JPH10299958A - 屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構造 - Google Patents

屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構造

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JPH10299958A
JPH10299958A JP9108432A JP10843297A JPH10299958A JP H10299958 A JPH10299958 A JP H10299958A JP 9108432 A JP9108432 A JP 9108432A JP 10843297 A JP10843297 A JP 10843297A JP H10299958 A JPH10299958 A JP H10299958A
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JP
Japan
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stainless steel
indoor piping
drain pipe
joint
tapered
Prior art date
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Pending
Application number
JP9108432A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Nakamura
与四郎 中村
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YAEI KK
Original Assignee
YAEI KK
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層建築の屋内の配管用ステンレス排水管の
接続機構として有効に使用される、軽量で錆びにくく騒
音の発生しにくい屋内配管用ステンレス排水管と継手の
接続構造を提供すること。 【解決手段】 端部分5をテーパ状に拡径した屋内配管
用ステンレス排水管1と、端部側外周に鍔部6を有する
と共に前記屋内配管用ステンレス排水管1のテーパ状の
端部分5に外嵌されるテーパ状の接続部7を有し、且
つ、端面に前記屋内配管用ステンレス排水管1のテーパ
状に拡径した側の先端を挿入する環状穴8を形成した継
手2と、前記継手2のテーパ状の接続部7に形成した環
状溝7aに嵌入されたパッキン材9と、前記屋内配管用
ステンレス排水管1のテーパ状に拡径した外周面側を継
手2方向に押圧する傾斜押圧面10を有するフランジ3
と、前記継手2の鍔部6と前記フランジ3を固定するボ
ルト11を有する接続機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に高層建築の
屋内の排水管として有効に使用される、軽量で錆びにく
い屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、実公平2─3
7015号公報に開示の接続構造のものがある。この従
来技術は、図10に示すように、薄肉ステンレス鋼管1
01の接続側の端部を拡径して2つの傾斜面102を有
する円環状の山型突起部103を形成し、この山型突起
部103の端側の傾斜面102に密着するテーパ部10
4及びパッキン嵌め込み部105からなる第一切欠部1
07を有する継手108と、その嵌合部の内側端部に前
記山型突起103の内側の傾斜面102に密着する第2
切欠部109を有すると共に前記継手108端面と当接
する当接面110有するナット111と、このナット1
11の雌ねじ部112と前記継手108の雄ねじ113
が螺合固着した際に、前記配管用ステンレス鋼管101
に形成した山型突起部103の端側の傾斜面102、前
記ナット111の継手108の当接面110及び継手1
08のパッキン嵌め込み部105のパッキン114がそ
れぞれ密着する構造としたところにある。このような構
造を採用することによって、同公報に記載の効果が生じ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の接続構造においては、継手108の外周に形成
した雄ねじ113と螺合するナット111の雌ねじ11
2を内側に形成しなければならないことから、ナット1
11の全体形状及び重量が共に大きくなって、軽量化を
図る上での障害となるという問題点がある。又、継手1
08とナット111の締め忘れがある場合でも外部から
見ただけでは十分に認識できないという問題点がある。
更に又、薄肉ステンレス鋼管101や継手108の内部
を流れる流体がそれらの内壁に直接に接触するので、錆
易いという問題点がある。加えて、内部を流れる流体に
よって発生する音が薄肉ステンレス鋼管101に伝わっ
て外部に漏れ易いという騒音の問題点がある。このよう
な事情により、高層建築屋内の生活排水等の排水用配管
の接続機構としては適さないという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであって、その手段とするところは、
請求項1においては、端部分をテーパ状に拡径した屋内
配管用ステンレス排水管と、端部側外周に鍔部を有する
と共に前記屋内配管用ステンレス排水管のテーパ状の端
部分に外嵌されるテーパ状の接続部を有し、且つ、端面
に前記屋内配管用ステンレス排水管のテーパ状に拡径し
た側の先端を挿入する環状穴を形成した継手と、前記継
手のテーパ状の接続部に形成した環状溝に嵌入されたパ
ッキン材と、前記屋内配管用ステンレス排水管のテーパ
状に拡径した外周面側を継手方向に押圧する傾斜押圧面
を有するフランジと、前記継手の鍔部と前記フランジを
固定するボルトとを有するところにあり、請求項2にお
いては、前記屋内配管用ステンレス排水管の内周面に合
成樹脂コーティングを施したものであることにある。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について、
図1乃至図9を参照しつつ説明する。この発明の屋内配
管用ステンレス排水管と継手の接続構造は、図4、図5
に特に良く示されるように、屋内配管用ステンレス排水
管1と、継手2と、フランジ3から構成される。前記屋
内配管用ステンレス排水管1は、例えば、JIS G
3448に示されるように、内周面にステンレス製ワイ
ヤーブレード入りの塩化ビニールなどの合成樹脂コーテ
ィング4を施してなるもので、その端部分5をテーパ状
となるように拡管している。
【0006】前記継手2は、端部側外周にボルト穴6a
を形成した鍔部6を有すると共に前記屋内配管用ステン
レス排水管1の端部分に外嵌されるテーパ状の接続部7
を有しており、加えて、前記屋内配管用ステンレス排水
管1のテーパ状に拡径した端部分5の先端を挿入する環
状穴8を接続部7と鍔部6の境界部分に形成している。
前記テーパ状の接続部7は、その先端のなす角度が15
°乃至60°となるように形成されている。15°以下
の角度であると、この接続部7に外嵌する屋内配管用ス
テンレス排水管1の端部分5を拡管し易いが、抜け易く
なるので好ましくなく、また、60°以上であると抜け
難くなるものの拡管しにくくなるので、前記の範囲が好
ましい。なお、テーパ状の接続部7の屋内配管用ステン
レス排水管1の端部分5と密着する部分には、環状溝7
aが形成され、この環状溝7aにテフロンなどからなる
Oリングなどのパッキン材9が嵌入されている。
【0007】前記フランジ3は、その下方の傾斜押圧面
10で前記ステンレス排水管1のテーパ状に拡径した外
周面側を継手2方向に押圧できるようになっている。そ
して、その周方向には、前記継手2の鍔部6に形成され
ているボルトネジ穴6aに対応するボルト穴3aが形成
されており、これらボルトネジ穴6a、ボルト穴3aに
ボルト11が挿通及びねじ込まれることによって、継手
2とフランジ3が連結固定される。これらの継手2の鍔
部6とフランジ3に形成されるボルトネジ穴6a、ボル
ト3aは、図2や図3に示すように、管径に応じて3つ
又は4つのものが適宜選択される。
【0008】次に、上記構成からなるこの発明の屋内配
管用ステンレス排水管1と継手2の接続の手順について
説明する。先ず、図6に示すように、屋内配管用ステン
レス排水管1の端部分5を拡管機12によって、末広が
りのテーパ状となるように拡管する。この場合におい
て、拡管角度が継手2のテーパ状の接続部7及びフラン
ジ3の傾斜押圧面10の角度と等しくなるようにしなけ
ればならないが、フランジ3の傾斜押圧面10を屋内配
管用ステンレス排水管1の端部分5に予め外嵌させてお
いてボルト11を拡管機12にネジ止めし、拡管機12
のスピンドル13に外嵌している拡管ゴム14を屋内配
管用ステンレス排水管1の内部に挿入しておき、長さ方
向の内側から油圧などによって図6の矢印で示すように
外側へ圧縮させて、図6のAからA’位置の外周方向へ
膨張させることによって、屋内配管用ステンレス排水管
1の端部分5をBからB’位置へと拡管させると、フラ
ンジ3の傾斜押圧面10に沿って末広がりのテーパ状に
拡管し、その角度は、継手2のテーパ状の接続部7及び
フランジ3の傾斜押圧面10の角度と等しくなるので、
拡管作業が効率よく行え、且つ、拡管精度が向上する。
【0009】なお、屋内配管用ステンレス排水管1の先
端は、図5に示すように、屋内配管用ステンレス排水管
1の軸芯方向に平行となるように形成しておけば、前記
継手2の環状穴8の切削がし易く、且つ、挿入し易くな
る。
【0010】次に、拡管機12を取り除いて、屋内配管
用ステンレス排水管1の端部分5の内側へ、継手2のテ
ーパ状の接続部7を挿入すると同時に、その先端を環状
穴8に挿入する。この時、屋内配管用ステンレス排水管
1のテーパ状の端部分5の内面は、テーパ状の接続部7
に外嵌しているパッキン材9と密着するので、流体の漏
れを防ぐことができる。そして、屋内配管用ステンレス
排水管1の鍔部6とフランジ3をボルト11で締めつけ
ることによって、フランジ3の傾斜押圧面10と継手2
のテーパ状の接続部7の間で屋内配管用ステンレス排水
管1のテーパ状の端部分5を挟持することで、屋内配管
用ステンレス排水管1と継手2の接続が完了する。ここ
では、継手6にボルトネジ穴6aを形成する例について
述べたが、ネジ穴を形成しない代わりに、ナットを用い
て締め付けるようにしてもよい。
【0011】なお、図1及び図2、3は、継手2が90
°エルボの例を示したが、これに限定されることなく、
例えば、図7に示すような90°Y型継手、図8に示す
ような45°エルボ、図9に示すようなソケットであっ
てもよく、継手の種類には限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、この発
明の屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構造によ
ると、従来技術のナットに代えてフランジを使用するの
で、接続構造の軽減化を図ることができる。また、テー
パ状に拡管した屋内配管用ステンレス排水管の端部分
を、継手方向へフランジの傾斜押圧面で押圧しているの
で、屋内配管用ステンレス排水管に引っ張り方向の力が
作用しても抜けることがなく、強固に接続されている。
加えて、パッキン材が拡管した端部分に当接するので、
漏れを防止することができる。
【0013】また、屋内配管用ステンレス排水管の端部
分を拡管して接続構造とするので、作業能率が向上する
利点がある。
【0014】更に又、屋内配管用ステンレス排水管の内
周面に合成樹脂コーティングを施したので、排水管の内
部を流れる生活排水等の流体が直接にステンレスに接触
することがないので、ステンレスの腐食が進行せず、そ
の結果、屋内配管用ステンレス排水管の耐久性能が向上
する。ステンレス排水管の内周面に合成樹脂コーティン
グをしたことによって、その分屋内配管用ステンレス排
水管の肉厚を薄くしても必要な強度を得ることができ、
その結果、接続構造の重量をより一層軽くすることがで
きる。
【0015】更に、内周面に合成樹脂コーティングを施
してあることから、流体の流れによって音が発生する場
合であっても、それを吸収するので、外部に漏れ出て騒
音が生じることが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る接続構造(90°
エルボ)の縦断面図。
【図2】図1の実施の形態に係る接続構造の横断面図。
【図3】図1の実施の形態に係る接続構造の他の実施例
の横断面図。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】図4の一部拡大図。
【図6】屋内配管用ステンレス排水管の拡管説明図。
【図7】この発明の他の実施の形態(90°Y型継手)
の縦断面図。
【図8】この発明の他の実施の形態(45°エルボ)の
縦断面図。
【図9】この発明の他の実施の形態(ソケット)の縦断
面図。
【図10】従来の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続構造
の説明図。
【符号の説明】
1 屋内配管用ステンレス排水管 2 継手 3 フランジ 4 合成樹脂コーティング 5 テーパ状の端部分 6 鍔部 7 テーパ状の接続部 7a 環状溝 8 環状穴 9 パッキン材 10 傾斜押圧部 11 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16L 1/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部分をテーパ状に拡径した屋内配管用
    ステンレス排水管と、端部側外周に鍔部を有すると共に
    前記屋内配管用ステンレス排水管のテーパ状の端部分に
    外嵌されるテーパ状の接続部を有し、且つ、端面に前記
    屋内配管用ステンレス排水管のテーパ状に拡径した側の
    先端を挿入する環状穴を形成した継手と、前記継手のテ
    ーパ状の接続部に形成した環状溝に嵌入されたパッキン
    材と、前記屋内配管用ステンレス排水管のテーパ状に拡
    径した外周面側を継手方向に押圧する傾斜押圧面を有す
    るフランジと、前記継手の鍔部と前記フランジを固定す
    るボルトとを有することを特徴とする屋内配管用ステン
    レス排水管と継手の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記屋内配管用ステンレス排水管の内周
    面に合成樹脂コーティングを施したものであることを特
    徴とする屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構
    造。
JP9108432A 1997-04-25 1997-04-25 屋内配管用ステンレス排水管と継手の接続構造 Pending JPH10299958A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008003675A1 (de) * 2007-01-31 2008-08-07 Witzenmann Gmbh Anschlussstück für ein Metallrohr oder einen Metallschlauch und Anordnung mit einem solchen Anschlussstück
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