JPH07246639A - モールド金型 - Google Patents

モールド金型

Info

Publication number
JPH07246639A
JPH07246639A JP4166594A JP4166594A JPH07246639A JP H07246639 A JPH07246639 A JP H07246639A JP 4166594 A JP4166594 A JP 4166594A JP 4166594 A JP4166594 A JP 4166594A JP H07246639 A JPH07246639 A JP H07246639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
mold
pin
ejector
gate cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4166594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
和宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4166594A priority Critical patent/JPH07246639A/ja
Publication of JPH07246639A publication Critical patent/JPH07246639A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形機に用いるモールド金型に関し、モ
ールド金型から取り出した後に、成形品とスプルー・ラ
ンナー部樹脂との分離作業を必要としない、サイドゲー
トタイプのモールド金型を提供する。 【構成】 ランナー3の終端が大断面積のサイドゲート
4を介して成形用空洞に連通しするモールド金型におい
て、型開き時に、成形品イジェクタピン31及びランナイ
ジェクタピン32の前進に先立って前進するゲートカット
ピン40を備え、ゲートカットピン40は、型閉め時には、
刃先部がサイドゲート4に対応する個所に後退してお
り、型開き時に前進して刃先部がサイドゲート4内に進
出するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機に用いるモ
ールド金型に係わり、特にサイドゲートの切断構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のモールド金型を図6に示す。図に
おいて、1は電気部品等のモルールド成形品、或いは電
気部品の一部を構成するモールド成形品である。
【0003】このような成形品1は一般に、射出成形機
を用いてモールド成形される。射出成形機に用いるモー
ルド金型は、スプルー2,ランナー3,サイドゲート4
及びキャビティ11等を備えた固定側金型10と、コア21,
成形品イジェクタピン31及びランナイジェクタピン32等
を備えた可動側金型20とで構成される。
【0004】詳述すると固定側金型10は、射出成形機の
固定ダイプレート等に取付ける固定固定側取付板13にロ
ケートリング14を取付け、パーティング面P−Pとは反
対側の平坦面が固定側取付板13に密接するようにキャビ
ティを設け、キャビティ11の中心部にスプルーブッシュ
2Aを設け、このスプルーブッシュ2Aの軸心にスプルー2
を設けている。
【0005】パーティング面P−P側にスプルー2の開
口に連通するランナー3を設けている。溶融樹脂を充填
する成形用空洞(この成形用空洞はコア21とキャビティ
11とで構成されるものである)とランナー3の終端と
は、断面積が大きいサイドゲート4を介して連通してい
る。
【0006】また、キャビティ11を固定側取付板13に押
圧保持するキャビティホルダ12を有する。可動側金型20
は、射出成形機の移動ダイプレート等に取付ける可動側
取付板25と、パーティング面PーPとは反対側の平坦面
が受け板23, スペーサブロック24を介して可動側取付板
25に固着されるコア21と、コア21を受け板23に押圧し保
持するコアホルダ22とを有する。
【0007】可動側取付板25,受け板23,スペーサブロ
ック24により周囲が取り囲まれた空間に、イジェクタプ
レート30を挿入し、コア21の小孔を貫通して先端が成形
品1部分のパーティング面に顔出しする成形品イジェク
タピン31の根元部分をこのイジェクタプレート30に固着
している。
【0008】また、コア21の小孔を貫通して先端がラン
ナー3のパーティング面に顔出しするランナイジェクタ
ピン32の根元部分を、このイジェクタプレート30に固着
している。
【0009】上述のサイドゲート4は、ゲート断面積を
大きくとれることから、樹脂の流動性及び成形圧力の伝
達性が良好であるので、ショートショット、ひけ、ウェ
ルド等の成形不良を防止できるので、近年のモールド金
型に広く採用されている。
【0010】さて、上述のようなサイドゲートタイプの
モールド金型を用いて、成形品1をモールド成形するに
は、まず可動側金型20を固定側金型10方向に移動し、両
者のパーティング面PーPを密着させ金型を閉める。
【0011】次に、射出成形機のシリンダ(図示省略)
を前進してノズルをスプルー2の始端に密接させ、溶融
樹脂をスプルー2に、樹脂の種類,成形品の形状等によ
り定まる所定の射出圧で注入する。
【0012】このことにより、キャビティ11とコア21と
が形成する所望形状の成形用空洞に、溶融樹脂がスプル
ー2,ランナー3,サイドゲート4を経て圧入・充填さ
れ、成形品1がモールド成形される。
【0013】溶融樹脂を注入し所望の時間保圧し樹脂が
冷却され硬化した後に、可動側金型20を後退して型開き
を行う。この際、スプルー2,ランナー3に充填され硬
化した樹脂(以下スプルー・ランナー部樹脂と呼ぶ)及
び成形品1は、コア21に付着して後退し、固定側金型10
から引き離される。
【0014】そして、可動側金型20の後退の終端近く
で、射出成形機の移動ダイプレート等に取付けた押出ロ
ッド26がイジェクタプレート30を叩打して、イジェクタ
プレート30、即ち成形品イジェクタピン31及びランナイ
ジェクタピン32を前進させている。
【0015】したがって、成形品イジェクタピン31の先
端が成形品1を突き出し、成形品1をコア21から脱落さ
せる。即ちモールド金型から成形品1が取り出される。
また、ランナイジェクタピン32の先端がスプルー2及び
ランナー3に充填され硬化した樹脂(以下スプルー・ラ
ンナー部樹脂と呼ぶ)を突き出して、スプルー・ランナ
ー部樹脂がコア21から脱落する。
【0016】この際、ゲートの断面積が大きいので、成
形品とスプルー・ランナー部樹脂とが、サイドゲートに
充填され硬化した樹脂(以下ゲート充填樹脂と呼ぶ)を
介してつながった状態でモールド金型から脱落する。
【0017】なお、型開きと殆ど同時にシリンダを後退
させている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところでサイドゲート
タイプのモールド金型は上述のようにショートショッ
ト、ひけ、ウェルド等の成形不良を防止できる半面、成
形品とスプルー・ランナー部樹脂とががつながった状態
でモールド金型からとりだされるので、成形後にゲート
充填樹脂を切断(所謂ゲートカット)してスプルー・ラ
ンナー部樹脂と成形品とを分離しなければならず、この
分離作業が煩わしく、且つ時間を要するという問題点が
あった。
【0019】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、モールド金型から取り出した後に、成形品とス
プルー・ランナー部樹脂との分離作業を必要としない、
サイドゲートタイプのモールド金型を提供することを目
的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、ランナー3の終
端が大断面積のサイドゲート4を介して、成形用空洞に
連通するモールド金型において、型開き時に、成形品イ
ジェクタピン31及びランナイジェクタピン32の前進に先
立って前進する40を備える。
【0021】ゲートカットピン40は、型閉め時には、先
端の刃先部がサイドゲート4に対応する個所に後退して
おり、型開き時に前進してサイドゲート内に進出するも
のとする。
【0022】その一手段として、可動側金型20が、成形
品イジェクタピン31及びランナイジェクタピン32のそれ
ぞれの根元が、固着されてなるイジェクタプレート30
と、ゲートカットピン40の根元が固着されてなる第1段
目のイジェクタプレート38と、押出ロッド26に対応して
第1段目のイジェクタプレート38の背面に固着された段
端面付きの2段型イジェクタロッド39とを備える。
【0023】第1段目のイジェクタプレート38は、型開
き時に成形機の押出ロッド26が2段型イジェクタロッド
39の端面を叩打することで、ゲートカットピン40を前進
させゲートカットピン40の刃先部をサイドゲート4内に
進出させるものである。
【0024】イジェクタプレート30は、2段型イジェク
タロッド39の段端面が背面を叩打することで、第1段目
のイジェクタプレート38に遅れて前進して、成形品イジ
ェクタピン31及びランナイジェクタピン32のそれぞれの
先端部を、パーティング面より突出させるものである。
【0025】図2に例示したように、可動側金型20が、
コア21に設けたガイド孔52に前進後退運動自在に収容さ
れコイルばね51により前進方向に付勢されてなるゲート
カットピン50と、ゲートカットピン50の側面に垂設され
た突起部50A とを備える。
【0026】固定側金型10が、可動側金型20に設けた孔
を貫通し、先端面が突起部50A のキャビティ側の側面に
対向するように、根元がキャビティ側に固着されてなる
保持ピン55を備える。
【0027】保持ピン55は、型閉め時に先端面が突起部
50A の側面に係合することで、ゲートカットピン50を後
退ストロークの終端に移動させて、ゲートカットピン50
の先端の刃先部をサイドゲート4に対応する個所に位置
させるものである。
【0028】ゲートカットピン50は、型開きの初期に、
保持ピン55と突起部50A との係合が解除されることで、
コイルばね51に付勢されて前進し、刃先部がサイドゲー
ト4内に進出するものである。
【0029】図3に例示したように、可動側金型20が、
コア21に設けたガイド孔62に前進後退運動自在に収容さ
れ、コイルばね61により後退方向に付勢されてなるゲー
トカットピン60を備える。
【0030】また、前部にゲートカットピン60の傾斜底
端面に密接する傾斜前端面63B を、中央部にテーパー孔
63A をそれぞれ有し、ゲートカットピン60に直交するよ
うコア21に設けたカム用ガイド孔65に、前進後退運動自
在に収容され、カム用コイルばね64により前進方向に付
勢されてなるスライドカム63を備える。
【0031】固定側金型10が、可動側金型20に設けたガ
イド孔69を貫通して、先端テーパー部66A がスライドカ
ム63のテーパー孔63A に挿抜自在に嵌合するよう、根元
がキャビティ側に固着されてなるアンギュラーカム66を
備える。
【0032】アンギュラーカム66は、型締め時に先端テ
ーパー部66A がテーパー孔63A に嵌入することで、スラ
イドカム63を後退ストロークの終端に移動させて、ゲー
トカットピン60の先端の刃先部をサイドゲート4に対応
する個所に位置させるものである。
【0033】スライドカム63は、型開きの初期にアンギ
ュラーカム66の先端テーパー部66Aがテーパー孔63A か
ら抜け出ることで、カム用コイルばね64に付勢さて前進
し、ゲートカットピン60に前進運動を付与するものであ
る。
【0034】ゲートカットピン60は、前進することで刃
先部がサイドゲート4内に進出するものである。図4に
例示したように、可動側金型20が、コア21に設けたガイ
ド孔72に前進後退運動自在に収容され、コイルばね71に
より後退方向に付勢されてなるゲートカットピン70を備
える。
【0035】また、前部にゲートカットピン70の傾斜底
端面に密接する傾斜前端面73A を有し、ゲートカットピ
ン70に直交するようコア21に設けたカム用ガイド孔74内
に前進後退運動自在に収容されてなるスライドカム73
と、スライドカム73に前進後退運動を付与するシリンダ
ー75とを備える。
【0036】シリンダー75は、型開きの初期に、駆動し
てスライドカム73に前進後退の往復運動を付与するもの
である。スライドカム73は、前進運動することでゲート
カットピン70を前進させ、後退することでゲートカット
ピン70がコイルばね71に付勢されて後退ストロークの終
端に移動するものである。
【0037】ゲートカットピン70は、前進することで先
端の刃先部がサイドゲート4内に進出するものである。
図5に例示したように、ランナー3の終端が大断面積の
サイドゲート4を介して、成形用空洞に連通するモール
ド金型において、根元がイジェクタプレート30に固着さ
れ、型開き時に先端部が成形品部のパーティング面より
突出する成形品イジェクタピン31と、根元がイジェクタ
プレート30に固着され型開き時に先端部がランナー部の
パーティング面より突出するランナイジェクタピン32と
を備える。
【0038】また、根元がイジェクタプレート30に揺動
可能に枢支され、先端部がコア21に設けた傾斜ガイド孔
85を遊挿するゲートカットルーズコア80を備える。ゲー
トカットルーズコア80は、型閉め時は刃先部81がサイド
ゲート4に対応する個所に位置するものであり、型開き
時に、刃先部81がパーティング面より斜めに突出してサ
イドゲート4内に進出するものである。
【0039】
【作用】本発明のモールド金型は、溶融樹脂を充填する
成形品用の成形用空洞とランナーとが、大断面積のサイ
ドゲートを介して連通している。
【0040】したがって、成形品には、ショートショッ
ト、ひけ、ウェルド等の成形不良がない。一方、モール
ド成形後に可動側金型を後退させて型開きをすると、成
形品とスプルー・ランナー部樹脂とは、サイドゲート充
填樹脂を介して繋がった状態で、可動側金型に付着して
後退する。
【0041】この際請求項1乃至5のいずれの発明も、
型開き時に、成形品イジェクタピン及びランナイジェク
タピン前進に先立って前進するゲートカットピンを備え
ている。
【0042】型開き時に先ずゲートカットピンが前進し
て、先端の刃先部がサイドゲート内に進出して、ゲート
充填樹脂を切断し、成形品とスプルー・ランナー部樹脂
とを可動側金型内で分離する。
【0043】その後、成形品イジェクタピンが前進し
て、成形品を可動側金型から突き落とす。またランナイ
ジェクタピンが前進して、スプルー・ランナー部樹脂を
可動側金型から突き落とす。
【0044】即ち、成形後に手動でゲート充填樹脂を切
断して、成形品とスプルー・ランナー部樹脂とに分離す
る必要がない。請求項6の発明は、可動側金型に、根元
がイジェクタプレートに揺動可能に枢支され、先端部が
コアに設けた傾斜ガイド孔を遊挿するゲートカットルー
ズコアを設けている。
【0045】このゲートカットルーズコアは、型開きし
て、成形品イジェクタピン及びランナイジェクタピンの
先端がパーティング面に突出する際に同時に、先端の刃
先部がパーティング面より斜めにサイドゲートに向かっ
て突出する。
【0046】このことにより、ゲート充填樹脂に切り裂
きが発生する。ここのことと殆ど同時に同時に成形品イ
ジェクタピンが成形品を、ランナイジェクタピンがスプ
ルー・ランナー部樹脂を、それぞれコアから突き落とす
ように、パーティング面から突出する。
【0047】したがって、ゲート充填樹脂のこの切り裂
きが拡開して、ゲート充填樹脂が切断される。即ち、成
形後に手動でゲート充填樹脂を切断して、成形品とスプ
ルー・ランナー部樹脂とに分離する必要がない。
【0048】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0049】図1は、本発明の一実施例の断面図、図2
は請求項3の発明の要所を示す断面図、図3は請求項4
の発明の要所を示す断面図、図4は請求項5の発明の要
所を示す断面図であり、図5は請求項6の発明の要所を
示す断面図である。
【0050】図において、射出成形機に用いるモールド
金型は、スプルー2,ランナー3,サイドゲート4及び
キャビティ11等を備えた固定側金型10と、コア21,成形
品イジェクタピン31及びランナイジェクタピン32等を備
えた可動側金型20とで構成される。
【0051】詳述すると固定側金型10は、射出成形機の
固定ダイプレート等に取付ける固定固定側取付板13にロ
ケートリング14を取付け、パーティング面P−Pとは反
対側の平坦面が固定側取付板13に密接するようにキャビ
ティを設け、キャビティ11の中心部にスプルーブッシュ
2Aを設け、このスプルーブッシュ2Aの軸心にスプルー2
を設けている。
【0052】パーティング面P−P側にスプルー2の開
口に連通するランナー3を設けている。成形品1を得る
ための溶融樹脂を充填する成形用空洞(この成形用空洞
はコア21とキャビティ11とで構成されるものである)と
ランナー3の終端とは、断面積が大きいサイドゲート4
を介して連通している。
【0053】また、キャビティ11を固定側取付板13に押
圧保持するキャビティホルダ12を有する。可動側金型20
は、射出成形機の移動ダイプレート等に取付ける可動側
取付板25と、パーティング面PーPとは反対側の平坦面
が受け板23, スペーサブロック24を介して可動側取付板
25に固着されるコア21と、コア21を受け板23に押圧し保
持するコアホルダ22とを有する。
【0054】可動側取付板25,受け板23,スペーサブロ
ック24により周囲が取り囲まれた空間に、イジェクタプ
レート30を挿入し、コア21の小孔を貫通して先端が成形
品1部分のパーティング面に顔出しする成形品イジェク
タピン31の根元部分をこのイジェクタプレート30に固着
している。
【0055】また、コア21及び受け板23の小孔を貫通し
て先端がランナー3のパーティング面に顔出しするラン
ナイジェクタピン32の根元部分を、このイジェクタプレ
ート30に固着している。
【0056】成形後に型開きして、可動側金型20が後退
すると、押出ロッド26がイジェクタプレート30の裏面を
叩打するので、イジェクタプレート30、即ち成形品イジ
ェクタピン31及びランナイジェクタピン32がそれぞれ前
進し、成形品1及びスプルー・ランナー部樹脂を可動側
金型20から突き落とす。
【0057】なお、一方の端部が可動側取付板25に固定
され、他方の端部がコアホルダ22に固定されたイジェク
タプレートガイドポスト35を設け、イジェクタプレート
30及び後述する第1段目のイジェクタプレート38の、前
進後退のガイドとしている。
【0058】なお、イジェクタプレートガイドポスト35
の周囲にイジェクタプレート用コイルばね36を嵌装し
て、イジェクタプレート30及び第1段目のイジェクタプ
レート38が復帰するようにしている。
【0059】図1において、38は、イジェクタプレート
30の受け板23側に重なるように、可動側取付板25,受け
板23,スペーサブロック24により周囲が取り囲まれた空
間に装着した第1段目のイジェクタプレートである。
【0060】なお、イジェクタプレート30には押出ロッ
ド26に対応する位置にくり抜き孔30A を設けている。39
は、小径部と大径部(直径はくり抜き孔30A の内径より
も小さい) とからなる、段端面付きの2段型イジェクタ
ロッドである。
【0061】2段型イジェクタロッド39は小径部の端面
を、第1段目のイジェクタプレート38の裏面に密着させ
ねじ等を用いて、第1段目のイジェクタプレート38に固
着されている。
【0062】40は、根元が第1段目のイジェクタプレー
ト38に固着され、先端部がコア21及び受け板23の小孔を
貫通して、刃先部がサイドゲート4に対向する個所に位
置するように、可動側金型20に装着されたゲートカット
ピンである。
【0063】このゲートカットピン40は、型閉め時に
は、刃先部がサイドゲート4に対応する個所に後退して
おり、型開き時に前進してサイドゲート4内に突き出る
ように進出するものである。
【0064】なお、成形用空洞のサイドゲート4近傍の
内側にアンダーカット面にすることで、ゲートカットピ
ン40がゲート充填樹脂を切断する際に、成形品1がコア
21から抜け落ちることが内容にしている。
【0065】上述のようなゲートカットピン40を備えた
サイドゲートタイプのモールド金型を用いて、成形品1
をモールド成形するには、まず可動側金型20を固定側金
型10方向に移動し、両者のパーティング面PーPを密着
させ金型を閉める。
【0066】次に、射出成形機のシリンダ(図示省略)
を前進してノズルをスプルー2の始端に密接させ、溶融
樹脂をスプルー2に、樹脂の種類,成形品の形状等によ
り定まる所定の射出圧で注入する。
【0067】このことにより、キャビティ11とコア21と
が形成する所望形状の成形用空洞に、溶融樹脂がスプル
ー2,ランナー3,サイドゲート4を経て圧入・充填さ
れ、成形品1がモールド成形される。
【0068】溶融樹脂を注入し所望の時間保圧し樹脂が
冷却され硬化した後に、可動側金型20を後退して型開き
を行う。この際、スプルー・ランナー部樹脂及び成形品
1は、ゲート充填樹脂を介した連結した状態で、コア21
に付着して後退し、固定側金型10から引き離される。
【0069】そして、可動側金型20の後退中に、射出成
形機の移動ダイプレート等に取付けた押出ロッド26が、
2段型イジェクタロッド39の端面を叩打する。この叩打
により第1段目のイジェクタプレート38が前進すること
に伴い、ゲートカットピン40が前進し、その刃先部がサ
イドゲート4部分に突出し、ゲート充填樹脂が切断さ
れ、成形品1とスプルー・ランナー部樹脂とが分離す
る。
【0070】さらに可動側金型20が後退すると、2段型
イジェクタロッド39の段端面が、イジェクタプレート30
の背面(くり抜き孔30A の周囲) を叩打する。この叩打
によりイジェクタプレート30が前進ことに伴い、成形品
イジェクタピン31が前進してその先端がパーティング面
P−Pより突きでて、成形品1を可動側金型20から突き
落とす。これと同時にランナイジェクタピン32が前進し
てその先端がパーティング面P−Pより突きでて、スプ
ルー・ランナー部樹脂を可動側金型20から突き落とす。
【0071】即ち、成形後に手動でゲート充填樹脂を切
断して、成形品とスプルー・ランナー部樹脂とに分離す
る必要がない。図2に図示したように、可動側金型20に
は、コア21に設けたガイド孔52内に前進後退運動自在
に、ゲートカットピン50を収容している。このゲートカ
ットピン50は、コイルばね51により常時前進方向(キャ
ビティ11方向を言う)に付勢されている。
【0072】また、ゲートカットピン50の側面に、垂直
に突出する角柱形の突起部50A を設けている。一方、固
定側金型10には、可動側金型20に設けた孔を貫通し、先
端面が突起部50A のキャビティ側の側面に対向するよう
に、根元をキャビティ側に固着した保持ピン55を設けて
いる。
【0073】この保持ピン55は、型閉め時に先端面が突
起部50A の側面に係合して、ゲートカットピン50を後退
ストロークの終端に移動させている。したがって、ゲー
トカットピン50は後退した状態にあり、その刃先部はサ
イドゲート4に対応する個所に位置している。
【0074】上述のように構成れているので、溶融樹脂
をスプルー2,ランナー3,サイドゲート4を経てキャ
ビティ11とコア21とが形成する所望形状の成形用空洞
に、圧入・充填し、成形品1をモールド成形した後に、
可動側金型20を後退して型開きを行うと、保持ピン55が
固定側金型10に固着されているので、突起部50A と保持
ピン55との係合が解除される。
【0075】したがって、コイルばね51に付勢されてゲ
ートカットピン50が前進し、刃先部がサイドゲート4内
に突き出るように進出して、ゲート充填樹脂を切断し、
成形品1とスプルー・ランナー部樹脂とを分離する。
【0076】そして、可動側金型20の後退の終端近く
で、射出成形機の移動ダイプレート等に取付けた押出ロ
ッド26がイジェクタプレート30を叩打して、イジェクタ
プレート30、即ち成形品イジェクタピン31及びランナイ
ジェクタピン32が前進して、成形品イジェクタピン31の
先端が成形品1をコア21から突き落とす。
【0077】また、ランナイジェクタピン32がスプルー
・ランナー部樹脂をコア21から突き落とす。図3に図示
したように、可動側金型20には、コア21に設けたガイド
孔62内に前進後退運動自在にゲートカットピン60を収容
している。このゲートカットピン60は常時コイルばね61
により後退方向(キャビティ11とは反対方向)に付勢さ
れている。
【0078】なお、ゲートカットピン60の後端面は、軸
心に対して30度程度傾斜した傾斜底端面としてある。
また、63は、前部にゲートカットピン60の傾斜底端面に
密接する傾斜前端面63B と、中央部にテーパー孔63A を
それぞれ有する角柱形のスライドカムである。
【0079】スライドカム63は、ゲートカットピン60に
直交するようコア21に設けたカム用ガイド孔65内に前進
後退運動自在に収容され、常時、カム用コイルばね64に
より前進方向(ゲートカットピン60の傾斜底端面方向を
言う) に付勢されている。
【0080】一方、固定側金型10には、可動側金型20に
設けたガイド孔69を貫通して、先端テーパー部66A がス
ライドカム63のテーパー孔63A に挿抜自在に嵌合するよ
う、根元をキャビティ側に固着したアンギュラーカム66
を設けている。
【0081】このアンギュラーカム66は、型閉め時に先
端テーパー部66A が、スライドカム63のテーパー孔63A
に嵌入して、スライドカム63を後退ストロークの終端に
移動させている。
【0082】したがって、ゲートカットピン60は、コイ
ルばね61のばね作用により後退ストロークの終端に位置
し、その刃先部は、サイドゲート4に対応する個所に位
置している。
【0083】上述のように構成されているので、可動側
金型20を後退して型開きを行うと、アンギュラーカム66
が固定側金型10に固着されているので、アンギュラーカ
ム66とスライドカム63との係合が解除される。
【0084】したがって、カム用コイルばね64に付勢さ
れてゲートカットピン50が前進し、ゲートカットピン60
をコイルばね61のばね力に抗して押し上げ、ゲートカッ
トピン60を前進させる。よって、ゲートカットピン60の
刃先部がサイドゲート4内に突き出るように進出して、
ゲート充填樹脂を切断し、成形品1とスプルー・ランナ
ー部樹脂とを分離させる。
【0085】そして、可動側金型20の後退の終端近く
で、射出成形機の移動ダイプレート等に取付けた押出ロ
ッドがイジェクタプレート30を叩打して、イジェクタプ
レート30、即ち成形品イジェクタピン31及びランナイジ
ェクタピン32が前進して、成形品イジェクタピン31の先
端が成形品1をコア21から突き落とす。
【0086】また、ランナイジェクタピン32がスプルー
・ランナー部樹脂をコア21から突き落とす。図4に図示
したように、可動側金型20には、コア21に設けたガイド
孔72内に前進後退運動自在にゲートカットピン70を収容
している。このゲートカットピン70は常時コイルばね71
により後退方向(キャビティ11とは反対方向)に付勢さ
れている。
【0087】なお、ゲートカットピン70の後端面は、軸
心に対して30度程度傾斜した傾斜底端面としてある。
また、73は、前部にゲートカットピン70の傾斜底端面に
密接する傾斜前端面73A を有する角柱形のスライドカム
である。
【0088】スライドカム73は、ゲートカットピン70に
直交するようコア21に設けたカム用ガイド孔74内に前進
後退運動自在に収容され、その後部はコアホルダ22の側
面から外部に突出している。
【0089】75は、コアホルダ22の側面に搭載したシリ
ンダー(例えばエアシリンダ)であって、シリンダー75
のピストンロッドの先端部は、スライドカム73の後端面
に連結されている。
【0090】シリンダー75は、常時はピストンロッドが
後退した位置にあり、型開きの初期にシーケンスして自
動的に駆動し、スライドカム73に前進後退の一往復運動
を付与するものである。
【0091】したがって型閉め時に、スライドカム73が
後退ストロークの終端にあるので、ゲートカットピン70
は、コイルばね71のばね作用により後退ストロークの終
端に位置し、その刃先部は、サイドゲート4に対応する
個所に位置している。
【0092】上述のように構成されているので、可動側
金型20を後退して型開きを行うと、シリンダー75が駆動
してスライドカム73を前進させる。このことにより、ス
ライドカム73がコイルばね71のばね力に抗してゲートカ
ットピン70を押し上げ、ゲートカットピン70を前進させ
る。よって、ゲートカットピン70の刃先部がサイドゲー
ト4内に突き出るように進出して、ゲート充填樹脂を切
断し、成形品1とスプルー・ランナー部樹脂とを分離さ
せる。
【0093】そして、可動側金型20の後退の終端近く
で、射出成形機の移動ダイプレート等に取付けた押出ロ
ッドがイジェクタプレート30を叩打して、イジェクタプ
レート30、即ち成形品イジェクタピン31及びランナイジ
ェクタピン32が前進して、成形品イジェクタピン31の先
端が成形品1をコア21から突き落とす。
【0094】また、ランナイジェクタピン32がスプルー
・ランナー部樹脂をコア21から突き落とす。図5におい
て、80は、根元がイジェクタプレート30に枢支され支点
82を軸にして揺動し得るように、可動側金型20に設けた
ゲートカットルーズコアである。
【0095】ゲートカットルーズコア80は、先端部がコ
ア21に設けた傾斜ガイド孔85を遊挿しており、型閉め時
は刃先部81が、サイドゲート4に対応する個所に位置し
ている。
【0096】また、可動側金型20には図2,3,4,6
に図示したモールド金型と同様に、根元がイジェクタプ
レート30に固着され、型開き時に先端部が成形品部のパ
ーティング面より突出する成形品イジェクタピン31と、
根元がイジェクタプレート30に固着され型開き時に先端
部がランナー部のパーティング面より突出するランナイ
ジェクタピン32とを設けている。
【0097】上述のように構成さているので、可動側金
型20を後退して型開きを行うと、可動側金型20の後退の
終端近くで、射出成形機の移動ダイプレート等に取付け
た押出ロッドがイジェクタプレート30を叩打して、イジ
ェクタプレート30が前進すると、ゲートカットルーズコ
ア80が前進してその刃先部81がサイドゲート4部分に斜
めに突出する。
【0098】このことにより、刃先部81によりゲート充
填樹脂に切り裂きが発生する。これと同時に成形品イジ
ェクタピン31が成形品1を、ランナイジェクタピン32が
スプルー・ランナー部樹脂を、それぞれコア21から離す
ように突きでる。
【0099】したがって、このゲート充填樹脂に発生し
た切り裂きが拡開して、ゲート充填樹脂が切断される。
そして、成形品イジェクタピン31が成形品1をコア21か
ら突き落とす。また、ランナイジェクタピン32がスプル
ー・ランナー部樹脂をコア21から突き落とす。
【0100】即ち、成形後に手動でゲート充填樹脂を切
断して、成形品とスプルー・ランナー部樹脂とに分離す
る必要がない。
【0101】
【発明の効果】上述のように本発明は、ランナーの終端
が大断面積のサイドゲートを介して、成形用空洞に連通
するモールド金型において、型開き時に成形品イジェク
タピン及びランナイジェクタピンの前進に先立って前進
するゲートカットピンを設けたこと、或いは根元がイジ
ェクタプレートに揺動可能に枢支され、先端部がコアに
設けた傾斜ガイド孔を遊挿するゲートカットルーズコア
を設けたことにより、以下に記載されるような効果を奏
する。本発明のモールド金型により成形される成形品に
は、ショートショット、ひけ、ウェルド等の成形不良が
殆どない。
【0102】成形後に手動でゲート充填樹脂を切断し
て、成形品とスプルー・ランナー部樹脂とに分離する必
要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】請求項3の発明の要所を示す断面図である。
【図3】請求項4の発明の要所を示す断面図である。
【図4】請求項5の発明の要所を示す断面図である。
【図5】請求項6の発明の要所を示す断面図である。
【図6】従来のモールド金型の断面図である。
【符号の説明】
1 成形品 2 スプル
ー 3 ランナー 4 サイド
ゲート 10 固定側金型 11 キャビ
ティ 12 キャビティホルダ 13 固定側
取付板 14 ロケートリング 20 可動側
金型 21 コア 22 コアホ
ルダ 23 受け板 24 スペー
サブロック 25 可動側取付板 26 押出ロ
ッド 30 イジェクタプレート 31 成形品
イジェクタピン 32 ランナイジェクタピン 35 イジェクタプレートガイドポスト 36 イジェクタプレート用コイルばね 38 第1段目のイジェクタプレート 39 2段型イジェクタロッド 40,50,60,70 ゲートカットピン 51, コイルばね 52,62,72 ガイド孔 55 保持ピン 63,73 スライドカム 65,74 カム用ガイド孔 66 アンギュラーカム 75 シリンダー 80 ゲートカットルーズコア 81 刃先部 82 支点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナー(3) の終端が大断面積のサイド
    ゲート(4) を介して、成形用空洞に連通するモールド金
    型において、 型開き時に、成形品イジェクタピン(31)及びランナイジ
    ェクタピン(32)の前進に先立って前進するゲートカット
    ピン(40)を備え、 該ゲートカットピン(40)は、型閉め時には、該ゲートカ
    ットピン(40)の先端の刃先部が該サイドゲート(4) に対
    応する個所に後退しており、型開き時に前進して、該刃
    先部が該サイドゲート(4) 内に進出するものであること
    を特徴とするモールド金型。
  2. 【請求項2】 可動側金型(20)が、 成形品イジェクタピン(31)及びランナイジェクタピン(3
    2)のそれぞれの根元が固着されてなるイジェクタプレー
    ト(30)と、 ゲートカットピン(40)の根元が固着されてなる第1段目
    のイジェクタプレート(38)と、 成形機の押出ロッド(26)に対応して、該第1段目のイジ
    ェクタプレート(38)の背面に固着された、段端面付きの
    2段型イジェクタロッド(39)とを備え、 該第1段目のイジェクタプレート(38)は、型開き時に押
    出ロッド(26)が該2段型イジェクタロッド(39)の端面を
    叩打することで、該ゲートカットピン(40)を前進させ、
    該ゲートカットピン(40)の先端の刃先部を該サイドゲー
    ト(4) 内に進出させるものであり、 該イジェクタプレート(30)は、該2段型イジェクタロッ
    ド(39)の段端面が背面を叩打することで、該第1段目の
    イジェクタプレート(38)に遅れて前進して、該成形品イ
    ジェクタピン(31)及びランナイジェクタピン(32)のそれ
    ぞれの先端を、パーティング面より突出させるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のモールド金型。
  3. 【請求項3】 可動側金型(20)が、 コア(21)に設けたガイド孔(52)に前進後退運動自在に収
    容され、コイルばね(51)により前進方向に付勢されてな
    るゲートカットピン(50)と、 該ゲートカットピン(50)の側面に垂設された突起部(50
    A) とを備え、 固定側金型(10)が、 該可動側金型(20)に設けた孔を貫通し、先端面が該突起
    部(50A) のキャビティ側の側面に対向するように、根元
    がキャビティ側に固着されてなる保持ピン(55)を備え、 該保持ピン(55)は、型閉め時に先端面が該突起部(50A)
    に係合することで、該ゲートカットピン(50)を後退スト
    ロークの終端に移動させて、該ゲートカットピン(50)の
    刃先部をサイドゲート(4) に対応する個所に後退させる
    ものであり、 該ゲートカットピン(50)は、型開きの初期に該保持ピン
    (55)と該突起部(50A)との係合が解除されることで、該
    コイルばね(51)に付勢されて前進し、該刃先部が該サイ
    ドゲート(4) 内に進出するものであることを特徴とする
    請求項1記載のモールド金型。
  4. 【請求項4】 可動側金型(20)が、 コア(21)に設けたガイド孔(62)に前進後退運動自在に収
    容され、コイルばね(61)により後退方向に付勢されてな
    るゲートカットピン(60)と、 前部に該ゲートカットピン(60)の傾斜底端面に密接する
    傾斜前端面(63B) を、中央部にテーパー孔(63A) をそれ
    ぞれ有し、該ゲートカットピン(60)に直交するよう該コ
    ア(21)に設けたカム用ガイド孔(65)に前進後退運動自在
    に収容され、カム用コイルばね(64)により前進方向に付
    勢されてなるスライドカム(63)とを、備え、 固定側金型(10)が、 コア(21)に設けたガイド孔(69)を貫通して、先端テーパ
    ー部(66A) が該スライドカム(63)のテーパー孔(63A) に
    挿抜自在に嵌合するよう、根元がキャビティ側に固着さ
    れてなるアンギュラーカム(66)を備え、 該アンギュラーカム(66)は、型締め時に該先端テーパー
    部(66A) が該テーパー孔(63A) に嵌入することで、該ス
    ライドカム(63)を後退ストロークの終端に移動させて、
    該ゲートカットピン(60)の刃先部をサイドゲート(4) に
    対応する個所に後退させるものであり、 該スライドカム(63)は、型開きの初期に、該アンギュラ
    ーカム(66)の先端テーパー部(66A) が該テーパー孔(63
    A) から抜け出ることで、該カム用コイルばね(64)に付
    勢されて前進し、該ゲートカットピン(60)に前進運動を
    付与するものであり、 該ゲートカットピン(60)は、前進することで該刃先部が
    該サイドゲート(4) 内に進出するものであることを特徴
    とする請求項1記載のモールド金型。
  5. 【請求項5】 可動側金型(20)が、 コア(21)に設けたガイド孔(72)に前進後退運動自在に収
    容され、コイルばね(71)により後退方向に付勢されてな
    るゲートカットピン(70)と、 前部に該ゲートカットピン(70)の傾斜底端面に密接する
    傾斜前端面(73A) を有し、該ゲートカットピン(70)に直
    交するよう該コア(21)に設けたカム用ガイド孔(74)に前
    進後退運動自在に収容されてなるスライドカム(73)と、 該スライドカム(73)に前進後退運動を付与するシリンダ
    ー(75)とを備え、 該シリンダー(75)は、型開きの初期に、駆動して該スラ
    イドカム(73)に前進後退の往復運動を付与するものであ
    り、 該スライドカム(73)は、前進運動することで該ゲートカ
    ットピン(70)を前進させ、後退運動することで該ゲート
    カットピン(70)が後退ストロークの終端に移動するもの
    であり、 該ゲートカットピン(70)は、後退することで該ゲートカ
    ットピン(70)の刃先部がサイドゲート(4) に対応する個
    所に位置するものであり、前進することで該刃先部が該
    サイドゲート(4) 内に進出するするものであることを特
    徴とする請求項1記載のモールド金型。
  6. 【請求項6】 ランナー(3) の終端が大断面積のサイド
    ゲート(4) を介して成形用空洞に連通するモールド金型
    において、 根元がイジェクタプレート(30)に固着され、型開き時に
    先端部が成形品部のパーティング面より突出する成形品
    イジェクタピン(31)と、 根元が該イジェクタプレート(30)に固着され、型開き時
    に先端部が該ランナー(3) 部のパーティング面より突出
    するランナイジェクタピン(32)と、 根元が該イジェクタプレート(30)に揺動可能に枢支さ
    れ、先端部がコア(21)に設けた傾斜ガイド孔(85)を遊挿
    するゲートカットルーズコア(80)とを備え、 該ゲートカットルーズコア(80)は、型閉め時は該ゲート
    カットルーズコア(80)の刃先部(81)が該サイドゲート
    (4) に対応する個所に位置するものであり、型開き時
    に、該刃先部(81)がパーティング面より斜めに突出して
    該サイドゲート(4)内に進出するものであることを特徴
    とするモールド金型。
JP4166594A 1994-03-14 1994-03-14 モールド金型 Withdrawn JPH07246639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4166594A JPH07246639A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 モールド金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4166594A JPH07246639A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 モールド金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07246639A true JPH07246639A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12614689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4166594A Withdrawn JPH07246639A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 モールド金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07246639A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022044A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yamaha Motor Co Ltd 射出成形装置
KR101243290B1 (ko) * 2011-04-11 2013-03-13 한국생산기술연구원 다이캐스팅용 가동금형 유닛
KR20200058226A (ko) * 2018-11-19 2020-05-27 나라엠텍(주) 사이드 게이트 자동절단장치를 구비한 사출금형

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022044A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yamaha Motor Co Ltd 射出成形装置
KR101243290B1 (ko) * 2011-04-11 2013-03-13 한국생산기술연구원 다이캐스팅용 가동금형 유닛
KR20200058226A (ko) * 2018-11-19 2020-05-27 나라엠텍(주) 사이드 게이트 자동절단장치를 구비한 사출금형

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008273070A (ja) 導光板の成形金型および導光板の成形方法
JPH07246639A (ja) モールド金型
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JP2000071259A (ja) 成形品突き出し装置および成形品突き出し方法
JP3005211B1 (ja) 射出成形金型
JPH08267467A (ja) 金型装置および成形方法
JP2941563B2 (ja) 射出成形用金型装置
JP2640612B2 (ja) 射出成形用金型におけるゲ−ト切断方法
JPH10109319A (ja) 中空成形品の射出成形金型およびその成形方法
JPH06238717A (ja) 射出成形用金型
JPH09141698A (ja) 射出成形用金型装置
JPS5878735A (ja) アンダ−カツト部を有する製品の成形装置
JP2966707B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形金型の構造
JPH0665484B2 (ja) 打抜き孔付成形品用射出成形方法
JP3341334B2 (ja) コールドランナー式射出成形金型
JPH0970861A (ja) 射出成形用金型
JPH0716843A (ja) インサート成形用金型装置
JP2951305B2 (ja) 局部加圧式射出成形機
JPH0756183Y2 (ja) 射出成形金型
JPH0739618Y2 (ja) 射出成形金型装置
JPH09109198A (ja) 射出成形金型
JPH08192449A (ja) 射出圧縮成形方法及びこの方法に使用する射出圧縮成形装置
JPS5919125A (ja) 射出成形用金型
JP2865982B2 (ja) 局部加圧式射出成形方法及び局部加圧式射出成形機
JP2865980B2 (ja) 局部加圧式射出成形法及び局部加圧式射出成形機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605