JPH0721642Y2 - 建設機械の旋回装置 - Google Patents

建設機械の旋回装置

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Publication number
JPH0721642Y2
JPH0721642Y2 JP1987154952U JP15495287U JPH0721642Y2 JP H0721642 Y2 JPH0721642 Y2 JP H0721642Y2 JP 1987154952 U JP1987154952 U JP 1987154952U JP 15495287 U JP15495287 U JP 15495287U JP H0721642 Y2 JPH0721642 Y2 JP H0721642Y2
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JP
Japan
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bearing
base
cab
movable wheel
turning
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Application number
JP1987154952U
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JPH0161251U (ja
Inventor
政宣 鈴木
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、油圧ショベルその他の建設機械の作業装置
と運転台とを分離し、それぞれが独立して同一方向に旋
回しうるようにした建設機械の旋回装置に関する。
【従来の技術】
建設機械の一例として示す油圧ショベルにおいては、第
3図に示す如く、下部走行体3上に主旋回軸受4を介し
て上部旋回体2が旋回自在に装着されている。 この上部旋回体2の基台2a上には作業装置20と運転台30
とが設けられている。 図示例の場合、作業装置20は基台2aにブーム21の基端が
枢着され、該ブーム21は先端でアーム22の基端と枢着さ
れ、且つ該アーム22の先端はバケット23の基端に枢着さ
れると共に、ブーム21、アーム22、バケット23にはそれ
ぞれ回転駆動用の油圧シリンダ24、25、26が取り付けら
れている。 そして図示しない旋回駆動装置の駆動により減速機を介
して主旋回軸受4の外輪が回転し、該外輪が固着した基
台2a上の上部旋回体2を旋回させることができる。 この際に、作業装置も運転台も共に上部旋回体2の基台
2a上に固着されているので、主旋回軸受4を回転軸とし
基台2aの半径を旋回半径として全体が一体となって回転
することになる。 しかし、上記構成では、作業装置20と運転台30とは常に
同一の位置関係を保ったままで旋回するので、旋回半径
が大きく作業場所が限定される欠点がある。 また、作業装置の位置構成については左右に移動(オフ
セット)させる装置等が開発されているが、この場合で
も掘削作業時においてオペレータは無理な姿勢で作業す
ることとなって作業能率が低下すると共に疲労の一因と
なる等の弊害が生じている。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記弊害を一挙に解決すべく鋭意研究を行っ
た結果創案されたものであって、その主たる課題は、作
業装置及び運転台をそれぞれ短い旋回半径で同期して同
一方向に同じ角度で旋回して作業可能範囲を広げ且つ作
業能率を高めることのできる建設機械の旋回装置を提供
するにある。
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、 下部走行体上に主旋回軸受を介して旋回自在に装着され
た上部旋回体の基台上に設けた建設機械の旋回装置にし
て、 (a).作業装置を上部に設けたフロントベースと上記
基台との間に第1ベアリングを介設し、 (b).運転台を上部に設けたキャブベースと上記基台
との間に第2ベアリングを介設し、 (c).上記第1ベアリングと第2ベアリングとの間に
駆動ギアを設け、 該駆動ギアを第1ベアリングのフロントベースに固着さ
れる可動輪の外周に設けられた外歯と、第2ベアリング
のキャブベースに固着される可動輪の外周に設けられた
外歯とにそれぞれ噛合させる、 (d).旋回モータにより駆動ギアを回転駆動する、 (e).前記第1ベアリングの可動輪の外歯と、第2ベ
アリングの可動輪の外歯とが同一ピッチに形成される、 という技術的手段を講じている。
【作用】
旋回モータの駆動により駆動ギアが回転する。 この駆動ギアの回転によりこれと噛合している第1ベア
リング及び第2ベアリングのそれぞれの可動輪の外歯を
介してフロントベースとキャブベースとが同一方向に同
期して回転する。 この際に、第1ベアリングの可動輪の外歯と、第2ベア
リングの可動輪の外歯とが同一ピッチに形成されている
ので、同じ角度に旋回する。 これによりフロントベース上の作業装置とキャブベース
上の運転台とは、それぞれ短い旋回半径で同一方向に同
期して同じ角度に360度旋回することができるので、作
業装置の旋回に大きなスペースを要さず、全方位での作
業が遂行しうる。 そして、運転台の正面は常に作業装置と平行するので作
業が容易化する。
【実施例】
以下にこの考案に係る建設機械の旋回装置につき油圧シ
ョベルに適用した場合の好適実施例を第1図及び第2図
に基づいて説明する。 第1図に示す油圧ショベルは、下部走行体3上に主旋回
軸受4を介して旋回自在に上部旋回体2を装着してお
り、該上部旋回体2は基台2a上に旋回装置1を介して作
業装置20と運転台30とを装着している。 即ち、旋回装置1は、作業装置20を設けたフロントベー
ス6と基台2aとの間に介設された第1ベアリング7と、
運転台30を設けたキャブベース10と基台2aとの間に介設
された第2ベアリング11と、上記第1及び第2ベアリン
グ7,11の間に介設された駆動ギア12との組合せ構成から
なっている。 ここでフロントベース6は、その上部にブラケット8,9
を介して作業装置20を連結している。 即ち、図示例の場合、フロントベース10上に第1ベアリ
ング8が突設されて、ブーム21の基端が枢着され、該ブ
ーム21は先端でアーム22の基端と枢着され、且つ該アー
ム22の先端はバケット23の基端に枢着されると共に、ブ
ーム21、アーム22、バケット23にはそれぞれ回転駆動用
の油圧シリンダ24、25、26が取り付けられている。 そしてブームを駆動する油圧シリンダ24の基端はフロン
トベース10上に突設された第2ブラケット9に枢着され
ている。 このフロントベース10の裏面中央に第1ベアリング7の
可動輪7aが取付ボルト13により固着されている。 上記第1ベアリング7の可動輪7aは、外周に外歯7cを刻
設しており、下部走行体3上に固着された固定軸7bにボ
ールベアリング(図示せず)を介する等して周方向に旋
回自在に軸受けされている。 次にキャブベース10は、その上面に運転台30が一体に設
けられており、裏面中央に第2ベアリング11の可動輪11
aが取付ボルト14により固着されている。 この第2ベアリング11の可動輪11aは、外周に前記第1
ベアリング7の可動輪7aの外歯7cと同一ピッチに形成さ
れた外歯11cを刻設しており、下部走行体3に固着され
た固定軸11bにボールベアリング(図示せず)を介する
等して周方向に旋回自在に軸受けされている。 上記第1ベアリング7と第2ベアリング11との間には旋
回モータMにより作動する駆動ギア12が介設されてお
り、該駆動ギア12の歯車と並行して第1ベアリング7の
可動輪の外歯7cと、第2ベアリング11の可動輪の外歯11
cとがそれぞれ噛合している。 そして各可動輪の外歯7c及び11cは前述の如く同一ピッ
チからなって、駆動ギア12と噛合していることから、フ
ロントベース6及びキャブベース10はそれぞれ独立して
小さい旋回半径で同一方向に同期して旋回する。 従って例えば180度回転した場合には、第1図に点線で
示す如く運転台30の後方から前方に作業装置20が延びる
配置となる。 また、上記フロントベース6及びキャブベース10の旋回
とは独立して上部旋回体2の基台2a自体も主旋回軸受4
を介して旋回することができるので、相互に補完して最
適の位置に作業装置20及び運転台30を旋回して、作業を
遂行することができる。
【考案の効果】
この考案は、第1ベアリングの可動輪の外歯と、第2ベ
アリングの可動輪の外歯とが同一ピッチに形成されてい
るので、作業装置と運転台が同一角度分だけ同じ方向に
旋回することができるので、オペレータは旋回操作が行
い易く、また建設機械の作業もおこないやすくなる。 また、駆動ギアを介設しているので、360度に亘って旋
回することができ、オペレータが望むどの方向にも旋回
させることができる。 これにより上部旋回体を旋回させることなく小施回機
能、左右移動機能、スイング機能を発揮させることがき
る。 そのため、狭い場所での作業が容易となる。 また運転台は常にフロントアタッチメントの作業方向を
向くのでオペレータの疲労が少なく作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の建設機械の旋回装置をホイールロー
ダに用いた場合の好適実施例を示す側面図、第2図は同
旋回装置の要部を示す一部破断平面図、第3図は従来の
旋回装置を有するホイールローダの側面図である。 1……旋回装置 2……上部旋回体 2a……基台 3……下部走行体3 4……主旋回軸受 6……フロントベース 7……第1ベアリング 7c……外歯 11……第2ベアリング 11c……外歯 12……駆動ギア 20……作業装置 30……運転台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体上に主旋回軸受を介して旋回自
    在に装着された上部旋回体の基台上に設けた建設機械の
    旋回装置において、 作業装置を上部に設けたフロントベースと上記基台との
    間に介設された第1ベアリングと、 運転台を上部に設けたキャブベースと上記基台との間に
    介設される第2ベアリングと、 上記第1ベアリングと第2ベアリングとの間に並列して
    設けられると共に、第1ベアリングのフロントベースに
    固着される可動輪の外周に設けられた外歯と、第2ベア
    リングのキャブベースに固着される可動輪の外周に設け
    られた外歯とにそれぞれ噛合する駆動ギアと、 該駆動ギアを回転する旋回モータとからなり、 前記第1ベアリングの可動輪の外歯と、第2ベアリング
    の可動輪の外歯とが同一ピッチに形成されてなることを
    特徴とする建設機械の旋回装置。
JP1987154952U 1987-10-09 1987-10-09 建設機械の旋回装置 Expired - Lifetime JPH0721642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987154952U JPH0721642Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 建設機械の旋回装置

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JP1987154952U JPH0721642Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 建設機械の旋回装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0161251U JPH0161251U (ja) 1989-04-19
JPH0721642Y2 true JPH0721642Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=31432140

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987154952U Expired - Lifetime JPH0721642Y2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 建設機械の旋回装置

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JP (1) JPH0721642Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107101U (ja) * 1978-01-14 1979-07-27

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Publication number Publication date
JPH0161251U (ja) 1989-04-19

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