JPH0739965Y2 - 小型ショベルのスイング装置 - Google Patents

小型ショベルのスイング装置

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JPH0739965Y2
JPH0739965Y2 JP1990087141U JP8714190U JPH0739965Y2 JP H0739965 Y2 JPH0739965 Y2 JP H0739965Y2 JP 1990087141 U JP1990087141 U JP 1990087141U JP 8714190 U JP8714190 U JP 8714190U JP H0739965 Y2 JPH0739965 Y2 JP H0739965Y2
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JP
Japan
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swing
link
boom
bracket
shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990087141U
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English (en)
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JPH0446149U (ja
Inventor
林太 伝田
英知 笠
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Kobe Steel Ltd
Takeuchi Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Takeuchi Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は作業アタッチメントのブームを左右両方向にス
イングさせるための小型ショベルのスイング装置に関す
るものである。
(従来の技術) 第6図に小形ショベルの全体構成を示している。同図に
おいて、1は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部旋
回体2の前部に取付けられたスイングブラケット、4は
スイングシリンダ、5は作業アタッチメント、6はこの
作業アタッチメント5のブーム、7はブーム起伏シリン
ダである。
また、第7図は従来のスイング装置を示し、図中、8は
上部旋回体2の前部に設けられたスイングブラケット取
付部、9はスイング中心軸、10はスイングシリンダ取付
用ブラケットである。
一方、第8図はスイングブラケット3を第7図のA方向
から見た図であり、11はスイングブラケット3のブーム
取付用ブラケット、12はブーム起伏シリンダ取付用ブラ
ケットである。
小型ショベルにおいては、第6,7図に示すように、上部
旋回体2の前部にブーム6をスイングブラケット3を介
して装着し、スイングシリンダ4の伸縮操作によって作
業アタッチメント5を左右にスイングさせるようにして
いる。
なお、スイングシリンダ4は、上部旋回体2の内部に前
後方向に装備されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来のスイング装置において、スイングシリンダ4を操
作すると、第7図に示すようにブーム6が上部旋回体2
の中心O−O′に対して左右両方向へそれぞれα°,β
°ずつ揺動する。
ここで、小型ショベルは多種にわたる建設作業を行うた
め、作業アタッチメント5を左右両方向にそれぞれ均等
角度(約90°)でスイングさせるのが望ましい。
しかし、従来のスイング装置では、スイングシリンダ4
のピストンロッドの先端部をスイングブラケット3のブ
ラケット10に直接連結しているため、このブラケット10
側(図例では右側)へのスイング角度(β°<90°)が
反対側(同左側)へのスイング角度(α°≒90°)より
も小さくなり、左右対称のスイング運動ができなかっ
た。
なお、スイングシリンダ4のストロークを大きくし、か
つ、ブーム6のスイングに伴う同シリンダ4の移動範囲
を大きくとること等によって左右とも約90°のスイング
が可能となるが、こうするとシリンダ4を含むスイング
装置全体が大形化し、その占有スペースが大きくなるた
め、とくにスペースに余裕のない小型ショベルに搭載不
能となる。
そこで本考案は、小形でありながら、ブームを左右両方
向に約90°の範囲でスイングさせることができる小型シ
ョベルのスイング装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、次の構成を具備するものである。
(A)上部旋回体の前部に作業アタッチメントのブーム
がスイングブラケットを介して竪方向のスイング中心軸
まわりに左右方向にスイング可能に取付けられているこ
と。
(B)力点側端部と作用点側端部を備えた第1リンク
が、上部旋回体の前部に対し、竪方向の第1リンク支軸
を中心として、上記スイング中心軸と平面視で交叉して
回動しうる状態で取付けられていること。
(C)この第1リンクの力点側端部と上部旋回体との間
にスイングシリンダが取付けられていること。
(D)第1リンクの作用点側端部と上記スイングブラケ
ットとの間に第2リンクが、第1リンクに対しては竪方
向の連結軸まわりに、スイングブラケットに対しては竪
方向の第2リンク取付軸まわりにそれぞれ回動可能な状
態で取付けられていること。
(E)上記スイング中心軸がブーム中心線上に位置して
いること。
(F)上記第1リンク支軸が上記スイング中心軸よりも
上部旋回体側の位置でブーム中立状態でのブーム中心線
上に位置していること。
(G)上記第2リンク取付軸が上記スイング中心軸より
もブーム先端側の位置でブーム中心線上に位置している
こと。
(作用) 上記構成によると、スイングシリンダの伸縮作動によっ
て第1および第2リンクが回動し、この複式リンク機構
の回動力がスイングブラケット、すなわちブームに伝え
られてブームが左右方向に回動する。
このように複式リンク機構を採用することにより、基本
的に、ストロークの小さいスイングシリンダによってブ
ームの左右約90°の均等スイングが可能となる。
ここで、 (イ)ブーム中立状態でスイング中心軸、第1リンク支
軸、第2リンク取付軸がそれぞれブーム中心線上に位置
するため、左右対称スイング運動を行わせる上で、シリ
ンダストロークが最小ですむとともに、複式リンク機構
が小さくてすむ。
(ロ)第1リンク支軸と第2リンク取付軸がスイング中
心軸を挟んで両側に位置しているため、これらの距離、
すなわち回動モーメントアーム(ブームをスイングさせ
る力)を十分大きくとることができ、しかもスイングブ
ラケットの寸法が小さくてすむ。
この二点により、スイング装置全体がコンパクトです
む。
この場合、第1リンク支軸がスイング中心軸よりも上部
旋回体側に位置することで、スイング時における第1リ
ンクとスイング中心軸との干渉の問題が生じる。この
点、第1リンクはスイング中心軸と平面視で交叉して回
動しうる状態で取付けられているため、この干渉が生じ
ない。
(実施例) 本考案の実施例を図によって説明する。
第1図に、この実施例にかかるスイング装置13全体を示
している。図中、14は上部旋回体2′の前部に突出して
設けられたスイングブラケット取付部、15はスイングブ
ラケット、16はスイングブラケット15の回動中心(ブー
ム6のスイング中心)となるスイング中心軸、17はスイ
ングシリンダである。
第2図は第1図のB部詳細図で、18は力点側端部イと作
用点側端部ロを備えた第1リンクで、同リンク18はスイ
ングブラケット15の右側方に配置され、その支点部分が
竪方向の第1リンク支軸19によってスイングブラケット
取付部14に取付けられている。
また、20は第2リンク、21は第1リンク18の作用点側端
部ロと第2リンク20とを連結する竪方向のリンク連結
軸、22は第2リンク20とスイングブラケット15とを連結
する竪方向の第2リンク取付軸、23はスイングシリンダ
17のピストンロッド先端部と第1リンク18の力点側端部
イとを連結する竪方向のシリンダ連結軸である。
このスイング装置13の作用を説明すると、第2図のよう
にスイングシリンダ17を伸縮の中立位置にしている状態
では、スイングブラケット15も中立位置にあり、ブーム
中心線P−P′は上部旋回体2′の前後方向中心線O−
O′と一致している。
この状態からスイングシリンダ17を伸長作動させると、
第4図に示すように第1リンク18がスイング第1リンク
支軸19まわりに左側に回動し、この回動力が第2リンク
20を介してスイングブラケット15に伝えられる。
この複式リンク機構の梃子リンク作用により、スイング
ブラケット15がスイング中心軸16を中心として左側に回
動し、作業アタッチメント5のブーム6が上部旋回体中
心線O−O′に対して約90°の左側範囲(揺動角γ)に
スイングさせることができる。
一方、第5図のようにスイングシリンダ17を中立状態か
ら縮小作動させると、上記伸長時と逆方向の梃子リンク
作用により、ブーム6が上部旋回体中心線O−O′に対
して左側スイング時と同じ約90°の右側範囲(揺動角
γ′)にスイング可能となる。
(考案の効果) 上記のように本考案によるときは、複式リンク機構を採
用することにより、基本的に、ストロークの小さいスイ
ングシリンダによってブームの左右約90°ずつの対称ス
イング運動が可能となる。
しかも、ブーム中立状態でスイング中心軸、第1リンク
支軸、第2リンク取付軸がそれぞれブーム中心線上に位
置するため、左右対称スイング運動を行わせる上で、シ
リンダストロークが最小ですむとともに、複式リンク機
構が小さくてすむ。
さらに、ブーム中立状態で第1リンク支軸と第2リンク
取付軸がスイング中心線を挟んで両側に位置しているた
め、これらの距離、すなわち回動モーメントアームを十
分大きくとることができ、しかもスイングブラケットの
寸法が小さくてすむ。
この二点により、スイング装置全体がコンパクトです
む。
また、第1リンクをスイング中心軸と平面視で交叉して
回動しうる状態で取付けているため、スイング時に第1
リンクとスイング中心軸の干渉が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるスイング装置の概略平
面図、第2図は第1図B部の詳細図、第3図は第2図の
Cから見た一部切欠き要部側面図、第4図および第5図
はそれぞれスイング装置を作動させた状態を示す要部平
面図、第6図は小形ショベルの斜視図、第7図は従来装
置を示す平面図、第8図は第7図のA方向から見たスイ
ングブラケットの側面図である。 2′……上部旋回体、13……スイング装置、15……スイ
ングブラケット、17……スイングシリンダ、6……ブー
ム、16……スイング中心軸、18……第1リンク、19……
第1リンク支軸、20……第2リンク、21……第1リンク
の作用点側端部と第2リンクとを連結するリンク連結
軸、22……第2リンク取付軸、23……第1リンクの力点
側端部とスイングシリンダとを連結するシリンダ連結
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の構成を具備することを特徴とする小型
    ショベルのスイング装置。 (A)上部旋回体の前部に作業アタッチメントのブーム
    がスイングブラケットを介して竪方向のスイング中心軸
    まわりに左右方向にスイング可能に取付けられているこ
    と。 (B)力点側端部と作用点側端部を備えた第1リンク
    が、上部旋回体の前部に対し、竪方向の第1リンク支軸
    を中心として、上記スイング中心軸と平面視で交叉して
    回動しうる状態で取付けられていること。 (C)この第1リンクの力点側端部と上部旋回体との間
    にスイングシリンダが取付けられていること。 (D)第1リンクの作用点側端部と上記スイングブラケ
    ットとの間に第2リンクが、第1リンクに対しては竪方
    向の連結軸まわりに、スイングブラケットに対しては竪
    方向の第2リンク取付軸まわりにそれぞれ回動可能な状
    態で取付けられていること。 (E)上記スイング中心軸がブーム中心線上に位置して
    いること。 (F)上記第1リンク支軸が上記スイング中心軸よりも
    上部旋回体側の位置でブーム中立状態でのブーム中心線
    上に位置していること。 (G)上記第2リンク取付軸が上記スイング中心軸より
    もブーム先端側の位置でブーム中心線上に位置している
    こと。
JP1990087141U 1990-08-22 1990-08-22 小型ショベルのスイング装置 Expired - Lifetime JPH0739965Y2 (ja)

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JPH0446149U JPH0446149U (ja) 1992-04-20
JPH0739965Y2 true JPH0739965Y2 (ja) 1995-09-13

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DE69533115T2 (de) 1994-03-07 2004-09-30 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Schwenkbagger
JP7102331B2 (ja) * 2018-12-25 2022-07-19 株式会社クボタ 作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS621932A (ja) * 1985-06-26 1987-01-07 Kubota Ltd バックホウのア−ム取付け構造

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