JP3054206U - 包装体中継装置 - Google Patents

包装体中継装置

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JP3054206U
JP3054206U JP1998003438U JP343898U JP3054206U JP 3054206 U JP3054206 U JP 3054206U JP 1998003438 U JP1998003438 U JP 1998003438U JP 343898 U JP343898 U JP 343898U JP 3054206 U JP3054206 U JP 3054206U
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順一 穴吹
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讃光工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動包装機とパレット積層装置との配置形態
は、工場内のスペース形状等によってさまざまである
が、従来の包装体中継装置では、1台で異なる配置形態
(例えば直進形態と直角形態)に適用することができな
かった。 【解決手段】 自動包装機側の送出コンベアによって直
立姿勢で送出されてくる包装体Yを横倒し姿勢でパレッ
ト積層装置側への搬送コンベア22上に移乗せしめるた
めの包装体中継装置において、回転テーブル4と、回転
テーブル4上に移乗される包装体Yの姿勢を変更させる
姿勢変更部材8と、回転テーブル4上の包装体Yを横倒
し姿勢で搬送コンベア22側に押し出し得る転倒・押出
装置6とを備えるとともに、該転倒・押出装置6を搬送
コンベア22の始端部に対応する方向に取付け自在にす
ることにより、1台で異なる配置形態の包装体処理ライ
ンに適応し得るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、自動包装機側から順次直立姿勢で送出されてくる包装体を横倒し 姿勢でパレット積層装置側に移送し得るようにした包装体中継装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
粉体や粒体のような物品は、一定量づつ袋詰めした包装体(物品封入袋)の状 態で流通されるが、このような包装体は一般に自動包装機で順次連続して包装さ れる。又、近年では自動包装機で包装された包装体の処理ラインの自動化が進み 、図5に示すように、自動包装機1側から順次送出される包装体Yを中継装置1 03及び搬送コンベア22を介してパレット積層装置(パレタイズロボットと称 される自動積層装置)2側に自動で移送するようにしている。尚、自動包装機1 で包装される包装体Yは、例えば、図6に示すように幅Wが400mm、厚さTが 200mm、高さHが700mm程度の大きさに成形される。又、パレット積層装置 2では、多数個の包装体Yをパレット21上に横倒し姿勢で積層させるものであ る。尚、本願において横倒し姿勢とは、包装体Yにおける大面積側面が水平にな る姿勢を意味するものである。
【0003】 ところで、図5に示す自動包装機1側においては、包装機本体11で物品を計 量しながら所定量を袋内に充填し、その物品入り袋Y0を送出コンベア12に乗 せて移動させながらシール装置13で袋口をシールして包装体Y(物品封入袋) を製造するようになっている。従って、包装体Yは、図6に示すように送出コン ベア12上を直立姿勢で且つ包装体幅方向が送出コンベア12の設置方向(矢印 A−B方向)と平行になる姿勢で搬送される。他方、パレット積層装置2側にお いては、パレット21上に包装体Yを横倒し姿勢で積層させるために、該包装体 Yをパレット積層装置2側への搬送コンベア22上に横倒し姿勢で乗せる必要が ある。
【0004】 このように、自動包装機1側から送出される直立姿勢の包装体Yを横倒し姿勢 でパレット積層装置2側に移送するのに、従来から図5〜図7に示すような中継 装置が使用されている。この従来の中継装置103は、自動包装機1側の送出コ ンベア12の終端部に連続する短小コンベア104と、該短小コンベア104上 に移乗された包装体Yをパレット積層装置2側への搬送コンベア22の始端部上 に横倒し姿勢で押し出す転倒・押出装置6とを有している。転倒・押出装置6は 、エアシリンダ62で押板63を進退操作させるようにしたプッシャー装置61 と、包装体Yの上部寄り位置を衝合させるバー材67とを有している。中継装置 103の短小コンベア104は、送出コンベア12と直線状に連続しており、送 出コンベア12側の包装体Yをそのままの姿勢(直立姿勢で包装体幅方向が矢印 A−B方向に向く姿勢)で移乗させ得るようになっている。プッシャー装置61 は、短小コンベア104上の包装体Yをその大面積側面が水平となる姿勢で横倒 しするために、該包装体Yを送出コンベア12の送出方向(矢印A−B方向)と は直角方向(矢印C又はD方向)に押し出すようになっている。尚、パレット積 層装置2側への搬送コンベア22は、プッシャー装置61の押出方向(矢印C方 向)に向けて設置されている。
【0005】 そして、この従来の中継装置103は、次のように作用する。即ち、送出コン ベア12から送出された包装体Yが短小コンベア104上に移乗したときに、プ ッシャー装置61のエアシリンダ62が伸長して押板63が直立姿勢の包装体Y の下部寄り位置を押圧し、そのとき包装体Yの上部寄り位置がバー材67に衝合 することにより、図7に鎖線図示するように包装体Y′が傾動した後、横倒し姿 勢で搬送コンベア22上に移乗されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5〜図7に示す従来の中継装置103では、包装体Yの受台とな る短小コンベア104が固定的に取付けられているので、短小コンベア104上 に移乗された包装体Yを横倒しさせるのにプッシャー装置61の押出方向が送出 コンベア12の送出方向(矢印A方向)に対して右回転方向に角度90°又は角 度270°の何れかに限定されてしまう。従って、この中継装置103を適用で きる配置形態は、パレット積層装置2側への搬送コンベア22の設置方向が矢印 C方向(右回転方向に角度90°方向)又は矢印D方向(右回転方向に角度27 0°方向)に限定されてしまう。換言すれば、工場内のスペース形状が例えば送 出コンベア12の設置方向(矢印A−B方向)に細長く且つその左右方向(矢印 C−D方向)に狭い場合には、送出コンベア12と搬送コンベア22とを直線方 向に配置しなければならず、従って直角方向に移送させる形式の上記中継装置1 03を適用することが困難となる。
【0007】 又、従来から、送出コンベア12の送出方向(矢印A方向)の延長線方向に包 装体Yを横倒し姿勢で移送させるようにした中継装置もあるが、この場合は、中 継装置の受台(例えば短小コンベア104)上に包装体Yが移乗される度に、該 受台及び転倒・押出装置6を角度90°だけ水平回転させ(押出方向が矢印A方 向に向く)、その状態でプッシャー装置61を作動及び復帰させた後、該受台及 び転倒・押出装置6を元の位置まで逆回転させるようになっている。従って、こ の従来の中継装置では、受台(短小コンベア104)及び転倒・押出装置6を頻 繁に往復回転(順回転作動→停止→逆回転作動→停止で1工程)させる必要があ るので、発停時の衝撃で装置が損耗し易くなり、耐久期間が短くなるという問題 があった。
【0008】 本願考案は、上記した従来の問題点に鑑み、自動包装機側の送出コンベアに対 するパレット積層装置側への搬送コンベアの設置方向が何れの方向であっても1 台で対応し得るようにするとともに、装置の耐久性を良好にし得るようにた包装 体中継装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。即 ち、本願考案は、自動包装機側の送出コンベアによって順次直立姿勢で送出され てくる包装体を横倒し姿勢でパレット積層装置側への搬送コンベア上に移乗せし めるための包装体中継装置を対象にしている。
【0010】 自動包装機では、袋内に一定量の物品(例えば粉体や粒体)を充填した後、袋 口をシール装置でシールして包装体を順次連続して成形し、その各包装体を順次 直立姿勢で送出コンベアに乗せて送出する。又、粉体や粒体等の包装用袋は、横 幅が厚さ(ガセットつき)よりかなり大きいものが使用され、自動包装機で包装 された包装体は偏平状態に成形されている。
【0011】 他方、パレット積層装置は、パレット上に多数の包装体を横倒し姿勢で積層さ せるものであるが、そのためにパレット積層装置への搬送コンベア上に包装体を 横倒し姿勢で供給する必要がある。
【0012】 そして、本願考案の包装体中継装置では、自動包装機側の送出コンベアの終端 部とパレット積層装置側への搬送コンベアの始端部間において水平回転自在に設 置された回転テーブルと、該回転テーブルを回転せしめる回転駆動装置と、回転 テーブル上に直立姿勢で移乗される包装体をその幅方向が回転テーブルの回転中 心に対して直角方向に向くように姿勢変更させる姿勢変更手段と、回転テーブル 上の包装体を横倒し姿勢に転倒せしめ得るとともにその転倒させた包装体を搬送 コンベアの始端部上に押し出し得る転倒・押出装置とを備えている。又、転倒・ 押出装置は、搬送コンベアの始端部に対応する方向に取付け自在にしている。
【0013】 又、本願考案の包装体中継装置では、転倒・押出装置としてプッシャー装置を 使用し、又回転テーブルを連続回転させるとともに、該回転テーブル上の包装体 が搬送コンベア側に押し出し得る位置まで移動したときにプッシャー装置を作動 させるようにしてもよい。
【0014】 自動包装機及びパレット積層装置を含む包装体処理ラインは、かなり大面積の 設置スペースを必要とし、工場内のスペース形状や間取り等によって自動包装機 側の送出コンベアに対してパレット積層装置側への搬送コンベアの向きが制限さ れる場合がある。例えば、細長い設置スペースでは該送出コンベアと搬送コンベ アとを直線方向に配置し、他方長さが短く且つ送出コンベアの送出方向の左側又 は右側に余剰スペースがある場合には送出コンベアに対して搬送コンベアを直角 方向に向けて設置することが多い。
【0015】 ところで、本願考案の包装体中継装置では、回転テーブルを使用し、自動包装 機側の送出コンベアから送出される直立姿勢の包装体を回転テーブル上に移乗さ せ、その包装体を回転テーブルに乗せて任意の角度位置まで移送させうるように なっている。又、転倒・押出装置のプッシャー装置は、その取付け方向を自在に 設定できるようにしているので、パレット積層装置側への搬送コンベアが自動包 装機側の送出コンベアに対して何れの方向(例えば直進方向や左右直角方向)に 設置されていても、該プッシャー装置をそれぞれ搬送コンベアの始端部に対応し た方向に取付けることができる。又、回転テーブルは、同一方向に連続回転させ るようにすると、反転させる必要がなく且つ発停制御する必要もないので、円滑 に作動する(発停時の衝撃が発生しない)。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1〜図4を参照して本願の実施形態を説明すると、この実施形態の包装体中 継装置は、図5に示すように自動包装機1側の送出コンベア12の終端部とパレ ット積層装置2側への搬送コンベア22の始端部間に設置されるものである。尚 、図1及び図2は、パレット積層装置側への搬送コンベア22を自動包装機側の 送出コンベア12の送出方向(矢印A方向)の延長方向に向けて設置した場合を 示し、図4は、該搬送コンベア22を送出コンベア12の送出方向に対して右側 に角度90°だけ偏位させた方向(矢印C方向)に向けて設置した場合を示して いる。
【0017】 この実施形態の包装体中継装置3は、基台31と、基台31上に設置した回転 テーブル4と、回転テーブル4を回転せしめる回転駆動装置5と、送出コンベア 12から回転テーブル4上に移乗される包装体Yの姿勢を変更させる姿勢変更部 材8と、回転テーブル4上の包装体Yを横倒し姿勢に転倒させた状態で搬送コン ベア22側に押し出す転倒・押出装置6と、回転テーブル4上の包装体Yが所定 位置(図1の符号Y3の位置)まで移動したときにそれを検出する位置検出器7 とを有して構成されている。
【0018】 基台31は、平面正方形状の枠フレーム32を4本の支柱で支持し、且つ枠フ レーム32内に縦フレーム33と横フレーム34を平面十字状に組付けて構成し ている。縦フレーム33と横フレーム34の交点は、枠フレーム32の中心に位 置している。
【0019】 枠フレーム32の4隅には、それぞれ支持棒37の取付け用の取付台35,3 5・・が固定されている。この各取付台35,35・・には、支持棒37を嵌挿 するための穴36が形成されている。縦フレーム33と横フレーム34の交点部 分(枠フレーム32の中心)には、後述するプッシャー装置61の台板60を位 置決めするための軸体38(図2)を上向きに突出させている。
【0020】 回転テーブル4には、外径が例えば1,000mm程度の大きさを有するドーナツ状 円盤が使用されている。回転テーブル4の中心部には、内径が500mm程度の穴4 1が形成されている。この回転テーブル4の下面には、環状で逆L形断面の受リ ング42が固定されている。そして、該受リング42を縦フレーム33及び横フ レーム34の上面に取付けた4箇所のローラ40,40・・で支持して、回転テ ーブル4を水平回転自在に設置している。
【0021】 回転駆動装置5は、可逆回転可能なモータ(ギヤドモータ)51を使用してい る。モータ51の軸には、図3に示すように駆動リング52を取付けている。こ の駆動リング52は、回転テーブル4の受リング42の環状壁43に圧接させて いる。又、モータ51は、枠フレーム32に固定した取付台53に対してピン5 4で水平揺動し得るように取付けている。さらに該モータ51は、スプリング5 5によって駆動リング52が受リング42の環状壁43に圧接される側に付勢し ている。そして、この回転駆動装置5は、モータ51を作動させると、駆動リン グ52が環状壁43に圧接していることにより、回転テーブル4を連続回転せし め得るようになっている。尚、この実施形態では、図1の平面視においてモータ 51を右回転させると回転テーブル4が左回転(矢印L方向に回転)する。
【0022】 基台31における送出コンベア12側には、該送出コンベア12から回転テー ブル4上に移乗される包装体Yの姿勢を変更するための姿勢変更部材8が設けら れている。この実施形態では、姿勢変更部材8として軸82に上下2つの転動輪 81,81を取付けたものを使用している。この姿勢変更部材8は、図1に示す ように送出コンベア12の終端部における回転テーブル4の回転方向下手側の近 傍位置において支持棒37に取付けている。又、各転動輪81,81の外端は、 回転テーブル4の外縁にほぼ上下重合するように位置させている。尚、この姿勢 変更部材8は、支持棒37に対して取外し自在となっている。
【0023】 そして、この姿勢変更部材8は、次のように機能する。即ち、図1に示すよう に、送出コンベア12の終端部から包装体Yが直立姿勢で送出されてくるが、こ の包装体Yの先行側が回転テーブル4の外周部分に乗り上げると、該回転テーブ ル4が矢印L側に回転しているので、包装体Yの乗り上げ部分が回転方向(矢印 L側)に移動して、該包装体が符号Y1のように姿勢変更され、続いて該包装体 Y1の側面が姿勢変更部材8に衝合する。そして、回転テーブル4の回転と姿勢 変更部材8への衝合とによって、包装体が回転テーブル4上の外周寄り部分にお いて包装体幅方向が回転テーブル4の回転中心に対して直角方向に向く姿勢まで 自動的に変更せしめられるようになる。尚、姿勢変更部材8によって姿勢変更さ れた包装体は、その幅方向が回転テーブル4の回転中心に対して直角方向に向く 姿勢のままで順次符号Y2,Y3,Y4のように移送せしめられる。
【0024】 転倒・押出装置6は、回転テーブル4上の包装体Yの下部寄り位置を押圧する プッシャー装置61と、回転テーブル4上から押し出される包装体Yの上部寄り 位置に衝合するバー材67とで構成されている。
【0025】 プッシャー装置61は、エアシリンダ62と押板63とを有している。エアシ リンダ62は台板60上に固定されている。台板60は、回転テーブル4の中心 穴41に対応する位置において基台31の縦フレーム33又は横フレーム34上 に取付けている。即ち、図2に示すように、台板60の下面中央部には下向きに ボス64が取付けられている一方、縦フレーム33と横フレーム34の交点部分 (回転テーブル4の中心に位置する)には上向きに軸38が取付けられていて、 該ボス64を軸38に嵌合させた状態で両者をボルト65で固定している。
【0026】 そして、このプッシャー装置61つき台板60は、ボス64部分のボルト65 を緩めれば、プッシャー装置61の押出方向を簡単に変更することができるよう になっている。尚、この実施形態では、プッシャー装置61の押出方向を3方向 (A方向とC方向とD方向)から選択し得るようにしているが、他の実施形態で は、プッシャー装置61つき台板60の取付姿勢を水平回転方向に無段階的に変 更することができる。
【0027】 図1及び図2に示すプッシャー装置61の取付状態では、押板63の進退方向 が自動包装機側の送出コンベア12の送出方向(矢印A方向)と同方向に向いて いる。又、この取付状態では、押板63は、回転テーブル4上の包装体Yの下部 寄りを押圧し得る高さに位置している。
【0028】 バー材67は、プッシャー押板63の前方の所定高さ位置に取付けている。こ の実施形態では、基台31の矢印A側の2つの取付台35,35にそれぞれ支持 棒37,37を立設し、該両支持棒37,37間の所定高さ位置にバー材67を 固定している。尚、各支持棒37,37は、取付台35,35の穴36に対して 取外し自在に嵌挿されており、プッシャー装置61の押出方向に対応してバー材 取付け用の支持棒37の立設位置を変更し得るようになっている。又、バー材6 7は、図2に示すように回転テーブル4上に直立姿勢で乗せられている包装体Y の上部寄り位置に衝合し得る高さ(例えば回転テーブル上面から300〜400 mmの高さ)に位置決めされている。尚、他の実施形態では、4隅の各取付台35 ,35・・にそれぞれ支持棒37を固定的に立設しておき、プッシャー装置61 の押出方向に応じてバー材67の取付け位置を選択するようにしてもよい。
【0029】 この転倒・押出装置6は、次のように機能する。即ち、回転テーブル4上の包 装体Yがプッシャー押板63の前方に位置(符号Y4の位置)している状態でエ アシリンダ62を伸長させると、押板63が図2に鎖線図示するように前進して 包装体Y4の下部寄り位置を押圧する。そのとき該包装体Y4が回転テーブル外方 に押し出されるが、該包装体Y4の外側上部寄り部分がバー材67に衝合するの で、該包装体が符号Y′で示すように傾斜し、さらに該包装体Y′の下端が駆動 中の搬送コンベア22上に接触して矢印A側に移動することにより、該該包装体 が搬送コンベア22上に横倒し姿勢で移乗されるようになる。
【0030】 バー材67の架設位置の下方には、包装体を回転テーブル4上から搬送コンベ ア22側に移乗させる際の乗り継ぎ用ローラ39が設置されている。この乗り継 ぎ用ローラ39は、基台31に対して着脱自在にに取付けられており、図4に示 すようにプッシャー装置61による包装体押出方向を変更(矢印C又はD方向) させたときには、該乗り継ぎ用ローラ39の取付け位置も変更させる。
【0031】 プッシャー装置61の台板60上には、回転テーブル4上の包装体がプッシャ ー装置61による押出位置(実際には押出位置の直前となる符号Y3の位置)ま で移送されたときに該包装体Y3を検出する位置検出器(光電管)7が設けられ ている。そして、この位置検出器7は、包装体Y3を検出すると、プッシャー装 置61のエアシリンダ62を伸長動作させる信号を発信する。尚、位置検出器7 が包装体Y3を検出した後、プッシャー装置61が作動して押板63が包装体を 押圧する間に、該包装体が正確に押出位置(符号Y4の位置)まで移動する。
【0032】 この包装体中継装置3は、自動包装機側の送出コンベア12の終端部とパレッ ト積層装置側への搬送コンベア22の始端部との間に設置されるが、搬送コンベ ア22の設置方向が送出コンベア12の設置方向に対して、図1及び図2に示す 直進方向(矢印A方向)の場合でも図4に示す直角方向(矢印C又はD方向)の 場合でも共通の中継装置3を使用できる。その際に、プッシャー装置61つき台 板60をプッシャー装置61の押出方向が搬送コンベア22の設置方向に対応す るようにして取付け、且つバー材67、乗り継ぎ用ローラ39、姿勢変更部材8 をそれぞれ所定位置にセットするだけでよい。又、搬送コンベア22を図4に鎖 線図示するように矢印D側に設置する場合には、姿勢変更部材8を鎖線図示する 側(送出コンベア12の矢印D側)に取付けるとともに、回転テーブル4を右回 転(矢印R方向に回転)させるようにしてもよい。尚、自動包装機やパレット積 層装置は、工場内のスペース形状や間取り等を考慮して据付けられるが、一度据 付ければそれらの配置を変更するものではなく、この包装体中継装置3も、プッ シャー装置61やバー材67等を一度所定位置にセットすれば付け変える必要は ない。
【0033】 このように、本願の包装体中継装置3では、1台で、送出コンベア12からの 包装体送出方向(矢印A方向)に対して直進方向及び左右直角方向(矢印C又は D方向)等の何れの方向にも対応できる。
【0034】 又、この包装体中継装置3は、自動包装機と同時に運転され、そのとき回転テ ーブル4は連続回転する。このように、回転テーブル4を連続回転させると、頻 繁に発停制御する場合の衝撃が発生せず、装置が損耗しにくくなる。そして、運 転が開始され、送出コンベア12の終端部から直立姿勢の包装体Yが回転テーブ ル4上に移乗されるときに、姿勢変更部材8によって包装体の幅方向が回転テー ブル4の回転中心に対して直角方向に向くように姿勢変更され、その姿勢のまま 包装体がプッシャー装置61の押板63の前方位置まで移送される。すると、該 包装体Yが位置検出器7で検出され(図1の場合は符号Y3の位置で検出される )、その検出信号に基いてプッシャー装置61のエアシリンダ62が伸長し、図 2に示すように包装体Y4を転倒させながら搬送コンベア22の始端部上に押し 出す。尚、エアシリンダ62は最伸長した後、直ちに縮小して、次の包装体Yが 巡ってくるまで待機する。
【0035】
【考案の効果】
このように、本願考案の包装体中継装置では、受台として回転テーブル4を使 用し、且つプッシャー装置61をパレット積層装置側への搬送コンベア22に対 応する方向に取付け自在にしているので、パレット積層装置側への搬送コンベア 22が自動包装機側の送出コンベア12に対して何れの方向に設置されている場 合でも、1台の中継装置で対応できるという効果がある。又、本願考案の包装体 中継装置では、回転テーブル4を連続回転させた状態で運転できるので、運転中 に回転テーブル4の反転動作や発停動作が不要となり、装置の損耗度が軽減でき 、耐久期間が長くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施形態にかかる包装体中継装置の
平面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の包装体中継装置の回転駆動装置部分の拡
大断面図である。
【図4】図1の包装体中継装置の他の使用形態を示す平
面図である。
【図5】従来の包装体中継装置の使用例を示す平面図で
ある。
【図6】図5の一部拡大斜視図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
1は自動包装機、2はパレット積層装置、3は包装体中
継装置、4は回転テーブル、5は回転駆動装置、6は転
倒・押出装置、7は位置検出器、8は姿勢変更部材、1
2は送出コンベア、22は搬送コンベア、31は基台、
61はプッシャー装置、67はバー材、Yは包装体(物
品封入袋)である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動包装機側の送出コンベア(12)に
    よって順次直立姿勢で送出されてくる包装体(Y)を横
    倒し姿勢でパレット積層装置側への搬送コンベア(2
    2)上に移乗せしめるための包装体中継装置であって、 前記送出コンベア(12)の終端部と前記搬送コンベア
    (22)の始端部間において水平回転自在に設置された
    回転テーブル(4)と、該回転テーブル(4)を回転せ
    しめる回転駆動装置(5)と、回転テーブル(4)上に
    直立姿勢で移乗される包装体(Y)をその幅方向が回転
    テーブル(4)の回転中心に対して直角方向に向くよう
    に姿勢変更させる姿勢変更部材(8)と、前記回転テー
    ブル(4)上の包装体(Y)を横倒し姿勢に転倒せしめ
    得るとともにその転倒させた包装体(Y)を前記搬送コ
    ンベア(22)の始端部上に押し出し得る転倒・押出装
    置(6)とを備えるとともに、 前記転倒・押出装置(6)は、前記搬送コンベア(2
    2)の始端部に対応する方向に取付け自在にした、 ことを特徴とする包装体中継装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、転倒・押出装置
    (6)にプッシャー装置(61)を使用し、回転テーブ
    ル(4)を連続回転させ、該回転テーブル(4)上の包
    装体(Y)が搬送コンベア(22)側に押し出し得る位
    置まで移動したときに前記プッシャー装置(61)を作
    動させるようにしたことを特徴とする包装体中継装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017185228A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 薬剤包装装置

Cited By (1)

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JP2017185228A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 薬剤包装装置

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