JPH0740045U - ナチュラルロック装置 - Google Patents
ナチュラルロック装置Info
- Publication number
- JPH0740045U JPH0740045U JP074124U JP7412493U JPH0740045U JP H0740045 U JPH0740045 U JP H0740045U JP 074124 U JP074124 U JP 074124U JP 7412493 U JP7412493 U JP 7412493U JP H0740045 U JPH0740045 U JP H0740045U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- pusher
- stopper member
- lock device
- pusher member
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ナチュラルロック機構におけるくさび状スト
ッパ部材の挿入時にロッドのつき上げを防止してワーク
の変形を防止する。 【構成】 ストッパ部材7の前進用ピストンロッド12
の先端部をハウジング3のロッド4の側部に形成された
挿通穴15内に挿通するとともに、ピストンロッド12
の先端部内にはロッド4の側方にプッシャロッド16を
固着したプッシャ部材17を摺動自在に嵌挿し、このプ
ッシャ部材17の背面とピストンロッド12の中空底部
との間にプッシャスプリング18を介設した。
ッパ部材の挿入時にロッドのつき上げを防止してワーク
の変形を防止する。 【構成】 ストッパ部材7の前進用ピストンロッド12
の先端部をハウジング3のロッド4の側部に形成された
挿通穴15内に挿通するとともに、ピストンロッド12
の先端部内にはロッド4の側方にプッシャロッド16を
固着したプッシャ部材17を摺動自在に嵌挿し、このプ
ッシャ部材17の背面とピストンロッド12の中空底部
との間にプッシャスプリング18を介設した。
Description
【0001】
本考案は平板状ワークを切削するときにワークの下面を支えてワークの歪を防 止するためのナチュラルロック装置に関し、特にワークを支えるロッドのつき上 げ防止機構に関する。
【0002】
従来のナチュラルロック装置は、図3に示すようにベース101上に配設した ハウジング101内にロッド102を上下動自在に嵌挿してベース100上面と の間に介設したロッドスプリング103にて上方に付勢し、ロッド101の下側 にはくさび状のストッパ部材104をロッド102の軸方向と直交する方向に進 退自在に設け、更にハウジング101と一体形成したシリンダ105に摺動自在 に嵌装したピストン106に固定したピストンロッド107の先端部にレバー1 08の一端部を取付け、このレバー108の他端部をくさび状部材104に螺着 した連結ロッド109に摺動自在に連結し、レバー108の他端部とストッパ部 材104との間にロックスプリング110を介設している。
【0003】 このナチュラルロック装置においては、ワークの端部がクランプされ、ロッド スプリング103の付勢力でロッド102の先端がワークに当接した後、シリン ダ105内に加圧エアーを供給することによってピストンロッド107が前進し 、レバー108及びロックスプリング110を介してくさび状のストッパ部材1 04が前進してロッド102の下側に挿入されることで、ワーク加工時にロッド 102が下降しないようにする。
【0004】
上述した従来のナチュラルロック装置にあっては、ロッドの下降を制限するた めにくさび状のストッパ部材を前進させてロッド下側に挿入するときに、ロック スプリングの復元力及びピストンロッドの前進速度によってストッパ部材が大き な力で前進させられてロッドをつき上げてしまい、これによりワークが変形する ことがある。
【0005】
上記の課題を解決するため本考案は、ロッドの側方にプッシャ部材を進退可能 に設けるとともに、くさび状のストッパ部材の前進に先行してプッシャ部材をロ ッドの側面に押し付けるプッシャ部材押し付け機構を設けた。
【0006】
くさび状のストッパ部材をロッドの下側に挿入する前にプッシャ部材押し付け 機構によってプッシャ部材をロッドの側面に押し付けることにより、ロッドの上 昇が制限された後、ストッパ部材がロッドの下側に挿入されるので、ストッパ部 材の挿入に伴ってロッドがつき上げられてワークが変形することが防止される。
【0007】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るナチュラルロック装置の断面図、図2は本考案の別実施例の断面図である 。
【0008】 ナチュラルロック装置1は、ベース2上にハウジング3を取付け、このハウジ ング3内にロッド4を上下動可能に嵌挿し、ロッド4の下部とベース2との間に はベース2に立設したピン5で下端部を外嵌したロッドスプリング6を介設して ロッド4を上方向に付勢し、またロッド4の下側にはベース2上にくさび状のス トッパ部材7をロッド4の軸方向と直交する方向に進退可能に配設し、このスト ッパ部材7にはロッドスプリング6を通すための穴7aを形成し、またストッパ 部材7の背面には連結ロッド8を螺着している。
【0009】 そして、ハウジング3と一体形成したシリンダ10内に摺動自在に嵌装したピ ストン11に後端部を固着した中空のピストンロッド12の外周部に連結レバー 13の一端部を取付け、この連結レバー13の他端部をストッパ部材7の連結ロ ッド8に摺動可能に外嵌するとともに連結レバー13とストッパ部材7との間に ロックスプリング14を介設している。
【0010】 更に、ピストンロッド12の先端部をハウジング3のロッド4の側部に形成さ れた挿通穴15内に挿通するとともに、ピストンロッド12の先端部内にはロッ ド4の側方にプッシャロッド16を固着したプッシャ部材17を摺動自在に嵌挿 し、このプッシャ部材17の背面とピストンロッド12の中空底部との間にプッ シャスプリング18を介設している。
【0011】 以上のように構成したナチュラルロック装置1の作用について説明すると、ク ランプ装置K1,K2によってナチュラルロック装置1の上方にワークWをクラ ンプした状態にすると、ロッドスプリング6の付勢力によってロッド4が上昇し てその先端面がワークWの下面に当接した状態になる。そこで、シリンダ10に 加圧エアーを供給することによってピストン11を介してピストンロッド12が 前進し、このピストンロッド12の前進によってプッシャスプリング18の付勢 力が高くなってプッシャ部材17が押されてそのプッシャロッド16の先端面が ロッド4の側面に押し付けられるので、ロッド4の上昇が制限される。
【0012】 その後、ピストンロッド12の前進によってロックスプリング14の付勢力に よりストッパ部材7が前進してロッド4の下側に挿入されるが、このときプッシ ャロッド16の先端面がロッド4の側面に押し付けられているので、ロッド4が つき上げられてワークWが変形することがなくなる。その後、ピストンロッド1 2の先端がロッド4の側面に押し付けられ、ロッド14の上昇が制限される。
【0013】 そして、カッターCでワークWの表面を切削加工するが、このときワークWの 下面にロッド4の先端面が当接して、ストッパ部材7にてロッド4の下降が制限 されているので、ワークWの変形が防止される。
【0014】 次に、図2に示す別実施例は、ハウジング3にストッパ部材7を前進させるた めのピストンロッド12(但し中実ロッドでよい。)の反対側にプッシャシリン ダ21を形成し、このシリンダ21内にピストン22を摺動自在に嵌装して、ピ ストン22にロッド4の側方に位置してピストン22の前進によりロッド4の側 面に押し付けられるプッシャ部材23を固定ないし一体成形し、プッシャシリン ダ21に加圧エアーを供給することで、ストッパ部材7の前進に先行してプッシ ャ部材23をロッド4の側面に押し付けるようにしている。
【0015】
以上に説明したように本考案によれば、くさび状のストッパ部材をロッドの下 側に挿入する前にプッシャ部材押し付け機構によってプッシャ部材をロッドの側 面に押し付けてロッドの上昇を制限した後、ストッパ部材をロッドの下側に挿入 するようにしたので、ストッパ部材の挿入に伴ってロッドがつき上げられてワー クが変形することが防止され、ワークの品質(平坦度)を向上することができる 。
【図1】本考案に係るナチュラルロック装置の断面図
【図2】本考案の別実施例の断面図
1…ナチュラルロック機構、2…ベース、3…ハウジン
グ、4…ロッド、6…ロッドスプリング、7…ストッパ
部材、10…シリンダ、12…ピストンロッド、13…
連結レバー、16…プッシャロッド、17…プッシャ部
材、18…プッシャスプリング、21…プッシャシリン
ダ、23…プッシャ部材。
グ、4…ロッド、6…ロッドスプリング、7…ストッパ
部材、10…シリンダ、12…ピストンロッド、13…
連結レバー、16…プッシャロッド、17…プッシャ部
材、18…プッシャスプリング、21…プッシャシリン
ダ、23…プッシャ部材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るナチュラルロック装置の断面図
【図2】本考案の別実施例の断面図
【図3】従来のナチュラルロック装置の断面図
【符号の説明】 1…ナチュラルロック機構、2…ベース、3…ハウジン
グ、4…ロッド、6…ロッドスプリング、7…ストッパ
部材、10…シリンダ、12…ピストンロッド、13…
連結レバー、16…プッシャロッド、17…プッシャ部
材、18…プッシャスプリング、21…プッシャシリン
ダ、23…プッシャ部材。
グ、4…ロッド、6…ロッドスプリング、7…ストッパ
部材、10…シリンダ、12…ピストンロッド、13…
連結レバー、16…プッシャロッド、17…プッシャ部
材、18…プッシャスプリング、21…プッシャシリン
ダ、23…プッシャ部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークの下面に当接するロッドを上下動
自在に配設し、このロッドの下側にくさび状のストッパ
部材をロッドの軸方向と直交する方向に進退自在に設
け、このストッパ部材を前進させて前記ロッドの下側に
挿入することによりロッドの下降を制限するようにした
ナチュラルロック装置において、前記ロッドの側方にプ
ッシャ部材が進退可能に設けられるとともに、前記スト
ッパ部材の前進に先行して前記プッシャ部材を前記ロッ
ドの側面に押し付けるプッシャ部材押し付け機構が設け
られていることを特徴とするナチュラルロック装置。 - 【請求項2】 プッシャ部材が前記ストッパ部材を進入
させるシリンダのピストンロッド内に進退自在に嵌挿さ
れ、このプッシャ部材の背部にロッド側面方向に付勢す
るスプリングが設けられていることを特徴とする請求項
1に記載のナチュラルロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP074124U JPH0740045U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ナチュラルロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP074124U JPH0740045U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ナチュラルロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740045U true JPH0740045U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13538145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP074124U Pending JPH0740045U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ナチュラルロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740045U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162679A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Pubot Giken:Kk | クランプ装置 |
CN115673802A (zh) * | 2022-11-29 | 2023-02-03 | 常州市新兴精密滚动元件有限公司 | 一种滚珠丝杠加工设备 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP074124U patent/JPH0740045U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162679A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Pubot Giken:Kk | クランプ装置 |
CN115673802A (zh) * | 2022-11-29 | 2023-02-03 | 常州市新兴精密滚动元件有限公司 | 一种滚珠丝杠加工设备 |
CN115673802B (zh) * | 2022-11-29 | 2023-07-21 | 常州市新兴精密滚动元件有限公司 | 一种滚珠丝杠加工设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970508 |