JPH0740856B2 - 電子レンジ用冷凍調理パン - Google Patents
電子レンジ用冷凍調理パンInfo
- Publication number
- JPH0740856B2 JPH0740856B2 JP20390687A JP20390687A JPH0740856B2 JP H0740856 B2 JPH0740856 B2 JP H0740856B2 JP 20390687 A JP20390687 A JP 20390687A JP 20390687 A JP20390687 A JP 20390687A JP H0740856 B2 JPH0740856 B2 JP H0740856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frozen
- microwave oven
- cooking pan
- bread
- oven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長期保存でき、電子レンジで加熱調理すること
により、直ちに食べられる電子レンジ用冷凍調理パンに
関する。
により、直ちに食べられる電子レンジ用冷凍調理パンに
関する。
従来、パン生地を冷凍保存し、必要時にこれを焼き上げ
る方法が用いられており、食感のよいパンの冷凍生地の
製造方法についての研究もなされている(例えば特開昭
56-144036号、特開昭58-158122号、特開昭61-205437
号)。
る方法が用いられており、食感のよいパンの冷凍生地の
製造方法についての研究もなされている(例えば特開昭
56-144036号、特開昭58-158122号、特開昭61-205437
号)。
また、焼き上げたパンを冷凍保存し、その解凍方法につ
いても開発されている(例えば特開昭58-60930、特開昭
59-6832号)。また、これらの方法における加熱はオー
ブンによるものであり、その操作は加熱温度、加熱時間
等の調節を含み、繁雑であり家庭で手軽に行えるもので
はない。
いても開発されている(例えば特開昭58-60930、特開昭
59-6832号)。また、これらの方法における加熱はオー
ブンによるものであり、その操作は加熱温度、加熱時間
等の調節を含み、繁雑であり家庭で手軽に行えるもので
はない。
また、一般に、フィリングまたはトッピング類とパン類
とを組合わせた調理パンは長期保存が不可能であり、冷
凍保存したものをオーブンやオーブントースターで加熱
調理すると内部の温度が上がらないうちに表面が焦げて
しまう。そのため、冷凍調理パンの解凍にはオーブンや
オーブントースターは適さず、電子レンジにより加熱調
理する方法が望ましい。
とを組合わせた調理パンは長期保存が不可能であり、冷
凍保存したものをオーブンやオーブントースターで加熱
調理すると内部の温度が上がらないうちに表面が焦げて
しまう。そのため、冷凍調理パンの解凍にはオーブンや
オーブントースターは適さず、電子レンジにより加熱調
理する方法が望ましい。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかるに通常市販されているような食パンやバンズパン
等のパンを凍結した冷凍パンを電子レンジで加熱調理す
ると噛み切れない程コシが出、やがて硬化してしまう等
の品質劣化を生じ、喫食に適さない。電子レンジ加熱に
よるこのような硬化に対して防止手段がないのが現状で
ある。しかし、その一方で、ハンバーガー、ホットドッ
ク等の調理パンが普及してきており、保存性および流通
性また解凍調理の面から、冷凍保存でき、かつ、電子レ
ンジにより解凍調理可能な冷凍調理パンが望まれてい
る。
等のパンを凍結した冷凍パンを電子レンジで加熱調理す
ると噛み切れない程コシが出、やがて硬化してしまう等
の品質劣化を生じ、喫食に適さない。電子レンジ加熱に
よるこのような硬化に対して防止手段がないのが現状で
ある。しかし、その一方で、ハンバーガー、ホットドッ
ク等の調理パンが普及してきており、保存性および流通
性また解凍調理の面から、冷凍保存でき、かつ、電子レ
ンジにより解凍調理可能な冷凍調理パンが望まれてい
る。
本発明者らは上記問題点につき鋭意検討を重ねた。その
結果、パン生地の配合を原料粉に対する添加油脂量が10
〜60重量%であり加水量が40〜65重量%であってかつ添
加油脂量/加水量=1:0.8〜1:4.8であるようにすること
により、上記問題点を解決できるとの知見に到り本発明
を完成した。
結果、パン生地の配合を原料粉に対する添加油脂量が10
〜60重量%であり加水量が40〜65重量%であってかつ添
加油脂量/加水量=1:0.8〜1:4.8であるようにすること
により、上記問題点を解決できるとの知見に到り本発明
を完成した。
本発明の電子レンジ用冷凍調理パンは、このような配合
のパンを焼き上げ、フィリング又はトッピングを施した
後に冷凍したもので、電子レンジにより解凍調理できる
ようにしたことを特徴とする。
のパンを焼き上げ、フィリング又はトッピングを施した
後に冷凍したもので、電子レンジにより解凍調理できる
ようにしたことを特徴とする。
以下、本発明の製法を詳細に説明する。パン生地の原料
粉としては小麦粉100%を用いる。
粉としては小麦粉100%を用いる。
この原料粉に対し、生イースト2〜5重量%及び添加物
として砂糖2〜35重量%、食塩0.5〜2重量%、油脂10
〜60重量%、水40〜65重量%、を各々添加混合する。こ
の添加混合する手順を詳しく述べると、小麦粉、砂糖、
食塩、生イーストと、温度を0〜45℃に調整した水をミ
キサーで混ぜ、更に油脂を加え、約6〜12分間ミキサー
でかき混ぜる。尚、添加物としては上記に限定されず、
例えば、卵、牛乳、モルト、サワー種、ワイン酒、香料
その他一般のパン類の製造に用いられるあらゆる添加物
を適宜組み合わせ、それらを、本特許請求の範囲第1項
記載の油脂含量および水分の範囲内で用いることができ
る。このミキサーで混合したパン生地を、そのまま、あ
るいは温度25〜30℃、湿度70〜100%に調整された場所
で0〜90分間一次発酵させた後、分割、丸目、ガス抜
き、成型し、温度30〜40℃、湿度70〜100%に調整され
たホイロ中で30〜60分発酵させる。発酵させたものを温
度160〜230℃のオーブン内で8〜60分間加熱し焼き上げ
る。このパンを用いて例えばハンバーガー、ホットドッ
グ、ホットサンド、ポットシチュー、その他調理パンに
加工しそれを凍結して電子レンジ用冷凍調理パンを製造
する。
として砂糖2〜35重量%、食塩0.5〜2重量%、油脂10
〜60重量%、水40〜65重量%、を各々添加混合する。こ
の添加混合する手順を詳しく述べると、小麦粉、砂糖、
食塩、生イーストと、温度を0〜45℃に調整した水をミ
キサーで混ぜ、更に油脂を加え、約6〜12分間ミキサー
でかき混ぜる。尚、添加物としては上記に限定されず、
例えば、卵、牛乳、モルト、サワー種、ワイン酒、香料
その他一般のパン類の製造に用いられるあらゆる添加物
を適宜組み合わせ、それらを、本特許請求の範囲第1項
記載の油脂含量および水分の範囲内で用いることができ
る。このミキサーで混合したパン生地を、そのまま、あ
るいは温度25〜30℃、湿度70〜100%に調整された場所
で0〜90分間一次発酵させた後、分割、丸目、ガス抜
き、成型し、温度30〜40℃、湿度70〜100%に調整され
たホイロ中で30〜60分発酵させる。発酵させたものを温
度160〜230℃のオーブン内で8〜60分間加熱し焼き上げ
る。このパンを用いて例えばハンバーガー、ホットドッ
グ、ホットサンド、ポットシチュー、その他調理パンに
加工しそれを凍結して電子レンジ用冷凍調理パンを製造
する。
このようにして製造した電子レンジ用冷凍調理パンを電
子レンジにより、解凍調理し、喫食適温に達する時間加
熱しても、従来のパンの様に噛み切れない硬さになら
ず、食感の良い調理パンを得ることができる。
子レンジにより、解凍調理し、喫食適温に達する時間加
熱しても、従来のパンの様に噛み切れない硬さになら
ず、食感の良い調理パンを得ることができる。
本発明の電子レンジ用冷凍調理パンは電子レンジ加熱調
理を可能とした冷凍調理パンとして優れており、このこ
とにより、冷凍保存が可能でかつ、電子レンジ加熱調理
により、手軽に家庭で、食感のよい調理パンが得られ
る。
理を可能とした冷凍調理パンとして優れており、このこ
とにより、冷凍保存が可能でかつ、電子レンジ加熱調理
により、手軽に家庭で、食感のよい調理パンが得られ
る。
以下実施例により詳しく説明する。
〔実施例〕電子レンジ用冷凍ハンバーガー 小麦粉1000g,水180g,牛乳200g,全卵200g,砂糖100g,食塩
18g,生イースト33gをミキサーで攪拌し、更に油脂133g
を加え攪拌後得られたパン生地を取り出し温度28℃,湿
度80%で60分間一次発酵させる。発酵した生地を約53g
に分割してまとめる。これをガス抜き後、径が100mmの
円型に窪んだ天板に個々にのせ、温度38℃湿度80%で40
分間二次発酵を行なう。二次発酵後、温度190℃のオー
ブンに入れ、10分間焼成後取り出し放冷する。出き上が
ったパンズ様のパンを水平にカットし、その間に玉ねぎ
のソテー,ハンバーガーパティ,トマト系ソース,ピク
ルスをはさみ,−40℃にて凍結し、電子レンジ用冷凍ハ
ンバーガーを作った。
18g,生イースト33gをミキサーで攪拌し、更に油脂133g
を加え攪拌後得られたパン生地を取り出し温度28℃,湿
度80%で60分間一次発酵させる。発酵した生地を約53g
に分割してまとめる。これをガス抜き後、径が100mmの
円型に窪んだ天板に個々にのせ、温度38℃湿度80%で40
分間二次発酵を行なう。二次発酵後、温度190℃のオー
ブンに入れ、10分間焼成後取り出し放冷する。出き上が
ったパンズ様のパンを水平にカットし、その間に玉ねぎ
のソテー,ハンバーガーパティ,トマト系ソース,ピク
ルスをはさみ,−40℃にて凍結し、電子レンジ用冷凍ハ
ンバーガーを作った。
この冷凍ハンバーガーを電子レンジで2分間加熱したと
ころソフトな食感を有するハンバーガーが得られた。
ころソフトな食感を有するハンバーガーが得られた。
Claims (1)
- 【請求項1】パン生地の配合を原料粉に対する添加油脂
量が10〜60重量%であり加水量が40〜65重量%であって
かつ添加油脂量/加水量=1:0.8〜1:4.8であるようにし
たことを特徴とする電子レンジ用冷凍調理パン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20390687A JPH0740856B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 電子レンジ用冷凍調理パン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20390687A JPH0740856B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 電子レンジ用冷凍調理パン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6447334A JPS6447334A (en) | 1989-02-21 |
JPH0740856B2 true JPH0740856B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=16481659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20390687A Expired - Fee Related JPH0740856B2 (ja) | 1987-08-18 | 1987-08-18 | 電子レンジ用冷凍調理パン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740856B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0779601B2 (ja) * | 1990-05-31 | 1995-08-30 | 日本水産株式会社 | 電子レンジ加熱用の調理パンのバンズ |
-
1987
- 1987-08-18 JP JP20390687A patent/JPH0740856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6447334A (en) | 1989-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |