JP3074022B2 - アウタ・ブーム・クレーン - Google Patents

アウタ・ブーム・クレーン

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JP3074022B2
JP3074022B2 JP06505221A JP50522194A JP3074022B2 JP 3074022 B2 JP3074022 B2 JP 3074022B2 JP 06505221 A JP06505221 A JP 06505221A JP 50522194 A JP50522194 A JP 50522194A JP 3074022 B2 JP3074022 B2 JP 3074022B2
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ヨンサード・クレーンズ・アクチェボラーグ
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、アウタ・ブーム・クレーンに関するもので
あり、このアウタ・ブーム・クレーンは、主関節を介し
て主柱に連結した第1ブーム・セクションと、前記第1
ブーム・セクションに連結し、複動式の油圧シリンダに
よって前記第1ブーム・セクションに対して相対的に揺
動可能にしたアウタ・ブームとを備え、前記油圧シリン
ダを前記第1ブーム・セクションの上面に配設してあ
り、例えばシリンダ部材側である前記油圧シリンダの一
方の側を第1関節を介して前記第1ブーム・セクション
に連結してあり、例えばピストンロッド側である前記油
圧シリンダの他方の側を第2関節を介してアウタ・ブー
ムに連結してあり、前記第2関節を、前記アウタ・ブー
ムの揺動関節を通る仮想長手方向軸心に対して横方向に
変位させて、前記アウタ・ブームを、前記第1ブーム・
セクションを略々真っ直ぐに延長した仮想延長線ないし
前記第1ブーム・セクションに対して小さな角度を成す
ようにして延長した仮想延長線より下方にある作業時揺
動領域内のみならず、該延長線より上方にあって駐機時
位置に近い揺動領域内までも含めた範囲内の、様々な揺
動位置の間で揺動させることができるようにしたアウタ
・ブーム・クレーンである。
発明の背景 様々なアウタ・ブーム・クレーンのうちには、最大ク
レーン長が与えられた場合に、そのクレーン長の範囲内
で、アウタ・ブームの長さに対する相対的な第1ブーム
・セクションの長さをできる限り大きくすることが要求
されるアウタ・ブーム・クレーンがある。特にこれが顕
著であるのは、丸太運搬車に丸太を積み込むために使用
する森林用クレーンの場合であり、この用途において
は、丸太運搬車の車体の両側に列設されている垂直に立
った比較的丈の高い荷止め用の支柱で画成された荷台に
丸太を積み込まねばならない。クレーンの操作性を良好
なものとするには、クレーンの第1ブーム・セクション
の先端を、十分な余裕をもって荷止め用の支柱の上端よ
り高い位置まで持ち上げられるようにしておく必要があ
る。いかなる場合にも、第1ブーム・セクションに加え
て更にアウタ・ブームを起こしさえすれば、丸太を荷止
め用の支柱の上端より高い位置まで持ち上げられるよう
にしてあることは当然であるが、ただし、そのようにし
てあっても、第1ブーム・セクションが比較的短かった
ならば、クレーンの複雑な操作が必要となり、積み込み
作業が全体として非常に時間のかかるものとなってしま
う。
然るに従来のクレーン構造では、アウタ・ブームの長
さに対する相対的な第1ブーム・セクションの相対的な
長さを存分に大きくすることは不可能であった。その原
因は、クレーンには、その駐機時における寸法制限とい
う要求条件が課せられているためである。少なくとも車
載型のアウタ・ブーム・クレーンでは、駐機時には第1
ブーム・セクションを下降位置へ降ろし、その外端部が
主柱の主関節よりも低くなって第1ブーム・セクション
の全体が斜めになるようにし、一方、アウタ・ブーム
は、その先端部が忌憚部より高くなるように揺動させ
て、アウタ・ブームの全体が第1ブーム・セクションに
寄り添って第1ブーム・セクションに対して略々並行に
なり、折り畳まれた状態になるようにする。従って、駐
機時にクレーンがしめることのできる空間は事実上限ら
れており、この空間の広さによって第1ブーム・セクシ
ョンの最大長さが無条件に決定されてしまう。このよう
な事情から第1ブーム・セクション及びアウタ・ブーム
を略々等しい長さとして、作業領域内におけるクレーン
到達距離を最大にするようにしていた。
尚、森林用クレーンに関しては、第1ブーム・セクシ
ョンに対して相対的にアウタ・ブームを揺動させるため
の油圧シリンダを、第1ブーム・セクションの上面に取
り付けておくことも、非常に重要であるということにも
留意せねばならない。これによって、しばしばクレーン
操作の不注意によって第1ブーム・セクションを荷台の
垂直な荷止め用の支柱にぶつけてしまったときに加わる
衝撃力からその油圧シリンダを保護するようにしている
のである。
発明の目的及び特徴 本発明は、森林用クレーンに要求されている本来は相
反するはずの上述の2つの要求条件を共に満足するクレ
ーン構造を提供することを目指したものである。従っ
て、本発明の基本的な目的の1つは、第1ブーム・セク
ションの実効長さ、即ち、主関節とアウタ・ブーム関節
との間の距離が、アウタ・ブームが作業時揺動領域内を
移動させているときには、アウタ・ブームの長さよりも
長くなっているようにし、一方それと同時に、与えられ
た駐機時空間の範囲中で、クレーン最大到達距離を非常
に大きくすることのできるクレーン構造を提供すること
にある。本発明の更なる目的は、上述の2つの要求条件
を満足するに際して、アウタ・ブーム・シリンダの配設
位置を、第1ブーム・セクションの上面から別の位置へ
移設せずとも良いようにすることにある。本発明の更な
る目的は、上述のアウタ・ブーム・シリンダ以外に、更
に別の油圧シリンダを追加することなく、目指すクレー
ン構造を提供することにある。
本発明によれば、少なくともその基本的な目的は、請
求項1の特徴記載部分に記載した特徴によって達成され
る。本発明の好適実施例は、請求項2〜10に記載したと
おりである。
本発明によれば、第1ブーム・セクションとアウタ・
ブームとの間に、2つの関節点を有するリンク機構を配
設し、アウタ・ブームが作業時揺動領域内にあるときに
は、それら関節点のうちの外端側の関節点がアウタ・ブ
ームの揺動中心点となっており、一方、アウタ・ブーム
が駐機時揺動領域内にあるときには、それら関節点のう
ちの内端側の関節点がアウタ・ブームの揺動中心点とな
っているようにすることを可能にしている。こうするこ
とによって、第1ブーム・セクションの実効長さを非常
に大きなものとする(即ち、主柱の主関節と上述の外端
側の関節点との間の距離を大きくする)一方で、リンク
機構の長さとアウタ・ブームの長さとを合わせた合計長
さを第1ブーム・セクションの長さと同程度のものとす
ることのできる、クレーン構造を可能にしており、これ
によって更に、所与の駐機時スペースの範囲内でクレー
ンの到達範囲を最大のものとすることを可能にしてい
る。
従来例の簡単な説明 第1ブーム・セクションとアウタ・ブームとの間にリ
ンク機構を配設するという概念それ自体は、多くのクレ
ーン構造において公知となっている。これについては例
えばスウェーデン特許第SE315089号公報や、同じく第SE
466911号公報等を参照されたい。しかしながら、公知の
クレーン構造のうちに、アウタ・ブームが作業時揺動領
域と駐機時揺動領域との境界の中間位置を通過する際に
関節点の交代が発生するようにしたものはない。
図面の簡単な説明 図面については以下の通りである。
図1は、第1ブーム・セクションの揺動位置を略々水
平に延在する位置とし、アウタ・ブームの揺動位置を、
第1ブーム・セクションを略々真っ直ぐに延長した方向
に延在する位置としたときの、本発明に係るクレーンを
示した模式的側面図、 図2は、第1ブーム・セクション及びアウタ・ブーム
の揺動位置を駐機時位置としたときの、同様の側面図、 図3〜図10は、アウタ・ブームを、図3に示した、第
1ブーム・セクションの上面に寄り添った駐機時位置か
ら、図10に示した、下方の作業時揺動領域内の手前一杯
に揺動させた位置まで揺動させて行くときに、アウタ・
ブームが経て行く様々な揺動位置を示した、より小さく
縮尺した側面図、 図11は、アウタ・ブームを第1ブーム・セクションに
連結しているリンク機構を示した、大きく縮尺した破断
側面図、 図12は、図11に示したクレーン部分の上面図、 図13〜図18は、リンク機構をアウタ・ブームと第1ブ
ーム・セクションとに夫々ロックするためのロック用係
止部材を示した模式的側面図であって、クレーンの揺動
位置が図3〜図8に示した夫々の位置にある場合に対応
した図、そして、 図19は、クレーンの一部である主柱を回転させるため
の2つの油圧シリンダを示した平面図である。
好適実施例の詳細な説明 図1及び図2に示したクレーンは、第1ブーム・セク
ション1とアウタ・ブーム2とを備えている。第1ブー
ム・セクション1は、その内端が主関節3を介して主柱
4に連結されており、油圧シリンダ5によって主柱4に
対して相対的に揺動可能にしてある。この油圧シリンダ
は5は、実際の作業現場では通常、リフト・シリンダと
呼ばれている。主柱4は基台6に取り付けられている。
より詳しくは、主柱4は、2つの油圧シリンダ装置8、
8′(これについては図19を併せて参照されたい)を備
えた回転輪機構7を介して基台6に取り付けられてお
り、これによって、主柱を基台に対して相対的に回転さ
せて様々な回転位置へ移動させることができるようにし
ている。基台6は、実際には、車両のフレームに備えら
れ、脚の上に立てられた支持梁であったり、その支持梁
の一部を利用したものであったりする。
第1ブーム・セクション1は、その主たる部分を、上
面9と下面9′とを有する箱形梁として構成することが
好ましい。同様にアウタ・ブーム2も、その主たる部分
を、上面10と下面10′とを有する箱形梁として構成する
ことが好ましい。アウタ・ブーム2の先端に、ツール取
付部材11を備えるようにしている。このツール取付部材
11は、アウタ・ブームに直接装着するようにしても良
く、また、アウタ・ブームの内部に収容して繰り出せる
ようにした延長ブームに装着するようにしても良い。ツ
ール取付部材11には例えば巻取駆動機構を取り付けて、
この巻取駆動機構から丸太つかみ鈎を釣り下げるように
する。ただし、一般的にツール取付部材11には、任意の
選択ツールを取り付け得ることはいうまでもない。
アウタ・ブーム2は、第2の油圧シリンダ12によって
第1ブーム・セクション1に対して相対的に揺動させ得
るようにしてある。油圧シリンダ12は、実際の作業現場
では通常、アウタ・ブーム・シリンダと呼ばれている。
油圧シリンダ12は、第1ブーム・セクションの上面に取
り付けてあり、その一方の側(図示例ではシリンダ部材
側12)を第1関節13を介して第1ブーム・セクションに
連結してあり、他方の側(図示例ではピストンロッド側
12″)を第2関節14を介してアウタ・ブーム2に連結し
てある。第1関節13の中心は、第1ブーム・セクション
の上面9からある程度の距離だけ離してあり、それによ
って、シリンダ部材12′が、この上面9に近接した位置
を占め、しかも、この上面9に対して平行な姿勢を取れ
るようにしている(図3参照)。
本発明においては、第1ブーム・セクション1とアウ
タ・ブーム2との間にリンク機構15を備えており、この
リンク機構の全体を参照符号15で示した。図示例ではこ
のリンク機構15は、2枚の別体のリンク部材即ちリンク
・プレート15′、15″(図12参照)を含んでいる。リン
ク機構15は、第3関節16を介して第1ブーム・セクショ
ン1に連結し、第4関節17を介してアウタ・ブーム2に
連結している。第4関節17は、第2関節14と第3関節16
との両方から離隔した位置にある。更に、第3関節16と
第4関節17との間の離隔距離を、第2関節14と第4関節
17との間の離隔距離より大きくしてある。
図11及び図12に示したように、第2関節14は、横方向
に延在する軸ないしピンで構成してあり、この枢着ピン
14は、アウタ・ブーム2の内端部からある角度をもって
延出している先端へ行くにつれて幅が狭まる楔形の一対
の側面フランジ部18、18′の間を延在している。また、
この枢着ピン14は、フランジ部18、18′の先端に配設さ
れており、従って、第2関節14は、アウタ・ブーム2の
第4関節17を通ってアウタ・ブーム2に平行に延在する
仮想長手方向軸心に対してある距離だけ横方向にオフセ
ットしている。図示例では、第4関節17も貫通軸ないし
貫通ピンで構成してあるが、このピン17は、図12には単
に一点鎖線で示してある。
第3関節16は、互いに間隔をあけて設けた2本の枢着
ピン16′、16″で構成してあり、それら枢着ピンは、夫
々フランジ部材19、19′に取り付けてある。それらフラ
ンジ部材19、19′は、第1ブーム・セクションの先端部
即ち外端部に取り付けられていて、第1ブーム・セクシ
ョンの上面から斜め上方へ向かって突出している。以上
のようにして、アウタ・ブーム・シリンダ12のピストン
ロッド12″を、両側の枢着ピン16′、16″及び両側のフ
ランジ部材19、19′の間の空間に収容できるようにして
いる。ピストンロッド12″はその先端部に連結リング20
を備えており、この連結リング20の中に枢着ピン14が嵌
合している。連結リング20の幅方向の寸法は、上述の楔
形のフランジ部18、18′どうしの間の間隔より十分に小
さくしてあり、そのため、枢着ピン14は、連結リング20
の両側の夫々に、ある長さに亙って露出した部分を有し
ている。
前述の2枚のリンク・プレート15′、15″の各々は、
全体が折曲形状であって、その一方の側部に2つの縁部
(2本の辺)21、22を有しており、それら2本の辺は、
互いの間にある大きさの角度を成して、第4関節17から
離隔した位置にある点23において交わっており、その離
隔距離は、第2関節14と第4関節17との間の離隔距離に
略々等しい。具体的な数値例を挙げるならば、2つの辺
21と22とが成す角度は、例えば150゜〜160゜の範囲内の
角度にすればよい。点23は、第2関節14が当接する当接
部を形成している。この点23の部分には、枢着ピン14の
外周の円筒形状に対応した円弧形の凹部を形成するよう
にしても良い。
リンク・プレート15′、15″の各々は、第4関節17か
ら離隔した方の端部に、端縁部24を備えており、この端
縁部24は、リンク・プレートの長手方向に対して例えば
75゜〜85゜の角度を成して横方向に延在しており、それ
ら2枚のリンク・プレートの夫々の端縁部24の一方の端
部の近傍に、第3関節を構成している枢着ピン16′、1
6″が位置している。夫々の端縁部24の他方の端部に
は、第1ブーム・セクションの先端に固設した軸即ちピ
ン26と協働する、好ましくは半円形凹部であるシート部
25を形成してあり(図2を併せて参照されたい)、この
シート部25は、リンク機構を係止するためのストッパと
して機能する。
ここでアウタ・ブーム2の揺動領域について説明して
おく。アウタ・ブーム2は、基本的に性質の異なった2
つの揺動領域内を移動することができ、それら揺動領域
のうちの1つは作業時揺動領域であり、他方は非作業時
揺動領域、即ち駐機時揺動領域である。それら2つの揺
動領域の間の境界を成しているのは図6に示した中間位
置であり、この中間位置は、アウタ・ブーム2が、第1
ブーム・セクション1を真っ直ぐに延長した方向に、或
いは場合によっては第1ブーム・セクション1に対して
小さな角度を成すように延長した方向に、延出するよう
になる位置である。アウタ・ブームを図6に示した中間
位置から下方へ揺動させて、図10に示した位置へ至るま
での間は、このアウタ・ブームは作業時揺動領域内に位
置しており、一方、アウタ・ブームを図6に示した中間
位置から上方へ揺動させて、図3に示した駐機時位置へ
至るまでの間は、このアウタ・ブームは駐機時揺動領域
内を移動して行く。
本発明の好適実施例においては、アウタ・ブーム2が
図3の駐機時位置と図6の中間位置との間の揺動領域で
ある駐機時揺動領域内を移動しているときに、リンク機
構をそのアウタ・ブーム2に対してロックしておくため
のロック手段をクレーンに装備している。
本発明の別の好適実施例においては、アウタ・ブーム
2が上述の作業時揺動領域内を移動しているときに、リ
ンク機構を第1ブーム・セクション1に対してロックし
ておくためのロック手段を更にクレーンに装備してい
る。
本発明の特に好適な実施例においては、同じ1つのロ
ック手段を、一方では、アウタ・ブーム2が駐機時揺動
領域内を移動しているときにリンク機構をアウタ・ブー
ム2に対してロックしておくために使用し、他方では、
アウタ・ブーム2が作業時揺動領域内を移動していると
きにリンク機構を第1ブーム・セクション1に対してロ
ックしておくために使用し得るようにしている。アウタ
・ブームと第1ブーム・セクションとの双方に対して夫
々にリンク機構をロックすることができる特に好適なロ
ック手段を、図11及び図12と、図13〜18とによって示し
た。このロック手段は2つの係止部材27、27′を含んで
おり、それら係止部材は、関節28を介して、夫々が対応
するリンク・プレート15、15′に枢着されている。図示
の如く、例えば図14から明らかなように、個々の係止部
材27、27′は、ロック時に枢着ピン14が係合する好まし
くは二股形状の第1の雌形部29を備えている。係止部材
27、27′は更に、ストッパとして機能するピン26が係合
するように、或いはこのストッパ・ピン26を少なくとも
部分的に抱持するように、半円形凹部の形状に形成した
第2の雌形部30を備えている。ロック用係止部材27、2
7′は、その各々が、案内部材31、31′と協働するよう
にしてあり、案内部材31、31′は、第1ブーム・セクシ
ョンの上面の、そのブーム先端のすぐ近くに固定してあ
る。案内部材31、31′は略々鈎形をしており、その外側
面が、円弧形の丸みを帯びた鈎形部32に形成されてい
る。案内部材31、31′は、その各々が、それに対応する
ロック用係止部材27、27′が延在している垂直平面と同
一平面内に延在するように位置付けてあるため、個々の
係止部材が、その係止部材に対応した案内部材の上に乗
った状態となることができる。
ロック用係止部材の機能は、図13〜図18から明らかで
ある。ただし、それらの図について詳細に説明する前
に、図3〜図10について説明しておく。図3〜図10は、
駐機時位置から、下方の、図10に示した揺動端の近傍の
作業時位置に至るまでの様々なクレーン位置を示してい
る。先ず図3は、アウタ・ブーム2が駐機時位置にある
ときに、そのアウタ・ブーム2が第1ブーム・セクショ
ン1に近接して第1ブーム・セクション1に対して略々
平行な姿勢にあるということを示している。この位置に
あるときには、アウタ・ブーム・シリンダ12が最小の長
さにまで収縮させられており、即ち、ピストンロッド1
2″がシリンダ部材12′の中へ最大限に引き込まれてい
る。更に、リンク機構13がアウタ・ブームに対してロッ
クされているため、リンク機構13とアウタ・ブームとが
互いに固定されて一体になった状態にある。この状態か
らアウタ・ブーム・シリンダを伸張させて行くと、アウ
タ・ブームとリンク機構とは一体になったままで、外側
へ、即ち第1ブーム・セクションから上方へ揺動して行
き、図4及び図5に示した位置を経て図6に示した中間
位置へ至る。中間位置に至ったならば、リンク機構15の
夫々の凹部25が、対応するストッパ・ピン26と係合する
ため、リンク機構15はそれ以上揺動することができなく
なる。そのため、アウタ・ブーム・シリンダ12を更に伸
張させると、アウタ・ブームの事実上の関節点が、それ
までの関節点16から新たな関節点17へ交代し、これ以
後、シリンダ12を更に伸張させて図7〜図10に示した様
々な位置にする際には、アウタ・ブームは枢着ピン17を
関節点として作業時揺動領域内で揺動する。シリンダ12
を収縮させて行くときには、このクレーンは以上と逆の
動作をする。アウタ・ブームが、図6に示した中間位置
より下方の作業時揺動領域内にある間は、枢着ピン17が
関節点としての機能を担当し続ける。アウタ・ブームが
図6に示した中間位置へ達したならば関節点が交代し、
これ以後、更に上方への、図3に示した駐機時位置に至
るまでのアウタ・ブームの揺動は、関節16を中心とした
揺動として行われる。
これより再び図13〜図18について説明する。それらの
図は、ロック用係止部材27、27′の機能を図解したもの
である(以下の説明では、一方の係止部材27の機能につ
いてだけ説明するが、他方の係止部材27′も同様に動作
することはいうまでもない)。アウタ・ブームが、図13
に示した駐機時位置(この位置は図3に対応している)
にあるときには、二股形状の雌形部29が枢着ピン14に係
合しており、より詳しくは、この雌形部29が、枢着ピン
14のうちの連結リング20とフランジ部材28との間の露出
している部分に係合している。この状態にあるときに
は、係止部材27の外側の側面、即ちこの状態では下側の
側面が、案内部材31の上面に当接している。この状態か
らアウタ・ブームを上方へ揺動させて行くと、図14の位
置を通過させるまでの間、係止部材27は、案内部材31の
上に乗って、この案内部材31と当接した状態を維持する
ことから、係止部材27の雌形部29と枢着ピン14との係合
状態が維持され、そのため、リンク機構とアウタ・ブー
ムとが、互いにロックされて一体化した状態に保たれ
る。図15に示した位置に至っても、係止部材27が関節28
を中心として反時計回りに揺動することを案内部材31が
阻止しているため、係止部材27と枢着ピン14とを互いに
ロックしている係合状態は維持されている。ところが、
図16に示した位置に至ったならば、係止部材27と案内部
材31との当接状態が解消するため、係止部材27は関節28
を中心として反時計回りに回転できるようになり、その
ため係止部材27はそれまでの係合状態から解放されて、
その雌形凹部30がストッパ・ピン26と係合するようにな
る。またこのときストッパ・ピン26は、リンク機構の端
縁部24に形成された凹部25と既に係合している。この
後、アウタ・ブーム・シリンダ12を更に伸張させ続けて
アウタ・ブームを図17に示した位置まで揺動させたなら
ば、枢着ピン14が、二股形状部29から完全に離脱し、そ
れによって、これ以後のアウタ・ブームの揺動運動は関
節17を中心として行われるようになる。アウタ・ブーム
を作業時揺動領域内で揺動させているときには、リンク
機構15に対して常時、このリンク機構15をストッパ・ピ
ン26に押し付けようとする方向のトルクが作用してい
る。そのため、リンク機構を第1ブーム・セクションに
対してロックするための手段を設けることは必ずしも必
要ではない。ただし、リンク機構が第1ブーム・セクシ
ョンに対して自由に揺動できるような構造であると、ク
レーンの操作の仕方によっては、アウタ・ブームが上方
へ揺動させた拍子にリンク機構がぎくしゃくした動きを
することもあり得る。そこで、図示例では、ロック用係
止部材27、27′によってリンク機構のぎくしゃくした動
きを防止しており、これが可能であるのは、雌形凹部30
が対応するストッパ・ピン26と係合することによって、
リンク機構が関節16を中心として反時計回りに回転しよ
うとするのを阻止するからである。
図示例では、2つのロック用係止部材27、27′には、
それらを対応するストッパ・ピン26に係合させるべく移
動させるための手段を特に装備していないが、ロック用
係止部材とストッパ・ピンとを例えばスプリング等で連
結し、そのスプリングによってロック用係止部材を、関
節28を中心とした反時計回りの回転方向に常時付勢して
おくようにしても良く、或いは、ロック用係止部材の動
きを制御する特別の油圧シリンダを適宜設けるようにし
ても良いことはいうまでもない。
本発明によれば、アウタ・ブームの長さ(この長さは
関節17からツール取付部材11までの距離で与えられる)
とリンク機構の長さ(この長さは関節16から関節17まで
の距離で与えられる)とを加えた合計長さを、第1ブー
ム・セクション1の長さ(この長さは主関節3からリン
ク機構を連結した関節16までの距離で与えられる)と略
々等しくしたり、場合によっては、それより僅かに短く
したりすることが可能である。リンク機構15の長さに対
する相対的なアウタ・ブーム2の長さの比の値は、広範
な範囲で様々な値に設定することができる。図示例で
は、アウタ・ブームの長さをリンク機構の長さの約3.5
倍にしてある。しかしながら、このクレーンを設計する
際に、リンク機構の相対的な長さをこれよりはるかに大
きくすることも可能である。ただしいかなる場合にも、
アウタ・ブームの長さがリンク機構の長さより短くなら
ないようにするのが良いと思われる。アウタ・ブームの
長さは、リンク機構の長さの1倍〜5倍とするのが適当
であり、2倍〜4倍とすればなお好ましい。
本発明の利点は明らかである。本発明に係るクレーン
では、アウタ・ブームと第1ブーム・セクションとの間
にリンク機構を設けて、アウタ・ブームが前述の中間位
置を通過したならば関節点が自動的に交代するようにし
てあり、それによってアウタ・ブームを、作業時揺動領
域内で操作するときには第1ブーム・セクションの主関
節からより遠く離れた関節点を中心として揺動させ、一
方、駐機時揺動領域内で揺動させるときには第1ブーム
・セクションの主関節により近い位置にある関節点を中
心として揺動させるようにしている。換言すれば、アウ
タ・ブームが作業時揺動領域内で揺動するときには、第
1ブーム・セクションの実効長さが、第1ブーム・セク
ション本来の長さよりも大幅に長くなるようにしてい
る。そのため、本発明に係るクレーンは、駐機時には比
較的僅かなスペースしか必要とせず、しかも、作業時の
状態では、アウタ・ブームを第1ブーム・セクションの
主関節から大きく離れた位置の関節点を中心として揺動
させることができるためクレーン操作が極めて容易にな
っている。
次に図19について、図2を併せて参照しつつ説明して
行く。既述の如く、主柱4は、2つの油圧シリンダ装置
8、8′を備えた回転機構7に取り付けられており、そ
れら油圧シリンダ装置8、8′によって、主柱4を、そ
の鉛直中心軸を中心として回転させるようにしている。
図示例では、それら油圧シリンダ装置はその各々が、2
個ずつの相互に協働する単動式油圧シリンダで構成され
ており、それら油圧シリンダに、往復動する直線状のラ
ックを連結してあり、このラックを、回転機構7に一体
に取り付けた歯車の歯に噛合させている。油圧シリンダ
装置を2つ使用しているため、油圧シリンダ装置を1つ
しか使用しないときのトルクの2倍の大きさのトルク
を、主柱4にバランス良く作用させることができるとい
う利点が得られている。2つの油圧シリンダ装置を用い
たクレーンは従来からあったが、従来のものでは2つの
油圧シリンダ装置を互いに平行に配設していたため、回
転機構から突き出たそれら油圧シリンダ装置の端部が邪
魔をして、第1ブーム・セクションを、アウタ・ブーム
のように下方へ揺動させて、主柱に近接した駐機時位置
まで降ろすことができないという欠点があった。
図19に示した構成では、2つの油圧シリンダ装置8、
8′を、それらが互いに角度を成すように配設すること
によって、それら油圧シリンダ装置の、2つの第1端部
(シリンダ部材32、32′)どうしの間の離隔距離が、そ
れら第1端部とは反対側の第2端部(シリンダ部材33、
33′)どうしの間の離隔距離よりも大幅に狭くなるよう
にしている。これによって、第2端部33、33′どうしの
間に、第1ブーム・セクション1とそれに連結したアウ
タ・ブーム2とを収容することのできる大きな空間34が
形成されている。
図19に示した本発明の実施例は、先に説明した、駐機
時位置にあるアウタ・ブームが第1ブーム・セクション
の上面に寄り添うようにしたクレーン構造にとって特に
有用なものであるが、ただし、そのようなクレーン構造
ばかりでなく、駐機時に第1ブーム・セクションを主柱
に近付けて折り畳むことと、主柱を大きな力で回転でき
るようにすることとが望まれるような、その他の種類の
クレーン構造にも適用し得るものである。
発明の可能な変更例 本発明が、以上に説明し図示した実施例のみに限定さ
れるものでないことは、いうまでもない。従って、例え
ば、リンク機構をアウタ・ブームに対してばかりでなく
第1ブーム・セクションに対してもロックできるように
した、一対の係止部材27、27′で構成した単一のロック
手段を、リンク機構をアウタ・ブームに対してだけロッ
クする手段や、リンク機構を第1ブーム・セクションに
対してだけロックするロック手段に交換することも考え
られる。更には、リンク機構をロックするために、その
ようなロック手段の各々を装備することも考えられる。
更に、アウタ・ブームの関節点を交代させるために前述
の中間位置においてリンク機構を係止するための手段と
して、ピン26に代えて適宜の手段を使用することも可能
である。以上に説明したリンク機構は2枚の、別体の、
互いに平行なリンク・プレートで構成したものであった
が、ただ1個のリンク部材ないしただ1枚のリンク・プ
レートでリンク機構を構成することも考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−142785(JP,U) 実開 平4−5476(JP,U) 実開 平4−88490(JP,U) 特公 昭43−2549(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/26,23/42,23/70

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主関節(3)を介して主柱(4)に連結し
    た第1ブーム・セクション(1)と、前記第1ブーム・
    セクションに連結し、複動式の油圧シリンダ(12)によ
    って前記第1ブーム・セクションに対して相対的に揺動
    可能にしたアウタ・ブーム(2)とを備え、前記油圧シ
    リンダ(12)を前記第1ブーム・セクションの上面に配
    設してあり、例えばシリンダ部材側である前記油圧シリ
    ンダの一方の側を第1関節(13)を介して前記第1ブー
    ム・セクションに連結してあり、例えばピストンロッド
    側である前記油圧シリンダの他方の側を第2関節(14)
    を介して前記アウタ・ブーム(2)に連結してあり、前
    記第2関節(14)を、前記アウタ・ブームの揺動関節を
    通る仮想長手方向軸心に対して横方向に変位させて、前
    記アウタ・ブームを、前記第1ブーム・セクションを略
    々真っ直ぐに延長した仮想延長線ないし前記第1ブーム
    ・セクションに対して小さな角度を成すようにして延長
    した仮想延長線より下方にある作業時揺動領域内のみな
    らず、該延長線より上方にあって駐機時位置に近い揺動
    領域内までも含めた範囲内の、様々な揺動位置の間で揺
    動させることができるようにした、アウタ・ブーム・ク
    レーンにおいて、 前記第1ブーム・セクション(1)と前記アウタ・ブー
    ム(2)との間に、第3関節(16)を介して前記第1ブ
    ーム・セクションに連結し第4関節(17)を介して前記
    アウタ・ブーム(2)に連結した、少なくとも1つのリ
    ンク部材ないしリンク機構(15)を備え、前記第4関節
    (17)は、前記第2関節(14)と前記第3関節(16)と
    の両方から離隔した位置にあり、更に、前記第3関節
    (16)と前記第4関節(17)との間の離隔距離を前記第
    2関節(14)と前記第4関節(17)との間の離隔距離よ
    り大きくしてあり、前記アウタ・ブーム(2)は、前記
    油圧シリンダ(12)を伸張させることによって、前記第
    1ブーム・セクション(1)の上面(9)に近接した駐
    機時位置から、前記リンク機構がストッパ(26)に押し
    付けられて該ストッパ(26)に係止される位置である中
    間位置に至るまで、前記リンク機構と一体に揺動可能で
    あり、前記中間位置に至ってから更に前記油圧シリンダ
    (12)を伸張させ続けることによって、前記アウタ・ブ
    ーム(2)だけを前記第4関節(17)を中心として揺動
    させることができ、更に、前記アウタ・ブーム(2)
    は、前記油圧シリンダ(12)を収縮させることによっ
    て、前記油圧シリンダ(12)を伸張させるときとは逆方
    向に、前記第4関節(17)を中心として作業時揺動領域
    内の任意の位置から前記中間位置へ揺動させることがで
    き、前記中間位置に至ってから更に前記油圧シリンダ
    (12)を収縮させ続けることによって、前記アウタ・ブ
    ーム(2)を再び前記第3関節(16)を中心として前記
    リンク機構(15)と一体に揺動させて前記駐機時位置ま
    で戻すことができるように構成したことを特徴とするア
    ウタ・ブーム・クレーン。
  2. 【請求項2】前記リンク機構(15)が、2枚の別体のリ
    ンク・プレート(15′、15″)を含んでおり、それらリ
    ンク・プレートの各々は、全体が折曲形状であって、そ
    の第1の側部に、互いの間に例えば150゜〜160゜の角度
    を成す2本の辺を有しており、それら2本の辺は前記第
    4関節(17)から離隔した位置にある点(23)において
    交わっており、その離隔距離は、前記第2関節(14)と
    前記第4関節(17)との間の離隔距離に略々等しく、前
    記点(23)は、前記アウタ・ブーム(2)が前記駐機時
    位置と前記中間位置との間に位置しているときに前記第
    2関節(14)が当接しているための当接部を形成してい
    ることを特徴とする請求項1記載のアウタ・ブーム・ク
    レーン。
  3. 【請求項3】前記リンク・プレートが、前記第4関節
    (17)から離隔した方の端部に、端縁部(24)を有して
    おり、該端縁部(24)は、該リンク・プレートの長手方
    向に対して例えば75゜〜85゜の角度を成して横方向に延
    在しており、該端縁部の一方の端部の近傍に前記第3関
    節(16)が位置しており、該端縁部の他方の端部に前記
    ストッパ(26)に係合する係合手段(25)を設けてある
    ことを特徴とする請求項2記載のアウタ・ブーム・クレ
    ーン。
  4. 【請求項4】前記ストッパが軸ないしピン(26)から成
    り、前記係合手段が適当な半円形の凹部(25)から成
    り、前記リンク機構が前記中間位置にあるときに該ピン
    (26)が該凹部(25)に係合するようにしてあることを
    特徴とする請求項3記載のアウタ・ブーム・クレーン。
  5. 【請求項5】前記アウタ・ブーム(2)が前記駐機時位
    置と前記中間位置との間の揺動領域内を移動していると
    きに前記リンク機構(15)を前記アウタ・ブーム(2)
    に対してロックしておくためのロック手段(28、29)を
    備えたことを特徴とする先行請求項のうちのいずれかに
    記載のアウタ・ブーム・クレーン。
  6. 【請求項6】前記アウタ・ブーム(2)が前記作業時揺
    動領域内を移動しているときに前記リンク機構(15)を
    前記第1ブーム・セクションに対してロックしておくた
    めのロック手段(27、30)を備えたことを特徴とする先
    行請求項のうちのいずれかに記載のアウタ・ブーム・ク
    レーン。
  7. 【請求項7】同じ1つのロック手段(27)を、一方で
    は、前記アウタ・ブーム(2)が前記駐機時位置と前記
    中間位置との間の揺動領域内を移動しているときに前記
    リンク機構(15)を前記アウタ・ブーム(2)に対して
    ロックしておくために使用し、他方では、前記アウタ・
    ブーム(2)が前記作業時揺動領域内を移動していると
    きに前記リンク機構(15)を前記第1ブーム・セクショ
    ン(1)に対してロックしておくために使用し得るよう
    にしたことを特徴とする請求項5または6記載のアウタ
    ・ブーム・クレーン。
  8. 【請求項8】前記ロック手段が、関節(28)を介して前
    記リンク機構に連結された少なくとも1つの係止部材
    (27、27′)を備えており、該係止部材(27、27′)
    は、前記第2関節を形成している軸ないしピン(14)が
    係合する好ましくは二股形状の第1の雌形部(29)と、
    前記ストッパ・ピン(26)が係合する例えば半円形凹部
    等の第2の雌形部(30)とを有し、該係止部材が案内部
    材(31)と協働して、前記駐機時位置と前記中間位置と
    の間の揺動領域内の少なくとも大部分の範囲のうちに前
    記アウタ・ブームがあるときに、前記第1雌形部(29)
    と前記第2駆動ピン(14)との間の係合状態を積極的に
    保持するようにしたことを特徴とする請求項7記載のア
    ウタ・ブーム・クレーン。
  9. 【請求項9】前記アウタ・ブーム(2)の長さと前記リ
    ンク機構(15)の長さとを合計した長さが、前記第1ブ
    ーム・セクション(1)の長さに略々等しいことを特徴
    とする先行請求のうちのいずれかに記載のアウタ・ブー
    ム・クレーン。
  10. 【請求項10】前記アウタ・ブーム(2)の長さが、前
    記リンク機構(15)の長さの1ないし5倍の長さであ
    り、好ましくは2ないし4倍の長さであることを特徴と
    する先行請求項のうちのいずれかに記載のアウタ・ブー
    ム・クレーン。
  11. 【請求項11】第1ブーム・セクション(1)と、主関
    節(3)を介して該第1ブーム・セクションに連結した
    主柱(4)とを備え、該主柱(4)は、回転機構(7)
    を介して例えば車両の梁等の基台(6)に取り付けられ
    ており、該回転機構(7)は、略々真っ直ぐで細長く互
    いに離隔した2つの油圧シリンダ装置(8、8′)と協
    働しており、それら油圧シリンダ装置は前記主柱の両側
    に配設されて、該主柱の近傍から両側へ略々等距離に突
    出しており、前記主柱を前記基台に対して相対的に回転
    させるように機能する油圧シリンダ装置である、クレー
    ンにおいて、 前記2つの油圧シリンダ装置(8、8′)を、それらが
    互いに角度を成すように配設することによって、それら
    油圧シリンダ装置の2つの第1端部(32、32′)どうし
    の間の離隔距離が、それら第1端部と反対側の第2端部
    (33、33′)どうしの間の離隔距離よりも大幅に狭くな
    るようにし、それによって、前記第2端部どうしの間
    に、駐機時位置にある前記第1ブーム・セクション
    (1)を収容することのできる大きな空間(34)が形成
    されるようにしたことを特徴とするクレーン。
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