JPH0740142Y2 - 絶縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ管 - Google Patents

絶縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ管

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JPH0740142Y2
JPH0740142Y2 JP4489993U JP4489993U JPH0740142Y2 JP H0740142 Y2 JPH0740142 Y2 JP H0740142Y2 JP 4489993 U JP4489993 U JP 4489993U JP 4489993 U JP4489993 U JP 4489993U JP H0740142 Y2 JPH0740142 Y2 JP H0740142Y2
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JP
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tube
union
screw
collar
flexible tube
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JP4489993U
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JPH0714293U (ja
Inventor
泰造 藤井
Original Assignee
株式会社大榮螺旋工業
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビルの水配管、スプリ
ンクラー配管等において、主管から延びた分岐管と給湯
或いは給排水設備とを接続するための可撓繋ぎ管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斯種繋ぎ管は、図2に示す如く、
分岐管(9)と設備側の管(91)に芯ずれが生じていても、
可撓管(1)の両端をユニオン継手(8)(8)によって、相
手管(9)(91)に接続することにより、2本の管(9)(91)
を支障なく繋ぐことが行なわれている。
【0003】可撓管(1)の先端には、ユニオン継手に対
する抜止め用の鍔部(12)が形成されている。ユニオン継
手(8)は、可撓管(1)と、該管の先端に嵌まり鍔部(12)
によって抜け止めを施されたユニオンカラー(40)と、可
撓管(1)に接続すべき相手管(9)の先端に螺合され外ネ
ジ(61)を有するネジ筒(6)と、前記ユニオンカラー(40)
の外向きフランジ(41)に引っ掛かる内向きフランジ(42)
を有し、ネジ筒(6)の外ネジ(61)に螺合したユニオンナ
ット(5)とによって構成され、鍔部(12)とネジ筒(6)の
端面との間にパッキン(34)が介装されている。可撓管
(1)は、ステンレス製蛇腹管であり、外側にステンレス
製のブレード(16)を被覆している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一般にユニオン継手
(8)は鋳鉄にて形成され、ステンレス製可撓管(1)の鍔
部(12)及びブレード(16)と、ユニオン継手(8)のユニオ
ンカラー(40)とが直接に接する。分岐管(9)と可撓管
(1)とは、ユニオン継手(8)を介して電気的に導通状態
となっており、このためユニオンカラー(40)と可撓管
(1)の接触部に電蝕が発生し、ユニオン継手(8)近傍が
早期に腐蝕して寿命を縮める問題がある。給湯設備の場
合、特に継手の腐食は著しい。本考案は、継手に絶縁性
を付与することにより、上記電蝕の問題を解決できる絶
縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ管を明らかにするもの
である。
【0005】
【課題を解決する手段】本考案の絶縁継手を具えた可撓
繋ぎ管は、先端に鍔部(12)を形成した可撓管(1)と、該
管の先端に嵌まり鍔部(12)によって抜け止めが施された
ユニオンカラー(40)と、可撓管(1)に接続すべき相手管
(9)の先端を螺合する内ネジ(62)及び外ネジ(61)を形成
したネジ筒(6)と、前記ユニオンカラー(40)の外向きフ
ランジ(41)に引っ掛かる内向きフランジ(42)を有し、ネ
ジ筒(6)の外ネジ(61)に螺合してユニオンカラー(40)と
ネジ筒(6)を可撓管(1)の鍔部(12)に引き寄せて締め付
けるユニオンナット(5)を備えた繋ぎ管に於て、ユニオ
ンカラー(40)と可撓管(1)との間、及びネジ筒(6)と可
撓管(1)との間に夫々第1、第2絶縁部材(3)(7)を介
在させている。
【0006】
【作用及び効果】ユニオンカラー(40)と可撓管(1)の
間、及びネジ筒(6)と可撓管(1)との間に夫々第1、第
2絶縁部材(3)(7)を介在させて、可撓管(1)とユニオ
ンカラー(40)との間、及び可撓管(1)とネジ筒(6)との
間を絶縁しているため、可撓管(1)とユニオンカラー(4
0)、可撓管(1)とネジ筒(6)が夫々異種金属であって
も、電蝕は生じず、継手近傍の腐食による寿命の短縮を
防止できる。
【0007】
【実施例】図1は、ビル配管の分岐管(9)と、給水設備
側の管(91)とを、絶縁継手(4)を具備えた可撓管(1)に
よって接続した状態を示している。可撓管(1)はステン
レス製蛇腹管であって、ステンレス製のブレード(16)が
被覆されている。
【0008】絶縁継手(4)は、可撓管(1)に装着するユ
ニオンカラー(40)、相手管(9)に螺合するネジ筒(6)及
び、ユニオンカラー(40)とネジ筒(6)を締め付けるユニ
オンナット(5)と、ユニオンカラー(40)と可撓管(1)の
絶縁を行なう第1絶縁部材(3)、ネジ筒(6)と可撓管
(1)との間を絶縁する第2絶縁部材(7)とによって構成
される。可撓管(1)の一端は蛇腹を筒状に引き伸ばした
直管部(11)、該直管部(11)の先端部に鍔部(12)、更に該
鍔部(12)に連続して短筒(14)を形成している。
【0009】直管部(11)の蛇腹側には受けリング(2)が
嵌まり、該受けリング(2)上にブレード(16)の端部が被
さり、該ブレード(16)の端部を締めリング(21)にてカシ
メて締め付けている。直管部(11)の鍔部(12)からブレー
ド(16)の先端側に被さって絶縁継手(4)のユニオンカラ
ー(40)及び第1絶縁部材(3)が装着される。
【0010】実施例の第1絶縁部材(3)は、可撓管(1)
の直管部(11)に直接に嵌まった樹脂製のリング状コア体
(32)と、締めリング(21)の上からブレード(16)の先端部
に被さる樹脂製の筒状カバー体(31)とによって構成され
ているが、コア体(32)とカバー体(31)は一体成形するこ
とも可能である。
【0011】実施例のカバー体(31)は熱収縮製の樹脂に
て形成され、熱収縮によって締めリング(21)及びブレー
ド(16)に密接しており、先端は縮んで受けリング(2)の
端面に被さっている。コア体(32)の両面は、鍔部(12)及
びカバー体(31)の先端が当接している。コア体(32)の外
周に周溝(33)が形成されている。
【0012】上記第1絶縁部材(3)上に絶縁継手(4)の
鋳鉄製ユニオンカラー(40)が嵌まっている。ユニオンカ
ラー(40)は、鍔部(12)側先端に外向きフランジ(41)及び
内向きフランジ(42)が突設され、内向きフランジ(42)が
前記コア体(32)の周溝(33)に緊密に嵌まっている。実施
例ではコア体(32)は樹脂のアウトサート成形によってユ
ニオンカラー(40)に一体的に成形されている。
【0013】尚、可撓管(1)先端の鍔部(12)は、直管部
(11)に、受けリング(2)、締めリング(21)、カバー体(3
1)及び引伸し部(11)及びコア体(32)を装着したユニオン
カラー(40)を嵌めて、その後に成形される。
【0014】可撓管(1)に接続すべき分岐管(9)は、内
面に樹脂ライニング層(90)が形成されおり、絶縁継手
(4)のネジ筒(6)が螺合されている。ネジ筒(6)は一端
内面に管(9)を螺合する内ネジ(62)、他端外面に外ネジ
(61)、外ネジ(61)側の内面に突条(63)が形成されてい
る。上記ネジ筒(6)には、ネジ筒(6)と可撓管(1)の先
端との間を絶縁する第2絶縁部材(7)が装着される。
【0015】実施例の第2絶縁部材(7)は、前記可撓管
(1)の先端の短筒(14)に嵌まった樹脂製の環状板(71)
と、ネジ筒(6)の内面に嵌まった樹脂製のコア体(72)と
によって構成されているが、環状板(71)とコア体(72)を
一体成形することも可能である。環状板(71)は可撓管
(1)の内径よりも少し大きく形成され、可撓管(1)の鍔
部(12)及びネジ筒(6)の端面に当接している。
【0016】コア体(72)は、外周に周溝(73)が開設され
ネジ筒(6)の突条(63)が緊密に嵌合しており、コア体(7
2)の前端面は前記環状板(71)に当接している。コア体(7
2)の後端には小径の短筒(74)が突設され、ネジ筒(6)と
短筒(74)との間に管(9)の先端が嵌まり込んでいる。実
施例ではコア体(72)及び短筒(74)は樹脂のアウトサート
成形によってネジ筒(6)に一体的に成形されている。
【0017】前記ユニオンカラー(40)とネジ筒(6)に跨
がってユニオンナット(5)が取り付けられる。ユニオン
ナット(5)は、ユニオンカラー(40)の外向きフランジ(4
1)に引っ掛かる内向きフランジ(51)と、ネジ筒(6)の外
ネジ(61)に螺合する内ネジ(52)とを有しており、ユニオ
ンナット(5)を締めることにより、ユニオンカラー(40)
とネジ筒(6)を、可撓管(1)の鍔部(12)を挟んで互いに
引き寄せて連結する。可撓管(1)の他端は、上記と同様
の絶縁継手(4)を介して設備側の管(91)に連結される。
【0018】然して、ユニオンカラー(40)と可撓管(1)
の間、及びネジ筒(6)と可撓管(1)との間に、夫々第
1、第2絶縁部材(3)(7)を介在させて、可撓管(1)と
ユニオンカラー(40)及び、可撓管(1)と該管に接続すべ
き管(9)の間を絶縁できるため、可撓管(1)とユニオン
カラー(40)、可撓管(1)とネジ筒(6)が夫々異種金属で
あっても、電蝕は生じず、継手近傍の寿命を縮めること
ができる。
【0019】実施例では、可撓管(1)の両端に絶縁継手
(4)を設けたが、何れか一方のみ絶縁継手とし、他方は
絶縁されていない継手でも可い。又、本考案の可撓繋ぎ
管は、水配管に限らずスプリンクラー配管、電気ケーブ
ル等を通す配管に実施できるのは勿論である。本考案
は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新
案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の継手の要部断面図である。
【図2】従来例の継手の要部断面図である。
【符号の説明】
(1) 可撓管 (12) 鍔部 (3) 第1絶縁部材 (4) 絶縁継手 (40) ユニオンカラー (5) ユニオンナット (7) 第2絶縁部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に鍔部(12)を形成した可撓管(1)
    と、該管の先端に嵌まり鍔部(12)によって抜け止めが施
    されたユニオンカラー(40)と、可撓管(1)に接続すべき
    相手管(9)の先端を螺合する内ネジ(62)及び外ネジ(61)
    を形成したネジ筒(6)と、前記ユニオンカラー(40)の外
    向きフランジ(41)に引っ掛かる内向きフランジ(42)を有
    しネジ筒(6)の外ネジ(61)に螺合してユニオンカラー(4
    0)とネジ筒(6)を可撓管(1)の鍔部(12)に引き寄せて締
    め付けるユニオンナット(5)を備えた繋ぎ管に於て、ユ
    ニオンカラー(40)と可撓管(1)の間、及びネジ筒(6)と
    可撓管(1)との間に、夫々第1、第2絶縁部材(3)(7)
    を介在させている絶縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ
    管。
JP4489993U 1993-08-18 1993-08-18 絶縁継手を具えた耐腐蝕性可撓繋ぎ管 Expired - Lifetime JPH0740142Y2 (ja)

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JPH0714293U JPH0714293U (ja) 1995-03-10
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