JPS5847349Y2 - カンツギテ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水道用プラスチック被覆鋼管を接続させるため
の差込み型の管接手に関するものである。

従来の管継手としては、ねじ継手、溶接継手鮫よびメカ
ニカル継手があるが、プラスチック被覆鋼管用の継手と
しては、それぞれに欠点があった。

すなわち、ねじ継手の場合は接続部にねじ切りを施すた
めに、プラスチック被覆が損傷し筐たは劣化して地金が
露出され、本来の防食効果が低下する欠点があった。

筐た、メカニカル継手の場合は、継手接合のための機器
や工具を要するため、作業が繁雑となる欠点があった。

さらに筐た、溶接継手は、溶接熱によってプラスチック
被覆が劣化するために、プラスチック被覆鋼管の継手手
段としては不適当とされていた。

したがって、本考案の目的は、管端加工を省略させると
共に、接合を容易にし、かつ、気密性の向上を図ったプ
ラスチック被覆鋼管用の管継手を提出することにある。

以下、図に示す実施例によって、本考案の管継手の構成
を説明する。

本考案の管継手は、スリーブ形状の継手本体と環状のゴ
ムパツキンから成る。

継手本体１は、両端側から対向状に被接続管（以下、管
４という。

）を嵌挿しうる嵌合口を備え、内側の長手方向中央には
、円周に沿って内炎する環状のストッパ１１を形成させ
である。

捷た、ストッパ１１に近い内周面の両側には、パツキン
嵌合用の環状凹溝１２を形成させてあり、該凹溝には、
溝付の環状のゴムパツキン２を固定嵌合できるようにし
である。

前記継手本体１は、ストッパ１１の位置を中心として対
称形状に形成され、全体にわたってプラスチック被覆を
施しである。

接続に際しては、管４の接続側端部外周面の所定範囲に
わたって接着剤３を塗布しておき、ゴムパツキン２を介
装した継手本体１の両側から、前記管４を対向状に差し
込む。

それぞれの管４の挿入端は、ストッパ１１に当接するこ
とによって、継手本体に対する挿入状態が定まり、接続
管端は、左右共に同等の長さ部分が接続部として提供さ
れ、接着剤３の作用によって継手本体１に一体化される
。

連接された管４の先端開口部は、凸輪状のストッパ１１
を中央に介してほぼ水密に連通されるが、ゴムパツキン
２の介在と接着剤の接着効果とによって、水密性は一層
確保される。

以上の説明で明らかなように、本考案の管継手によれば
、被接続管の管端を加工することなく、その１１で接続
させることができるから、防食性の低下を招くことがな
く、接続作業も極めて容易である。

しかも、パツキンと接着剤の介在によって水密性は確実
に保たれ、廉価に提供しうるなと、多くの利点を有する
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案による管継手の一実施例を示す半休断面説
明図。 １・・・・・・継手本体、２・・・・・・ゴムパツキン
、３・・・・・・接着剤、４・・・・・・被接続管、１
１・・・・・・ストッパ１２・・・・・・環状凹溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プラスチック被覆鋼管の接続管端部を嵌挿させる嵌合口
   と該嵌合口内周面に設けた環状凹溝とを左右に有し、中
   央部内周面に凸輪状のストッパを有し、左右対称形状に
   形成され、全内外周表面にプラスチック被覆されたスリ
   ーブ状の継手本体と、前記継手本体の前記環状凹溝に嵌
   合する環状のゴムパツキンとから成り、接続管端部端面
   を含む管端部外周表面に接着剤を塗布して該継手本体へ
   嵌挿し、該継手本体内周面と接続管端部外周表面とをま
   た前記ストッパ側面と接続管端部端面とをそれぞれ接着
   させて連結するプラスチック被覆鋼管の管継手。