JPH0741191U - フランジ付き防振配管具 - Google Patents

フランジ付き防振配管具

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JPH0741191U
JPH0741191U JP7694793U JP7694793U JPH0741191U JP H0741191 U JPH0741191 U JP H0741191U JP 7694793 U JP7694793 U JP 7694793U JP 7694793 U JP7694793 U JP 7694793U JP H0741191 U JPH0741191 U JP H0741191U
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JP
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flange
vibration
vibration isolator
opening edge
joined
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JP7694793U
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Inventor
基義 小栗
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フランジと防振具との接合が強力にでき、配管
内に面する接液部分がフランジになく、更に配管側フラ
ンジとの接合にOリングを必要としないこと。 【構成】対峙する2個のフランジ12,12をゴム材か
らなる筒状の防振具13で接合したフランジ付き防振配
管具であり、防振具13の外周面13bから肉厚部13
fの内部に、各フランジ12の内側開口縁部12bが埋
設され、防振具13の各端面13cを接合シール面とし
たこと。なお、フランジ12の埋設された内側開口縁部
12bに貫通孔12dが穿設され、貫通孔12dに防振
具13の肉厚部13fを形成するゴム材が充填されてい
ることがある。更に、防振具13の肉厚部13fに、フ
ランジ12の埋設された内側開口縁部12bが焼き付け
接合されることもある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポンプ等の振動発生源からの振動を遮断するフランジ付き防振配管 具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴槽システムには、気泡を混合し又は混合しない湯を浴槽内に強制的に吐出し て、入浴者に快い刺激を与えるものがある。この浴槽システムは、浴槽内に吐出 口と吸引口とを開口し、浴槽外に配置した循環用配管で吐出口と吸引口とを接合 し、この循環用配管の途中に循環用ポンプを配置して構成してある。そして、循 環用配管は、循環用ポンプの振動を浴槽へ伝達するのを遮断するために、その途 中を防振配管具で接合してある。この浴槽システム以外にも、振動が配管を伝わ らないように、配管の途中に防振配管具を配置することがある。
【0003】 一般に防振配管具には、ゴム製のホースが用いられている。この防振配管具は 、ホースの両端開口部の夫々に配管の端部を嵌入し、その後にホースバンドで緊 締して配管どうしを接合していた。しかし、この防振配管具は、全体が長くなる ためコンパクト化が図れないと共に、ホースバンド止めであるため接合時の寸法 管理がしずらいという問題点があつた。
【0004】 この問題点を解決するために、図4に示すフランジ付き防振配管具が考えられ る。このフランジ付き防振配管具1は、対峙する2個のフランジ2,2をゴム材 からなる筒状の防振具3で接合したものである。各フランジ2は、配管内に面す る接液部分2bの耐腐食性を得るために、ステンレス鋼材から成形してある。防 振具3は、耐水性等のよい配管に適したゴム材から成形してある。各フランジ2 と防振具3とは、接合面2a,3aに焼き付け用の薬剤を塗布して、接合面2a ,3aどうしを焼き付け接合してある。このように構成したフランジ付き防振配 管具1は、配管側フランジ4,4にOリング5,5を介してフランジ2,2を当 接すると共に、ボルト6,6…で接合してある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記フランジ付き防振配管具1には、次のような問題点がある。 (a)ステンレス鋼材とEPDMゴム材との焼き付けは、接合強度が弱い。その ため、フランジ2,2と防振具3との接合部に大きな外力が負荷されたとき、両 者が分離して漏水事故を招くことがある。 (b)配管内に面する接液部を有するフランジ2を高価なステンレス鋼材から成 形する必要があるため、コストが高くなる。 (c)各配管側フランジ4にOリング収納溝4aを凹設する必要があり、コスト が高くなる。
【0006】 本考案は、上記問題点を解決するために、フランジと防振具との接合が強力に でき、配管内に面する接液部分がフランジになく、更に配管側フランジとの接合 にOリングを必要としない、フランジ付き防振配管具の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案が採用した手段は、対峙する2個のフランジをゴム材からなる筒状の防 振具で接合したフランジ付き防振配管具において、前記防振具の外周面から肉厚 部の内部に、前記各フランジの内側開口縁部が埋設され、前記防振具の各端面を 接合シール面としたことを特徴とするフランジ付き防振配管具である。
【0008】 なお、前記フランジの埋設された内側開口縁部に貫通孔が穿設され、該貫通孔 に前記防振具の肉厚部を形成するゴム材が充填されていることがある。更に、前 記防振具の肉厚部に、前記フランジの埋設された内側開口縁部が焼き付け接合さ れていることもある。
【0009】
【作用】
各フランジは、その内側開口縁部が防振具の外周面から肉厚部の内部に埋設さ れているため、防振具に対して機械的に接合されることになり、防振具との接合 が強力となる。各フランジは、その内側開口縁部が防振具の外周面から肉厚部の 内部に埋設されているため、配管内に面する部分がなくなる。ゴム材からなる防 振具は、各端面を接合シール面としてあるため、相手方に接合するとき、Oリン グ等のシール材を用いることなく水密に接合できる。
【0010】 フランジに穿設した貫通孔に防振具を形成するゴム材が充填されているときに は、フランジと防振具との接合がより強力となる。更に、防振具とフランジとを 焼き付け接合してあるときには、更にフランジと防振具との接合強度が増すこと になる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係るフランジ付き防振配管具(以下、「本案防振配管具」とい う。)を図1乃至図3に示す実施例に基づいて説明する。図1は本案防振配管具 の全体を示すものであり、(A)は一部切欠いた正面図、(B)は右側面図であ る。図2は図1(A)のイ−イ線における断面図である。図3は配管接合状態を 示す断面図である。本実施例の改良点は、図1及び図2に示す如く、防振具13 の外周面13bから肉厚部13fの内部に、フランジ12,12の各内側開口縁 部12bを埋設し、防振具13の両端面13c,13cを接合シール面としたこ とである。
【0012】 前記防振具13は、耐水性等のよい配管に適したEPDMゴム材から筒状に成 形されている。防振具13は、各端面13cに環状の突条13d,13dを同芯 状に突設することにより、各突条13dにOリングと同様なシール機能を持たせ てある。
【0013】 前記フランジ12は、鉄材又は鉄材に亜鉛メツキした素材等から略三角形に形 成され、各隅部のバーリング部12cに雌ネジ17が刻設され、内側開口縁部1 2bの先端12b−1が折曲げ形成されている。各フランジ12は、内側開口縁 部12bに貫通孔12dの複数個が必要に応じて穿設されている。
【0014】 前記フランジ12,12と防振具13との接合は、防振具13の外周面13b から肉厚部13fの内部に、各フランジ12の内側開口縁部12bを埋設した構 造となつている。各フランジ12の内側開口縁部12bに貫通孔12d,12d …が穿設されているときには、各貫通孔12dに防振具13の肉厚部13fを形 成するゴム材が充填され、各フランジ12と防振具13との接合をより強力なも のにする。各フランジ12は、防振具13との接合面12a,13aどうしを必 要に応じて焼き付け接合することにより、その接合強度を更に増大することもあ る。
【0015】 前記フランジ12,12は、適宜間隔Sを開けて対峙するように配置され、雌 ネジ17,17が同軸上に位置しないように周方向へずらして配置してあり、配 管接合時のボルト締め作業が容易となるように工夫してある。
【0016】 このように構成した本案防振配管具11は、図3に示す如く、配管側フランジ 14,14の間に配置され、各配管側フランジ14に挿通したボルト16,16 …がフランジ12の各雌ネジ17に緊締される。本案防振配管具11は、このボ ルト16,16…の緊締により、配管側フランジ14に防振具13の端面13c が圧着され、環状の突条13d,13dで完全にシールされる。配管接合された 本案防振配管具11は、防振具13の内周面13eのみが流体と接触する。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述の如く、本考案は、次の如き実用的効果を有する。 各フランジと防振具が機械的に強力に接合されているため、フランジと防振具 との接合部に大きな外力が負荷されても、フランジと防振具とは容易に分離しな い。その結果、本願考案は、配管接合の信頼性を向上できる。 各フランジは、配管内に面する接液部分がなくなるため、高価なステンレス鋼 材を用いる必要がない。その結果、本願考案は、コストの低減が図れる。
【0018】 ゴム材からなる防振具の各端面を接合シール面としてあるため、Oリング等の シール材を用いることなく相手方フランジに水密に接合できる。その結果、本願 考案は、接合時の手間の軽減と、コストの低減が図れる。 フランジに穿設した貫通孔に防振具を形成するゴム材が充填されているときに は、フランジと防振具との接合がより強力となり、配管接合の信頼性を更に向上 できる。 防振具とフランジとの接合面どうしを焼き付け接合してあるときには、更にフ ランジと防振具との接合強度が増すことになり、配管接合の信頼性を更に向上で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案防振配管具の実施例の全体を示すものであ
り、(A)は一部切欠いた正面図、(B)は右側面図で
ある。
【図2】図1(A)のイ−イ線における断面図である。
【図3】本案防振配管具を用いた配管接合状態を示す断
面図である。
【図4】従来のフランジ付き防振配管具を用いた配管接
合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12…フランジ 12b…内側開口縁部 12d…貫通孔 13…防振具 13b…外周面 13c…端面 13f…肉厚部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対峙する2個のフランジをゴム材からな
    る筒状の防振具で接合したフランジ付き防振配管具にお
    いて、前記防振具の外周面から肉厚部の内部に、前記各
    フランジの内側開口縁部が埋設され、前記防振具の各端
    面を接合シール面としたことを特徴とするフランジ付き
    防振配管具。
  2. 【請求項2】 前記フランジの埋設された内側開口縁部
    に貫通孔が穿設され、該貫通孔に前記防振具の肉厚部を
    形成するゴム材が充填されている請求項1記載のフラン
    ジ付き防振配管具。
  3. 【請求項3】 前記防振具の肉厚部に、前記フランジの
    埋設された内側開口縁部が焼き付け接合されている請求
    項1又は2記載のフランジ付き防振配管具。
JP7694793U 1993-12-21 1993-12-21 フランジ付き防振配管具 Pending JPH0741191U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3118384B2 (ja) * 1994-12-05 2000-12-18 株式会社ケンウッド 受信信号変調方式識別回路
JP4124327B2 (ja) * 2002-06-21 2008-07-23 株式会社荏原製作所 基板ホルダ及びめっき装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3118384B2 (ja) * 1994-12-05 2000-12-18 株式会社ケンウッド 受信信号変調方式識別回路
JP4124327B2 (ja) * 2002-06-21 2008-07-23 株式会社荏原製作所 基板ホルダ及びめっき装置

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