JPH0740775B2 - モータフレーム - Google Patents

モータフレーム

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JPH0740775B2
JPH0740775B2 JP63114071A JP11407188A JPH0740775B2 JP H0740775 B2 JPH0740775 B2 JP H0740775B2 JP 63114071 A JP63114071 A JP 63114071A JP 11407188 A JP11407188 A JP 11407188A JP H0740775 B2 JPH0740775 B2 JP H0740775B2
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motor
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敦 高橋
純 石川
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、モータフレーム(特に小型モータのもの)に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、小型モータでは、第6図に示す如く、固定子コア
2が金属モータフレーム本体1A内に固定ピン14により固
定され、前記固定子コア2に回転磁界を作り出す巻線4
が収められている。
また、近年、モータ価格の引き下げ、小型軽量化の要求
に応えて、第7図に示す如くフレーム材質を金属から加
工が容易である樹脂等に変更することが行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前者のモータフレームでは、モータフレーム本体1Aに固
定子コア2を嵌合させて固定ピン14で固定する製作工程
が必要となり、製作コストがかかり、かつ、製作能率が
悪いし、モータフレーム本体1Aの材質上モータ重量が小
型の割に大きいという不都合があった。
また、後者のモータフレームでは、モータフレーム本体
1Bに固定子コア2を埋め込み、該固定子コア2の内周面
だけをモータフレーム本体1Bの内部に臨ませたモータフ
レームを射出成形等で成形するため、製作能率は良い反
面、成形時、樹脂等の熱で固定子コア2に取り付けた巻
線4の絶縁が劣化する。射出成形による場合では、成形
圧力によって巻線4が断線する。モータフレーム本体1B
の成形歪によっても巻線4が断線する。固定子コア2が
巻線4とともにモータフレーム本体1B内に埋設されてい
るため、使用中に発生した熱が拡散し難く、モータ性能
の低下を避けられないという不都合があった。
〔発明の目的〕
本発明は前記課題を解決するためになしたもので、熱拡
散効果を大きくして固定子コアをモータフレーム本体に
強固に取り付け、巻線の断線、絶縁の劣化等を引き起こ
すことなく能率良く製作できるようにすることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るモータフレームは、回転子を装着した軸を
回転可能に支持する一対の端板と、該一対の端板間に位
置して該端板に端部が固定されると共に、中間部に固定
子コアが、そのコア外周面を外部に臨ませて、かつ固定
子巻線を樹脂で包被させることなく、一体に成形固着さ
れた樹脂製の筒状モータフレーム本体からなることを特
徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例のモータフレーム構成を第1図
に沿って説明する。
図中1は合成樹脂等からなるモータフレーム本体、2は
多数板の鉄板を軸長手方向に重ねてなる固定子コアで、
該固定子コア2はコア外周面を外部に臨ませて前記モー
タフレーム本体1の中間部に一体に組み込まれている。
この固定子コア2の内周部には間隔をおいて複数本のス
ロット3が形成されており、該スロット3には、2本の
スロット3にわたる環状に巻かれた複数本の巻線4が1
スロットずつ順次ずらしながら巻き付けられている。
5は出力側の端板、6は反出力側の端板で、前記モータ
フレーム本体1を介して対向配置され、ボルト締結等に
よりモータフレーム本体1の両端に固定されており、該
端板5、6の対向部には軸受7、8が装着されている。
かかるモータフレームにおいて、回転子9を中間に装着
した軸10は前記軸受7、8に取り付けられて回転可能に
支持され、回転子9は前記固定子コア2の内側に一定間
隙をおいて同心配置されて、モータが組み立てられる。
尚、固定子コア2の端面にモータフレーム本体1を溶着
により一体に固着した例について説明したが、その一体
固着をより強固に行うためには、第2図及び第3図、第
4図及び第5図に夫々示す如く、固定子コア2の外周部
に、軸長手方向両端を連通して延びる複数本の溝12又は
孔13を間隔をおいて形成し、該溝12又は孔13にモータフ
レーム本体1と一体に形成した連結片11を嵌合し、固定
子コア2を、その外周を外部に臨ませて前記モータフレ
ーム本体1に取り付けるか、或いは図示しないが固定子
コア2の軸長手方向両端を連通した溝12又は孔13を、そ
の中間部を塞ぐように形成し、その閉塞部を挟んで対向
する溝又は孔の先端部に拡大係合部を形成し、この溝又
は孔に対応させて連結片11を形成する等しておいても良
い。
次に、本発明のモータフレーム成形方法について説明す
る。
モータフレーム本体1の略軸長手方向中央をパーティン
グラインとするモータフレーム成形用金型内にコア外周
面を内接させて固定子コア2を配置すると共に、巻線4
が樹脂に包被されないようにして、該固定子コア2と一
体にモータフレーム本体1を射出成形により成形する。
尚、第1図に示すモータフレーム構成では、固定子コア
2の端面のモータフレーム固着部を、合成樹脂の付着性
を大きくするために荒い面とすることが好ましい。
かかるインサート成形で、モータフレーム本体1の軸長
手方向中間部に、コア外周面を外部に臨ませ、かつ巻線
4が樹脂に包被されていない固定子コア2を一体に設け
たモータフレームが得られる。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明のモータフレームは、モータフレーム
本体1の中間部に、コア外周面を外部に臨ませた固定子
コア2を一体に設けたため、熱放散効果が従来に比べて
かなり大きいから、モータ使用で発生する熱による巻線
の断線、絶縁の劣化等はなく、また、合成樹脂等の非磁
性体で巻線を包被せずに成形することにより、成形時の
受熱による巻線の絶縁の劣化、成形圧力や成形歪による
巻線の断線等が生じることはない。また、モータフレー
ム本体1の中間部に、コア外周面を外部に臨ませて固定
子コア2を組み込んだので、固定子コア2をモータフレ
ーム本体1の内側に設けた従来のものと比べてモータ径
を小さくできる。従って、フレーム材質面からモータの
軽量化とコストダウンを図りながら、モータの品質向上
と小型化を図ることができる。
また、本発明のモータフレーム成形方法は、インサート
成形によってモータフレーム本体1と固定子コア2が一
体になったモータフレームを成形するため、製作が容易
となり、量産向きとなる。しかも、従来のようなモータ
フレーム本体1の成形後における固定子コア2の位置決
め固定が不要となる。従って、モータ製作の能率向上と
コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すモータの縦断面図、
第2図,第3図は本発明の第2実施例を示すモータのA
〜A′線に沿う縦断面図,横断面図、第4図,第5図は
本発明の第3実施例を示すモータのA〜A′線に沿う縦
断面図,横断面図、第6図,第7図は従来例を示すモー
タの縦断面図である。 1……モータフレーム本体、2……固定子コア、3……
スロット、4……巻線、5、6……端板、7、8……軸
受、11……連結片、12……溝、13……孔.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子を装着した軸を回転可能に支持する
    一対の端板と、該一対の端板間に位置して該端板に端部
    が固定されると共に、中間部に固定子コアがそのコア外
    周面を外部に臨ませて、かつ固定子巻線を樹脂で包被さ
    せることなく、一体に成形固着された樹脂製の筒状モー
    タフレーム本体からなることを特徴とするモータフレー
    ム。
JP63114071A 1988-05-11 1988-05-11 モータフレーム Expired - Fee Related JPH0740775B2 (ja)

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JPH01286748A JPH01286748A (ja) 1989-11-17
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JPS5368805A (en) * 1976-12-01 1978-06-19 Hitachi Ltd Motor
JPS57189246U (ja) * 1981-05-26 1982-12-01

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