JP2988036B2 - バイパス制御機能付き搬送装置 - Google Patents
バイパス制御機能付き搬送装置Info
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- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 39
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- 101100321304 Bacillus subtilis (strain 168) yxdM gene Proteins 0.000 description 6
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送体に付された固有
の搬送体番号に応じて予め設定された搬送順序に従っ
て、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに搬送体を搬送させる搬送装置に関する。
の搬送体番号に応じて予め設定された搬送順序に従っ
て、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに搬送体を搬送させる搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、縫製工場等において、被縫製
加工品等の仕掛材料を保持した搬送体を搬送レールに沿
って配置された作業ステーションに、自動的に搬送する
搬送装置が種々提案されている。
加工品等の仕掛材料を保持した搬送体を搬送レールに沿
って配置された作業ステーションに、自動的に搬送する
搬送装置が種々提案されている。
【0003】この種のものは、各搬送体の搬送番号毎に
搬送順序を記憶しておき、搬送体に付された搬送体番号
を読み取り、その搬送体番号に対応した搬送順序に従
い、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに、搬送体を搬送させていた。
搬送順序を記憶しておき、搬送体に付された搬送体番号
を読み取り、その搬送体番号に対応した搬送順序に従
い、作業を終えた作業ステーションから次の作業ステー
ションに、搬送体を搬送させていた。
【0004】一般に、被加工品に対する各作業工程での
作業内容の違いから、各作業ステーションでの作業に要
する時間も同じでない場合が多い。そのため、複数の搬
送体を同じ経路で搬送させる場合、作業時間が短い作業
ステーションでは、作業の手空き時間が生じてしまった
り、逆に作業時間が長い作業ステーションでは、被加工
品が滞留してしまったりして搬送制御上好ましくない。
作業内容の違いから、各作業ステーションでの作業に要
する時間も同じでない場合が多い。そのため、複数の搬
送体を同じ経路で搬送させる場合、作業時間が短い作業
ステーションでは、作業の手空き時間が生じてしまった
り、逆に作業時間が長い作業ステーションでは、被加工
品が滞留してしまったりして搬送制御上好ましくない。
【0005】そのため、所定の作業ステーションに対し
てバイパスレールを設け、その作業ステーションと同様
の作業を行なわせる援護作業ステーションに搬送可能に
したものが知られている。例えば搬送体のストックが多
くなったら、バイパスレールを搬送レールに接続して援
護作業ステーションへ搬送させ、一つの作業工程を元々
の作業ステーションとその援護ステーションとで分けて
消化することにより、各作業工程におけるピッチタイム
を平準化しようとするものである。
てバイパスレールを設け、その作業ステーションと同様
の作業を行なわせる援護作業ステーションに搬送可能に
したものが知られている。例えば搬送体のストックが多
くなったら、バイパスレールを搬送レールに接続して援
護作業ステーションへ搬送させ、一つの作業工程を元々
の作業ステーションとその援護ステーションとで分けて
消化することにより、各作業工程におけるピッチタイム
を平準化しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものでは、ある作業ステーションに対して援護ステーシ
ョンを設けるためには、その作業ステーションから援護
ステーションを接続するバイパスレールが必要である。
ものでは、ある作業ステーションに対して援護ステーシ
ョンを設けるためには、その作業ステーションから援護
ステーションを接続するバイパスレールが必要である。
【0007】そして、搬送経路中のどの作業ステーショ
ンについてもバイパス設定を可能にするためには、全て
の作業ステーションに対応した援護ステーションを新た
に設け、バイパスレールで接続する必要がある。しか
し、この援護ステーション及びバイパスレールはバイパ
ス設定した場合にのみ使用されるもので、通常の搬送制
御時には不要なものである。
ンについてもバイパス設定を可能にするためには、全て
の作業ステーションに対応した援護ステーションを新た
に設け、バイパスレールで接続する必要がある。しか
し、この援護ステーション及びバイパスレールはバイパ
ス設定した場合にのみ使用されるもので、通常の搬送制
御時には不要なものである。
【0008】また、一般には搬送経路の一部分しかバイ
パス制御を行わない場合が多い。それにもかかわらず、
全ての作業ステーションに対応して、それぞれ援護ステ
ーションと、その援護ステーションへのバイパスレール
を設けることは、増設する部品が多くなり非常にコスト
高になる。
パス制御を行わない場合が多い。それにもかかわらず、
全ての作業ステーションに対応して、それぞれ援護ステ
ーションと、その援護ステーションへのバイパスレール
を設けることは、増設する部品が多くなり非常にコスト
高になる。
【0009】そのため、ある搬送経路に基づく搬送制御
の場合に、その搬送経路に該当しない作業ステーション
を援護ステーションとして利用することが考えられる。
しかし、搬送経路が変わると、バイパス設定の必要な作
業ステーションも変わってしまう。するとその都度援護
ステーションを選定して、その援護ステーションへ搬送
させるためのバイパスレールの長さを変更したり、取り
付けし直す必要があり、その変更は容易ではない。
の場合に、その搬送経路に該当しない作業ステーション
を援護ステーションとして利用することが考えられる。
しかし、搬送経路が変わると、バイパス設定の必要な作
業ステーションも変わってしまう。するとその都度援護
ステーションを選定して、その援護ステーションへ搬送
させるためのバイパスレールの長さを変更したり、取り
付けし直す必要があり、その変更は容易ではない。
【0010】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とを目的とし、部品を増設することなしに、搬送経路中
の任意の作業ステーションに対して、搬送経路以外の作
業ステーションを、その任意の作業ステーションと同様
の作業を行なわせるための援護作業ステーションとして
設定してバイパス搬送が可能なバイパス制御機能付き搬
送装置を提供することにある。
とを目的とし、部品を増設することなしに、搬送経路中
の任意の作業ステーションに対して、搬送経路以外の作
業ステーションを、その任意の作業ステーションと同様
の作業を行なわせるための援護作業ステーションとして
設定してバイパス搬送が可能なバイパス制御機能付き搬
送装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、搬送体を搬送する搬送レールに沿って
複数の作業ステーションを設け、作業を施す搬送経路に
従って前記各作業ステーションに前記搬送体を搬送し得
る搬送機構と、前記作業ステーション毎に対応して設け
られた、前記搬送体に付された固有の搬送体番号を読み
取る番号読取手段と、該搬送機構を制御して、前記搬送
体を、前記搬送体番号に応じて予め設定された搬送経路
に従って、作業を終えた作業ステーションから次の作業
ステーションに搬送させる搬送制御手段とを有する搬送
装置において、前記搬送経路中の任意の作業ステーショ
ンに対して、前記搬送経路以外の前記作業ステーション
を、その任意の作業ステーションと同様の作業を行なわ
せるための援護作業ステーションとして設定するバイパ
ス設定手段と、前記搬送経路に基づく次の行き先の作業
ステーションに対して前記援護作業ステーションが設定
されている場合には、所定の比率に従い、前記作業ステ
ーションへの搬送、又はその作業ステーションの代わり
としての前記援護作業ステーションへの搬送を前記搬送
制御手段に指示するバイパス指示手段と、を備えたこと
を特徴とするバイパス制御機能付き搬送装置の構成がそ
れである。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、搬送体を搬送する搬送レールに沿って
複数の作業ステーションを設け、作業を施す搬送経路に
従って前記各作業ステーションに前記搬送体を搬送し得
る搬送機構と、前記作業ステーション毎に対応して設け
られた、前記搬送体に付された固有の搬送体番号を読み
取る番号読取手段と、該搬送機構を制御して、前記搬送
体を、前記搬送体番号に応じて予め設定された搬送経路
に従って、作業を終えた作業ステーションから次の作業
ステーションに搬送させる搬送制御手段とを有する搬送
装置において、前記搬送経路中の任意の作業ステーショ
ンに対して、前記搬送経路以外の前記作業ステーション
を、その任意の作業ステーションと同様の作業を行なわ
せるための援護作業ステーションとして設定するバイパ
ス設定手段と、前記搬送経路に基づく次の行き先の作業
ステーションに対して前記援護作業ステーションが設定
されている場合には、所定の比率に従い、前記作業ステ
ーションへの搬送、又はその作業ステーションの代わり
としての前記援護作業ステーションへの搬送を前記搬送
制御手段に指示するバイパス指示手段と、を備えたこと
を特徴とするバイパス制御機能付き搬送装置の構成がそ
れである。
【0012】そしてさらに、前記作業ステーションへ搬
送させる搬送体数と、その作業ステーションに対して設
定した前記援護作業ステーションへ搬送させる搬送体数
との比率である搬送比率を任意に設定し得る搬送比率設
定手段を備えることにより、各作業工程でのピッチタイ
ムの調整をより正確に行うことができる。
送させる搬送体数と、その作業ステーションに対して設
定した前記援護作業ステーションへ搬送させる搬送体数
との比率である搬送比率を任意に設定し得る搬送比率設
定手段を備えることにより、各作業工程でのピッチタイ
ムの調整をより正確に行うことができる。
【0013】
【作用】上記構成を有する本発明のバイパス制御機能付
き搬送装置は、バイパス設定手段が、搬送経路中の任意
の作業ステーションに対して、搬送経路以外の作業ステ
ーションを、その任意の作業ステーションと同様の作業
を行なわせるための援護作業ステーションとして設定す
る。
き搬送装置は、バイパス設定手段が、搬送経路中の任意
の作業ステーションに対して、搬送経路以外の作業ステ
ーションを、その任意の作業ステーションと同様の作業
を行なわせるための援護作業ステーションとして設定す
る。
【0014】そして、バイパス指示手段が、搬送経路に
基づく次の行き先の作業ステーションに対して援護作業
ステーションが設定されている場合には、所定の比率に
従い、作業ステーションへの搬送、又はその作業ステー
ションの代わりとしての援護作業ステーションへの搬送
を搬送制御手段に指示し、搬送制御が実行される。
基づく次の行き先の作業ステーションに対して援護作業
ステーションが設定されている場合には、所定の比率に
従い、作業ステーションへの搬送、又はその作業ステー
ションの代わりとしての援護作業ステーションへの搬送
を搬送制御手段に指示し、搬送制御が実行される。
【0015】また、搬送比率設定手段により搬送比率を
任意に設定可能なので、作業ステーションへ搬送させる
搬送体数と、その作業ステーションに対して設定した援
護作業ステーションへ搬送させる搬送体数を調節するこ
とにより、各作業工程でのピッチタイムの調整をより正
確に行うことができる。
任意に設定可能なので、作業ステーションへ搬送させる
搬送体数と、その作業ステーションに対して設定した援
護作業ステーションへ搬送させる搬送体数を調節するこ
とにより、各作業工程でのピッチタイムの調整をより正
確に行うことができる。
【0016】さらにまた、本発明のバイパス指示に従う
搬送制御は、ソフト的な制御のみで実現でき、従来のバ
イパスレール等の特別な部品の増設は必要ない。
搬送制御は、ソフト的な制御のみで実現でき、従来のバ
イパスレール等の特別な部品の増設は必要ない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図2〜図4に示すように、振り分け機構1は縫製工
場等に相互間隔をおいて設置されており、各振り分け機
構1には床面2上に立設される支柱3が設けられてい
る。支軸4は支柱3の上端に取付台5を介して立設さ
れ、その上端には支持板6が固定されている。
る。図2〜図4に示すように、振り分け機構1は縫製工
場等に相互間隔をおいて設置されており、各振り分け機
構1には床面2上に立設される支柱3が設けられてい
る。支軸4は支柱3の上端に取付台5を介して立設さ
れ、その上端には支持板6が固定されている。
【0018】ステーションレール用支枠7aはその中間
部において支持板6の上面に支持固定されている。一対
の平行なブリッジレール用支枠7bは隣接する振り分け
機構1の支持板6間に跨って支持固定されている。一
方、振り分け機構1の周囲には、作業ステーションST
が配置され、この作業ステーションSTに向かって、ブ
リッジレール用支枠7bからステーションレール用支枠
7aが延出されている。前記作業ステーションSTの一
部が、後述する搬送体36から加工布等を取り外す完成
ステーションSTa、及び搬送体36に裁断された新た
な加工布等を取り付ける投入ステーションSTbとして
配置され、本実施例では、図2の右端の振り分け機構1
の周囲に設けられている。
部において支持板6の上面に支持固定されている。一対
の平行なブリッジレール用支枠7bは隣接する振り分け
機構1の支持板6間に跨って支持固定されている。一
方、振り分け機構1の周囲には、作業ステーションST
が配置され、この作業ステーションSTに向かって、ブ
リッジレール用支枠7bからステーションレール用支枠
7aが延出されている。前記作業ステーションSTの一
部が、後述する搬送体36から加工布等を取り外す完成
ステーションSTa、及び搬送体36に裁断された新た
な加工布等を取り付ける投入ステーションSTbとして
配置され、本実施例では、図2の右端の振り分け機構1
の周囲に設けられている。
【0019】その他の作業ステーションSTはステーシ
ョンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置
より形成されている。また、これらの作業ステーション
STに対しては、ST1,ST2,…のようにSTの次
に付した数字により、各作業ステーションSTを区別可
能にしてある。
ョンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置
より形成されている。また、これらの作業ステーション
STに対しては、ST1,ST2,…のようにSTの次
に付した数字により、各作業ステーションSTを区別可
能にしてある。
【0020】そして、前記支枠7a,7bに、複数の吊
下金具9により吊下支持され、配置された一対の平行な
ブリッジレール10が振り分け機構1間に設けられてい
る。また、振り分け機構1の周囲に配置された作業ステ
ーションST用の、複数の馬蹄形状をなすステーション
レール11が設けられ、前記ブリッジレール10とステ
ーションレール11とにより搬送レール8が構成されて
いる。
下金具9により吊下支持され、配置された一対の平行な
ブリッジレール10が振り分け機構1間に設けられてい
る。また、振り分け機構1の周囲に配置された作業ステ
ーションST用の、複数の馬蹄形状をなすステーション
レール11が設けられ、前記ブリッジレール10とステ
ーションレール11とにより搬送レール8が構成されて
いる。
【0021】ブリッジレール10の一端及びステーショ
ンレール11の一端には振り分け機構1への搬入部10
a、11aが、ブリッジレール10の他端及びステーシ
ョンレール11の他端には振り分け機構1からの搬出部
10b、11bがそれぞれ形成され、これらの搬入・搬
出部10a、11a、10b、11bが振り分け機構1
の周囲に同一高さ位置で所定角度(本実施例では45
度)おきに配置されている。
ンレール11の一端には振り分け機構1への搬入部10
a、11aが、ブリッジレール10の他端及びステーシ
ョンレール11の他端には振り分け機構1からの搬出部
10b、11bがそれぞれ形成され、これらの搬入・搬
出部10a、11a、10b、11bが振り分け機構1
の周囲に同一高さ位置で所定角度(本実施例では45
度)おきに配置されている。
【0022】一方、図3、図4に示すように、振り分け
機構1の支軸4には、回転体41が回転可能に支持され
ている。そして、上記搬入・搬出部10a、11a、1
0b、11bと対向できるように、複数(本実施例では
8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例では
45度)おきで放射状に突出固定されている。
機構1の支軸4には、回転体41が回転可能に支持され
ている。そして、上記搬入・搬出部10a、11a、1
0b、11bと対向できるように、複数(本実施例では
8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例では
45度)おきで放射状に突出固定されている。
【0023】また、支持板6上には正逆回転可能なアー
ム回転用のサーボモータ47が装着されている。そし
て、サーボモータ47を正方向又は逆方向に回転させる
ことにより、回転体41を回動させ、搬送体36を保持
した振り分けアーム44を所定のブリッジレール10又
はステーションレール11と対向する位置に回動配置可
能に構成されている。
ム回転用のサーボモータ47が装着されている。そし
て、サーボモータ47を正方向又は逆方向に回転させる
ことにより、回転体41を回動させ、搬送体36を保持
した振り分けアーム44を所定のブリッジレール10又
はステーションレール11と対向する位置に回動配置可
能に構成されている。
【0024】また、無端状の第1チェーン20が各吊下
金具9に設けられた複数のチェーンガイド22により、
前記ブリッジレール10に沿って張設されている。一
方、無端状の第2チェーン(図示略)が各吊下金具9に
設けられた複数のチェーンガイド(図示略)により、前
記ステーションレール11に沿って張設されている。
金具9に設けられた複数のチェーンガイド22により、
前記ブリッジレール10に沿って張設されている。一
方、無端状の第2チェーン(図示略)が各吊下金具9に
設けられた複数のチェーンガイド(図示略)により、前
記ステーションレール11に沿って張設されている。
【0025】そして、振り分け機構1の支持板6上に装
着されたチェーン駆動用のモータ26が回転されると、
第1チェーン20がブリッジレール10に沿い図3の反
時計方向に周回移動されると共に、前記回転軸12の回
転に伴い、第2チェーンがステーションレール11に沿
い同方向に周回移動される。
着されたチェーン駆動用のモータ26が回転されると、
第1チェーン20がブリッジレール10に沿い図3の反
時計方向に周回移動されると共に、前記回転軸12の回
転に伴い、第2チェーンがステーションレール11に沿
い同方向に周回移動される。
【0026】それにより、ブリッジレール10又はステ
ーションレール11上の搬送体36は、係合輪38が第
1テェーン20、または第2チェーンに係合した状態
で、ブリッジレール10又はステーションレール11に
沿って図3の矢印方向に搬送移動される。
ーションレール11上の搬送体36は、係合輪38が第
1テェーン20、または第2チェーンに係合した状態
で、ブリッジレール10又はステーションレール11に
沿って図3の矢印方向に搬送移動される。
【0027】一方、搬送体36は図4に示すように、被
縫製加工品等の物品を吊下できるようにハンガー状にさ
れている。そして、各レール10,11上を転動するロ
ーラ(図示せず)が回転可能に支持されると共に、常に
摩擦ブレーキを付与された状態で外周に複数の係合突起
を有する一対の係合輪38が回転可能に支持されてい
る。搬送体36は、係合輪38が第1チェーン20、又
は第2チェーンに係合した状態で、ブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って図3の矢印方向に
搬送移動されるようにされている。
縫製加工品等の物品を吊下できるようにハンガー状にさ
れている。そして、各レール10,11上を転動するロ
ーラ(図示せず)が回転可能に支持されると共に、常に
摩擦ブレーキを付与された状態で外周に複数の係合突起
を有する一対の係合輪38が回転可能に支持されてい
る。搬送体36は、係合輪38が第1チェーン20、又
は第2チェーンに係合した状態で、ブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って図3の矢印方向に
搬送移動されるようにされている。
【0028】また、搬入用のブリッジレール10及びス
テーションレール11の搬入部10a、11aには、図
3に示すように、番号読取装置39が吊下金具9で装着
されている。そして、搬送体36がブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って番号読取装置39
と対応する位置に搬送されたとき、図示しないストッパ
との当接により搬送体36の移動が一時的に停止され
る。
テーションレール11の搬入部10a、11aには、図
3に示すように、番号読取装置39が吊下金具9で装着
されている。そして、搬送体36がブリッジレール10
又はステーションレール11に沿って番号読取装置39
と対応する位置に搬送されたとき、図示しないストッパ
との当接により搬送体36の移動が一時的に停止され
る。
【0029】この時、係合輪38は、ブレーキに抗して
回転される。この状態の時に、番号読取装置39により
搬送体36の係合輪38の側面に付設された図示しない
搬送体識別用のコードマークにより番号が読み取られる
よう構成されている。尚、上記振り分け機構1の詳細は
特開平3−56323号に記載されており、搬送体36
の構造及びその移動メカニズム、番号読取に関する詳細
は特開平3−61211号に記載されているので、これ
以上の説明は省略する。
回転される。この状態の時に、番号読取装置39により
搬送体36の係合輪38の側面に付設された図示しない
搬送体識別用のコードマークにより番号が読み取られる
よう構成されている。尚、上記振り分け機構1の詳細は
特開平3−56323号に記載されており、搬送体36
の構造及びその移動メカニズム、番号読取に関する詳細
は特開平3−61211号に記載されているので、これ
以上の説明は省略する。
【0030】次に、本実施例の電気系統を図5に示すブ
ロック図によって説明する。前記各装置は電子制御回路
60によって駆動制御されて搬送体36の搬送を行う。
この電子制御回路60は、周知のCPU、ROM、RA
Mを論理演算回路の中心として構成され、外部機器との
入出力を行う入出力回路等を備えたものである。
ロック図によって説明する。前記各装置は電子制御回路
60によって駆動制御されて搬送体36の搬送を行う。
この電子制御回路60は、周知のCPU、ROM、RA
Mを論理演算回路の中心として構成され、外部機器との
入出力を行う入出力回路等を備えたものである。
【0031】電子制御回路60は、番号読取装置39
や、作業終了時操作されて投入信号を発生する投入スイ
ッチ等の各種スイッチ群70からの信号を入力する。一
方、これらの信号及びROM、RAM内のデータに基づ
いてサーボモータ47を駆動する駆動信号等を出力す
る。
や、作業終了時操作されて投入信号を発生する投入スイ
ッチ等の各種スイッチ群70からの信号を入力する。一
方、これらの信号及びROM、RAM内のデータに基づ
いてサーボモータ47を駆動する駆動信号等を出力す
る。
【0032】また、電子制御回路60は、各振り分け機
構1毎に1台づつ設けられており、この複数の電子制御
回路60がホストコンピュータ100に接続されて、ホ
ストコンピュータ100により、全体の制御がなされる
ようにされている。このホストコンピュータ100に
は、データ入力のためのキーボード111、マウス11
3や、データ出力のためのディスプレイ115、プリン
タ117がそれぞれ接続されている。そして、後述する
搬送経路の編集等を行えるようにされている。
構1毎に1台づつ設けられており、この複数の電子制御
回路60がホストコンピュータ100に接続されて、ホ
ストコンピュータ100により、全体の制御がなされる
ようにされている。このホストコンピュータ100に
は、データ入力のためのキーボード111、マウス11
3や、データ出力のためのディスプレイ115、プリン
タ117がそれぞれ接続されている。そして、後述する
搬送経路の編集等を行えるようにされている。
【0033】また、ホストコンピュータ100の内部に
は、編集処理された搬送経路を記憶しておくためのRA
M101が設けられている。次に、本実施例の作動に付
いて説明する。まず、搬送経路の編集処理を図6のフロ
ーチャート及び図7を参照して説明する。図7は、ディ
スプレイ115に表示された搬送経路編集画面を示した
ものである。
は、編集処理された搬送経路を記憶しておくためのRA
M101が設けられている。次に、本実施例の作動に付
いて説明する。まず、搬送経路の編集処理を図6のフロ
ーチャート及び図7を参照して説明する。図7は、ディ
スプレイ115に表示された搬送経路編集画面を示した
ものである。
【0034】各作業ステーションSTでは、搬送体36
に種々の作業が施されるが、被縫製加工品に施される作
業工程順序に従って、搬送体36が搬送される作業ステ
ーションSTの番号を順番に入力し(ステップ100、
以下単にS100と言う。以下同様。)、RAM101
に記憶していく(S110)。
に種々の作業が施されるが、被縫製加工品に施される作
業工程順序に従って、搬送体36が搬送される作業ステ
ーションSTの番号を順番に入力し(ステップ100、
以下単にS100と言う。以下同様。)、RAM101
に記憶していく(S110)。
【0035】そして、RAM101にステーション番号
を1つづつ記憶させていく毎に、搬送経路の入力が終了
したか否かを判断する(S120)。本実施例では、完
成ステーションSTaの番号「a」が入力されてRAM
101に記憶された時点で経路入力が終了したと判断し
(S120:YES)、次の処理に移行する。従って、
完成ステーションSTaの番号「a」が入力されてRA
M101に記憶されるまではS110、及びS120の
処理を繰り返す。
を1つづつ記憶させていく毎に、搬送経路の入力が終了
したか否かを判断する(S120)。本実施例では、完
成ステーションSTaの番号「a」が入力されてRAM
101に記憶された時点で経路入力が終了したと判断し
(S120:YES)、次の処理に移行する。従って、
完成ステーションSTaの番号「a」が入力されてRA
M101に記憶されるまではS110、及びS120の
処理を繰り返す。
【0036】図7では、経路番号「1」に対応させて、
作業ステーションSTの番号を経路の1番目から順番に
「3→4→5→6→2→a」と入力した状態を示す。経
路の6番目に「a」と入力されたのでこの経路の入力作
業は終了する。経路入力が終了すると(S120:YE
S)、バイパス設定をするか否かを判断する(S13
0)。この判断は、例えばキーボード111上の図示し
ないキー、あるいはマウス113により、バイパス設定
を「する/しない」のいずれの指示が入力されたかを判
断して行われる。
作業ステーションSTの番号を経路の1番目から順番に
「3→4→5→6→2→a」と入力した状態を示す。経
路の6番目に「a」と入力されたのでこの経路の入力作
業は終了する。経路入力が終了すると(S120:YE
S)、バイパス設定をするか否かを判断する(S13
0)。この判断は、例えばキーボード111上の図示し
ないキー、あるいはマウス113により、バイパス設定
を「する/しない」のいずれの指示が入力されたかを判
断して行われる。
【0037】バイパス設定をする場合には(S130:
YES)、バイパス経路として経由する援護ステーショ
ンとなる作業ステーションSTのステーション番号を入
力し(S140)、RAM101に記憶する(S15
0)。そして、キーボード111、あるいはマウス11
3からバイパス設定を終了する指示が入力されたか否か
を判断し(S160)、バイパス設定の終了指示がある
までS130、S140の処理を繰り返す。
YES)、バイパス経路として経由する援護ステーショ
ンとなる作業ステーションSTのステーション番号を入
力し(S140)、RAM101に記憶する(S15
0)。そして、キーボード111、あるいはマウス11
3からバイパス設定を終了する指示が入力されたか否か
を判断し(S160)、バイパス設定の終了指示がある
までS130、S140の処理を繰り返す。
【0038】例えば、図7に示す場合では、経路の2番
目の作業ステーションSTである、ステーション番号4
の作業ステーションST4に対応して、そのバイパスの
1番目と2番目の欄にはステーション番号「8」、3番
目の欄にはステーション番号「9」が設定されている。
目の作業ステーションSTである、ステーション番号4
の作業ステーションST4に対応して、そのバイパスの
1番目と2番目の欄にはステーション番号「8」、3番
目の欄にはステーション番号「9」が設定されている。
【0039】また、経路の4番目に対応して、そのバイ
パスの1番目には、経路4番目に該当するステーション
番号「6」が設定されており、2番目にはステーション
番号「7」が設定されている。バイパス設定の終了指示
があった場合には(S160:YES)、バイパス設定
数を記憶して(S170)、本処理を一旦終了する。図
7に示す場合に記憶されるバイパス設定数は、経路2番
目に対応する設定数が3、経路4番目に対応する設定数
が2、そして、その他の設定数は0である。
パスの1番目には、経路4番目に該当するステーション
番号「6」が設定されており、2番目にはステーション
番号「7」が設定されている。バイパス設定の終了指示
があった場合には(S160:YES)、バイパス設定
数を記憶して(S170)、本処理を一旦終了する。図
7に示す場合に記憶されるバイパス設定数は、経路2番
目に対応する設定数が3、経路4番目に対応する設定数
が2、そして、その他の設定数は0である。
【0040】一方、S130における処理で「バイパス
設定しない」との指示が入力された場合には(S13
0:NO)、S140以下の処理を行なうことなく本処
理を一旦終了する。以上は、経路番号「1」に対応する
搬送経路の編集処理について説明したが、他の経路番号
のものについても同様に編集処理を行なう。
設定しない」との指示が入力された場合には(S13
0:NO)、S140以下の処理を行なうことなく本処
理を一旦終了する。以上は、経路番号「1」に対応する
搬送経路の編集処理について説明したが、他の経路番号
のものについても同様に編集処理を行なう。
【0041】こうして搬送経路の編集が終了した後、実
際に搬送体36の搬送制御を行なうのであるが、この搬
送制御処理を、図8のフローチャートに基づいて説明す
る。ここでは、図7に示した経路番号「1」の搬送経路
に基づく搬送制御処理を説明していく。
際に搬送体36の搬送制御を行なうのであるが、この搬
送制御処理を、図8のフローチャートに基づいて説明す
る。ここでは、図7に示した経路番号「1」の搬送経路
に基づく搬送制御処理を説明していく。
【0042】まず投入ステーションSTbより搬送体3
6を投入し(S200)、その搬送体数を記憶する(S
210)。投入ステーションSTbに配設された番号読
取装置39により、個々の搬送体36の番号が読み取ら
れ、経路番号「1」に対応付けられて記憶される。ここ
では、投入された搬送体数が12であるとして以下の説
明を続ける。
6を投入し(S200)、その搬送体数を記憶する(S
210)。投入ステーションSTbに配設された番号読
取装置39により、個々の搬送体36の番号が読み取ら
れ、経路番号「1」に対応付けられて記憶される。ここ
では、投入された搬送体数が12であるとして以下の説
明を続ける。
【0043】そして、バイパスカウンタm=0、経路カ
ウンタn=1に初期設定した後(S220)、経路のn
番目にバイパス設定があるか否かを判断する(S23
0)。このS230での判別は、各作業ステーションS
Tにて所定の作業が行われ、ステーションレール11の
搬入部11aの番号読取装置39にて搬送体36の搬送
体番号が読み取られた時に行われるものである。
ウンタn=1に初期設定した後(S220)、経路のn
番目にバイパス設定があるか否かを判断する(S23
0)。このS230での判別は、各作業ステーションS
Tにて所定の作業が行われ、ステーションレール11の
搬入部11aの番号読取装置39にて搬送体36の搬送
体番号が読み取られた時に行われるものである。
【0044】初期設定値はn=1なので、初めてS23
0の処理が行われる際には、経路1番目に対応してバイ
パス設定されているか否かを判断される。図7に示すよ
うに、経路の1番目に対応するバイパス欄にはどのステ
ーション番号も書き込まれていないので(S230:N
O)、経路n番目の作業ステーションSTへの搬送が指
示される(S240)。
0の処理が行われる際には、経路1番目に対応してバイ
パス設定されているか否かを判断される。図7に示すよ
うに、経路の1番目に対応するバイパス欄にはどのステ
ーション番号も書き込まれていないので(S230:N
O)、経路n番目の作業ステーションSTへの搬送が指
示される(S240)。
【0045】この搬送指示は、搬送体番号が読み取られ
た作業ステーション番号を検索し、そこから、図7に示
された行き先指示作業ステーション番号を読み出して各
振り分け機構1を制御して行われるものである。つま
り、ブリッジレール10の搬入部10aの番号読取装置
39で番号が読み取られ、振り分けアーム44で保持さ
れた搬送体36を、ブリッジレール10又はステーショ
ンレール11の搬出部10b,11bに搬出するよう
に、サーボモータ47が回動制御されるのである。この
場合はステーション番号「3」の作業ステーションST
3に搬送体36を搬送する。
た作業ステーション番号を検索し、そこから、図7に示
された行き先指示作業ステーション番号を読み出して各
振り分け機構1を制御して行われるものである。つま
り、ブリッジレール10の搬入部10aの番号読取装置
39で番号が読み取られ、振り分けアーム44で保持さ
れた搬送体36を、ブリッジレール10又はステーショ
ンレール11の搬出部10b,11bに搬出するよう
に、サーボモータ47が回動制御されるのである。この
場合はステーション番号「3」の作業ステーションST
3に搬送体36を搬送する。
【0046】そして、投入した12本の搬送体36全て
に対して、経路1番目の作業ステーションSTへの搬送
指示が出されたか否かを判断し(S250)、投入分が
終了していない場合には(S250:NO)、S230
に戻って以下の処理を繰り返す。
に対して、経路1番目の作業ステーションSTへの搬送
指示が出されたか否かを判断し(S250)、投入分が
終了していない場合には(S250:NO)、S230
に戻って以下の処理を繰り返す。
【0047】ここで、投入分が終了するまでの間にS2
40,あるいは後述するS280で指示された行き先ス
テーションSTでの作業が終了してしまい、番号読取装
置39で番号が読み取られた搬送体36には、経路カウ
ンタnがインクリメントされていないので搬送指示は出
されないことになる。この時、行き先のない搬送体36
は、ブリッジレール10上で、行き先が指示されるまで
循環移動されることになる。
40,あるいは後述するS280で指示された行き先ス
テーションSTでの作業が終了してしまい、番号読取装
置39で番号が読み取られた搬送体36には、経路カウ
ンタnがインクリメントされていないので搬送指示は出
されないことになる。この時、行き先のない搬送体36
は、ブリッジレール10上で、行き先が指示されるまで
循環移動されることになる。
【0048】経路1番目に関する場合はバイパス設定が
ないので、投入した12本の搬送体36全てに対してS
240の処理が実行される。そして、投入分が終了した
場合には(S250:YES)、経路のn番目(この場
合は1番目)が完成ステーションSTaか否かを判断す
る(S260)。
ないので、投入した12本の搬送体36全てに対してS
240の処理が実行される。そして、投入分が終了した
場合には(S250:YES)、経路のn番目(この場
合は1番目)が完成ステーションSTaか否かを判断す
る(S260)。
【0049】この場合は完成ステーションSTaでない
ので(S260:NO)、m=0に初期化すると共に、
経路カウンタnをインクリメントし(S270)、S2
30に戻って以下の処理を繰り返す。経路1番目に関す
る搬送制御が終了し、S270の処理でn=2にされる
と、S230に戻って次は経路2番目に関する搬送制御
が始まる。以下経路2番目に関して説明を行なうため、
いちいち経路が2番目であることの説明は省略する。
ので(S260:NO)、m=0に初期化すると共に、
経路カウンタnをインクリメントし(S270)、S2
30に戻って以下の処理を繰り返す。経路1番目に関す
る搬送制御が終了し、S270の処理でn=2にされる
と、S230に戻って次は経路2番目に関する搬送制御
が始まる。以下経路2番目に関して説明を行なうため、
いちいち経路が2番目であることの説明は省略する。
【0050】まず、経路2番目にバイパス設定があるか
否かを判断する(S230)。図7に示すように、経路
2番目にはバイパス設定があるので(S230:YE
S)、経路2番目で、バイパスm(=0)番目の作業ス
テーションST4に搬送する(S280)。なお、m=
0、即ちバイパスの0番目は経路そのものなので、この
場合は、経路の2番目の作業ステーションST4に1本
目の搬送体36を搬送する。
否かを判断する(S230)。図7に示すように、経路
2番目にはバイパス設定があるので(S230:YE
S)、経路2番目で、バイパスm(=0)番目の作業ス
テーションST4に搬送する(S280)。なお、m=
0、即ちバイパスの0番目は経路そのものなので、この
場合は、経路の2番目の作業ステーションST4に1本
目の搬送体36を搬送する。
【0051】そして、バイパスカウンタmをインクリメ
ントしてm=1とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=1)はバイパス設定数(=3)より小
さいので(S300:NO)、m=1のままで、投入分
が終了したか否かを判断する(S250)。
ントしてm=1とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=1)はバイパス設定数(=3)より小
さいので(S300:NO)、m=1のままで、投入分
が終了したか否かを判断する(S250)。
【0052】投入分が終了していない場合には(S25
0:NO)、S230に戻って以下の処理を繰り返す。
経路2番目にはバイパス設定があるので、S230の処
理において、常にYESとなりS280に移行する。2
本目の搬送体36に対しては、S280において、m=
1、即ちバイパス1番目の欄に書き込まれたステーショ
ン番号の作業ステーションSTに搬送する。図7に示す
ように、バイパス1番目は「8」なので、ステーション
番号「8」の作業ステーションST8に、この2本目の
搬送体36を搬送する。
0:NO)、S230に戻って以下の処理を繰り返す。
経路2番目にはバイパス設定があるので、S230の処
理において、常にYESとなりS280に移行する。2
本目の搬送体36に対しては、S280において、m=
1、即ちバイパス1番目の欄に書き込まれたステーショ
ン番号の作業ステーションSTに搬送する。図7に示す
ように、バイパス1番目は「8」なので、ステーション
番号「8」の作業ステーションST8に、この2本目の
搬送体36を搬送する。
【0053】そして、バイパスカウンタmをインクリメ
ントしてm=2とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=2)はバイパス設定数(=3)より小
さいので(S260:NO)、m=2のままで、S23
0に戻る。
ントしてm=2とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=2)はバイパス設定数(=3)より小
さいので(S260:NO)、m=2のままで、S23
0に戻る。
【0054】3本目の搬送体36に対しては、S280
において、m=2、即ちバイパス2番目の欄に書き込ま
れたステーション番号の作業ステーションSTに搬送す
る。図7に示すように、バイパス2番目も1番目と同様
「8」なので、ステーション番号「8」の作業ステーシ
ョンST8に、この2本目の搬送体36を搬送する。
において、m=2、即ちバイパス2番目の欄に書き込ま
れたステーション番号の作業ステーションSTに搬送す
る。図7に示すように、バイパス2番目も1番目と同様
「8」なので、ステーション番号「8」の作業ステーシ
ョンST8に、この2本目の搬送体36を搬送する。
【0055】そして、バイパスカウンタmをインクリメ
ントしてm=3とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S260)。
この場合、m(=3)はバイパス設定数(=3)と同じ
なので(S300:NO)、m=3のままで、S230
に戻る。
ントしてm=3とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S260)。
この場合、m(=3)はバイパス設定数(=3)と同じ
なので(S300:NO)、m=3のままで、S230
に戻る。
【0056】4本目の搬送体36に対しては、S280
において、m=3、即ちバイパス3番目の欄に書き込ま
れたステーション番号の作業ステーションSTに搬送す
る。図7に示すように、バイパス3番目は「9」なの
で、ステーション番号「9」の作業ステーションST9
に、この4本目の搬送体36を搬送する。
において、m=3、即ちバイパス3番目の欄に書き込ま
れたステーション番号の作業ステーションSTに搬送す
る。図7に示すように、バイパス3番目は「9」なの
で、ステーション番号「9」の作業ステーションST9
に、この4本目の搬送体36を搬送する。
【0057】そして、バイパスカウンタmをインクリメ
ントしてm=4とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=4)はバイパス設定数(=3)より大
きいので(S260:YES)、m=0に初期化して
(S310)、S230に戻る。
ントしてm=4とし(S290)、mの値がバイパス設
定数「3」より大きいか否かを判断する(S300)。
この場合、m(=4)はバイパス設定数(=3)より大
きいので(S260:YES)、m=0に初期化して
(S310)、S230に戻る。
【0058】5本目の搬送体36に対しては、m=0な
ので1本目の搬送体36と同じように、経路に準じた行
き先である、ステーション番号「4」の作業ステーショ
ンST4に搬送する。そして、またS290でバイパス
カウンタmをインクリメントしてm=1にし、6本目の
搬送体36への処理が行われる。この6本目の搬送体3
6への処理は2本目の搬送体への処理と同じであり、次
の7本目の搬送体36への処理は3本目の搬送体36へ
の処理と同じである。さらに次の8本目の搬送体36へ
の処理は4本目の搬送体36への処理と同じである。
ので1本目の搬送体36と同じように、経路に準じた行
き先である、ステーション番号「4」の作業ステーショ
ンST4に搬送する。そして、またS290でバイパス
カウンタmをインクリメントしてm=1にし、6本目の
搬送体36への処理が行われる。この6本目の搬送体3
6への処理は2本目の搬送体への処理と同じであり、次
の7本目の搬送体36への処理は3本目の搬送体36へ
の処理と同じである。さらに次の8本目の搬送体36へ
の処理は4本目の搬送体36への処理と同じである。
【0059】すなわち、12本の搬送体36は、経路に
準じた行き先であるステーション番号「4」の作業ステ
ーションST4に1本搬送されると、次の2本は、ステ
ーション番号「8」の作業ステーションST8に搬送さ
れ、その次の1本はステーション番号「9」の作業ステ
ーションST9に搬送させられる。
準じた行き先であるステーション番号「4」の作業ステ
ーションST4に1本搬送されると、次の2本は、ステ
ーション番号「8」の作業ステーションST8に搬送さ
れ、その次の1本はステーション番号「9」の作業ステ
ーションST9に搬送させられる。
【0060】このように、経路2番目に関する搬送制御
の結果、経路1番目の作業ステーションSTでの作業を
終えた12本の搬送体36は、ステーション番号
「4」,「8」,「9」の作業ステーションST4,S
T8,ST9に、1:2:1の比率でそれぞれ搬送させ
ることができる。
の結果、経路1番目の作業ステーションSTでの作業を
終えた12本の搬送体36は、ステーション番号
「4」,「8」,「9」の作業ステーションST4,S
T8,ST9に、1:2:1の比率でそれぞれ搬送させ
ることができる。
【0061】図7に示す経路の3番目や5番目等、バイ
パス設定がされていない場合には(S230)、上述し
た経路1番目に関する場合と同様、投入した12本の搬
送体36全てに対してS240の処理が実行され、経路
に準じた行き先に搬送される。
パス設定がされていない場合には(S230)、上述し
た経路1番目に関する場合と同様、投入した12本の搬
送体36全てに対してS240の処理が実行され、経路
に準じた行き先に搬送される。
【0062】経路2番目に関するものは、上述したよう
に、ステーション番号「4」,「8」,「9」の作業ス
テーションST4,ST8,ST9に、1:2:1の比
率でそれぞれ搬送させたが、他の搬送比率での搬送制御
を経路4番目に関する場合を例に取って説明する。
に、ステーション番号「4」,「8」,「9」の作業ス
テーションST4,ST8,ST9に、1:2:1の比
率でそれぞれ搬送させたが、他の搬送比率での搬送制御
を経路4番目に関する場合を例に取って説明する。
【0063】経路4番目には、上述した搬送経路編集処
理の結果、バイパスの1番目にステーション番号
「6」、2番目にステーション番号「7」が設定されて
いる。そして、バイパス設定数は2なので、バイパスカ
ウンタmは、m=0から始まり、S290〜S310の
処理によって、m=0,1,2,0,1,2,…という
具合いに、0〜2までを繰り返していく。
理の結果、バイパスの1番目にステーション番号
「6」、2番目にステーション番号「7」が設定されて
いる。そして、バイパス設定数は2なので、バイパスカ
ウンタmは、m=0から始まり、S290〜S310の
処理によって、m=0,1,2,0,1,2,…という
具合いに、0〜2までを繰り返していく。
【0064】そのため、m=0の場合、及びm=1の場
合には、経路4番目の行き先である、ステーション番号
「6」の作業ステーションST6に搬送させられる。一
方、m=2の場合には、ステーション番号「7」の作業
ステーションST7に搬送させられる。
合には、経路4番目の行き先である、ステーション番号
「6」の作業ステーションST6に搬送させられる。一
方、m=2の場合には、ステーション番号「7」の作業
ステーションST7に搬送させられる。
【0065】この経路4番目に関する搬送制御の結果、
経路3番目の作業ステーションSTでの作業を終えた1
2本の搬送体36は、経路4番目の行き先である、ステ
ーション番号「6」の作業ステーションST6と、その
援護作業ステーションとなるステーション番号「7」の
作業ステーションST7に2:1の比率でそれぞれ搬送
させることができる。
経路3番目の作業ステーションSTでの作業を終えた1
2本の搬送体36は、経路4番目の行き先である、ステ
ーション番号「6」の作業ステーションST6と、その
援護作業ステーションとなるステーション番号「7」の
作業ステーションST7に2:1の比率でそれぞれ搬送
させることができる。
【0066】こうして経路の順番に、バイパス制御を取
入れながら搬送制御を行い、経路カウンタn=6、すな
わち経路6番目までくると、S260の判断において、
経路6番目は完成ステーションSTaであるので(S2
60:YES)、本処理を終了する。
入れながら搬送制御を行い、経路カウンタn=6、すな
わち経路6番目までくると、S260の判断において、
経路6番目は完成ステーションSTaであるので(S2
60:YES)、本処理を終了する。
【0067】なお、図6に示す搬送経路編集処理中のS
130〜S170の処理の実行がバイパス設定手段とし
て働き、図8に示す搬送制御処理中のS230及びS2
80〜S310の処理の実行がバイパス指示手段として
働く。また、搬送経路編集処理中のS140及びS15
0の処理の実行、詳しくは、図7に示すバイパス欄に援
護ステーションとする作業ステーションSTのステーシ
ョン番号を所定の比率で入力し、RAM101に記憶す
させることが搬送比率設定手段として働く。
130〜S170の処理の実行がバイパス設定手段とし
て働き、図8に示す搬送制御処理中のS230及びS2
80〜S310の処理の実行がバイパス指示手段として
働く。また、搬送経路編集処理中のS140及びS15
0の処理の実行、詳しくは、図7に示すバイパス欄に援
護ステーションとする作業ステーションSTのステーシ
ョン番号を所定の比率で入力し、RAM101に記憶す
させることが搬送比率設定手段として働く。
【0068】上述したように、本実施例のバイパス制御
機能付き搬送装置によれば、搬送経路中の任意の作業ス
テーションSTに対して、搬送経路以外の作業ステーシ
ョンSTを、図7に示すように、バイパス欄にその作業
ステーションSTの番号を入力することにより、その任
意の作業ステーションSTと同様の作業を行なわせるた
めの援護作業ステーションとして設定することができ
る。
機能付き搬送装置によれば、搬送経路中の任意の作業ス
テーションSTに対して、搬送経路以外の作業ステーシ
ョンSTを、図7に示すように、バイパス欄にその作業
ステーションSTの番号を入力することにより、その任
意の作業ステーションSTと同様の作業を行なわせるた
めの援護作業ステーションとして設定することができ
る。
【0069】そして、搬送経路に基づく次の行き先の作
業ステーションに対して援護作業ステーションが設定さ
れている場合には、所定の比率に従い、その作業ステー
ションSTへの搬送、又はその作業ステーションSTの
代わりとしての援護作業ステーションへの搬送を行うこ
とができる。
業ステーションに対して援護作業ステーションが設定さ
れている場合には、所定の比率に従い、その作業ステー
ションSTへの搬送、又はその作業ステーションSTの
代わりとしての援護作業ステーションへの搬送を行うこ
とができる。
【0070】そのため、例えば作業時間が他の作業ステ
ーションSTでの作業よりも長く掛かる作業ステーショ
ンSTに対して、同様の作業を行う援護作業ステーショ
ンを設定する。そして、その作業時間が長い特定の作業
ステーションSTと援護作業ステーションに、搬送体3
6を所定の比率で分散させて搬送させることにより、各
作業工程におけるピッチタイムを平準化することが可能
になる。
ーションSTでの作業よりも長く掛かる作業ステーショ
ンSTに対して、同様の作業を行う援護作業ステーショ
ンを設定する。そして、その作業時間が長い特定の作業
ステーションSTと援護作業ステーションに、搬送体3
6を所定の比率で分散させて搬送させることにより、各
作業工程におけるピッチタイムを平準化することが可能
になる。
【0071】上述した図7に示す場合でその一例を説明
する。例えば、第3作業工程は作業を終了するまでに1
回当り60秒必要であり、第4作業工程は90秒、第5
作業工程は30秒必要である場合を考える。そして、第
3作業工程は経路3番目の作業ステーションST5で行
い、第4作業工程は経路4番目の作業ステーションST
6及びその援護作業ステーションであるステーション番
号「7」の作業ステーションST7で行う。また、第5
作業工程は経路5番目の作業ステーションST2で行
う。
する。例えば、第3作業工程は作業を終了するまでに1
回当り60秒必要であり、第4作業工程は90秒、第5
作業工程は30秒必要である場合を考える。そして、第
3作業工程は経路3番目の作業ステーションST5で行
い、第4作業工程は経路4番目の作業ステーションST
6及びその援護作業ステーションであるステーション番
号「7」の作業ステーションST7で行う。また、第5
作業工程は経路5番目の作業ステーションST2で行
う。
【0072】上述の搬送制御の結果、経路3番目の作業
ステーションSTでの作業を終えた12本の搬送体36
は、ステーション番号「6」の作業ステーションST6
と、ステーション番号「7」の作業ステーションST7
に2:1の比率でそれぞれ搬送させられる。
ステーションSTでの作業を終えた12本の搬送体36
は、ステーション番号「6」の作業ステーションST6
と、ステーション番号「7」の作業ステーションST7
に2:1の比率でそれぞれ搬送させられる。
【0073】そのため、経路4番目の作業ステーション
STである、ステーション番号「6」の作業ステーショ
ンST6へは、12本の3分の2である8本に対して第
4作業工程を行うので、8(本)×90(秒)でトータ
ル720秒の作業時間である。
STである、ステーション番号「6」の作業ステーショ
ンST6へは、12本の3分の2である8本に対して第
4作業工程を行うので、8(本)×90(秒)でトータ
ル720秒の作業時間である。
【0074】また、ステーション番号「7」の作業ステ
ーションST7へは、12本の3分の1である4本なの
で、4(本)×90(秒)で360秒である。このよう
に、バイパス制御を行うことにより、経路4番目の作業
ステーションST6における作業のピッチタイムを1本
の搬送体36あたり60秒と見なすことができ、経路3
番目でのピッチタイムと同じになる。また、援護作業ス
テーションST7では、作業のピッチタイムを30秒と
見なすことができる。
ーションST7へは、12本の3分の1である4本なの
で、4(本)×90(秒)で360秒である。このよう
に、バイパス制御を行うことにより、経路4番目の作業
ステーションST6における作業のピッチタイムを1本
の搬送体36あたり60秒と見なすことができ、経路3
番目でのピッチタイムと同じになる。また、援護作業ス
テーションST7では、作業のピッチタイムを30秒と
見なすことができる。
【0075】ここで、比較のために、バイパス制御を行
わない場合を考えてみる。例えば経路3番目の作業ステ
ーションSTから60秒間隔で搬送されてきた搬送体3
6は、経路4番目での作業が90秒掛かるため、どんど
んと滞留していく。一方、経路4番目の作業ステーショ
ンSTからは搬送体36が90秒間隔で搬送されてくる
が、経路5番目での作業は30秒で済むために、作業が
済んで次の搬送体36が搬送されてくるのを待っている
手空き時間が非常に長くなってしまう。このように、作
業効率が非常に悪くなる。
わない場合を考えてみる。例えば経路3番目の作業ステ
ーションSTから60秒間隔で搬送されてきた搬送体3
6は、経路4番目での作業が90秒掛かるため、どんど
んと滞留していく。一方、経路4番目の作業ステーショ
ンSTからは搬送体36が90秒間隔で搬送されてくる
が、経路5番目での作業は30秒で済むために、作業が
済んで次の搬送体36が搬送されてくるのを待っている
手空き時間が非常に長くなってしまう。このように、作
業効率が非常に悪くなる。
【0076】従って、上述したようにバイパス制御を行
なうことにより、作業時間が短い作業ステーションST
での作業の手空き時間や、逆に作業時間が長い作業ステ
ーションSTでの被縫製加工品の滞留等を防止して、作
業効率を向上させることができる。
なうことにより、作業時間が短い作業ステーションST
での作業の手空き時間や、逆に作業時間が長い作業ステ
ーションSTでの被縫製加工品の滞留等を防止して、作
業効率を向上させることができる。
【0077】また、上述したように、図7に示す経路2
番目に関しては1:2:1、経路6番目に関しては2:
1というように、搬送比率を任意に設定可能である。そ
のため、搬送経路に準じた作業ステーションSTへ搬送
させる搬送体数と、その援護作業ステーションへ搬送さ
せる搬送体数を調節でき、ピッチタイムのバランス調整
をより正確に行うことができる。
番目に関しては1:2:1、経路6番目に関しては2:
1というように、搬送比率を任意に設定可能である。そ
のため、搬送経路に準じた作業ステーションSTへ搬送
させる搬送体数と、その援護作業ステーションへ搬送さ
せる搬送体数を調節でき、ピッチタイムのバランス調整
をより正確に行うことができる。
【0078】さらに、こうしたバイパス制御の実現にあ
たり、従来使用していたバイパスレール等の特別な部品
の増設は一切必要でない。以上本発明の実施例について
説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様で実施しえることは勿論である。本実施例で
は、パラメータとしての経路カウンタnは投入本数すべ
てに対する作業が終了しないとインクリメントされない
ものであったが、例えば、搬送体36毎に経路カウンタ
nを記憶すれば、各搬送体36の進行状況に合わせてイ
ンクリメントすることができる。
たり、従来使用していたバイパスレール等の特別な部品
の増設は一切必要でない。以上本発明の実施例について
説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様で実施しえることは勿論である。本実施例で
は、パラメータとしての経路カウンタnは投入本数すべ
てに対する作業が終了しないとインクリメントされない
ものであったが、例えば、搬送体36毎に経路カウンタ
nを記憶すれば、各搬送体36の進行状況に合わせてイ
ンクリメントすることができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のバイパス制
御機能付き搬送装置は、搬送経路以外の作業ステーショ
ンを、その任意の作業ステーションと同様の作業を行な
わせるための援護作業ステーションとして設定すること
ができ、援護作業ステーションが設定されている場合に
は、所定の比率に従い、作業ステーションへの搬送、又
はその作業ステーションの代わりとしての援護作業ステ
ーションへの搬送を行うことができる。また、そのバイ
パス制御は、ソフト的な制御のみで実現できる。
御機能付き搬送装置は、搬送経路以外の作業ステーショ
ンを、その任意の作業ステーションと同様の作業を行な
わせるための援護作業ステーションとして設定すること
ができ、援護作業ステーションが設定されている場合に
は、所定の比率に従い、作業ステーションへの搬送、又
はその作業ステーションの代わりとしての援護作業ステ
ーションへの搬送を行うことができる。また、そのバイ
パス制御は、ソフト的な制御のみで実現できる。
【0080】従って、部品を増設することなしに、搬送
経路中の任意の作業ステーションに対して、搬送経路以
外の作業ステーションを、その任意の作業ステーション
と同様の作業を行なわせるための援護作業ステーション
として設定してバイパス搬送が可能であり、搬送比率設
定手段により所望の搬送比率を設定することにより、作
業ステーションへ搬送させる搬送体数と、その作業ステ
ーションに対して設定した援護作業ステーションへ搬送
させる搬送体数を調節することにより、各作業工程での
ピッチタイムの調整をより正確に行うことができるとい
う効果を奏する。
経路中の任意の作業ステーションに対して、搬送経路以
外の作業ステーションを、その任意の作業ステーション
と同様の作業を行なわせるための援護作業ステーション
として設定してバイパス搬送が可能であり、搬送比率設
定手段により所望の搬送比率を設定することにより、作
業ステーションへ搬送させる搬送体数と、その作業ステ
ーションに対して設定した援護作業ステーションへ搬送
させる搬送体数を調節することにより、各作業工程での
ピッチタイムの調整をより正確に行うことができるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例としての搬送装置の全体概略
配置図である。
配置図である。
【図3】本実施例の搬送装置の振り分け機構、搬送レー
ル等の配置を説明する配置図である。
ル等の配置を説明する配置図である。
【図4】本実施例の搬送装置の拡大部分正面図である。
【図5】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】本実施例の搬送経路編集処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図7】本実施例のディスプレイに表示された経路編集
画面を示す説明図である。
画面を示す説明図である。
【図8】本実施例の搬送制御処理を示すフローチャート
である。
である。
ST…作業ステーション 1…振り分け機構
8…搬送レール 36…搬送体 39…番号読取装置 6
0…電子制御回路 100…ホストコンピュータ 101…RAM 1
15…ディスプレイ
8…搬送レール 36…搬送体 39…番号読取装置 6
0…電子制御回路 100…ホストコンピュータ 101…RAM 1
15…ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 47/70 B65G 47/70 // G05D 1/02 G05D 1/02 P (56)参考文献 特開 昭60−263654(JP,A) 特開 昭54−149088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 41/08 B65G 43/00 B65G 47/46 B65G 47/49 B65G 47/70 G05D 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】 搬送体を搬送する搬送レールに沿って複
数の作業ステーションを設け、作業を施す搬送経路に従
って前記各作業ステーションに前記搬送体を搬送し得る
搬送機構と、 前記作業ステーション毎に対応して設けられた、前記搬
送体に付された固有の搬送体番号を読み取る番号読取手
段と、 該搬送機構を制御して、前記搬送体を、前記搬送体番号
に応じて予め設定された搬送経路に従って、作業を終え
た作業ステーションから次の作業ステーションに搬送さ
せる搬送制御手段とを有する搬送装置において、 前記搬送経路中の任意の作業ステーションに対して、前
記搬送経路以外の前記作業ステーションを、その任意の
作業ステーションと同様の作業を行なわせるための援護
作業ステーションとして設定するバイパス設定手段と、 前記搬送経路に基づく次の行き先の作業ステーションに
対して前記援護作業ステーションが設定されている場合
には、所定の比率に従い、前記作業ステーションへの搬
送、又はその作業ステーションの代わりとしての前記援
護作業ステーションへの搬送を前記搬送制御手段に指示
するバイパス指示手段と、 を備えたことを特徴とするバイパス制御機能付き搬送装
置。 - 【請求項2】 前記作業ステーションへ搬送させる搬送
体数と、その作業ステーションに対して設定した前記援
護作業ステーションへ搬送させる搬送体数との比率であ
る搬送比率を任意に設定し得る搬送比率設定手段を備え
たことを特徴とする請求項1記載のバイパス制御機能付
き搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213962A JP2988036B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | バイパス制御機能付き搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213962A JP2988036B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | バイパス制御機能付き搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557578A JPH0557578A (ja) | 1993-03-09 |
JP2988036B2 true JP2988036B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=16647950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3213962A Expired - Lifetime JP2988036B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | バイパス制御機能付き搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988036B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6643917B1 (en) | 2000-01-19 | 2003-11-11 | Delaware Capital Formation | Redundant system for assembly of electronic components to substrates |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP3213962A patent/JP2988036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557578A (ja) | 1993-03-09 |
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