JPH0510048Y2 - - Google Patents

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JPH0510048Y2
JPH0510048Y2 JP20096987U JP20096987U JPH0510048Y2 JP H0510048 Y2 JPH0510048 Y2 JP H0510048Y2 JP 20096987 U JP20096987 U JP 20096987U JP 20096987 U JP20096987 U JP 20096987U JP H0510048 Y2 JPH0510048 Y2 JP H0510048Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、油圧シヨベルその他の建設機械の
揺動装置の改良に関する。
【従来の技術】
従来の油圧シヨベルは、第5図に示す如く、下
部走行体11の横設フレーム12と、旋回軸受1
6上に設けられた上部旋回体15を支承する揺動
フレーム14とを中央の揺動支点13で揺動可能
に連結している。 そして、上記揺動フレーム14の両側にそれぞ
れ伸縮ロツドの上端を枢着し、垂下する筒部本体
を上記横設フレーム12の下方で走行体の各足廻
り装置の内側フレーム11aに枢着した縦向きの
左右一対の油圧シリンダ18,18′を揺動駆動
装置として設けている。 図中17は上部旋回体15に設けられた作業装
置としてのフロント部材である。 上記構成からなつているので、図示の如き傾斜
面あるいは不整地における掘削作業を行う場合
は、上記油圧シリンダ18,18′を傾斜角に対
応して適宜伸縮作動させることによつて、上記揺
動支点13を中心に揺動フレーム14を傾斜角に
対し補正することができ、揺動フレーム14に支
承されたフロント部材17を鉛直方向に作動させ
うる。 従つて、下部走行体11の傾斜姿勢に関係なく
鉛直な溝掘削が可能となつている。 しかしながら上記揺動装置においては、揺動フ
レーム14を傾動するのに縦向きに配置された油
圧シリンダを用いているので、揺動角を大きくと
るには該油圧シリンダの伸縮ストロークを大きく
設定する必要があり、このようなストロークの長
い油圧シリンダを縦向きに配置するので、該油圧
シリンダの下端が障害物等によつて破損する虞れ
がある。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果創
案されたものであつて、その主たる課題は、横向
きにした油圧シリンダの左右方向の伸縮動で作動
レバーを角運動させ揺動フレームを支承するロツ
ドの上下動に変換せしめて揺動のための油圧シリ
ンダのストロークを小さく設定した建設機械の揺
動装置を提供するにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、 (a) 作業装置を備えた上部旋回体を支承する揺動
フレームと揺動支点を介して下部走行体の横設
フレームを枢着する、 (b) 下部走行体の横設フレーム内でそれぞれが逆
の左右方向に伸縮動可能に一対の油圧シリンダ
を設ける、 (c) 上下に延びる縦片とこれと略直交し左右方向
で外方へ延びる横片とを一体に有し上記油圧シ
リンダの伸縮端に縦片の一端が連結された一対
の作動レバーを設ける、 (d) 各作動レバーの縦片の他端側を枢着すると共
に前記横設フレームに固定された回動支点部
と、 (e) 上記揺動フレームの前記揺動支点の左右両側
でそれぞれ上端を枢着し下端を上記各作動レバ
ーの横片の先端に枢着した左右一対のロツドを
設ける、 という技術的手段を講じている。
【作用】
油圧シリンダの横方向の伸縮によつて、作動レ
バーが回動支点部を支点として角運動する。 この作動レバーの傾動角が作動レバーの縦片と
横片のなす角(略直角)分だけ変位されるので、
該作動レバーに枢着されたロツドが昇降する。 この場合、左右のロツドは対向する作動レバー
の逆方向の傾動によつて揺動支点で枢着された揺
動フレームを傾動する。 これにより下部走行体が傾斜面に設置していて
も揺動フレームを傾動して作業装置を鉛直方向に
作動させることができる。
【実施例】
以下にこの考案に係る建設機械の旋回装置につ
き油圧シヨベルに適用した場合の好適実施例を第
1図から第4図を参照しつつ説明する。 第1図に示す油圧シヨベルは、下部走行体1の
左右の履帯間に横架した横設フレーム2と、旋回
軸受6上に設けられた上部旋回体5を支承する揺
動フレーム4とを中央の揺動支点3で揺動可能に
連結している。 そして上記横設フレーム2内には2つの油圧シ
リンダ8,8′の基端を枢着して前後に並べ、一
方の油圧シリンダ8の伸縮ロツドを左方向に、他
方の油圧シリンダ8′の伸縮ロツドを右方向に伸
縮動しうるよう配設している。 この伸縮ロツドの先端にはそれぞれ対向する作
動レバー9の下端が枢着されている。 該作動レバー9は、本実施例の場合、縦片9A
を短くし横片9Bを長く設定した不等長の略横倒
L状部材からなつている。 そして上記縦片9Aの下端が伸縮ロツドと枢着
され、横片9Bの先端がロツド10の下端と枢着
している。 また、この作動レバー9は、その屈曲部9Cが
横設フレーム2の上部に固着されたブラケツトB
に枢着されて回動支点部90を形成している。 従つて、作動レバー9は油圧シリンダ8の横方
向の伸縮によつて、上記回動支点部90を支点と
する角運動が行われる。 また、上記ロツド10は、前記揺動フレーム4
の左右両端側でそれぞれ上端を枢着している。 従つて、左右のロツド10の相互に逆方向とな
る昇降動は、揺動フレーム4の中央で前記横設フ
レーム2と枢着する揺動支点3を支点として揺動
フレーム4を傾動させることができる。 次ぎに、第2図から第4図をもとに、揺動装置
の作用を説明する。 第2図は上部旋回体5を水平状態(標準姿勢)
にした場合を示す。 この場合、左右の油圧シリンダ8,8′はその
伸縮ロツドを中途位置まで延ばした状態で、作動
レバー9の縦片9Aが垂直となり、横片9Bが水
平となつて、左右のロツド10を対称にして揺動
フレーム4を水平に支持することができる。 そして、下部走行体1の接地面が図中右上がり
の傾斜面である場合には、第3図に示すごとく、
図中左側に伸縮する油圧シリンダ8を伸長して作
動レバー9の横片9Bを昇動させ、逆に図中右側
に伸縮する油圧シリンダ8′を縮小して作動レバ
ー9の横片9Bを降動して、揺動フレーム4を揺
動支点3を中心にして時計方向に回転し接地面の
傾斜角に対応して傾動させる。 また、下部走行体1の接地面が図中左上がりの
傾斜面である場合には、第4図に示すごとく、図
中左側に伸縮する油圧シリンダ8を縮小して作動
レバー9の横片9Bを降動させ、逆に図中右側に
伸縮する油圧シリンダ8′を伸長して作動レバー
9の横片9Bを昇動して、揺動フレーム4を揺動
支点3を中心にして反時計方向に回転し接地面の
傾斜角に対応して傾動させる。 これにより、上部旋回体5に設けられた作業装
置としてのフロント部材7は、鉛直方向に配設さ
れるので、鉛直方向に掘削等の作業を遂行するこ
とができる。 また、本実施例では、2つの油圧シリンダ8,
8′は一方の油圧シリンダ8の伸縮分に反比例し
て他方の油圧シリンダ8′を伸縮動させる連動構
成を用いることが好ましい。 即ち、一方の油圧シリンダのヘツド側のポート
を他方の油圧シリンダのヘツド側のポートに接続
しておけば、それぞれの油圧シリンダ8,8′は
一方が伸長すればその分だけ他方が同期して縮小
するという連動構成となる。 上記実施例では、油圧シリンダ8,8′を横設
フレーム2の下側に設けたが、上側に設けるもの
であつてもよい。 その場合は、作動レバーの向きを転倒すると共
に回動支点部を横設フレーム2の下側に設けてお
けば上記実施例と同様の機能を奏することができ
る。 また、作動レバーは略横倒L状の場合を示した
が縦片の中途部から横片を外側に突出する略横倒
T状であつてもよい。この場合の回動支点部は縦
片の上端(逆に取付けた場合は下端)側に設ける
構成であつてもよい。
【考案の効果】
この考案は、油圧シリンダの伸縮ストロークを
作動レバーの角運動に変換し、該作動レバーの角
運動をロツドの昇降動に再度変換するので、油圧
シリンダの伸縮ストロークが短くても揺動フレー
ムを揺動するのに十分な作動を行わせることがで
きる。 これにより油圧シリンダが横設フレーム外方や
下側に延出することがないので、障害物等による
損傷等の虞のない安全性の高い揺動装置を提供す
ることができる。 また小型の油圧シリンダでよいので大幅なコス
トダウンを図ることができ有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の建設機械の揺動装置の好適
実施例を示す正面図、第2図は揺動装置の標準姿
勢を示す要部拡大図、第3図及び第4図はそれぞ
れ一方に傾いた場合の傾動姿勢を示す要部拡大
図、第5図は従来の建設機械の揺動装置を示す正
面図である。 1……下部走行体、2……横設フレーム、3…
…揺動支点、4……揺動フレーム、5……上部旋
回体、7……フロント部材、8……油圧シリン
ダ、9……作動レバー、10……ロツド、90…
…回動支点部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 作業装置を支承する揺動フレームと揺動支点
    を介して枢着された下部走行体の横設フレーム
    と、 該横設フレーム内でそれぞれが左右に伸縮動
    可能に設けられた一対の油圧シリンダと、 上下に延びる縦片とこれと略直交し左右方向
    で外方へ延びる横片とを一体に有し上記油圧シ
    リンダの伸縮端に縦片の一端が連結された一対
    の作動レバーと、 各作動レバーの縦片の他端側を枢着すると共
    に前記横設フレームに固定された回動支点部
    と、 上記揺動フレームの前記揺動支点の左右両側
    でそれぞれの上端を枢着し下端を上記各作動レ
    バーの横片の先端に枢着した左右一対のロツド
    とからなることを特徴とする建設機械の揺動装
    置。 (2) 2つの油圧シリンダが一方の油圧シリンダの
    伸縮動分に反比例して他方の油圧シリンダを伸
    縮動させる連動機構となつていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の建設
    機械の揺動装置。 (3) 作動レバーが、横片の長さを縦片の長さより
    も長く設定した略横倒L状の部材からなつてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の建設機械の揺動装置。
JP20096987U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0510048Y2 (ja)

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JPH01105664U JPH01105664U (ja) 1989-07-17
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WO2007037107A1 (ja) * 2005-09-29 2007-04-05 Kubota Corporation ホイール式作業機
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