JP4312852B2 - 端面梱包材切断除去回収装置 - Google Patents

端面梱包材切断除去回収装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙やフィルム等の巻取を梱包している梱包材のうち、端面に位置している端面梱包材(鏡面ワンプとも言う)を円板状に切り離し、その端面梱包材と巻芯端部に装着している保護材を、或いは、保護材を装着していない場合には端面梱包材のみを巻取から外し、所定の位置に排出するという動作を自動的に行うことの可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、巻取の端面梱包材を円板状に切り離し、その端面梱包材と巻芯端部の保護材とを巻取から取り外す装置として、本出願人が先に開発し特許出願したもの(特開平5−162728号公報参照)が知られている。この公報に開示の装置は、図12、図13に示すように、巻取1の端面梱包材2を円板状に切り離す梱包材切断装置3の両側に、回転テーブル4を設け、その回転テーブル4上に昇降装置5を設けて水平移動部材6を昇降(Z−Z方向に移動)するように且つ水平(X−X方向)に移動するように保持させ、更に、その水平移動部材6に球面軸受7を介して移動フレーム8を保持させ、その移動フレーム8の先端に開閉爪9を備えたチャック装置10を横向き及び下向きに旋回可能に取り付けた構成となっている。
【0003】
そして、この装置による動作は次のように行われていた。すなわち、まず、梱包材切断装置3の一対のローラ14の上に巻取1を乗せ、その巻取1に対して移動フレーム8の高さ位置を調整して、その先端の開閉爪9を巻取1の巻芯11に対向させ、次いで、移動フレーム8を巻取1に向かって前進させ、開閉爪9を閉じた状態で、巻芯11端部の保護材12に挿入し、その状態で、巻取1を回転させて切断刃(図示せず)によって端面梱包材の外周部の切り離しを行い、次いで、開閉爪9を開いて保護材12の端面に引っかけ、移動フレーム8を後退させることで、開閉爪9を巻芯11から引き抜くと共に端面梱包材2及び保護材12を巻取1から外し、その後、回転テーブル4を回転させて開閉爪9に保持させている端面梱包材2及び保護材12を排出位置13の上方に運び、開閉爪9を下向きにして、端面梱包材2及び保護材12を排出位置13に排出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来の装置では、梱包材切断装置に対する巻取の搬入、搬出を自動的に行うことができず、作業者がクレーン等を操作して行う必要であった。また、梱包材切断装置による端面梱包材の外周部の切り離し動作を行うに際し、切断条件を巻取の銘柄に応じて手動設定することが必要であり、この点にも作業者による操作が必要であるという問題があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、巻取の梱包材切断装置に対する搬入、搬出作業、端面梱包材の切断、除去回収作業、及び、巻芯端部に保護材を装着している場合にはその保護材の抜き取り、回収作業等をすべて自動的に行うことの可能な端面梱包材切断除去回収装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した従来の問題点を解決するため、端面梱包材を除去すべき巻取を保管した巻取倉庫から巻取を受け取り搬送するコンベアを設け、そのコンベアをはさんで、端面梱包材切断装置の一対のベーラを配置し、そのベーラでコンベア上の巻取を持ち上げ、回転させながら、端面梱包材の外周部を他の梱包材部分から切断ユニットで切り離し、切断を終わると一対のベーラを降ろして巻取をコンベア上に乗せる構成とし、更に、前記ベーラに保持された巻取の巻芯端部から保護材を引っかけて引き抜き、また、保護材が設けられていない場合には端面梱包材を引っかけて取り外すためのチャック装置を、巻取上方の水平面内で巻取の軸線に平行方向及び直角方向に移動するスライダーに保持させ、チャック装置及びそれで巻取から外した保護材端面梱包材を、前記スライダーによって巻取の側方に設定した集積位置に排出させる構成とする。しかも、装置全体を制御装置で自動制御する構成とすると共に、その制御装置には、前記巻取倉庫から巻取に関する銘柄情報を入力し、その銘柄情報に応じて前記端面梱包材切断装置の切断条件を設定する機能を備えさせておく。
【0007】
本発明はこの構成により、巻取倉庫からの巻取をコンベアで搬送し、その巻取を前記ベーラ上方の所定位置に停止させ、そのベーラを上昇させてコンベア上の巻取を所定高さに持ち上げ、該ベーラに保持された巻取の巻芯内に前記チャック装置の開閉爪を挿入させ、次いで、前記ベーラで巻取を回転させながら端面梱包材切断装置の切断ユニットによって巻取の銘柄情報に応じて設定した切断条件で端面梱包材外周部を他の梱包材部分から切り離してゆき、切断終了後、前記開閉爪を開いて引き抜くことで、巻芯内に保護材が装着されていた場合にはその保護材を引っかけて巻取から引き抜くと共に端面梱包材を巻取から外し、保護材が装着されていない場合には端面梱包材を引っかけて巻取から外し、その保護材端面梱包材を所定の集積位置に搬送して排出し、これと並行して前記ベーラを下降させて巻取をコンベア上に下ろし、該コンベアで巻取を搬出するという動作を自動的に実施できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態による端面梱包材切断除去回収装置では、端面梱包材を除去すべき巻取を保管した巻取倉庫と、該巻取倉庫から巻取を受け取り、搬送するコンベアと、該コンベアをはさんで配置され、コンベア上の巻取を持ち上げ、回転させる一対のベーラと該ベーラで保持されて回転中の巻取の端面梱包材に切り込み、次いで端面梱包材の外周部を他の梱包材部分から切り離す切断刃を備えた切断ユニットとを備えた端面梱包材切断装置と、前記ベーラに保持された巻取の巻芯端部に挿入され、巻芯内の保護材又は端面梱包材を引っかけて外すための開閉爪を備えたチャック装置とそのチャック装置を保持し巻取上方の水平面内で巻取の軸線に平行方向及び直角方向に移動するスライダーを備え、前記ベーラに保持された巻取から、少なくとも円板状に切り離された端面梱包材を取り外し、前記コンベアから離れた集積位置に搬送し、排出する端面梱包材除去回収装置と、全体を制御する制御装置を備え、該制御装置が、前記コンベアで搬送される巻取を前記ベーラ上方の所定位置に停止させ、前記巻取倉庫から巻取に関する銘柄情報及び巻径情報を入力し、その巻径情報に応じて前記巻取の中心軸線を所定高さに持ち上げるための前記ベーラの上昇量を設定すると共に前記銘柄情報に応じて前記端面梱包材切断装置の切断条件を設定し、前記ベーラを上昇させてコンベア上の巻取を所定高さに持ち上げ、該ベーラに保持された巻取の巻芯内に前記チャック装置の開閉爪を挿入させ、次いで、前記ベーラで巻取を回転させながら端面梱包材切断装置の切断ユニットによって設定した切断条件で端面梱包材外周部を他の梱包材部分から切り離してゆき、切断終了後、前記開閉爪を開いて引き抜くことで少なくとも前記端面梱包材を巻取から外し、所定の集積位置に搬送して排出し、これと並行して前記ベーラを下降させて巻取をコンベア上に下ろし、該コンベアで巻取を搬出するように制御する構成であることを特徴とし、この構成により、巻取の供給、排出、端面梱包材の切断、保護材がある場合には端面梱包材と保護材の、保護材がない場合には端面梱包材のみの巻取からの除去、所定の集積位置への排出等の各動作を自動化できる。
【0009】
また、本発明の他の実施の形態では、上記した制御装置に前記巻取倉庫から巻取に関する銘柄情報及び巻径情報を入力する代わりに、銘柄情報のみを入力する構成とし、その代わりに、コンベア上に保持されている巻取の巻径を測定する巻取径検出装置を設け、制御装置が、その巻取径検出装置による巻径の測定結果に応じて前記巻取の中心軸線を所定高さに持ち上げるための前記ベーラの上昇量を設定する構成とすることができ、この構成によっても自動化を行うことができる。ここで、巻取径検出装置の取り付け位置は、ベーラー上方の所定位置に停止した巻取を測定する位置でもよいし、その上流の適当な位置のコンベア上の巻取を測定する位置でもよい。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。図1は本発明の一実施例による端面梱包材切断除去回収装置全体の概略平面図であり、16は、梱包状態の巻取を保管している巻取倉庫、17は巻取倉庫から巻取1を搬出する搬出コンベア、18は搬出コンベア17で送り出された巻取1を方向変換して送り出すターンテーブルであり、巻取を出し入れするためのコンベア18aを備えている。19はそのターンテーブル18から送り出される巻取を更に搬送するコンベアである。ここで、搬出コンベア17、ターンテーブル18上のコンベア18a及びその下流のコンベア19にはいずれも、ベルトコンベアが使用されており、且つ巻取1を、その軸線が搬送方向となるように保持して搬送するのに適するように、中央部が凹んだ形状としている。この構成とすると、巻取1を安定して搬送することができると共に、巻取を転がしたり滑らせたりする必要がないので、巻取を傷つけることがない等の利点が得られる。コンベア19による搬送経路の途中に端面梱包材切断装置20及び端面梱包材除去回収装置30が配置されている。
【0011】
図2は、その端面梱包材切断装置20及び端面梱包材除去回収装置30を、アームの中間部分の高さで切断して示す概略水平断面、図3、図4はそれぞれ図2に示す装置を、矢印C−C方向、D−D方向に見た概略断面図である。端面梱包材切断装置20は、巻取1の端面梱包材2の外周部を切断して円板状に切り離すためのものであり、コンベア19をはさんで配置され、巻取1を持ち上げて保持し、回転させることの可能な一対のベーラ21と、そのベーラ21を昇降させる昇降機構(図示せず)と、ベーラ21で保持されて回転している巻取2の外周の梱包材を切断して端面梱包材2を切り離すための切断ユニット23と、その切断ユニット23を巻取の軸線に対して平行方向及び直角方向に移動させる移動手段24等を備えている。なお、本明細書において、ベーラ21で所定高さに保持された巻取1の軸線を、端面梱包材切断装置20の基準軸線とする。
【0012】
図5、図6はその切断ユニット23を異なる作動状態で示す概略側面図である。この切断ユニット23は、支持台25と、その支持台25に支点Qを中心として旋回可能に設けられた旋回ベース板26と、その旋回ベース板26を図5に示す位置から図6に示す位置に旋回させるエアシリンダ26Aと、旋回ベース板26に軸受26Bを介して回転可能に保持された軸27Aと、その軸27Aに一体に回転するように固定された回転ベース板27と、その回転ベース板27を所望の角度位置に回転させ且つ固定する回転装置27Bと、回転ベース板27に矢印E−E方向に移動可能に保持された移動板28と、その移動板28を往復動させるエアシリンダ28Aと、その移動板28に矢印E−E方向に取り付けられた切断刃29等を備えている。なお、29aは切断刃29の刃先である。
【0013】
この切断ユニット23による切断動作は次のように行われる。すなわち、ベーラ21(図4参照)によって所定高さに保持された巻取1の端面に切断刃29を、図5及び図7(A)、(a)に示す状態で、すなわち切断刃29を巻取1の半径方向に対して角度θ1 だけ旋回させた状態で、且つ切断刃29の刃先29aが巻取端面に切り込みやすいように切断刃29を巻取端面に対して角度α1 だけ傾斜させた状態で押し付ける。この状態で巻取1を矢印F方向に回転させながら切断刃29を矢印E−E方向に往復動させ、端面梱包材2に切り込ませる。これにより、図7(B)、(b)に示すように、切断刃29が端面梱包材2の巻取1の本紙端面との間に入り込む。その後、旋回ベース板26を図6に示す位置に旋回させて、切断刃39の巻取半径方向に対する角度を図7(C)に示すようにθ2 とし、且つ回転ベース板27も回転させて図7(c)に示すように、切断刃29の巻取端面に対する傾斜角を刃先29aが外側を向いたα2 とする。その後も巻取1の回転を継続することで、切断刃29が端面梱包材2の外周につらなる梱包材部分を円周方向に連続的に切断してゆく。以上のようにして、切断刃29で、本紙端面を傷つけることなく、端面梱包材2を円板状に良好に切り離すことができる。ここで、切断条件、例えば、切断刃29の傾斜角α1 、α2 等は、巻取銘柄(例えば、巻取を包装している梱包材の材質等)に応じて最適なものがあり、従って、巻取銘柄に応じて最適な切断条件を設定する必要がある。この設定については後述する。
【0014】
図1〜図4において、端面梱包材除去回収装置30は、上方に配置された支持フレーム31と、その支持フレーム31に取り付けられたガイドレール32と、そのガイドレール32に移動可能に保持された移動台33を備えている。このガイドレール32は端面梱包材切断装置20の基準軸線(巻取1の軸線)に直角で且つ水平に設けられており、従って移動台33は、端面梱包材切断装置に保持された巻取の上方に位置し、該端面梱包材切断装置20の基準軸線に対して直角で且つ水平に(Y−Y方向に)走行可能である。更に、支持フレーム31には、移動台33を走行させるための機構として、ロッドレスシリンダ34が取り付けられている。なお、移動台を走行させるための機構はロッドレスシリンダ34に限らず、他のものでもよいが、ロッドレスシリンダ34は小スペースに設置可能で且つ大きい力を発揮できるので、好ましい。ガイドレール32の長さは、移動台33を、端面梱包材切断装置20の側方に離れた所望位置に設定した端面梱包材排出位置Pに置かれたパレット35の上方に移動させることができるように設定されている。
【0015】
移動台33の下面には、移動台33の移動方向に直角に、従って、端面梱包材切断装置20の基準軸線(巻取1の軸線)に平行にガイドレール37が取り付けられ、そのガイドレール37にはスライダー38が移動可能に保持されている。また、そのスライダー38を往復動させるための機構として、移動台33にロッドレスシリンダ39が取り付けられ、スライダー38に連結されている。かくして、スライダー38は、所定位置に置かれている巻取1の軸線に平行方向(X−X方向)に往復動可能である。なお、スライダー38を往復動させる機構はロッドレスシリンダ39に限らず、他の形式のシリンダ機構を用いてもよいが、ロッドレスシリンダは小スペースに設置可能であり且つ大きい力を発揮できるので、好ましい。
【0016】
スライダー38の下面には、アーム42が下方に延びるように取り付けられており、その下端に逆U字状の取付具43が取り付けられ、その取付具43にチャック装置44が、巻取1の軸線に直角で且つ水平な軸線を中心として旋回可能に取り付けられている。このチャック装置44は、図8、図9に拡大して示すように、巻取の端面梱包材に押し当てて支えるための支え部材46と、その支え部材46を貫通して突出するように設けられ、閉じた状態で、巻取の巻芯端部の保護材内に挿入され、開くことでその保護材を引っかけることの可能な開閉爪47と、その開閉爪47を開閉させる爪開閉手段(例えば、エアチャック)48等を備えており、爪開閉手段48に支え部材46が保持されている。チャック装置44は更に、アーム42(図3参照)下端の取付具43に回転自在に保持された軸50a、50bに固定して取り付けら、アーム42に対して旋回可能な旋回台座51と、その旋回台座51に爪開閉手段48を保持させる連結手段52を備えている。
【0017】
この連結手段52は、前記開閉爪が、偏心した巻取の回転により生じる巻芯の移動に追従して移動するのを許容する可変機構を備えている。本実施例ではその可変機構として、旋回台座51に片面を固定して設けられた変形可能なベロー型シリンダー〔例えば、タイヤシリンダー(商品名)〕53と、そのベロー型シリンダー53の反対面に保持され、略円錐状(円錐状或いは球面状等の中心軸線に対して傾斜した形状)のストッパ面55aを有する支持部材55と、旋回台座51に固定して設けられ、支持部材55のストッパ面55aに係合するガイド面56aを備えたガイド56等を備えたものを使用しており、その支持部材55に爪開閉手段48が保持されている。
【0018】
ここで用いているベロー型シリンダー53は、内部に流体圧を作用させるベロー部分53aと、その両側の端板53b、53cを備えた構成であり、ベロー部分53aがゴム等の変形可能な材料で作られていて伸縮可能であると共に端板53cの端板53bに対する角度が変形可能となっている。かくして、ベロー型シリンダー53に高圧を作用させると、図8に示すように、支持部材55のストッパ面55aがガイド56のガイド面56aに強く押し付けられ、支持部材55は所定位置に固定されて動かなくなるが、ベロー型シリンダー53の圧力を低下させると、図9に示すように、ストッパ面55aとガイド面56aとの間で滑ることが可能となり、開閉爪47に上下左右の任意の方向の力が作用し、従って支持部材55に上下左右の任意の方向の力が作用した時、支持部材55は任意の方向に動くことができ、開閉爪47も動くことができる。ここで、ベロー部分53aの柔軟性によって端板53cが変形しうる角度はかなり大きく、従って、端板53c及びそれに取り付けている支持部材並びに開閉爪47の中心線の旋回可能角度θは大きく、例えば、30°程度である。このため、図9に示すように、開閉爪47を巻取1の巻芯内の保護材12に挿入した状態で巻取1を回転させた時に巻芯の偏心によってその保護材12が移動しても、開閉爪47はその保護材12の移動に追従して支障なく移動することができる。
【0019】
図8〜図10において、支え部材46は、前面に巻取端面に軽く押し当てるための当接面46aを有している。この当接面46aには支え部材46が傾いても支障を生じないように傾斜を設けている。更に支え部材46の前面側で且つ当接面46aの外周部には段部46bを設け、その位置にリング状の押し部材60を配置している。この押し部材60は、開閉爪47に引っ掛かった端面梱包材を払い落とすためのもので、その後面に、円周方向に一定ピッチで複数の(本実施例では3本の)ガイドロッドを取り付けており、そのガイドロッド61を支え部材46に設けた穴に摺動可能に保持させることで、支え部材46に対して移動可能に保持されている。また、支え部材46の背面には、エアシリンダ62が取り付けられ、そのピストンロッドを押し部材60に連結している。この構成により、押し部材60は支え部材46に対して往復動させられる。ここで、押し部材60の移動範囲としては、図10(a)に示すように、押し部材60の先端が支え部材46の当接面46aの最先端よりも後ろに引っ込んだ位置から、図10(b)に示すように、開閉爪47に引っ掛かっていた端面梱包材を払い落とすことができる位置まで移動することができるように定められている。なお、図10では、ガイドロッド61とエアシリンダ62を上下に(180°離れて)位置するように示しているが、これは図面を分かりやすくするためであって、実際には相互に干渉しない位置で且つ支え部材46の後方の旋回台座51等に干渉しない位置に配置されている。
【0020】
図10(c)に示すように、支え部材46には、押し部材60が支え部材46に対して予め設定した位置に達したことを検出するセンサ64が設けられている。更に具体的には、押し部材60の先端が支え部材46の最先端位置にほぼ一致する位置となった時に、押し部材60に連結されているガイドロッド61の1本の後端を検出する位置(若しくはガイドロッド61に設けた被検出部材を検出する位置)にセンサ64が設けられている。この構成により、押し部材60を支え部材46よりも前に位置させた状態で、チャック装置44を巻取1に向かって移動させ、開閉爪47を巻取1の保護材12内に挿入させて行った時、押し部材60が巻取端面で押されて引っ込んでゆき、図10(c)に示すように、その押し部材60の先端と支え部材46の先端がほぼ同一位置となって支え部材46が巻取端面にほぼ接し、開閉爪47が所定位置まで挿入された時点で、センサ64が挿入完了を示す検出信号を出力する。従って、センサ64は、開閉爪が巻取の保護材内の所定位置まで挿入されたことを検出して信号を出力する開閉爪挿入検出手段を構成する。このセンサ64の出力信号は、後述するようにスライダー38を移動させるロッドレスシリンダ39の制御に使用される構成となっている。
【0021】
図3、図8において、アーム42の下端の取付具43に保持された軸50aには、チャック装置44を旋回させるための旋回手段としてロータリーアクチュエータ70が連結され、そのロータリーアクチュエータ70はブラケット71を介して取付具43に連結されている。また、他方の軸50bにはレバー72が設けられ、取付具43に取り付けられた衝撃吸収用のストッパ73に突き当たって回転を止められるようになっている。ここで、ロータリーアクチュエータ70とストッパ73とは、チャック装置44を、チャック装置44が水平となってその先端(開閉爪47)が巻取端面を向く作動位置と、下方を向く排出位置とに旋回させ、且つその位置に停止させるように配置されている。なお、旋回手段としては、ロータリーアクチュエータ70に限らず、適宜変更可能である。
【0022】
図3において、端面梱包材切断装置20のベーラ21に保持された巻取1の上方に位置するように、巻取径検出装置75が設けられている。この巻取径検出装置75は、下端を下降させ、コンベア19に保持された巻取1の最上部に接触させて巻取1の外径を測定するものである。
【0023】
なお、図1には図示を省略しているが、装置全体の動作を自動制御する制御装置が設けられており、以下に説明する動作をシーケンス制御する構成となっている。更に、この制御装置は、巻取倉庫16に設けている管理装置から、巻取倉庫16から端面梱包材切断装置20に供給される巻取1に関する銘柄情報を入力し、その銘柄情報に応じて端面梱包材切断装置20の切断条件をその銘柄に最適なものに設定する機能、並びに、もし巻取倉庫16の管理装置が巻取の巻径に関する情報を持っていた場合には、その巻径情報を入力し、その巻径情報に応じて巻取1の中心軸線を所定高さに持ち上げるためのベーラ21の上昇量を設定する機能を備えている。
【0024】
次に、上記構成の装置の動作を説明する。なお、以下の動作は制御装置によるシーケンス制御により自動的に行われる。まず、図1において、巻取倉庫1から巻取1が搬出コンベア17で出庫される。この巻取1が搬出コンベア17でターンテーブル18に送られて来たとき、そのターンテーブル18は、コンベア18aが二点鎖線で示す位置に待機しており、これにより巻取1はターンテーブル18の中央部まで搬入される。巻取1がターンテーブル18の中央部まで搬入されると、コンベア18aが停止し、次いで、ターンテーブル18が90°回転して、コンベア18aをコンベア19に整列させ、その後、コンベア18aから巻取1がコンベア19に送り出される。
【0025】
次に、図4において、ベーラ21が二点鎖線で示す退避位置に下降し、且つ移動台33がコンベア19の上方を外れた位置にある状態で、コンベア19によって巻取1が端面梱包材切断装置20内に搬入され、所定位置に達するとコンベア19が停止し、巻取1を停止させる。この時までに、巻取倉庫16の管理装置から巻取に関する情報(銘柄情報及び巻径情報)が制御装置に送られてきており、制御装置は、その巻径情報に応じてベーラ21の上昇量を設定し、また切断条件を設定している。そして、巻取1が所定位置に停止すると、ベーラ21が設定された所定量だけ上昇し、巻取1を、巻芯中心が所定高さとなる位置に持ち上げ、その位置に保持する。なお、巻取によっては、巻取倉庫16の管理装置に巻径情報が入力されていない場合があり、その場合には制御装置に対して巻径情報が送られて来ない。この場合には、コンベア19で送られてきた巻取1が所定位置に停止すると、巻取径検出装置75(図3参照)が作動して巻径を測定し、制御装置はその情報に基づいて、ベーラ21の上昇量を設定する。かくして、この場合にも、ベーラ21が設定された所定量だけ上昇し、巻取1を、巻芯中心が所定高さとなる位置に持ち上げ、その位置に保持する。
【0026】
次に、端面梱包材切断除去装置30のスライダー38が移動台33によって端面梱包材切断装置20の基準軸線方向に移動し、図2、図3に示すように、保持しているチャック装置44を巻取1の端面に対向する位置に位置決めする。なお、この時、チャック装置44は開閉爪47を閉じた状態で且つ水平としている。また、図8に示すように、ベロー型シリンダー53には高圧が作用しており、支持部材55は所定位置に固定され、開閉爪47は水平に固定されている。
【0027】
次に、チャック装置44に設けている押し部材60(図10参照)を支え部材46よりも前に突き出した状態で、スライダー38がロッドレスシリンダ39(図4参照)によって巻取1に向かって移動し、チャック装置44を巻取1の端面に向かって移動させてゆく。これにより、チャック装置44の開閉爪47が端面梱包材2を突き刺し、巻芯11の端部の保護材12内に挿入される。この時、開閉爪47の端面梱包材2の突き刺しにはかなりの力が必要であるが、スライダー38を移動させるロッドレスシリンダ39による駆動力によって開閉爪47が端面梱包材2を突き刺すので、支障なく突き刺し可能である。そして、図10(c)に示すように、開閉爪47が保護材12内の所定位置まで挿入した時点で、センサ64がそれを検出し、挿入完了信号を出力して、ロッドレスシリンダ39の供給圧を減じ、弱い押付力にて、支え部材46を巻取1の端面に押し付ける。
【0028】
次に、図11(a)に示すように、押し部材60がエアシリンダ63によって後退する。また、図9に示すようにベロー型シリンダー53の圧力が低圧に切り換えられ、開閉爪47が移動自在となる。この状態で端面梱包材2の切断動作が行われる。すなわち、ベーラ21が回転して、保持している巻取1を回転させ、巻取外周部の梱包材を切断ユニット23(図5、図6参照)の切断刃29で、図7に示す手順で切断してゆく。これにより、端面梱包材2が円板状に切り離される。この切断時における切断条件(切断刃29の巻取端面に対する傾斜角α1 、α2 等)は、巻取銘柄に応じて最適値に設定されているので、梱包材の種類にかかわらず、常に良好な切断が行われる。また、この切断動作の間、巻取1の巻芯11が偏心している時には、回転につれて巻芯11が上下左右に動くことがあるが、チャック装置44の開閉爪47は任意に移動可能であるので、巻芯11及びその内部の保護材12の動きに追従して動き、支障は生じない。更に、端面梱包材2の切断進行に伴い、端面梱包材2が倒れようとすることがあるが、その端面梱包材2の中心部分をチャック装置44の支え部材46で支えているので、端面梱包材2が不都合に倒れるということもない。かくして、端面梱包材2が良好に円板状に切り離される。
【0029】
端面梱包材2の切断を終了すると、図11(b)に示すように、開閉爪47が開き、その状態でスライダー38が後退し、チャック装置44を巻取1から離してゆく。これにより、図11(c)に示すように、チャック装置44の開閉爪47が保護材12を引っかけて巻芯11から引き抜くと共に、端面梱包材2も巻取1の端面から引き離してゆく。そして、開閉爪47を巻芯11から引き抜いた後の適当な時期に、ベロー型シリンダー53(図8参照)の圧力が高圧に切り換えられ、開閉爪47を固定する。その後、スライダー38が移動台33の移動によって、図2、図4に示す端面梱包材排出位置Pの上方に移動し、次いで、チャック装置44が下向きに旋回し、且つ開閉爪47を閉じると共に、押し部材60を突出させる。これによって、端面梱包材2及び保護材12が下方に排出され、パレット35上に堆積される。
【0030】
移動台33が端面梱包材排出位置Pの方に移動している間に、ベーラ21が下降して巻取1をコンベア19に乗せ、そのコンベア19によって処理済の巻取1を次の工程に排出すると共に、次の処理すべき巻取1をベーラ21の上方に運び込み、次の動作に備える。以下同様の動作が繰り返えされ、巻取1の端面梱包材2及び保護材12を除去して端面梱包材排出位置に次々と排出するという動作が自動的に行われる。
【0031】
なお、上記実施例では、巻取径検出装置75を、端面梱包材切断装置20のベーラ21の上方に停止した巻取を測定する位置に設けているが、この巻取径検出装置75の取り付け位置はこの位置に限らず、端面梱包材切断装置20よりも上流の任意の位置に設けても良い。その場合には、コンベア19によって搬送されて来た巻取1がベーラ21の上方の所定位置に停止する時点よりも先立って、巻取径検出装置でコンベア上の巻取の巻径を測定することとなる。また、上記実施例では、端面梱包材切断装置20の切断ユニット23が、図7に示す手順で端面梱包材切断動作を行う構成であるが、端面梱包材切断装置20の構成もこれに限らず、適宜変更可能である。
【0032】
更に、上記実施例では、端面梱包材除去回収装置30で、巻取から巻芯内の保護材12と端面梱包材2を一緒に除去しているが、保護材12を設けていない巻取に対して端面梱包材2のみを除去するようにしてもよい。その場合には、チャック装置44の開閉爪47を端面梱包材を突き刺して巻芯内に挿入させ、その状態で巻取を回転させた端面梱包材2の外周を切り離し、その後、チャック装置44の開閉爪47を巻芯から引き抜くことで、切断後の端面梱包材2を引っかけて巻取から取り外すことができ、端面梱包材のみを巻取から除去して所定の排出位置に排出できる。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、巻取倉庫からの巻取の出庫、端面梱包材切断装置に対する巻取の所定位置へのセット、端面梱包材の切り離し、少なくとも端面梱包材の巻取からの取り外し、その端面梱包材の排出位置への搬送及び排出、処理済の巻取の排出等の各動作を自動化でき、作業者の作業負担を大幅に解消することができると共に、端面梱包材の切断作業を巻取銘柄(梱包材の種類)に適した切断条件で行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を、端面梱包材除去回収装置に設けているアームの中間部分の高さで切断して示す概略水平断面図
【図2】図1の実施例における端面梱包材切断装置及び端面梱包材除去回収装置を、アームの中間部分の高さで切断して示す概略水平断面図
【図3】図2に示す装置を、矢印C−C方向に見た概略断面図
【図4】図2に示す装置を、矢印D−D方向に見た概略断面図
【図5】図1の実施例における端面梱包材切断装置の切断ユニットの概略側面図
【図6】図5に示す切断ユニットを、図5とは異なる作動状態で示す概略側面図
【図7】図5、図6に示す切断ユニットによる切断動作を説明するもので、(A)、(a)は、巻取の端面梱包材に切断刃を切り込む前の状態を示す概略側面図及び断面図(B)、(b)は、端面梱包材に切断刃を切り込んだ直後の状態を示す概略側面図及び断面図(C)、(c)は、周面の梱包材を切断刃で切断中の状態を示す概略側面図及び断面図
【図8】図1の実施例における端面梱包材除去回収装置に設けているチャック装置の概略水平断面図
【図9】図8に示すチャック装置を、傾斜させた状態で示す概略水平断面図
【図10】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、図8に示すチャック装置を、異なる作動状態で示す概略垂直断面図
【図11】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、図8に示すチャック装置で巻取から端面梱包材及び保護材を取り外す動作を説明する概略垂直断面図
【図12】従来装置の概略平面図
【図13】従来装置の概略側面図
【符号の説明】
1 巻取
2 端面梱包材
11 巻芯
12 保護材
16 巻取倉庫
17 搬出コンベア
18 ターンテーブル
19 コンベア
20 端面梱包材切断装置
21 ベーラ
23 切断ユニット
29 切断刃
30 端面梱包材除去回収装置
31 支持フレーム
32 ガイドレール
33 移動台
34 ロッドレスシリンダ
35 パレット
37 ガイドレール
38 スライダー
39 ロッドレスシリンダ
42 アーム
43 取付具
44 チャック装置
46 支え部材
47 開閉爪
48 爪開閉手段
50a、50b 軸
51 旋回台座
53 ベロー型シリンダ
55 支持部材
55a ストッパ面
56 ガイド
56a ガイド面
60 押し部材
70 ロータリーアクチュエータ

Claims (2)

  1. 端面梱包材を除去すべき巻取を保管した巻取倉庫と、該巻取倉庫から巻取を受け取り、搬送するコンベアと、該コンベアをはさんで配置され、コンベア上の巻取を持ち上げ、回転させる一対のベーラと該ベーラで保持されて回転中の巻取の端面梱包材に切り込み、次いで端面梱包材の外周部を他の梱包材部分から切り離す切断刃を備えた切断ユニットとを備えた端面梱包材切断装置と、前記ベーラに保持された巻取の巻芯端部に挿入され、巻芯内の保護材又は端面梱包材を引っかけて外すための開閉爪を備えたチャック装置とそのチャック装置を保持し巻取上方の水平面内で巻取の軸線に平行方向及び直角方向に移動するスライダーを備え、前記ベーラに保持された巻取から、少なくとも円板状に切り離された端面梱包材を取り外し、前記コンベアから離れた集積位置に搬送し、排出する端面梱包材除去回収装置と、全体を制御する制御装置を備え、該制御装置が、前記コンベアで搬送される巻取を前記ベーラ上方の所定位置に停止させ、前記巻取倉庫から巻取に関する銘柄情報及び巻径情報を入力し、その巻径情報に応じて前記巻取の中心軸線を所定高さに持ち上げるための前記ベーラの上昇量を設定すると共に前記銘柄情報に応じて前記端面梱包材切断装置の切断条件を設定し、前記ベーラを上昇させてコンベア上の巻取を所定高さに持ち上げ、該ベーラに保持された巻取の巻芯内に前記チャック装置の開閉爪を挿入させ、次いで、前記ベーラで巻取を回転させながら端面梱包材切断装置の切断ユニットによって設定した切断条件で端面梱包材外周部を他の梱包材部分から切り離してゆき、切断終了後、前記開閉爪を開いて引き抜くことで少なくとも前記端面梱包材を巻取から外し、所定の集積位置に搬送して排出し、これと並行して前記ベーラを下降させて巻取をコンベア上に下ろし、該コンベアで巻取を搬出するように制御する構成であることを特徴とする端面梱包材切断除去回収装置。
  2. 端面梱包材を除去すべき巻取を保管した巻取倉庫と、該巻取倉庫から巻取を受け取り、搬送するコンベアと、該コンベア上に保持されている巻取の巻径を測定する巻取径検出装置と、前記コンベアをはさんで配置され、コンベア上の巻取を所定高さに持ち上げ、その位置に保持して回転させる一対のベーラと該ベーラで保持されて回転中の巻取の端面梱包材に切り込み、次いで端面梱包材の外周部を他の梱包材部分から切り離す切断刃を備えた切断ユニットとを備えた端面梱包材切断装置と、前記ベーラに保持された巻取の巻芯端部に挿入され、巻芯内の保護材又は端面梱包材を引っかけて外すための開閉爪を備えたチャック装置とそのチャック装置を保持し巻取上方の水平面内で巻取の軸線に平行方向及び直角方向に移動するスライダーを備え、前記ベーラに保持された巻取から、少なくとも円板状に切り離された端面梱包材を取り外し、前記コンベアから離れた集積位置に搬送し、排出する端面梱包材除去回収装置と、全体を制御する制御装置を備え、該制御装置が、前記コンベアで搬送される巻取を前記ベーラ上方の所定位置に停止させ、その後若しくはそれに先立って前記巻取径検出装置で前記コンベア上の巻取の巻径を測定し、その測定結果に応じて前記巻取の中心軸線を所定高さに持ち上げるための前記ベーラの上昇量を設定し、前記巻取倉庫から巻取に関する銘柄情報を入力し、その銘柄情報に応じて前記端面梱包材切断装置の切断条件を設定し、前記ベーラを上昇させてコンベア上の巻取を所定高さに持ち上げ、該ベーラに保持された巻取の巻芯内に前記チャック装置の開閉爪を挿入させ、次いで、前記ベーラで巻取を回転させながら端面梱包材切断装置の切断ユニットによって設定した切断条件で端面梱包材外周部を他の梱包材部分から切り離してゆき、切断終了後、前記開閉爪を開いて引き抜くことで少なくとも前記端面梱包材を巻取から外し、所定の集積位置に搬送して排出し、これと並行して前記ベーラを下降させて巻取をコンベア上に下ろし、該コンベアで巻取を搬出するように制御する構成であることを特徴とする端面梱包材切断除去回収装置。
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