JP2508118Y2 - ブ―ム構造 - Google Patents

ブ―ム構造

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JP2508118Y2
JP2508118Y2 JP6591290U JP6591290U JP2508118Y2 JP 2508118 Y2 JP2508118 Y2 JP 2508118Y2 JP 6591290 U JP6591290 U JP 6591290U JP 6591290 U JP6591290 U JP 6591290U JP 2508118 Y2 JP2508118 Y2 JP 2508118Y2
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hydraulic cylinder
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憲男 石川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、構造物に対し伸縮ブームの基端部を起伏
自在に枢着連結し、伸縮ブームの先端部に起伏自在に作
業部支持手段を枢着連結し、且つ前記構造物に対する伸
縮ブームの起伏角と反対方向に同量だけ伸縮ブームに対
して前記作業部支持手段が起伏するための連動機構を設
け、前記作業部支持手段が伸縮ブームの起伏動に係わら
ず構造物に対する姿勢が維持されるよう構成したブーム
構造に関するものである。
(従来の技術) この種のブーム構造は例えば、構造物を走行体に旋回
自在に搭載し且つ作業部支持手段に作業者搭乗用のバケ
ットを取り付けて、高所作業車として用いられている。
高所作業車に用いられたこの種のブーム装置の従来例
を、第2図に基づいて説明する。
図において、1は、走行体Aに旋回自在に搭載した構
造物Bにその基端部を起伏自在に枢着連結2した伸縮ブ
ームである。3は、伸縮ブーム1の先端部に起伏自在に
枢着連結4した作業部支持手段である。作業部支持手段
3には、作業者搭乗用のバケットCが取り付けられてい
る。
8は、第一および第二リンク5,6を具備する伸縮ブー
ム起伏用リンク機構である。伸縮ブーム起伏用リンク機
構8の第一および第二リンク5および6は、それぞれそ
の一端部を構造物Bおよび伸縮ブーム1基端部適所に枢
着連結5a,6aすると共に各他端同志を回動自在に枢着連
結7している。9は、伸縮ブーム1の先端寄り位置と伸
縮ブーム起伏用リンク機構8における第一または第二リ
ンクの先端部間に介装した起伏シリンダーであり、この
起伏シリンダー9で以て伸縮ブーム1を起伏駆動するよ
うにしている。伸縮ブーム起伏用リンク機構8および起
伏シリンダー9とからなる上述の如き起伏手段は、構造
物Bに対する伸縮ブーム1の起伏範囲を90°以上に設定
できるので、近年多用されている。
伸縮ブーム1の先端部に起伏自在に枢着連結した前記
作業部支持手段3は、前記構造物Bに対する伸縮ブーム
1の起伏角と反対方向に同量だけ伸縮ブーム1に対して
起伏動して伸縮ブーム1の起伏動に関わらず作業部支持
手段3の構造物Bに対する姿勢が常に一定の関係に維持
するよう連動機構10により起伏駆動されるようになって
いる。
上記の連動機構10は、構造物Bと伸縮ブーム1の基端
部適所間に介装した主動油圧シリンダー11と、伸縮ブー
ム1の先端部と作業部支持手段3の適所間に介装され前
記主動油圧シリンダー11に連動して伸縮駆動されるよう
油圧的に連動連結した従動側油圧シリンダー12で以て構
成している。
(従来技術の問題点) 以上の如く構成した従来のブーム装置は、構造物Bに
対する伸縮ブーム1の起伏角度を大きく設定できるの
で、作業部支持手段3に装備したバケットC(吊り上げ
装置等他の作業部であってもよい)を広い範囲に移動で
きるという効果を有する。しかしながら、従来のブーム
装置における連動機構10は、その主動油圧シリンダー11
および従動側油圧シリンダー12が、起伏角度変化の大き
な構造物Bと伸縮ブーム1の基端部間および伸縮ブーム
1の先端部と作業部支持手段3の間に直接介装されてい
るので、長尺なものを必要とするばかりでなく、前記起
伏角度変化が0°〜180°近辺まで変化するものには、
採用することが出来ないという問題があった。このため
従来のブーム装置は、その連動機構10が構造物Bに対す
る伸縮ブーム1の起伏角度範囲を制限するという問題が
あった。
本考案の目的は、上記の従来技術の問題点を解決し、
連動機構10における主動油圧シリンダー11および従動側
油圧シリンダー12を長尺にすることなく、しかも構造物
に対する伸縮ブーム1の起伏角度範囲を0°〜180°近
辺まで広げることのできる新規なブーム装置を提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案のブーム装置
は、上記した従来のブーム装置における連動機構10を次
の如く構成したのである。
即ち、連動機構10を、 それぞれその一端部を伸縮ブーム1先端部および作業
部支持手段3の適所に枢着連結した第一および第二リン
クの各先端部を回動自在に連結した作業部支持手段起伏
用リンク機構と、 前記伸縮ブーム起伏用リンク機構8の適所と、構造物
Bまたは伸縮ブーム1の基端部適所間に介装した主動油
圧シリンダーと、 前記伸縮ブームの先端部または前記作業部支持手段3
と、作業部支持手段起伏用リンク機構の適所に介装され
前記主動油圧シリンダー11に連動して伸縮駆動されるよ
う主動油圧シリンダー11に油圧的に連動連結した従動側
油圧シリンダー12、 とで以て構成したのである。
(作用) 上記の如く構成した本考案のブーム装置は、その連動
機構における主動油圧シリンダー11および従動油圧シリ
ンダー12が、角度変動の少ない伸縮ブーム起伏用リンク
機構8および作業部支持手段起伏用リンク機構に関連さ
せているので、主動油圧シリンダー11および従動側油圧
シリンダー12を長尺にすることなく、しかも構造物に対
する伸縮ブーム1の起伏角度範囲を0°〜180°近辺ま
で広げることができるのである。
(実施例) 以下本考案のブーム装置の実施例を第1図に基づいて
説明する。
本考案のブーム装置は、従来のものに比して連動機構
10の構成が一部異なるのみであるから、第2図に示し上
述した従来のブーム装置の説明において用いた符号およ
びその構成は、主動油圧シリンダー11および従動側油圧
シリンダー12の配置位置を除き以下の説明においてその
まま援用する。
第1図において、13は、それぞれその一端部を伸縮ブ
ーム1先端部および作業部支持手段3の適所に枢着連結
14a,15aした第一および第二リンク14,15の各先端部を回
動自在に連結16して前記伸縮ブーム起伏用リンク機構8
と相似形に構成した作業部支持手段起伏用リンク機構で
ある。
主動油圧シリンダー11は、前記伸縮ブーム起伏用リン
ク機構8の適所と、構造物Bまたは伸縮ブーム1の基端
部適所間に介装されている。この実施例の場合、主動油
圧シリンダー11は、伸縮ブーム1基端部と、伸縮ブーム
起伏用リンク機構8における第二リンク6間に介在され
ている。伸縮ブーム1と第二リンク6の角度変化は、構
造物Bと伸縮ブーム1の角度変化に対して減少するの
で、比較的短い主動油圧シリンダー11で足りると共に構
造物Bに対し伸縮ブーム1が180度近く角度変化しても
対応できるのである。
従動側油圧シリンダー12は、前記伸縮ブーム1の先端
部または前記作業部支持手段3と、作業部支持手段起伏
用リンク機構13の適所に介装され前記主動油圧シリンダ
ー11に連動して伸縮駆動されるよう主動油圧シリンダー
11に油圧的に連動連結している。この実施例の場合、従
動側油圧シリンダー12は、作業部支持手段3と、作業部
支持手段起伏用リンク機構13における第二リンク15間に
介在しており、前記主動油圧シリンダー11の伸長時に縮
小し主動油圧シリンダー11の縮小時に伸長するよう、主
動油圧シリンダー11と油圧的に連動連結している。作業
部支持手段3と第二リンク15間の角度変化は、作業部支
持手段3と伸縮ブーム1の角度変化に対して減少するの
で、比較的短い従動側油圧シリンダー12で足りると共に
伸縮ブーム1に対し作業部支持手段3が180度近く角度
変化しても対応できるのである。
本考案のブーム装置は、その連動機構10を、上記の如
く、作業部支持手段起伏用リンク機構13、主動油圧シリ
ンダー11、従動油圧シリンダー12の三者で構成している
のである。
従って、本考案のブーム装置は、従来のものに比し、
連動機構10における主動油圧シリンダー11および従動側
油圧シリンダー12を短くすることができると共に例え伸
縮ブーム1の起伏角度範囲が180°近く設定されても連
動機構10が障害となることがないのである。
尚、上記の実施例では、伸縮ブーム起伏用リンク機構
8を伸縮ブーム1の腹面側に配置しすると共に作業部支
持手段用リンク機構13を伸縮ブームの背面側に配置して
いる。この場合、特に主動油圧シリンダー11および従動
側油圧シリンダー12の構成および配置位置を次の如くす
ると、伸縮ブーム1に対する作業部支持手段3の起伏角
度を、構造物に対する伸縮ブームの起伏角度に対し正確
に反対方向に同調させることができるものである。
・伸縮ブーム起伏用リンク機構8および作業部支持手段
用リンク機構13を相似形とする。
・主動油圧シリンダー11と従動側油圧シリンダー12の構
成およびその連動関係を、一方の伸縮動に応じて他方が
同一比率でもって伸縮動する如く構成する。このような
構成は、主動油圧シリンダー11の伸長側油室の有効受圧
面積に対する従動側油圧シリンダー12の縮小側油室の有
効受圧面積の比と、主動油圧シリンダー11の縮小側油室
の有効受圧面積に対する従動側油圧シリンダー12の伸長
側油室の有効受圧面積の比とが、同一(この比を連動比
という)となるよう両油圧シリンダーを構成すると共
に、両油圧シリンダーの伸長側油室同士および縮小側油
室をそれぞれ連結することで達成できる。具体例として
は、両油圧シリンダーを、伸長側油室と縮小側油室の有
効受圧面積が等しい両ロッド型の油圧シリンダーとすれ
ばよい(この場合連動比が1である)。
・そして、伸縮ブーム起伏用リンク機構8と、構造物B
または伸縮ブーム1との間に介装した主動油圧シリンダ
ー11を一辺として形成される三角形と、伸縮ブーム1の
先端部または前記作業部支持手段3と、作業部支持手段
起伏用リンク機構13との間に介装され前記主動油圧シリ
ンダー11を一辺とする三角形が、前記連動比を相似率と
する相似形となるよう設定する。
いずれにしても、連動機構10における主動油圧シリン
ダー11と従動側油圧シリンダー12の配置位置は、要は次
のようにすればよいものである。即ち、主動油圧シリン
ダー11は、伸縮ブーム起伏用リンク機構8の適所と、構
造物Bまたは伸縮ブーム1の基端部適所間に介装し、従
動側油圧シリンダー12は、伸縮ブーム1の先端部または
前記作業部支持手段3と、作業部支持手段起伏用リンク
機構13の適所間に介装すればよい。この様にすることで
初期の目的は達成できるものである。
上記の実施例では、構造物Bを走行体Aに旋回自在に
搭載した旋回台として説明したが、この構造物Bを、走
行体に旋回自在に搭載した旋回台とこの旋回台に所定の
起仰角を以て定位される基礎ブームで構成し、伸縮ブー
ム1を構造物Bにおける基礎ブームの先端部に起伏自在
に枢着連結するようにしてもよいこと勿論である。
(効果) 以上の如く構成し作用する本考案のブーム装置は、簡
単な構成でありながら、初期の目的を達成することがで
きるので、その実用上の効果極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のブーム装置の説明図である。第2図は
従来のブーム装置の説明図である。 構造物;B、伸縮ブーム;1、作業部支持手段;3、第一リン
ク;5、第二リンク;6、伸縮ブーム起伏用リンク機構;8、
起伏シリンダー;9、連動機構;10、主動油圧シリンダー;
11、従動側油圧シリンダー;12、作業部支持手段起伏用
リンク機構;13、第一リンク;14、第二リンク;15、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物に対し伸縮ブームの基端部を起伏自
    在に枢着連結し、それぞれその一端部を構造物および伸
    縮ブーム基端部適所に枢着連結した第一および第二リン
    クの各先端部を回動自在に連結した伸縮ブーム起伏用リ
    ンク機構を設け、且つ伸縮ブームの先端寄り位置と伸縮
    ブーム起伏用リンク機構における第一または第二リンク
    の先端部間に起伏シリンダーを介装し、この起伏シリン
    ダーで伸縮側ブームを起伏駆動するよう構成すると共
    に、前記伸縮ブームの先端部に起伏自在に作業部支持手
    段を枢着連結し、且つ前記構造物に対する伸縮ブームの
    起伏角と反対方向に同量だけ伸縮ブームに対して前記作
    業部支持手段が起伏するための連動機構を設け、前記作
    業部支持手段が伸縮ブームの起伏動に係わらず構造物に
    対する姿勢が維持されるよう構成したブーム構造であっ
    て、前記連動機構を、 それぞれその一端部を伸縮ブーム先端部および作業部支
    持手段の適所に枢着連結した第一および第二リンクの各
    先端部を回動自在に連結した作業部支持手段起伏用リン
    ク機構と、 前記伸縮ブーム起伏用リンク機構の適所と、構造物また
    は伸縮ブームの基端部適所間に介装した主動油圧シリン
    ダーと、 前記伸縮ブームの先端部または前記作業部支持手段と、
    作業部支持手段起伏用リンク機構の適所に介装され前記
    主動油圧シリンダーに連動して伸縮駆動されるよう主動
    油圧シリンダーに油圧的に連動連結した従動側油圧シリ
    ンダー、 とで以て構成したことを特徴とするブーム構造。
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