JPH0740398A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH0740398A
JPH0740398A JP18642093A JP18642093A JPH0740398A JP H0740398 A JPH0740398 A JP H0740398A JP 18642093 A JP18642093 A JP 18642093A JP 18642093 A JP18642093 A JP 18642093A JP H0740398 A JPH0740398 A JP H0740398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejector pin
pin
slide piece
auxiliary
pin hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18642093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takeuchi
宏 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO SELLBICK KK
Original Assignee
SHINKO SELLBICK KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO SELLBICK KK filed Critical SHINKO SELLBICK KK
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Publication of JPH0740398A publication Critical patent/JPH0740398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スライド駒のピン孔の開放を避ける。 【構成】成形品を突き出すエジェクタピン9が突き出し
挿通されるピン孔7dが設けられ、エジェクタピン9の
突き出し方向とは異なる方向へスライドし、エジェクタ
ピン9の突き出しの際にエジェクタピン9に対してピン
孔7dを同軸に配設するスライド駒7が組込まれてなる
ものにおいて、スライド駒7のピン孔7dにスライド部
7と一体的にスライドしてエジェクタピン9に突き合わ
される補助エジェクタピン11を挿通した.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形用金型に関す
る。さらに詳しくは、成形品を突き出すエジェクタピン
の突き出し方向と異なる方向へスライドするスライド駒
が組込まれてなる射出成形用金型において、エジェクタ
ピンの突き出し構造に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の射出成形用金型として
は、例えば本出願人の特開平2−117806号公報に
記載のものが知られている。
【0003】この従来の射出成形用金型は、図8,図9
に示すように、可動側取付板1に取付けられた可動型板
2にコア形入子型3が固定され、固定側取付板4に取付
けられた固定型板5にキャビティ形入子型6が固定さ
れ、コア形入子型3に板形のスライド駒7が型開閉方向
(図8の上下方向)と直交する方向へスライド可能に組
込まれている。このスライド駒7は、コア型入子型3の
溝条3’に対応した突条7aが両側面の可動側平面7b
寄りに設けられ、固定側取付板4に固定された作動ピン
8に設けられたテーパ形のカム面8’に対応したカム座
面7cが上下面に設けられて、スライド規制されてい
る。
【0004】この従来の射出成形用金型では、型開きの
際にスライド駒7がスライドして、成形品Pの製品部P
aとランナ部Pb,スプル部Pcとをゲート部Pdから
切断して取出すことができるようになっている。従っ
て、型開閉方向と同一方向へ突き出して成形品P(ラン
ナ部Pb,スプル部Pc)をスライド駒7から突き出す
エジェクタピン(スプルフラーピン)9は、型締めの際
にスライド駒7のピン孔(スプルロック孔)7dには挿
通されないでスライド駒7のスライドを許容し、型開き
の際にスライド駒7のピン孔7dと同軸に配設されて挿
通され成形品Pの突き出しを行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の射出成形
用金型では、材料の射出の際にスライド駒7のピン孔7
dが開放されていることから、ピン孔7dに材料が流入
して材料損失が多くなるという問題点を有している。さ
らに、材料損失を低減するためにピン孔7dの軸に直交
する断面積を小さくして材料の流入を規制すると、エジ
ェクタピン9が小さくならざるを得ないことから、エジ
ェクタピン9の成形品Pの突き出し力が弱くなったり、
エジェクタピン9,ピン孔7dの位置合わせが困難にな
るという問題点を有している。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、スライド駒のピン孔の開放を避けること
のできる射出成形用金型を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る射出成形用金型は、次のような手段を
採用する。
【0008】即ち、請求項1では、エジェクタピンが突
き出し挿通されるピン孔が設けられ、エジェクタピンの
突き出し方向とは異なる方向へスライドし、エジェクタ
ピンの突き出しの際にエジェクタピンに対してピン孔を
同軸に配設するスライド駒が組込まれてなる射出成形用
金型において、スライド駒のピン孔にスライド駒と一体
的にスライドしてエジェクタピンに突き合わされる補助
エジェクタピンを挿通したことを特徴とする。
【0009】また、請求項2では、請求項1の射出成形
用金型において、補助エジェクタピンの突合面をエジェ
クタピンの突合面よりも大きな面積としたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、スライド
駒のピン孔に補助エジェクタピンが挿通されてピン孔が
閉鎖されているため、スライド部のピン孔の開放を避け
ることのできる射出成形用金型を提供するという課題が
解決される。なお、エジェクタピンの突き出しの際に
は、補助エジェクタピン,エジェクタピンが突き合わさ
れて1本のエジェクタピンとして機能するため、成形品
の突き出しに支障が生ずることはない。
【0011】また、請求項2では、前述の作用におい
て、補助エジェクタピン,エジェクタピンの突き合わせ
が正確に同軸とならなくとも成形品の突き出しができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る射出成形用金型の実施例
を図1〜図7に基いて説明する。
【0013】図1〜図6は、本発明に係る射出成形用金
型の第1実施例を示すものである。
【0014】この実施例では、前述の従来例と略同一の
構造の可動側取付板1,可動型板2,コア形入子型3,
固定側取付板4,固定型板5,キャビティ形入子型6,
スライド駒7,作動ピン8等の各部からなるものを例示
してある。
【0015】この実施例のスライド駒7は、図5に例示
されるように、固定側平面7eの中央部から縁部にかけ
てH形を2組結合させたようなランナ溝7fが設けら
れ、上記縁部にランナ溝7fと連通して細溝形のゲート
溝7gが設けられている。このランナ溝7fは、固定側
取付板4に固定されたスプルブシュ10に対面連通して
いる。また、このゲート溝7gは、コア形入子型3,キ
ャビティ形入子型6の間に形成されたキャビティに連通
している。即ち、射出された材料によって成形される成
形品Pの製品部Paがキャビティによって形成され、同
じくランナ部Pbがランナ溝7fによって形成され、同
じくスプル部Pcがスプルブシュ10によって形成さ
れ、同じくゲート部Pdがゲート溝7gによって形成さ
れることになる。そして、スライド部7がスライドする
ことにより、キャビティとゲート溝7gとの連通が遮断
されて、ゲート部Pdが切断されることになる。
【0016】さらに、このスライド駒7は、可動側平面
7bから固定側平面7eのランナ溝fへ貫通して3個の
ピン孔7dが設けられている。このピン孔7dは、可動
側平面7bが大径に固定側平面7eが小径になって段部
7d’が形成され、後述の補助エジェクタピン11の形
状と相俟つて補助エジェクタピン11の突き出しストロ
ークを規制している。
【0017】スライド駒7のピン孔7dには、補助エジ
ェクタピン11が挿通されている。この補助エジェクタ
ピン11は、スライド駒7の可動側平面7bから固定側
平面7eの厚さに相当する長さを有した円柱形からなる
もので、スライド駒7のピン孔7dに挿通されて他部と
衝突することなくスライド部7と共にスライドが可能に
なっている。さらに、補助エジェクタピン11は、可動
側平面7b側の端部に大径フランジ部11aが設けら
れ、エジェクタピン9との突合面11bがエジェクタピ
ン9の補助エジェクタピン11との突合面9’よりも面
積が広くなっている。
【0018】この実施例によると、材料の射出時の際に
は、スライド駒7のピン孔7dが挿通された補助エジェ
クタピン11によって閉鎖されており、補助エジェクタ
ピン11はコア形入子型3によって後退が阻止されてい
る。この結果、ピン孔7dから材料が流入しない状態で
射出が行われる。
【0019】なお、成形品P(ランナ部Pb,スプル部
Pc)の突き出しの際には、エジェクタピン9の突合面
9’によって補助エジェクタピン11が突き出されて従
来例と同様の突き出しが行われる。即ち、従来例のエジ
ェクタピン9がエジェクタピン9,補助エジェクタピン
11に2分割されたような構成となっている。なお、エ
ジェクタピン9,補助エジェクタピン11の突合面
9’,11bの面積が異なっているため、図6に示すよ
うに型合わせ誤差やスライド駒7のピン孔7dの内部で
のエジェクタピン9の遊び等でエジェクタピン9,補助
エジェクタピン11の軸線L,L’が多少ずれても、両
突合面9’,11bの一定の突き合せ当接面積が確保さ
れて、突き出しを有効に行うことができる。また、補助
エジェクタピン11の長さ分エジェクタピン9のストロ
ークを短くすることができるため、可動側さらには全体
を小型化することが可能となる。
【0020】図7は、本発明に係る射出成形用金型の第
2実施例を示すものである。
【0021】この実施例では、前述の第1実施例の補助
エジェクタピン11を均等径に形成して、補助エジェク
タピン11の径Rをエジェクタピン9の径rよりも大径
としてある。
【0022】この実施例によると、エジェクタピン9と
の突き合わせについて前述の第1実施例の大径フランジ
部11aを備えた補助エジェクタピン11と同様の作
用,効果が得られる。
【0023】以上、図示した実施例の外に、スライド駒
7がコア形入子型3等に構成され、成形品Pの製品部P
a等を突き出すエジェクタピン9について補助エジェク
タピン11を突き合わせる実施例とすることも可能であ
る。また、作動ピン8によるスライド板7に移動構造は
あくまでも例示であって、ラックとピニオンやシリンダ
ロッド等による移動手段を採用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係る射出成形用金
型は、請求項1,2共通として、スライド駒のピン孔に
補助エジェクタピンが挿通されてピン孔が閉鎖されてい
るため、スライド駒のピン孔の開放を避けることのでき
る効果がある。また、この効果により、射出の料損失が
低減されると共に、エジェクタピンの成形品の突き出し
力が低下したりエジェクタピン,ピン孔の位置合わせが
困難になることが防止される効果が生ずる。
【0025】さらに、請求項1,2共通として、エジェ
クタピンのストロークが短くなり、全体の小型化が可能
になる効果がある。
【0026】さらに、請求項2のみとして、エジェクタ
ピン,補助エジェクタピンの突き合わせに多少の誤差が
あっても、有効に成形品の突き出しを行うことができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形用金型の第1実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】図2に続く動作を示す断面図である。
【図4】図2,図3におけるエジェクタピン,補助エジ
ェクタピンの位置関係の変化を示す斜視図である。
【図5】図1の要部(スライド駒)の拡大斜視図であ
る。
【図6】図3におけるエジェクタピン,補助エジェクタ
ピンの突き合わせ状態を示す要部の正面図である。
【図7】本発明に係る射出成形用金型の第2実施例を示
すもので、図6に対応する図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】図8に続く型開き状態を示し断面図である。
【符号の説明】
1 可動側取付板 2 可動型板 4 固定側取付板 5 固定型板 7 スライド駒 7d ピン孔 9 エジェクタピン 9’ 突合面 11 補助エジェクタピン 11b 突合面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エジェクタピンが突き出し挿通されるピ
    ン孔が設けられ、エジェクタピンの突き出し方向とは異
    なる方向へスライドし、エジェクタピンの突き出しの際
    にエジェクタピンに対してピン孔を同軸に配設するスラ
    イド駒が組込まれてなる射出成形用金型において、スラ
    イド駒のピン孔にスライド駒と一体的にスライドしてエ
    ジェクタピンに突き合わされる補助エジェクタピンを挿
    通したことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1の射出成形用金型において、補
    助エジェクタピンの突合面をエジェクタピンの突合面よ
    りも大きな面積としたことを特徴とする射出成形用金
    型。
JP18642093A 1993-07-28 1993-07-28 射出成形用金型 Withdrawn JPH0740398A (ja)

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JP18642093A JPH0740398A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 射出成形用金型

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JP18642093A JPH0740398A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 射出成形用金型

Publications (1)

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JPH0740398A true JPH0740398A (ja) 1995-02-10

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ID=16188119

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JP18642093A Withdrawn JPH0740398A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 射出成形用金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102049840A (zh) * 2009-11-04 2011-05-11 三星半导体(中国)研究开发有限公司 一种电子器件的塑封模具及塑封方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102049840A (zh) * 2009-11-04 2011-05-11 三星半导体(中国)研究开发有限公司 一种电子器件的塑封模具及塑封方法

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20001003