JP4854381B2 - プラスチック成形金型。 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック成形金型部品に係り、特にプラスチック成形金型における上型と下型の型開きを行うに当たって、ランナーストリッパープレートの開きを規制するプラスチック成形金型に関する。
プラスチック成形品は、プラスチック成形によって製造する製品によって、また、そのプラスチック成形された製品を使用する場所等によって種々形状が異なり、その使用場所に合った形状のものを製造している。このプラスチック成形品の製造に当たっては、その形状に合わせて樹脂モールド金型を設計し、その製品毎に樹脂モールド金型を製作している。
この製作された樹脂モールド金型は、コア入れ子に形成される製品成形部である空間に樹脂を圧入しモールド成形してプラスチック成形品を製造するようになっている。この樹脂モールド金型は、樹脂成形品を取り出すために上下金型を開くラインであるパーティングラインで上型と下型とを分離して開いて製品成形部においてプラスチック成形した樹脂成形品を取り出している。すなわち、樹脂モールド金型は、上型と下型とを噛み合わせたものとなっている。
この樹脂モールド金型は、従来、図5に示す如き構成を有している。すなわち、図5において、1は樹脂モールド金型で、固定側2と可動側3とによって構成されている。
固定側2は、固定側取付板4とランナーストリッパープレート5と固定側型板6とによって構成されており、固定側型板6がランナーストリッパープレート5を介して固定側取付板4に取付けられている。7は固定側2と可動側3が分離するパーティングラインである。
8はロケートリングで、このロケートリング8は、図示されていない締付ボルトによって固定側取付板4に取付けられている。また、9はスプルーブッシュで、このスプルーブッシュ9は、内部に下方に広がるテーパー状の貫通孔9aが設けられている。そして、このスプルーブッシュ9は、ロケートリング8によって押さえつけられている。
可動側3は、可動側型板10とスペーサーブロック11と上エジェクタープレート12と下エジェクタープレート13と可動側取付板14とによって構成されている。そして、この可動側型板10がスペーサーブロック11を介して可動側取付板14に取付けられている。
樹脂モールド金型1の入れ子には、製品成形部15が形成されている。この入れ子は、製品成形部15において樹脂を加圧注入によって成形された樹脂成形品を取り出すため、固定側2と可動側3に分かれる。
ランナーゲートロックピンは、溶融樹脂を製品成形部15に供給するゲート16と、ゲート16に連結される加工穴であるスプルー17と、溶融樹脂注入口であるランナー18と、このランナー18に先端が挿入されるランナーロックピン19とによって構成されている。そして、このランナーゲートロックピンは、ゲート16の先端の固化した樹脂と固化したプラスチック製品とを切り離すのに用いられるものである。すなわち、ランナー18からスプルー17、ゲート16を介して製品成形部15に溶融樹脂を供給し、製品成形部15内に充満した樹脂を冷却して固化させプラスチック製品の成形を行うと、ランナー18、スプルー17、ゲート16内に充満している樹脂も同様に固化する。このままコア入れ子を開くと、ゲート16先端の樹脂にプラスチック製品が引っ付いて固定側入れ子に移動してしまい、ゲート16先端の樹脂とプラスチック製品とを引き離すのが困難となる。
また、固定側型板6と可動側型板10には、パーティングロック20が取り付けられている。このパーティングロック20は、固定側2から可動側3を移動して樹脂モールド金型1の型を開こうとするときに、ゲートを切り、スプルー17とランナー18を引き抜く前に、パーティングライン(パーティング面)7が開かないようにロックしておくためのものである。
また、21は、サポートピンで、固定側取付板4を貫通して取り付けられ、ランナーストリッパープレート5、固定側型板6、可動側型板10、スペーサーブロック11を貫通する穴に取り付けられ、ランナーストリッパープレート5、固定側型板6、可動側型板10の上下動をサポートするためのものである。また、22は、ガイドピンで、固定側2の固定側型板6と可動側3の可動側型板10が開閉の際のガイドをするもので、固定側2の固定側型板6には、ブッシュ22aが設けられ、可動側3の可動側型板10には、ピン22bが設けられている。
また、23は、プラーボルトで、スペーサーブロック11、可動側型板10、固定側型板6を貫通する穴24に、下エジェクタープレート13側から挿入されている。そして、25は、ストップボルトで、このストップボルト25は、固定側取付板4に形成される孔26に摺動自在に嵌合し、ランナーストリッパープレート5を通してプラーボルト23に螺合し、プラーボルト23と連結されている。
このように従来の樹脂モールド金型1においては、固定側2から可動側3を移動して樹脂モールド金型1の型を開こうとすると、パーティングロック20の作用によって直ちに、固定側型板6と可動側型板10とが開かないようになっている(例えば、非特許文献1参照。)。
すなわち、従来の樹脂モールド金型1の型は、コア入れ子の固定側入れ子と可動側入れ子とが開く前にランナー18、スプルー17、ゲート16が加工されている部材(固定側取付板4)とランナー18に先端が挿入されたランナーロックピン19の取り付けられた部材(ランナーストリッパープレート5)とが少し(ストップボルト25の鍔部が固定側取付板4に形成される孔26内を摺動できる距離)開くようになっている。
したがって、樹脂モールド金型1の固定側2と可動側3を開こうとすると、まず、固定側型板6と可動側型板10とは開かず、パーティングロック20でロックされている固定側2の固定側型板6が可動側3の可動側型板10に引っ張られて、ランナー18、スプルー17、ゲート16が加工されている部材とランナー18に先端が挿入されたランナーロックピン19の取り付けられた部材とが開かれる。次に、このランナーロックピン19によってランナーロックピン19の先端に固着した樹脂が引き抜かれ、ランナー18、スプルー17、ゲート内に充満している固化した樹脂が引き抜かれ、ゲート16先端の樹脂とプラスチック製品とが引き離される。そして、ランナー18、スプルー17、ゲート16が加工されている部材とランナー18に先端が挿入されたランナーロックピン19の取り付けられた部材とが開かれると、ランナーロックピン19によってランナーロックピン19の先端に固着した樹脂が引き抜かれる。
このようにランナーロックピン19の先端に固着した樹脂の引き抜きによって、ランナー18、スプルー17、ゲート内に充満している固化した樹脂が引き抜かれ、ゲート先端の樹脂とプラスチック製品とが引き離された後、さらに、可動側3を移動(図5で下方へ)すると、ランナーストリッパープレート5が固定側2の固定側取付板4から引き離される。このランナーストリッパープレート5が固定側2の固定側取付板4から引き離されることによって固定側取付板4とランナーストリッパープレート5とが開く。この後、さらに可動側3を移動(図5で下方へ)すると、プラーボルト23により固定側取付板4とランナーストリッパープレート5との開きが規制され、固定側型板6と可動側型板10とが離れ、固定側2から可動側3が離れ、樹脂モールド金型1の型がパーティングライン7で開く。この固定側2から可動側3が離れ、樹脂モールド金型1の型がパーティングライン7で開く距離は、プラーボルト23の長さによって決定されるもので、このプラーボルト23は、ランナーストリッパープレート5と固定側取付板4の開きを規制している。
プラスチック金型用部品カタログ(パンチ工業 1997年3月発行)
このように従来の樹脂モールド金型1にあっては、樹脂モールド金型1の固定側2と可動側3を開く際に、最初に固定側型板6と可動側型板10とが開かないようにするため、パーティングロック20を設けている。このパーティングロック20は、固定側2の固定側型板6が可動側3の可動側型板10を一時的にロックするためのものであるため、固定側型板6と可動側型板10に取り付けるものである。しかし、固定側型板6と可動側型板10間には、製品成形部15が形成されているコア入れ子を収納したり、サポートピン21を通したり、プラーボルト23を通したり、ガイドピン22を通したり、ランナーゲートを形成するため、パーティングロック20を固定側型板6と可動側型板10との間に取り付ける場所を確保するのが難しいという問題がある。
特に、ガイドピン22、プラーボルト23、ランナーゲートを形成する場所は、製品成形部15が有る位置に近く、固定側型板6と可動側型板10との間にパーティングロック20を取り付けようとすると、スペース的に邪魔になる場合が多い。さらに、プラーボルト23を設けるにあたっては、固定側取付板4、ランナーストリッパープレート5、固定側型板6、可動側型板10、スペーサーブロック11の全型板に渡って貫通した穴24を形成する必要があり、各部材を加工するために工数が多く掛かり、コスト高になるという問題がある。
本発明の目的は、簡単な機構で、プラスチック成形金型の部品点数を減らすことができ、部品点数を減らすことでプラスチック成形金型の固定側型板と可動側型板の面積空間のスペースを有効に活用することのできるプラスチック成形金型を提供することにある。
本願請求項1に記載のプラスチック成形金型は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54と固定側型板55とによって構成される固定側51と、可動側型板59とスペーサーブロック60と上エジェクタープレート61と下エジェクタープレート62と可動側取付板63とによって構成される可動側52とからなり、
前記固定側型板53と前記可動側型板59との間に製品成形部64を形成し、前記固定側型板55の前記ランナーストリッパープレート54側にランナー65とスブルー66とゲート67を形成し、前記固定側51の前記固定側取付板53に設けられた前記スプルーブッシュ58から前記ランナー65と前記スブルー66と前記ゲート67を介して溶融樹脂を前記製品成形部64に供給して、プラスチック製品を成形し、前記固定側51と前記可動側52を型開きして前記製品成形部64からプラスチック製品を取り出す樹脂モールド金型50において,
筒状に形成され一端に底部が設けられ他端にフランジ74が設けられた収納部材71と、該収納部材71に着脱自在に収納され定常状態で前記収納部材71の長さより長く形成されるコイルスプリング72とからなる型開き具70を、前記ランナーストリッパープレート54当接側から有底孔を形成してなる前記固定側取付板53前記有底孔に装着するように装着し、前記収納部材71を前記有底孔に連通し前記ランナーストリッパープレート54を貫通する貫通孔に装着し、前記収納部材71の底部が前記固定側型板55の上面に当接するように取り付け,
前記固定側51に押圧している前記可動側52の押圧を解き型開きの際に、前記コイルスプリング72のスプリング力で前記収納部材71を下方に押圧し、前記固定側型板55の上面を前記ランナーストリッパープレート54から離反する方向に押圧して前記固定側型板53と前記ランナーストリッパープレート54とを最初に開き、
前記収納部材71が前記固定側取付板53と前記ランナーストリッパープレート54の貫通孔76を摺動し、前記ランナーストリッパープレート54の上面に当接する距離まで開いた後に、前記コイルスプリング72のスプリング力で前記ランナーストリッパープレート54を押し下げて前記固定側取付板53と前記ランナーストリッパープレート54とを開くようにしたものである。
本願請求項2に記載のプラスチック成形金型は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54と固定側型板55とによって構成される固定側51と、可動側型板59とスペーサーブロック60と上エジェクタープレート61と下エジェクタープレート62と可動側取付板63とによって構成される可動側52とからなり、
前記固定側型板53と前記可動側型板59との間に製品成形部64を形成し、前記固定側型板55の前記ランナーストリッパープレート54側にランナー65とスブルー66とゲート67を形成し、前記固定側51の前記固定側取付板53に設けられた前記スプルーブッシュ58から前記ランナー65と前記スブルー66と前記ゲート67を介して溶融樹脂を前記製品成形部64に供給して、プラスチック製品を成形し、前記固定側51と前記可動側52を型開きして前記製品成形部64からプラスチック製品を取り出す樹脂モールド金型50において,
前記固定側取付板53の前記ランナーストリッパープレート54側から開口する有底孔75を形成すると共に、前記ランナーストリッパープレート54に前記固定側取付板53の有底孔75に連通し、該有底孔75の径よりも小径の貫通孔76を形成してなり,
筒状に形成され一端に底部が形成され他端にフランジ74が形成されてなる収納部材71と、該収納部材71に収納され定常状態で前記収納部材71の長さより長く形成されるコイルスプリング72とからなる型開き具70を前記貫通孔76に装着してなり、
前記収納部材71のフランジ74は、前記固定側取付板53の有底孔75に摺動自在に嵌装し,
前記型開き具70の本体73は、円筒状に形成される筒体の一端に底部を設けてなり、前記ランナーストリッパープレート54の貫通孔76に摺動自在に嵌装され、前記収納部材71の底部が前記固定側型板55の上面に当接するように装着し,
前記コイルスプリング72は、収納部材71に収納され一端が該収納部材71の底部に当接し、他端が前記固定側取付板53の有底孔75の底面に当接するよように嵌装し,
前記固定側51に押圧している前記可動側52の押圧を解き型開きの際に、前記コイルスプリング72のスプリング力で前記収納部材71を下方に押圧し、前記固定側型板55の上面を前記ランナーストリッパープレート54から離反する方向に押圧して前記固定側型板53と前記ランナーストリッパープレート54とを最初に開き、
前記収納部材71が前記固定側取付板53と前記ランナーストリッパープレート54の貫通孔を摺動し、前記収納部材71のフランジ74が前記ランナーストリッパープレート54の上面に当接する距離まで開いた後に、前記コイルスプリング72のスプリング力で前記ランナーストリッパープレート54を押し下げて前記固定側取付板53と前記ランナーストリッパープレート54とを開くようにしたものである。
本願請求項3に記載のプラスチック成形金型は、請求項2に記載のプラスチック成形金型のコイルスプリングの長さを,圧縮されていない定常状態でランナーストリッパープレート54と固定側型板55とが開いた後に、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とを所定距離開いた状態にまで押し広げる長さとしたものである。
本願請求項4に記載のプラスチック成形金型は、請求項2又は請求項3に記載のプラスチック成形金型の有底孔の深さ寸法を,固定側取付板53の有底孔75に収納する型開き具70の収納部材71のフランジ74が固定側取付板53の有底孔75内をランナーストリッパープレート54と固定側型板55とが開いた後に、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とを所定距離開くために必要な長さとしたものである。
本発明によれば、プラスチック成形金型の部品点数を減らすことができ、部品点数を減らすことでプラスチック成形金型の固定側型板と可動側型板の面積空間のスペースを有効に活用することのできる。
すなわち、本発明に係るプラスチック成形金型によれば、従来のプラスチック成形金型よりも部品点数を削減することができる。また、本発明に係るプラスチック成形金型によれば、従来のプラスチック成形金型よりも型板の加工工数を削減することができる。さらに、本発明に係るプラスチック成形金型によれば、製品成形部の周りに従来のプラスチック成形金型よりも部品が少ないためスペースの有効利用ができる。加えて、本発明に係るプラスチック成形金型によれば、コイルスプリングを交換することで型開きの力の調整を容易に行うことができる。
図1には、本発明に係るプラスチック成形金型50の金型部品を取り付けた全体模式図が示されている。
図1において、プラスチック成形金型50は、スリープレートタイプのプラスチック成形金型で、固定側51と可動側52とによって構成されており、固定側51と可動側52の間で樹脂成形して、この固定側51と可動側52を開いて(型開き)プラスチック製成形品を取り出すようになっている。
固定側51は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54と固定側型板55とによって構成されており、固定側型板55はランナーストリッパープレート54を介して固定側取付板53に取付けられている。56は固定側51と可動側52が分離するパーティングライン(パーティング面)である。また、固定側型板55には、図示されていないフック取付用タップ穴が形成されており、このフック取付用タップ穴には、図示されていないフックが取付けられている。
57はロケートリングで、このロケートリング57は、図示されていない締付ボルトによって固定側取付板53に取付けられており、中心にすり鉢状の穴57aが形成されている。この穴57aには、図示されていないプラスチック成型機の溶融樹脂を供給する樹脂供給ノズルが押圧接するようになっている。また、58はスプルーブッシュで、このスプルーブッシュ58は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54を貫通して設けられており、ロケートリング57によって押さえつけられている。このスプルーブッシュ58には、ロケートリング57の穴57aに開口し、内部を貫通して、下方に広がるテーパー状に形成される貫通孔58aが設けられており、ロケートリング57の穴57aと連通し、この貫通孔58aに樹脂供給ノズルから供給される溶融樹脂が注入されるようになっている。このスプルーブッシュ58の先端は、固定側型板55に接触した状態になっている。
可動側52は、可動側型板59とスペーサーブロック60と上エジェクタープレート61と下エジェクタープレート62と可動側取付板63とによって構成されている。そして、この可動側型板59がスペーサーブロック60を介して可動側取付板63に取付けられている。この可動側52は、図示していないプラスチック成形機によって固定側51との開閉が行われるようになっている。そして、プラスチック成形金型50の固定側型板55と可動側型板59との間には、入れ子が装着されており、この入れ子に製品成形部64が形成されている。この入れ子は、製品成形部64において樹脂を加圧注入によって成形された樹脂成形品を取り出すため、固定側51と可動側52に分かれる。
また、固定側型板55のランナーストリッパープレート54と接触する上面には、スプルーブッシュ58の貫通孔58aが開口するランナー65が形成されている。このランナー65は、スプルーブッシュ58の貫通孔58aを介してロケートリング57の穴57aから供給されてくる溶融樹脂を図1において水平方向に走行させる樹脂溜りである。さらに、固定側型板55には、このランナー65に連通し、下方に狭まくなるロート状に形成されるスプルー66が形成されている。このスプルー66の先端は、製品成形部64に連通しており、スプルー66の先端には、溶融樹脂を製品成形部64に供給するゲート67が形成されている。また、固定側取付板53には、この固定側取付板53、ランナーストリッパープレート54を貫通してランナーロックピン68が取り付けられている。
このランナーロックピン68は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とが閉じた状態のままで固定側型板55が可動側型板59側に開いた際に、ランナー65とスプルー66に充填されている固化した樹脂をランナーストリッパープレート54と共に引き上げ、固化した樹脂をスプルー66と製品成形部64と接するゲート67で切断してプラスチック製成形品から切り離すためのものである。すなわち、ランナー65からスプルー66、ゲート67を介して製品成形部64に溶融樹脂を供給し、製品成形部64内に充満した樹脂を冷却して固化させプラスチック製品の成形を行うと、ランナー65、スプルー66、ゲート67内に充満している樹脂も同様に固化する。このまま入れ子を開くと、ゲート65先端の樹脂にプラスチック製品が引っ付いて固定側入れ子に移動してしまい、ゲート67先端の樹脂とプラスチック製品とを引き離すのが困難となってしまう。このランナー65、スプルー66、ゲート67内に充満して固化した樹脂は、入れ子を開く(固定側型板55と可動側型板59を開く)前にプラスチック製品とを引き離す必要があるため、ランナーロックピン68が用いられる。
また、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とには、型開き具70が取り付けられている。この型開き具70は、図2に示す如き構成を有している。すなわち、型開き具70は、収納部材71とコイルスプリング72とによって構成されている。
収納部材71は、円筒状に形成される筒体の一端に底部を設けてなる本体73と、この本体73の他端部にフランジ74が形成されて構成されている。そして、この収納部材71には、コイルスプリング72が、着脱自在に収納されている。また、コイルスプリング72は、帯状に形成される板部材を水平方向にコイル状に形成したものである。
この型開き具70は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とに装着されている。すなわち、固定側取付板53の下面側には、円形状の有底孔75が形成されており、この有底孔75に型開き具70の収納部材71のフランジ74形成側が摺動自在に嵌装されている。また、ランナーストリッパープレート54には、固定側取付板53に形成される有底孔75に連通し、この有底孔75の径よりも小径の貫通孔76が形成されている。このランナーストリッパープレート54に形成される貫通孔76は、収納部材71の本体73が摺動自在に嵌合でき、収納部材71のフランジ74の径より小径に形成されている。収納部材71のフランジ74は、固定側取付板53の有底孔75に、コイルスプリング72が収納される収納部材71の本体73は、ランナーストリッパープレート54の貫通孔76に嵌合された状態となっている。
この固定側取付板53に形成される有底孔75の深さ寸法は,有底孔75に収納する型開き具70の収納部材71のフランジ74が、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54が閉じた状態で、固定側型板55とランナーストリッパープレート54が開いた際にランナーストリッパープレート54から固定側型板55が可動側型板59側に移動する分の距離の移動できる長さに設定されている。そして、収納部材71のフランジ74の筒方向の長さは、固定側型板55とランナーストリッパープレート54が開いた後、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54が開いた際に固定側取付板53からランナーストリッパープレート54が可動側型板59側に移動したときに固定側取付板53に形成される有底孔75から外れない長さに設定されている。
型開き具70を構成するコイルスプリング72の長さは、コイルスプリング72に圧縮力、引っ張り力の負荷が掛かっていない定常状態で、ランナーストリッパープレート54と固定側型板55とを開き、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とを開くに十分な長さを有している。この型開き具70は、樹脂成形の(型を閉じた)際にコイルスプリング72を圧縮して、型を開くときにコイルスプリング72の復元力を利用して最初にランナーストリッパープレート54と固定側型板55を開き、次いで、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54を開くものである。したがって、コイルスプリング72は、型開きの際に、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54を開くスプリング力と、ランナーストリッパープレート54と固定側型板55を開くスプリング力を有している。
また、80は、サポートピンで、固定側取付板53を貫通して取り付けられ、ランナーストリッパープレート54、固定側型板55、可動側型板59、スペーサーブロック60を貫通する穴に取り付けられ、ランナーストリッパープレート54、固定側型板55の上下動をサポートするためのものである。また、81は、ガイドピンで、固定側51の固定側型板55と可動側52の可動側型板59が開閉の際のガイドをするもので、固定側51の固定側型板55には、ブッシュ81aが設けられ、可動側52の可動側型板59には、ピン81bが設けられている。
また、82は、ストップボルトで、段付きボルトで構成されており、固定側取付板53に形成される段付き孔83に摺動自在に嵌合されている。このストップボルト82は、固定側取付板53に形成される段付き孔83に摺動自在に嵌合し、ランナーストリッパープレート54に螺合されている。したがって、ストップボルト82は、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とが開いたとき、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とが所定距離開いたら、それ以上開かないように制御するものである。このストップボルト82の頭部は、固定側取付板53に形成される段付き孔83内を摺動可能に嵌合されている。
このように構成されるプラスチック成形金型50は、まず、図1に示す如き固定側51と可動側52が閉じた状態で、ロケートリング57の穴57aに圧接された図示されていないプラスチック成型機の樹脂供給ノズルから供給される溶融樹脂をスプルーブッシュ58の貫通孔58aを通して、ランナー65、スプルー66、ゲート67を介して製品成形部64に溶融樹脂を供給し、製品成形部64内に充満した樹脂を冷却させて、固化したプラスチック製品の成形を行う。このとき型開き具70は、コイルスプリング72を収納した収納部材71が固定側型板55に押圧されて固定側取付板53形成されている有底孔75内に収納されている。このときコイルスプリング72は、収納部材71の底部に押圧されて圧縮された状態で収納部材71内に収納された状態となっている。また、ロケートリング57の穴57aを通して供給された溶融樹脂は、スプルーブッシュ58の貫通孔58a、ランナー65、スプルー66、ゲート67に充満して、固化した状態となっている。すなわち、ロケートリング57の穴57aを通りスプルーブッシュ58の貫通孔58a、ランナー65、スプルー66、ゲート67に充満して固化した樹脂は、1つの樹脂の固まりとなっている。
この状態から成形したプラスチック製品をプラスチック成形金型50から取り出す場合は、まず、図示しないプラスチック成形機によって可動側52を移動して型を開いて取り出す。図示しないプラスチック成形機によって可動側52の押圧を解除して開き始めると、最初に、圧縮された状態で収納部材71内に収納されているコイルスプリング72が元の形状に復帰しようとして伸長し始める。すなわち、最初に、圧縮された状態で収納部材71内に収納されているコイルスプリング72が作用し、コイルスプリング72が、収納部材71を固定側型板55側に押圧し、固定側型板55をコイルスプリング力(復元力)によってランナーストリッパープレート54から引き離して、押し下げ(開き)始める。そして、コイルスプリング72は、収納部材71を固定側型板55側に押圧していくと、やがて収納部材71のフランジ74の下端部は、ランナーストリッパープレート54に当接し、コイルスプリング72のコイルスプリング力(復元力)による固定側型板55とランナーストリッパープレート54との開きは停止する。このコイルスプリング72のコイルスプリング力(復元力)によって固定側型板55とランナーストリッパープレート54が最大開いた状態が図3に示してある状態である。
このように型開き具70のコイルスプリング72の作用により、固定側型板55がランナーストリッパープレート54から引き離されて押し下げ(開き)られて、ランナーストリッパープレート54と固定側型板55とが最初に開き始めると、図3に示す如く、ロケートリング57の穴57aに圧接された図示されていないプラスチック成型機の樹脂供給ノズルから供給され、スプルーブッシュ58の貫通孔58aを通り、ランナー65、スプルー66、ゲート67に充満して固化して1つの樹脂の固まりとなっている樹脂は、ランナーロックピン68の先端に引っかかった状態で、ランナー65、スプルー66、ゲート67から引き抜かれた状態となる。すなわち、型開き具70の作用で、ランナーストリッパープレート54と固定側型板55とを最初に開くことによって、プラスチック製品とスプルー66及びゲート67内の固化した樹脂との切り離しを行っている。
さらに、図示しないプラスチック成形機によって可動側52を移動して型を開いていくと、収納部材71のフランジ74の下端部が、ランナーストリッパープレート54に当接し、これ以上、固定側型板55をランナーストリッパープレート54から引き離すことはできない。そこで、圧縮された状態で収納部材71内に収納されているコイルスプリング72が元の形状に復帰しようとして、さらに伸長すると、収納部材71のランジ74の下端部が、ランナーストリッパープレート54を押圧し、固定側取付板53からランナーストリッパープレート54を引き離す(開く)方向に押し下げ始める。
すなわち、収納部材71のランジ74の下端部が、ランナーストリッパープレート54に当接し、コイルスプリング72のコイルスプリング力(復元力)による固定側型板55とランナーストリッパープレート54との開きが停止した後、圧縮された状態で収納部材71内に収納されているコイルスプリング72がさらに作用すると、コイルスプリング72は、収納部材71を固定側型板55側にさらに押圧し、ランナーストリッパープレート54をコイルスプリング力(復元力)によって固定側取付板53から引き離して、押し下げ(開き)始める。
このランナーストリッパープレート54が固定側取付板53から開き出すと、ランナーストリッパープレート54に螺合されて取り付けられていおり、固定側取付板53に形成される段付き孔83に頭部が摺動自在に嵌合しているストップボルト82がランナーストリッパープレート54の下降に伴って、段付き孔83内を下方に移動し始める。そして、さらにコイルスプリング72が、収納部材71を固定側型板55側にさらに押圧し、ランナーストリッパープレート54を固定側取付板53から引き離して、押し下げていくと、やがて固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とが所定距離開いたら、ランナーストリッパープレート54に螺合されて取り付けられているストップボルト82の頭部の下端部が固定側取付板53に形成される段付き孔83にに当接し、これ以上、ランナーストリッパープレート54を固定側取付板53から引き離すことはできなくなる。
これと同時に、コイルスプリング72は、収納部材71のフランジ74でランナーストリッパープレート54を固定側型板55側に押圧していき、ほぼ伸びきった状態となり、コイルスプリング72がコイルスプリング力(復元力)が小さくなり、ランナーストリッパープレート54と固定側取付板53との開きが停止する。このコイルスプリング72のコイルスプリング力(復元力)によってランナーストリッパープレート54と固定側取付板53とが最大開いた状態が図4に示してある状態である。
このように型開き具70のコイルスプリング72の作用により、ランナーストリッパープレート54が固定側取付板53から引き離されて押し下げ(開き)られて、ランナーストリッパープレート54と固定側取付板53とが開くと、図4に示す如く、ロケートリング57の穴57aに圧接された図示されていないプラスチック成型機の樹脂供給ノズルから供給され、スプルーブッシュ58の貫通孔58aを通り、ランナー65、スプルー66、ゲート67に充満して固化して1つの樹脂の固まりとなっている樹脂は、ランナー67によって形成された固化した樹脂の部分をランナーストリッパープレート54で下方に押し下げる。このため、スプルーブッシュ58の貫通孔58a内で固化した樹脂は、ロケートリング57の穴57aに圧接された図示されていないプラスチック成型機の樹脂供給ノズルとの接点部分で切断され、スプルーブッシュ58の貫通孔58aから引き抜かれた状態となる。すなわち、型開き具70の作用で、固定側取付板53とランナーストリッパープレート54とを開くことによって、ロケートリング57の穴57aに圧接された図示されていないプラスチック成型機の樹脂供給ノズルにある溶融樹脂とスプルーブッシュ58の貫通孔58a内の固化した樹脂との切り離しを行っている。
このように構成される本発明に係るプラスチック成形金型の実施の形態によれば、簡単な機構で、従来のプラスチック成形金型より少ない部品点数で確実に、固定側型板55と可動側型板59とが開く前に、最初にランナーストリッパープレート54と固定側型板55とを開くことができる。
また、本発明に係るプラスチック成形金型の実施の形態によれば、固定側型板55と可動側型板59のスペースの有効利用が可能で、従来のプラスチック成形金型におけるパーティングロック20、プラーボルト23が不要となり、一回りコンパクトにすることができる。
さらに、本発明に係るプラスチック成形金型の実施の形態によれば、従来のプラスチック成形金型より少ない部品点数で稼動することができるため、騒音の発生を少なくすることができる。
加えて、本発明に係るプラスチック成形金型の実施の形態によれば、従来のプラスチック成形金型に比してコストダウンを図ることができる。
さらに、本発明に係るプラスチック成形金型の実施の形態によれば、部品があまり密集しない固定側取付板とランナーストリッパープレートに加工するだけで済み、製品周りに多いスライドコアや冷却用の水穴などが空く位置を邪魔することがない。
本発明に係るプラスチック成形金型の金型部品を取り付けた全体模式図である。 図1に図示のプラスチック成形金型の型開き具の構成を示す組み立て斜視図である。 図1に図示のプラスチック成形金型の可動側と固定側の型開きで固定側型板とランナーストリッパープレートが型開き具のスプリングの作用によって最大開いた状態を示す図である。 図1に図示のプラスチック成形金型の可動側と固定側の型開きでランナーストリッパープレートと固定側取付板が型開き具のスプリングの作用によっての最大開いた状態を示す図である。 従来のプラスチック成形金型の金型部品を取り付けた全体模式図である。
符号の説明
50………………プラスチック成形金型
51………………固定側
52………………可動側
53………………固定側取付板
54………………ランナーストリッパープレート
55………………固定側型板
58………………スプルーブッシュ
59………………可動側型板
60………………スペーサーブロック
61………………上エジェクタープレート
62………………下エジェクタープレート
63………………可動側取付板
64………………製品成形部
65………………ランナー
66………………スプルー
67………………ゲート
70………………型開き具
71………………収納部材刃先
72………………コイルスプリングスペース
73………………本体
74………………フランジ
75………………有底孔
76………………貫通孔

Claims (4)

  1. 固定側取付板とランナーストリッパープレートと固定側型板とによって構成される固定側と、可動側型板とスペーサーブロックと上エジェクタープレートと下エジェクタープレートと可動側取付板とによって構成される可動側とからなり、
    前記固定側型板と前記可動側型板との間に製品成形部を形成し、前記固定側型板の前記ランナーストリッパープレート側にランナーとスブルーとゲートを形成し、前記固定側の前記固定側取付板に設けられた前記スプルーブッシュから前記ランナーと前記スブルーと前記ゲートを介して溶融樹脂を前記製品成形部に供給して、プラスチック製品を成形し、前記固定側と前記可動側を型開きして前記製品成形部からプラスチック製品を取り出す樹脂モールド金型において,
    筒状に形成され一端に底部が設けられ他端にフランジが設けられた収納部材と、該収納部材に着脱自在に収納され定常状態で前記収納部材の長さより長く形成されるコイルスプリングとからなる型開き具を、前記ランナーストリッパープレート当接側から有底孔を形成してなる前記固定側取付板前記有底孔に装着するように装着し、前記収納部材を前記有底孔に連通し前記ランナーストリッパープレートを貫通する貫通孔に装着し、前記収納部材の底部が前記固定側型板の上面に当接するように取り付け,
    前記固定側に押圧している前記可動側の押圧を解き型開きの際に、前記コイルスプリングのスプリング力で前記収納部材を下方に押圧し、前記固定側型板の上面を前記ランナーストリッパープレートから離反する方向に押圧して前記固定側型板と前記ランナーストリッパープレートとを最初に開き、
    前記収納部材が前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートの貫通孔を摺動し、前記ランナーストリッパープレートの上面に当接する距離まで開いた後に、前記コイルスプリングのスプリング力で前記ランナーストリッパープレートを押し下げて前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートとを開くようにした
    ことを特徴とするプラスチック成形金型。
  2. 固定側取付板とランナーストリッパープレートと固定側型板とによって構成される固定側と、可動側型板とスペーサーブロックと上エジェクタープレートと下エジェクタープレートと可動側取付板とによって構成される可動側とからなり、
    前記固定側型板と前記可動側型板との間に製品成形部を形成し、前記固定側型板の前記ランナーストリッパープレート側にランナーとスブルーとゲートを形成し、前記固定側の前記固定側取付板に設けられた前記スプルーブッシュから前記ランナーと前記スブルーと前記ゲートを介して溶融樹脂を前記製品成形部に供給して、プラスチック製品を成形し、前記固定側と前記可動側を型開きして前記製品成形部からプラスチック製品を取り出す樹脂モールド金型において,
    前記固定側取付板の前記ランナーストリッパープレート側から開口する有底孔を形成すると共に、前記ランナーストリッパープレートに前記固定側取付板の有底孔に連通し、該有底孔の径よりも小径の貫通孔を形成してなり,
    筒状に形成され一端に底部が形成され他端にフランジが形成されてなる収納部材と、該収納部材に収納され定常状態で前記収納部材の長さより長く形成されるコイルスプリングとからなる型開き具を前記貫通孔に装着してなり、
    前記収納部材のフランジは、前記固定側取付板の有底孔に摺動自在に嵌装し,
    前記型開き具の本体は、円筒状に形成される筒体の一端に底部を設けてなり、前記ランナーストリッパープレートの貫通孔に摺動自在に嵌装され、前記収納部材の底部が前記固定側型板の上面に当接するように装着し,
    前記コイルスプリングは、収納部材に収納され一端が該収納部材の底部に当接し、他端が前記固定側取付板の有底孔の底面に当接するように嵌装し,
    前記固定側に押圧している前記可動側の押圧を解き型開きの際に、前記コイルスプリングのスプリング力で前記収納部材を下方に押圧し、前記固定側型板の上面を前記ランナーストリッパープレートから離反する方向に押圧して前記固定側型板と前記ランナーストリッパープレートとを最初に開き、
    前記収納部材が前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートの貫通孔を摺動し、前記収納部材のフランジが前記ランナーストリッパープレートの上面に当接する距離まで開いた後に、前記コイルスプリングのスプリング力で前記ランナーストリッパープレートを押し下げて前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートとを開くようにした
    ことを特徴とするプラスチック成形金型。
  3. 前記コイルスプリングの長さは,
    圧縮されていない定常状態で前記ランナーストリッパープレートと前記固定側型板とが開いた後に、前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートとを所定距離開いた状態にまで押し広げる長さを有するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載のプラスチック成形金型。
  4. 前記有底孔の深さ寸法は,
    該固定側取付板の有底孔に収納する前記型開き具の収納部材のフランジが該固定側取付板の有底孔内を前記ランナーストリッパープレートと前記固定側型板とが開いた後に、前記固定側取付板と前記ランナーストリッパープレートとを所定距離開くために必要な長さを有するものである
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のプラスチック成形金型。
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