JPH0740411Y2 - 変速ガイド板 - Google Patents

変速ガイド板

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JPH0740411Y2
JPH0740411Y2 JP9422488U JP9422488U JPH0740411Y2 JP H0740411 Y2 JPH0740411 Y2 JP H0740411Y2 JP 9422488 U JP9422488 U JP 9422488U JP 9422488 U JP9422488 U JP 9422488U JP H0740411 Y2 JPH0740411 Y2 JP H0740411Y2
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JP
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speed change
shift
lever
groove
gear shift
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JP9422488U
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JPH0215519U (ja
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光雄 渡士
潤一朗 井上
誠 岡田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、走行車輛の変速ガイド板に関する。
(従来の技術) 例えば、トラクタのPTO変速操作装置の変速ガイド板及
び変速レバーは、運転席の前下方のオペレータの足元近
傍に配置されており、変速レバーが4段変速であると、
変速ガイド板のガイド溝は、上下方向の中立溝と、この
中立溝の上下端から左右方向に形成された上下変速溝と
を有し、エ形状となっている。
この種のPTO変速操作装置においては、変速レバーは中
立位置にしたとき、中立溝の上下中央に止まるという保
障はなく、上下位置、即ち、上下各変速溝の左右方向中
央に止まることがある。
(考案が解決しようとする課題) 変速レバーはオペレータの足元近傍に位置していると、
乗降の際に足で引掛けて、変速レバーを変速位置へ不本
意に操作してしまうことがある。特に変速レバーが下変
速溝の中央位置に位置するときに、爪先が引掛かり易
い。
本考案は、下変速溝と中立溝の下部との間に下変速溝よ
り1段下がった連絡溝を形成して、変速レバーを足で引
掛けても、下変速溝の変速位置へは入らないようにした
変速ガイド板を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決のための具体的手段は、変速レ
バー13を中立位置から2変速位置へ変速操作する際に、
回動及び上下動が可能な変速レバー13の回動を案内する
2本の変速溝41U,41Dを一直線上に形成した変速ガイド
板において、 前記2本の変速溝41U,41Dを変速レバー回動方向に分離
し、この両変速溝41U,41Dから変速レバー回動方向と交
差する方向にずれた位置に変速レバー13を案内する連絡
溝41Cを形成し、この連絡溝41Cの両端部と両変速溝41U,
41Dの中立位置側端部とを連通し、この連通部分に変速
レバー13を中立位置から変速位置へ移動させる際に屈曲
移動を強要する段部44を形成していることにある。
(作用) PTO変速レバー13が中立溝41Nの下端に位置していると
き、オペレータが乗降の際にこれを足で引掛けて一方へ
揺動すると、連絡溝41C内を移動し、下変速溝41Dとの間
の段部44に衝突する。変速レバー13は段部44で揺動が阻
止されて、変速位置へは意識的に引上げなければ移動で
きなく、不本意な変速操作が回避される。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述する。
第3図において、1はトラクタで、前輪と後輪3とを有
する2軸4車輪形である。
4はエンジンで、ボンネット5で覆われており、クラッ
チハウジング6及びミッションケース7が備えられて車
体を構成している。
8は運転席、9は操縦ハンドル、10は乗降ステップを夫
々示している。
11はボンネット5の後部の操作パネル、12は操作ハンド
ル9のハンドル軸を支持しているハンドルポストであ
り、ハンドルポスト12の下部にはPTO変速レバー13が配
置され、その上部には前後進切換レバー14が支持されて
いる。
第1、2図において、PTO変速操作装置15を示してお
り、クラッチハウジング6とミッションケース7とは、
区画壁16により前後方向に区分されている。
クラッチハウジング6内には、乾式クラッチ装置17が収
めされており、レリーズフォーク18等を介して断接自在
とされて、エンジン4の動力を推進軸19に断続する。
20は操作軸で、クラッチハウジング6の上面でかつ車幅
方向一側寄りに、上下方向として備えられ、取付け台21
および区画壁16等より突出したボス部22等によって上下
及び回動自在に支持されており、その下端には、被係合
部23を有し、上端側には、変速レバー13を備えている。
変速レバー13は、操作軸20に固定されているが、取付け
台21に支持部材を立設し、この支持部材にピンで支持
し、かつ、中途部をピンと長孔の係合手段で操作軸20に
備えても良く、ここに、操作軸20は変速レバー13により
上下及び回動自在とされている。
26,27はシフトロッドで、ミッションケース7内の変速
装置28つまり、本例ではPTO変速装置を1段から4段に
変速するものであり、区画壁16およびミッションケース
7内の壁29にロッド長手方向摺動自在として前後方向に
配置支持されており、シフトフォーク30,31を介してシ
フター32,33を操作する。
2本のシフトロッド26,27は区画壁16よりクラッチハウ
ジング6内に突出され、該ロッド26,27が摺動すること
およびミッションケース7内の油がクラッチハウジング
6に洩れるのを阻止するために、区画壁16にはオイルシ
ール34を介して支持されている。
シフトロッド26,27のクラッチハウジング6への突出長
さ(突出量)は、シフトロッド27が長くシフトロッド26
が短くされており、シフトロッド26が上位で、シフトロ
ッド27が下位に、且つ同一鉛直平面上に位置して配置さ
れている。
シフトロッド26,27の突出部には、それぞれ係合部36A,3
7Aを有する係合部材36,37が取付けられ、第1図及び第
2図の例では、係合部材36,37は板材部分を有し、その
板厚を車幅方向として、シフトロッド26,27と同一鉛直
平面になるように配置して上方突出状としており、係合
部36A,37Aが上下で対向し、この係合部36A,37A間に外側
方から被係合部23が挿入されてそれぞれに係脱自在とさ
れている。
前記被係合部23は操作軸20を中心にして変速レバー13と
略直交する方向に突出しており、変速レバー13を左右方
向に揺動すると、被係合部23は前後方向に揺動すること
になる。
従って、変速レバー13を上下に移動すると、操作軸20を
介して被係合部23が上下動して係合部36A,37Aと択一的
に係合し、この係合状態から変速レバー13を水平左右方
向に回動すると、被係合部23が操作軸20によって水平前
後方向に回動され、係合している係合部36A又は37Aを介
して、一方のシフトロッド26又は27を軸方向に摺動す
る。これによって、シフター32又は33が移動され、変速
操作28が切換操作される。
40はミッションケース7上に取付けられている変速ガイ
ド板であり、変速レバー13の前部動きを案内するガイド
溝41が形成されている。
ガイド溝41は変速レバー13を中立位置で上下動を許容し
て、被係合部23による係合部36A,37Aの選択を行なわせ
る中立溝41Nと、この中立溝41Nから左右移動を許容し
て、シフトロッド26,27を摺動させる上下変速溝41U,41D
と、下変速溝41Dと中立溝41Nとを接続している連絡溝41
Cとを有している。
上変速溝41Uは中立溝41NとT字状に交差しており、左右
両端が例えば第1変速位置と第2変速位置となってい
る。下変速溝41Dは左右両端が例えば第3変速位置と第
4変速位置となっていて、左右中央側は中立溝41Nと直
線的には交差していなく、障壁部43が介在されている。
連絡溝41Cは下変速溝41Dより1段下がって位置し、中立
溝41Nの下端と逆T字状に交差しており、その左右両端
は下変速溝41Dと段差を形成する段部44となっている。
前記変速レバー13は中立溝41Nから上変速溝41Uへは直角
に移動することにより、スムーズに切換操作できるが、
下変速溝41Dへは直角に移動してもスムーズに入らず、
連絡溝41Cへ入るだけであり、段部44に当ってから若干
引上げることによって、第3、第4変速位置へ移動でき
るようになる。
即ち、2本の変速溝41U,41Dは中立溝41N及び障壁部43を
介在して変速レバー回動方向に分離されており、この両
変速溝41U,41Dから変速レバー回動方向と交差する方向
にずれた位置に変速レバー13を案内する連絡溝41Cが形
成され、この連絡溝41Cの両端部と両変速溝41U,41Dの中
立位置側端部とは変速レバー13が移動できるように連通
され、この連通部分に変速レバー13を中立位置から変速
位置へ移動させる際に、変速レバー13を回動だけでなく
回動方向と交差する移動を伴なう屈曲移動を強要する段
部44が形成されている。
尚、変速ガイド板40は中立溝41Nから上方へバック変速
溝を備えたものでも良く、また、下変速溝41Dが第1・
2変速用であっても良い。
第1、2図において、45はシフトロッド27の摺動限界位
置決めピン、46は支持突起を夫々示している。係合部材
37は係合部材36よりも前方に位置され、シフトロッド27
は区画壁16より前方へ大きく突出しているため、係合部
材37のボス部37Bを区画壁面等に当接して摺動限界位置
を決めることは困難である。そのため、シフター31をギ
ヤに当接して摺動を規制することになるが、そおすると
シフトロッド、シフター31又はギヤ等のガタによってオ
ーバランすることがあり好ましくない。
そこでこれを防止するために、シフトロッド27に区画壁
16と当接する摺動限界位置決めピン45を設け、クラッチ
ハウジング6からボス部37Bと当接可能な支持突起46を
設けている。
前記摺動限界位置決めピン45はベータピン又はロールピ
ン等が使用されており、区画壁16の壁面又はオイルシー
ル34に当接する。
前記シフトロッド27は区画壁16より前方へ大きく突出し
ていることと、係合部材37が長いこととにより、変速レ
バー13からの回動力によって撓みを生じて摺動し難くな
ることがある。
前記支持突起46はシフトロッド27のこのような撓み発生
を防止する機能も有する。
尚、シフトロッド27の撓みを防止するだけであるなら
ば、第4図に示す如く、クラッチハウジング6の底部に
ボルト47を螺合し、その頭部47Aがボス部37Bを担持する
ように構成しても良い。48はロックナットで、頭部47A
の高さを調整した後、ボルト47を固定するものである。
第3、5図は前後進切換レバー14の中立ロック機構51の
1例を示しており、切換レバー14はハンドルポスト12に
ブラケット52を介して支持された回動軸53の上端に連結
されており、前後位置を切換えることによって、ミッシ
ョン7内の前後進切換機構を操作して、トラクタ1を前
後進切換可能にする。
前後進切換機構は油圧クラッチ又は機械クラッチで切換
られるものであるが、特に油圧クラッチ式は切換レバー
14が不本意に動かされ易い。そこで、切換レバー14が意
識的操作無しでは動かせないようにするための位置が必
要になる。
中立ロック機構51はこのためのものであり、ブラケット
52にソレノイド54を固定し、その鉄芯をロックピン55
(ロック部材)とし、切換レバー14にロックピン55が係
合する係合孔56を形成すると共に、ソレノイド54を励磁
させるスイッチ57を設けて構成されている。
中立ロック機構51は、切換レバー14が中立位置にあると
き、ロックピン55がスプリング58によって突出して係合
孔56に係合し、切換レバー14の切換方向移動を阻止して
おり、前後進切換機構を作動させるとき、スイッチ57を
入れてソレノイド54を励磁すると、ロックピン55はスプ
リング58に抗して下方に後退し、切換レバー14のロック
を解除する。
切換レバー14を一方の切換位置から他方の切換位置へ移
動するときも、ソレノイド54は励磁される。尚、ロック
ピン55の先端を丸くしておいて、切換レバー14を中立位
置に戻すとき、スイッチ57を入れなくともロックピン55
が係合孔56に入るようにしても良い。
第6図はロックピン55の変形例を示しており、ロックピ
ン55の先端は2又形状になっていて、切換レバー14に直
接係合できるものであり、切換レバー14は係合孔56の無
い従来のものがそのまま使用できる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、前記2本の変速溝41U,41
Dを変速レバー回動方向に分離し、この両変速溝41U,41D
から変速レバー回動方向と交差する方向にずれた位置に
変速レバー13を案内する連絡溝41Cを形成し、この連絡
溝41Cの両端部と両変速溝41U,41Dの中立位置側端部とを
連通し、この連通部分に変速レバー13を中立位置から変
速位置へ移動させる際に屈曲移動を強要する段部44を形
成しているので、変速レバー13は中立位置から変速位置
へ直線移動で切換えることができなく、連絡溝41Cから
段部44で意識的に屈曲移動しなければ変速溝41U,41Dへ
入れられなく、不本意な変速操作が回避でき、よって、
走行車輛のオペレータの足元近傍に配置される変速レバ
ーの変速ガイド板に適用すると、乗降時にオペレータが
変速レバー13を足で引掛けても、変速レバー13は連絡溝
41C内で移動するだけであり、足による不本意な変速操
作が回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第1図は第
2図のI−I線断面図、第2図は断面側面図、第3図は
トラクタの側面図、第4図はシフトロッドの撓み防止構
造の変形例を示す断面側面図、第5図は前後進切換レバ
ーの中立ロック機構の斜視図、第6図は中立ロック機構
のロック部材の他例を示す斜視図である。 13…PTO変速レバー、15…PTO変速操作装置、20…操作
軸、23…被係合部、36,37…係合部材、40…変速ガイド
板、41…ガイド溝、41N…中立溝、41U…上変速溝、41D
…下変速溝、41C…連絡溝、44…段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速レバー(13)を中立位置から2変速位
    置へ変速操作する際に、回動及び上下動が可能な変速レ
    バー(13)の回動を案内する2本の変速溝(41U,41D)
    を一直線上に形成した変速ガイド板において、 前記2本の変速溝(41U,41D)を変速レバー回動方向に
    分離し、この両変速溝(41U,41D)から変速レバー回動
    方向と交差する方向にずれた位置に変速レバー(13)を
    案内する連絡溝(41C)を形成し、この連絡溝(41C)の
    両端部と両変速溝(41U,41D)の中立位置側端部とを連
    通し、この連通部分に変速レバー(13)を中立位置から
    変速位置へ移動させる際に屈曲移動を強要する段部(4
    4)を形成していることを特徴とする変速ガイド板。
JP9422488U 1988-07-16 1988-07-16 変速ガイド板 Expired - Lifetime JPH0740411Y2 (ja)

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JP9422488U JPH0740411Y2 (ja) 1988-07-16 1988-07-16 変速ガイド板

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Publication Number Publication Date
JPH0215519U JPH0215519U (ja) 1990-01-31
JPH0740411Y2 true JPH0740411Y2 (ja) 1995-09-20

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ID=31318724

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