JPH0739851Y2 - 包装袋転倒装置 - Google Patents

包装袋転倒装置

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JPH0739851Y2
JPH0739851Y2 JP1992051664U JP5166492U JPH0739851Y2 JP H0739851 Y2 JPH0739851 Y2 JP H0739851Y2 JP 1992051664 U JP1992051664 U JP 1992051664U JP 5166492 U JP5166492 U JP 5166492U JP H0739851 Y2 JPH0739851 Y2 JP H0739851Y2
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bag
shaft
belt conveyor
packaging bag
roller
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静男 小林
淑人 徳重
康夫 村岡
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内容物を充填した包装
袋を直立した状態から移送方向と直交する方向に方向転
換して、かつ頭部を進行方向後方に向けて転倒させるの
に最適な包装袋転倒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、第1コンベアに対して直角方向に
第2コンベアを配設し、第1コンベアの一端と第2コン
ベアの一端との間に縦板と横板を軸棒を介して揺動自在
に枢着した蝶板状を成す転倒台を設けた装填袋の方向変
換装置が実公昭48−39331号公報として知られて
いる。
【0003】ところが、このものは、第1コンベアが装
填袋を直立した状態のまま転倒台に向って移送すると共
に、第1コンベアの移送する直立した状態の装填袋が転
倒台の横板上に搭載されると、転倒台の軸棒を駆動機構
により第2コンベアに向って押出し、装填袋を転倒台の
縦板の傾斜に沿って転倒台の横板上から第2コンベア上
へと方向変換して転倒させるようにしたにすぎないもの
であり、装填袋の第1コンベアによる転倒台への移送に
際し、転倒台の軸棒が第2コンベアに向って押出したま
まの状態であると、転倒台の縦板が装填袋の第1コンベ
アから転倒台の横板上への搭載の邪魔となり、装填袋の
転倒台による第1コンベアから第2コンベアへの転倒の
完了毎に、転倒台を駆動機構により次の装填袋の搭載に
備えるような元の状態の位置まで戻しておく必要があ
り、装填袋の転倒台による第1コンベアから第2コンベ
アへの転倒を連続的に行えず、装置全体の構造が複雑と
なった。
【0004】また、縦長の物品を立てた状態で載置し、
移送する第一のコンベアと、第一のコンベアの終端部上
方に設けられ、その移送方向と直角方向の水平軸を中心
として回転して第1のコンベア上を送られる物品の上端
部を移送方向後方へ押すことによってこの物品を第一の
コンベアの後方に倒す第1の回転押板と、第一のコンベ
アの後方に倒された物品を倒された状態のまま移送する
第二のコンベアと、第二のコンベアの始端部と第一のコ
ンベアの終端部との間に位置し、第一の回転押板によっ
て倒された物品を一時的に載置する置板と、この置板の
上方に設けられ、第二のコンベアの移送方向と直角方向
の第二の水平軸を中心として回転して置板上の物品を第
2のコンベア上に押し出す第二の回転押板とからなる物
品の移送方向変換装置が実開昭62−189321号と
して提案されている。
【0005】しかし、このものは、第一のコンベアと第
二のコンベアとの間に置板を必要とし回転押板も2個必
要であって構造が複雑であるばかりか、第一の回転押板
は第一のコンベアの上方においてその移送方向に沿って
回転するので、押板の先端が後続の物品に接触する心配
があり、これをさけるために、第一のコンベア上を移送
される物品間の間隔をその高さに応じて広くしなければ
ならず、このため、移送効率が低く、しかも、第一の回
転押板の径を短くしなければならないので、物品の下部
を掬うように押圧してその頭部を移送方向上流に向けて
倒すことができないものである。
【0006】さらに、縦列で缶を送るコンベアと、この
コンベアから缶を受けて後続缶との引き離しを行う部材
と、缶の引き離しを検知させる部材と、缶の検知信号に
より作動し、缶を横列路に跳ね出させる部材とを備えた
縦列缶の高速並べ替え装置が 実開昭57−71131号
として提案されている。
【0007】しかし、このものは、立てた状態で移送さ
れる缶を転倒させて方向変換させる装置ではなく、たと
え羽根車式跳ね出し部材によって起立した缶を押圧した
としても、羽根車の各羽根はその回転方向に凸に湾曲し
ているので、缶は羽根の突出した中間部によって押され
ることになり、缶は横滑りした後、横列路の傾斜によっ
てその頭部を移送方向下流に向けて倒れ、やはり、移送
途中において、杆の底面にロットナンバーを打つ、補強
紙を貼る等の作業を行ない難いものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上述
する問題点に対処して、第1の袋移送手段が包装袋を直
立した状態のまま回転体に向って移送することにより、
シャフトを回動するのみで、回転体がシャフトと共に回
動しながら第1の袋移送手段の移送する直立した状態の
包装袋の側面を第2の袋移送手段に向って押圧し、包装
袋を回転体の回動に伴って第1の袋移送手段から第2の
袋移送手段へと方向転換して、その頭部を移送方向上流
に向けて転倒させ、包装袋が第1の袋移送手段から第2
の袋移送手段へと転倒した状態に移し換えられ、包装袋
を転倒した状態のまま第2の袋移送手段により第1の袋
移送手段と直交する方向に移送し、包装袋の第1の袋移
送手段による移送に際し、回転体が包装袋の移送の邪魔
とならず、包装袋の回転体による第1の袋移送手段から
第2の袋移送手段への転倒を連続的に行うことが可能な
包装袋転倒装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の包装袋転倒装置
は、第1の袋移送手段の側部にこれと直交する方向に第
2の袋移送手段を配設し、前記第1の袋移送手段の上方
に長手方向に沿ってシャフトを回動自在に設けると共
に、前記シャフトに前記第2の袋移送手段に臨んで、且
つ先端が第1の袋移送手段の上面に近接するように複数
の回転体を放射状に設け、該回転体の先端からその回転
方向に向けて略直角に突出する押圧部材を設けたことを
特徴とする構成を有するものである。
【0010】
【作用】第1の袋移送手段が包装袋を直立した状態のま
ま回転体に向って移送すると、第1の袋移送手段に長手
方向に沿って設けたシャフトを回動するのみで、回転体
の押圧部材がシャフトと共に回動しながら包装袋の側面
下部を第1の袋移送手段の側部に直交する方向に配設し
た第2の袋移送手段に向って掬うように押圧し、包装袋
を回転体の回動に伴って第1の袋移送手段から第2の袋
移送手段の側へ頭部を移送方向上流に向けて転倒させ、
包装袋が第1の袋移送手段から第2の袋移送手段へと転
倒した状態に移し換えられ、第2の袋移送手段が包装袋
を転倒した状態のまま第1の袋移送手段と直交する方向
に移送する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、1は第1の袋移送手段とな
るベルトコンベアであり、ベルトコンベア1の側部に
は、図2及び図3に示すように、これと直交する方向に
第2の袋移送手段となるベルトコンベア2が配設され、
ベルトコンベア1の上部には長手方向に沿ってシャフト
3が回動自在に設けられると共に、シャフト3にはベル
トコンベア2に臨んで放射状に複数の回転体110が設
けられている。
【0012】ベルトコンベア1には、図2に示すよう
に、包装袋5を直立した状態のまま移送する傾斜したベ
ルトコンベア6が直列に配設されると共に、ベルトコン
ベア6の一端とベルトコンベア2の一端との間にはフレ
ーム7が配設され、ベルトコンベア6の主ローラ8と副
ローラ9との間には、図3に示すように、ベルト10が
張架されている。
【0013】ベルトコンベア1の両側には、図1に示す
ように、互いに平行な側枠11,12がそれぞれ配設さ
れ、側枠11の上壁13の一端寄りの上部には、図4に
示すように、軸受14が設けられると共に、側枠12の
上壁15の一端寄りの上部には、図5に示すように、軸
受16が設けられ、軸受14と軸受16との間には、図
6に示すように、主ローラ17が横架され、軸受14及
び軸受16には主ローラ17の支軸18の両端寄りがそ
れぞれ回動自在に支持されている。
【0014】側枠11の上壁13の他端寄りの上部に
は、図4に示すように、軸受19が設けられると共に、
側枠12の上壁15の他端寄りの上部には、図5に示す
ように、軸受20が設けられ、軸受19と軸受20との
間には、図6に示すように、主ローラ17と平行な副ロ
ーラ21が横架され、軸受19及び軸受20には副ロー
ラ21の支軸22の両端寄りがそれぞれ回動自在に支持
されている。
【0015】側枠11の上壁13の中央寄りの上部に
は、図4に示すように、軸受23,24がそれぞれ設け
られると共に、側枠12の上壁15の中央寄りの上部に
は、図5に示すように、軸受25,26がそれぞれ設け
られ、軸受23と軸受25との間には、図6に示すよう
に、主ローラ17と平行なガイドローラ27が横架さ
れ、軸受24と軸受26との間にはガイドローラ27と
平行なガイドローラ28が横架され、軸受23及び軸受
25にはガイドローラ27の支軸29の両端寄りがそれ
ぞれ回動自在に支持され、軸受24及び軸受26にはガ
イドローラ28の支軸30の両端寄りがそれぞれ回動自
在に支持されている。
【0016】側枠11の上壁13の中央付近と下壁31
の中央付近との間には、図4に示すように、垂直方向に
互いに平行な一対の仕切り板32,33がそれぞれ設け
られると共に、仕切り板32,33の内側にはガイド部
材34,35がそれぞれ設けられ、ガイド部材34とガ
イド部材35との間にはスライド部材36が上下方向に
摺動自在に設けられている。
【0017】側枠12の上壁15の中央付近と下壁37
の中央付近との間には、図5に示すように、垂直方向に
互いに平行な一対の仕切り板38,39がそれぞれ設け
られると共に、仕切り板38,39の内側にはガイド部
材40,41がそれぞれ設けられ、ガイド部材40とガ
イド部材41との間にはスライド部材42が上下方向に
摺動自在に設けられている。
【0018】スライド部材36とスライド部材42との
間には、図7に示すように、テンションローラ43が横
架され、スライド部材36及びスライド部材42にはテ
ンションローラ43の支軸44の両端寄りがそれぞれ回
動自在に支持され、テンションローラ43はガイドロー
ラ27とガイドローラ28との間の下方に位置されてい
る。
【0019】主ローラ17と副ローラ21との間には、
図4に示すように、ベルト45が張架され、テンション
ローラ43には主ローラ17と副ローラ21との間のガ
イドローラ27,28から下方に向うベルト45の一部
が巻掛けられ、ベルト45はガイドローラ27,28に
よりテンションローラ43に向って下方に誘導され、ガ
イドローラ27及びガイドローラ28は主ローラ17と
テンションローラ43及び副ローラ21とテンションロ
ーラ43との間のベルト45に対してそれぞれ圧接され
ている。
【0020】ベルトコンベア6の主ローラ8とベルトコ
ンベア1の副ローラ21との間には、図4に示すよう
に、ベルトコンベア6のベルト10からベルトコンベア
1のベルト45に包装袋5を直立した状態のまま送るフ
リーローラ46が回動自在に横架されている。
【0021】側枠11の上壁13の軸受14と軸受23
との間の上部には、図4に示すように、支柱47が立設
されると共に、側枠11の上壁13の軸受19と軸受2
4との間の上部には支柱48が立設され、側枠12の上
壁15の軸受16と軸受25との間の上部には、図5に
示すように、支柱49が立設され、側枠12の上壁15
の軸受20と軸受26との間の上部には支柱50が立設
され、支柱47と支柱49との間には、図6に示すよう
に、支持材51が設けられ、支柱48と支柱50との間
には支持材51と平行な支持材52が設けられ、支持材
51及び支持材52の上部には側枠11の上壁13と側
枠12の上壁15との間にスリ板53が設けられ、スリ
板53の上面は主ローラ17と副ローラ21との間のベ
ルト45の水平部54の下面に当接されている。
【0022】支柱49及び支柱50の上部には、図5及
び図8に示すように、受け台55及び受け台56がそれ
ぞれ配設され、支柱49及び支柱50の外側には、図9
に示すように、ベルトコンベア2に向って張出した支え
板57及び支え板58がそれぞれ設けられている。
【0023】受け台55及び受け台56の上部には、図
7及び図8に示すように、ベルトコンベア1のベルト4
5の水平部54からベルトコンベア2の一端寄りの上部
に向って傾斜したシュート59が配設され、受け台55
及び受け台56にはシュート59の水平部60の下面が
溶接によりそれぞれ固着されると共に、支え板57及び
支え板58の先端にはシュート59の傾斜部61の下端
寄りの下面がそれぞれ固着されている。シュート59は
弗素樹脂等の合成樹脂材料よりなる。
【0024】側枠11の一端寄りの側部には、図4に示
すように、これと直交する方向に互いに平行な基枠62
及び基枠63がそれぞれ配設され、基枠62の端壁64
の開口部65の下縁の上部及び基枠63の端壁66の開
口部67の下縁の上部には、図10及び図11に示すよ
うに、台板68が設けられると共に、基枠62の上壁6
9及び基枠63の上壁70の上部には台板71が設けら
れている。
【0025】台板68の上部には、図4,図10及び図
11に示すように、ベルトコンベア1を駆動するモータ
M1が配設されると共に、台板71の上部にはモータM
1の回転速度を減速する減速機72が配設され、モータ
M1の軸には駆動用の歯付きプーリ73が固定され、減
速機72の入力軸には従動用の歯付きプーリ74が固定
され、歯付きプーリ73と歯付きプーリ74との間には
タイミングベルト75が張架され、図6に示すように、
減速機72の出力軸は継手76を介してベルトコンベア
1の主ローラ17の支軸18の一端に連結されている。
【0026】基枠63の外側には、図6に示すように、
歯付きプーリ73,歯付きプーリ74及びタイミングベ
ルト75を覆うカバー77が配設されている。
【0027】ベルトコンベア1の両端寄りには、図12
に示すように、互いに平行な一対の架枠78及び架枠7
9がそれぞれ配設され、架枠78の縦材80の上端と縦
材81の上端との間には、横材82が設けられると共
に、架枠79の縦材83の上端と縦材84の上端との間
には架枠78の横材82と平行な横材85が設けられ、
架枠79の横材85の側部には載置台86が設けられて
いる。
【0028】架枠78の横材82の上部には、図12に
示すように、支持台87が配設されると共に、架枠79
の横材85の上部には、支持台88が配設され、支持台
87の上部には軸受89が設けられ、支持台88の上部
には軸受90が設けられ、軸受89と軸受90との間に
はシャフト3が横架され、シャフト3の一端には支軸9
1が固着され、シャフト3の他端には支軸92が固着さ
れ、軸受89にはシャフト3の支軸91が回動自在に支
持され、軸受90にはシャフト3の支軸92が回動自在
に支持されている。シャフト3は角パイプよりなる。
【0029】シャフト3には、図12及び図13に示す
ように、上下方向及び左右方向に向って突出した2組の
回転体110が、その先端がベルトコンベア1の表面に
近接するようにそれぞれ配設されている。
【0030】回転体110は、可動枠112と、支持ア
ーム113及び押圧ローラ114からなる押圧部材とで
構成されている。シャフト3の互いに対向する4面の対
向壁の外側には長手方向に沿って受け板111がそれぞ
れ設けられると共に、受け板111の外側には可動枠1
12がそれぞれ設けられ、可動枠112の先端寄りのコ
ーナー部にはシャフト3の回転方向に向って略直角に突
出した左右一対の支持アーム113,113がそれぞれ
設けられ、左右の支持アーム113の先端寄りの間に
包装袋5の底部寄りの一側面をベルトコンベア1と直交
する方向に押圧する押圧ローラ114が回動自在に設け
られ、受け板111には可動枠112の基端が固定され
ている。
【0031】架枠79の載置台86の一端寄りの上部に
は、図13に示すように、サーボモータM2が配設され
ると共に、載置台86の中央付近の上部にはサーボモー
タM2の回転速度を減速する減速機97が配設され、サ
ーボモータM2の軸には駆動用の歯付きプーリ98が固
定され、減速機97の入力軸には従動用の歯付きプーリ
99が固定され、歯付きプーリ98と歯付きプーリ99
との間にはタイミングベルト100が張架され、図12
に示すように、減速機97の出力軸は継手101を介し
てシャフト3の支軸92に連結されている。
【0032】回転体110の可動枠112、アーム11
及び押圧ローラ114は架枠78と架枠79との間を
サーボモータM2の駆動によりシャフト3と共に90度
ずつ間歇的に図13の反時計方向に回動され、包装袋5
はベルトコンベア1の上部に待機したシャフト3の下方
に向って突出した回転体110の支持アーム113先端
に設けられた押圧ローラ114によりベルトコンベア2
に向って押圧されるようになっている。
【0033】ベルトコンベア1の側部には、図1及び図
3に示すように、包装袋5をベルトコンベア1と直交す
る方向に転倒した状態のまま移送する傾斜したベルトコ
ンベア2が配設され、ベルトコンベア2の主ローラ10
2と副ローラ103との間にはベルト104が張架され
ている。ベルトコンベア2の他端寄りの下部には、図1
に示すように、支持枠105が配設されると共に、支持
枠105にはベルトコンベア2を駆動するモータM3が
配設されている。
【0034】ベルトコンベア1の副ローラ21の上方に
は、図2に示すように、ベルトコンベア6からベルトコ
ンベア1に搬入された包装袋5の通過を検出する光電ス
イッチ106が配設され、ベルトコンベア1の移送速度
は光電スイッチ106のONにより制御されるようにな
っている。
【0035】架枠79の縦材83の上端寄りと縦材84
の上端寄りとの間には、図1に示すように、ベルトコン
ベア1の上部に達した回転体110の可動枠112を検
出する近接スイッチ115が配設され、ベルトコンベア
1の移送する包装袋5の回転体110の押圧ローラ11
4による転倒タイミングは近接スイッチ115により制
御されるようになっている。
【0036】ベルトコンベア2の両側には、図3に示す
ように、側枠116,116がそれぞれ配設され、側枠
116,116の長手方向中央付近の上部にはブラケッ
ト117,117がそれぞれ設けられると共に、ブラケ
ット117の上端寄りとブラケット117の上端寄りと
の間にはベルトコンベア2のベルト104の幅方向に包
装袋5の他側面に当接するスプリング118が設けられ
ている。
【0037】次に、この実施例の作用について説明す
る。まず、ベルトコンベア6を図示しないコンベア用モ
ータにより駆動すると、ベルトコンベア6の主ローラ8
がコンベア用モータにより図2の反時計方向に回動する
と共に、ベルトコンベア6のベルト10が主ローラ8の
回動に伴って図1の矢印a方向に移動し、ベルトコンベ
ア6の副ローラ9がベルト10の移動に伴いながら主ロ
ーラ8と同方向の図1の反時計方向に回動する。
【0038】また、モータM1を駆動すると、歯付きプ
ーリ73がモータM1の軸と共に回動し、タイミングベ
ルト75が歯付きプーリ73の回転を歯付きプーリ74
に伝動し、減速機72の入力軸に固定した歯付きプーリ
74がタイミングベルト75により歯付きプーリ73と
共に回動すると同時に、減速機72がモータM1の回転
速度を減速し、ベルトコンベア1の主ローラ17が継手
76を介して減速機72の出力軸と共に軸受14及び軸
受16を支点として図4の反時計方向に回動し、ベルト
コンベア1のベルト45が主ローラ17の回動に伴って
図12の矢印b方向に移動し、ベルトコンベア1の副ロ
ーラ21がベルト45の移動に伴いながら軸受19及び
軸受20を支点として主ローラ17と同方向の図4の反
時計方向に回動し、ベルト45の水平部54がスリ板5
3の上部を摺動する。
【0039】ベルトコンベア1のベルト45の主ローラ
17の回動に伴う移動により、ガイドローラ27がベル
ト45の移動に伴いながら軸受23及び軸受25を支点
として図4の時計方向に回動すると同時に、ガイドロー
ラ28がベルト45の移動に伴いながら軸受24及び軸
受26を支点として図4の時計方向に回動し、テンショ
ンローラ43がベルト45の移動に伴いながらスライド
部材36及びスライド部材42を支点として図4の反時
計方向に回動する。
【0040】また、サーボモータM2を駆動すると、歯
付きプーリ98がサーボモータM2の軸と共に回動し、
タイミングベルト100が歯付きプーリ98の回転を歯
付きプーリ99に伝動し、減速機97の入力軸に固定し
た歯付きプーリ99がタイミングベルト100により歯
付きプーリ98と共に回動し、減速機97がサーボモー
タM2の回転速度を減速し、シャフト3が継手101を
介して減速機97の出力軸と共に軸受89及び軸受90
を支点として図13の反時計方向に回動し、回転体11
0の可動枠112、支持アーム113及び押圧ローラ1
14が架枠78と架枠79との間をシャフト3と共に9
0度ずつ間歇的に図13の反時計方向に回動する。
【0041】そして、ベルトコンベア6のベルト10の
上部に、図2に示すように、内容物を充填した包装袋5
を直立した状態で載せると、ベルトコンベア6が包装袋
5を直立した状態のままベルトコンベア1に向って図2
の矢印d方向に移送し、包装袋5がベルトコンベア6の
ベルト10の上部からベルトコンベア1のベルト45の
上部に乗り移り、ベルトコンベア1が包装袋5を直立し
た状態のままベルトコンベア6の移送方向と同方向に移
送する。
【0042】包装袋5のベルトコンベア1による移送に
際し、包装袋5が直立した状態のままベルトコンベア1
によりスリ板53の上部の所定位置まで達すると、回転
体110の可動枠112及び押圧ローラ114が架枠7
8と架枠79との間をシャフト3と共にサーボモータM
2の駆動により90度ずつ間歇的に図14の反時計方向
に回動し、ベルトコンベア1の上部に待機した回転体1
10の押圧ローラ114が直立した状態の包装袋5の底
部119寄りの一側面108下部を側方よりベルトコン
ベア2に向って掬うように押圧し、包装袋5がベルトコ
ンベア1の上部に直立した状態からシュート59の上部
に向って図14の矢印e方向に頭部を移送方向上流に向
けて転倒する。
【0043】その後、包装袋5が内容物の自重により底
部119からシュート59の傾斜に沿ってベルトコンベ
ア2の一端寄りの上部に滑り落ち、包装袋5が転倒した
状態でベルトコンベア1のベルト45の上部からベルト
コンベア2のベルト104の上部に乗り移り、スプリン
グ118が包装袋5を他側面120に当接しながらベル
トコンベア2のベルト104の上部に向って転倒するよ
うに押圧し、ベルトコンベア2が包装袋5を転倒した状
態のまま包装袋5の底部119を進行方向に向けてベル
トコンベア1と直交する図14の矢印f方向に移送す
る。
【0044】さらに、回転体110の可動枠112支持
アーム113及び押圧ローラ114のサーボモータM2
による回動に際し、近接スイッチ115がシャフト3と
共に回動する回転体110の可動枠112を検出する
と、サーボモータM2の駆動を近接スイッチ115の検
出信号により停止し、回転体110はベルトコンベア1
の移送する直立した状態の包装袋5がスリ板53の上部
の所定位置に達するまで図13に示す停止した状態で待
機する。
【0045】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案の包装袋転
倒装置によれば、第1の袋移送手段が包装袋を直立した
状態のまま回転体に向って移送することにより、シャフ
トを回動するのみで、回転体がシャフトと共に回動しな
がら第1の袋移送手段の移送する直立した状態の包装袋
の側面を第2の袋移送手段に向って押圧するので、包装
袋を回転体の回動に伴って第1の袋移送手段から第2の
袋移送手段へと方向転換して転倒させることができ、包
装袋が第1の袋移送手段から第2の袋移送手段へと転倒
した状態に移し換えられるので、包装袋を転倒した状態
のまま第2の袋移送手段により第1の袋移送手段と直交
する方向に移送することができる。
【0046】また、回転体は第1の袋移送手段の移送方
向に対して交差するように回転するので、包装袋の第1
の袋移送手段による移送に際し、回転体が包装袋の移送
の邪魔とならず、包装袋の間隔を小さくすることが可能
であって、回転体による第1の袋移送手段から第2の袋
移送手段への転倒を連続的に行うことができ、従来のよ
うな第1の袋移送手段の移送する直立した状態の包装袋
を搭載して第2の袋移送手段へと転倒させるための転倒
台を必要とせず、包装袋を転倒させる回転体と第2の袋
移送手段へと移送する回転体とが兼用され、装置全体の
構造が簡単となる。
【0047】さらに、回転体の先端に設けられた押圧部
材が包装袋の側面下部を掬うように押圧するので、包装
袋は頭部を第2の袋移送手段の移送方向上流に向けて転
倒すると共に、その状態で搬送され、このため、第2の
袋移送手段による搬送途中で包装袋の底面に対してロッ
トナンバーを打つ、補強紙を貼着する等の作業を行うの
に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の包装袋転倒装置の要部側面図
【図2】図1の概略正面図
【図3】図1の平面図
【図4】図1の要部拡大正面図
【図5】図4の背面図
【図6】図4の要部切断平面図
【図7】図4の要部側断面図
【図8】図7の要部側面図
【図9】図8の平面図
【図10】図4の要部左側面図
【図11】図4の要部切断右側面図
【図12】図1の要部拡大正面図
【図13】図12の右側面図
【図14】包装袋の転倒状態を示す要部側面図
【符号の説明】
1 ベルトコンベア 2 ベルトコンベア 3 シャフト 5 包装袋 6 ベルトコンベア 7 フレーム 8 主ローラ 9 副ローラ 10 ベルト 11 側枠 12 側枠 13 上壁 14 軸受 15 上壁 16 軸受 17 主ローラ 18 支軸 19 軸受 20 軸受 21 副ローラ 22 支軸 23 軸受 24 軸受 25 軸受 26 軸受 27 ガイドローラ 28 ガイドローラ 29 支軸 30 支軸 31 下壁 32 仕切り板 33 仕切り板 34 ガイド部材 35 ガイド部材 36 スライド部材 37 下壁 38 仕切り板 39 仕切り板 40 ガイド部材 41 ガイド部材 42 スライド部材 43 テンションローラ 44 支軸 45 ベルト 46 フリーローラ 47 支柱 48 支柱 49 支柱 50 支柱 51 支持材 52 支持材 53 スリ板 54 水平部 55 受け台 56 受け台 57 支え板 58 支え板 59 シュート 60 水平部 61 傾斜部 62 基枠 63 基枠 64 端壁 65 開口部 66 端壁 67 開口部 68 台板 69 上壁 70 上壁 71 台板 72 減速機 73 歯付きプーリ 74 歯付きプーリ 75 タイミングベルト 76 継手 77 カバー 78 架枠 79 架枠 80 縦材 81 縦材 82 横材 83 縦材 84 縦材 85 横材 86 載置台 87 支持台 88 支持台 89 軸受 90 軸受 91 支軸 92 支軸 97 減速機 98 歯付きプーリ 99 歯付きプーリ 100 タイミングベルト 101 継手 102 主ローラ 103 副ローラ 104 ベルト 105 支持枠 106 光電スイッチ 107 近接スイッチ 108 一側面 109 口部 110 回転体 111 受け板 112 可動枠 113 支持アーム 114 押圧ローラ 115 近接スイッチ 116 側枠 117 ブラケット 118 スプリング 119 底部 120 他側面 M1 モータ M2 サーボモータ M3 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−189321(JP,U) 実開 昭57−71131(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の袋移送手段の側部にこれと直交す
    る方向に第2の袋移送手段を配設し、前記第1の袋移送
    手段の上方に長手方向に沿ってシャフトを回動自在に設
    けると共に、前記シャフトに前記第2の袋移送手段に臨
    んで、且つ先端が第1の袋移送手段の上面に近接するよ
    うに複数の回転体を放射状に設け、該回転体の先端から
    その回転方向に向かって略直角に突出する押圧部材を設
    たことを特徴とする包装袋転倒装置。
JP1992051664U 1992-06-30 1992-06-30 包装袋転倒装置 Expired - Lifetime JPH0739851Y2 (ja)

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JP1992051664U JPH0739851Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 包装袋転倒装置

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JPH068341U JPH068341U (ja) 1994-02-01
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JP2002193438A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Kirin Techno-System Corp 容器排出装置
JP6279327B2 (ja) * 2014-01-10 2018-02-14 大和製衡株式会社 振分け装置

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JPS6176213A (ja) * 1984-09-20 1986-04-18 Inst Tech Precision Eng 放電加工装置

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JPH068341U (ja) 1994-02-01

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