JPH0740947A - 梱包パルプの開梱方法及びその装置 - Google Patents
梱包パルプの開梱方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH0740947A JPH0740947A JP333194A JP333194A JPH0740947A JP H0740947 A JPH0740947 A JP H0740947A JP 333194 A JP333194 A JP 333194A JP 333194 A JP333194 A JP 333194A JP H0740947 A JPH0740947 A JP H0740947A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- packing
- packaging
- cutting
- binding members
- Prior art date
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- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 結束部材の切断に要する時間を短縮し、設備
投資額の大幅に低減する。 【構成】 複数本の鋼線A,B,C,Dで結束された梱
包パルプ6の鋼線A,B,C,Dを切断及び回収する、
梱包パルプ6の開梱方法において、切断刃4を、梱包パ
ルプ6に対して所定の傾斜角度を付けた状態で梱包パル
プ6の上面に押し付けて全ての鋼線A,B,C,Dを同
時に押し切りする。そして、先端にスリットを有する二
又状の巻取棒7を、梱包パルプ6の、複数本の鋼線の
A,B,C,Dの切断箇所a,b,c,dとは反対側の
面すなわち下面に沿うように、前記傾斜角度とは対象の
角度で移動して複数本のA,B,C,Dを前記スリット
に通す。この状態で巻取棒7を回転して巻取棒7に鋼線
A,B,C,Dを巻き付ける。
投資額の大幅に低減する。 【構成】 複数本の鋼線A,B,C,Dで結束された梱
包パルプ6の鋼線A,B,C,Dを切断及び回収する、
梱包パルプ6の開梱方法において、切断刃4を、梱包パ
ルプ6に対して所定の傾斜角度を付けた状態で梱包パル
プ6の上面に押し付けて全ての鋼線A,B,C,Dを同
時に押し切りする。そして、先端にスリットを有する二
又状の巻取棒7を、梱包パルプ6の、複数本の鋼線の
A,B,C,Dの切断箇所a,b,c,dとは反対側の
面すなわち下面に沿うように、前記傾斜角度とは対象の
角度で移動して複数本のA,B,C,Dを前記スリット
に通す。この状態で巻取棒7を回転して巻取棒7に鋼線
A,B,C,Dを巻き付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙業界において、シ
ート状のヴァージンパルプを数枚から数十枚の単位で包
装紙により包装後に複数本の鋼線(いわゆる番線)等の
結束部材により結束した梱包パルプに関し、特に梱包パ
ルプの前記複数本の結束部材を切断及び回収する、梱包
パルプの開梱方法及びその装置に関する。
ート状のヴァージンパルプを数枚から数十枚の単位で包
装紙により包装後に複数本の鋼線(いわゆる番線)等の
結束部材により結束した梱包パルプに関し、特に梱包パ
ルプの前記複数本の結束部材を切断及び回収する、梱包
パルプの開梱方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の梱包パルプは、パルプ製造装置
を有しない製紙メーカーにおいて殆どが諸外国から輸入
しており、パルパーに投入する前に結束用の鋼線を手動
的(例えばニッパー等による切断)に、または自動的
(鋼線の位置を金属検出器を利用して検出し、切断装置
等による切断)に切断し、切断した鋼線を回収する。梱
包パルプの鋼線による結束は、一般的に、図14の
(a)及び(b)に示すような2種類の方法がある。図
14の(a)は、4本の鋼線101,102,103,
104で結束された、いわゆる“#型”梱包の梱包パル
プ100を示し、図14の(b)は、3本の鋼線10
6,107,108で結束された、いわゆる“キ型”梱
包の梱包パルプ105を示している。通常は“#型”梱
包の場合が多いが、これらの梱包形式は梱包パルプの寸
法(幅×長さ)によって決定される。梱包パルプを結束
している鋼線をオペレーターがニッパー等を使用して切
断する場合、鋼線の太さが3〜4mmであり、切断箇所
が図14の(a)の場合で4箇所、図14の(b)の場
合で3箇所となるため、オペレーターにとってかなりの
力作業となる。また、梱包パルプの数量は、その生産が
24時間態勢のため1日当たり1000個以上にも及ぶ
ことがあり、オペレーターにかかる負担は相当に大きい
(いわゆる典型的な3K作業に属する)。さらに、切断
した鋼線の回収(抜き取及び始末)についても、長いま
までは処理が大変なため、小径に丸める作業が必要とな
る。何れにしても手作業による鋼線の切断及び抜き取っ
た鋼線の始末はオペレーターにとって大変な作業であ
る。
を有しない製紙メーカーにおいて殆どが諸外国から輸入
しており、パルパーに投入する前に結束用の鋼線を手動
的(例えばニッパー等による切断)に、または自動的
(鋼線の位置を金属検出器を利用して検出し、切断装置
等による切断)に切断し、切断した鋼線を回収する。梱
包パルプの鋼線による結束は、一般的に、図14の
(a)及び(b)に示すような2種類の方法がある。図
14の(a)は、4本の鋼線101,102,103,
104で結束された、いわゆる“#型”梱包の梱包パル
プ100を示し、図14の(b)は、3本の鋼線10
6,107,108で結束された、いわゆる“キ型”梱
包の梱包パルプ105を示している。通常は“#型”梱
包の場合が多いが、これらの梱包形式は梱包パルプの寸
法(幅×長さ)によって決定される。梱包パルプを結束
している鋼線をオペレーターがニッパー等を使用して切
断する場合、鋼線の太さが3〜4mmであり、切断箇所
が図14の(a)の場合で4箇所、図14の(b)の場
合で3箇所となるため、オペレーターにとってかなりの
力作業となる。また、梱包パルプの数量は、その生産が
24時間態勢のため1日当たり1000個以上にも及ぶ
ことがあり、オペレーターにかかる負担は相当に大きい
(いわゆる典型的な3K作業に属する)。さらに、切断
した鋼線の回収(抜き取及び始末)についても、長いま
までは処理が大変なため、小径に丸める作業が必要とな
る。何れにしても手作業による鋼線の切断及び抜き取っ
た鋼線の始末はオペレーターにとって大変な作業であ
る。
【0003】近年、これらの手作業を機械化する方法が
開発されており、これらの技術は、例えば、特開昭63
−125131号公報の梱包物の解梱装置、特開昭63
−317433号公報の梱包解体装置、特開平1−70
340号公報の梱包解体装置に開示されている。従来、
鋼線の切断は、梱包パルプの側面において行われるた
め、手動、自動の如何を問わず、梱包パルプの側面の鋼
線を金属検出装置により検出後、切断し、その後、梱包
パルプを90度旋回して隣接する側面を正面に向ける必
要がある。このように、従来の切断装置には必ず昇降機
構付き旋回装置や金属検出装置が必要となるため、価格
的にも高価になるという問題点がある。また、上昇−9
0度旋回−下降−2回目の切断−上昇−旋回(復帰)−
下降という動作のため、梱包パルプの搬送タクトタイム
が長くなるという問題点がある(特に前述の特開昭63
−125131号公報、特開昭62−109733号公
報参照)。本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、結束部材の切断に要する時間
を短縮し、設備投資額を大幅に低減し、その結果、低コ
ストな、梱包パルプの開梱方法方法及びその装置を提供
することを目的とする。
開発されており、これらの技術は、例えば、特開昭63
−125131号公報の梱包物の解梱装置、特開昭63
−317433号公報の梱包解体装置、特開平1−70
340号公報の梱包解体装置に開示されている。従来、
鋼線の切断は、梱包パルプの側面において行われるた
め、手動、自動の如何を問わず、梱包パルプの側面の鋼
線を金属検出装置により検出後、切断し、その後、梱包
パルプを90度旋回して隣接する側面を正面に向ける必
要がある。このように、従来の切断装置には必ず昇降機
構付き旋回装置や金属検出装置が必要となるため、価格
的にも高価になるという問題点がある。また、上昇−9
0度旋回−下降−2回目の切断−上昇−旋回(復帰)−
下降という動作のため、梱包パルプの搬送タクトタイム
が長くなるという問題点がある(特に前述の特開昭63
−125131号公報、特開昭62−109733号公
報参照)。本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、結束部材の切断に要する時間
を短縮し、設備投資額を大幅に低減し、その結果、低コ
ストな、梱包パルプの開梱方法方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、シ−ト状に加工したパルプが複数本の結束
部材で結束された梱包パルプの前記複数本の結束部材を
切断及び回収する、梱包パルプの開梱方法において、刃
物を、前記梱包パルプに対して所定の傾斜角度を付けた
状態で前記梱包パルプの上面あるいは下面に押し付けて
結束部材を複数本押し切りする工程と、先端にスリット
を有する二又状結束部材巻取棒を、前記梱包パルプの、
前記複数本の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿う
ように、前記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複
数本の結束部材を前記スリットに通す工程と、を含むこ
とを特徴とする。また、全ての鋼線を同時に切断する
と、効果的である。上記方法を実施するための本発明の
装置は、シ−ト状に加工したパルプが複数本の結束部材
で結束された梱包パルプの前記複数の結束部材を切断及
び回収する、梱包パルプの開梱装置において、前記梱包
パルプを所定の切断位置に位置決めするための位置決め
機構と、刃物を備え、該刃物を、前記梱包パルプに対し
て所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱包パルプの上面
あるいは下面に押し付けて結束部材を押し切りするため
の切断機構と、軸方向に延びるスリットを有する二又状
結束部材巻取棒を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前
記位置決めされた梱包パルプの、前記複数本の結束部材
の切断箇所とは反対側の面に沿うように、前記傾斜角度
とは対象の角度で移動して前記複数の結束部材を前記ス
リットに通すための巻取機構と、を含むことを特徴とす
る。
の本発明は、シ−ト状に加工したパルプが複数本の結束
部材で結束された梱包パルプの前記複数本の結束部材を
切断及び回収する、梱包パルプの開梱方法において、刃
物を、前記梱包パルプに対して所定の傾斜角度を付けた
状態で前記梱包パルプの上面あるいは下面に押し付けて
結束部材を複数本押し切りする工程と、先端にスリット
を有する二又状結束部材巻取棒を、前記梱包パルプの、
前記複数本の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿う
ように、前記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複
数本の結束部材を前記スリットに通す工程と、を含むこ
とを特徴とする。また、全ての鋼線を同時に切断する
と、効果的である。上記方法を実施するための本発明の
装置は、シ−ト状に加工したパルプが複数本の結束部材
で結束された梱包パルプの前記複数の結束部材を切断及
び回収する、梱包パルプの開梱装置において、前記梱包
パルプを所定の切断位置に位置決めするための位置決め
機構と、刃物を備え、該刃物を、前記梱包パルプに対し
て所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱包パルプの上面
あるいは下面に押し付けて結束部材を押し切りするため
の切断機構と、軸方向に延びるスリットを有する二又状
結束部材巻取棒を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前
記位置決めされた梱包パルプの、前記複数本の結束部材
の切断箇所とは反対側の面に沿うように、前記傾斜角度
とは対象の角度で移動して前記複数の結束部材を前記ス
リットに通すための巻取機構と、を含むことを特徴とす
る。
【0005】また、前記二又状結束部材巻取棒の、前記
梱包パルプとの対向部が平面部となっており、しかもそ
の先端部が尖っている。さらに上記方法を実施するため
の本発明の装置は、シ−ト状に加工したパルプが複数本
の結束部材で結束された梱包パルプの前記複数の結束部
材を切断及び回収する、梱包パルプの開梱装置におい
て、前記梱包パルプが、前記複数の結束部材を切断及び
回収するために載置されるテーブルと、前記梱包パルプ
を、前記テーブル上の所定の切断位置に位置決めするた
めの位置決め機構と、刃物を備え、該刃物を、前記梱包
パルプに対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記テー
ブル上に位置決めされた梱包パルプの上面あるいは下面
に押し付けて前記複数の結束部材を押し切りするための
切断機構と、軸方向に延びるスリットを有する二又状結
束部材巻取棒を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前記
テーブル上に位置決めされた梱包パルプの、前記複数本
の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿うように、前
記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複数本の結束
部材を前記スリットに通すための巻取機構とを含み、前
記テーブルには、前記テーブル上より前記梱包パルプを
所定の間隔で上昇させるための上昇機構が備えられてい
ることを特徴とする。また、前記二又状結束部材巻取棒
の、前記梱包パルプとの対向部が平面部となっており、
しかもその先端部が尖っているもので、前記位置決め機
構は、前記梱包パルプを前記テーブル上で位置決めする
際に前記梱包パルプの位置を規制する規制部材を備え、
前記規制部材の、前記梱包パルプが位置決めされた際に
前記結束部材と当接する部位には、前記結束部材の太さ
より大きい溝が形成されているものがより好ましい。
梱包パルプとの対向部が平面部となっており、しかもそ
の先端部が尖っている。さらに上記方法を実施するため
の本発明の装置は、シ−ト状に加工したパルプが複数本
の結束部材で結束された梱包パルプの前記複数の結束部
材を切断及び回収する、梱包パルプの開梱装置におい
て、前記梱包パルプが、前記複数の結束部材を切断及び
回収するために載置されるテーブルと、前記梱包パルプ
を、前記テーブル上の所定の切断位置に位置決めするた
めの位置決め機構と、刃物を備え、該刃物を、前記梱包
パルプに対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記テー
ブル上に位置決めされた梱包パルプの上面あるいは下面
に押し付けて前記複数の結束部材を押し切りするための
切断機構と、軸方向に延びるスリットを有する二又状結
束部材巻取棒を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前記
テーブル上に位置決めされた梱包パルプの、前記複数本
の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿うように、前
記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複数本の結束
部材を前記スリットに通すための巻取機構とを含み、前
記テーブルには、前記テーブル上より前記梱包パルプを
所定の間隔で上昇させるための上昇機構が備えられてい
ることを特徴とする。また、前記二又状結束部材巻取棒
の、前記梱包パルプとの対向部が平面部となっており、
しかもその先端部が尖っているもので、前記位置決め機
構は、前記梱包パルプを前記テーブル上で位置決めする
際に前記梱包パルプの位置を規制する規制部材を備え、
前記規制部材の、前記梱包パルプが位置決めされた際に
前記結束部材と当接する部位には、前記結束部材の太さ
より大きい溝が形成されているものがより好ましい。
【0006】
【作用】上記のとおり構成された本発明では、梱包パル
プを所定の切断位置に位置決め後、刃物を、前記梱包パ
ルプに対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱包パ
ルプの上面あるいは下面に押し付けて結束部材を複数本
押し切りする。そして、軸方向に延びるスリットを有す
る二又状結束部材巻取棒を、前記梱包パルプの、前記複
数本の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿うよう
に、前記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複数本
の結束部材を前記スリットに通す。この状態で、二又状
結束部材巻取棒を回転させて、複数本の結束部材を二又
状結束部材巻取棒に巻き取って回収する。
プを所定の切断位置に位置決め後、刃物を、前記梱包パ
ルプに対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱包パ
ルプの上面あるいは下面に押し付けて結束部材を複数本
押し切りする。そして、軸方向に延びるスリットを有す
る二又状結束部材巻取棒を、前記梱包パルプの、前記複
数本の結束部材の切断箇所とは反対側の面に沿うよう
に、前記傾斜角度とは対象の角度で移動して前記複数本
の結束部材を前記スリットに通す。この状態で、二又状
結束部材巻取棒を回転させて、複数本の結束部材を二又
状結束部材巻取棒に巻き取って回収する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。先ず、梱包パルプの開梱装置の構造につ
いて説明する。図1は本発明の、梱包パルプの開梱装置
の一実施例の概略上面図、図2は図1の概略正面図であ
り、入側ベルトコンベヤや出側ベルトコンベヤは省略し
てある。また、図3は図1の概略側面図である。図1乃
至図3に示すように、入側ベルトコンベヤ1は、例えば
所定の梱包パルプ搬入場所から梱包パルプ6を矢印W方
向に順次テーブル3側に移送するためのものであり、こ
のテーブル3は切断台であり、テーブルリフト用油圧シ
リンダー23によって昇降されるように構成されてい
る。出側ベルトコンベヤ2は、テーブル3上で開梱され
た梱包パルプ6を矢印Y方向に排出するためのものであ
る。梱包パルプ6は、図4の(a)に示すように、4本
の鋼線A,B,C,Dで梱包されたものであるが、もち
ろん、図4の(b)に示すような、3本の鋼線E,F,
Gで梱包された梱包パルプ26でもよい。なお、梱包パ
ルプ6,26の長さ、幅、高さ及び重量はそれぞれ、通
常770〜920mm、600〜900mm、350〜
500mm及び250kg程度であり、鋼線A,B,
C,Dの直径は最大4mm程度である。入側ベルトコン
ベヤの代りにチェーンコンベヤやローラコンベヤ(フラ
ンジローラ式やディスクローラ式)を設けてもよく、こ
れと同様に、出側ベルトコンベヤの代りにチェーンコン
ベヤやローラコンベヤ(フランジローラ式やディスクロ
ーラ式)を設けてもよい。
して説明する。先ず、梱包パルプの開梱装置の構造につ
いて説明する。図1は本発明の、梱包パルプの開梱装置
の一実施例の概略上面図、図2は図1の概略正面図であ
り、入側ベルトコンベヤや出側ベルトコンベヤは省略し
てある。また、図3は図1の概略側面図である。図1乃
至図3に示すように、入側ベルトコンベヤ1は、例えば
所定の梱包パルプ搬入場所から梱包パルプ6を矢印W方
向に順次テーブル3側に移送するためのものであり、こ
のテーブル3は切断台であり、テーブルリフト用油圧シ
リンダー23によって昇降されるように構成されてい
る。出側ベルトコンベヤ2は、テーブル3上で開梱され
た梱包パルプ6を矢印Y方向に排出するためのものであ
る。梱包パルプ6は、図4の(a)に示すように、4本
の鋼線A,B,C,Dで梱包されたものであるが、もち
ろん、図4の(b)に示すような、3本の鋼線E,F,
Gで梱包された梱包パルプ26でもよい。なお、梱包パ
ルプ6,26の長さ、幅、高さ及び重量はそれぞれ、通
常770〜920mm、600〜900mm、350〜
500mm及び250kg程度であり、鋼線A,B,
C,Dの直径は最大4mm程度である。入側ベルトコン
ベヤの代りにチェーンコンベヤやローラコンベヤ(フラ
ンジローラ式やディスクローラ式)を設けてもよく、こ
れと同様に、出側ベルトコンベヤの代りにチェーンコン
ベヤやローラコンベヤ(フランジローラ式やディスクロ
ーラ式)を設けてもよい。
【0008】テーブル3の一側部には規制部材としての
固定サイドガイド14が固定され、テーブル3の他側方
には、押圧板(サイドシフト)15が設けられており、
この押圧板15は,押圧板駆動用エアシリンダー16に
より2本のガイド棒58,59にガイドされ、矢印V方
向にすなわちテーブル3側に移動される。これにより、
テーブル3上の梱包パルプ6を押圧板15により固定サ
イドガイド14に押し付けることができる。プッシャー
ユニット20は、プッシャー11と該プッシャー11を
昇降させるためのプッシャー昇降用エアシリンダー21
等を備え、入側ベルトコンベヤ1によって搬送されてき
た梱包パルプ6をプッシャー11によってテーブル3に
突き出す。出側ベルトコンベヤ2とテーブル3との間に
は、規制部材としての位置決めストッパー17が設けら
れており、この位置決めストッパー17がエアシリンダ
ー19によって上昇されているときに、プッシャー11
が梱包パルプ6を位置決めストッパー17に押し付けて
位置決めすることができる。上述した押圧板15、押圧
板駆動用エアシリンダー16、位置決めストッパー17
及びエアシリンダー19等により、梱包パルプ6を所定
の切断位置に位置決めするための位置決め機構が構成さ
れている。テーブル3の上方には、切断刃ホルダー5を
有する切断機構が設けられている。切断刃ホルダー5は
機枠に上下方向に移動自在に設けられ、この切断刃ホル
ダー5には、切断刃4が、その刃先が真下方向すなわち
矢印Z方向に向き、かつ前記テーブル3上に位置決めさ
れた梱包パルプ6に対して所定の傾斜角度(例えば45
度)を付けた状態で取り付けられている。切断刃ホルダ
ー5が切断刃駆動用油圧シリンダー22により2本のガ
イド棒56,57にガイドされて昇降され、これによ
り、切断刃4を、梱包パルプ6に対して所定の傾斜角度
を付けた状態で前記梱包パルプ6の上面に押し付けて複
数本の鋼線A,B,C,Dを同時に押し切りすることが
できる。また、切断刃4が下降する際、切断刃ホルダー
5の設けられた2つの弾性構造のクランプ12,13
が、切断刃4よりも早く梱包パルプ6に押し付けられ、
梱包パルプ6が確実に固定される。ストッパー24は、
切断刃ホルダー5の上下方向のストッパーであり、スト
ッパー駆動用モータ25により上下方向の位置が設定さ
れる。このストッパー24は、梱包パルプの種類すなわ
ち高さが異なる場合でも、梱包パルプの上面からの切断
刃押込量を一定にするためのものである。鋼線A,B,
C,Dを切断する切断刃4の形状は、図5の(a)及び
(b)に示すような両刃(刃先の傾斜が2面あるもの)
でもよいし、または、図5の(a)及び(c)に示すよ
うな片刃(刃先の傾斜が片面のみのもの)の何れでもよ
い。切断刃4の厚さTは鋼線の太さ、材質、硬度等の切
断条件に適した寸法が選ばれる。また、刃物の長さLは
梱包パルプの寸法並びに後述する図13に示される2枚
刃にするかで変化する。本実施例の場合、図6に示すよ
うに、切断刃4がすべての鋼線A,B,C,Dに掛かる
長さになっている。切断刃4は切断刃ホルダー5に、複
数の取付用ボルト孔61を貫通するボルト(不図示)等
で強固に固定され、本実施例のように油圧力あるいは他
の方法にて鋼線A,B,C,Dを押し切る方式とする。
勿論、切断刃4の材質は冷間の鋼線を切断するのに適し
た特殊鋼で熱処理及び研磨が施されている。
固定サイドガイド14が固定され、テーブル3の他側方
には、押圧板(サイドシフト)15が設けられており、
この押圧板15は,押圧板駆動用エアシリンダー16に
より2本のガイド棒58,59にガイドされ、矢印V方
向にすなわちテーブル3側に移動される。これにより、
テーブル3上の梱包パルプ6を押圧板15により固定サ
イドガイド14に押し付けることができる。プッシャー
ユニット20は、プッシャー11と該プッシャー11を
昇降させるためのプッシャー昇降用エアシリンダー21
等を備え、入側ベルトコンベヤ1によって搬送されてき
た梱包パルプ6をプッシャー11によってテーブル3に
突き出す。出側ベルトコンベヤ2とテーブル3との間に
は、規制部材としての位置決めストッパー17が設けら
れており、この位置決めストッパー17がエアシリンダ
ー19によって上昇されているときに、プッシャー11
が梱包パルプ6を位置決めストッパー17に押し付けて
位置決めすることができる。上述した押圧板15、押圧
板駆動用エアシリンダー16、位置決めストッパー17
及びエアシリンダー19等により、梱包パルプ6を所定
の切断位置に位置決めするための位置決め機構が構成さ
れている。テーブル3の上方には、切断刃ホルダー5を
有する切断機構が設けられている。切断刃ホルダー5は
機枠に上下方向に移動自在に設けられ、この切断刃ホル
ダー5には、切断刃4が、その刃先が真下方向すなわち
矢印Z方向に向き、かつ前記テーブル3上に位置決めさ
れた梱包パルプ6に対して所定の傾斜角度(例えば45
度)を付けた状態で取り付けられている。切断刃ホルダ
ー5が切断刃駆動用油圧シリンダー22により2本のガ
イド棒56,57にガイドされて昇降され、これによ
り、切断刃4を、梱包パルプ6に対して所定の傾斜角度
を付けた状態で前記梱包パルプ6の上面に押し付けて複
数本の鋼線A,B,C,Dを同時に押し切りすることが
できる。また、切断刃4が下降する際、切断刃ホルダー
5の設けられた2つの弾性構造のクランプ12,13
が、切断刃4よりも早く梱包パルプ6に押し付けられ、
梱包パルプ6が確実に固定される。ストッパー24は、
切断刃ホルダー5の上下方向のストッパーであり、スト
ッパー駆動用モータ25により上下方向の位置が設定さ
れる。このストッパー24は、梱包パルプの種類すなわ
ち高さが異なる場合でも、梱包パルプの上面からの切断
刃押込量を一定にするためのものである。鋼線A,B,
C,Dを切断する切断刃4の形状は、図5の(a)及び
(b)に示すような両刃(刃先の傾斜が2面あるもの)
でもよいし、または、図5の(a)及び(c)に示すよ
うな片刃(刃先の傾斜が片面のみのもの)の何れでもよ
い。切断刃4の厚さTは鋼線の太さ、材質、硬度等の切
断条件に適した寸法が選ばれる。また、刃物の長さLは
梱包パルプの寸法並びに後述する図13に示される2枚
刃にするかで変化する。本実施例の場合、図6に示すよ
うに、切断刃4がすべての鋼線A,B,C,Dに掛かる
長さになっている。切断刃4は切断刃ホルダー5に、複
数の取付用ボルト孔61を貫通するボルト(不図示)等
で強固に固定され、本実施例のように油圧力あるいは他
の方法にて鋼線A,B,C,Dを押し切る方式とする。
勿論、切断刃4の材質は冷間の鋼線を切断するのに適し
た特殊鋼で熱処理及び研磨が施されている。
【0009】再び、図1乃至図3に示すように、巻取棒
7は、切断刃4と直交する位置に配置され、巻取用駆動
モータ8によって回転駆動される。巻取棒7や巻取用駆
動モータ8からなる巻取りユニット60は巻取棒前後移
動用油圧シリンダー9によって、巻取棒7の軸方向(矢
印X方向及び反矢印X方向)に移動される。巻取棒7
は、基本的には、実開平3−44170号公報に開示さ
れたものであるが、本実施例のものは、図7の(a)に
示すように、梱包パルプ(不図示)の下面に対向する部
分が平面部28となっており、しかも、先端が鋭利に尖
っている。4本の鋼線A,B,C,Dが切断刃4により
切断後に、巻取棒7を前進させて、テーブル3の溝29
(図7の(b)参照)に挿入すると、梱包パルプ6の4
本の鋼線A,B,C,Dが、巻取棒7のスリット27に
入り、この状態で、巻取棒7を回転させると、4本の鋼
線A,B,C,Dを巻取棒7に巻き取ることができる。
巻取棒7に巻き付けられた鋼線A,B,C,Dは、鋼線
取り外し部材54を摺動する際、巻取棒7から外れ、回
収される。巻取棒7、巻取用駆動モータ8や巻取棒前後
移動用油圧シリンダー9により巻取機構が構成されてい
る。次に、上述した梱包パルプの開梱装置の動作の1サ
イクル、すなわち梱包パルプの開梱方法について、図8
乃至図10も参照して説明する。先ず、ストッパー駆動
用モータ25の駆動によってストッパー24を上下方向
(矢印Z方向及び反矢印Z方向)に位置決めしておく
(図9中、ステップ30)。入側ベルトコンベヤ1を駆
動して、梱包パルプ6をテーブル3側に移送するととも
に、待機位置にあった位置決めストッパー17を上昇さ
せておく(図9及び図10中、ステップ31)。プッシ
ャー昇降用エアシリンダー21によりプッシャー11を
下降させる(図9及び図10中、ステップ32)。プッ
シャー前後移動用油圧シリンダー10によってプッシャ
ーユニット20を前進させ、プッシャー11によって梱
包パルプ6をテーブル3側に突出して位置決めストッパ
ー17に押し付ける(図9及び図10中、ステップ3
3)。プッシャー11の上昇を開始するとともに、押圧
板駆動用エアシリンダー16によって押圧板15を前身
させ、梱包パルプ6を固定サイドガイド14に押し付け
る。これにより、梱包パルプ6の位置決めが完了する
(図9及び図10中、ステップ34)。
7は、切断刃4と直交する位置に配置され、巻取用駆動
モータ8によって回転駆動される。巻取棒7や巻取用駆
動モータ8からなる巻取りユニット60は巻取棒前後移
動用油圧シリンダー9によって、巻取棒7の軸方向(矢
印X方向及び反矢印X方向)に移動される。巻取棒7
は、基本的には、実開平3−44170号公報に開示さ
れたものであるが、本実施例のものは、図7の(a)に
示すように、梱包パルプ(不図示)の下面に対向する部
分が平面部28となっており、しかも、先端が鋭利に尖
っている。4本の鋼線A,B,C,Dが切断刃4により
切断後に、巻取棒7を前進させて、テーブル3の溝29
(図7の(b)参照)に挿入すると、梱包パルプ6の4
本の鋼線A,B,C,Dが、巻取棒7のスリット27に
入り、この状態で、巻取棒7を回転させると、4本の鋼
線A,B,C,Dを巻取棒7に巻き取ることができる。
巻取棒7に巻き付けられた鋼線A,B,C,Dは、鋼線
取り外し部材54を摺動する際、巻取棒7から外れ、回
収される。巻取棒7、巻取用駆動モータ8や巻取棒前後
移動用油圧シリンダー9により巻取機構が構成されてい
る。次に、上述した梱包パルプの開梱装置の動作の1サ
イクル、すなわち梱包パルプの開梱方法について、図8
乃至図10も参照して説明する。先ず、ストッパー駆動
用モータ25の駆動によってストッパー24を上下方向
(矢印Z方向及び反矢印Z方向)に位置決めしておく
(図9中、ステップ30)。入側ベルトコンベヤ1を駆
動して、梱包パルプ6をテーブル3側に移送するととも
に、待機位置にあった位置決めストッパー17を上昇さ
せておく(図9及び図10中、ステップ31)。プッシ
ャー昇降用エアシリンダー21によりプッシャー11を
下降させる(図9及び図10中、ステップ32)。プッ
シャー前後移動用油圧シリンダー10によってプッシャ
ーユニット20を前進させ、プッシャー11によって梱
包パルプ6をテーブル3側に突出して位置決めストッパ
ー17に押し付ける(図9及び図10中、ステップ3
3)。プッシャー11の上昇を開始するとともに、押圧
板駆動用エアシリンダー16によって押圧板15を前身
させ、梱包パルプ6を固定サイドガイド14に押し付け
る。これにより、梱包パルプ6の位置決めが完了する
(図9及び図10中、ステップ34)。
【0010】切断刃駆動用油圧シリンダー22によって
切断刃4を下降させ、切断刃4を、位置決めされた梱包
パルプ6に対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱
包パルプ6の上面に押し付けて4本の鋼線A,B,C,
Dを同時に押し切りする(図9及び図10中、ステップ
35)。図8において、符号a,b,c,dは切断刃4
と鋼線A,B,C,Dとがそれぞれ接触する点すなわち
切断箇所を示している。切断後、切断刃4の上昇を開始
するとともに、押圧板15を後退させる(図9及び図1
0中、ステップ36)。巻取棒前後移動用油圧シリンダ
ー9によって巻取棒7を前進させ、梱包パルプ6の下面
に沿うように、前記傾斜角度とは対象の挿入角度でテー
ブル3の溝29(図7の(b)参照)に挿入して4本の
鋼線A,B,C,Dをスリット27に通す(図9及び図
10中、ステップ37)。このとき、巻取棒7には平面
部28が形成されているので、前記鋼線A,B,C,D
をスリット27に容易に通すことができる。テーブル3
を若干上昇させて、巻取棒7の平面部28を梱包パルプ
6の下面から離す(図9及び図10中、ステップ3
8)。この巻取棒7の平面部28を梱包パルプ6の下面
から離す目的は、巻取棒7で鋼線A,B,C,Dを捕捉
して巻取棒7を次工程で回転させた場合に、巻取棒7の
下半分の円筒形の部分で梱包パルプ6を持ち上げたり、
下げたりする偏心運動をさけるためである。次に、巻取
棒7の回転を開始するとともに、位置決めストッパー1
7を下降させて待機させる(図9及び図10中、ステッ
プ39)。この際、すでに切断されている鋼線A,B,
C,Dは巻取棒7に巻き取られるが、図8に示すよう
に、鋼線A,B,C,Dの巻付開始位置a’,b’,
c’,d’は梱包パルプ6の下面側で、しかも切断刃4
の傾斜と対象の向きとする。すなわち、符号a’,
b’,c’,d’は巻取棒7と鋼線A,B,C,Dとが
それぞれ接触する場所を意味する。図8から明らかなよ
うに、各鋼線A,B,C,Dの巻付開始位置a’,
b’,c’,d’から切断箇所a,b,c,d迄のそれ
ぞれ(左右)の長さが均等である。これにより、巻取棒
7を梱包パルプ6の下面と鋼線A,B,C,Dの間に差
し込んだ後、切断刃4の押し切りにより鋼線A,B,
C,Dを切断し、巻取棒7を回転(鋼線の巻き付け)す
ることにより、最短時間で鋼線を巻き取ることができ
る。その結果、梱包パルプ6の搬送のタクトタイムを大
幅に減少させるという利点につながる。
切断刃4を下降させ、切断刃4を、位置決めされた梱包
パルプ6に対して所定の傾斜角度を付けた状態で前記梱
包パルプ6の上面に押し付けて4本の鋼線A,B,C,
Dを同時に押し切りする(図9及び図10中、ステップ
35)。図8において、符号a,b,c,dは切断刃4
と鋼線A,B,C,Dとがそれぞれ接触する点すなわち
切断箇所を示している。切断後、切断刃4の上昇を開始
するとともに、押圧板15を後退させる(図9及び図1
0中、ステップ36)。巻取棒前後移動用油圧シリンダ
ー9によって巻取棒7を前進させ、梱包パルプ6の下面
に沿うように、前記傾斜角度とは対象の挿入角度でテー
ブル3の溝29(図7の(b)参照)に挿入して4本の
鋼線A,B,C,Dをスリット27に通す(図9及び図
10中、ステップ37)。このとき、巻取棒7には平面
部28が形成されているので、前記鋼線A,B,C,D
をスリット27に容易に通すことができる。テーブル3
を若干上昇させて、巻取棒7の平面部28を梱包パルプ
6の下面から離す(図9及び図10中、ステップ3
8)。この巻取棒7の平面部28を梱包パルプ6の下面
から離す目的は、巻取棒7で鋼線A,B,C,Dを捕捉
して巻取棒7を次工程で回転させた場合に、巻取棒7の
下半分の円筒形の部分で梱包パルプ6を持ち上げたり、
下げたりする偏心運動をさけるためである。次に、巻取
棒7の回転を開始するとともに、位置決めストッパー1
7を下降させて待機させる(図9及び図10中、ステッ
プ39)。この際、すでに切断されている鋼線A,B,
C,Dは巻取棒7に巻き取られるが、図8に示すよう
に、鋼線A,B,C,Dの巻付開始位置a’,b’,
c’,d’は梱包パルプ6の下面側で、しかも切断刃4
の傾斜と対象の向きとする。すなわち、符号a’,
b’,c’,d’は巻取棒7と鋼線A,B,C,Dとが
それぞれ接触する場所を意味する。図8から明らかなよ
うに、各鋼線A,B,C,Dの巻付開始位置a’,
b’,c’,d’から切断箇所a,b,c,d迄のそれ
ぞれ(左右)の長さが均等である。これにより、巻取棒
7を梱包パルプ6の下面と鋼線A,B,C,Dの間に差
し込んだ後、切断刃4の押し切りにより鋼線A,B,
C,Dを切断し、巻取棒7を回転(鋼線の巻き付け)す
ることにより、最短時間で鋼線を巻き取ることができ
る。その結果、梱包パルプ6の搬送のタクトタイムを大
幅に減少させるという利点につながる。
【0011】次に、プッシャー11を下降させた後(図
9及び図10中、ステップ40)、プッシャー11を前
進させるとともに、出側ベルトコンベヤ2の運転を開始
し、さらに、巻取棒7の後退を開始する。これと同時
に、次の梱包パルプ6の切断に備え、入側ベルトコンベ
ヤ1の運転を再開するとともに、位置決めストッパー1
7の上昇を開始しておく。これにより、テーブル3上の
梱包パルプ6はプッシャー11によって出側ベルトコン
ベヤ2上に移送され、この出側ベルトコンベヤ2により
図示しないパルパーに投入される。また、巻取棒7が後
退する際、巻取棒7に巻き付けられている4本の鋼線
A,B,C,Dは、鋼線取外し部材54により巻取棒7
から取り外された後、公知(例えば特開平1−4523
6号公報)の方法により回収される(図9及び図10
中、ステップ41)。プッシャー11を上昇させるとと
もに、後退させて、待機位置に移動させる(図9及び図
10中、ステップ42)。最後に、テーブル3を下降さ
せる(図9及び図10中、ステップ43)。従来の鋼線
の切断は、梱包パルプの側面において行われため、手動
/自動の如何を問わず、該当する側面の鋼線を切断後、
梱包パルプを90度旋回して隣接する側面を正面に向け
る必要がある。したがって、従来の切断装置には必ず昇
降機構付き旋回装置が必要となるため、価格的にも高価
にならざるを得ない。これに対して、本実施例によれ
ば、梱包パルプの上面に掛かっている鋼線を切断するの
で、前述の昇降機構付旋回装置は不要となる。また、同
時に全ての鋼線(本方式の場合4本または3本)を切断
するので、上昇−90度旋回−下降−2回目の切断−上
昇−旋回(復帰)−下降という動作が省略できるので、
梱包パルプの搬送タクトタイムを大幅に減少できるとい
う特徴も有している。さらに、梱包パルプの寸法(縦×
横)が決まれば、鋼線の掛け方は自動的に“#型”梱包
か“キ型”梱包になるので、切断刃のセッティング(斜
めにして鋼線に刃先が掛かる範囲)は容易に決められ
る。したがって、鋼線の位置を検出する金属検出装置等
は特に必要としないという大きな利点を有する。
9及び図10中、ステップ40)、プッシャー11を前
進させるとともに、出側ベルトコンベヤ2の運転を開始
し、さらに、巻取棒7の後退を開始する。これと同時
に、次の梱包パルプ6の切断に備え、入側ベルトコンベ
ヤ1の運転を再開するとともに、位置決めストッパー1
7の上昇を開始しておく。これにより、テーブル3上の
梱包パルプ6はプッシャー11によって出側ベルトコン
ベヤ2上に移送され、この出側ベルトコンベヤ2により
図示しないパルパーに投入される。また、巻取棒7が後
退する際、巻取棒7に巻き付けられている4本の鋼線
A,B,C,Dは、鋼線取外し部材54により巻取棒7
から取り外された後、公知(例えば特開平1−4523
6号公報)の方法により回収される(図9及び図10
中、ステップ41)。プッシャー11を上昇させるとと
もに、後退させて、待機位置に移動させる(図9及び図
10中、ステップ42)。最後に、テーブル3を下降さ
せる(図9及び図10中、ステップ43)。従来の鋼線
の切断は、梱包パルプの側面において行われため、手動
/自動の如何を問わず、該当する側面の鋼線を切断後、
梱包パルプを90度旋回して隣接する側面を正面に向け
る必要がある。したがって、従来の切断装置には必ず昇
降機構付き旋回装置が必要となるため、価格的にも高価
にならざるを得ない。これに対して、本実施例によれ
ば、梱包パルプの上面に掛かっている鋼線を切断するの
で、前述の昇降機構付旋回装置は不要となる。また、同
時に全ての鋼線(本方式の場合4本または3本)を切断
するので、上昇−90度旋回−下降−2回目の切断−上
昇−旋回(復帰)−下降という動作が省略できるので、
梱包パルプの搬送タクトタイムを大幅に減少できるとい
う特徴も有している。さらに、梱包パルプの寸法(縦×
横)が決まれば、鋼線の掛け方は自動的に“#型”梱包
か“キ型”梱包になるので、切断刃のセッティング(斜
めにして鋼線に刃先が掛かる範囲)は容易に決められ
る。したがって、鋼線の位置を検出する金属検出装置等
は特に必要としないという大きな利点を有する。
【0012】シート状のパルプを包装している包装紙の
材質は、以前はパルプと異質の物が使用されているた
め、鋼線切断後包装紙をはがす作業があり、解梱作業を
複雑かつ困難なものにしていたが、最近では、パルプと
同質の包装紙を使用することにより、作業の簡略化が図
れるようになった。また、本方式の刃物押し切りによる
パルプの破損あるいは部分的折損等が発生しても、鋼線
除去後のパルプは直ちにパルパーに搬送、投入されるの
で、特に問題にはならない。さらに、本装置の価格に関
してであるが、従来の装置に比べて鋼線の位置検出装
置、梱包パルプの旋回装置等が一切不要になり、その上
自動的に結束部材の切断、巻取り及び回収が行われるた
め、人件費も削減でき、大幅な設備投資額の低減に役立
つ。 (他の実施例)上記実施例では、1枚刃を斜めにして4
本の鋼線を同時に切断するものであるが、これに限られ
ず、図11の(a)に示すように、並列に配置させた小
さな2枚の切断刃48,49を用い、この2枚の切断刃
48,49がそれぞれ2本の鋼線に斜めに掛かるように
当てて、刃先を押し下げ、鋼線4本を同時に切断する方
式のものでもよい。また、図11の(b)に示すよう
に、直列に配置させた2枚の切断刃50,51を用い、
この2枚の切断刃50,51をそれぞれ2本の鋼線に斜
めに掛かるように当てて、押し下げ、鋼線4本を同時に
切断する方式のものでもよい。さらに、図11の(c)
及び(d)に示すように、2本の鋼線を同時に切断でき
る1枚の切断刃52によって鋼線2本を切断後、切断刃
52を矢印で示すように移動し、前工程と同一作業にて
残りの鋼線2本を切断する方式も考えられる。
材質は、以前はパルプと異質の物が使用されているた
め、鋼線切断後包装紙をはがす作業があり、解梱作業を
複雑かつ困難なものにしていたが、最近では、パルプと
同質の包装紙を使用することにより、作業の簡略化が図
れるようになった。また、本方式の刃物押し切りによる
パルプの破損あるいは部分的折損等が発生しても、鋼線
除去後のパルプは直ちにパルパーに搬送、投入されるの
で、特に問題にはならない。さらに、本装置の価格に関
してであるが、従来の装置に比べて鋼線の位置検出装
置、梱包パルプの旋回装置等が一切不要になり、その上
自動的に結束部材の切断、巻取り及び回収が行われるた
め、人件費も削減でき、大幅な設備投資額の低減に役立
つ。 (他の実施例)上記実施例では、1枚刃を斜めにして4
本の鋼線を同時に切断するものであるが、これに限られ
ず、図11の(a)に示すように、並列に配置させた小
さな2枚の切断刃48,49を用い、この2枚の切断刃
48,49がそれぞれ2本の鋼線に斜めに掛かるように
当てて、刃先を押し下げ、鋼線4本を同時に切断する方
式のものでもよい。また、図11の(b)に示すよう
に、直列に配置させた2枚の切断刃50,51を用い、
この2枚の切断刃50,51をそれぞれ2本の鋼線に斜
めに掛かるように当てて、押し下げ、鋼線4本を同時に
切断する方式のものでもよい。さらに、図11の(c)
及び(d)に示すように、2本の鋼線を同時に切断でき
る1枚の切断刃52によって鋼線2本を切断後、切断刃
52を矢印で示すように移動し、前工程と同一作業にて
残りの鋼線2本を切断する方式も考えられる。
【0013】上記実施例では、梱包パルプの鋼線を梱包
パルプの上面側で切断して、この鋼線を梱包パルプの下
面側で巻き取るものであるが、これに限られず、梱包パ
ルプの鋼線を梱包パルプの下面側で切断して、この鋼線
を梱包パルプの上面側で巻き取ってもよい。“キ型梱
包”の梱包パルプの場合は、3本の鋼線を一度に切断す
るのが効率的であるが、はじめに2本の鋼線を切断した
後、残る一本の鋼線を切断してもよいし、はじめに1本
の鋼線を切断した後、残る2本の鋼線を切断してもよ
い。さらに上記実施例では、図9および図10に示した
ように、梱包パルプの鋼線を切断刃4により切断した後
に、巻取棒7を前進させてテーブル3の溝29に挿入す
ることにより、切断した鋼線を巻取棒7にて捕捉した
が、この巻取棒7による鋼線の捕捉を容易に、かつ確実
にする為には、鋼線の切断後にテーブル3上より梱包パ
ルプを上昇させることにより、テーブルと梱包パルプ側
面との間に位置する鋼線を自由にさせた後で鋼線を捕捉
することが好ましい。この一例を図1乃至図3、並びに
図12および図13を用いて以下に説明する。図12は
本発明の、梱包パルプの開梱装置の他の実施例である、
鋼線の捕捉を容易に、かつ確実にするための構成を示す
概略上面図であり、図13は図12のA−A線断面図で
ある。ここでは、図1乃至図3に示した構成と同一の構
成については同じ符号を付し、その説明を省略する。こ
の実施例では、図1乃至図3に示した4本の鋼線A,
B,C,Dが切断刃4により切断後に、巻取棒7を前進
させて、テーブル3の溝29(図7の(b)参照)に挿
入する場合、梱包パルプ6の4本の鋼線A,B,C,D
が、巻取棒7のスリット27に容易に入り易くするため
に、梱包パルプを複数個の上昇機構としての油圧ジャッ
キ64等で数ミリ乃至10数ミリ上昇させて梱包パルプ
下面とテーブル間に隙間を設ける事により、切断刃4に
より切断された4本の鋼線A,B,C,Dが梱包パルプ
下面とテーブル間で挟持されず自由になって弛む。この
結果、巻取棒7は確実に4本の鋼線A,B,C,Dを捕
捉し、この状態で、巻取棒7を回転させると、4本の鋼
線A,B,C,Dを巻取棒7に巻き取ることができる。
なお、図13に示すように、テーブル2に備えられた油
圧ジャッキ64の上面は、作動前においてテーブル3の
上面と同一平面に位置している。また、油圧ジャッキ6
4にて梱包パルプ6を上昇させる分、巻取棒7はこの巻
取棒7の平坦部28(図7参照)の位置が上昇した梱包
パルプ6の下面と略同一平面となるように設置されてい
る。
パルプの上面側で切断して、この鋼線を梱包パルプの下
面側で巻き取るものであるが、これに限られず、梱包パ
ルプの鋼線を梱包パルプの下面側で切断して、この鋼線
を梱包パルプの上面側で巻き取ってもよい。“キ型梱
包”の梱包パルプの場合は、3本の鋼線を一度に切断す
るのが効率的であるが、はじめに2本の鋼線を切断した
後、残る一本の鋼線を切断してもよいし、はじめに1本
の鋼線を切断した後、残る2本の鋼線を切断してもよ
い。さらに上記実施例では、図9および図10に示した
ように、梱包パルプの鋼線を切断刃4により切断した後
に、巻取棒7を前進させてテーブル3の溝29に挿入す
ることにより、切断した鋼線を巻取棒7にて捕捉した
が、この巻取棒7による鋼線の捕捉を容易に、かつ確実
にする為には、鋼線の切断後にテーブル3上より梱包パ
ルプを上昇させることにより、テーブルと梱包パルプ側
面との間に位置する鋼線を自由にさせた後で鋼線を捕捉
することが好ましい。この一例を図1乃至図3、並びに
図12および図13を用いて以下に説明する。図12は
本発明の、梱包パルプの開梱装置の他の実施例である、
鋼線の捕捉を容易に、かつ確実にするための構成を示す
概略上面図であり、図13は図12のA−A線断面図で
ある。ここでは、図1乃至図3に示した構成と同一の構
成については同じ符号を付し、その説明を省略する。こ
の実施例では、図1乃至図3に示した4本の鋼線A,
B,C,Dが切断刃4により切断後に、巻取棒7を前進
させて、テーブル3の溝29(図7の(b)参照)に挿
入する場合、梱包パルプ6の4本の鋼線A,B,C,D
が、巻取棒7のスリット27に容易に入り易くするため
に、梱包パルプを複数個の上昇機構としての油圧ジャッ
キ64等で数ミリ乃至10数ミリ上昇させて梱包パルプ
下面とテーブル間に隙間を設ける事により、切断刃4に
より切断された4本の鋼線A,B,C,Dが梱包パルプ
下面とテーブル間で挟持されず自由になって弛む。この
結果、巻取棒7は確実に4本の鋼線A,B,C,Dを捕
捉し、この状態で、巻取棒7を回転させると、4本の鋼
線A,B,C,Dを巻取棒7に巻き取ることができる。
なお、図13に示すように、テーブル2に備えられた油
圧ジャッキ64の上面は、作動前においてテーブル3の
上面と同一平面に位置している。また、油圧ジャッキ6
4にて梱包パルプ6を上昇させる分、巻取棒7はこの巻
取棒7の平坦部28(図7参照)の位置が上昇した梱包
パルプ6の下面と略同一平面となるように設置されてい
る。
【0014】さらに同様の目的で、図12に示すよう
に、梱包パルプをテーブル上で位置決めする際に梱包パ
ルプの位置を規制する規制部材としての固定サイドガイ
ド62および位置決めストッパー63の、梱包パルプを
結束する綱線と当接する部位をそれぞれ平坦ではなく、
綱線の太さより大きい溝からなる凹凸形状にして梱包パ
ルプ側面の鋼線A,B,C,Dが巻取り時に抜け易くな
るように隙間を設けることにより、確実に巻取棒にて鋼
線を捕捉することができる。上記構成に基づく本実施例
の梱包パルプの開梱装置の動作においては、図9に示し
たフローチャートのステップ36とステップ37の間に
「油圧ジャッキ上昇」、ステップ41にて「プッシャー
11前進」などの命令と同時に「油圧ジャッキ下降」を
追加するだけで、この他のフローは上記実施例と同様で
ある。
に、梱包パルプをテーブル上で位置決めする際に梱包パ
ルプの位置を規制する規制部材としての固定サイドガイ
ド62および位置決めストッパー63の、梱包パルプを
結束する綱線と当接する部位をそれぞれ平坦ではなく、
綱線の太さより大きい溝からなる凹凸形状にして梱包パ
ルプ側面の鋼線A,B,C,Dが巻取り時に抜け易くな
るように隙間を設けることにより、確実に巻取棒にて鋼
線を捕捉することができる。上記構成に基づく本実施例
の梱包パルプの開梱装置の動作においては、図9に示し
たフローチャートのステップ36とステップ37の間に
「油圧ジャッキ上昇」、ステップ41にて「プッシャー
11前進」などの命令と同時に「油圧ジャッキ下降」を
追加するだけで、この他のフローは上記実施例と同様で
ある。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。請求
項1に記載の方法は、複数本の結束部材を梱包パルプの
上面あるいは下面側で切断するので、梱包パルプを昇降
したり旋回したりするための装置が不要となり、また、
複数本の結束部材を同時に切断する工程を有するので、
上昇−90度旋回−下降−2回目の切断−上昇−旋回
(復帰)−下降という動作が省略できるので、梱包パル
プの搬送タクトタイムを大幅に減少できる。さらに、梱
包パルプの寸法(縦×横)が決まれば、鋼線の掛け方は
“#型”梱包か“キ型”梱包かが自動的に決定されるの
で、切断刃のセッティング(斜めにして鋼線に刃先が掛
かる範囲)も容易に決められ、したがって、鋼線の位置
を検出する金属検出装置等は特に必要としない。請求項
2に記載の方法は、切断に要する時間が短縮される。請
求項3に記載の装置は、上記方法を低コストのもとで、
容易かつ確実に実施できる。請求項4に記載の装置は、
上記効果の他、切断後の結束部材を巻取棒のスリットに
容易に通すことができる。請求項5乃至7のいずれかに
記載の装置は、上記方法を低コストのもとで、容易かつ
より確実に実施できる。
ているので、以下に記載するような効果を奏する。請求
項1に記載の方法は、複数本の結束部材を梱包パルプの
上面あるいは下面側で切断するので、梱包パルプを昇降
したり旋回したりするための装置が不要となり、また、
複数本の結束部材を同時に切断する工程を有するので、
上昇−90度旋回−下降−2回目の切断−上昇−旋回
(復帰)−下降という動作が省略できるので、梱包パル
プの搬送タクトタイムを大幅に減少できる。さらに、梱
包パルプの寸法(縦×横)が決まれば、鋼線の掛け方は
“#型”梱包か“キ型”梱包かが自動的に決定されるの
で、切断刃のセッティング(斜めにして鋼線に刃先が掛
かる範囲)も容易に決められ、したがって、鋼線の位置
を検出する金属検出装置等は特に必要としない。請求項
2に記載の方法は、切断に要する時間が短縮される。請
求項3に記載の装置は、上記方法を低コストのもとで、
容易かつ確実に実施できる。請求項4に記載の装置は、
上記効果の他、切断後の結束部材を巻取棒のスリットに
容易に通すことができる。請求項5乃至7のいずれかに
記載の装置は、上記方法を低コストのもとで、容易かつ
より確実に実施できる。
【図1】本発明の、梱包パルプの開梱装置の一実施例の
概略上面図である。
概略上面図である。
【図2】図1の概略正面図であり、入側ベルトコンベヤ
や出側ベルトコンベヤは省略してある。
や出側ベルトコンベヤは省略してある。
【図3】図1の概略側面図である。
【図4】梱包パルプの斜視図であり、(a)は“#型”
梱包の場合、(b)は“キ型”梱包の場合を示す。
梱包の場合、(b)は“キ型”梱包の場合を示す。
【図5】切断刃を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は他の切断刃の側面図である。
(b)は側面図、(c)は他の切断刃の側面図である。
【図6】梱包パルプと切断刃の位置関係を示す上面図で
ある。
ある。
【図7】巻取棒を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は下面図である。
(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図8】梱包パルプと切断刃と巻取棒との位置関係を示
す図であり、(a)は上面図、(b),(c),
(d),(e)は各側面図である。
す図であり、(a)は上面図、(b),(c),
(d),(e)は各側面図である。
【図9】本実施例の切断及び巻取り工程のフローチャー
トである。
トである。
【図10】本実施例の切断及び巻取り工程のタイムチャ
ートである。
ートである。
【図11】鋼線の切断工程の他の例を示す図である。
【図12】本発明の、梱包パルプの開梱装置の他の実施
例である、鋼線の捕捉を容易に、かつ確実にするための
構成を示す概略上面図である。
例である、鋼線の捕捉を容易に、かつ確実にするための
構成を示す概略上面図である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】梱包パルプの概略斜視図である。
1 入側ベルトコン
ベヤ 2 出側ベルトコン
ベヤ 3 テーブル(切断
台) 4 切断刃(刃物) 5 切断刃ホルダー 6 梱包パルプ 7 巻取棒 8 巻取用駆動モー
タ 9 巻取用前後移動
用油圧シリンダー 10 プッシャー前後
移動用油圧シリンダー 11 プッシャー 12,13 クランプ 14,62 固定サイドガイ
ド 15 押圧板(サイド
シフト) 16 押圧板駆動用エ
アシリンダー 17,63 位置決めストッ
パー 18 ガイド部材 19 エアシリンダー 20 プッシャーユニ
ット 21 プッシャー昇降
用エアシリンダー 22 切断刃駆動用油
圧シリンダー 23 テーブルリフト
用油圧シリンダー 24 ストッパー 25 ストッパー駆動
用モータ 26 梱包パルプ 27 スリット 28 平面部 29 溝 30〜43 ステップ 44,45,46,47 梱包パルプ 48,49,50,51,52,53 切断刃(刃物) 54 鋼線取外し部材 55 切断機構 56,57,58,59 ガイド棒 60 巻取りユニット 61 取付用ボルト孔 64 油圧ジャッキ A,B,C,D,E,F,G 鋼線 a,b,c,d 切断箇所 a’,b’,c’,d’ 巻付開始位置
ベヤ 2 出側ベルトコン
ベヤ 3 テーブル(切断
台) 4 切断刃(刃物) 5 切断刃ホルダー 6 梱包パルプ 7 巻取棒 8 巻取用駆動モー
タ 9 巻取用前後移動
用油圧シリンダー 10 プッシャー前後
移動用油圧シリンダー 11 プッシャー 12,13 クランプ 14,62 固定サイドガイ
ド 15 押圧板(サイド
シフト) 16 押圧板駆動用エ
アシリンダー 17,63 位置決めストッ
パー 18 ガイド部材 19 エアシリンダー 20 プッシャーユニ
ット 21 プッシャー昇降
用エアシリンダー 22 切断刃駆動用油
圧シリンダー 23 テーブルリフト
用油圧シリンダー 24 ストッパー 25 ストッパー駆動
用モータ 26 梱包パルプ 27 スリット 28 平面部 29 溝 30〜43 ステップ 44,45,46,47 梱包パルプ 48,49,50,51,52,53 切断刃(刃物) 54 鋼線取外し部材 55 切断機構 56,57,58,59 ガイド棒 60 巻取りユニット 61 取付用ボルト孔 64 油圧ジャッキ A,B,C,D,E,F,G 鋼線 a,b,c,d 切断箇所 a’,b’,c’,d’ 巻付開始位置
Claims (7)
- 【請求項1】 シ−ト状に加工したパルプが複数本の結
束部材で結束された梱包パルプの前記複数本の結束部材
を切断及び回収する、梱包パルプの開梱方法において、 刃物を、前記梱包パルプに対して所定の傾斜角度を付け
た状態で前記梱包パルプの上面あるいは下面に押し付け
て結束部材を複数本押し切りする工程と、 先端にスリットを有する二又状結束部材巻取棒を、前記
梱包パルプの、前記複数本の結束部材の切断箇所とは反
対側の面に沿うように、前記傾斜角度とは対象の角度で
移動して前記複数本の結束部材を前記スリットに通す工
程と、を含むことを特徴とする、梱包パルプの開梱方
法。 - 【請求項2】 全ての鋼線を同時に切断する請求項1に
記載の梱包パルプの開梱方法。 - 【請求項3】 シ−ト状に加工したパルプが複数本の結
束部材で結束された梱包パルプの前記複数の結束部材を
切断及び回収する、梱包パルプの開梱装置において、 前記梱包パルプを所定の切断位置に位置決めするための
位置決め機構と、 刃物を備え、該刃物を、前記梱包パルプに対して所定の
傾斜角度を付けた状態で前記梱包パルプの上面あるいは
下面に押し付けて結束部材を押し切りするための切断機
構と、 軸方向に延びるスリットを有する二又状結束部材巻取棒
を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前記位置決めされ
た前記梱包パルプの、前記複数本の結束部材の切断箇所
とは反対側の面に沿うように、前記傾斜角度とは対象の
角度で移動して前記複数本の結束部材を前記スリットに
通すための巻取機構と、を含むことを特徴とする、梱包
パルプの開梱装置。 - 【請求項4】 前記二又状結束部材巻取棒の、前記梱包
パルプとの対向部が平面部となっており、しかもその先
端部が尖っている請求項3に記載の梱包パルプの開梱装
置。 - 【請求項5】 シ−ト状に加工したパルプが複数本の結
束部材で結束された梱包パルプの前記複数の結束部材を
切断及び回収する、梱包パルプの開梱装置において、 前記梱包パルプが、前記複数の結束部材を切断及び回収
するために載置されるテーブルと、 前記梱包パルプを、前記テーブル上の所定の切断位置に
位置決めするための位置決め機構と、 刃物を備え、該刃物を、前記梱包パルプに対して所定の
傾斜角度を付けた状態で前記テーブル上に位置決めされ
た梱包パルプの上面あるいは下面に押し付けて前記複数
の結束部材を押し切りするための切断機構と、 軸方向に延びるスリットを有する二又状結束部材巻取棒
を備え、該二又状結束部材巻取棒を、前記テーブル上に
位置決めされた梱包パルプの、前記複数本の結束部材の
切断箇所とは反対側の面に沿うように、前記傾斜角度と
は対象の角度で移動して前記複数本の結束部材を前記ス
リットに通すための巻取機構とを含み、 前記テーブルには、前記テーブル上より前記梱包パルプ
を所定の間隔で上昇させるための上昇機構が備えられて
いることを特徴とする、梱包パルプの開梱装置。 - 【請求項6】 前記二又状結束部材巻取棒の、前記梱包
パルプとの対向部が平面部となっており、しかもその先
端部が尖っていることを特徴とする、請求項5に記載の
梱包パルプの開梱装置。 - 【請求項7】 前記位置決め機構は、前記梱包パルプを
前記テーブル上で位置決めする際に前記梱包パルプの位
置を規制する規制部材を備え、 前記規制部材の、前記梱包パルプが位置決めされた際に
前記結束部材と当接する部位には、前記結束部材の太さ
より大きい溝が形成されていることを特徴とする、請求
項5または請求項6に記載の梱包パルプの開梱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP333194A JPH0740947A (ja) | 1993-02-12 | 1994-01-18 | 梱包パルプの開梱方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-24476 | 1993-02-12 | ||
JP2447693 | 1993-02-12 | ||
JP333194A JPH0740947A (ja) | 1993-02-12 | 1994-01-18 | 梱包パルプの開梱方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740947A true JPH0740947A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=26336888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP333194A Pending JPH0740947A (ja) | 1993-02-12 | 1994-01-18 | 梱包パルプの開梱方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740947A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106465A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Asahi Breweries Ltd | 切断装置 |
CN110560389A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 赣州讯康电子科技有限公司 | 一种全自动变压器包纸检测机 |
-
1994
- 1994-01-18 JP JP333194A patent/JPH0740947A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007106465A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Asahi Breweries Ltd | 切断装置 |
CN110560389A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 赣州讯康电子科技有限公司 | 一种全自动变压器包纸检测机 |
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