JPH10166399A - 多品種小物品射出成形用金型 - Google Patents
多品種小物品射出成形用金型Info
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- JPH10166399A JPH10166399A JP32735296A JP32735296A JPH10166399A JP H10166399 A JPH10166399 A JP H10166399A JP 32735296 A JP32735296 A JP 32735296A JP 32735296 A JP32735296 A JP 32735296A JP H10166399 A JPH10166399 A JP H10166399A
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- Japan
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- molded
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1769—Handling of moulded articles or runners, e.g. sorting, stacking, grinding of runners
- B29C45/1771—Means for guiding or orienting articles while dropped from the mould, e.g. guide rails or skirts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- B29C45/1771—Means for guiding or orienting articles while dropped from the mould, e.g. guide rails or skirts
- B29C2045/1772—Means for guiding or orienting articles while dropped from the mould, e.g. guide rails or skirts sorting different articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 突き出した成形品が異なる成形品に混入せ
ず、分別作業が不要になる多品種小物品射出成形用金型
を提供する。 【解決手段】 この金型は、相異なる複数の小物品を成
形するためのキャビティ19a,19b,19c,19
dをそれぞれ4つずつ有し、各キャビティ19a,19
b,19c,19dにより成形される複数の成形品(小
物品)をそれぞれ同時に突き出すための複数の突き出し
ピン(不図示)を有する。仕切板10a,10b,10
c,10dは、隣接するキャビティ19a,19b,1
9c,19d間に出没自在にそれぞれ設けられ、突き出
しピンの移動よりも早いタイミングで上昇し、突き出さ
れた成形品の間を仕切る。これにより、万が一、突き出
された成形品が跳ねた場合でも、この跳ねた成形品は仕
切板により遮られて、隣の異なる成形品に混入せず、従
来のような手間のかかる分別作業は不要になる。
ず、分別作業が不要になる多品種小物品射出成形用金型
を提供する。 【解決手段】 この金型は、相異なる複数の小物品を成
形するためのキャビティ19a,19b,19c,19
dをそれぞれ4つずつ有し、各キャビティ19a,19
b,19c,19dにより成形される複数の成形品(小
物品)をそれぞれ同時に突き出すための複数の突き出し
ピン(不図示)を有する。仕切板10a,10b,10
c,10dは、隣接するキャビティ19a,19b,1
9c,19d間に出没自在にそれぞれ設けられ、突き出
しピンの移動よりも早いタイミングで上昇し、突き出さ
れた成形品の間を仕切る。これにより、万が一、突き出
された成形品が跳ねた場合でも、この跳ねた成形品は仕
切板により遮られて、隣の異なる成形品に混入せず、従
来のような手間のかかる分別作業は不要になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相異なる複数の小
物品をそれぞれ成形するための複数のキャビティを有す
る多品種小物品射出成形用金型に関する。
物品をそれぞれ成形するための複数のキャビティを有す
る多品種小物品射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の多品種小物品射出成形用
金型においては、一般に、型締めした状態で、射出成形
機のノズルから溶融樹脂を射出させる。この溶融樹脂
は、スプルーからランナーおよびゲートを通って、形状
の異なる複数のキャビティ内に流入する。各キャビティ
内に充填された樹脂が固化した後、型開きして、各キャ
ビティ内で固化した樹脂である成形品(小物品)を取り
出すが、このとき、各成形品に対応する突き出しピンが
成形品を突き出して離型させる。このように同時成形さ
れて突き出された相異なる成形品は種類毎、例えばロボ
ットあるいはシューターにより搬送される。
金型においては、一般に、型締めした状態で、射出成形
機のノズルから溶融樹脂を射出させる。この溶融樹脂
は、スプルーからランナーおよびゲートを通って、形状
の異なる複数のキャビティ内に流入する。各キャビティ
内に充填された樹脂が固化した後、型開きして、各キャ
ビティ内で固化した樹脂である成形品(小物品)を取り
出すが、このとき、各成形品に対応する突き出しピンが
成形品を突き出して離型させる。このように同時成形さ
れて突き出された相異なる成形品は種類毎、例えばロボ
ットあるいはシューターにより搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の多品種小物品射出成形金型では、突き出しピン
による突き出し時に、成形品(小物品)が大きく跳ね
て、隣の成形品に混入する場合が多々あり、このような
場合、手作業により成形品を分別する必要が生じ、手間
がかかるという問題点がある。
た従来の多品種小物品射出成形金型では、突き出しピン
による突き出し時に、成形品(小物品)が大きく跳ね
て、隣の成形品に混入する場合が多々あり、このような
場合、手作業により成形品を分別する必要が生じ、手間
がかかるという問題点がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、突き出した成形品が異なる
成形品に混入せず、手間のかかる分別作業が不要になる
多品種小物品射出成形用金型を提供することを目的とし
ている。
鑑みてなされたものであり、突き出した成形品が異なる
成形品に混入せず、手間のかかる分別作業が不要になる
多品種小物品射出成形用金型を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、相異なる複数の小物品をそれぞれ成形する
ための複数のキャビティを有し、各キャビティによりそ
れぞれ成形された複数の小物品を同時に突き出すための
複数の突き出しピンを有する多品種小物品射出成形用金
型において、前記相異なるキャビティ間に配置され、か
つ前記突き出しピンの移動とほぼ同期して移動して、前
記突き出しピンにより突き出された異種の小物品の間を
仕切るための仕切板を備えていることを特徴とするもの
である。
の本発明は、相異なる複数の小物品をそれぞれ成形する
ための複数のキャビティを有し、各キャビティによりそ
れぞれ成形された複数の小物品を同時に突き出すための
複数の突き出しピンを有する多品種小物品射出成形用金
型において、前記相異なるキャビティ間に配置され、か
つ前記突き出しピンの移動とほぼ同期して移動して、前
記突き出しピンにより突き出された異種の小物品の間を
仕切るための仕切板を備えていることを特徴とするもの
である。
【0006】また、前記突き出しピンを、前記仕切板よ
りも遅いタイミングで上昇させるための遅延機構を備え
ている。さらに、前記複数のキャビティに通じるランナ
の流路を変更するためのランナ入子を備えている。
りも遅いタイミングで上昇させるための遅延機構を備え
ている。さらに、前記複数のキャビティに通じるランナ
の流路を変更するためのランナ入子を備えている。
【0007】本発明の作用としては、例えば複数の突き
出しピンの突き出しに先立って、先ず、仕切板を上方へ
移動させることにより、この後に突き出しピンにより突
き出される相異なる小物品の間を前記仕切板により仕切
ることにより、万が一、前記突き出された小物品が大き
く跳ねた場合でも、この跳ねた小物品は仕切板に遮られ
て、隣の異なる小物品に混入することはない。
出しピンの突き出しに先立って、先ず、仕切板を上方へ
移動させることにより、この後に突き出しピンにより突
き出される相異なる小物品の間を前記仕切板により仕切
ることにより、万が一、前記突き出された小物品が大き
く跳ねた場合でも、この跳ねた小物品は仕切板に遮られ
て、隣の異なる小物品に混入することはない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実
施形態は、あくまでも本発明の一例であって、本発明
は、その特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において、
設計変更や変形例等を包含するものである。例えば、サ
ブマリンゲート方式やピンゲート方式の金型にも本発明
を適用したり、キャビティの種類および同一のキャビテ
ィの数がそれぞれ4種類および4つに限らない。図1は
本発明の多品種小物品射出成形用金型の一実施形態を示
す概略縦断面図、図2は図1に示した金型におけるキャ
ビティおよび仕切板の配置を示す図、図3は図1に示し
た第2突き出し板の支持構造を説明するための、図1の
X−X線断面図、図4は図1に示した金型における、突
き出しピンと仕切板の移動を説明するための模式図であ
る。
て、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実
施形態は、あくまでも本発明の一例であって、本発明
は、その特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において、
設計変更や変形例等を包含するものである。例えば、サ
ブマリンゲート方式やピンゲート方式の金型にも本発明
を適用したり、キャビティの種類および同一のキャビテ
ィの数がそれぞれ4種類および4つに限らない。図1は
本発明の多品種小物品射出成形用金型の一実施形態を示
す概略縦断面図、図2は図1に示した金型におけるキャ
ビティおよび仕切板の配置を示す図、図3は図1に示し
た第2突き出し板の支持構造を説明するための、図1の
X−X線断面図、図4は図1に示した金型における、突
き出しピンと仕切板の移動を説明するための模式図であ
る。
【0009】先ず、図1および図2に示すように、符号
1は固定型、符号2は可動型を示し、この可動型2が図
示上下方向に移動して開閉するものであり、型締時に相
異なるそれぞれ4個の製品形状のキャビティ19a,1
9b,19c,19d(図2も参照)を内部に形成する
ものである。なお、図2では、各4つのキャビティ19
a,19b,19c,19dの平面視の形状をそれぞ
れ、概略的に円形、正方形、三角形および長方形で示し
たが、実際には、ガイドローラやブレーキレバー等の小
物品を成形するような形状になっている。前記固定型1
は、各4つのキャビティ19a,19b,19c,19
dを形成する固定側型板4と、この固定側型板4の背面
(図示上面)に取付けられた固定側受け板5と、この固
定側受け板5の上面に取付けられ、かつ射出成形機の固
定側プラテンに取付けられる固定側取付け板(不図示)
と、などからなっている。
1は固定型、符号2は可動型を示し、この可動型2が図
示上下方向に移動して開閉するものであり、型締時に相
異なるそれぞれ4個の製品形状のキャビティ19a,1
9b,19c,19d(図2も参照)を内部に形成する
ものである。なお、図2では、各4つのキャビティ19
a,19b,19c,19dの平面視の形状をそれぞ
れ、概略的に円形、正方形、三角形および長方形で示し
たが、実際には、ガイドローラやブレーキレバー等の小
物品を成形するような形状になっている。前記固定型1
は、各4つのキャビティ19a,19b,19c,19
dを形成する固定側型板4と、この固定側型板4の背面
(図示上面)に取付けられた固定側受け板5と、この固
定側受け板5の上面に取付けられ、かつ射出成形機の固
定側プラテンに取付けられる固定側取付け板(不図示)
と、などからなっている。
【0010】符号24a,24bは、異なる溶融樹脂の
注入用のスプルーを示しており、図2に示すように、溶
融樹脂が一方のスプルー24aからそれぞれ通路(ラン
ナ)22aおよび通路22bをとおって、各4つのキャ
ビティ19a,19b内にそれぞれ充填される。一方、
上記と同様に、溶融樹脂が他方のスプルー24bからそ
れぞれ通路22cおよび通路22dをとおって、各4つ
のキャビティ19c,19d内にそれぞれ充填される。
なお、ランナの形態は、上記のものに限らず、例えば後
述する図5のものでもよい。
注入用のスプルーを示しており、図2に示すように、溶
融樹脂が一方のスプルー24aからそれぞれ通路(ラン
ナ)22aおよび通路22bをとおって、各4つのキャ
ビティ19a,19b内にそれぞれ充填される。一方、
上記と同様に、溶融樹脂が他方のスプルー24bからそ
れぞれ通路22cおよび通路22dをとおって、各4つ
のキャビティ19c,19d内にそれぞれ充填される。
なお、ランナの形態は、上記のものに限らず、例えば後
述する図5のものでもよい。
【0011】一方、前記可動型2は、各4つのキャビテ
ィ19a,19b,19c,19dを形成する可動側型
板31と、この可動側型板31の背面(図示下面)に取
付けられた可動側受け板32と、この可動側受け板32
の下面にスペーサブロック33を介して取付けられ射出
成形機の可動側プラテンに取付けられる可動側取付け板
34と、などからなっている。この可動側取付け板34
と前記可動側受け板32との間には、それらに対応して
相対的に図示上下動する第1の突き出し板35が設けら
れており、この第1の突き出し板35に、後述する4つ
の仕切板10a,10b,10c,10dの基端部が固
定されている。これら仕切板10a,10b,10c,
10dは、前記可動側受け板32および可動側型板31
を摺動自在に貫通して、それぞれ先端部(上端部)が可
動側型板31より突出する動作を行う。
ィ19a,19b,19c,19dを形成する可動側型
板31と、この可動側型板31の背面(図示下面)に取
付けられた可動側受け板32と、この可動側受け板32
の下面にスペーサブロック33を介して取付けられ射出
成形機の可動側プラテンに取付けられる可動側取付け板
34と、などからなっている。この可動側取付け板34
と前記可動側受け板32との間には、それらに対応して
相対的に図示上下動する第1の突き出し板35が設けら
れており、この第1の突き出し板35に、後述する4つ
の仕切板10a,10b,10c,10dの基端部が固
定されている。これら仕切板10a,10b,10c,
10dは、前記可動側受け板32および可動側型板31
を摺動自在に貫通して、それぞれ先端部(上端部)が可
動側型板31より突出する動作を行う。
【0012】本実施形態の特徴としては、各4つの相異
なるキャビティ19a,19b間、各4つの相異なるキ
ャビティ19a,19c間、各4つの相異なるキャビテ
ィ19b,19d間、および各4つの相異なるキャビテ
ィ19c,19d間に、それぞれ仕切板10a,10
b,10c,10dを上下方向に移動可能に設けたもの
である。図2に示すように、各仕切板10a,10b,
10c,10dは固定側型板4の中心に対してほぼ放射
状に配置されている。各仕切板10a,10b,10
c,10dは、待機している状態(図1参照)では、可
動側型板31および可動側受け板32内に引き込んでい
る。
なるキャビティ19a,19b間、各4つの相異なるキ
ャビティ19a,19c間、各4つの相異なるキャビテ
ィ19b,19d間、および各4つの相異なるキャビテ
ィ19c,19d間に、それぞれ仕切板10a,10
b,10c,10dを上下方向に移動可能に設けたもの
である。図2に示すように、各仕切板10a,10b,
10c,10dは固定側型板4の中心に対してほぼ放射
状に配置されている。各仕切板10a,10b,10
c,10dは、待機している状態(図1参照)では、可
動側型板31および可動側受け板32内に引き込んでい
る。
【0013】また、図1および図3に示すように、4つ
の第2の突き出し板9a,9b,9c,9dは、第1の
突き出し板35よりも上方に位置し、かつ各第2の突き
出し板9a,9b,9c,9dの一端部は、スペーサブ
ロック33にそれぞれ形成された凹部11a,11b,
11c,11dに支持されている。各第2の突き出し板
9a,9b,9c,9dには、各4本の突き出しピン3
6a,36b,36c,36dの基端部が固定され、各
4本の突き出しピン36a,36b,36c,36d
は、各4つのキャビティ19a,19b,19c,19
dによりそれぞれ形成された各4つの成形品をそれぞれ
突き出すものである。なお、図7には成形品の一例が示
されている。すなわち、成形品としての4つのブレーキ
レバー20aはゲート39を介して分岐ランナー38に
接続されている。なお、符号37および40は主ランナ
ーおよびスプルーを示している。
の第2の突き出し板9a,9b,9c,9dは、第1の
突き出し板35よりも上方に位置し、かつ各第2の突き
出し板9a,9b,9c,9dの一端部は、スペーサブ
ロック33にそれぞれ形成された凹部11a,11b,
11c,11dに支持されている。各第2の突き出し板
9a,9b,9c,9dには、各4本の突き出しピン3
6a,36b,36c,36dの基端部が固定され、各
4本の突き出しピン36a,36b,36c,36d
は、各4つのキャビティ19a,19b,19c,19
dによりそれぞれ形成された各4つの成形品をそれぞれ
突き出すものである。なお、図7には成形品の一例が示
されている。すなわち、成形品としての4つのブレーキ
レバー20aはゲート39を介して分岐ランナー38に
接続されている。なお、符号37および40は主ランナ
ーおよびスプルーを示している。
【0014】上記構成により、第1の突き出し板35が
上昇すると同時に、先ず4つの仕切板10a,10b,
10c,10dが上昇を開始し、この後、第1の突き出
し板35が第2の突き出し板9a,9b,9c,9dに
当接すると、各4本の突き出しピン36a,36b,3
6c,36dも上昇する。このように、本例では、各4
本の突き出しピン36a,36b,36c,36dを、
仕切板10a,10b,10c,10dの上昇開始より
も遅いタイミングで上昇させるための遅延機構を備えて
いる。
上昇すると同時に、先ず4つの仕切板10a,10b,
10c,10dが上昇を開始し、この後、第1の突き出
し板35が第2の突き出し板9a,9b,9c,9dに
当接すると、各4本の突き出しピン36a,36b,3
6c,36dも上昇する。このように、本例では、各4
本の突き出しピン36a,36b,36c,36dを、
仕切板10a,10b,10c,10dの上昇開始より
も遅いタイミングで上昇させるための遅延機構を備えて
いる。
【0015】そして、射出成形時には、型締めした状態
で、異なる溶融樹脂を2つのスプルー24a,24bよ
り、それぞれ通路22a,22bおよび通路22c,2
2dを通って、各4つのキャビティ19a,19b、お
よび各4つのキャビティ19c,19d内に充填する。
各4つのキャビティ19a,19b,19c,19d内
に充填された樹脂が固化した後、型開きして、各4つの
キャビティ19a,19b,19c,19d内で固化し
た樹脂である製品を取り出す。このとき、図4に示すよ
うに、一点鎖線の位置にあった第1の突き出し板35が
実線で示す位置までくると、4つの仕切り板10a,1
0b,10c,10dが距離Bだけ上昇するとともに、
一点鎖線にあった各4本の突き出しピン36a,36
b,36c,36dも突き出て、実線の位置まで上昇
し、各4つの4種類の成形品20a,20b(2種の成
形品は不図示)を突き出して離型させる。突き出された
各4つの4種類の成形品20a,20b(2種の成形品
は不図示)は種類毎、例えばロボットあるいはシュータ
ーにより搬送される。
で、異なる溶融樹脂を2つのスプルー24a,24bよ
り、それぞれ通路22a,22bおよび通路22c,2
2dを通って、各4つのキャビティ19a,19b、お
よび各4つのキャビティ19c,19d内に充填する。
各4つのキャビティ19a,19b,19c,19d内
に充填された樹脂が固化した後、型開きして、各4つの
キャビティ19a,19b,19c,19d内で固化し
た樹脂である製品を取り出す。このとき、図4に示すよ
うに、一点鎖線の位置にあった第1の突き出し板35が
実線で示す位置までくると、4つの仕切り板10a,1
0b,10c,10dが距離Bだけ上昇するとともに、
一点鎖線にあった各4本の突き出しピン36a,36
b,36c,36dも突き出て、実線の位置まで上昇
し、各4つの4種類の成形品20a,20b(2種の成
形品は不図示)を突き出して離型させる。突き出された
各4つの4種類の成形品20a,20b(2種の成形品
は不図示)は種類毎、例えばロボットあるいはシュータ
ーにより搬送される。
【0016】そして、本実施形態では、各4本の突き出
しピン36a,36b,36c,36dの移動に先立っ
て、第1の突き出し板35に固定された各仕切板10
a.10b,10c,10dがそれぞれ突出することに
より、相異なる各成形品20a,20b(2種の成形品
は不図示)間に仕切板10a,10b,10c,10d
(図2参照)が突出して仕切る。これにより、例えば図
4に示すように、万が一、前記突き出された成形品20
a(20b)が跳ねた場合でも(矢印A参照)、この跳
ねた成形品20a(20b)は仕切板10aにより遮ら
れて、隣の異なる成形品20b(20a)に混入するこ
とはなく、従来のような手間のかかる分別作業は不要に
なる。なお、各仕切板10a,10b,10c,10d
の突き出し量B(図3参照)は、突き出しピン36a,
36b,36c,36dの突き出し量よりも大きく、か
つ実験により求めた製品の最大跳ね量よりも大きく設定
されている。なお、仕切板10a,10b,10c,1
0dを突き出しピン36a,36b,36c,36dと
同時に移動させる構成としてもよい。
しピン36a,36b,36c,36dの移動に先立っ
て、第1の突き出し板35に固定された各仕切板10
a.10b,10c,10dがそれぞれ突出することに
より、相異なる各成形品20a,20b(2種の成形品
は不図示)間に仕切板10a,10b,10c,10d
(図2参照)が突出して仕切る。これにより、例えば図
4に示すように、万が一、前記突き出された成形品20
a(20b)が跳ねた場合でも(矢印A参照)、この跳
ねた成形品20a(20b)は仕切板10aにより遮ら
れて、隣の異なる成形品20b(20a)に混入するこ
とはなく、従来のような手間のかかる分別作業は不要に
なる。なお、各仕切板10a,10b,10c,10d
の突き出し量B(図3参照)は、突き出しピン36a,
36b,36c,36dの突き出し量よりも大きく、か
つ実験により求めた製品の最大跳ね量よりも大きく設定
されている。なお、仕切板10a,10b,10c,1
0dを突き出しピン36a,36b,36c,36dと
同時に移動させる構成としてもよい。
【0017】図5は金型の他の例を示す図であり、この
例では、注入材料供給用のスプルー43が1つしかな
く、主通路(ランナ)44と副通路(ランナ)22a,
22bとの接続部に、ランナの流路を変更するためのラ
ンナ入子47が設けられ、主通路(ランナ)44と副通
路(ランナ)22c,22dとの接続部にも、ランナの
流路を変更するためのランナ入子48が設けられてい
る。
例では、注入材料供給用のスプルー43が1つしかな
く、主通路(ランナ)44と副通路(ランナ)22a,
22bとの接続部に、ランナの流路を変更するためのラ
ンナ入子47が設けられ、主通路(ランナ)44と副通
路(ランナ)22c,22dとの接続部にも、ランナの
流路を変更するためのランナ入子48が設けられてい
る。
【0018】詳述すると、主ランナ44と副ランナ副通
路22a,22bとの接続部に、例えば図6(a)に示
すような流路47aを有するランナ入子47を設けるこ
とにより、相異なる各4つのキャビティ19a,19b
の両方に溶融樹脂を供給できる。また、主通路44と副
通路22a,22bとの接続部に、図6(b)に示すよ
うな流路49aを有するランナ入子49を設けることに
より、相異なる各4つのキャビティ19a,19bのう
ち一方のキャビティ19aのみに溶融樹脂を供給でき
る。さらに、主通路44と副通路22a,22bとの接
続部に、図6(c)に示すような流路50aを有するラ
ンナ入子50を設けることにより、相異なる各4つのキ
ャビティ19a,19bへの溶融樹脂の供給を遮断でき
る。なお、主通路44と他方の副通路22c,22dと
の接続部のランナ入子48についても上記と同様であ
る。
路22a,22bとの接続部に、例えば図6(a)に示
すような流路47aを有するランナ入子47を設けるこ
とにより、相異なる各4つのキャビティ19a,19b
の両方に溶融樹脂を供給できる。また、主通路44と副
通路22a,22bとの接続部に、図6(b)に示すよ
うな流路49aを有するランナ入子49を設けることに
より、相異なる各4つのキャビティ19a,19bのう
ち一方のキャビティ19aのみに溶融樹脂を供給でき
る。さらに、主通路44と副通路22a,22bとの接
続部に、図6(c)に示すような流路50aを有するラ
ンナ入子50を設けることにより、相異なる各4つのキ
ャビティ19a,19bへの溶融樹脂の供給を遮断でき
る。なお、主通路44と他方の副通路22c,22dと
の接続部のランナ入子48についても上記と同様であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、突き出した成形品(小物品)が
異なる成形品に混入せず、手間のかかる分別作業が不要
になる。請求項2に記載の発明は、上記効果の他、仕切
板を突き出しピンより先に移動させることにより、上記
のような異種成形品の混入を確実に防止できる。請求項
3に記載の発明は、上記効果の他、ランナ入子によりラ
ンナの流路を容易に変更できて、所望のキャビティのみ
を使用して、所望の成形品を成形できる。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、突き出した成形品(小物品)が
異なる成形品に混入せず、手間のかかる分別作業が不要
になる。請求項2に記載の発明は、上記効果の他、仕切
板を突き出しピンより先に移動させることにより、上記
のような異種成形品の混入を確実に防止できる。請求項
3に記載の発明は、上記効果の他、ランナ入子によりラ
ンナの流路を容易に変更できて、所望のキャビティのみ
を使用して、所望の成形品を成形できる。
【図1】 本発明の多品種小物品射出成形用金型の一実
施形態を示す概略縦断面図である。
施形態を示す概略縦断面図である。
【図2】 図1に示した金型におけるキャビティおよび
仕切板の配置を示す図である。
仕切板の配置を示す図である。
【図3】 図1に示した金型における第2の突き出し板
の支持構造を説明するための、図1のX−X線断面図で
ある。
の支持構造を説明するための、図1のX−X線断面図で
ある。
【図4】 図1に示した金型における、突き出しピンと
仕切板の移動を説明するための模式図である。
仕切板の移動を説明するための模式図である。
【図5】 他のランナ形態の金型にランナ入子を配置し
た図である。
た図である。
【図6】 ランナ入子の数例を示す図である。
【図7】 図7は成形品の一例の概略斜視図である。
1 固定型 2 可動型 4 固定側型板 5 固定側受け板 9a,9b,9c,9d 第2の突き出し板 10a,10b,10c,10d 仕切板 19a,19b,19c,19d キャビティ 20a,20b 成形品 22a,22b,22c,22d 通路 24a,24b スプルー 31 可動側型板 32 可動側受け板 33 スペーサブロック 34 可動側取付け板 35 第1の突き出し板 36a,36b,36c,36d 突き出しピン
Claims (3)
- 【請求項1】 相異なる複数の小物品をそれぞれ成形す
るための複数のキャビティを有し、各キャビティにより
それぞれ成形された複数の小物品を同時に突き出すため
の複数の突き出しピンを有する多品種小物品射出成形用
金型において、 前記相異なるキャビティ間に配置され、かつ前記突き出
しピンの移動とほぼ同期して移動して、前記突き出しピ
ンにより突き出された異種の小物品の間を仕切るための
仕切板を備えていることを特徴とする多品種小物品射出
成形用金型。 - 【請求項2】 前記突き出しピンを、前記仕切板よりも
遅いタイミングで上昇させるための遅延機構を備えてい
る請求項1に記載の多品種小物品射出成形用金型。 - 【請求項3】 前記複数のキャビティに通じるランナの
流路を変更するためのランナ入子を備えている請求項1
または請求項2に記載の多品種小物品射出成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32735296A JPH10166399A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 多品種小物品射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32735296A JPH10166399A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 多品種小物品射出成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166399A true JPH10166399A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18198192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32735296A Withdrawn JPH10166399A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 多品種小物品射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10166399A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000038899A1 (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-06 | Security Plastics, Inc. | Injection molding apparatus with interchangeable molding tools |
WO2000038898A1 (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-06 | Security Plastics, Inc. | Baffle sorting system for injection molding machines |
US8911654B2 (en) | 2010-12-15 | 2014-12-16 | Pilkington Group Limited | Process and apparatus for moulding a glazing profile onto a glazing |
CN104827631A (zh) * | 2015-04-24 | 2015-08-12 | 苏州乔布注塑工业有限公司 | 一种分流板 |
KR20200046877A (ko) * | 2018-10-26 | 2020-05-07 | 주식회사 서연이화 | 접촉각도에 따른 웰드라인 분석용 사출금형 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32735296A patent/JPH10166399A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000038899A1 (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-06 | Security Plastics, Inc. | Injection molding apparatus with interchangeable molding tools |
WO2000038898A1 (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-06 | Security Plastics, Inc. | Baffle sorting system for injection molding machines |
US8911654B2 (en) | 2010-12-15 | 2014-12-16 | Pilkington Group Limited | Process and apparatus for moulding a glazing profile onto a glazing |
CN104827631A (zh) * | 2015-04-24 | 2015-08-12 | 苏州乔布注塑工业有限公司 | 一种分流板 |
KR20200046877A (ko) * | 2018-10-26 | 2020-05-07 | 주식회사 서연이화 | 접촉각도에 따른 웰드라인 분석용 사출금형 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |