JPS5916729A - 射出成形型および射出成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はプラスチックの射出成形型、特に、型からの
射出成形物の排出を制御する射出成形型および射出成形
機構に関する。

従来、射出成形されたプラスチック成形物の取出しは、
複雑な可動のがイドレールあるいはガイドぎンを用いて
行われている。これらのガイドレールおよびガイドピン
は、摩耗し易いとともに、製造安定性を減少させる。ま
た、ピンや刃のような固定された部材を用いる方法も知
られている。これらのピンおよび刃は、閉塞状態におい
て互いに対向する型の部分に形成された凹所内に設けら
れている。しかし、これらのピンおよび刃は、損傷され
やすく、特に、型を閉じる際、成形物が型部材間に挾ま
れた場合、損傷されやすい。また、不可抗力によシ射出
されたプラスチック物質が凹所内に流入した場合、凹所
の掃除が非常に難しい。

この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は
ピンや刃のような補助の可動部材あるいは損傷しやすい
部材を用いることなく、射出成形物の取出しを射出の方
向、速度に関して容易に制御できる射出成形型および射
出成形方法を提供することにある。

この発明のプラスチック射出成形方法は、仕切り面によ
って分離された２つの型部材と、仕切り面の境界内に位
置した少なくとも１つのキャビティーと、を有する型に
適するものであり、仏）上記２つの型部材を互いに相対
的に所定の方向へ移動してこれらの型部材を給する工程
と； （ｂ）　　流動状態のプラスチックを上記仕切り面内に
位置したキャビティー内へ射出する工程と；（ｃ）　　
キャビティー内に射出されたプラスチックを凝固し、成
形物を作り出す工程と；（ｄ）　　上記２つの型部材を
上記所定の方向と反対方向へ互いに相対的に移動してこ
れらの型部５− 材を分離する工程と； （、）　　作り出されたプラスチック成形物を上記所定
の方向と垂直な方向へ延びるガイド溝内へ取シ出す工程
と； （ｆ）　　取り出されたグラスチック成形物を上記ガイ
ド溝を介して搬送する工程と；を具備しておシ、上記ガ
イド溝の輪郭は、仕切り面の一部および型部材の開放時
に露出するキャビティの内部によって略規定されている
。取シ出された成形物は、ガイド溝の輪郭によって方向
づけられた方向へ搬送されてもよい。

ガイド溝の輪郭を抜は穴のない状態にすることができる
ため、ガイド溝を通して空気流を流した場合非常に敏速
な取り出しが達成される。

この場合、成形物は、気体の流出のような方法によυガ
イド溝内を搬送される。そして、成形物は必ずしも下方
へ搬送される必要はない。

射出されたプラスチックの温度が殺菌温度にある場合、
成形物は、ガイド溝に排出された際、殺菌されている。

殺菌された空気流が使用され、６一 成形物は無菌の状態でキャビティから、例えば、無菌包
装部へ搬送される。この場合、ガイド溝内の無菌空気流
の圧力は、ガイド溝の外方の圧力よりもわずかに高い方
が望ましい。このように無菌空気流の圧力が外気の圧力
よシも高いと、ガイド溝に抜は穴があった場合でも、外
気がガイド溝内へ流入することがない。

以下図面を参照しながらこの発明の実施例について詳細
に説明する。

第１図ないし第７図はこの発明の方法の第１の実施例に
用いられる射出成形型の異なる断面図を示している。こ
れらの図において、同じ符号は同じ部材を示している。

この射出成形型は、仕切り面３ａ〜３ｈによって分離さ
れた第１および第２の型部材１，２と、仕切り面の境界
４ａ〜４ｆ内に位置したキャビティ５と、を備えている
。成形された７°、７スナツク成形物６、ペトリ皿１は
ストリッツ量−プレート１０によりキャビティ５からガ
イド溝７内へ取り出される。ガイド溝７の輪郭８ｈ。

８ｂ、８ｇ、８に、８１．．８ｍは、略仕切り面３ａ〜
８ｈおよびキャビティ５により規定されている。操縦コ
ーン９ａ、９ｂは円錐表面の形状を有しているとともに
、型部材１，２が結合される際、これらの型部材を正確
にガイドするために用いられる。

この成形型の操作は、周期的であり、各周期は以下の動
作を備えている。まず、図示し寿い従来の駆動手段によ
り、型部材１，２が水平方向へ相対的に移動されて閉じ
られる。そして、従来の方法によシ、図示しないダート
を介して、プラスチックがキャビティ５内へ射出される
。

このプラスチックは、型部材１，２が第２図、第４図お
よび第６図に示す閉塞位置にある間に凝固される。

プラスチックが凝固した後、第３図、第５図および第７
図からよくわかるように、型部材１゜２は駆動手段によ
ｐ水平方向に相対的に移動されて互いに分離される。凝
固したプラスチック成形物６は、型部材２の残シの部分
に対するストリッパーグレート１０の相対移動により、
垂直方向へ延びるガイド溝７内へ排出される。

取シ出されたプラスチック成形物６は重力によυガイド
溝７を通って下方へ搬送される。ガイド溝７の輪郭面８
１　＊　８１）　ｒ　８６　ｖ　８　ｇ　＋８に、８１
．８ｍは、型部材１，２が分離されると露出する、そし
て、成形物６の搬送方向は、ガイド溝７の輪郭によって
方向づけられる。

第８図ないし第１１図は、この発明の方法の第２の実施
例に用いられる射出成形型の種々の断面図を示している
。これらの図において、同一の符号は同一の部材を示し
ている。

射出成形型は、仕切り面３＊、８ｂ、３ａ’。

３　ｄ’、　３　ｅ’、　３　ｆ’、　３　ｇ’、　３
　ｈ’により分離された第１および第２の型部材１，２
と、仕切り面の境界内へ位置したキャビティ５と、を備
えている。プラスチック成形物６、例えばペトリ皿、は
、ストツノ９−プレート１０′によってキャビティ５か
らガイド溝７′内へ排出される。ガイド溝７′の輪郭ｔ
３ａ、８ｂ＋８ａ’＋８ｇ’＋８ｋｅ８１＋９− ８ｍは、仕切シ面８ｈ　＋　８ｂ　＋　Ｂｅ’、　８ｄ
’。

８　ｅ’、　３　ｆ’＋　３　ｇ’、　３　ｈ’および
キャビティ５によって略規定されている。操作コーン９
ａ′。

９　ｂ’は円錐表面形状を有しており、型部−材１゜２
が結合される際これらの型部材をガイドするために用い
られる。

この成形型の操作は周期的であり、各周期は以下の動作
を備えている。まず、図示しない従来の駆動手段によυ
、型部材１，２が水平方向へ相対的に移動されて閉じら
れる。そして、従来の方法により、図示しないｆ−）を
介してグラスチックがキャビティ５内へ射出される。こ
のシラスチックは、型部材１，２が第８図および第１０
図に示す閉塞位置にある間に、凝固される。

プラスチックが凝固した後、第９図および第１１図から
よくわかるように、型部材１，２は駆動手段により水平
方向へ相対的に移動されて互いに分離される。凝固した
プラスチック成形物６は、型部材２の残りの部分に対す
るストリ１０− ツバ−プレー）　１０’の相対移動により、垂直方向へ
延びるガイド溝７′内へ排出される。

取り出されたプラスチック成形物６は重力によりガイド
溝７′を通って下方へ搬送される。ガイド溝７′の輪郭
８ｈ、８ｂ、８ｄ’、８ｂ’、８ｋｍ８１　、８ｍは、
型部材１，２が分離されると露出する。そして成形物６
の搬送方向はガイド溝７′の輪郭によって方向づけられ
る。

第１２図はこの発明の方法に係る第３の実施例に用いら
れる型アッセンブリ２０の断面図を示している。型アッ
センブリ２０は、上述の第１図ないし第１１図に示され
る単一キャビティ型に類似した４つの型要素２３を有し
ている。

型２０の上方位置には、無菌空気の流れを供給する２つ
の供給溝２１が設けられ、また、型２０の下方には、成
形物を受ける２つのガイド溝２２が設けられている。こ
れらの供給溝２１は、２つの上部型要素２３の２つのガ
イド溝７〃の上端にそれぞれ接続されている。上部型要
素２３のガイド溝７“の各下端は、下部型要素２３０２
つガイド溝７〃の上端にそれぞれ接続されている。下部
型要素２３０２つのガイド溝７″の各下端は、成形物受
はガイド溝２２にそれぞれ接続されている。

型アッセンブリ２０の動作は、第１図ないし第１１図に
示される型の動作に類似している。

型アッセンブリ２０がその分離した状態にある際、供給
溝２１によシ、無菌空気流が矢印２５方向へ供給される
。この空気流は、成形物６のガイド溝７“を通る搬送速
度を増加させる。２つの上部型要素２３からの成形物６
は、それぞれ下部型要素のガイド溝７“を通シ、更に成
形物受はガイド溝２２内を矢印２６方向へ移動する。

そして、成形物受はガイド溝２２内にも無菌空気流が存
在している。しかし、矢印２４の方向への空気流は必要
ない。がイド溝２２からの空気流が矢印２６と反対方向
である場合、両方の空気流、つまシガイド溝７“を通る
上方からの空気流と成形物ガイド溝２２を通る下方から
の空気流とは、ガイド溝７〃が成形物受はガイド溝２２
に接続されている部分に位置した小さな開口２４を介し
て流出する。

空気流が矢印２６方向へ、つ″！シ成形物６が成形物受
はガイド溝２２を通過する方向と同じ方向へ流れる場合
、ガイド溝２２内における成形物６の搬送速度は増加さ
れる。射出されたプラスチック流体の温度は殺菌温度で
あり、そのため、無菌空気流が流れているガイド溝７〃
内へ成形物６が排出される際、成形物は殺菌されている
。また、無菌空気流を導く成形物受はガイド溝２２は殺
菌された包装部へ延びており、成形物６は包装部におい
て、殺菌された容器内へ無菌の状態で包装される。

成形物６がガイド溝ｆ内へ排された時からこれらの成形
物が包装部へ到るまで、成形物の移動方向は、容易な包
装操作のために成形物を供給できるように、ガイド溝７
〃および成形物受はガイド溝２２の輪郭によって規定さ
れる。

第１２図において、キャビティは垂直方向に沿って２列
に位置している。しかし、キャビテ１３− ィは、垂直方向に沿って何列にも位置していてもよく、
各列には何つのキャビティが位置していてもよい。また
、第１２図において、矢印２５．２６の方向は下方へ向
いている。しかし、この発明によれば、成形型は、垂直
方向の相対移動によって２つの成部材１，２に分離する
ように、適当な射出成形機内に配置されていてもよい。

この場合、矢印２５．２６の方向は水平方向となる。そ
して、この場合、成形物６の搬送は、重力によっては成
されず、空気流のみによって成される。

なお、上述した実施例はこの発明を説明するだめのもの
でこの発明を何んら限定するものではなく、この発明は
その範囲内で種々変形可能である。例えば、サンドイッ
チ成形型、スタック成形型のような多数の仕切９面を有
する成形型としてもよい。また、成形型はストリッパー
プレートを備えていないものでもよく、この場合成形物
の排出はビンあるいはスリーブのような他の手段によっ
て行われる。実施例において、１４− ２つの型部材を閉塞する際これらの型部材をガイドする
ために操作コーンを用いているが、従来のリーダーピン
のような他のガイド手段を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の方法に用いられる射出成形型の正面
図、第２図は閉塞状態における上記射出成形型の第１図
の線Ａ−Ａに沿った横断面図、第３図は開放状態におけ
る射出成形型の第１図の線Ａ−Ａに沿った横断面図、第
４図は閉塞状態における射出成形型の第１図の線Ｂ−Ｈ
に沿った横断面図、第５図は開放状態における射出成形
型の第１図の線Ｂ−Ｂに沿った横断面図、第６図は閉塞
状態における射出成形型の第１図の線Ｃ−Ｃに沿った横
断面図、第７図は開放状態における射出成形型の第１図
の線Ｃ−Ｃに沿った横断面図、第８図は他の実施例に係
る射出成形型の第４図に対応した横断面図、第９図は開
放状態における第８図に示す射出成形型の横断面図、第
１０図は第８図および第９図に示された射出成形型の第
６図に対応した横断面図、第１１図は第１０図に示す射
出成形型の開放状態における横断面図、第１２図は第１
図ないし第１０図に示された種類の射出成形型を４つ組
み合せて成る型アッセンブリの正面図である。 １・・・第１の型部材、２・・・第２の型部材、３ａ。 ３ｂ、３ｃ、３’ｄ、３ｅ、３ｆ、３ｇ、３ｂ−・仕切
り面、５・・・キャビティ、７・・・ガイド溝。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦特許庁長官　
若　杉　和　夫　　　殿 １．事件の表示 特願昭５８−７０８７３号 ２、発明の名称 射出成形型および射出成形方法 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 ノエンス・オレ・ソレンセン ４、代理人 住所　東京都港区虎ノ門１丁目２６番５号　第１７森ビ
ル〒１０５　　　電話０３　（５０２）　３１８１　（
大代表）氏名　（５８４７）　　弁理士　鈴　　江　　
武　　彦５、補正命令の日付 昭和５８年７月２６日 ６、補正の対象 図面の浄書（内容に変更なし） ＝１５９−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、仕切り面により分離された第１および第２の型部材
   と、上記仕切り面の境界部分に位置したキャビティと、
   上記型部材が離間した際、上記仕切り面およびキャビテ
   ィの一部を含む輪郭を有するガイド溝を規定する手段と
   、を具備し、上記キャビティ内で形成されたプラスチッ
   ク成形物は上記ガイド溝を介して排出されることを特徴
   とするプラスチック射出成形用の射出成形型。 ２、上記ガイド溝は仕切り面およびキャビティによって
   規定されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の射出成形型。 ３、上記ガイド溝の輪郭面はプラスチック成形物を所定
   の方向へ方向づけることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項あるいは第２項に記載の射出成形型。 ４、　プラスチック成形物を空気流により上記ガイド溝
   を介して搬送する手段を備えていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の射
   出成形型。 ５、　プラスチック成形物を殺菌された空気流によシ上
   記ガイド溝を介して搬送する手段を備えていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項力いし第４項のいずれか
   に記載の射出成形型。 ６、仕切り面により分離された第１および第２の型部材
   と、仕切シ面の境界に位置したキャビティと、を備えた
   成形型におけるプラスチック物質の射出成形方法におい
   て、 （、）　　溶融状態のプラスチックを上記キャビティ内
   へ射出する工程と； （ｂ）　　射出されたグラスチックを上記キャビティ内
   で凝固させてプラスチック成形物を作る工程と； （ｃ）上記型部材を仕切り面に沿って開放する工程と； （ｄ）　　上記仕切シ面の一部および上記型部材の開放
   時に露出する上記キャビティ内の一部を有する輪郭を含
   んだガイド溝内へ上記プラスチック成形物を排出する工
   程と；を具備したととを特徴とする射出成形方法。 ７、　（ｅ）　　上記部分によって略規定されたガイド
   溝を介して上記排出されたプラスチック成形物を搬送す
   る工程を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ６項に記載の射出成形方法。 ８、　（ｆ）　　上記排出されたプラスチック成形物を
   上記ガイド溝の輪郭によって規定された方向へ上記ガイ
   ド溝を介して搬送する工程を備えていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第６項あるいは第７項に記載の射出成
   形方法。 ９、　（ｇ）　　上記排出されたプラスチック成形物を
   空気流により上記ガイド溝を介して搬送する工程を備え
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第６項ないし第
   ８項のいずれかに記載の射出成形方法。 ｉ　ｏ、　（ｈ）上記排出されたプラスチック成形物を
   殺菌された空気流によシ上記ガイド溝を介して搬送する
   工程を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第６
   項ないし第９項のいずれかに記載の射出成形方法。