JPH0741140A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH0741140A
JPH0741140A JP15187793A JP15187793A JPH0741140A JP H0741140 A JPH0741140 A JP H0741140A JP 15187793 A JP15187793 A JP 15187793A JP 15187793 A JP15187793 A JP 15187793A JP H0741140 A JPH0741140 A JP H0741140A
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station
ratio
carrier
resetting
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JP15187793A
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Atsushi Shibata
淳 柴田
Kazuji Inoue
和司 井上
Yoshihide Sugihara
良英 杉原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各作業ステーションの作業時間の変動に対応
して仕掛り比率を自動的に再設定し、生産効率を向上さ
せることができる搬送装置を提供すること。 【構成】 被縫製加工品が保持された搬送体には個別の
搬送体番号が付与されている。搬送体は振り分け機構に
保持される際に番号読取手段で搬送体番号が読み取ら
れ、その番号に対応する経路番号が読み出される。その
経路番号に対応して作業ステーション番号が搬送経路順
に設定されており、所定のステーション番号に対し搬送
経路外の作業(援護)ステーション番号が指定されてい
る。この搬送経路順に従って搬送体は行き先ステーショ
ンか作業(援護)ステーションに所定の比率でバイパス
搬送される。この場合の搬送先は、各作業ステーション
の仕掛り数と仕掛か比率によって決まり、この仕掛り比
率は作業者の作業実績に基づいて、自動的に再設定され
る(S250〜310)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送体に付された固有
の搬送体番号に応じて予め設定された搬送順序に従っ
て、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに搬送体を搬送させる搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、縫製工場等において、被縫製加工
品等の仕掛り材料を保持した搬送体を搬送レールに沿っ
て配置された作業ステーションに、自動的に搬送する搬
送装置が種々提案されている。
【0003】この種のものは、各搬送体の搬送番号毎に
搬送順序を記憶しておき、搬送体に付された搬送体番号
を読み取り、その搬送体番号に対応した搬送順序に従
い、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに、搬送体を搬送させていた。
【0004】一般に、被加工品に対する各作業工程での
作業内容の違いから、各作業ステーションでの作業に要
する時間も異なる場合が多い。そのため、複数の搬送体
を同じ経路で搬送させる場合、作業時間が短い作業ステ
ーションでは、作業の手空き時間が生じてしまったり、
逆に作業時間が長い作業ステーションでは、被加工品が
その作業の手前で滞留してしまったりして生産効率の低
下を来していた。
【0005】これらの欠点を補うものとして、特願平5
−57578号に示すような技術が提案されている。こ
の方法によれば、作業時間の長い作業ステーションがあ
った場合、その作業ステーションと同様の作業を他の作
業ステーションにおいても並行して行わせるための援護
ステーションを設定することができ、搬送体は予め設定
しておいた搬送比率に従い作業ステーション、又は援護
ステーションへ搬送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように並行して同様の作業を行うものでは、適切な仕掛
り比率を設定するために、各作業ステーションにおける
作業時間を測定する必要があり、デザインの変更や作業
者自身の入れ替えなどによりその作業ステーションにお
ける作業時間が変動すると、その都度、作業時間等の測
定を行い、仕掛り比率を設定し直さなければならなず非
常に手間がかかるという問題があった。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、各作業ステーションにおける作業
時間の変動に対応して適切な仕掛り比率を自動的に再設
定し、生産効率を向上させることができる搬送装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明の搬送装置は、各作業ステーション
の一定時間当たりの作業実績を計測する実績計測手段
と、前記実績計測手段で計測したデータに基づいて、前
記仕掛り比率を再設定する仕掛り比率再設定手段と、前
記仕掛り比率再設定手段により再設定された仕掛り比率
に基づいて、前記搬送制御手段に各作業ステーションへ
の搬送を指示することにより、同様の作業を行う各作業
ステーション間の作業バランスを調整する作業バランス
調整手段とを備えている。
【0009】また、請求項2の搬送装置は、同様の作業
を複数の作業ステーションで行う場合、前記読取手段の
検出結果に基づき、未だ縫製の行われていない被加工物
の数を作業ステーション毎に演算する仕掛かり数演算手
段と、各作業ステーションの一定時間当たりの作業実績
を計測する実績計測手段と、 前記実績計測手段で計測
したデータに基づいて、前記仕掛り比率を再設定する仕
掛り比率再設定手段と、前記仕掛り比率再設定手段によ
り再設定された仕掛り比率及び前記仕掛り数演算手段に
より演算された数値に基づいて、前記搬送制御手段に各
作業ステーションへの搬送を指示することにより、同様
の作業を行う各作業ステーション間の作業バランスを調
整する作業バランス調整手段とを備えている。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1の発明の搬送装置お
いては、同様の作業を複数の作業ステーションで行う場
合、実績計測手段が、各作業ステーションの一定時間当
たりの作業実績を計測し、その値を基に仕掛り比率再設
定手段が仕掛り比率を再設定する。
【0011】そして、作業バランス調整手段が、仕掛り
比率再設定手段によって再設定された仕掛り比率に基づ
き、搬送制御手段に作業ステーションへの搬送の指示を
することによって、同様の作業を行う各作業ステーショ
ン間における作業バランスを調整する。
【0012】また、請求項2の搬送措置においては、同
様の作業を複数の作業ステーションで行う場合、仕掛り
数演算手段が、読取手段の検出結果に基づき、未だ縫製
の行われていない被加工物の数を演算し、また、実績計
測手段が、各作業ステーションの一定時間当りの作業実
績を計測し、その値を基に仕掛り比率再設定手段が仕掛
り比率を再設定する。
【0013】そして、作業バランス調整手段が、仕掛り
比率再設定手段によって再設定された仕掛り比率及び仕
掛り数演算手段によって演算された数に基づき、搬送制
御手段に作業ステーションへの搬送の指示することによ
って、同様野作業を行う各作業ステーション間における
作業バランスを調整する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2〜図4に示すように、振り分け機構1は縫製工
場等に相互間隔をおいて設置されており、各振り分け機
構1には床面2上に立設される支柱3が設けられてい
る。支軸4は支柱3の上端に取付台5を介して立設さ
れ、その上端には支持板6が固定されている。
【0015】ステーションレール用支枠7aはその中間
部において支持板6の上面に支持固定されている。一対
の平行なブリッジレール用支枠7bは隣接する振り分け
機構1の支持板6間に跨って支持固定されている。
【0016】一方、振り分け機構1の周囲には、作業ス
テーションSTが配置され、この作業ステーションST
に向かって、ブリッジレール用支枠7bからステーショ
ンレール用支枠7aが延出されている。前記作業ステー
ションSTの一部が、後述する搬送体36から加工布等
を取り外す完成ステーションSTa、及び搬送体36に
裁断された新たな加工布等を取り付ける投入ステーショ
ンSTbとして配置され、本実施例では、図2の右端の
振り分け機構1の周囲に設けられている。
【0017】その他の作業ステーションSTはステーシ
ョンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置
によって形成されている。また、これらの作業ステーシ
ョンSTに対しては、ST1,ST2,…のようにST
の次に付した数字により、各作業ステーションSTを区
別可能にしている。
【0018】そして、前記支枠7a,7bに、複数の吊
下金具9により吊下支持された一対の平行なブリッジレ
ール10が振り分け機構1間に設けられている。また、
振り分け機構1の周囲に、作業ステーションST用の複
数の馬蹄形状をなすステーションレール11が設けら
れ、前記ブリッジレール10とステーションレール11
とにより搬送レール8が構成されている。
【0019】ブリッジレール10の一端及びステーショ
ンレール11の一端には振り分け機構1への搬入部10
a、11aが、ブリッジレール10の他端及びステーシ
ョンレール11の他端には振り分け機構1からの搬出部
10b、11bがそれぞれ形成され、これらの搬入・搬
出部10a、11a、10b、11bが振り分け機構1
の周囲に同一高さ位置で所定角度(本実施例では45
度)おきに配置されている。
【0020】一方、図3、図4に示すように、振り分け
機構1の支軸4には、回転体41が回転可能に支持され
ている。そして、上記搬入・搬出部10a、11a、1
0b、11bと対向できるように、複数(本実施例では
8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例では
45度)おきで放射状に突出固定されている。
【0021】また、支持板6上には正逆回転可能なアー
ム回転用のサーボモータ47が装着されている。そし
て、サーボモータ47を正方向又は逆方向に回転させる
ことにより、回転体41を回動させ、搬送体36を保持
した振り分けアーム44を所定のブリッジレール10又
はステーションレール11と対向する位置に回動配置可
能に構成されている。
【0022】また、無端状の第1チェーン20が各吊下
金具9に設けられた複数のチェーンガイド22により、
前記ブリッジレール10に沿って張設されている。一
方、無端状の第2チェーン(図示略)が各吊下金具9に
設けられた複数のチェーンガイド(図示略)により、前
記ステーションレール11に沿って張設されている。
【0023】そして、振り分け機構1の支持板6上に装
着されたチェーン駆動用のモータ26が回転されると、
第1チェーン20がブリッジレール10に沿い図3の反
時計方向に周回移動されると共に、回転軸(図示せず)
の回転に伴い、第2チェーンがステーションレール11
に沿い同方向に周回移動される。
【0024】それにより、ブリッジレール10又はステ
ーションレール11上の搬送体36は、係合輪38が第
1チェーン20、または第2チェーンに係合した状態
で、ブリッジレール10又はステーションレール11に
沿って図3の矢印方向に搬送移動される。
【0025】一方、搬送体36は図4に示すように、被
縫製加工品等の物品を吊下できるようにハンガー状にさ
れている。そして、各レール10,11上を転動するロ
ーラ(図示せず)が回転可能に支持されると共に、常に
摩擦ブレーキを付与された状態で外周に複数の係合突起
を有する一対の係合輪38が回転可能に支持されてい
る。搬送体36は、係合輪38が第1チェーン20、又
は第2チェーンに係合した状態で、ブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って図3の矢印方向に
搬送移動されるようになっている。
【0026】また、搬入用のブリッジレール10及びス
テーションレール11の搬入部10a、11aには、図
3に示すように、番号読取装置39が吊下金具9に装着
されている。そして、搬送体36がブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って番号読取装置39
と対応する位置に搬送されたとき、図示しないストッパ
との当接により搬送体36の移動が一時的に停止され
る。
【0027】この時、係合輪38は、ブレーキに抗して
回転される。この状態の時に、番号読取装置39により
搬送体36の係合輪38の側面に付設された図示しない
搬送体識別用のコードマークにより番号が読み取られる
ように構成されている。
【0028】尚、上記振り分け機構1の詳細は特開平3
−56323号公報に記載されており、搬送体36の構
造及びその移動メカニズム、番号読取に関する詳細は特
開平3−61211号公報に記載されているので、その
詳細な説明は省略する。
【0029】次に、本実施例の電気系統を図5に示すブ
ロック図によって説明する。前記各装置は電子制御回路
60によって駆動制御されて搬送体36の搬送を行う。
この電子制御回路60は、周知のCPU、ROM、RA
Mを論理演算回路の主たる要素として構成され、外部機
器との入出力を行う入出力回路等を備えたものである。
【0030】電子制御回路60は、番号読取装置39
や、作業終了時に操作されて投入信号を発生する投入ス
イッチ等の各種スイッチ群70からの信号を入力する。
一方、これらの信号及びROM、RAM内のデータに基
づいてサーボモータ47を駆動する駆動信号等を出力す
る。
【0031】また、電子制御回路60は、各振り分け機
構1毎に1台ずつ設けられており、この複数の電子制御
回路60がホストコンピュータ100に接続されて、ホ
ストコンピュータ100により、全体の制御がなされる
ようになっている。また、このホストコンピュータ10
0は、各電子制御回路60を介して番号読取装置39か
ら検出結果を入力可能である。
【0032】ホストコンピュータ100は、どの搬送体
36がどこの作業ステーションSTやブリッジレール1
0に位置しているかという位置情報や、各作業ステーシ
ョンSTに対する仕掛り数を検出可能であり、各搬送体
36についてそれらの検出結果を記憶するための記憶領
域がRAM101に設けられている。更に、各搬送体3
6について、搬送状況に対応する経路カウンタnや同様
の作業を行わせるバイパスを区別するためのバイパスカ
ウンタmとしての記憶領域がRAM101には設けられ
ている。
【0033】このホストコンピュータ100には、デー
タ入力のためのキーボード111、マウス113、デー
タ出力のためのディスプレイ115及びプリンタ117
等がそれぞれ接続されている。そして、後述する搬送経
路の編集等を行えるようにされている。
【0034】また、ホストコンピュータ100の内部に
は、編集処理された搬送経路を記憶しておくためのRA
M101が設けられている。このRAM101には、搬
送経路の他、並行して同様な作業を行う援護ステーショ
ンを設定したか否かを記憶する記憶領域や、その援護ス
テーションがどの作業ステーションSTであるかという
ことを記憶する記憶領域などがある。
【0035】次に、このように構成された搬送装置の作
動について説明する。搬送経路の編集処理を図6のフロ
ーチャート及び図7の搬送経路を参照して説明する。被
縫製加工品を搭載した搬送体36は、図7に示すような
経路番号「1」の搬送経路に沿って搬送され、被縫製加
工品は各作業ステーションSTにおいて縫製されるとす
る。完成した被縫製加工品は完成ステーションSTaで
搬送装置から取り出され、作業ステーションSTの番号
を「a」とし、経路番号「1」は、ステーション番号を
用いて、図7に示すように、「3→4→5→6→2→
a」と表される。また、作業を援護される作業ステーシ
ョンSTは、メインステーションと称し、そのステーシ
ョン番号は経路の4番目の「6」とする。更に、援護す
る作業ステーションをバイパスと称し、そのステーショ
ン番号は「7,8」とする。そして、経路番号「1」に
対応する搬送経路の編集処理について説明するが、他の
経路番号のための編集処理については省略する。
【0036】まず、経路番号「1」の最初の作業ステー
ションSTの番号「3」が作業者により入力され(S1
00、Sはステップを示す。以下同様)、続いて、RA
M101に記憶される(S110)。そして、RAM1
01にステーション番号を1つずつ記憶させていく毎
に、入力されたステーション番号が「a」であるか否
か、即ち、入力された番号に対応する作業ステーション
が完成ステーションであるか否かを判定することによ
り、搬送経路の入力が終了したか否かが判定される(S
120)。完成ステーションSTaの番号「a」以外の
番号が入力され記憶される場合(S120:NO)、S
100乃至S120の処理が繰り返される。一方、ステ
ーション番号が順次入力されていき、完成ステーション
STaの番号「a」が入力されRAM101に記憶され
ると、搬送経路入力が終了したと判断され(S120:
YES)、次の処理に移行する。
【0037】次に、キーボード111上の図示しないキ
ー、あるいはマウス113が用いられて、バイパス設定
を「する/しない」のいずれかの指示が作業者により入
力された後に、その指示がRAM101に記憶される
(S125、S127)。続いて、バイパス設定をする
か否かが判定される(S130)。本実施例においては
バイパス設定をするので、バイパス設定をする指示が入
力及び記憶される(S125,S127,S130:Y
ES)。次いで、搬送経路の4番目の作業ステーション
STに対して、バイパス経路として経由する援護ステー
ションとなる作業ステーションSTのステーション番号
「7」が作業者により入力される(S140)。更に、
ステーション番号がバイパスの1番目の欄に対応するよ
うにRAM101に記憶され、この記憶処理の際に、そ
の記憶回数に基づきバイパス設定数がカウントされる
(S160)。
【0038】そして、キーボード111、あるいはマウ
ス113が用いられて、バイパス設定の「終了/続行」
のいずれかの指示が作業者により入力される(S16
5)。まだ、設定は終了していないので、バイパス設定
の「続行」する指示が作業者により入力され(S16
5)、続いて、バイパス設定を終了しないと判定され
(S170:NO)、同様に、4番目の作業ステーショ
ンST6に対して、2つ目の援護ステーションであるス
テーション番号「8」が入力された後に、バイパス設定
の2番目の欄に対応するようにRAM101に記憶され
る(S140,S160)。尚、バイパス設定の終了が
判定されるまでS140,S160,S165の処理は
繰り返される。
【0039】バイパス設定の終了指示があった場合には
(S170:YES)、バイパス設定数をRAM101
に記憶して(S180)、搬送経路編集処理が終了す
る。一方、「バイパス設定しない」との指示が入力され
た場合には(S130:NO)、S140以下の処理を
行なうことなく本処理を一旦終了する。
【0040】以下、このように搬送経路が編集された後
の、図7の経路番号「1」に基づく搬送体36の搬送制
御の説明を、図8に示すフローチャートを参照して説明
する。この図8に示すフローチャートは、吊下金具9に
備えられた番号読取装置39が搬送体36の番号を読み
取ると実行される搬送制御処理である。
【0041】尚、経路の4番目の作業ステーションST
6にはバイパス経路としてST7,ST8の2つが設定
されており(バイパス設定数2)、仕掛り数がそれぞ
れ、5本ずつある旨、RAM101に記憶されている。
また、これらの作業ステーションの仕掛り比率は初期値
として1:1:1がRAM101に記憶されており、3
0分間に13の割合で3番目の作業ステーションST5
から搬送される。
【0042】スタートボタンが作業者により押され、第
1チェーン20及び第2チェーンが周回させられてお
り、搬送体36が搬送可能であるときに、搬送体36が
投入ステーションSTbから作業者により投入される。
【0043】まず、投入ステーションSTbに備えられ
た番号読取装置39が搬送体36の番号を読み取ると、
その番号に基づいて、その搬送体36について搬送経路
の進行状態に対応する経路カウンタn(=0:投入直後
の初期値)がRAM101から検索され、搬送の進行状
況が検出され、この経路カウンタnに1を加え、この加
算された経路カウンタn(=1)がRAM101に記憶
される(S200)。バイパスカウンタmが「0」にリ
セットされ、バイパスを識別するための初期設定が行わ
れる(S210)。
【0044】次に、搬送経路「1」に関するRAM10
1の記憶内容に基づき、搬送経路のn(=1)番目の作
業ステーションST3にバイパス設定がないことが判定
され(S220:NO)、搬送体36をその経路の1番
目の作業ステーションST3へ搬送するために、この経
路カウンタn(=1)に対応する、即ち、搬送体36が
次の送られるべき作業ステーション番号をRAM101
から読み出し、それに基づき各振り分け機構1を制御す
る搬送指示を電子制御装置60に出力する(S23
0)。つまり、ブリッジレール10の搬入部10aの番
号読取装置39が搬送体36の番号を読み取り、その
後、搬送体36が振り分けアーム44に保持された時
に、搬送体36が次に搬送すべき作業ステーションST
のへブリッジレール10又はステーションレール11の
搬出部10b又は11bに搬送されるように、サーボモ
ータ47を回動制御するのである。これで、一旦、搬送
体36に対する搬送制御は終了する。
【0045】この搬送体36が作業ステーションST3
からそれに連通するブリッジレール10に搬送され、そ
のブリッジレール10に備えられた番号読取装置39が
番号を読み取ると、この経路の2番目とその次の3番目
とはバイパス設定がないので、1番目と同様な制御が行
われ、搬送体36が作業ステーションST4,ST5に
搬送される。
【0046】尚、このような搬送制御が行われている間
も、他の搬送体36について、割り込み処理により、仕
掛り数、搬送体36の位置、及び経路カウンタnが、各
所の番号読取装置39の検出結果に基づいて順次RAM
101に記憶される。
【0047】さらに、各作業ステーション毎に図示しな
い作業終了SWの押下回数を時刻と合わせて割り込み処
理で、その作業ステーションの作業実績値としてRAM
101に記憶する。
【0048】搬送体36が3番目の作業ステーションS
T5からブリッジレール10に搬送された後、その番号
が読み取られると、経路カウンタnが「4」にセットさ
れ、続いて、バイパスカウンタmが「0」にリセットさ
れる(S200,S210)。図7に示すように、経路
カウンタn(=4)番目にはバイパス設定があるので
(S220:YES)、作業実績値を基に仕掛り比率を
再設定する(S250)。今、作業ステーションST
6,ST7,ST8の過去30分間の終了SW押下回数
が、それぞれ5回、5回、3回であったとする。作業ス
テーションST6の仕掛り比率には「1」が、作業ステ
ーションST7の仕掛り比率には「1」が、作業ステー
ションST8の仕掛り比率には「0.6」がRAM10
1に記憶される。
【0049】ここで、再設定前の仕掛り比率は1:1:
1なので、各作業ステーションST6,ST7,ST8
の仕掛かり数が等しくなるように搬送体36は搬送され
ることになる。その結果過去30分間にST5から搬送
された13の搬送体36のうち、ST6,ST7に5ず
つ搬送され、ST8に3搬送され、現時点(30分後)
の作業ステーションの仕掛数は、それぞれ5ずつになっ
ている。
【0050】次に、経路の4番目のメインステーショ
ン、即ち作業ステーションST6の現時点の仕掛り数
(=5)がRAM101から読み取られ、現時点の仕掛
り数(=5)を仕掛り比率(=1)で除算した演算結果
(=5)が数値xとされると共に、何番目のバイパスで
あるか、即ち、バイパスカウンタmの値「0」が数値y
としてRAM101に記憶される(S260)。尚、バ
イパスカウンタm(=0)に対応する作業ステーション
STは、メインステーションである。
【0051】続いて、バイパスカウンタmがインクリメ
ント(m=1)される(S270)。次に、バイパスカ
ウンタm(=1)に基づき、作業ステーションST7の
現時点の仕掛り数(=5)がRAM101から読み取ら
れ、現時点の仕掛りの仕掛り数(=5)と仕掛り比率
(=1)がRAM101から読み取られ、更に、S26
0と同様な演算が行われその演算結果は「5」であり、
その演算結果(=5)は数値xと等しいので(S28
0:YES)、数値xは書き換えられない。
【0052】次いで、バイパスカウンタm(=1)がR
AM101に記憶されているバイパス設定数(=2)以
上であるか否かが判別され(S300)、バイパスカウ
ンタm(=1)の方が小さいので(S300:NO)、
バイパスカウンタmがインクリメント(m=2)され、
バイパスカウンタm(=2)に基づき、作業ステーショ
ンST8の現時点の仕掛り数(=5)がRAM101か
ら読み取られ、現時点の仕掛りの仕掛り数(=5)と仕
掛り比率(=0.6)がRAM101から読み取られ、
更に、S260と同様な演算が行われその演算結果は
「8」であり、その演算結果(=8)は数値x(=5)
より大きいので(S280:YES)、数値x及び数値
yは書き換えられない。
【0053】バイパスカウンタm(=2)がRAM10
1に記憶されているバイパス設定数(=2)であるので
(S300:YES)、経路カウンタn(=4)のバイ
パスy(=0)番に対応する作業ステーションST6
に、搬送体36が搬送される搬送指示が電子制御装置6
0に出力される(S310)。
【0054】このように数値xが最小になる作業ステー
ションを判断し、その作業ステーションが最も作業バラ
ンスが軽いので搬送体36が搬送される。この場合ST
6とST7は作業能力が等しいので、メインステーショ
ンであるST6に優先的に搬送される。
【0055】演算結果が数値xより小さい場合は、数値
xが、S280での演算結果に書き換えられると共に、
数値yが、バイパスカウンタmの値に書き換えられる
(S290)。
【0056】図7に示す経路の5番目や6番目の作業ス
テーションSTには、バイパス設定がされていないの
で、上述した経路の1番目の作業ステーションSTに関
する場合と同様な処理が行われ、搬送体36が経路の6
番目の完成ステーションSTaまで搬送される。
【0057】尚、ホストコンピュータ100が実績計測
手段を構成し、図8に示す搬送制御処理中のS250の
処理工程が仕掛り比率再設定手段として働き、S260
〜S310の処理の実行がバランス調整手段として働
く。
【0058】上述したように、本実施例の搬送装置によ
れば、バイパス間のバランスが崩れかけた時に、自動的
に作業バランスを補正することができる。つまり、熟練
した作業ステーションST7の作業者が欠勤して、代わ
りに初心者が作業することになっても、作業ステーショ
ンST7だけに仕掛りが増えることはなく、作業ステー
ションST6、ST7、ST8の仕掛り数は過去の30
分間の作業実績から得られた比率に従って、次の搬送体
36は最も作業の軽い作業ステーションに搬送されるこ
とになり、特定の作業ステーションSTに仕掛りが無駄
に停滞することが防止され、生産効率が向上する。
【0059】また、適切な仕掛り比率を自動的に再設定
できるので、従来のようにその値を作業者が入力する手
間を省くことができる。
【0060】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実
施しえることは勿論である。例えば、上述したように過
去の処理実績を計測する時、30分間で行ったが、この
値を任意の時間に設定できるようにしてもよく、本実施
例では新しく搬送体36が4番目の作業ステーションに
搬送されるたびに、仕掛り比率を再設定しているが、時
間を設定して定期的に再設定するように制御されていて
もよい。
【0061】また、単位本数あたりの作業所要時間に基
づいて、仕掛り比率を再設定するように制御されていて
もよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の搬送装置
によれば、同様の作業を複数の作業ステーションで行う
場合、実績計測手段で計測されたデータに基づいて、仕
掛り比率が自動的に再設定されるので、デザインの変更
や作業者自身の入れ替えなどにより作業時間が変動して
も、その都度、作業時間を測定し直し仕掛り比率を設定
し直す必要がなく、操作性が向上する。
【0063】また、作業バランス調整手段が再設定され
た仕掛り比率に基づいて、同様の作業を行う複数の各作
業ステーション間の作業バランスを調整するので、被加
工物が特定の作業ステーションに停滞している時間が短
縮されて、生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例としての搬送装置の全体概略
配置図である。
【図3】本実施例の搬送装置の振り分け機構、搬送レー
ル等の配置を説明する配置図である。
【図4】本実施例の搬送装置の拡大部分正面図である。
【図5】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本実施例の搬送経路編集処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】本実施例のディスプレイに表示された経路編集
画面を示す説明図である。
【図8】本実施例の搬送制御処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
ST 作業ステーション 1 振り分け機構 8 搬送レール 36 搬送体 39 番号読取装置 60 電子制御回路 100 ホストコンピュータ 101 RAM
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D05B 21/00 7152−3B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を搭載する搬送体を搬送する案
    内部材に沿って複数の作業ステーションを設け、作業を
    施す搬送経路に従って前記各作業ステーションに前記搬
    送体を搬送し得る搬送機構と、 前記各作業ステーションに対応して設けられ、前記搬送
    体に付された固有の搬送体コードを読み取る読取手段
    と、 前記搬送機構を制御して、前記搬送体を、前記搬送体コ
    ードに応じて予め設定された搬送経路に従って、作業を
    終えた作業ステーションから次の作業ステーションに搬
    送させ、かつ、同様の作業を複数の作業ステーションで
    行う場合、各作業ステーション間に関する予め設定され
    た仕掛り比率に基づいて、前記搬送体を搬送させる搬送
    制御手段とを有する搬送装置において、 各作業ステーションの一定時間当たりの作業実績を計測
    する実績計測手段と、 前記実績計測手段で計測したデータに基づいて、前記仕
    掛り比率を再設定する仕掛り比率再設定手段と、 前記仕掛り比率再設定手段により再設定された仕掛り比
    率に基づいて、前記搬送制御手段に各作業ステーション
    への搬送を指示することにより、同様の作業を行う各作
    業ステーション間の作業バランスを調整する作業バラン
    ス調整手段と、 を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】同様の作業を複数の作業ステーションで行
    う場合、前記読取手段の検出結果に基づき、未だ縫製の
    行われていない被加工物の数を作業ステーション毎に演
    算する仕掛かり数演算手段と、 各作業ステーションの一定時間当たりの作業実績を計測
    する実績計測手段と、 前記実績計測手段で計測したデータに基づいて、前記仕
    掛り比率を再設定する仕掛り比率再設定手段と、 前記仕掛り比率再設定手段により再設定された仕掛り比
    率及び前記仕掛り数演算手段により演算された数値に基
    づいて、前記搬送制御手段に各作業ステーションへの搬
    送を指示することにより、同様の作業を行う各作業ステ
    ーション間の作業バランスを調整する作業バランス調整
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
JP15187793A 1993-06-23 1993-06-23 搬送装置 Pending JPH0741140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007789A1 (fr) * 2006-07-14 2008-01-17 Yazaki Kako Corporation Système d'installation de transport d'ouvrages par véhicule à guidage automatique et chariot de montage d'ouvrages
JP2010082785A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Yamari Sangyo Kk ヒータ生産システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008007789A1 (fr) * 2006-07-14 2008-01-17 Yazaki Kako Corporation Système d'installation de transport d'ouvrages par véhicule à guidage automatique et chariot de montage d'ouvrages
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