JPH06114176A - 縫製システム - Google Patents

縫製システム

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JPH06114176A
JPH06114176A JP26478092A JP26478092A JPH06114176A JP H06114176 A JPH06114176 A JP H06114176A JP 26478092 A JP26478092 A JP 26478092A JP 26478092 A JP26478092 A JP 26478092A JP H06114176 A JPH06114176 A JP H06114176A
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JP
Japan
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sewing
work
station
data
carrier
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JP26478092A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kayanaka
良久 茅中
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の作業中の手間を低減すると共に、縫
製ミスを防止する。 【構成】 電子制御回路60は、搬送機構を制御し、搬
送計画に基づく被加工物毎の搬送経路に従って、被加工
物を保持した搬送体を、作業を終えた作業ステーション
から次の作業ステーションに搬送させる。ホストコンピ
ュータ100は、各作業ステーションにおいて直前に縫
製した被加工物の縫製データと、次に縫製する被加工物
の縫製データが異なる時、各作業ステーションに設置さ
れた自動ミシン130に対し、次にそのステーションで
作業が施される搬送体に保持された被加工物の、該当す
る作業工程の縫製データを自動的に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製データに基づき縫
製を行うミシンが備えられる縫製システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送システムにおいては、縫製デ
ータに基づき縫製を行うミシンが作業ステーションに配
置されており、被加工物が搬送装置により各作業ステー
ションに搬送され、前記ミシンにより縫製が被加工物に
施されている。縫製内容の変更が被加工物に添付された
カードで示されると、作業者はその指示に従い、変更後
の縫製データを選択すると共に、ミシンに入力してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
縫製システムにおいては、ミシンと搬送装置とが独立し
ており、縫製内容の変更の度に、作業者は手動で対応す
る縫製データを選択すると共に、ミシンに入力する手間
がある。また、作業者が縫製内容の変更の指示を見落と
すと、作業者は変更前の縫製データで縫製を行ってしま
うので、縫製データの不一致のために縫製ミスを生じる
恐れがある。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、作業者の手間を軽減すると共
に、作業ミスを防止する縫製システムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る縫製システムは、異なる種
類の縫製をするための縫製データを記憶する記憶手段
と、作業ステーションに搬送された被加工物に施される
縫製の種類を識別する縫製識別手段と、縫製識別手段に
より識別された種類の縫製を被加工物に施すために必要
な縫製データを記憶装置から選択する選択手段と、選択
手段により選択された縫製データに基づきミシンを制御
する制御手段とを備えている。
【0006】また、この目的を達成するために、本発明
の請求項2に係る縫製システムは、被加工物が搬送され
るときに被加工物を支持する支持体と、被加工物に施さ
れる縫製の種類を支持体に設けられたコードに基づいて
識別する縫製識別手段とを備えている。
【0007】更に、この目的を達成するために、本発明
の請求項3に係る縫製システムは、制御装置が各ミシン
に設けられており、縫製データを記憶手段から複数の制
御装置に配信する配信手段を備えている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1に係る縫
製システムにおいては、記憶手段が異なる種類の縫製を
するための縫製データを記憶している。縫製識別手段が
作業ステーションに搬送された被加工物に施される縫製
の種類を識別し、選択手段が縫製識別手段の識別に基づ
き、識別された種類の縫製を被加工物に施すために必要
な縫製データを記憶装置から自動的に選択する。制御手
段が選択手段により選択された縫製データに基づきミシ
ンを制御する。よって、縫製に必要な縫製データが変更
するに伴い自動的に設定されるので、縫製データを選択
する手間や入力する必要が無いと共に、選択手段の選択
した縫製データとミシンが基づく縫製データとの不一致
が生じない。
【0009】また、本発明の請求項2に係る縫製システ
ムにおいては、被加工物が搬送されるときに、支持体が
被加工物を支持し、縫製識別手段が被加工物に施される
縫製の種類を支持体に設けられたコードに基づいて識別
すると、自動的に縫製データが選択される。よって、支
持体を再利用すれば、被加工物が変わってもその縫製の
種類を表すコードを再度利用である。
【0010】更に、本発明の請求項3に係る縫製システ
ムにおいては、制御装置が各ミシンに設けられており、
配信手段が縫製データを記憶手段から複数の制御装置へ
自動的に配信する。よって、記憶装置に記憶されている
縫製データを入れ換えれば、縫製システム中の任意の制
御装置でも入れ換えた縫製データが自動的に使用可能に
なる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図2〜図4に示すように、振り分け機構1
は縫製工場等に相互間隔をおいて設置されており、各振
り分け機構1には床面2上に立設される支柱3が設けら
れている。支軸4は支柱3の上端に取付台5を介して立
設され、その上端には支持板6が固定されている。
【0013】ステーションレール用支枠7aはその中間
部において支持板6の上面に支持固定されている。一対
の平行なブリッジレール用支枠7bは隣接する振り分け
機構1の支持板6間に跨って支持固定されている。
【0014】一方、振り分け機構1の周囲には、作業ス
テーションSTが配置され、この作業ステーションST
に向かって、ブリッジレール用支枠7bからステーショ
ンレール用支枠7aが延出されている。前記作業ステー
ションSTの一部が、後述する搬送体36から加工布等
を取り外す完成ステーションSTa、及び搬送体36に
裁断された新たな加工布等を取り付ける投入ステーショ
ンSTbとして配置され、本実施例では、図2の右端の
振り分け機構1の周囲に設けられている。
【0015】その他の作業ステーションSTはステーシ
ョンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置
より形成されている。また、これらの作業ステーション
STに対しては、ST1,ST2,…のようにSTの次
に付した数字により、各作業ステーションSTを区別可
能にしてある。
【0016】そして、前記支枠7a,7bに、複数の吊
下金具9により吊下支持され、配置された一対の平行な
ブリッジレール10が振り分け機構1間に設けられてい
る。また、振り分け機構1の周囲に配置された作業ステ
ーションST用の、複数の馬蹄形状をなすステーション
レール11が設けられ、前記ブリッジレール10とステ
ーションレール11とにより搬送レール8が構成されて
いる。
【0017】ブリッジレール10の一端及びステーショ
ンレール11の一端には搬入部10a、11aが、ブリ
ッジレール10の一端及びステーションレール11の他
端には搬出部10b、11bがそれぞれ形成され、これ
らの搬入・搬出部10a、11a、10b、11bが振
り分け機構1の周囲に同一高さ位置で所定角度(本実施
例では45度)おきに配置されている。
【0018】一方、図3、図4に示すように、振り分け
機構1の支軸4には、回転体41が回転可能に支持され
ている。そして、上記搬入・搬出部10a、11a、1
0b、11bと対向出来るように、複数(本実施例では
8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例では
45度)おきで放射状に突出固定されている。
【0019】また、支持板6上には正逆回転可能なアー
ム回転用のサーボモータ47が装着されている。そし
て、サーボモータ47を正方向又は逆方向に回転させる
ことにより、回転体41を回動させ、搬送体36を保持
した振り分けアーム44を所定のブリッジレール10又
はステーションレール11と対向する位置に回動配置可
能に構成されている。
【0020】また、無端状の第1チェーン20が各吊下
金具9に設けられた複数のチェーンガイド22により、
前記ブリッジレール10に沿って張設されている。一
方、無端状の第2チェーン(図示略)が各吊下金具9に
設けられた複数のチェーンガイド(図示略)により、前
記ステーションレール11に沿って張設されている。
【0021】そして、振り分け機構1の支持板6上に装
着されたチェーン駆動用のモータ26が回転されると、
第1チェーン20がブリッジレール10に沿い図3の反
時計方向に周回移動されると共に、図示しない回転軸の
回転に伴い、第2チェーンがステーションレール11に
沿い同方向に周回移動される。
【0022】それにより、ブリッジレール10又はステ
ーションレール11上の搬送体36は、係合輪38が第
1チェーン20、又は第2チェーンに係合した状態で、
ブリッジレール10又はステーションレール11に沿っ
て図3の矢印方向に搬送移動される。
【0023】一方、搬送体36は図4に示すように、加
工布等の品物を吊下できるようにハンガー状にされてい
る。そして、外周に複数の係合突起を有する一対の係合
輪38が搬送体36に、摩擦抵抗が付与された状態で回
転可能に支持されていると共に、各レール10、11上
を転動するローラ(図示せず)が回転可能に支持されて
いる。
【0024】従って、係合輪38が第1チェーン20、
又は第2チェーンに係合した状態で、ブリッジレール1
0又はステーションレール11に沿って図3の矢印方向
に搬送移動されるようにされている。
【0025】また、搬入用のブリッジレール10及びス
テーションレール11の搬入部10a、11aには、図
3に示すように、番号読取装置39が吊下金具9で装着
されている。そして、搬送体36がブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って番号読取装置39
と対応する位置に搬送されたとき、図示しないストッパ
との当接により搬送体36の移動が一時的に停止された
状態、つまり、係合輪38が回転された状態で、この番
号読取装置39により搬送体36の係合輪38の側面に
付設された図示しない搬送体識別用のコードマークによ
り番号が読み取られるよう構成されている。これらの詳
細については、特開平3−61211号公報及び特開平
3−56322号公報に記載されているので、それを参
照されたい。
【0026】次に、本実施例の電気系統を図5に示すブ
ロック図を参照して説明する。
【0027】前記各装置は電子制御回路60によって駆
動制御されて搬送体36の搬送を行う。この電子制御回
路60は、周知のCPU、ROM、RAMを論理演算回
路の中心として構成され、外部機器との入出力を行う入
出力回路等を備えたものである。
【0028】電子制御回路60は、番号読取装置39
や、作業終了時に操作されて作業終了信号を発生する作
業終了スイッチ等の各種スイッチ群70からの信号を入
力する。更に、加工布をセットされた搬送体36が投入
ステーションSTbから搬送装置に投入されたことを確
認するための投入ボタン(図示しない)などがある。一
方、これらの信号及びROM、RAM内のデータに基づ
いてサーボモータ47を駆動する駆動信号等を出力す
る。
【0029】また、電子制御回路60は、各振り分け機
構1毎に1台づつ設けられており、この複数の電子制御
回路60がホストコンピュータ100に接続されて、ホ
ストコンピュータ100により、全体の制御がなされ
る。
【0030】このホストコンピュータ100には、デー
タ入力のためのキーボード111、マウス113や、デ
ータ出力のためのディスプレイ115、プリンタ11
7、自動ミシン130群に対して縫製データを自動ミシ
ン130に配信するための入出力回路119がそれぞれ
接続されている。ホストコンピュータ100のメモリ内
には、図6に示す経路テーブルP1、図7に示す投入計
画テーブルP2、図8に示す搬送体テーブルP3、図9
に示す縫製データテーブルP4、図10に示すステーシ
ョンテーブルP5がそれぞれ記憶されると共に、縫製デ
ータを各自動ミシン130に配信するための図11に示
すフローチャートのプログラムも記憶されている。更
に、縫製の種類に対応する縫製データが、ホストコンピ
ュータ100のメモリ内に記憶されている。
【0031】自動ミシン130は、ホストコンピュータ
100に出力回路119などを介し接続されているの
で、縫製データを受信可能である。この自動ミシン13
0は周知の制御装置を内蔵しており、制御装置は縫製デ
ータに基づいてミシン全体を制御して加工布に縫製を施
す。この自動ミシン130には、それぞれ糸切れや残量
不足を検出する各種センサーが備えられており、ホスト
コンピュータ100に接続されている。よって、ホスト
コンピュータ100は、自動ミシン130の故障や異常
を検出可能である。
【0032】以下、図6〜図10を参照して各テーブル
を説明する。
【0033】まず、図6に示すように、経路テーブルP
1には、搬送体36の搬送される経路が、加工布に施さ
れる作業工程の進み具合い(進度)に従う作業ステーシ
ョンの番号(ST番号)の並びで記憶されている。加工
布の色やデザインの違いにより、加工布の搬送経路が異
なるので、その搬送経路を区別するために、異なる経路
番号がそれぞれ付されている。図6には、1種類の経路
番号のものが入力されて記憶された状態を示している。
【0034】また、図7に示すように、投入計画テーブ
ルP2には、どんな種類の加工布をどれだけ投入するか
という投入計画が予め入力及び記憶されている。同一の
作業内容である複数の搬送体36は一群にまとめられ、
投入計画テーブルP2においての先頭から順に、投入単
位番号がその群にそれぞれ付されている。
【0035】例えば、図7に示す場合では、投入単位番
号「1」に対応するものとして、デザインコード「A0
101」という所定のデザインで、サイズコード
「9」,カラーコード「50」という色を持つ加工布を
保持した搬送体36を、経路番号「2」で5本投入する
という計画が設定されている。また、投入単位番号
「2」に対応させて、デザインコード「A0102」、
サイズコード「9」、カラーコード「35」という色の
違う加工布を保持した搬送体36を経路番号「7」で1
5本投入する計画が設定されている。尚、ある投入単位
番号の表す加工布の縫製がすべて終了すると、その投入
単位番号のデータが次の(一つ大きい投入単位番号の)
データの内容に置換され、投入単位番号のデータが変更
される。
【0036】更に、図8に示すように、搬送体テーブル
P3には、搬送体36が投入ステーションSTbを出て
いく際、各搬送体36の搬送体番号と、前記経路番号,
工程進み具合いを示す進度,前記投入単位番号が書き込
まれる。前記投入計画テーブルP2に記憶された投入計
画に従い縫製作業中に、各搬送体36の進み具合いに応
じて、各作業工程が一つずつ終わる度に、各搬送体36
の進度の欄の数値が一つずつ増えていくようにされてい
る。
【0037】そして、図9に示すように、縫製データテ
ーブルP4には、各デザインコード毎の縫製データが各
進度(作業工程)別に記憶されている。この様に細分化
された縫製データが各自動ミシン130に配信される。
例えば、デザインコード「A0101」の進度「1」の
工程を行う自動ミシン130に対しては、縫製データ
「A0101−1」が配信される。
【0038】また、図10に示すように、ステーション
テーブルP5には、各作業ステーションST毎に、ま
ず、直前に縫製を行った加工布を保持した搬送体36の
搬送体番号、次に、現在縫製中の加工布を保持した搬送
体36の搬送体番号、最後に、次にその作業ステーショ
ンSTに搬送されてくる予定の搬送体36の搬送体番号
が書き込まれる。尚、該当する搬送体36が存在しない
項目については該当する搬送体36が存在しないことを
示すデータ「0」が書き込まれる。
【0039】本発明の縫製識別手段はホストコンピュー
タ100及び、番号読取装置39などに相当し、選択手
段はホストコンピュータ100に相当する。本発明の制
御手段は自動ミシン130に内蔵されている制御手段に
相当する。
【0040】また、本発明の請求項2の支持体は搬送体
36に相当する。
【0041】更に、本発明の請求項3の記憶手段はホス
トコンピュータ100のメモリなどに相当し、配信手段
はホストコンピュータ100,入出力回路119などに
相当する。
【0042】以下、自動ミシン130における縫製デー
タを変更する手順について図11のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0043】まず、ステップ10(以下単にステップを
Sと略す)において、前記投入ボタンが押されるまで、
つまり、搬送体36が投入ステーションSTbから投入
されるまで、ホストコンピュータ100は待機する。搬
送体36にはデザインコード「A0102」、サイズコ
ード「9」、カラーコード「35」、経路番号「7」に
対応する加工布がセットされているとする。
【0044】次にS20において、ホストコンピュータ
100は、搬送体36の搬送体番号に基づき、番号経路
と進度とを搬送体テーブルP3(図8)から検索し、続
いて、その経路番号の経路の該当する進度を参照し経路
テーブルP1(図6)から検索して、搬送体36を次に
送るべき作業ステーションST(目的の作業ステーショ
ン)の番号を割り出す。
【0045】次にS30において、ホストコンピュータ
100は、電子制御回路60に対して前記S20で求め
た目的の作業ステーションSTに搬送体36を搬送する
ように指令を出す。電子制御回路60は受け取った指令
に従って搬送体36を目的の作業ステーションST(こ
こでは1)に搬送する。
【0046】次にS40において、搬送先の作業ステー
ションSTで作業した直前の加工布のデザインコード
と、新たに搬送されてくる搬送体36にセットされてい
る加工布のデザインコードとを比較することによって、
ホストコンピュータ100は搬送先の作業ステーション
STに設置されている自動ミシン130の縫製データを
更新する必要があるかどうかを判定する。
【0047】まず、搬送先の作業ステーションSTで作
業した直前の加工布のデザインコードと進度とを認識す
るには、まずステーションテーブルP5(図10)のそ
の作業ステーションSTの先頭の項目を参照して直前の
加工布を保持した搬送体36の搬送体番号を得る。次に
搬送体テーブルP3(図8)をステーションテーブルP
5(図10)で得られた搬送体番号で検索すれば、その
搬送体36の属する投入単位番号と進度とが得られる。
よって、投入計画テーブルP2(図7)を投入単位番号
で検索すれば、その搬送体36の属するデザインコー
ド、即ち直前の加工布のデザインコードが判明する。
【0048】次に、新たに搬送されてくる搬送体36に
セットされている加工布のデザインコードと進度とを認
識するには、同様に、ステーションテーブルP5(図1
0)のその作業ステーションSTの末尾の項目を参照し
て新たに搬送されてくる搬送体36の搬送体番号を得
る。次に搬送体テーブルP3(図8)をステーションテ
ーブルP5(図10)で得られた搬送体番号で検索すれ
ば、その搬送体36の属する投入単位番号と進度とがわ
かる。よって、投入計画テーブルP2(図7)を投入単
位番号で検索すればその搬送体36の属するデザインコ
ード、即ち次に縫製加工を行うデザインコードが判明す
る。
【0049】そして、上記2つのデザインコード及び進
度の両方が一致しない場合(S40:YES)、縫製デ
ータを更新する必要があると判断し、ホストコンピュー
タ100はS50に分岐する。また、上記2つのデザイ
ンコード及び進度の両方が一致した場合(S40:N
O)、ホストコンピュータ100は後述するS70に分
岐する。尚、S40において、デザインコード或は進度
のどちらかしか一致しない場合は、S40の判定はYE
Sである。
【0050】S50において、ホストコンピュータ10
0は縫製データテーブルP4(図9)を参照して該当す
るデザインコードを検索し、続いて、該当する進度にお
ける縫製データを得る。S60において、ホストコンピ
ュータ100は該当する進度の作業ステーションSTに
設置されている自動ミシン130に対して縫製データを
入出力回路119を介して配信する。この場合、1番の
作業ステーションSTにおいては、直前に作業した搬送
体36の属するデザインコード(該当するものなし)と
今回搬送されてきた搬送体36の属するデザインコード
(A0102)が異なるので、デザインコード「A01
02」の進度1に該当する「A0102−1」とインデ
ィックスの付けられた縫製データが1番の作業ステーシ
ョンSTに設置されている自動ミシン130の制御装置
に配信される。
【0051】S70において、ホストコンピュータ10
0は、作業ステーションSTにおいて担当の作業工程が
終了し、作業終了スイッチが押されたかどうか検出し、
その作業ステーションでの工程が終了したか否かを判断
する。作業終了スイッチが押された場合(S70:YE
S)、搬送体36を次の進度の作業ステーションに搬送
し、一方、作業終了スイッチが押されてない場合(S7
0:NO)、作業終了スイッチが押されるまで待機す
る。
【0052】S80において、ホストコンピュータ10
0は、この搬送体36に対する全作業工程が終了したか
どうか判断する。全作業工程が終了してない場合(S8
0:NO)、S20に分岐し、搬送体36を次の作業ス
テーションSTに進める(以下S20からS80のステ
ップが各進度において繰り返される)。全作業工程が終
了した場合(S80:YES)、搬送体36を完成ステ
ーションSTaに進める。
【0053】以上説明したことから明かなように、振り
分け装置1,ホストコンピュータ100及び自動ミシン
130を組み合わせた縫製システムにおいて、搬送体3
6を搬送する装置側の制御系(ホストコンピュータ10
0)で自動ミシン130の縫製データをも一元管理し、
必要に応じて通信回線を介して自動的に配信することに
よって、加工布の種類が変更した時にも容易に、且つ、
迅速に対応することができる。また、この変更に伴う縫
製データの選択及び入力の手間が大幅に削減されると共
に、縫製データの入力ミスや縫製データの不一致による
縫製ミスが防止される。
【0054】また、搬送体36に縫製の種類を表すコー
ドが設けられているので、同種類の縫製が施される加工
布に、それに対応するコードの付いた搬送体36を再利
用すれば、加工布が変わってもその縫製の種類を表すコ
ードを再度、付ける手間が低減されている。尚、ホスト
コンピュータ100のメモリが記憶しているデータを書
き直すことにより、コードの表す縫製の種類を変更する
ことは、容易に可能である。
【0055】更に、本発明の縫製システムにおいては、
縫製システムの全体に係る工程の内容が変更する場合、
ホストコンピュータ100のメモリの縫製データを入れ
換えれば、この縫製システムのどの作業ステーションS
Tでもその縫製データを使用可能なので、縫製データを
入れ換えする手間が低減されている。
【0056】本発明は以上詳述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。
【0057】どこかの作業ステーションSTの自動ミシ
ン130が故障した場合に、修理が終わるまでの間、搬
送体36の搬送経路を変更することによって生産を継続
する場合、自動ミシン130の縫製データも自動的に変
更された経路の各進度の作業ステーションSTに配信さ
れるので便利である。
【0058】例えば本実施例ではデザインコード及び進
度の違いに着目して縫製データを更新する必要があるか
どうかを判別したが、必要があればデザインコード及び
進度の他にサイズコードやカラーコードの違いを利用し
て判別することもできる。
【0059】また、ピッチタイム(1つの加工布に対す
る1工程の作業時間)が短い場合、作業ステーションS
T間の搬送にかかる時間が無視できず、その進度のステ
ーションに多くの仕掛かり(作業待ちの加工布)を設定
しなければ、次の加工布が前工程の作業ステーションS
Tから搬送されてくるまでの間その作業ステーションS
Tが遊んでしまい、生産効率が上がらない場合がある。
この場合は新たに縫製データを配信する必要があるかど
うかの判断は直前に縫製加工を行った加工布のデザイン
コードと、次に縫製加工を行う仕掛かり物のデザインコ
ードとの比較をすることによって行えば良い。
【0060】更に、縫製データは通信回線で配信するの
では無く、各自動ミシン130がそれぞれの記憶装置に
持っていて、その縫製データが自動的に選択されるよう
にしても良い。そして、自動ミシン130に設定されて
いる縫製データと次の縫製に必要な縫製データとの比較
(前記S40)をせずに、搬送体36や工程の内容が変
わる毎に、単に縫製データを自動的に配信することによ
り縫製データを再設定しても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1の縫製システムにおいては、縫製データ
の設定が自動的に行われるので、作業者によるデータを
設定する手間が低減されると共に、縫製データの不一致
による縫製ミスが防止されている。
【0062】また、本発明の請求項2の縫製システムに
おいては、搬送体に縫製の種類を表すコードが設けられ
ているので、支持体を再利用すれば、被加工物が変わっ
てもその縫製の種類を表すコードを再度、付ける手間が
低減されている。
【0063】更に、本発明の請求項3の縫製システムに
おいては、記憶装置の縫製データを入れ換えれば、縫製
システム中の任意の制御手段がその入れ換えた縫製デー
タを使用できるので、縫製データを入れ換えする手間が
低減されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例としての搬送装置の全体概略
配置図である。
【図3】本実施例の搬送装置の振り分け機構、搬送レー
ル等の配置を説明する配置図である。
【図4】本実施例の搬送装置の拡大正面図である。
【図5】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本実施例のホストコンピュータのRAM内の経
路テーブルを示す説明図である。
【図7】本実施例のホストコンピュータのRAM内の投
入計画テーブルを示す説明図である。
【図8】本実施例のホストコンピュータのRAM内の搬
送体テーブルを示す説明図である。
【図9】本実施例のホストコンピュータのRAM内の縫
製データテーブルを示す説明図である。
【図10】本実施例のホストコンピュータのRAM内の
ステーションテーブルを示す説明図である。
【図11】本実施例のホストコンピュータの処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 振り分け機構 8 搬送レール 36 搬送体 60 電子制御回路 100 ホストコンピュータ 130 自動ミシン ST 作業ステーション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製データに基づき被加工物に縫製を行
    うミシンが備えられた作業ステーションに、異なる種類
    の縫製が施される被加工物を搬送して、前記ミシンで各
    被加工物に対応する縫製を行う縫製システムにおいて、 異なる種類の縫製をするための前記縫製データを記憶す
    る記憶手段と、 前記作業ステーションに搬送された被加工物に施される
    縫製の種類を識別する縫製識別手段と、 前記縫製識別手段により識別された縫製の種類を被加工
    物に施すために必要な縫製データを前記記憶装置から選
    択する選択手段と、 前記選択手段により選択された縫製データに基づき前記
    ミシンを制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    縫製システム。
  2. 【請求項2】 前記被加工物を支持する支持体を有し、
    前記被加工物が支持体に支持されて前記作業ステーショ
    ンに搬送され、前記縫製識別手段が前記被加工物に施さ
    れる縫製の種類を前記支持体に設けられたコードに基づ
    いて識別することを特徴とする請求項1記載の縫製シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が各前記ミシンに設けられ
    ており、前記縫製データを前記記憶手段から複数の前記
    制御装置に配信する配信手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の縫製システム。
JP26478092A 1992-10-02 1992-10-02 縫製システム Pending JPH06114176A (ja)

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