することがで
きる。また、調光信号を調光信号レベルV1 付近に固定
した場合において、雑音により一瞬の閃光が繰り返され
ることはない。
を図3および図4に基づいて説明する。この調光用放電
灯点灯装置は、図3に示すように、調光器3からの調光
信号が非反転入力端子に入力されるとともに直流電源1
0からの一定電圧VA が反転入力端子に入力されるヒス
テリシスコンパレータ等からなるヒステリシス回路11
を設け、このヒステリシス回路11の出力信号を始動信
号発生手段であるフェードイン信号発生器4に入力する
構成とし、フェードイン信号発生器4はヒステリシス回
路11の出力信号が反転したときに始動信号を発生する
ようにしている。
光信号が放電ランプ2の光束を減少させる方向に変化し
かつ調光信号が放電ランプ2の第1の光束レベルに相当
する状態を下回ったときに出力信号が一方のレベルから
他方のレベルに変化し、調光信号が放電ランプ2の光束
を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電ランプ2
の第1の光束レベルより高い第2の光束レベルに相当す
る状態を上回ったときに出力信号が他方のレベルから一
方のレベルに変化する構成である。始動信号発生手段で
あるフェードイン信号発生器4は、ヒステリシス回路1
1の出力信号が他方のレベルから一方のレベルに変化し
たときに一時的に始動信号を発生する構成である。
る。この調光用放電灯点灯装置によると、調光信号が放
電ランプ2の光束を減少させる方向に変化しかつ調光信
号が放電ランプ2の第1の光束レベルに相当する状態を
下回ったときにヒステリシス回路11の出力信号が一方
のレベルから他方のレベルに変化し、調光信号が放電ラ
ンプ2の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が
放電ランプ2の第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回ったときにヒステリシス回路
11の出力信号が他方のレベルから一方のレベルに変化
する。そして、ヒステリシス回路11の出力信号が他方
のレベルから一方のレベルに変化したときに始動信号発
生手段であるフェードイン信号発生器4が一時的に始動
信号を発生し、この始動信号に応答してスイッチングト
ランジスタ6が調光機能付点灯回路1に加えられる調光
信号を放電ランプ2を始動させる状態に強制的に変化さ
せ、これによって放電ランプ2が始動して点灯し、調光
信号に対応した明るさで放電ランプ2が点灯を維持す
る。
化させなかった場合には、ヒステリシス回路11の状態
は変化せず、調光信号が放電ランプ2の光束を増加させ
る方向に変化しかつ調光信号が放電ランプ2の第1の光
束レベルより高い第2の光束レベルに相当する状態を上
回っても、フェードイン信号発生器4は始動信号を発生
しない。
である。図4に図3の調光用放電灯点灯装置において、
調光器3を操作して、放電ランプを明状態から暗状態へ
変化させ、その後暗状態から明状態に変化させ、さらに
明暗の変化を繰り返したときの調光器3の出力である調
光信号の変化とヒステリシス回路11の出力信号の変化
と調光機能付点灯回路の調光信号入力端子1aへ入力さ
れる調光信号の変化と放電ランプ2の光束との関係を示
す。同図(a)は調光器3の出力である調光信号を示
し、同図(b)はヒステリシス回路11の出力信号を示
し、同図(c)は調光機能付点灯回路の調光信号入力端
子1aへ入力される調光信号を示し、同図(d)は放電
ランプ2の光束を示している。図4から放電ランプ2が
消灯した状態で調光信号を増加させたときにのみ、フェ
ードイン信号が発生し、それ以外のときにはフェードイ
ン信号が発生しないことがわかる。
1を設け、ヒステリシス回路11の出力信号でフェード
イン信号(始動信号)を発生させるようにしたので、放
電ランプ2が点灯している状態では、フェードイン信号
(始動信号)が発生しない。したがって、放電ランプ2
の点灯中における調光操作に伴う閃光の発生を防止する
ことができる。また、調光信号を調光信号レベルV1 付
近に固定した場合において、雑音により一瞬の閃光が繰
り返されることはない。
を図5および図6に基づいて説明する。この調光用放電
灯点灯装置は、図5に示すように、放電ランプ2の消灯
を検出するランプ消灯検出手段であるランプ電流検出回
路12を設け、ランプ電流検出回路12の出力信号を始
動信号発生手段であるフェードイン信号発生器4に入力
するようにしたものである。フェードイン信号発生器4
は、ランプ電流検出回路12からランプ消灯検出信号が
入力されている状態において調光信号が放電ランプ2の
光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が放電ラン
プ2の第1の光束レベルより高い第2の光束レベルに相
当する状態を上回ったときに一時的に始動信号を発生す
るように構成している。その他の構成は従来例と同様で
ある。
器3を操作することにより、調光機能付点灯回路1が調
光信号に応じて放電ランプ2を調光点灯させる。調光信
号が放電ランプ2の光束を減少させる方向に変化しかつ
調光信号が放電ランプ2の第1の光束レベルに相当する
状態を下回ったときに消灯信号発生手段であるフェード
アウト信号発生器5がフェードアウト信号(消灯信号)
を発生し、このフェードアウト信号(消灯信号)に応答
して放電ランプ消灯手段であるスイッチングトランジス
タ7が調光機能付点灯回路1に加えられる調光信号を放
電ランプ2を消灯させる状態に強制的に変化させ、これ
によって放電ランプ2が消灯する。ランプ電流検出回路
12は放電ランプ2の消灯を検出することになる。
出信号が入力されている状態において調光信号が放電ラ
ンプ2の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が
放電ランプ2の第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回ったときに始動信号発生手段
であるフェードイン信号発生器4が一時的に始動信号を
発生し、この始動信号に応答して調光機能付点灯回路1
に加えられる調光信号を放電ランプ2を始動させる状態
に強制的に変化させ、これによって放電ランプ2が始動
して点灯し、調光信号に対応した明るさで放電ランプ2
が点灯を維持する。
出信号が入力されていないときには、調光信号が放電ラ
ンプ2の光束を増加させる方向に変化しかつ調光信号が
放電ランプ2の第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回っても、フェードイン信号発
生器は始動信号を発生しない。図6は図5の調光用放電
灯点灯装置において、調光器3を操作して、放電ランプ
を明状態から暗状態へ変化させ、その後暗状態から明状
態に変化させ、さらに明暗の変化を繰り返したときの調
光器3の出力である調光信号の変化とランプ電流検出回
路11の出力信号の変化と調光機能付点灯回路の調光信
号入力端子1aへ入力される調光信号の変化と放電ラン
プ2の光束との関係を示す。同図(a)は調光器3の出
力である調光信号を示し、同図(b)はランプ電流検出
回路12の出力信号を示し、同図(c)は調光機能付点
灯回路の調光信号入力端子1aへ入力される調光信号を
示し、同図(d)は放電ランプ2の光束を示している。
図6から放電ランプ2が消灯した状態で調光信号を増加
させたときにのみ、フェードイン信号が発生し、それ以
外のときにはフェードイン信号が発生しないことがわか
る。
11を設け、ランプ電流検出回路の出力信号でフェード
イン信号(始動信号)を発生させるようにしたので、放
電ランプ2が点灯している状態では、フェードイン信号
(始動信号)が発生しない。したがって、放電ランプ2
の点灯中における調光操作に伴う閃光の発生を防止する
ことができる。また、調光信号を調光信号レベルV1 付
近に固定した場合において、雑音により一瞬の閃光が繰
り返されることはない。
の両端電圧の検出によって行うことも可能であり、また
放電ランプ2の光量を光センサで検出することによって
も可能である。なお、この発明では、説明をわかりやす
くするために、調光信号を直流電圧の値で統一し、調光
信号と光束の関係を全て統一して説明した。しかし、特
にこれらは限定されるものではなく、調光信号も例え
ば、周波数の変調で送ってもよいし、矩形波信号のデュ
ーティ比等でもよい。また、それに伴い調光信号と光束
の関係も特に限定されないものである。そして、これら
の制御はアナログ制御のみならず、マイクロコンピュー
タ等を利用したデジタル制御を行うものでもよいのは当
然である。
よれば、消灯信号を検出したときにのみ始動信号を発生
させるようにしたので、放電ランプが点灯している状態
では、始動信号が発生しない。したがって、放電ランプ
の点灯中における調光操作に伴う閃光の発生を防止する
ことができる。
れば、ヒステリシス回路を設け、ヒステリシス回路の出
力信号で始動信号を発生させるようにしたので、放電ラ
ンプが点灯している状態では、始動信号が発生しない。
したがって、放電ランプの点灯中における調光操作に伴
う閃光の発生を防止することができる。請求項3記載の
調光用放電灯点灯装置によれば、ランプ消灯検出手段を
設け、ランプ消灯検出手段の出力信号で始動信号を発生
させるようにしたので、放電ランプが点灯している状態
では、始動信号が発生しない。したがって、放電ランプ
の点灯中における調光操作に伴う閃光の発生を防止する
ことができる。
置の構成を示すブロック図である。
作を示すタイムチャートである。
置の構成を示すブロック図である。
作を示すタイムチャートである。
置の構成を示すブロック図である。
作を示すタイムチャートである。
すブロック図である。
を示すタイムチャートである。
光動作を示すタイムチャートである。
段) 7 スイッチングトランジスタ(放電ランプ点灯手
段)
Claims (3)
- 【請求項1】 放電ランプを連続的に調光可能な調光信
号を発生する調光器と、 前記調光器から供給される前記調光信号に対応して前記
放電ランプを調光点灯させる調光機能付点灯回路と、 前記調光信号が前記放電ランプの光束を減少させる方向
に変化しかつ前記調光信号が前記放電ランプの第1の光
束レベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号を発
生する消灯信号発生手段と、 前記消灯信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを消灯させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ消灯手段と、 前記消灯信号の発生後に前記調光信号が前記放電ランプ
の光束を増加させる方向に変化しかつ前記調光信号が前
記放電ランプの第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回ったときに一時的に始動信号
を発生する始動信号発生手段と、 前記始動信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを始動させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ始動手段とを備えた調光用
放電灯点灯装置。 - 【請求項2】 放電ランプを連続的に調光可能な調光信
号を発生する調光器と、 前記調光器から供給される前記調光信号に対応して前記
放電ランプを調光点灯させる調光機能付点灯回路と、 前記調光信号が前記放電ランプの光束を減少させる方向
に変化しかつ前記調光信号が前記放電ランプの第1の光
束レベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号を発
生する消灯信号発生手段と、 前記消灯信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを消灯させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ消灯手段と、 前記調光信号が前記放電ランプの光束を減少させる方向
に変化しかつ前記調光信号が前記放電ランプの第1の光
束レベルに相当する状態を下回ったときに出力信号が一
方のレベルから他方のレベルに変化し、前記調光信号が
前記放電ランプの光束を増加させる方向に変化しかつ前
記調光信号が前記放電ランプの第1の光束レベルより高
い第2の光束レベルに相当する状態を上回ったときに出
力信号が他方のレベルから一方のレベルに変化するヒス
テリシス回路と、 前記ヒステリシス回路の出力信号が他方のレベルから一
方のレベルに変化したときに一時的に始動信号を発生す
る始動信号発生手段と、 前記始動信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを始動させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ始動手段とを備えた調光用
放電灯点灯装置。 - 【請求項3】 放電ランプを連続的に調光可能な調光信
号を発生する調光器と、 前記調光器から供給される前記調光信号に対応して前記
放電ランプを調光点灯させる調光機能付点灯回路と、 前記調光信号が前記放電ランプの光束を減少させる方向
に変化しかつ前記調光信号が前記放電ランプの第1の光
束レベルに相当する状態を下回ったときに消灯信号を発
生する消灯信号発生手段と、 前記消灯信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを消灯させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ消灯手段と、 前記放電ランプの消灯を検出してランプ消灯検出信号を
発生するランプ消灯検出手段と、 前記ランプ消灯検出手段からランプ消灯検出信号が入力
されている状態において前記調光信号が前記放電ランプ
の光束を増加させる方向に変化しかつ前記調光信号が前
記放電ランプの第1の光束レベルより高い第2の光束レ
ベルに相当する状態を上回ったときに一時的に始動信号
を発生する始動信号発生手段と、 前記始動信号に応答して前記調光機能付点灯回路に加え
られる調光信号を前記放電ランプを始動させる状態に強
制的に変化させる放電ランプ始動手段とを備えた調光用
放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18818892A JP3323235B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 調光用放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18818892A JP3323235B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 調光用放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636886A JPH0636886A (ja) | 1994-02-10 |
JP3323235B2 true JP3323235B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=16219312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18818892A Expired - Fee Related JP3323235B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 調光用放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3323235B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4605968B2 (ja) | 1999-12-16 | 2011-01-05 | 三菱鉛筆株式会社 | コレクター式筆記具 |
TW509148U (en) | 1999-12-16 | 2002-11-01 | Mitsubishi Pencil Co | Writing instrument with pressure adjusting rings |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP18818892A patent/JP3323235B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636886A (ja) | 1994-02-10 |
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