JP2848111B2 - プレス加工装置 - Google Patents

プレス加工装置

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JP2848111B2
JP2848111B2 JP11402792A JP11402792A JP2848111B2 JP 2848111 B2 JP2848111 B2 JP 2848111B2 JP 11402792 A JP11402792 A JP 11402792A JP 11402792 A JP11402792 A JP 11402792A JP 2848111 B2 JP2848111 B2 JP 2848111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークに穴を打抜くた
めのプレス加工装置、特にポンチに食い付いたワークを
払い落とすストリッパを装備したプレス加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のプレス加工装置としては、図5
に示すように、前工程で鍛造された粗形材(ワーク)W
の凹部Waの底に穴を打抜くためのものがある。このも
のは、ワークWが載置される下型1と、プレス上ラム3
に支持され下型1に対して接近、離間する上型2と、上
型2側に配置されたストリッパ4とから概略構成されて
いる。下型1は中央に透孔5aを有するダイ5とこのダ
イ5を上面に保持するダイホルダ6とから成っており、
ダイ5の上面にはワークWを嵌合保持するための載置部
5bが形成されている。また上型2はポンチ7とこのポ
ンチ7を保持するポンチホルダ8およびポンチ押さえ9
とから成っており、プレス上ラム3と一体にポンチホル
ダ8が下降することにより、ポンチ7とダイ5との協働
によりワークWの凹部Waの底に穴が打抜かれるように
なる。
【0003】一方、ストリッパ4は、ポンチ7の周りに
配置されたストリッパ部材10と、このストリッパ部材10
を下端に支持し前記ポンチ押さえ9およびポンチホルダ
8を挿通して上方へ延ばされた支持ロッド11と、プレス
上ラム3に設けた穴3a内に摺動自在に嵌装され前記支
持ロッド11の上端に結合された加圧板12と、プレス上ラ
ム3に固定され前記加圧板12をピストンロッド13aの先
端に支持するシリンダ装置(圧力発生装置)13とから成
っている。
【0004】上記シリンダ装置13は、常時は加圧板12を
所定の圧力で下方へ付勢する付勢手段として機能し、穴
抜きに際してはポンチ7に先行してストリッパ部材10が
ワークWに当接しこれを下型1のダイ5に押付ける。ポ
ンチ7は、前記ストリッパ部材10がワークWに当接した
後、該ストリッパ部材と相対移動し、ワークWの凹部W
aの底を穴抜きする。この穴抜きによりワークWはポン
チ7に食い付くようになるが、ワークWはストリッパ部
材10によりダイ5に押さえられているので、下死点から
プレス上ラム3が上動する際、ポンチ7からワークWが
払い落とされる。なお、かゝるプレス加工装置はトラン
スファでワークWを搬送し、下型1上にワークをセット
する自動加工システムに組込まれることが多く、この場
合は、ワークWがダイ5のワーク載置部5bに異常姿勢
でセットされることがあるため、ワークWを押さえてそ
の姿勢を矯正する必要があり、前記ストリッパ4はこの
ようなワーク押さえとしても機能している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ポンチ
7からワークWを確実に払い落とすには、ストリッパ4
としてかなり大きな付勢力(数トンから数十トン)が必
要となる。しかしながら、上記従来のストリッパの構造
では、ストリッパ部材10がワークWを直接下型1に押さ
える態様となるため、ワークWとして上記したごとき粗
形材を用いる場合は、前記大きな付勢力を受けてワーク
Wが変形してしまうことが往々に発生し、その対策が望
まれていた。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを課題
としてなされたもので、その目的とするところは、ワー
クをポンチから確実に払い落とす機能を有することはも
とより、ワーク押さえとしても有効に機能するストリッ
パを備えたプレス加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ワークが載置されるダイを備えた下型と、
前記ダイと協働してワークに穴を打抜くポンチを備えプ
レス上ラムに支持されて前記下型に対して接近、離間す
る上型と、上型側に配置され前記ポンチに食い付いたワ
ークを払い落とすストリッパとから成るプレス加工装置
において、前記ストリッパを、前記上型に浮動可能に支
持されたストリッパ部材と該ストリッパ部材を前記下型
側へ付勢する付勢手段とから形成し、前記ストリッパ部
材は、前記下型に当接可能なカップ状の第1のストリッ
パ板と該第1のストリッパ板内に配置され前記下型に載
置されたワークに当接可能な平板状の第2のストリッパ
板とから構成し、前記付勢手段は、前記第1のストリッ
パ板を付勢する比較的高圧の第1の圧力発生装置と前記
第2のストリッパ板を付勢する比較的低圧の第2の圧力
発生装置とから構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成したプレス加工装置において
は、比較的高圧の第1の圧力発生装置により付勢される
第1のストリッパ板を下型に当接させるようにしたの
で、この第1のストリッパ板によりポンチに食い付いた
ワークが確実に払い落とされる。また比較的低圧の第2
の圧力発生装置により付勢される第2のストリッパ板を
ワークに当接させるようにしたので、ワークは変形する
ことなく下型に押さえられ、その姿勢が矯正される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0010】図1は、本発明にかゝるプレス加工装置を
示したものである。なお、同図において前出図5に示し
た部分と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。図1において、20はストリッパであり、このスト
リッパ20を構成するストリッパ部材21は、カップ状の第
1のストリッパ板22とこの第1のストリッパ板22内に摺
動自在に配設された平板状の第2のストリッパ板23とか
ら成っている。第1のストリッパ板22からは、ポンチ押
さえ9およびポンチホルダ8を挿通して上方へ第1の支
持ロッド24が延ばされ、この第1の支持ロッド24の、ポ
ンチホルダ8を抜け出た上端にはプレス上ラム3の穴3
a内に摺動自在に嵌装した加圧板25が結合されている。
またプレス上ラム3には、付勢手段としての第1の圧力
発生装置(シリンダ装置)26が固定されており、前記加
圧板24はこの第1の圧力発生装置のピストンロッド26a
の先端に連結されている。第1の圧力発生装置26はピス
トンロッド26aを伸長させる方向へ一定の圧力(付勢
力)を発生するものとなっており、これにより第1のス
トリッパ板22は、常時は図示のように、ポンチ押さえ9
の下面より所定距離だけ下方に突出する状態に位置決め
されるようになっている。
【0011】一方、第2のストリッパ板23は、ポンチホ
ルダ8内に穿設したシリンダ27内に摺動自在に嵌装した
ピストン28から延ばした第2の支持ロッド29の下端に支
持されている。ポンチホルダ8にはシリンダ27の上部に
連通するポート30が設けられており、シリンダ27内には
このポート30を通じて所定の圧力の加圧流体が導入され
るようになっている。また、シリンダ27の底部側にはピ
ストン28の下降を規制するスペーサ32が配設されてい
る。シリンダ27およびピストン28は第2の圧力発生装置
31を構成し、ポート30から導入された流体圧により常時
はそのピストン28をスペーサ32に着座させた状態を維持
し、これにより第2のストリッパ板23は、常時は図示の
ように、第1のストリッパ板22からその大部分を突出さ
せた状態に位置決めされるようになっている。
【0012】こゝで、第1の圧力発生装置26の発生圧力
は数トン〜数十トンのレベルに設定され、第2の圧力発
生装置31の発生圧力は数十〜数百kgfのレベルに設定
されている。
【0013】以下、上記のように構成したプレス加工装
置の作用を図2〜4も参照して説明する。
【0014】本プレス加工装置は、トランスファを装備
した自動加工システムに組込まれたもので、穴抜き加工
に際しては、ワークWがトランスファ(図示略)により
搬送され、下型1のダイ5上に自動的にセットされる。
このワークWのセット完了によりプレス上ラム3が下降
し、先ず図2に示すように第2のストリッパ板23がワー
クWに当接し、該ワークはダイ5のワーク載置部5bに
正規姿勢で押さえられる。この時、ワークWには第2の
圧力発生装置31で発生する比較的低圧の付勢力がかかる
だけなので、ワークWが変形することはない。次に、プ
レス上ラム3の下降に応じて第1のストリッパ板22が第
2のストリッパ板23と相対移動し、第2のストリッパ板
22の先端がダイ5に当接してその下降が停止される。そ
の後、プレス上ラム3の下降に応じてポンチ7が第1の
ストリッパ板22と相対移動し、図3に示すように、ポン
チ7とダイ5との協働によりワークWの凹部Waの底に
穴が打抜かれ、スクラップWbがダイホルダ6内に落下
する。なお、プレス上ラム3は、この穴抜き完了位置が
下死点となり、この下死点状態では加圧板25がプレス上
ラム3の穴3a内で上方に移動し、かつ第2の圧力発生
装置31を構成するピストン28がシリンダ27内を上方へ移
動している。
【0015】上記穴抜き完了後、プレス上ラム3は上昇
に転じ、この時、第1のストリッパ板22は第1の圧力発
生装置26の比較的高圧の付勢力によりダイ5に押さえら
れているので、ポンチ7は第1のストリッパ板22と相対
移動する。しかして、ポンチ7には前記穴抜きに際して
ワークWが食い付いており、このポンチ7と共にワーク
Wが第1のストリッパ板22内を上昇し、これに追従して
第2のストリッパ板23も上昇する。そして遂には、図4
に示すように、ワークWが第2のストリッパ板23を介し
て第1のストリッパ板22の内底面に当接してその上動が
規制される。この結果、ポンチ7のみが上昇を続けてワ
ークWはポンチ7から払い落とされ、その後、プレス上
ラム3の上昇に応じて第1のストリッパ板22もダイ5か
ら離間し、穴抜きの一工程が終了する。
【0016】なお、上記実施例において、ストリッパ部
材21を付勢する手段としてシリンダ装置(圧力発生装置
26、31)を用いたが、本発明はこの付勢手段を限定する
ものでなく、前記シリンダ装置に代えてばねを用いても
良いものである。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるプレス加工装置によれば、付勢力の異なる2つの
ストリッパ板を使い分けるようにしたので、ポンチから
ワークを確実に払い落としかつワークを変形させること
なく下型に押さえることができるようになり、トランス
ファを備えた自動加工システムに向けて好適となる効果
が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるプレス加工装置の構造を示す断
面図である。
【図2】本プレス加工装置の使用態様を示す断面図であ
る。
【図3】本プレス加工装置の使用態様を示す断面図であ
る。
【図4】本プレス加工装置の使用態様を示す断面図であ
る。
【図5】従来のプレス加工装置の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下型 2 上型 3 プレス上ラム 5 ダイ 7 ポンチ 21 ストリッパ部材 22 第1のストリッパ板 23 第2のストリッパ板 26 第1の圧力発生装置 27 シリンダ 28 ピストン 31 第2の圧力発生装置 W ワーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−14793(JP,A) 特開 昭62−230446(JP,A) 実開 平1−96235(JP,U) 実開 平5−13636(JP,U) 特公 昭63−51783(JP,B2) 実公 昭55−49874(JP,Y2) 実公 昭56−34832(JP,Y2) 実公 昭62−13716(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21J 1/00 - 13/14,17/00 - 19/04 B21K 1/00 - 31/00 B21D 28/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが載置されるダイを備えた下型
    と、前記ダイと協働してワークに穴を打抜くポンチを備
    えプレス上ラムに支持されて前記下型に対して接近、離
    間する上型と、上型側に配置され前記ポンチに食い付い
    たワークを払い落とすストリッパとから成るプレス加工
    装置において、前記ストリッパを、前記上型に浮動可能
    に支持されたストリッパ部材と該ストリッパ部材を前記
    下型側へ付勢する付勢手段とから形成し、前記ストリッ
    パ部材は、前記下型に当接可能なカップ状の第1のスト
    リッパ板と該第1のストリッパ板内に配置され前記下型
    に載置されたワークに当接可能な平板状の第2のストリ
    ッパ板とから構成し、かつ前記付勢手段は、前記第1の
    ストリッパ板を付勢する比較的高圧の第1の圧力発生装
    置と前記第2のストリッパ板を付勢する比較的低圧の第
    2の圧力発生装置とから構成したことを特徴とするプレ
    ス加工装置。
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