JPH0811000A - プレス機械の打ち抜き加工方法 - Google Patents

プレス機械の打ち抜き加工方法

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JPH0811000A
JPH0811000A JP17027294A JP17027294A JPH0811000A JP H0811000 A JPH0811000 A JP H0811000A JP 17027294 A JP17027294 A JP 17027294A JP 17027294 A JP17027294 A JP 17027294A JP H0811000 A JPH0811000 A JP H0811000A
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JP
Japan
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punching
slide
press machine
stopper
die
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Pending
Application number
JP17027294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Imanishi
今西詔三
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】打ち抜き加工時のブレークスルー現象により発
生する振動及び騒音を抑制するプレス機械の打ち抜き加
工方法を得る。 【構成】供給された材料13を打ち抜き加工する上型6
と下型11と、プレス機械のフレームあるいはスライド
駆動系との間に、ばね定数の小さい弾性部材、本例では
スライド1にウレタンゴム板2を介在させて打ち抜き加
工を行うとともに、上型6に下型11と対向するストッ
パ10を立設し、打ち抜き加工においてせん断加工から
破断加工に移行した直後にストッパ10を当接させるこ
とにより、ブレークスルー現象を抑制するプレス機械の
打ち抜き加工方法を成す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機械の打ち抜き加
工時に発生するブレークスルー現象を抑制するプレス機
械の打ち抜き加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス機械により材料の打ち抜き
加工を行う時、加工荷重によりプレス機械のスライド駆
動系とフレームに生じる弾性変形は、打ち抜き加工のせ
ん断が終了し破断が始まる時点で解放され、この反動で
スライドに取り付けた上型が瞬間的に深く下型に食い込
み、振動及び騒音を引き起こす、いわゆるブレークスル
ー現象が発生する。
【0003】このブレークスルー現象を抑制するため
に、プレス機械のスライド駆動系とフレームの剛性を増
加させたり、スライド駆動系連結部の上下の隙間を小さ
くする等の方法がある。
【0004】さらに、十分な効果を上げるため、ボルス
タまたはベッドとスライドの間に油圧シリンダを設け、
ブレークスルー現象の起こる瞬間に直接または間接的に
プレス機械のスライドに、この油圧シリンダを当接さ
せ、油圧シリンダ内の圧油の逃げる配管経路に絞り弁を
設けて振動エネルギを吸収し、急激な弾性変形の回復で
あるブレークスルー現象を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の方法で
は、ブレークスルー現象が起こる直前までの弾性変形
を、剛性の高いプレス機械内に蓄積させているので、弾
性変形が解放された時の衝撃が大きいと言う問題があ
り、従って緩衝装置も大きな緩衝能力がなければ効果も
小さいと言う欠点があった。
【0006】本発明の目的は、これらの欠点を除き、緩
衝装置の構造が簡単で、かつ緩衝の高いプレス機械の打
ち抜き加工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、供給された材料を打ち抜き加工する上型または下
型と、プレス機械のフレームあるいはスライドとの間
に、ばね定数の小さい弾性部材を介在させるとともに、
上型と下型の一方にブロックを、他方にストッパを対向
して固設し、打ち抜き加工においてせん断加工から破断
加工に移行した直後にブロックとストッパを当接させる
ことにより、ブレークスルー現象を抑制するプレス機械
の打ち抜き加工方法を成す。
【0008】
【作用】供給された材料を上型と下型で打ち抜き加工す
るまでに、ばね定数の小さい弾性部材がたわみながら、
材料のせん断が始まり、材料のせん断から破断に移行す
ると弾性部材は伸び始め、同時にブロックとストッパが
当接する。
【0009】ブロックとストッパが当接すると、スライ
ドが下死点まで若干下がる間は再び弾性部材がたわみ、
下死点を過ぎてスライドが上昇するに従って弾性部材が
伸びるが、ばね定数の高いフレームとスライド駆動系の
弾性変形のエネルギも徐々に解放されるのでブレークス
ルー現象は抑制される。
【0010】
【実施例】図1から図4において、本発明の一実施例を
示している。打ち抜き加工は図2、図3、図4、図1の
順に進行する。
【0011】図1において、本発明を実施するための構
造を説明すると、プレス機械(プレス全体は図示せず)
のスライド1には、プレス機械のフレーム及びスライド
駆動系よりもばね定数の小さい弾性部材、例えばこの場
合ウレタンゴム板2を下板3との間に介在させ、カラー
4及びねじ5で複数個所を締め付け固定している。
【0012】スライド1の下面に設けた下板3には上型
6を固定し、上型6にはパンチ7と、パンチ7の外周に
上下動自在に嵌合させた板押さえ8及び板押さえ8を下
向きに付勢するばね9を設けている。
【0013】板押さえ8は下限位置をパンチ7の下端よ
り若干下方に突出した位置に規制している。さらに、こ
れらの外周部には、下向きに所要数のストッパ10を高
さ調整可能に設けている。
【0014】上型6と対向する下型11は、ストッパ1
0に対向する位置のブロックを兼ね備えており、プレス
機械のベッド上に据え付けたボルスタ12上に固定して
いる。下型11にはパンチ7と協働して材料13を打ち
抜くためのダイス14が固設されている。
【0015】次に、打ち抜き加工方法について、図を引
用して説明する。図の状態におけるクランク角度の概略
を示すため、実際の取り付け位置ではないが、クランク
角度計15を図示する。
【0016】図2において、スライド14が上昇してい
る間に下型11上に材料13が供給される。
【0017】図3において、スライド1が下降し、板押
さえ8で材料13の周辺を押さえながらパンチ7で材料
13を加圧すると、ウレタンゴム板2に加圧力が作用し
縮み始め、打ち抜き加工のせん断が始まる。
【0018】さらに、スライド1が下降を続けると、図
4に示すようにパンチ7とダイス14が協働して材料1
3をせん断加工し、せん断加工から破断加工に移行する
直前の状態に至り、ウレタンゴム板2は圧縮された状態
にある。もちろん、プレス機械のフレームとスライド駆
動系にも加圧力が作用しているから、弾性変形した状態
にある。
【0019】この時点で、ストッパ10の先端と下型1
1上面との距離Lが極めて小さく、殆ど零となるように
ストッパ10の高さ調整をしておく。高さ調整はストッ
パ10との対向面である下型11で行ってもよい。
【0020】材料13が破断すると同時に、図1に示す
ように加工品16は下型11内に落下し、ウレタンゴム
板2が伸びるが、ストッパ10も殆ど同時に下型11に
当接してウレタンゴム板2の伸びは止まる。
【0021】この後、スライド1は下死点まで若干下降
し、ウレタンゴム板2はこの下降する量だけ圧縮され、
これに伴いプレス機械のフレームとスライド駆動系もウ
レタンゴム板2に作用する加圧力によりさらに弾性変形
量が増加する。
【0022】しかる後に、スライド1は上昇し、プレス
機械のフレームとスライド駆動系とするに伴いウレタン
ゴム板2が上昇するに伴い原形に回復する。
【0023】このようにブレークスルー現象は、ウレタ
ンゴム板2の伸縮とストッパ10の当接動作により抑制
される。
【0024】上述の構造では、ウレタンゴム板2をスラ
イド1に設けたが、スライド1を昇降駆動する駆動系、
例えばスライド1とコンロッド(図示せず)との間等に
設けてもよく、その他スライド1と上型6間、下型11
とボルスタ12間、または金型内に部分的、例えばパン
チ7と上型6間、パンチが複数個ある場合はパンチ1本
毎に設けることが出来る。
【0025】さらに、弾性部材はウレタンゴム板以外の
もの、例えば皿ぱねや空圧シリンダや油圧シリンダとア
キュムレータで構成するもの等を含み、各種の変更が考
えられる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、供給された材料を打ち抜き加工する上下の金
型と、プレス機械のフレームあるいはスライド駆動系と
の間に、ばね定数の小さい弾性部材を介在させて打ち抜
き加工を行うとともに、一方の金型に、対向する他方の
金型に向けてストッパを立設し、打ち抜き加工において
せん断加工から破断加工に移行した直後にストッパを当
接させることにより、ブレークスルー現象を抑制出来
る。
【0027】従って、プレス機械の打ち抜き加工により
発生する振動及び騒音を抑制出来、さらに上型の下型へ
の食い込みによる金型の寿命の低下も防止出来る等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプレス機械の要部断面
の最終工程を示す正面図
【図2】工程順を示すプレス機械の要部断面の正面図
【図3】工程順を示すプレス機械の要部断面の正面図
【図4】工程順を示すプレス機械の要部断面の正面図
【符号の説明】
1はスライド、2はウレタンゴム板、3は下板、4はカ
ラー、5はねじ、6は上型、7はパンチ、8は板押さ
え、9はばね、10はストッパ、11は下型、12はボ
ルスタ、13は材料、14はダイス、15はクランク角
度計、16は加工品、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機械の打ち抜き加工方法において、
    供給された材料を打ち抜き加工する金型の、下型と前記
    プレス機械のボルスタとの間、または前記ボルスタとベ
    ッドとの間、あるいは上型とスライドとの間、または前
    記上型の取付プレートと前記スライドとの間、または前
    記スライドとコンロッドとの間に、ばね定数の小さい弾
    性部材を介在させるとともに、前記上型と前記下型の一
    方にブロックを、他方にストッパを対向して固設し、打
    ち抜き加工においてせん断加工から破断加工に移行した
    直後に前記ブロックと前記ストッパを当接させることに
    より、ブレークスルー現象を抑制することを特徴とする
    プレス機械の打ち抜き加工方法。
JP17027294A 1994-06-29 1994-06-29 プレス機械の打ち抜き加工方法 Pending JPH0811000A (ja)

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