JPS61266127A

JPS61266127A - プレス加工装置

Info

Publication number: JPS61266127A
Application number: JP10829285A
Authority: JP
Inventors: Masami Ikesugi; 池杉　政美
Original assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Kanto Auto Works Ltd
Current assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor East Japan Inc
Priority date: 1985-05-22
Filing date: 1985-05-22
Publication date: 1986-11-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〉本発明は、ワークを直角に曲成形するプレス加工装置に
関するものである。

〈従来の技術〉従来、例えばハツト形断面のように直角な折曲部を有す
る部品のプレス成形は第５図で示すように、下型１上に
、スプリング３によって上昇付勢されたパット２と、こ
のパット２の側方に鉛直面の曲刃４を設け、図示省略し
た上型には、前記パット２の上面に載置したワークＷを
パット２と共に押圧する曲刃５を設け、曲刃５を下降動
することにより下型１上の曲刃４とでワークＷを直角に
折曲していた。

〈発明が解決しようとする問題点〉上記従来のプレス加工においては、折曲加工後に、直角
に折曲した部分がスプリングバック現象によって第１図
の８で示すように優角の歪が発生していた。従って、こ
の歪Ｓを補正するためｌこ、第６図で示すように、別個
の加工装置によって歪取りを行っている。この歪取り装
置は、下型１α上に劣角の傾斜面を有するバット２αき
、その側方ｌこ前記傾斜面き対応する傾斜面を備えた曲
刃７を有する受動カム６とを設け、上型８には、バット
２α上のワークＷを押える押圧部材９と、前記受動カム
６を前進作動する能動カム１０とを設け、曲刃７（こよ
って、前工程で折曲した折り曲げ部をスプリングバック
量によって直角となるようスプリングバック量を見込ん
で劣角に押えるものである。従って、従来では曲げ加工
と、歪取り加工の２工程を必要とし、しかも別個の装置
−こよって行っているものであるから、多くの工数と型
費を要し、プレス機も２台を必要とする問題があった。

ぐ問題点を解決するための手段〉上記問題点を解決するために本発明は、下型上に、ワー
クを載置するバットを昇降動可能に、かつスプリングに
より上昇端に付勢して設け、このバットの側方にバット
に対し進退移動可能な受動カムを配設し、この受動カム
の前面にワークを折曲成形後スプリングバックにより直
角となるスプリングバック量を見込んだ劣角に折曲する
傾斜面を持った可動曲刃を備え、上型ｆこは、前記バッ
ト上のワーク押え面と前記可動曲刃の傾斜面と対応する
傾斜面とを持った固定曲刃と、前記受動カムを前進移動
する能動カムと、前記固定曲刃の中心部を鉛直軸線方向
に相対移動可能ｔｃ貫通し、スプリングにより下方ｆこ
押動付勢したワーク押圧ビンとを備えたものである。

（作　用〉本発明は、上型の下降によってバット上のワークを固定
曲刃の押え面でバットと共１こ押し下げ、能動カムによ
る受動カムの前進移動によりワークをスプリングバック
量を見込んで劣角に折曲し、上型の上昇時１こワーク押
えビンＩこてワークをバット上Ｉこ押えた状態で固定曲
刃をワークより離脱させるものである。

〈実施例〉以下本発明の実施例を笥１図乃至第４図に基づいて説明
する。第１図において、ＩＩは下型、２７は上型である
。下型１１上には、ワークＷを載置するバット１２がス
トローク１１で昇降動可能に、かつスプリング１３＃こ
より上昇端に付勢して設けられている。さらに、バット
１２の側方には、バット１２に対し進退移動可能な受動
カム１４が配設されている。この受動カム１４には前面
に可動曲刃］５が固設されている。この可動曲刃１５に
は、ワークＷを折曲成形後スプリングバックにより直角
となるスプリングバック量を見込んだ劣角に折曲する傾
斜面１６を持っている。また、受動カム１４の後面には
、下向き勾配のテーパカム面１７が形成され、上面には
ワーク位置決めゲージ２６が設けられている。また、受
動カム１４の後方の下型１１上には、受動カム１４の後
退端を規定するバックアツプ面１８と、後述する能動カ
ム詔のバックアツプ面１９とが設けられている。

一方、上型２７１こは、固定曲刃２０、能動カム田及び
ワーク押えビン２４が設けられている。固定曲刃加は、
前記バット１２上のワーク押え面２１と、前記可動曲刃
１５の傾斜面１６と対応する傾斜面２２とを持っている
。

また、能動カム２３ｆこは、受動力ムエ４のテーパカム
面１７に当接するテーパカム面２８と、前記バックアツ
プ面１９に接触する当接面２９を有している。

前記ワーク押えピン２４は、固定曲刃２０の中心部と鉛
直軸線方向に相対移動可能に貫通し、スプリング２５に
より下方に押動付勢されている。

次に、上記構成の動作を第２図乃至第４図を加えて説明
する。第１図は、上型２７の上死点状態である。この状
態では、バット１２は上昇端に位置し、受動カム１４は
バックアツプ面１８に当接している後退端に位置してい
る。また、ワーク押えピン冴は、固定曲刃２０のワーク
押え面２１より下方に突出位置している。この状態で、
平面状のワークＷをバット１２上と可動曲刃１５の上面
ｌど渡ってセットし、ワーク位置決めゲージ２６により
位置決めされる。

加工開始により第２図で示すようｌこ上型２７が下降す
ると、ワーク押えピン２４がワークＷに当接して上型２
７の下降動と相対移動し、固定曲刃２０のワーク押え面
２ＩによりワークＷとバット１２きを押し下げ、ワーク
Ｗを略直角（こ近い角度に折曲する。これと同時に能動
カム２３の当接面２９はバックアップ面１．９１こ接触
する。

さらに、上型２７の下降が進み下死点に至ったとき、第
３図で示すよう１こ、能動カム２３のテーバカム面２８
が受動カム１４のテーパカム面１７に当接シ、受動カム
１４をフルストローク１２で前進移動する。これにより
可動曲刃１５の傾斜面１６は、略直角１こ折曲したワー
クＷをさらに劣角に折曲する。この劣角の折曲量は、ス
プリングバック１こより直角に戻される量である。すな
わち、この時点で歪取り成形が実施されているのである
。

尚、１３は上型２７の下死点におけるワーク押えピンＵ
の後退フルストロークを示す。

次いで、上型２７は上死点へと上昇する。このとき、第
４図で示すように、上型２７の上昇ｌこ追従してバット
１２が上昇し、ワーク押えピン２４はバット１２の上昇
に追従して固定曲刃２０の上昇と相対移動する。従って
、ワーク押えビン冴は、成形後のワークＷをバット１２
上に押圧した状態を維持し、ワークＷが固定曲刃２０に
して離脱させる。また、固定曲刃２０の上昇時−こ傾斜
面２２が可動曲刃２０を介して受動カム１４を後退移動
させバックアツプ面１８に当接する。受動カム１４が後
退移動して可動曲刃１５の傾斜面１６がワークＷより離
れると、劣角に押えていた折曲部はスプリングバック量
によって直角状態となるのである。

〈発明の効果〉以上のように本発明によると、上型の下降Ｉこより固定
曲刃によるワークの曲げ成形に引き続いて可動曲刃によ
る寄せ曲げによってスプリングバック量を見込んだ増し
曲げを行う構成であるから、従来、曲げ成形と寄せ歪取
りとを別々の装置によって行っていたものが、同一装置
により１工程で同時に得られ、工程数、型費並びにプレ
ス機台数を低減することができ、作業能率を向上する効
果を有している。また、ワーク押えピンによって、成形
後のワークが固定曲刃に対する喰い付きを防止し、ワー
クとの離脱を確実に行う利点も有している。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明の要部断面図、第２図、第３図及び第４
図は本発明の動作説明図、第５図は従来の曲げ加工装置
の要部断面図、第６図は従来の寄せ歪取り装置の要部断
面図である。１１−・・下型、１２・・−バット、１３・・・スプリ
ング、１４１１・・受動カム、１５・Ｑ・可動曲刃、１
６・・・傾斜面、２０−・・固定曲刃、２１・番・ワー
ク押え面、２２・―・傾斜面、２３・・―能動カム、２
４・・・ワーク押えピン、２５・・・スプリング、２７
・―・上型。

Claims

【特許請求の範囲】

下型上に、ワークを載置するパットを昇降動可能に、か
つスプリングにより上昇端に付勢して設け、このパット
の側方にパットに対し進退移動可能な受動カムを配設し
、この受動カムの前面にワークを折曲成形後スプリング
バックにより直角となるスプリングバック量を見込んだ
劣角に折曲する傾斜面を持つた可動曲刃を備え、上型に
は、前記パット上のワーク押え面と前記可動曲刃の傾斜
面と対応する傾斜面とを持つた固定曲刃と、前記受動カ
ムを前進移動する能動カムと、前記固定曲刃の中心部を
鉛直軸線方向に相対移動可能に貫通し、スプリングによ
り下方に押動付勢したワーク押圧ピンとを備えたことを
特徴とするプレス加工装置。