JP2003071886A - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
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- JP2003071886A JP2003071886A JP2001269239A JP2001269239A JP2003071886A JP 2003071886 A JP2003071886 A JP 2003071886A JP 2001269239 A JP2001269239 A JP 2001269239A JP 2001269239 A JP2001269239 A JP 2001269239A JP 2003071886 A JP2003071886 A JP 2003071886A
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- mold
- cavity
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ゲートカット部材を用いて、キャビティにより
成形される樹脂製品と、ランナ及びサイドゲートにより
成形された樹脂成形部分とを樹脂製品へ悪影響を与える
ことなく切断することができるようにする。 【解決手段】型閉時において型相互間に製品形状のキャ
ビティと成形材料通路の一部となるランナ及びランナと
キャビティを連通させ、キャビティの肉厚の上に一部が
重なってオーバーラップするサイドゲートが形成され、
固定側型と可動側型のいずれか一方に、サイドゲートと
キャビティとの間を遮断するゲートカット部材をサイド
ゲートのオーバーラッブ部分内に進退可能に設けている
射出成形用金型において、ゲートカット部材を、サイド
ゲートのオーバーラップ部分内に進入させる時に、ラン
ナからキャビティに向かって樹脂が流入する方向と逆方
向に進入させるように固定側型または可動側型に設ける
ようにした。
成形される樹脂製品と、ランナ及びサイドゲートにより
成形された樹脂成形部分とを樹脂製品へ悪影響を与える
ことなく切断することができるようにする。 【解決手段】型閉時において型相互間に製品形状のキャ
ビティと成形材料通路の一部となるランナ及びランナと
キャビティを連通させ、キャビティの肉厚の上に一部が
重なってオーバーラップするサイドゲートが形成され、
固定側型と可動側型のいずれか一方に、サイドゲートと
キャビティとの間を遮断するゲートカット部材をサイド
ゲートのオーバーラッブ部分内に進退可能に設けている
射出成形用金型において、ゲートカット部材を、サイド
ゲートのオーバーラップ部分内に進入させる時に、ラン
ナからキャビティに向かって樹脂が流入する方向と逆方
向に進入させるように固定側型または可動側型に設ける
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂の射出成形な
どに用いられる射出成形用金型であって、固定側型と可
動側型とを互いに開閉可能とし、型閉時において型相互
間に製品形状のキャビティと、成形材料通路の一部とな
るランナ及びランナとキャビティを連通するサイドゲー
トが形成され、サイドゲートがキャビティとオーバーラ
ップさせて形成され、固定側型と可動側型のいずれか一
方に、サイドゲートとキャビティとの間を遮断するゲー
トカット部材をサイドゲート内に進退可能に設けている
射出成形用金型に関する。
どに用いられる射出成形用金型であって、固定側型と可
動側型とを互いに開閉可能とし、型閉時において型相互
間に製品形状のキャビティと、成形材料通路の一部とな
るランナ及びランナとキャビティを連通するサイドゲー
トが形成され、サイドゲートがキャビティとオーバーラ
ップさせて形成され、固定側型と可動側型のいずれか一
方に、サイドゲートとキャビティとの間を遮断するゲー
トカット部材をサイドゲート内に進退可能に設けている
射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、射出成形用金型の一つとして
特開平7−52205号公報にも開示されているよう
に、固定側型Aと可動側型Bとを用いて、型閉時におい
て型相互間に製品形状のキャビティCと、成形樹脂材料
通路の一部となるランナD及びランナDとキャビティC
を連通するサイドゲートEを形成したものがある(図
6)。
特開平7−52205号公報にも開示されているよう
に、固定側型Aと可動側型Bとを用いて、型閉時におい
て型相互間に製品形状のキャビティCと、成形樹脂材料
通路の一部となるランナD及びランナDとキャビティC
を連通するサイドゲートEを形成したものがある(図
6)。
【0003】図6に示す射出成形用金型は、可動側型B
の金型分割面を平滑面とし、固定側型Aの金型分割面に
キャビティCとサイドゲートEとランナDを形成するた
めの型が形成されていて、キャビティCとランナDとを
サイドゲートEで連通させた構成としている。
の金型分割面を平滑面とし、固定側型Aの金型分割面に
キャビティCとサイドゲートEとランナDを形成するた
めの型が形成されていて、キャビティCとランナDとを
サイドゲートEで連通させた構成としている。
【0004】さらに、図6に示す射出成形用金型では、
サイドゲートEとキャビティCとの間を遮断するための
ゲートカット部材であるゲートカットピンGをサイドゲ
ートE内に進退できるように可動側型Bのピン配設孔H
内に設けている。
サイドゲートEとキャビティCとの間を遮断するための
ゲートカット部材であるゲートカットピンGをサイドゲ
ートE内に進退できるように可動側型Bのピン配設孔H
内に設けている。
【0005】このゲートカットピンGは、金型を開閉す
る方向と同一の方向(図6において上下方向)に進退さ
せるようになっており、ランナDからキャビティCへ樹
脂を供給するときは、ゲートカットピンGをサイドゲー
トEから後退させ、ゲートカットピンGを金型分割面か
ら突出しないようにピン配設孔H内に位置させる。そし
て、キャビティC内に樹脂が充填されると、サイドゲー
トE内にゲートカットピンGを進入させて、サイドゲー
トEとキャビティCとの間を遮断し、ランナD側の樹脂
成形部分とキャビティCによる樹脂製品部分とを切断す
るようになっている。
る方向と同一の方向(図6において上下方向)に進退さ
せるようになっており、ランナDからキャビティCへ樹
脂を供給するときは、ゲートカットピンGをサイドゲー
トEから後退させ、ゲートカットピンGを金型分割面か
ら突出しないようにピン配設孔H内に位置させる。そし
て、キャビティC内に樹脂が充填されると、サイドゲー
トE内にゲートカットピンGを進入させて、サイドゲー
トEとキャビティCとの間を遮断し、ランナD側の樹脂
成形部分とキャビティCによる樹脂製品部分とを切断す
るようになっている。
【0006】図6に示すゲートカット構造は、サイドゲ
ートEの樹脂とキャビティCの樹脂とを完全に切断でき
るようにするため、サイドゲートEの金型開閉方向の長
さ(ゲート厚み)をキャビティCの金型開閉方向長さ
(キャビティ厚み)よりも長くし、キャビティCの厚み
を超えるまでゲートカットピンGをサイドゲートE内に
進入させてキャビティCを完全に遮断するようにしてい
る。
ートEの樹脂とキャビティCの樹脂とを完全に切断でき
るようにするため、サイドゲートEの金型開閉方向の長
さ(ゲート厚み)をキャビティCの金型開閉方向長さ
(キャビティ厚み)よりも長くし、キャビティCの厚み
を超えるまでゲートカットピンGをサイドゲートE内に
進入させてキャビティCを完全に遮断するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す射出成形用金型では、サイドゲートEの厚みがキャ
ビティCの厚みより厚くなるように設定しているため、
射出成形時にサイドゲートEからキャビティC内に樹脂
が流入されるとき、流路断面積の違い(広い流路面積か
ら狭い流路面積に流れる)から流動抵抗が生じキャビテ
ィC内の樹脂製品にフローマークが発生しやすくなる。
示す射出成形用金型では、サイドゲートEの厚みがキャ
ビティCの厚みより厚くなるように設定しているため、
射出成形時にサイドゲートEからキャビティC内に樹脂
が流入されるとき、流路断面積の違い(広い流路面積か
ら狭い流路面積に流れる)から流動抵抗が生じキャビテ
ィC内の樹脂製品にフローマークが発生しやすくなる。
【0008】また、ゲートカットピンGをサイドゲート
E内に進入させる場合、ゲートカットピンGは、金型分
割面と直交する方向(金型開閉方向)に動作されるの
で、ゲートカットピンGで押される樹脂は、サイドゲー
トEの両側に設けるランナDとキャビティCに流れよう
とする。
E内に進入させる場合、ゲートカットピンGは、金型分
割面と直交する方向(金型開閉方向)に動作されるの
で、ゲートカットピンGで押される樹脂は、サイドゲー
トEの両側に設けるランナDとキャビティCに流れよう
とする。
【0009】図6では、サイドゲートEの厚みをキャビ
ティCの厚みよりも厚くしているので、サイドゲートE
内の樹脂のほとんどはランナD側に流れるが、サイドゲ
ートE内の樹脂はキャビティC内にも押し込まれてしま
うので、キャビティC内の樹脂が固化しかかっている状
態で、サイドゲートE内の余計な樹脂がキャビティCに
無理やり押し込まれてしまうと、キャビティCにおける
サイドゲートE付近の樹脂密度が高くなってキャビティ
Cへの樹脂の転写性の差が大きくなり、樹脂製品表面に
くもりのような跡が出てしまうという不具合がある。
ティCの厚みよりも厚くしているので、サイドゲートE
内の樹脂のほとんどはランナD側に流れるが、サイドゲ
ートE内の樹脂はキャビティC内にも押し込まれてしま
うので、キャビティC内の樹脂が固化しかかっている状
態で、サイドゲートE内の余計な樹脂がキャビティCに
無理やり押し込まれてしまうと、キャビティCにおける
サイドゲートE付近の樹脂密度が高くなってキャビティ
Cへの樹脂の転写性の差が大きくなり、樹脂製品表面に
くもりのような跡が出てしまうという不具合がある。
【0010】さらに、図6に示すサイドゲートEの構成
では、キャビティCの厚みよりもサイドゲートEの厚み
の方が厚くなっているため、ゲートカットピンGで樹脂
を切断すると、樹脂製品のサイドゲートE付近において
は、製品における表面側の角部(金型内方に形成される
角部)に曲面を形成することが非常に困難となる不具合
がある。
では、キャビティCの厚みよりもサイドゲートEの厚み
の方が厚くなっているため、ゲートカットピンGで樹脂
を切断すると、樹脂製品のサイドゲートE付近において
は、製品における表面側の角部(金型内方に形成される
角部)に曲面を形成することが非常に困難となる不具合
がある。
【0011】また、樹脂製品の金型内方に形成される角
部に曲面を確実に形成できながら、ゲートカットピンG
を用いてサイドゲートEとキャビティCとの間を遮断し
ようとする場合には、図7に示すように、固定側型Aの
金型分割面に樹脂製品形状のキャビティCの型を形成
し、可動側型Bの金型分割面にランナDおよびサイドゲ
ートE形状の型を形成して、さらに、サイドゲートEの
一部をキャビティCにオーバーラップさせ、サイドゲー
トEのオーバーラップ部分にゲートカットピンGを進退
させるようにしたものがある。
部に曲面を確実に形成できながら、ゲートカットピンG
を用いてサイドゲートEとキャビティCとの間を遮断し
ようとする場合には、図7に示すように、固定側型Aの
金型分割面に樹脂製品形状のキャビティCの型を形成
し、可動側型Bの金型分割面にランナDおよびサイドゲ
ートE形状の型を形成して、さらに、サイドゲートEの
一部をキャビティCにオーバーラップさせ、サイドゲー
トEのオーバーラップ部分にゲートカットピンGを進退
させるようにしたものがある。
【0012】図7に示すオーバーラップ型のサイドゲー
トEでは、金型分割面を境にしてサイドゲートEとキャ
ビティCとが連通されるようになっており、この連通部
FをゲートカットピンGで遮断するようになっている。
そして、ゲートカットピンGの太さおよび大きさは、連
通部Fを完全に塞ぐ必要があることから、連通部Fの開
口面積以上の断面積を有する径としている。
トEでは、金型分割面を境にしてサイドゲートEとキャ
ビティCとが連通されるようになっており、この連通部
FをゲートカットピンGで遮断するようになっている。
そして、ゲートカットピンGの太さおよび大きさは、連
通部Fを完全に塞ぐ必要があることから、連通部Fの開
口面積以上の断面積を有する径としている。
【0013】図7に示す射出成形用金型では、キャビテ
ィCにより樹脂製品に曲面の角部を確実に形成できる
が、ゲートカットピンGをサイドゲートE内に進入させ
る場合、ゲートカットピンGは、金型分割面と直交する
方向に動作されるので、ゲートカットピンGで押される
樹脂のほとんどは、ゲートカットピンGの上方にあるキ
ャビティC内に押し込まれる。
ィCにより樹脂製品に曲面の角部を確実に形成できる
が、ゲートカットピンGをサイドゲートE内に進入させ
る場合、ゲートカットピンGは、金型分割面と直交する
方向に動作されるので、ゲートカットピンGで押される
樹脂のほとんどは、ゲートカットピンGの上方にあるキ
ャビティC内に押し込まれる。
【0014】したがって、図7に示す射出成形用金型に
おいても、キャビティC内の樹脂が固化しかかっている
状態で、サイドゲートE内の余計な樹脂をキャビティC
内に無理やり押し込むこととなるので、キャビティCの
連通部F付近の樹脂密度が高くなってキャビティCへの
樹脂の転写性の差が大きくなり、樹脂製品表面にくもり
のような跡が出てしまうという不具合がある。
おいても、キャビティC内の樹脂が固化しかかっている
状態で、サイドゲートE内の余計な樹脂をキャビティC
内に無理やり押し込むこととなるので、キャビティCの
連通部F付近の樹脂密度が高くなってキャビティCへの
樹脂の転写性の差が大きくなり、樹脂製品表面にくもり
のような跡が出てしまうという不具合がある。
【0015】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、ゲートカット部材を用いて、キャビティ
により成形される樹脂製品と、ランナ及びサイドゲート
により成形された樹脂成形部分とを樹脂製品へ悪影響を
与えることなく切断することができる射出成形用金型を
提供することを目的とする。
とするもので、ゲートカット部材を用いて、キャビティ
により成形される樹脂製品と、ランナ及びサイドゲート
により成形された樹脂成形部分とを樹脂製品へ悪影響を
与えることなく切断することができる射出成形用金型を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明の射出成形用金型は、固定側型と可
動側型とを互いに開閉可能とし、型閉時において型相互
間に、製品形状のキャビティと、成形材料通路の一部と
なるランナ及びランナとキャビティを連通させ、キャビ
ティの肉厚の上に一部が重なってオーバーラップするサ
イドゲートが形成され、固定側型と可動側型のいずれか
一方に、サイドゲートとキャビティとの間を遮断するゲ
ートカット部材をサイドゲートのオーバーラッブ部分内
に進退可能に設けている射出成形用金型において、ゲー
トカット部材を、サイドゲートのオーバーラップ部分内
に進入させる時に、ランナからキャビティに向かって樹
脂が流入する方向と逆方向に進入させるように固定側型
または可動側型に設けていることを特徴とする構成とし
た。
に、請求項1の発明の射出成形用金型は、固定側型と可
動側型とを互いに開閉可能とし、型閉時において型相互
間に、製品形状のキャビティと、成形材料通路の一部と
なるランナ及びランナとキャビティを連通させ、キャビ
ティの肉厚の上に一部が重なってオーバーラップするサ
イドゲートが形成され、固定側型と可動側型のいずれか
一方に、サイドゲートとキャビティとの間を遮断するゲ
ートカット部材をサイドゲートのオーバーラッブ部分内
に進退可能に設けている射出成形用金型において、ゲー
トカット部材を、サイドゲートのオーバーラップ部分内
に進入させる時に、ランナからキャビティに向かって樹
脂が流入する方向と逆方向に進入させるように固定側型
または可動側型に設けていることを特徴とする構成とし
た。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の射出成形用金型において、ゲートカット部材が配設さ
れる固定側型または可動側型に、ゲートカット部材をサ
イドゲートのオーバーラップ部分内に進退させるゲート
カット進退機構を設け、ゲートカット進退機構は、ゲー
トカット部材をサイドゲート内から後退する方向に常時
押圧してゲートカット部材を後退させる後退手段と、サ
イドゲートをキャビティから遮断するときにゲートカッ
ト部材を後退手段による押圧力に抗してサイドゲート内
に進入させる進入手段とを備えている構成とした。
の射出成形用金型において、ゲートカット部材が配設さ
れる固定側型または可動側型に、ゲートカット部材をサ
イドゲートのオーバーラップ部分内に進退させるゲート
カット進退機構を設け、ゲートカット進退機構は、ゲー
トカット部材をサイドゲート内から後退する方向に常時
押圧してゲートカット部材を後退させる後退手段と、サ
イドゲートをキャビティから遮断するときにゲートカッ
ト部材を後退手段による押圧力に抗してサイドゲート内
に進入させる進入手段とを備えている構成とした。
【0018】ゲートカット部材をサイドゲート内から後
退する方向に常時押圧する後退手段としては、例えば、
コイルバネ、ゴム、板バネなどの弾性部材が挙げられ
る。
退する方向に常時押圧する後退手段としては、例えば、
コイルバネ、ゴム、板バネなどの弾性部材が挙げられ
る。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の射出成形用金型において、ゲートカッ
ト部材は、サイドゲートへの進入側先端部でキャビティ
内の樹脂と対向する角部が面取りされていることを特徴
とする構成とした。
請求項2に記載の射出成形用金型において、ゲートカッ
ト部材は、サイドゲートへの進入側先端部でキャビティ
内の樹脂と対向する角部が面取りされていることを特徴
とする構成とした。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3の何れかに記載の射出成形用金型において、ゲー
トカット部材は、キャビティ内の樹脂と対向する面が、
進入先端側よりも後方が金型分割面から金型内方に向か
って離れるように傾斜していることを特徴とする構成と
した。
求項3の何れかに記載の射出成形用金型において、ゲー
トカット部材は、キャビティ内の樹脂と対向する面が、
進入先端側よりも後方が金型分割面から金型内方に向か
って離れるように傾斜していることを特徴とする構成と
した。
【0021】
【発明の実施形態】以下、本発明の射出成形用金型の実
施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、
本実施の形態にかかる射出成形用金型は、熱可塑性樹脂
を成形材料とする射出成形に用いられるものである。な
お、本発明は、単数の製品を成形するものに限らず、複
数の製品を一度に形成するものにも適用できる。
施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、
本実施の形態にかかる射出成形用金型は、熱可塑性樹脂
を成形材料とする射出成形に用いられるものである。な
お、本発明は、単数の製品を成形するものに限らず、複
数の製品を一度に形成するものにも適用できる。
【0022】図1は、射出成形用金型の部分断面図であ
って、固定側型1と可動側型2を備えており、図1にお
いて可動側型2を固定側型1に対して上下方向(以下、
型開閉方向という)に移動させることにより、固定側型
1と可動側型2とを開閉するようになっている。
って、固定側型1と可動側型2を備えており、図1にお
いて可動側型2を固定側型1に対して上下方向(以下、
型開閉方向という)に移動させることにより、固定側型
1と可動側型2とを開閉するようになっている。
【0023】そして、型閉時において固定側型1と可動
側型2とにより製品形状のキャビティ3と、樹脂材料を
キャビティ3内に充填させるための成形材料通路の一部
となるスプル41、ランナ42、サイドゲート43が形
成されるようになっている。
側型2とにより製品形状のキャビティ3と、樹脂材料を
キャビティ3内に充填させるための成形材料通路の一部
となるスプル41、ランナ42、サイドゲート43が形
成されるようになっている。
【0024】キャビティ3は、固定側型1の金型分割面
11に凹状の製品形状の型を形成して、金型を閉じて固
定側型1の成形型と可動側型2の平坦な金型分割面21
を合わせることにより形成されるようになっている。
11に凹状の製品形状の型を形成して、金型を閉じて固
定側型1の成形型と可動側型2の平坦な金型分割面21
を合わせることにより形成されるようになっている。
【0025】樹脂供給路となるスプル41は固定側型1
に形成され、ランナ42とサイドゲート43とは、互い
に連通するように可動側型2の金型分割面21に凹状の
通路型を形成して、金型を閉じて可動側型2の成形型と
固定側型1の平坦な金型分割面11とを合わすことによ
り形成されるようになっている。
に形成され、ランナ42とサイドゲート43とは、互い
に連通するように可動側型2の金型分割面21に凹状の
通路型を形成して、金型を閉じて可動側型2の成形型と
固定側型1の平坦な金型分割面11とを合わすことによ
り形成されるようになっている。
【0026】なお、スプル41の金型分割面11側に形
成された出口は、ランナ42内に開口させている。
成された出口は、ランナ42内に開口させている。
【0027】また、サイドゲート43は、ランナ42と
キャビティ3を連通させるものであって、キャビティ3
への樹脂流出側は、後記するゲートカット部材5を設け
ることにより、ゲートカット部材5の側面でサイドゲー
ト43の樹脂流出側端部が閉鎖された形状となるように
構成されている。
キャビティ3を連通させるものであって、キャビティ3
への樹脂流出側は、後記するゲートカット部材5を設け
ることにより、ゲートカット部材5の側面でサイドゲー
ト43の樹脂流出側端部が閉鎖された形状となるように
構成されている。
【0028】ランナ42とサイドゲート43とは、図2
および図4に示すように、ランナ42の幅および深さ
(ランナ厚み)よりもサイドゲート43の幅および深さ
(ゲート厚み)が狭くなるように形成されている。
および図4に示すように、ランナ42の幅および深さ
(ランナ厚み)よりもサイドゲート43の幅および深さ
(ゲート厚み)が狭くなるように形成されている。
【0029】さらに、サイドゲート43は、図1および
図2に示すように、樹脂流出側の一部がキャビティの肉
厚の上に重なってオーバーラップするように形成されて
おり、図1においてキャビティ3の左下端にサイドゲー
ト43の樹脂流出側の一部をオーバーラップさせたオー
バーラップ部分を形成している。
図2に示すように、樹脂流出側の一部がキャビティの肉
厚の上に重なってオーバーラップするように形成されて
おり、図1においてキャビティ3の左下端にサイドゲー
ト43の樹脂流出側の一部をオーバーラップさせたオー
バーラップ部分を形成している。
【0030】そして、可動側型2内には、サイドゲート
43におけるオーバーラップ部分内に進退移動可能で、
オーバーラップ部分内への進入によりキャビティ3とサ
イドゲート43との間を遮断するためのゲートカット部
材5が組み込まれている。
43におけるオーバーラップ部分内に進退移動可能で、
オーバーラップ部分内への進入によりキャビティ3とサ
イドゲート43との間を遮断するためのゲートカット部
材5が組み込まれている。
【0031】ゲートカット部材5は、図2に示すよう
に、金型分割面11,21と平行する方向で、かつ、サ
イドゲート43内に進入させる時は、ランナ42からキ
ャビティ3に向かって樹脂が流入する方向(図2の矢印
a)と逆方向に進入させられるように、可動側型2内に
形成するカット部材収容空間22に摺動可能に配設され
ている。
に、金型分割面11,21と平行する方向で、かつ、サ
イドゲート43内に進入させる時は、ランナ42からキ
ャビティ3に向かって樹脂が流入する方向(図2の矢印
a)と逆方向に進入させられるように、可動側型2内に
形成するカット部材収容空間22に摺動可能に配設され
ている。
【0032】さらに、ゲートカット部材5を、金型分割
面11,21と平行する方向で、かつ、サイドゲート4
3内に進入させる時は、ランナ42からサイドゲート4
3に樹脂が流入する方向と逆方向に進入させるゲートカ
ット進退機構6を可動側型2に設けている。
面11,21と平行する方向で、かつ、サイドゲート4
3内に進入させる時は、ランナ42からサイドゲート4
3に樹脂が流入する方向と逆方向に進入させるゲートカ
ット進退機構6を可動側型2に設けている。
【0033】ゲートカット進退機構6は、ゲートカット
部材5を、サイドゲート43内から後退する方向に常時
押圧する後退手段7を備えるとともに、サイドゲート4
3とキャビティ3とを遮断させるときに、ゲートカット
部材5を後退手段7による押圧力に抗してサイドゲート
43内に進入させる進入手段8を備えている。
部材5を、サイドゲート43内から後退する方向に常時
押圧する後退手段7を備えるとともに、サイドゲート4
3とキャビティ3とを遮断させるときに、ゲートカット
部材5を後退手段7による押圧力に抗してサイドゲート
43内に進入させる進入手段8を備えている。
【0034】そして、ゲートカット進退機構6を構成す
るため、本実施形態では、まず、ゲートカット部材5の
側面視の形状を図2示すようにZ状にしている。
るため、本実施形態では、まず、ゲートカット部材5の
側面視の形状を図2示すようにZ状にしている。
【0035】ゲートカット部材5は具体的には、図2か
ら図5に示すように、カット部材収容空間22内に収容
され、サイドゲート43の形状よりも大きい体積を有す
る本体部51と、本体部51のキャビティ側端部でサイ
ドゲート43に向けて突出され、サイドゲート43内に
進入可能とする進入部52と、本体部51のキャビティ
とは反対側で、進入部52と反対方向に突出され、後記
する押し出しピン81に当接されるテーパー面53aを
有する進入操作部53とを備えている。
ら図5に示すように、カット部材収容空間22内に収容
され、サイドゲート43の形状よりも大きい体積を有す
る本体部51と、本体部51のキャビティ側端部でサイ
ドゲート43に向けて突出され、サイドゲート43内に
進入可能とする進入部52と、本体部51のキャビティ
とは反対側で、進入部52と反対方向に突出され、後記
する押し出しピン81に当接されるテーパー面53aを
有する進入操作部53とを備えている。
【0036】進入部52は、ゲートカット部材5におけ
るサイドゲート43とキャビティ3とを遮断する部分で
あって、サイドゲート43のオーバーラップ部分を進退
するようになっている。進入部52の幅は、図4に示す
ように、本体部51の幅の約1/2となるように形成さ
れている。
るサイドゲート43とキャビティ3とを遮断する部分で
あって、サイドゲート43のオーバーラップ部分を進退
するようになっている。進入部52の幅は、図4に示す
ように、本体部51の幅の約1/2となるように形成さ
れている。
【0037】また、ゲートカット部材5は、図2に示す
ように、サイドゲート43から後退した時においても進
入部52の先端がサイドゲート43内に位置されるよう
にカット部材収容空間22に配設され、かつ、図3に示
すように、サイドゲート43のオーバーラップ部分に進
入していって、サイドゲート43とキャビティ3とを遮
断する際は、進入部52の先端がオーバーラップ部分を
越えて、サイドゲート43内に進入するようになってい
る。
ように、サイドゲート43から後退した時においても進
入部52の先端がサイドゲート43内に位置されるよう
にカット部材収容空間22に配設され、かつ、図3に示
すように、サイドゲート43のオーバーラップ部分に進
入していって、サイドゲート43とキャビティ3とを遮
断する際は、進入部52の先端がオーバーラップ部分を
越えて、サイドゲート43内に進入するようになってい
る。
【0038】進入部52の先端を常時サイドゲート43
内に位置させるようにしたのは、ゲートカット部材5の
進入部52をサイドゲート43内に進入させていくと
き、進入部52が必ずサイドゲート43内で摺動できる
ようにするためである。
内に位置させるようにしたのは、ゲートカット部材5の
進入部52をサイドゲート43内に進入させていくと
き、進入部52が必ずサイドゲート43内で摺動できる
ようにするためである。
【0039】進入部52の先端をオーバーラップ部分を
越えてサイドゲート43内に進入させるのは、キャビテ
ィ3の樹脂とサイドゲート43の樹脂とを確実に切断す
るためである。
越えてサイドゲート43内に進入させるのは、キャビテ
ィ3の樹脂とサイドゲート43の樹脂とを確実に切断す
るためである。
【0040】そして、ゲートカット部材5の進入操作部
53は、図2に示すように、下端角部に押し出しピン8
1の先端部を当接させるためのテーパー面53aを形成
している。
53は、図2に示すように、下端角部に押し出しピン8
1の先端部を当接させるためのテーパー面53aを形成
している。
【0041】後退手段7は、コイルバネ71を用い、コ
イルバネ71の一端部を可動側型2内に形成するバネ収
容室23の壁面に当接させ、コイルバネ71の他端部を
ゲートカット部材5の本体部51の側面に当接させるこ
とにより構成されている。
イルバネ71の一端部を可動側型2内に形成するバネ収
容室23の壁面に当接させ、コイルバネ71の他端部を
ゲートカット部材5の本体部51の側面に当接させるこ
とにより構成されている。
【0042】そして、後退手段7により、ゲートカット
部材5はコイルバネ71のバネ力で金型分割面11,2
1と平行する方向でサイドゲート43から遠ざかる方向
に常時押圧されるようになっている。そして、後退手段
7によって、ゲートカット部材5の進入部52をサイド
ゲート43内から後退させる方向に移動させるように作
用させているので、押し出しピン81が進入操作部53
のテーパー面53aの下部に当接された状態にあるとき
は、ゲートカット部材5がサイドゲート43から後退し
た位置に維持される。
部材5はコイルバネ71のバネ力で金型分割面11,2
1と平行する方向でサイドゲート43から遠ざかる方向
に常時押圧されるようになっている。そして、後退手段
7によって、ゲートカット部材5の進入部52をサイド
ゲート43内から後退させる方向に移動させるように作
用させているので、押し出しピン81が進入操作部53
のテーパー面53aの下部に当接された状態にあるとき
は、ゲートカット部材5がサイドゲート43から後退し
た位置に維持される。
【0043】さらに、本実施の形態では、進入操作部5
3のテーパー面53aと押し出しピン81とにより、ゲ
ートカット進退機構6の進入手段8を形成している。
3のテーパー面53aと押し出しピン81とにより、ゲ
ートカット進退機構6の進入手段8を形成している。
【0044】進入手段8を構成する押し出しピン81
は、可動側型2の開閉方向と同方向、即ち、金型分割面
11,21に対して直交する方向に進退移動可能に可動
側型2のピン配設孔24内に設けられており、図2にお
いて、押し出しピン81を上動させると、押し出しピン
81の先端部が進入操作部53のテーパー面53aに当
接し、押し出しピン81により、ゲートカット部材5
が、コイルバネ71のバネ力に抗して金型分割面11,
21と平行する方向でサイドゲート43内に進入する方
向に移動されるようになっている。
は、可動側型2の開閉方向と同方向、即ち、金型分割面
11,21に対して直交する方向に進退移動可能に可動
側型2のピン配設孔24内に設けられており、図2にお
いて、押し出しピン81を上動させると、押し出しピン
81の先端部が進入操作部53のテーパー面53aに当
接し、押し出しピン81により、ゲートカット部材5
が、コイルバネ71のバネ力に抗して金型分割面11,
21と平行する方向でサイドゲート43内に進入する方
向に移動されるようになっている。
【0045】押し出しピン81の上下動作は、図1に示
すように、押し出しピン81の下端面に油圧または空気
圧を作用させるようにして、油圧または空気圧の制御で
押し出しピン81の上下動作を行うようにしている。
すように、押し出しピン81の下端面に油圧または空気
圧を作用させるようにして、油圧または空気圧の制御で
押し出しピン81の上下動作を行うようにしている。
【0046】本実施の形態の進入手段8では、可動側型
2内において型分割方向に上下動する押し出しピン81
をキャビティ3側(図2において上方)へ押し出して、
この押し出しピン81でテーパー面53aを押圧するこ
とによりゲートカット部材5がサイドゲート43側に移
動し、進入部52がサイドゲート43内をさらに進入し
ていって、サイドゲート43とキャビティ3とを遮断す
るようになっている。
2内において型分割方向に上下動する押し出しピン81
をキャビティ3側(図2において上方)へ押し出して、
この押し出しピン81でテーパー面53aを押圧するこ
とによりゲートカット部材5がサイドゲート43側に移
動し、進入部52がサイドゲート43内をさらに進入し
ていって、サイドゲート43とキャビティ3とを遮断す
るようになっている。
【0047】また、可動側型2内において押し出しピン
81を図2において下方へ引き戻すことにより、ゲート
カット部材5が後退手段7のコイルバネ71のバネ力で
サイドゲート43から後退する方向に移動し、進入部5
2がサイドゲート43内を後退していって、サイドゲー
ト43とキャビティ3とが連通するようになっている。
81を図2において下方へ引き戻すことにより、ゲート
カット部材5が後退手段7のコイルバネ71のバネ力で
サイドゲート43から後退する方向に移動し、進入部5
2がサイドゲート43内を後退していって、サイドゲー
ト43とキャビティ3とが連通するようになっている。
【0048】なお、ゲートカット部材5は、図2及び図
3に示すように、サイドゲート43への進入側先端部で
キャビティ3内の樹脂と対向する角部55を曲面に面取
りすることが好ましい。なお、角部55の面取りは、曲
面に限らず角を平面的に面取りしてテーパー面とするよ
うにしてもよい。
3に示すように、サイドゲート43への進入側先端部で
キャビティ3内の樹脂と対向する角部55を曲面に面取
りすることが好ましい。なお、角部55の面取りは、曲
面に限らず角を平面的に面取りしてテーパー面とするよ
うにしてもよい。
【0049】つまり、ゲートカット部材5でキャビティ
3とサイドゲート43の間に樹脂が全くないように切断
するためには、ゲートカット部材5を固定側型1の金型
分割面11をすりきるように進入移動させる必要があ
る。そのため、ゲートカット部材5の進入先端が直角の
角部であると、固定側型1に当たるたびごとにゲートカ
ット部材5または固定側型1が磨耗していって樹脂製品
にバリが発生してしまう虞がある。
3とサイドゲート43の間に樹脂が全くないように切断
するためには、ゲートカット部材5を固定側型1の金型
分割面11をすりきるように進入移動させる必要があ
る。そのため、ゲートカット部材5の進入先端が直角の
角部であると、固定側型1に当たるたびごとにゲートカ
ット部材5または固定側型1が磨耗していって樹脂製品
にバリが発生してしまう虞がある。
【0050】そこで、ゲートカット部材5の進入側先端
部の角部55を曲面に面取りすることにより、ゲートカ
ット部材5をサイドゲート43内に進入させる際のゲー
トカット部材5の進入先端と固定側型1との当接による
金型等の磨耗を緩和させられるのである。
部の角部55を曲面に面取りすることにより、ゲートカ
ット部材5をサイドゲート43内に進入させる際のゲー
トカット部材5の進入先端と固定側型1との当接による
金型等の磨耗を緩和させられるのである。
【0051】さらに、ゲートカット部材5は、図2およ
び図3に示すように、キャビティ3内の樹脂と対向する
面54が、進入先端側よりも後方が金型分割面11,2
1から金型内方に向かって離れる方向に傾斜するように
形成することが好ましい。
び図3に示すように、キャビティ3内の樹脂と対向する
面54が、進入先端側よりも後方が金型分割面11,2
1から金型内方に向かって離れる方向に傾斜するように
形成することが好ましい。
【0052】すなわち、ゲートカット部材5のキャビテ
ィ3内の樹脂と対向する面54がキャビティ3の一部、
即ち型の一部を構成するため、キャビティ3内に樹脂が
充填されてゲートカット部材5の進入部52をサイドゲ
ート43内に進入させる場合、ゲートカット部材5の移
動により、キャビティ3の樹脂表面とゲートカット部材
5との間に大きな摩擦抵抗が生じ、ゲートカット部材5
の摺動が円滑に行えない場合が生ずる虞がある。
ィ3内の樹脂と対向する面54がキャビティ3の一部、
即ち型の一部を構成するため、キャビティ3内に樹脂が
充填されてゲートカット部材5の進入部52をサイドゲ
ート43内に進入させる場合、ゲートカット部材5の移
動により、キャビティ3の樹脂表面とゲートカット部材
5との間に大きな摩擦抵抗が生じ、ゲートカット部材5
の摺動が円滑に行えない場合が生ずる虞がある。
【0053】そこで、ゲートカット部材5の摺動時に生
じる摩擦抵抗をできるだけ少なくするため、ゲートカッ
ト部材5のキャビティ3内の樹脂と対向する面54を前
記したような傾斜面とすることにより、ゲートカット部
材5をサイドゲート43に向けて摺動させるときに、ゲ
ートカット部材5の上面54と樹脂表面との間に隙間が
形成され、摩擦抵抗を小さくすることができるので、ゲ
ートカット部材5の摺動を円滑に行えるようになる。
じる摩擦抵抗をできるだけ少なくするため、ゲートカッ
ト部材5のキャビティ3内の樹脂と対向する面54を前
記したような傾斜面とすることにより、ゲートカット部
材5をサイドゲート43に向けて摺動させるときに、ゲ
ートカット部材5の上面54と樹脂表面との間に隙間が
形成され、摩擦抵抗を小さくすることができるので、ゲ
ートカット部材5の摺動を円滑に行えるようになる。
【0054】つぎに、本実施形態の構成についてその作
用を説明する。樹脂成形にあたっては、図1および図2
に示すように、固定側型1と可動側型2とを型閉した状
態にして、図示しない射出成形機のノズルから成形材料
通路内へ溶融した樹脂を射出する。この樹脂は、成形材
料通路のスプル41からランナ42に至り、ランナ42
からサイドゲート43を介してキャビティ3内に流入さ
れる。
用を説明する。樹脂成形にあたっては、図1および図2
に示すように、固定側型1と可動側型2とを型閉した状
態にして、図示しない射出成形機のノズルから成形材料
通路内へ溶融した樹脂を射出する。この樹脂は、成形材
料通路のスプル41からランナ42に至り、ランナ42
からサイドゲート43を介してキャビティ3内に流入さ
れる。
【0055】このとき、ゲートカット部材5は、コイル
バネ71のバネ力により進入部52がサイドゲート43
から後退した位置(図2の状態)にある。
バネ71のバネ力により進入部52がサイドゲート43
から後退した位置(図2の状態)にある。
【0056】そして、これらキャビティ3内に樹脂が充
填されると、押し出しピン81が図2において金型分割
面11,21に向けて上動し、押し出しピン81の先端
がゲートカット部材5の進入操作部53のテーパー面5
3aに圧接すると、押し出しピン81がテーパー面53
aを押圧し、ゲートカット部材5がコイルバネ71のバ
ネ力に抗してサイドゲート43内に進入する方向に移動
し、ゲートカット部材5の進入部52がサイドゲート4
3内に進入していく。
填されると、押し出しピン81が図2において金型分割
面11,21に向けて上動し、押し出しピン81の先端
がゲートカット部材5の進入操作部53のテーパー面5
3aに圧接すると、押し出しピン81がテーパー面53
aを押圧し、ゲートカット部材5がコイルバネ71のバ
ネ力に抗してサイドゲート43内に進入する方向に移動
し、ゲートカット部材5の進入部52がサイドゲート4
3内に進入していく。
【0057】進入部52のサイドゲート43内への進入
により、図3に示すように、ゲートカット部材5の進入
部52でサイドゲート43とキャビティ3との間が遮断
されるとともに、サイドゲート43内の樹脂がランナ4
2側に押しやれて、キャビティ3内の樹脂とサイドゲー
ト43内の樹脂とが切断される。
により、図3に示すように、ゲートカット部材5の進入
部52でサイドゲート43とキャビティ3との間が遮断
されるとともに、サイドゲート43内の樹脂がランナ4
2側に押しやれて、キャビティ3内の樹脂とサイドゲー
ト43内の樹脂とが切断される。
【0058】本発明では、ゲートカット部材5をサイド
ゲート43内に樹脂の流入する方向と逆方向であるラン
ナ42に向かって進入移動させる構成としているので、
ゲートカット部材5で押されるサイドゲート43内の樹
脂はランナ42側に押しやられ、キャビティ3側への押
し込みを防止できる。
ゲート43内に樹脂の流入する方向と逆方向であるラン
ナ42に向かって進入移動させる構成としているので、
ゲートカット部材5で押されるサイドゲート43内の樹
脂はランナ42側に押しやられ、キャビティ3側への押
し込みを防止できる。
【0059】その結果、サイドゲート43内の樹脂のキ
ャビティ3側への押し込みを防止できるので、樹脂製品
にくもりなどが生ずることなく良好な外観品質が得られ
る。
ャビティ3側への押し込みを防止できるので、樹脂製品
にくもりなどが生ずることなく良好な外観品質が得られ
る。
【0060】また、本実施形態では、ゲートカット進退
機構6を、コイルバネ71を用いた後退手段7と、押し
出しピン81を用いた進入手段8とにより構成している
ので、簡単な構成でゲートカット部材5の進退動作を行
うことができる。
機構6を、コイルバネ71を用いた後退手段7と、押し
出しピン81を用いた進入手段8とにより構成している
ので、簡単な構成でゲートカット部材5の進退動作を行
うことができる。
【0061】さらに、サイドゲート43の長さは、サイ
ドゲート43内の樹脂をゲートカット部材5によりラン
ナ42に押し込みやすくするため、図4の仮想線で示す
ようにランナ42aを形成してサイドゲート43の長さ
を短く形成するのが好ましい。
ドゲート43内の樹脂をゲートカット部材5によりラン
ナ42に押し込みやすくするため、図4の仮想線で示す
ようにランナ42aを形成してサイドゲート43の長さ
を短く形成するのが好ましい。
【0062】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。
るものではなく、種々の変形実施が可能である。
【0063】例えば、ゲートカット部材5を進退動作さ
せるための進入手段8は、前記した実施形態では、押し
出しピン81を金型分割面11,21と直交する方向に
進退動作させるようにしたが、押し出しピン81は、ゲ
ートカット部材5と同じように、金型分割面11,21
と平行する方向に進退動作させるように金型内に配設す
るようにしてもよい。
せるための進入手段8は、前記した実施形態では、押し
出しピン81を金型分割面11,21と直交する方向に
進退動作させるようにしたが、押し出しピン81は、ゲ
ートカット部材5と同じように、金型分割面11,21
と平行する方向に進退動作させるように金型内に配設す
るようにしてもよい。
【0064】さらに、前記実施形態の金型は、1つのキ
ャビティ3に対してサイドゲート43を1つだけ設けた
が、1つのキャビティに対してサイドゲートを2つ以上
設けるものについても本発明を適用できる。また、前記
実施形態では、サイドゲート43およびゲートカット部
材5を可動側型2に設けたが、必要に応じて固定側型に
設けてもよい。さらに、本発明は、熱可塑性樹脂の射出
成形用金型に限らず、他の成形材料、成形方法用の金型
装置にも適用できる。
ャビティ3に対してサイドゲート43を1つだけ設けた
が、1つのキャビティに対してサイドゲートを2つ以上
設けるものについても本発明を適用できる。また、前記
実施形態では、サイドゲート43およびゲートカット部
材5を可動側型2に設けたが、必要に応じて固定側型に
設けてもよい。さらに、本発明は、熱可塑性樹脂の射出
成形用金型に限らず、他の成形材料、成形方法用の金型
装置にも適用できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ゲートカット
部材を、サイドゲートのオーバーラップ部分内に進入さ
せる時に、ランナからキャビティに向かって樹脂が流入
する方向と逆方向に進入させるように固定側型または可
動側型に設けていることを特徴とする構成としたから、
ゲートカット部材で押されるサイドゲート内の樹脂はラ
ンナ側に押しやられ、キャビティ側への押し込みを防止
できる。
部材を、サイドゲートのオーバーラップ部分内に進入さ
せる時に、ランナからキャビティに向かって樹脂が流入
する方向と逆方向に進入させるように固定側型または可
動側型に設けていることを特徴とする構成としたから、
ゲートカット部材で押されるサイドゲート内の樹脂はラ
ンナ側に押しやられ、キャビティ側への押し込みを防止
できる。
【0066】その結果、サイドゲート内の樹脂のキャビ
ティ側への押し込みを防止できるので、樹脂製品にくも
りなどが生ずることなく良好な外観品質が得られる。
ティ側への押し込みを防止できるので、樹脂製品にくも
りなどが生ずることなく良好な外観品質が得られる。
【0067】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の射出成形用金型において、ゲートカット部材が配設さ
れる固定側型または可動側型に、ゲートカット部材をサ
イドゲートのオーバーラップ部分内に進退させるゲート
カット進退機構を設け、ゲートカット進退機構は、ゲー
トカット部材をサイドゲート内から後退する方向に常時
押圧してゲートカット部材を後退させる後退手段と、サ
イドゲートをキャビティから遮断するときにゲートカッ
ト部材を後退手段による押圧力に抗してサイドゲート内
に進入させる進入手段とを備えている構成としたから、
簡単な構成でゲートカット部材の進退動作を行うことが
できる。
の射出成形用金型において、ゲートカット部材が配設さ
れる固定側型または可動側型に、ゲートカット部材をサ
イドゲートのオーバーラップ部分内に進退させるゲート
カット進退機構を設け、ゲートカット進退機構は、ゲー
トカット部材をサイドゲート内から後退する方向に常時
押圧してゲートカット部材を後退させる後退手段と、サ
イドゲートをキャビティから遮断するときにゲートカッ
ト部材を後退手段による押圧力に抗してサイドゲート内
に進入させる進入手段とを備えている構成としたから、
簡単な構成でゲートカット部材の進退動作を行うことが
できる。
【0068】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の射出成形用金型において、ゲートカッ
ト部材は、サイドゲートへの進入側先端部でキャビティ
内の樹脂と対向する角部を面取りしていることを特徴と
する構成としたから、ゲートカット部材をサイドゲート
内に進入させる際のゲートカット部材の進入先端と金型
との当接による金型等の磨耗を緩和させられる。
請求項2に記載の射出成形用金型において、ゲートカッ
ト部材は、サイドゲートへの進入側先端部でキャビティ
内の樹脂と対向する角部を面取りしていることを特徴と
する構成としたから、ゲートカット部材をサイドゲート
内に進入させる際のゲートカット部材の進入先端と金型
との当接による金型等の磨耗を緩和させられる。
【0069】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3の何れかに記載の射出成形用金型において、ゲー
トカット部材は、キャビティ内の樹脂と対向する面が、
進入先端側よりも後方が金型分割面から金型内方に向か
って離れるように傾斜していることを特徴とする構成と
したから、ゲートカット部材をサイドゲートに向けて摺
動させるときに、ゲートカット部材のキャビティ形成面
と樹脂表面との間に隙間が形成され、摩擦抵抗を小さく
することができるので、ゲートカット部材の摺動を円滑
に行える。
求項3の何れかに記載の射出成形用金型において、ゲー
トカット部材は、キャビティ内の樹脂と対向する面が、
進入先端側よりも後方が金型分割面から金型内方に向か
って離れるように傾斜していることを特徴とする構成と
したから、ゲートカット部材をサイドゲートに向けて摺
動させるときに、ゲートカット部材のキャビティ形成面
と樹脂表面との間に隙間が形成され、摩擦抵抗を小さく
することができるので、ゲートカット部材の摺動を円滑
に行える。
【図1】本発明の実施形態の射出成形用金型の部分断面
図であって、樹脂が充填される前の型閉状態を示す。
図であって、樹脂が充填される前の型閉状態を示す。
【図2】本発明の射出成形用金型の要部部分断面図であ
って、樹脂が充填される前の型閉状態を示す。
って、樹脂が充填される前の型閉状態を示す。
【図3】図2における射出成形用金型に樹脂が充填され
て、ゲートカット部材がサイドゲート内に進入して、キ
ャビティとサイドゲートとが遮断された状態を示す。
て、ゲートカット部材がサイドゲート内に進入して、キ
ャビティとサイドゲートとが遮断された状態を示す。
【図4】図2に示す射出成形用金型の可動側型を上方か
ら見た部分上面図であって、樹脂が充填される前の型閉
状態を示す。
ら見た部分上面図であって、樹脂が充填される前の型閉
状態を示す。
【図5】図3に示す射出成形用金型の可動側型を上方か
ら見た部分上面図であって、ゲートカット部材がサイド
ゲート内に進入した状態を示す。
ら見た部分上面図であって、ゲートカット部材がサイド
ゲート内に進入した状態を示す。
【図6】従来のサイドゲートを有する射出成形用金型の
一例を示す部分断面図である。
一例を示す部分断面図である。
【図7】従来のサイドゲートを有する射出成形用金型の
他の一例であってオーバーラップ型のサイドゲートが設
けられたものを示す部分断面図である。
他の一例であってオーバーラップ型のサイドゲートが設
けられたものを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 固定側型
11 金型分割面(固定側)
2 可動側型
21 金型分割面(可動側)
3 キャビティ
42 ランナ
43 サイドゲート
5 ゲートカット部材
6 ゲートカット進退機構
7 後退手段
8 進入手段
Claims (4)
- 【請求項1】固定側型と可動側型とを互いに開閉可能と
し、型閉時において型相互間に、製品形状のキャビティ
と、成形材料通路の一部となるランナ及びランナとキャ
ビティを連通させ、キャビティの肉厚の上に一部が重な
ってオーバーラップするサイドゲートが形成され、固定
側型と可動側型のいずれか一方に、サイドゲートとキャ
ビティとの間を遮断するゲートカット部材をサイドゲー
トのオーバーラッブ部分内に進退可能に設けている射出
成形用金型において、 ゲートカット部材を、サイドゲートのオーバーラップ部
分内に進入させる時に、ランナからキャビティに向かっ
て樹脂が流入する方向と逆方向に進入させるように固定
側型または可動側型に設けていることを特徴とする射出
成形用金型。 - 【請求項2】ゲートカット部材が配設される固定側型ま
たは可動側型に、ゲートカット部材をサイドゲートのオ
ーバーラップ部分内に進退させるゲートカット進退機構
を設け、ゲートカット進退機構は、ゲートカット部材を
サイドゲート内から後退する方向に常時押圧してゲート
カット部材を後退させる後退手段と、サイドゲートをキ
ャビティから遮断するときにゲートカット部材を後退手
段による押圧力に抗してサイドゲート内に進入させる進
入手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
の射出成形用金型。 - 【請求項3】ゲートカット部材は、サイドゲートへの進
入側先端部でキャビティ内の樹脂と対向する角部が面取
りされていることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の射出成形用金型。 - 【請求項4】ゲートカット部材は、キャビティ内の樹脂
と対向する面が、進入先端側よりも後方が金型分割面か
ら金型内方に向かって離れるように傾斜していることを
特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の射出
成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001269239A JP2003071886A (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2001
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