JP2007022044A - 射出成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部動力が不要で、構造がコンパクトで、あらゆる金型に対応可能であると共に、樹脂圧力が不要となる射出成形装置を提供する。
【解決手段】 ゲート切断機10は、ゲート溝部11zと、一対の金型2,3の型締め及び型開きによってゲート溝部11zに対して退避及び進入するゲートカット部13bを有するゲートカッタ13と、ゲートカット部13bをゲート溝部11z内に進入させるバネ15とを備え、一対の金型2,3による型締めによってゲートカッタ13がスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zから退避された状態で射出成形され、一対の金型2,3による型開きによってゲートカッタ13がスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zに進入された状態でゲート部5aが切断される射出成形装置1を構成した。
【選択図】 図3
【解決手段】 ゲート切断機10は、ゲート溝部11zと、一対の金型2,3の型締め及び型開きによってゲート溝部11zに対して退避及び進入するゲートカット部13bを有するゲートカッタ13と、ゲートカット部13bをゲート溝部11z内に進入させるバネ15とを備え、一対の金型2,3による型締めによってゲートカッタ13がスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zから退避された状態で射出成形され、一対の金型2,3による型開きによってゲートカッタ13がスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zに進入された状態でゲート部5aが切断される射出成形装置1を構成した。
【選択図】 図3
Description
この発明は、第1の金型と第2の金型とからなる一対の金型を有し、第2の金型に成形物のゲート部を切断するゲート切断機を備えた射出成形装置に関するものである。
従来、樹脂の射出成形は、一対の金型の型締め後、型内へ溶融樹脂を充填して冷却した後に、一対の金型の型開きを行い、固化した成形品をイジェクタピン等で型から取外すことによって行われる。
このとき、成形品には、スプル、ランナ、ゲートといった樹脂部分が附属しているので、何らかの方法で成形品から切断して分離する必要がある。また、成形品と樹脂部分との接続部分であるゲートを切断する場合に、射出成形装置は、ゲートを切断する部材を駆動するために、一般にエアー又は油圧等の専用の外部動力が用いられ、大型であった。従って、外部動力としてのエアーや油圧を不要とし、コンパクトで、あらゆる金型に対応可能である射出成形装置が、金型成形をする上で望ましいと考えられる。
このような射出成形装置に関する発明には、特許文献1に記載されたようなものがある。この特許文献1には、「・・・基体の上面部にゲート用空隙を設け、このゲート用空隙に連続して案内溝を設けてゲートピンを配設すると共に、該ゲートピンを前記基体内に配設されているバネにより前記ゲート用空隙の方向に付勢し、該バネのバネ圧を調整する機構を設け、樹脂の充填の際に樹脂圧力が前記バネ圧を調整する機構によって調整されたバネの付勢力を超えるときゲートより逃げ動作を行ってゲート開とし、そして樹脂充填完了後に樹脂圧が一定以下に低下したとき、前記ゲートピンが前記バネ圧を調整する機構によって調整されたバネの付勢力によりゲート方向に移動し、ゲートを遮断する構成であることを特徴とする型内ゲート開閉機構。」が記載されている。
これによれば、「樹脂圧力を利用し、外部動力としてエアーや油圧を必要としないので、構造がシンプルである。」旨記載されている。
特開2002−337193号公報。
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、外部動力としてのエアーや油圧を不要とするものの、樹脂圧力を必要とする。すなわち、ノズル開で樹脂充填中におけるゲート用空隙内の樹脂圧力がバネの付勢力よりも大きくなると、ゲートピンは、バネの付勢力に抗して押されてゲート用空隙の位置から後退し、樹脂の充填が完了し、ノズル閉となると、ゲート用空隙内の樹脂圧力がバネの付勢力よりも小さくなり、ゲートピンはバネの付勢力によりゲート用空隙の位置に復帰する。このように樹脂圧力とバネ力との大小関係が入替わるタイミングを利用してゲートピンを移動させる必要があるので、ゲートピンの駆動の安定性に欠ける。
また、樹脂圧力とバネ力の大小関係によってゲートピンを移動させて、成形物に附属するゲートを切断するので、樹脂圧力が小さくなれば、成形物やゲートが固化する前にゲートピンがゲート用空隙内に突出してゲートを切断してしまう虞もある。
そこで、この発明は、エアーや油圧等の外部動力が不要で、構造がコンパクトであり、あらゆる金型に対応可能であると共に、樹脂圧力が不要となる射出成形装置を提供することを課題とする。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1の金型と第2の金型とからなる一対の金型を有し、前記第2の金型に成形物のゲート部を切断するゲート切断機を備えた射出成形装置であって、前記ゲート切断機は、前記一対の金型の型締め及び型開き時にスライドされて前記ゲート部が成形されるゲート溝部に対して退避及び進入するゲートカット部を有するゲートカッタと、前記ゲートカット部を前記ゲート溝部内に進入させるように前記ゲートカッタを付勢する付勢手段とを備え、前記一対の金型による型締め時の駆動力を受けて前記ゲートカッタが前記付勢手段の付勢力に抗してスライドされ、前記ゲートカット部が前記ゲート溝部から退避された状態で射出成形され、前記一対の金型による型開きによって前記ゲートカッタが前記付勢手段によりスライドされ、前記ゲートカット部が前記ゲート溝部に進入されることにより前記ゲート部が切断されるように構成された射出成形装置としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ゲートカッタと隣接して前記第1の金型に押圧されるスライダが設けられ、前記スライダには、前記ゲートカッタに対して摺動するスライダ側摺動面が設けられ、前記ゲートカッタには、前記スライダ側摺動面に対して摺動するゲートカッタ側摺動面が設けられ、前記スライダが型開閉方向に直線移動することによって、前記スライダ側摺動面と前記ゲートカッタ側摺動面とが摺動し、前記ゲートカッタが型開閉方向と異なる方向に直線移動するように構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記スライダが型開閉方向に直線移動すると共に、前記ゲートカッタが型開閉方向と垂直に直線移動し、前記ゲートカット部が、前記ゲート溝部内の前記ゲート部を、前記ゲート溝部の一側面側から突出して他側面側に押圧して切断可能に配置されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記付勢手段が、型開閉方向と垂直に弾性力を有する弾性部材であり、前記ゲートカッタが、前記弾性部材の弾性力によって型開閉方向と垂直に移動することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ゲートカッタには、前記第1の金型に当接して押圧される被押圧部が設けられ、前記ゲートカッタが型開閉方向に直線移動することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成に加え、前記ゲートカッタが、型開閉方向に直線移動することにより、前記ゲートカット部が、前記ゲート溝部内の前記ゲート部を、前記ゲート溝部の底面側から突出して切断可能に配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構成に加え、前記付勢手段が、前記ゲートカッタに取付けられ、型開閉方向に弾性力を有する弾性部材であり、前記ゲートカッタが、前記弾性部材の弾性力によって型開閉方向に移動することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一つに記載の構成に加え、前記ゲート切断機は、前記ゲートカッタ及び前記付勢手段が筐体に収納されて構成され、該筐体の一面側に前記ゲート溝部が形成され、前記ゲート切断機が前記第2の金型の所定の位置に配置されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ゲート切断機は、一対の金型の型締め及び型開き時にスライドされてゲート部が成形されるゲート溝部に対して退避及び進入するゲートカット部を有するゲートカッタと、ゲートカット部をゲート溝部内に進入させるようにゲートカッタを付勢する付勢手段とを備える。そして、一対の金型による型締め時の駆動力を受けてゲートカッタが付勢手段の付勢力に抗してスライドされ、ゲートカット部がゲート溝部から退避された状態で射出成形され、一対の金型による型開きによってゲートカッタが付勢手段によりスライドされ、ゲートカット部がゲート溝部に進入されることによりゲート部が切断される。そのため、一対の金型のうち、少なくとも一方の金型が移動すれば、ゲートカッタが有するゲートカット部が、ゲート溝部内に進入し、又は、ゲート溝部内から退避する。従って、射出成形装置におけるゲート切断機は、ゲートカッタを動作させるために、エアーや油圧等の専用の外部動力が不要で、構造がコンパクトであり、あらゆる金型に対応可能であると共に、樹脂圧力が不要となる。また、金型が型締め及び型開きする動力を、ゲートカッタの動作に利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ゲートカッタと隣接して第1の金型に押圧されるスライダが設けられ、スライダには、ゲートカッタに対して摺動するスライダ側摺動面が設けられ、ゲートカッタには、スライダ側摺動面に対して摺動するゲートカッタ側摺動面が設けられ、スライダが型開閉方向に直線移動することによって、スライダ側摺動面とゲートカッタ側摺動面とが摺動し、ゲートカッタが型開閉方向と異なる方向に直線移動するように構成された。そのため、スライダが第1の金型に押圧されると、その押圧力によってスライダ側摺動面とゲートカッタ側摺動面とが摺動し、ゲートカッタの移動が、スライダの型開閉方向への直線移動とは異なった方向への直線移動へと変換される。従って、成形物の固化と共に固化するゲート部を切断する場合に、ゲート部がゲート溝部から逃げ難いように所望の角度からゲートカット部を進入させることができ、確実かつ綺麗に成形物のゲート部を切断することができる。
請求項3に記載の発明によれば、スライダが型開閉方向に直線移動すると共に、ゲートカッタが型開閉方向と垂直に直線移動し、ゲートカット部が、ゲート溝部内のゲート部を、ゲート溝部の一側面側から突出して他側面側に押圧して切断可能に配置された。従って、成形物に附属するゲート部を、ゲート溝部から外れ難い状態に維持しつつ、最も切断し易い角度からゲートカット部で切断することができる。
請求項4に記載の発明によれば、付勢手段が、型開閉方向と垂直に弾性力を有する弾性部材であり、ゲートカッタが、弾性部材の弾性力によって型開閉方向と垂直に移動する。従って、付勢手段の構造が単純なので、ゲート切断機を、低コスト化でき、又、耐久性に優れたものにすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、ゲートカッタには、第1の金型に当接して押圧される被押圧部が設けられ、ゲートカッタが型開閉方向に直線移動する。そのため、第1の金型に被押圧部が押圧されたゲートカッタが、型開閉方向に直線移動し、ゲートカット部が、型開閉方向に直線移動する。従って、スライダを別個に設ける必要がなく、構造を簡単にすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ゲートカッタが、型開閉方向に直線移動することにより、ゲートカット部が、ゲート溝部内のゲート部を、ゲート溝部の底面側から突出して切断可能に配置された。従って、ゲート溝部内のゲート部が比較的柔らかい樹脂である場合には、成形物に附属するゲート部を、ゲート溝部から外れない状態に維持しつつ、ゲートカット部で確実かつ綺麗に切断することができる。
請求項7に記載の発明によれば、付勢手段が、ゲートカッタに取付けられ、型開閉方向に弾性力を有する弾性部材であり、ゲートカッタが、弾性部材の弾性力によって型開閉方向に移動する。従って、付勢手段の構造が単純なので、ゲート切断機を、低コスト化でき、又、耐久性に優れたものにすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、ゲート切断機は、ゲートカッタ及び付勢手段が筐体に収納されて構成され、筐体の一面側にゲート溝部が形成され、ゲート切断機が第2の金型の所定の位置に配置された。そのため、ゲートカッタ及び付勢手段を金型に設ける場合に、各々単品で金型に設けるのではなくて一括して金型に設けることができる。従って、ゲートカッタ及び付勢手段の取扱いが簡単であると共に、ゲート切断機の配設が容易である。また、そのようなゲート切断機は、第1の金型と第2の金型の何れに対しても設けることができるので、第1の金型と第2の金型の何れが可動型で何れが固定型であっても、対応可能とすることができる。
[発明の実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1乃至図8は、この発明の実施の形態1を示す。
まず構成を説明すると、射出成形装置1は、図1及び図2に示すように、「第1の金型」である固定型2と、「第2の金型」である可動型3とからなる一対の金型2,3を有している。
固定型2には、樹脂を吐出するノズル4が設けられ、このノズル4からの高温の溶融材料を受け入れてランナ3aに送るスプル2aが形成され、又、成形物である製品5を成形するためのキャビティ2pが形成されている。
可動型3には、溶融材料の主要通路となるランナ3aと、製品成形するための空間に充填される溶融材料の流れの方向と流量を制御するゲート3bが形成され、又、成形物である製品5を成形するためのキャビティ2pと組み合わされるコア3pが形成されている。また、可動型3には、キャビティ2p及びコア3pによって形成される空間内で溶融材料が固化して形成された製品5を可動型3から突き出して取出すイジェクタピン6が設けられている。さらに、可動型3には、スプルロックピン7が設けられており、スプルロックピン7の先端にZ形の切欠け7aが設けられていて、可動型3が、図2の矢印Aの方向に移動した場合に、スプル2a内で固化した樹脂を引抜くことができるようになっている。
また、射出成形装置1には、図3及び図4で示すように、可動型3の表面に凹部3zが形成され、その凹部3zに、成形物である製品5に付属したゲート部5aを切断する「ゲート切断機」の主要部を成すゲート切断機10が組込まれている。
ゲート切断機10は、図5乃至図8で示すように、外枠として「筐体」であるボディ11と、このボディ11内で上下動可能なスライダ12と、ゲート部5aを切断するためのゲートカッタ13と、ボディ11に形成される開口部11dを閉塞させる蓋14と、ゲートカッタ13に取付けられてゲートカッタ13を水平方向に移動させる「付勢手段」としての「弾性部材」であるバネ15とを備えている。
ボディ11は、図6(b)及び図8(b)で示すように、上面部11aと、側面部11bと、下面部11cとを備えており、上面部11aには、樹脂流入凹部11xが形成されている。そして、樹脂流入凹部11xは、ランナ3a側に形成されたランナ溝部11yと、ゲート3b側に形成されたゲート溝部11zとからなる。また、図7(a),(b)で示すように、ランナ11yは、曲線状の凹部で形成され、ランナ溝部11yとゲート溝部11zとの継目は、ランナ溝部11yからゲート溝部11zにかけて、なだらかに傾斜して上昇するように形成され、ゲート溝部11zは、溝底が平坦に形成されている。
スライダ12は、図6(b)及び図8(b)で示すように、可動型3が固定型2へと接近する方向に移動することによって固定型2に押圧される上面部12aと、ボディ11の側面部11bの内側面に摺接する側面部12bと、ゲートカッタ13に対して摺動するスライダ側摺動面12cと、スライダ12の上方への移動を制止させるためにボディ11の上面部11aの裏面で係止される係止部12dとが形成されている。
ゲートカッタ13は、図6(a)及び図8(a)で示すように、本体部13dと、この本体部13dの上面13eに形成された突片13aと、この突片13aの先端に形成されたゲートカット部13bとを備えている。このゲートカッタ13には、スライダ12に対して摺動するゲートカッタ側摺動面13fが形成されている。また、本体部13dには、バネ15が挿入されるバネ取付凹部13cが形成されている。ゲートカット部13bは、一対の金型2,3の型締め及び型開きによって、型開閉方向と垂直に移動し、ボディ11に形成されたゲート溝部11zに対して、ゲート溝部11zの一側面11pの側から他側面11qの側に、退避及び進入するようになっている(図5、図6参照)。
蓋14は、図5(a)、図6(b)、図7(a)、図8(b)で示すように、ボディ11の開口部11dを閉塞しており、図6(b)及び図8(b)で示すように、蓋14の内側面側に、バネ15が取付けられている。
バネ15は、図6(b)及び図8(b)で示すように、一端部15aが蓋14の内側面側に取付けられ、他端部15bがゲートカッタ13のバネ取付凹部13cに取付けられており、型開閉方向と垂直に弾性力を有する部材である。そのため、ゲートカッタ13は、バネ15の弾性力によって型開閉方向と垂直に移動可能となり、ゲートカット部13bをゲート溝部11z内に進入させるようになっている。
次に、この発明の実施の形態1に係る射出成形装置1の作用を述べる。
射出成形装置1では、図1で示すように、固定型2及び可動型3が型締めされた状態で、ノズル4から溶融樹脂が噴射され、この溶融樹脂が、スプル2a、ランナ3a、及び、ゲート3bを通過して、キャビティ2p及びコア3pの接合することによって形成される空間に溶融樹脂が流入し、滞留して固化されると製品5が形成される。
このとき、可動型3に設けられたゲート切断機10では、図5及び図6で示すように、スライダ12の上面部12aが固定型2に押圧された状態になっており、スライダ12の上面部12aとボディ11の上面部11aとが、面一となる配置となっている。そして、このようにスライダ12が固定型2に押圧されているときに、スライダ側摺動面12cがゲート側摺動面13fを摺接してゲートカッタ13を押圧することになるので、ゲートカット部13bは、バネ15の弾性力に抗して蓋14へと押付けられており、ボディ11に形成されたゲート溝部11zから退避された状態となっている。バネ15には、図6(b)で示すように右方向に押込まれているので、ゲートカッタ13をスライダ12へと押そうとする左方向への弾性力が蓄積されている。
次に、可動型3が、図2で示すように、固定型2を置き去りにして矢印Aの方向に移動すると、ゲート切断機10が作動してゲート部5aが切断されることになる。
すなわち、このとき、可動型3に設けられたゲート切断機10では、スライダ12が、図5及び図6で示すように押圧された状態から、図7及び図8で示すように押圧を解除された状態へと移行して、ゲートカッタ13に形成されたゲートカット部13bが、ボディ11に形成されたゲート溝部11zの一側面11p側から突出して他側面11q側に押圧して進入することにより、ゲート部5aが切断される。
このような射出成形装置1によれば、ゲート切断機10は、一対の金型2,3の型締め及び型開き時にスライドされてゲート部5aが成形されるゲート溝部11zに対して退避及び進入するゲートカット部13bを有するゲートカッタ13と、ゲートカット部13bをゲート溝部11z内に進入させるようにゲートカッタ13を付勢するバネ15とを備えている。そして、一対の金型2,3による型締め時の駆動力を受けてゲートカッタ13がバネ25の付勢力に抗してスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zから退避された状態で射出成形され、一対の金型2,3による型開きによってゲートカッタ13がバネ15によりスライドされ、ゲートカット部13bがゲート溝部11zに進入されることによりゲート部5aが切断される。そのため、可動型3が固定型2から離間する方向に移動すれば、ゲートカット部13bがゲート溝部11z内に進入し、可動型3が固定型2と接触する方向に移動すれば、ゲートカット部13bがゲート溝部11z内から退避する。従って、射出成形装置1におけるゲート切断機10が、エアーや油圧等の専用の外部動力が不要で、構造がコンパクトであり、あらゆる金型2,3に対応可能であると共に、樹脂圧力が不要となる。
また、ゲートカッタ13と隣接して固定型2に押圧されるスライダ12が設けられ、スライダ12には、ゲートカッタ13に対して摺動するスライダ側摺動面12cが設けられ、ゲートカッタ13には、スライダ12に対して摺動するゲートカッタ側摺動面13fが設けられ、スライダ12が型開閉方向に直線移動することによって、スライダ側摺動面12cとゲートカッタ側摺動面13fとが摺動し、ゲートカッタ13が型開閉方向と異なる方向に直線移動する。そのため、スライダ12が固定型2に押圧されると、その押圧力によってスライダ側摺動面12cとゲートカッタ側摺動面13fとが摺動し、ゲートカッタ13の移動が、スライダ12の型開閉方向への直線移動とは異なった方向への直線移動へと変換される。従って、製品5の固化と共に固化するゲート部5aを切断する場合に、ゲート部5aがゲート溝部11zから逃げ難いように所望の角度からゲートカット部13bを進入させることができ、確実かつ綺麗に製品5のゲート部5aを切断することができる。
さらに、スライダ12が型開閉方向に直線移動すると共に、ゲートカッタ13が型開閉方向と垂直に直線移動し、ゲートカット部13bが、ゲート溝部11z内のゲート部5aを、ゲート溝部11zの一側面側から突出して他側面側に押圧して切断可能に配置された。従って、製品5に附属するゲート部5aを、ゲート溝部11zから外れ難い状態に維持しつつ、最も切断し易い角度からゲートカット部13bで切断することができる。
また、バネ15が、型開閉方向と垂直に弾性力を有し、ゲートカッタ13が、バネ15の弾性力によって型開閉方向と垂直に移動する。従って、バネ15の構造が単純なので、ゲート切断機10を、低コスト化でき、又、耐久性に優れたものにすることができる。
さらに、スライダ12及びゲートカッタ13を収納するボディ11が設けられ、ボディ11の一面側にゲート溝部11zが形成され、ゲートカッタ13が有するゲートカット部13bがゲート溝部11z内を退避及び進入するゲート切断機10が設けられ、ゲート切断機10が、可動型3の凹部3zに配置される。そのため、ゲートカット部13b及びゲート溝部11zを、ゲート切断機10に収めることができるので、このゲート切断機10を、製品5の構造に対応させて可動型3に設けることができる。従って、あらゆる製品5の構造に対応して、製品5に附属するゲート部5aを切断することができる。
なお、この発明の実施の形態1における射出成形装置1によると、可動型3にゲート切断機10が設けられているが、ゲート切断機10におけるスライダ12の上下方向への移動が可能になるのであれば上記実施の形態に限定されない。すなわち、固定型2に、ゲート切断機10を設けるように構成することも可能である。
また、この発明の実施の形態における射出成形装置1によると、一方を固定型2とし、他方を可動型3としていたが、上記実施の形態に限定しないで、両方とも可動型3とすることも可能である。
さらに、この発明の実施の形態1における射出成形装置1によると、スライダ12が型開閉方向に移動するのに対し、ゲートカッタ13が型開閉方向と垂直に移動可能な構成であったが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、スライダ側摺動面12cの角度や、ゲートカッタ側摺動面13fの角度を、適宜変更し、又、ボディ11の構造を適宜変更することによって、ゲートカッタ13が移動する角度を変更してゲート部5aを、型締め方向や型締め方向と垂直な方向ではなく、型締め方向に対して所定の角度でもって、斜めから切断することが可能である。
[発明の実施の形態2]
[発明の実施の形態2]
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
図9乃至図12は、この発明の実施の形態2を示す。図9乃至図12において、この発明の実施の形態1と同一の部材については、同一符号を付して、以下の説明を省略する。
この発明の実施の形態2におけるゲート切断機20が、この発明の実施の形態1におけるゲート切断機10と異なるのは、図9乃至図12で示すように、「筐体」であるボディ21の下面が底面用蓋26によって閉塞されている点と、ゲートカッタ22が型開閉方向に移動するように構成されている点と、バネ25の一端部25aが底面用蓋26の上面に取付けられると共にバネ25の他端部25bがゲートカッタ22のバネ取付凹部22d内に取付けられている点である。
ゲート切断機20は、図9乃至図12で示すように、外枠としてのボディ21と、このボディ21内で上下移動可能であると共に、ゲート部5aを切断するためのゲートカッタ22と、ボディ21に形成される底面開口部21eを閉塞させる底面用蓋26と、ゲートカッタ22を型開閉方向に移動させる「付勢手段」としての「弾性部材」であるバネ25とを備えている。
ボディ21は、図10及び図12で示すように、上面部21aと、側面部21bとを備えており、上面部21aには、樹脂流入凹部21xが形成されている。そして、樹脂流入凹部21xは、ランナ3a側に形成されたランナ溝部21yと、ゲート3b側に形成されたゲート溝部21zとからなる。また、ゲート溝部21zの開口の側壁には、図9及び図11で示すように、ゲート部5aがゲートカット部22qの上昇と共に浮がらないようにする支え凸部21wが形成されている。
ゲートカッタ22は、図10及び図12で示すように、可動型3が固定型2に接近する方向に移動することによって押圧される被押圧部22pを有すると共に、ゲート溝部21zに進入してゲート溝部21z内の樹脂を切断するゲートカット部22qを有する。ゲートカッタ22は、被押圧部22pの上面である上面部22aと、ボディ21の側面部21bの内側面に摺接する側面部22bと、ゲートカッタ22の上方への移動を制止するためにボディ21の上面部21aの裏面で係止される係止部22eとが形成されている。
また、底面用蓋26は、図10及び図12で示すように、ボディ21の底面開口部21eを閉塞しており、図10及び図12で示すように、底面用蓋26の内側面側にバネ25が取付けられている。
バネ25は、図10及び図12で示すように、一端部25aが底面用蓋26の内側面側に取付けられ、他端部25bがゲートカッタ22のバネ取付凹部22dに取付けられており、型開閉方向に弾性力を有する部材である。そのため、ゲートカッタ22は、バネ25の弾性力によって型開閉方向に移動可能となり、ゲートカット部22qをゲート溝部21z内に進入させるようになっている。
次に、この発明の実施の形態2に係るゲート切断機20の作用を述べる。
固定型2と可動型3とが組合わさって製品5が成形されるとき、可動型3に設けられたゲート切断機20では、固定型2に押されて、図9及び図10で示すように、ゲートカッタ22の被押圧部22pの上面部22aとボディ21の上面部21aとが、面一になる配置となっている。そして、このようにゲートカッタ22の被押圧部22pが固定型2に押圧されているときに、ゲートカット部22qは、ゲートカッタ22が底面用蓋26へと押圧されているので、ボディ21に形成されたゲート溝部21zから退避された状態となっている。バネ25には、図10で示すように下方向に押込まれているので、ゲートカッタ22を押そうとする上方向への弾性力が蓄積されている。
次に、可動型3が、固定型2を置き去りにして固定型2から退避する方向へ移動するとき、可動型3に設けられたゲート切断機20では、ゲートカッタ22が、図9及び図10で示すように押圧された状態から、図11及び図12で示すように、押圧を解除された状態へと移行して、ゲートカッタ22に形成されたゲートカット部22qが、ボディ21に形成されたゲート溝部21z内へと進入することによってゲート部5aが切断される。このとき、ゲート部5a近傍の樹脂や、ランナ3a内で固化した樹脂は、支え凸部21wによって浮き上がらないようにされている。
このようなゲート切断機20によれば、ゲートカッタ22には、固定型2に当接して押圧される被押圧部22pが設けられ、ゲートカッタ22が型開閉方向に直線移動する。そのため、固定型2に被押圧部22pが押圧されたゲートカッタ22が、型開閉方向に直線移動し、ゲートカット部22qが、型開閉方向に直線移動する。従って、スライダ12を別個に設ける必要がなく、構造を簡単にすることができる。
また、ゲートカッタ22が、型開閉方向に直線移動することにより、ゲートカット部22qが、ゲート溝部21z内のゲート部5aを、ゲート溝部21zの底面側から突出して切断可能に配置された。従って、ゲート溝部21z内のゲート部5aが比較的切断し易い固さの樹脂である場合には、成形物に附属するゲート部5aを、ゲート溝部21zから外れない状態に維持しつつ、ゲートカット部22qで確実かつ綺麗に切断することができる。また、このとき、図2で示すように、スプル2a内で固化した樹脂部分を引抜くスプルロックピン7が先端にZ形の切欠け7aを有するので、スプル2a及びランナ3a内で固化した樹脂が可動型3に固定されるため、ゲート溝部21z内では、ゲートカット部22qがゲート溝部21zの底面側から突出しても、ゲート部5aがゲートカット部22qと共に浮き上がらないようにされている。また、例えば、ゲート溝部21zの開口部の近傍に、サイドカッタ22を設けて、ゲートカット部22qがゲート溝部21zの底面側から突出したときに、ゲート部5aがゲートカット部22qと共に浮き上がることがないようにされている。なお、先端にZ形の切欠け7aを有するスプルロックピン7を、更にランナ3a側に近い方に設けると、製品5を離型するときに、ゲート部5aが、更にゲートカット部22qの上昇によって浮き上がり難くすることができる。
さらに、バネ25が、ゲートカッタ22に取付けられ、型開閉方向に弾性力を有し、ゲートカッタ22が、バネ25の弾性力によって型開閉方向に移動する。従って、バネ25の構造が単純なので、ゲート切断機20を、低コスト化でき、又、耐久性に優れたものにすることができる。
また、ゲート切断機20は、ゲートカッタ22及びバネ25がボディ21に収納されて構成され、ボディ21の一面側にゲート溝部21zが形成され、ゲート切断機20が可動型3の所定の位置に配置された。そのため、ゲートカッタ22及びバネ25を可動型3に設ける場合に、各々単品で可動型3に設けるのではなくて一括して可動型3に設けることができる。従って、ゲートカッタ22及びバネ25の取扱いが簡単であると共に、ゲート切断機20の配設が容易である。また、そのようなゲート切断機20は、可動型3と固定型2の何れに対しても設けることができるので、型2,3の何れが可動型で何れが固定型であっても、対応可能とすることができる。
なお、この発明の実施の形態2におけるゲート切断機20によれば、ゲートカッタ22に、被押圧部22pとゲートカット部22qが両方とも一体成形されているが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、ゲートカット部22qをゲートカッタ22と別体で成形し、そのゲートカット部22qをゲートカッタ22に接着する構成とすることも可能である。
なお、この発明の実施の形態1及び2における射出成形装置1によれば、スライダ12,22とゲートカッタ13,22がボディ11,21内に収納されてゲート切断機10,20を形成し、このゲート切断機10,20が射出成形装置1に入れ子方式で設けられていたが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、射出成形装置1に対して、スライダ12,22やゲートカッタ13,23を直彫り方式で設けることも可能である。
1 射出成形装置
2 固定型
2a スプル
2p キャビティ
3 可動型
3a ランナ
3b ゲート
3p コア
4 ノズル
5 製品(成形物)
5a ゲート部
10,20 ゲート切断機
11,21 ボディ(筐体)
11x,21x 樹脂流入凹部
11y,21y ランナ溝部
11z,21z ゲート溝部
11p 一側面
11q 他側面
12 スライダ
12c スライダ側摺動面
13,22 ゲートカッタ
13b,23q ゲートカット部
13f ゲートカッタ側摺動面
15,25 バネ(付勢手段)(弾性部材)
2 固定型
2a スプル
2p キャビティ
3 可動型
3a ランナ
3b ゲート
3p コア
4 ノズル
5 製品(成形物)
5a ゲート部
10,20 ゲート切断機
11,21 ボディ(筐体)
11x,21x 樹脂流入凹部
11y,21y ランナ溝部
11z,21z ゲート溝部
11p 一側面
11q 他側面
12 スライダ
12c スライダ側摺動面
13,22 ゲートカッタ
13b,23q ゲートカット部
13f ゲートカッタ側摺動面
15,25 バネ(付勢手段)(弾性部材)
Claims (8)
- 第1の金型と第2の金型とからなる一対の金型を有し、前記第2の金型に成形物のゲート部を切断するゲート切断機を備えた射出成形装置であって、
前記ゲート切断機は、前記一対の金型の型締め及び型開き時にスライドされて前記ゲート部が成形されるゲート溝部に対して退避及び進入するゲートカット部を有するゲートカッタと、前記ゲートカット部を前記ゲート溝部内に進入させるように前記ゲートカッタを付勢する付勢手段とを備え、
前記一対の金型による型締め時の駆動力を受けて前記ゲートカッタが前記付勢手段の付勢力に抗してスライドされ、前記ゲートカット部が前記ゲート溝部から退避された状態で射出成形され、前記一対の金型による型開きによって前記ゲートカッタが前記付勢手段によりスライドされ、前記ゲートカット部が前記ゲート溝部に進入されることにより前記ゲート部が切断されるように構成されたことを特徴とする射出成形装置。 - 前記ゲートカッタと隣接して前記第1の金型に押圧されるスライダが設けられ、前記スライダには、前記ゲートカッタに対して摺動するスライダ側摺動面が設けられ、前記ゲートカッタには、前記スライダ側摺動面に対して摺動するゲートカッタ側摺動面が設けられ、前記スライダが型開閉方向に直線移動することによって、前記スライダ側摺動面と前記ゲートカッタ側摺動面とが摺動し、前記ゲートカッタが型開閉方向と異なる方向に直線移動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。
- 前記スライダが型開閉方向に直線移動すると共に、前記ゲートカッタが型開閉方向と垂直に直線移動し、前記ゲートカット部が、前記ゲート溝部内の前記ゲート部を、前記ゲート溝部の一側面側から突出して他側面側に押圧して切断可能に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の射出成形装置。
- 前記付勢手段が、型開閉方向と垂直に弾性力を有する弾性部材であり、前記ゲートカッタが、前記弾性部材の弾性力によって型開閉方向と垂直に移動することを特徴とする請求項3に記載の射出成形装置。
- 前記ゲートカッタには、前記第1の金型に当接して押圧される被押圧部が設けられ、前記ゲートカッタが型開閉方向に直線移動することを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。
- 前記ゲートカッタが、型開閉方向に直線移動することにより、前記ゲートカット部が、前記ゲート溝部内の前記ゲート部を、前記ゲート溝部の底面側から突出して切断可能に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の射出成形装置。
- 前記付勢手段が、前記ゲートカッタに取付けられ、型開閉方向に弾性力を有する弾性部材であり、前記ゲートカッタが、前記弾性部材の弾性力によって型開閉方向に移動することを特徴とする請求項6に記載の射出成形装置。
- 前記ゲート切断機は、前記ゲートカッタ及び前記付勢手段が筐体に収納されて構成され、該筐体の一面側に前記ゲート溝部が形成され、前記ゲート切断機が前記第2の金型の所定の位置に配置されたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005211801A JP2007022044A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005211801A JP2007022044A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 射出成形装置 |
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JP2007022044A true JP2007022044A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37783415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005211801A Pending JP2007022044A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 射出成形装置 |
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JP (1) | JP2007022044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115179503A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-10-14 | 珠海城市职业技术学院 | 一种实现均衡填充及自动脱料的细水口模具 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59143722A (ja) * | 1983-02-02 | 1984-08-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
JPH07246639A (ja) * | 1994-03-14 | 1995-09-26 | Fujitsu Ltd | モールド金型 |
JP2000141427A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-23 | Yamatake Corp | 射出成形金型 |
JP2003071886A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 射出成形用金型 |
-
2005
- 2005-07-21 JP JP2005211801A patent/JP2007022044A/ja active Pending
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