JPH11319913A - ストリップ処理ラインに設けられた直動式シャー - Google Patents

ストリップ処理ラインに設けられた直動式シャー

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JPH11319913A
JPH11319913A JP14830898A JP14830898A JPH11319913A JP H11319913 A JPH11319913 A JP H11319913A JP 14830898 A JP14830898 A JP 14830898A JP 14830898 A JP14830898 A JP 14830898A JP H11319913 A JPH11319913 A JP H11319913A
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JP
Japan
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strip
lower blade
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cut
closing
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Withdrawn
Application number
JP14830898A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Okieda
清海 沖枝
Eiji Miura
栄二 三浦
Katsuaki Nakagawa
勝明 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリップ処理ラインに設けられて、ストリ
ップを所定長さに切断したり、ストリップから溶接部や
サンプル材などの切板を切り出す直動式シャーにおい
て、切板が短尺であってもバケットに自然落下するよう
に構成する。 【解決手段】 ストリップ処理ラインに設けられた直動
式シャー(4) の下刃(7)に上段テーパー面(13)及び下段
テーパー面(14)を設け、ゲート(15)に開閉テーブル(17)
及び傾動テーブル(21)を設ける。下刃(7) には上段テー
パー面(13)が設けられているため上面の水平な面は幅狭
である。そのため、下刃上の切板(S) は短尺であっても
バランスを失って自然落下し、傾動テーブル(21)に滑り
落ちる。切板(S) をバケットに収容する場合は、開閉用
空圧シリンダー(19)により開閉テーブル(17)及び傾動テ
ーブル(21)を持ち上げてゲート(15)を開放しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストリップ処理ライ
ンに設けられて、ストリップを所定長さに切断したり、
ストリップから溶接部やサンプル材などを切り出すため
の直動式シャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップに連続熱処理等の処理を施す
場合は、コイル状のストリップは巻戻し機によって巻戻
されながら連続処理が施され、処理終了後ふたたび巻取
機によって連続して巻き取られて次工程に送られる。ス
トリップは巻取機によって巻き取られる直前で直動式シ
ャーによって予定長さに切断される他に、溶接部分の切
断除去やサンプル材の採取などの切板切断が行なわれ
る。
【0003】図1は、従来の直動式シャーの正面図を示
し、図2(a)は、図1をA−A方向から見た側面図、
図2(b)は、図1をB−B方向から見た側面図であ
る。同図(a),(b)において1は固定刃物としての
上刃、2は移動刃物としての下刃であり、下刃2が上昇
することで上刃1との間でストリップPを切断して切板
Sとする。下刃2の出側には、切断した切板Sがシュー
トに向かって傾いてバケット(何れも図示略)に自然落
下するように傾斜ガイド3が設けられている。
【0004】この傾斜ガイド3は、図2(a)のように
下刃2の一方端では傾斜しているが、図2(b)のよう
に下刃2の他方端では水平であため、切断後の切板Sは
下刃2の他方端の水平面で支持される。そのため、切板
Sはその長さがL×2以上でないとシュートに向かって
自然落下しない。切板Sをシュートに落とし込むために
は人手によることになるが、この場合は危険であるとと
もに生産能率が低下する。そのため従来は、切板Sを余
分な長さで(L×2以上で)切断していた。この場合、
バケットは短時間で満杯となって交換頻度が多く、さら
には切板のハンドリングに多大な労力を強いられてい
た。
【0005】また、従来装置では、昇降する下刃2が下
刃2の出側に設けられた開閉テーブル(図示略)と干渉
しないように、下刃2と開閉テーブとの間には間隙が設
けられている。そのため、切断した短尺のサンプルが、
この間隙に落下しないように切断中においてサンプルを
人手によって保持する必要があり危険であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はストリップ処
理ラインに設けられて、ストリップを所定長さに切断し
たり、ストリップから溶接部分やサンプル材などの切板
を切り出す直動式シャーにおいて、溶接部分とサンプル
材とを仕分けるとともに、切板が短尺であってもバケッ
トに自然落下するように構成することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストリップ処
理ラインに設けられた直動式シャー(4) の下刃(7) のス
トリップ出側の上縁部に上段テーパー面(13)を設け、下
刃(7) のストリップ出側の側面に下刃幅方向で水平が且
つストリップ出側が下がった下段テーパー面(14)を設
け、下刃(7) のストリップ出側に切板が落下するゲート
(15)を設け、ゲート(15)にストリップ搬送方向と直交す
る水平軸(16)を中心にして下刃(7) 側で円弧駆動する開
閉テーブル(17)を設け、開閉テーブル(17)に水平軸(16)
と同方向の支軸(20)を介して傾動テーブル(21)を設け、
傾動テーブル(21)は基部を開閉テーブル(17)に支持可能
であり先端部を下段テーパー面(14)に支持可能であるこ
とを特徴とするストリップ処理ラインに設けられたけ直
動式シャーである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を示す図3〜図
8を参照して、本発明を説明する。図3は直動式シャー
全体の側面図であり、図において上刃6は直動式シャー
4のハウジング5に固定されており、下刃7は昇降用油
圧シリンダー8の作動によってリンク9が固定軸10を
支点にして円弧動することで上下動し、上刃6との間で
ストリップPを切断する。11は切板をバケット12に
誘導するためのシュートである。
【0009】図4は図3をX−X線方向から見た正面
図、図5(a)は図4におけるY−Y線の断面図、図5
(b)は図4におけるZ−Z線の断面図であり、各図に
おいて、下刃7のストリップ出側(矢印の方向)の上縁
部には、上段テーパー面13が設けられており、下刃7
のストリップ出側の側面には下刃幅方向が水平で且つス
トリップ出側が下がった下段テーパー面14が設けられ
ている。各テーパー面13及び14の角度θは、図では
30°であり、下刃7の厚みtは120mm、下刃上面
の水平面の長さaは50mmである。
【0010】下刃7のストリップ出側には切板が落下す
るゲート15が設けられている。ゲート15にはストリ
ップ搬送方向と直交する水平軸16が固定して設けられ
ており、水平軸16にはストリップを分割切断したとき
と、ストリップから切り出した切板をサンプルとして取
り出すとき及び溶接部分をスクラップとしてバケット1
2に収容するときに対応して開閉する開閉テーブル17
が軸着して設けられている。
【0011】開閉テーブル17は、その基部をリンク1
8を介して開閉用空圧シリンダー19に連結されおり、
水平軸16を中心にして旋回駆動可能である。開閉テー
ブル17の先端部には支持軸20を介して傾動テーブル
21が旋回自在に連結されており、傾動テーブル21は
図8のように開閉テーブル17が上向きとなったとき、
開閉テーブル17に支持されるようになっており、図6
及び図7のように開閉テーブル17が略水平向きとなっ
たとき、下段テーパー面14に支持されるようになって
いる。
【0012】次に本装置によりストリップを分割切断す
るときと、ストリップから取り出した切板を、サンプル
として取り出すとき及び溶接部分をスクラップとしてバ
ケットに収容するときの作動について説明する。ストリ
ップを分割切断するときは、図6に示すように開閉用空
圧シリンダー19を伸動させて開閉テーブル17を略水
平向きにし、傾動テーブル21を下段テーパー面14に
支持させる。この状態で図3の昇降用油圧シリンダー8
を伸動させると、図6のように下刃7が上昇してストリ
ップPを分割切断する。切断後は下流側のストリップP
を巻取機(図示略)に巻き取る。
【0013】ストリップから切板を切り出して、この切
板をサンプル材として取り出すときは、前記と同様にス
トリップPを切断した後、図7のようにゲート15を閉
鎖した状態で上流側のストリップPを必要な切板の長さ
だけ送り出した後、前記と同様に図3の昇降用油圧シリ
ンダー8を伸動させることで下刃7を上昇させてストリ
ップPを切板Sに切断する。下刃7には上段テーパー面
13が形成されているため、切板Sは下刃7の一部で支
持されている。そのため切板Sはバランスを失って傾動
テーブル21に落下する。この切板Sは短尺であるた
め、人手によって容易に取り出すことができる。
【0014】ストリップから溶接部分を切り出して、こ
の溶接部分をスクラップとしてバケットに収容するとき
は、図8のように開閉用空圧シリンダー19を縮動させ
て開閉テーブル17及び傾動テーブル21を持ち上げて
ることでゲート15を開放させる。この状態で前記と同
様にストリップPを必要な切板の長さだけ送り出した
後、図3の昇降用油圧シリンダー8を伸動させることで
下刃7を上昇させてストリップPを切板Sに切断する。
切板Sは前記と同様に下刃7の一部で支持されているた
め、バランスを失ってシュート11に落下し、バケット
12に収容される。
【0015】
【発明の効果】本発明の直動式シャーは、下刃の上縁部
に上段テーパー面が形成されているので下刃の上面は幅
狭となるため、下刃上面の切板は、その長さが短い場合
でもバランスを失って自然落下する。そのため、従来5
00mmであった切板の長さを100mmにすることが
できるため、切板のハンドリング作業が容易になり、ま
たバケットの交換頻度も少なくて済む。
【0016】また、本発明の直動式シャーは、ストリッ
プ出側に設けた開閉テーブルの先端部に傾動テーブルが
設けられている。傾動テーブルは、その先端部が下刃に
設けられた下段テーパー面に支持されて傾斜面となる。
この傾斜面で落下する切板を受けることができる。ま
た、傾動テーブルは下段テーパー面に支持されて下刃の
昇降に従動するため、下刃が昇降しても下刃と傾動テー
ブルとの間に間隙は存在しない。そのため、従来装置の
ように、切断した短尺のサンプルが、この間隙に落下す
ることがないため、切断中においてサンプルを人手によ
って保持する危険な作業から開放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直動式シャーの正面図。
【図2】(a)は図1のA−A線側面図、(b)は図1
のB−B線側面図。
【図3】本発明の直動式シャーの側面図。
【図4】図3のX−X線の正面図。
【図5】(a)は図4のY−Y線の断面図、(b)は図
4のZ−Z線の断面図。
【図6】ストリップ分割切断を説明する側面図。
【図7】サンプル材の回収を説明する側面図。
【図8】溶接部(スクラップ)のバケットへの収容を説
明する側面図。
【符号の説明】
1 シャーの上刃 2 シャーの下刃 3 傾斜ガイド 4 直動式シャー 5 ハウジング 6 シャーの上刃 7 シャーの下刃 8 昇降用油圧シリンダー 9 リンク 10 固定軸 11 シュート 12 バケット 13 上段テーパー面 14 下段テーパー面 15 ゲート 16 水平軸 17 開閉テーブル 18 リンク 19 開閉用空圧シリンダー 20 支持軸 21 傾動テーブル P ストリップ S 切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 勝明 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 日 鐵プラント設計株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップ処理ラインに設けられた直動式
    シャー(4) の下刃(7) のストリップ出側の上縁部に上段
    テーパー面(13)を設け、下刃(7) のストリップ出側の側
    面に下刃幅方向が水平で且つストリップ出側が下がった
    下段テーパー面(14)を設け、下刃(7) のストリップ出側
    に切板が落下するゲート(15)を設け、ゲート(15)にスト
    リップ搬送方向と直交する水平軸(16)を中心にして下刃
    (7) 側で円弧駆動する開閉テーブル(17)を設け、開閉テ
    ーブル(17)に水平軸(16)と同方向の支軸(20)を介して傾
    動テーブル(21)を設け、傾動テーブル(21)は基部を開閉
    テーブル(17)に支持可能であり先端部を下段テーパー面
    (14)に支持可能であることを特徴とするストリップ処理
    ラインに設けられたけ直動式シャー。
JP14830898A 1998-05-14 1998-05-14 ストリップ処理ラインに設けられた直動式シャー Withdrawn JPH11319913A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020025430A (ko) * 2000-09-29 2002-04-04 이구택 절단강판 틸팅장치
CN102989782A (zh) * 2012-11-14 2013-03-27 中冶南方(武汉)自动化有限公司 冷轧连续处理线曲轴飞轮剪剪刃位置自适应控制方法
JP2013094805A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Jfe Steel Corp サンプル鋼板の回収ロボット
CN105964692A (zh) * 2016-06-21 2016-09-28 江苏永钢集团有限公司 线材飞剪托板可调节装置

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CN102989782B (zh) * 2012-11-14 2014-07-23 中冶南方(武汉)自动化有限公司 冷轧连续处理线曲轴飞轮剪剪刃位置自适应控制方法
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Effective date: 20050802