JPH07277484A - 容器整列装置 - Google Patents

容器整列装置

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JPH07277484A
JPH07277484A JP8794194A JP8794194A JPH07277484A JP H07277484 A JPH07277484 A JP H07277484A JP 8794194 A JP8794194 A JP 8794194A JP 8794194 A JP8794194 A JP 8794194A JP H07277484 A JPH07277484 A JP H07277484A
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Masataka Murahama
政貴 村浜
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方の面にラベルLを貼付した断面楕円形の
容器3は、ロボット9の処理ヘッド23によって図示し
ない保持位置Aで保持された後、解放位置Bまで移送さ
れる。この時には、ラベルL面が上方を向けた容器3
は、係合部材32と直交する上方に位置し、また、ラベ
ルL面が下方となる容器3は、係合部材31と直交する
上方に位置するようになっており、その状態から容器3
の保持状態を解放する。この後、解放されて落下する容
器3は、一対の係合部材31,32と係合することで、
反転されてから正立されると同時に、ラベルLが一定方
向を向くように方向を揃えられる。 【効果】 容器3の正立と方向転換とを単一の装置で処
理できるので、従来に比較して装置の設置スペースを減
少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器整列装置に関し、よ
り詳しくはロボットを利用した容器整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横転状態で供給される容器を正立
させた後、該容器を回転させてラベルを貼付した外周部
が所定方向を向くように整列させる装置は知られてい
る。このような従来の装置では、容器の搬送経路におけ
る上流側に容器を正立させるための第1処理装置を配設
する一方、搬送経路における下流側に容器を方向転換さ
せる第2処理装置を配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のものでは、容器を正立させて方向を揃えるために2
台の処理装置を設けていたため、装置全体の設置スペー
スが大きくなるという欠点あった。しかも、従来では、
処理すべき容器の大きさを変更した際には、容器の大き
さに合わせて上記両処理装置の型替を行う必要があり、
その型替作業に時間が掛かるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、断面非円形に形成されて円周方向に複数の面
を有する容器を横転状態で搬送する第1搬送コンベヤ
と、上記第1搬送コンベヤの隣接位置に配設されて正立
状態の容器を搬送する第2搬送コンベヤと、上記第1搬
送コンベヤの搬送経路に設けられ、該第1搬送コンベヤ
が搬送する容器が、少なくとも予め定めた特定の面が所
定方向に向いた第1横転状態か、又は上記特定の面が上
記所定方向以外の方向に向いた第2横転状態となってい
ることを検出する検出手段と、上記第1搬送コンベヤ上
の横転状態の容器を保持して該保持した容器を第2搬送
コンベヤ上まで移動させ、かつ上記検出手段からの検出
結果を入力して、上記第1横転状態の容器を第1解放位
置で、また第2横転状態の容器を第2解放位置でそれぞ
れ解放するロボットと、上記第1解放位置で解放された
容器の口部側部分と係合して、該容器の上記特定の面が
一定方向に向くように容器を正立させ、また上記第2解
放位置で解放された容器の口部側部分と係合して、該容
器の上記特定の面が上記一定方向に向くように容器を正
立させる矯正手段とを備える容器整列装置を提供するも
のである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、上記両横転状態の容
器を正立させる作業と、正立させた容器の特定の面を一
定方向に向ける作業とを単一の装置によって処理するこ
とができる。そのため、それら2つの作業をそれぞれ別
個の処理装置で行っていた従来に比較すると、装置の設
置スペースを小さくすることができる。しかも、処理す
べき容器の大きさを変更したとしても各部の型替がきわ
めて簡略なものとなり、従来に比較して型替作業に要す
る時間を短縮することができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は容器整列装置であり、第1搬送
コンベヤ2上に横転状態で供給される容器3を正立させ
るとともに、容器3におけるラベルLを貼付した面が図
1において下方を向け、かつ縦一列となるように容器3
を整列することができる。本実施例における容器3は、
断面が略楕円形のプラスチック容器であり、その上端中
央に口部3aを突設してあり、下端となる底部3bは平
坦面としている。また容器3の外周部における一方の面
の中央部にラベルLを貼付している。ホッパ4内に多数
貯溜されている容器3は、循環走行される傾斜フィーダ
5によってホッパ4内から順次取り出された後、第1搬
送コンベヤ2の上流側端部の位置に傾斜させて設けたシ
ュート6上に落下するようになっている。このシュート
6の中央部には、従来公知の係合ブラシ7を回転自在に
設けている。したがって、傾斜フィーダ5によって順次
ホッパ4から取り出されてシュート6上に落下した容器
3は、該シュート6上を下流側にむけて滑走した後、上
記係合ブラシ7の位置を通過して第1搬送コンベヤ2上
に供給される。上述したように、本実施例の容器3は断
面略楕円形に形成するとともに外周部の一方の面にラベ
ルLを貼付しているので、第1搬送コンベヤ2上に供給
された容器3は、ラベルLの貼付面が上方を向けた第1
横転状態か、或はそれとは逆にラベルLの貼付面が下方
を向けて第1搬送コンベヤ2の載置面と接触する第2横
転状態となり、それらいずれかの横転状態において下流
側にむけて移送されるようになっている。なお、シュー
ト6上に落下した複数の容器3が仮に上下折り重なった
状態となっている場合には、上方側に位置する容器3が
上記係合ブラシ7に係合することで重合状態を阻止され
る。したがって、各容器3は、一層でかつ上記いずれか
の横転状態で第1搬送コンベヤ2上に供給される。第1
搬送コンベヤ2の下流側端部の一側には、制御装置8に
よって作動を制御されるロボット9を設けてあり、ま
た、第1搬送コンベヤ2を挟んだロボット9の反対側に
は排出コンベヤ12の上流側端部を位置させるととも
に、上述した横転状態の容器3を正立させる矯正手段1
3を設けている。上記ロボット9は、第1搬送コンベヤ
2上となる保持位置Aにおいて上記いずれかの横転状態
となっている容器3の上方側の面を保持した後、排出コ
ンベヤ12上となる解放位置Bまで移動し、その解放位
置Bにおいて保持した容器3を解放して排出コンベヤ1
2上に落下させるようになっている。そして、排出コン
ベヤ12上に落下する容器3は矯正手段13に係合する
ことよって、上記いずれかの横転状態から反転されて正
立されるとともに、ラベルLの貼付面が所定方向を向け
るように整列される。ロボット9を設けた位置よりも上
流側となる第1搬送コンベヤ2の搬送経路上には検出手
段としてのCCDカメラ14を配置している。このCC
Dカメラ14は、第1搬送コンベヤ2が搬送する各容器
3の載置状況、つまり容器3がいずれの横転状態となっ
ているか、および転倒している向きを撮影し、その映像
を制御装置8に入力するようになっている。また、第1
搬送コンベヤ2の下流側端部にはロータリエンコーダ1
5を接続するとともに、後述する矯正手段13の駆動源
にもロータリエンコーダ15’を接続してあり、これら
ロータリエンコーダ15、15’で検出したパルス信号
は上記制御装置8に入力される。後に詳述するが、制御
装置8は、CCDカメラ14から入力される容器3の映
像およびロータリエンコーダ15,15’からのパルス
信号を基にして、上記保持位置Aと解放位置Bとにロボ
ット9を往復移動させるようになっている。図2に示す
ように、本実施例のロボット9は、鉛直方向に向けた大
径の第1駆動軸16を備えるとともに、この第1駆動軸
16の上端に水平方向を向けた第1アーム17の基部を
連結している。第1アーム17の先端部には、鉛直方向
を向けた第2駆動軸18を回転自在に設けてあり、この
第2駆動軸18に水平方向を向けた第2アーム21の基
部を連結している。そして、この第2アーム21の先端
部には、小径の第3駆動軸22を回転可能に設けてあ
り、この第3駆動軸22の下端部に処理ヘッド23を取
り付けている。図3に示すように、処理ヘッド23は、
長方形をした板状の支持部材24を備えており、この支
持部材24は、その長手方向の中央部を第3駆動軸22
の下端部に連結されて水平に支持されている。したがっ
て、第3駆動軸22が回転すると支持部材24は水平面
で正逆に回転することができる。上記支持部材24の底
面には、その長手方向の中心線C上の位置で、この中心
線Cの中央部、つまり第3駆動軸22の連結位置から等
距離だけ離れた2か所に、それぞれエアシリンダ25,
26を取り付けている。鉛直下方に向けた各エアシリン
ダ25,26のピストンの下端部には、それぞれ保持部
材としてのバキュームパッド27を取り付けている。そ
して、本実施例では、これら保持部材としてのバキュー
ムパッド27によって、容器3の長手方向の中央部より
も少し底部側に所定寸法だけずれた外周部を吸着保持す
るようにしている(図4、図5参照)。各エアシリンダ
25,26の作動は制御装置8の制御部8Aによって制
御されるようになっており、各エアシリンダ25,26
が非作動状態のときには各バキュームパッド27は上昇
端に位置し、各エアシリンダ25,26が作動される
と、各バキュームパッド27は下降端位置まで下降され
るようになっている。また、バキュームパッド27に対
する負圧の給排作動も制御装置8の制御部8Aによって
制御されるようになっており、制御部8Aは各バキュー
ムパッド27が保持位置Aから解放位置Bに移動して容
器3の保持状態を解放するまでの間は負圧を導入するよ
うにしてあり、解放位置Bで容器3の保持状態を解放し
てから保持位置Aに復帰するまでの間は各バキュームパ
ッド27への負圧の導入を停止するようにしている。し
たがって、各バキュームパッド27に保持されていた横
転状態の各容器3は、解放位置Bにおいて、その下方側
の排出コンベヤ12上に落下するようになっている。さ
らに、制御装置8はデータ記憶部8Bを備えており、こ
のデータ記憶部8Bには、上記各エアシリンダ25,2
6のバキュームパッド27によって保持位置Aで容器3
を吸着保持する際に、横転状態の容器3の長手方向が支
持部材24の長手方向に対して直交するように容器3を
保持するように予め記憶させている。また、データ記憶
部8Bには、各エアシリンダ25,26のバキュームパ
ッド27による容器3の吸着箇所は上述したように長手
方向の中央部よりも底部3a側にずれた箇所であること
も予め記憶されている。そして、制御装置8の制御部8
Aは、CCDカメラ14およびロータリエンコーダ1
5、15’から入力される信号と、上記データ記憶部8
Bに記憶したデータとを比較しながら、次のようにして
ロボット9の処理ヘッド23の作動を制御するようにし
ている。すなわち、図3に示すように、CCDカメラ1
4で撮影した第1横転状態の先頭の容器3’の映像が制
御装置8に入力されたら、制御部8Aは、その先頭の容
器3’の映像と上記データ記憶部8Bに記憶した方向と
を比較し、該先頭の容器3’を支持部材24と直交方向
で保持できるところまで処理ヘッド23を移動させる。
この状態となったら、制御部8Aは、エアシリンダ25
側のバキュームパッド27を下降させて先頭の容器3’
を吸着保持する(図4(a))。この状態では、上方を
向けたラベルL側の面がエアシリンダ25のバキューム
パッド27によって保持される。次に、この時までには
CCDカメラ14で撮影した第2横転状態の2番目の容
器3の映像が制御装置8に入力されているので、制御部
8Aは、処理ヘッド23を移動させてから他方のエアシ
リンダ26側のバキュームパッド27を下降させるの
で、このバキュームパッド27によって2番目の容器3
のラベルLのない面が吸着保持される。本実施例では、
各エアシリンダ25,26のバキュームパッド27によ
って容器3を保持するに当たって、先頭の容器3’と2
番目の容器3とが異なる横転状態で搬送されてきた場合
には、先頭の容器3’と2番目の容器3の口部3a’
(3a)が互いに反対側に位置するようにそれらを吸着
保持するようにしている。また、先頭の容器3’と2番
目の容器3が同一の横転状態で搬送されてきた場合に
は、先頭の容器3’と2番目の容器3の口部3a’(3
a)が同じ側に位置するように、それらの容器を各エア
シリンダ25,26のバキュームパッド27によって保
持するようにしている(図5、図6参照)。なお、エア
シリンダ25のバキュームパッド27で容器3’を吸着
したら、該容器3’を保持したバキュームパッド27を
上昇端まで上昇させることにより、2番目の容器3を保
持するために処理ヘッド23を移動させるに当たって、
最初に保持した容器3’が第1搬送コンベヤ4上の他の
容器3と干渉しないようにしても良い。上述のようにし
て、処理ヘッド23の2つのバキュームパッド27によ
って上記保持位置Aで図4bに示す状態で2本の容器
3’,3を保持したら、図7に示すように、制御部8A
は処理ヘッド23を解放位置Bまで移動させる。このと
き、支持部材24が排出コンベヤ12の搬送方向と平行
で、かつ排出コンベヤ12の上方中央位置となるように
している。また、制御部8Aは、処理ヘッド23を解放
位置Bに位置させるに当たっては、この図7のように口
部3a,3a’を反対側に位置させて2本の容器3を保
持しているときには、第1横転状態(ラベルが上に位置
した状態)の容器3’を図7において口部3a’が上方
側となる様に処理ヘッド23を制御する。したがって、
この図7に示す場合では、他方の第2横転状態の容器3
は口部3aが下方側に位置することになる。これによっ
て、各エアシリンダ25,26のバキュームパッド27
に保持された2本の容器3’,3は、排出コンベヤ12
と直交する上方位置に水平に支持される。この後、制御
部8Aは、解放位置Bにおいてバキュームパッド27に
対する負圧の供給を停止させるので、2本の容器3’,
3は両バキュームパッド27による保持状態を同時に解
放される。これにより、両容器3’,3は下方に落下
し、矯正手段13を構成する一対の係合部材31,32
に係合することによって、図7においてラベルL側の面
が下方となるように反転されて正立されることになる。
この後、容器3’,3を解放した処理ヘッド23は解放
位置Bから上記保持位置Aまで復帰した後、上述したよ
うにして第1搬送コンベヤ2上の3番目の容器3と4番
目の容器3を吸着保持する様になっている。なお、図5
に示したように両バキュームパッド27によって両方と
も第1横転状態の容器3を保持した場合には、図7に示
す解放位置Bにおいて口部3aが上方を向けた状態で2
本の容器3の保持状態を同時に解放するようにしてい
る。また、図6に示すように、両バキュームパッド27
によって両方とも第2横転状態の容器3を保持した場合
には、図7に示す解放位置Bにおいて、口部3aが下方
を向けた状態で2本の容器3の保持状態を同時に解放す
るようにしている。これによって、容器3を正立させる
と同時に、該容器3のラベルLの面が一定方向を向くよ
うに向きを揃えることができる。図2および図8に示す
ように、解放位置Bとなる排出コンベヤ12の載置面
は、上記第1搬送コンベヤ2の載置面よりも低く設定し
てあり、この排出コンベヤ12の上流側端部を覆って矯
正手段13を設けている。図7ないし図8に示すよう
に、矯正手段13は、ブラケットによって相互に平行に
かつ水平に支持した上記係合部材31,32を備えると
ともに、これら係合部材31,32の下方側の位置を排
出コンベヤ12に沿って循環移動し、正立後の容器3の
転倒を防止する多数のコの字形をしたバケット33を備
えている。上記一対の係合部材31,32は棒状に形成
してあり、両係合部材31,32が隔てた間隔は、口部
3aを除いた容器3の軸方向長さよりも少し長い寸法に
設定している。一方、各バケット33は矢印方向に循環
走行される上下一対のチェン34,34に走行方向の等
間隔位置に取り付けられており、両係合部材31,32
の下方と排出コンベヤ12の載置面との間を排出コンベ
ヤ12に沿って移動するようになっている。本実施例で
は、図7に示すように、互いに口部3aが反対側に位置
するように両容器3が保持されて、解放位置Bに位置し
ている状態では、両容器3’,3は、その口部3a’,
3a側の外周部が一方の係合部材31(32)と直交す
るようになり、底部3b’,3bは係合部材31(3
2)と交差しないようになっている。この状態におい
て、両容器3’,3は、保持状態を同時に解放されるの
で、図8に示すように、その口部3a’,3a側の外周
部のみが一方の係合部材31(32)に当接し、底部3
b’,3b側の外周部は係合部材31(32)と係合し
ないままで、両係合部材31、32の間を容器3’,3
が落下する。したがって、上述したように、異なる横転
状態であった容器3’,3は、その口部3a’,3aが
上方を向け、かつラベルLを付した面が図7において下
方を向けるように反転されるようになり、その状態で各
バケット33内に落下した後、排出コンベヤ12によっ
て下流側に排出される。なお、図5に示した様に、両方
とも第1横転状態の容器3を保持したときには、図7に
おいて口部3aが上方に位置させた状態で容器3の保持
状態を同時に解放するようにしている。また、図6に示
した様に、両方とも第2横転状態の容器3を保持したと
きには、図7において口部3aを下方に位置させた状態
で容器3の保持状態を同時に解放する様にしている。さ
らに、本実施例では、排出コンベヤ12の略中央部から
左方の係合部材31の下方側にわたって上方部が傾斜し
た板状の落下ガイド35を設けてあり、上述した様に反
転されてから両係合部材31,32の間を落下してくる
容器3’,3の底部3b’,3bが、この落下ガイド3
5の上方傾斜部に最初に当接し、次に下方側の鉛直方向
部に摺接するようになっている。そのため、各容器
3’,3は、確実に口部3a’,3aを鉛直上方に向け
た正立状態となって排出コンベヤ12上に載置される様
になっている。上述した本実施例によれば、いずれかの
横転状態となっている容器3を反転させて正立させる作
業と、該正立させた容器3のラベルLを付した面を一定
方向に向ける作業とを単一の装置によって処理すること
ができる。そのため、それら2つの作業をそれぞれ別個
の処理装置で行っていた従来のものと比較すると、装置
の設置スペースを小さくすることができる。また、処理
すべき容器3の大きさを変更したとしても各部の型替作
業がきわめて簡略なものとなるので、従来に比較して型
替作業に要する時間を短縮することができる。 (第2実施例)次に、図9は本発明の第2実施例を示す
簡単な模式図である。上記第1実施例では、各エアシリ
ンダ25,26のバキュームパッド27で2つの容器3
を保持する際に、容器3の長手方向の中央部よりも底部
3b側にずれた箇所を保持していたのに対して、この第
2実施例では、各エアシリンダ25,26のバキューム
パッド27によって容器3の長手方向の中央部を保持す
るようにしている(図9(a))。そして、そのように
保持した2つの容器3の保持状態を解放位置Bにおいて
解放するときには、先ず第2横転状態の容器3の口部3
a側外周部を左方側の係合部材31と直交する第1解放
位置に位置させてから、該第1の容器3の保持状態を解
放する(図9(b))。次に、残った第2横転状態の容
器3の口部3a側外周部を右方側の係合部材32と直交
する第2解放位置まで移動させて、この2番目の容器3
の保持状態を解放する(図9(c))。なお、この第2
実施例において、両方の容器3が、共に口部3aが同じ
側となる第1横転状態で保持されている場合には、上記
第1解放位置で両方の容器3の保持状態を解放する。ま
た、両方の容器3が、共に口部3aが同じ側となる第2
横転状態で保持されている場合には、上記第2解放位置
で両方の容器3の保持状態を解放する。さらに、この第
2実施例において、両方の容器3が、互いに口部3aが
反対側に位置し、かつ同じ横転状態で保持されている場
合には、上記いずれかの解放位置まで処理ヘッド23を
移動させてから一方の容器3の保持状態を解放し、次に
その解放位置で処理ヘッド23を180度回転させてか
ら他方の容器3の保持状態を解放すればよい。これによ
り、ラベルL面が一定方向に向けるように容器3を整列
させることができる。このような第2実施例によっても
上述した第1実施例と同様の効果を得ることができる。 (第3実施例)次に、図10は本発明の第3実施例を示
す簡単な模式図である。上記2つの実施例では左右一対
の係合部材31,32を設けているが、この第3実施例
では上記排出コンベヤ12の中央部上方の位置に単一の
係合部材31を設けたものである。この第3実施例で
は、両エアシリンダ25,26のバキュームパッド27
によって容器3を保持する際には、その長手方向の任意
の箇所を保持するようにしている。そして、解放位置B
においては、先ず、第2横転状態の容器3を、その口部
3a側の外周部が係合部材31と直交する第2解放位置
に位置させ、その位置において第1の容器3の保持状態
を解放する(図10(b))。次に、第1横転状態の容
器3を、その口部3a側の外周部が係合部材31と直交
する第1解放位置まで移動させ、その位置で2番目の容
器3の保持状態を解放する(図10(c))。上述のよ
うに、この第3実施例では、保持位置Aにおいて容器3
を保持する際には、容器3における長手方向の任意の位
置でよい。このような第3実施例であっても上述した両
実施例と同じ作用効果を得ることができる。なお、上記
3件の実施例は、バキュームパッド27を2つ備えた処
理ヘッド24に本発明を提供した場合について説明した
が、バキュームパッド27が1つだけ、又は3つ以上の
処理ヘッド24にも本発明を適用することができる。ま
た、上記3件の実施例では、容器3の一面にラベルLを
付した場合について説明したが、ラベルLを貼る代わり
に一方の面に印字をしたもの、あるいは凹凸を設けたも
のであってもよい。さらに、上記各実施例においてロボ
ット9を複数台設けると、処理速度を高速化することが
できる。 (第4実施例)次に、図11ないし図12は本発明の第
4実施例を示したものである。この第4実施例では、図
14に示すように、断面方形で、かつ上方外周部の所定
箇所に取手3cを有する容器3に本発明を適用した場合
を示しており、横転状態の容器3を正立させるともに、
取手3cが同じ位置となるように方向を揃えるようにし
ている。このような容器3を上記第1搬送コンベヤ2に
よって搬送する場合には、図13に示すように、4つの
形態の横転状態となるので、検出手段としてのCCDカ
メラ14を第1搬送コンベヤ2の上方だけでなく、左右
の位置に設ける必要がある。そして、この第4実施例で
は、容器3が上記4つの横転状態となるので、それに合
わせて矯正手段13の構成を改良している。すなわち、
この第4実施例では、コの字形をしたバケット33の上
端となる各縁部33A,33B,33Cをそれぞれ外方
側にむけて曲線状に広げている。そして、バケット33
の開口側となる箇所には、上記バケット33の上端部と
同じ高さで、かつ排出コンベヤ12の搬送方向に沿って
伸びる係合部材31を水平に支持している。したがっ
て、解放位置Bにおいては、コの字形のバケットの上端
部と係合部材とによって、水平に支持した実質的に方形
の枠体が構成されるようになる。なお、この第4実施例
では、単一のバキュームパッド27によって図13に示
す各横転状態の容器3を保持した後、解放位置Bにおい
て保持状態を解放するようにしている。その際、図13
に示す横転状態に応じて、図11に示すように、それぞ
れの横転状態に応じた解放位置で容器3の保持状態を解
放している。これによって、解放された容器3は、コの
字形のバケット33の各縁部33A,33B,33Cあ
るいは係合部材31のいずれかに係合して正立されると
ともに、取手3cが一定の位置となるように向きを揃え
られる。このような第4実施例であっても上述した各実
施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して装置の設置スペースを小さくすることができる
とともに、従来に比較して型替作業に要する時間を短縮
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1の右側面図
【図3】図1の要部を拡大した斜視図
【図4】保持位置Aにおける容器3の保持状態を示す工
程図
【図5】保持位置Aにおける容器3の保持状態を示す平
面図
【図6】保持位置Aにおける容器3の保持状態を示す平
面図
【図7】図1の要部の拡大図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図
【図9】本発明の他の実施例を示す模式図
【図10】本発明の他の実施例を示す模式図
【図11】本発明の他の実施例を示す概略の平面図
【図12】図11に示した要部の斜視図
【図13】容器の横転状態を示す平面図
【図14】容器の斜視図
【符号の説明】
1 容器整列装置 2 第1搬送コンベヤ 3 容器 9 ロボット 12 排出コンベヤ(第2搬送コンベヤ) 13 矯正手段 14 CCDカメラ
(検出手段) A 保持位置 B 解放位置 L ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/84 E 47/91 B // B65C 9/06 0330−3E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面非円形に形成されて円周方向に複数
    の面を有する容器を横転状態で搬送する第1搬送コンベ
    ヤと、上記第1搬送コンベヤの隣接位置に配設されて正
    立状態の容器を搬送する第2搬送コンベヤと、上記第1
    搬送コンベヤの搬送経路に設けられ、該第1搬送コンベ
    ヤが搬送する容器が、少なくとも予め定めた特定の面が
    所定方向に向いた第1横転状態か、又は上記特定の面が
    上記所定方向以外の方向に向いた第2横転状態となって
    いることを検出する検出手段と、上記第1搬送コンベヤ
    上の横転状態の容器を保持して該保持した容器を第2搬
    送コンベヤ上まで移動させ、かつ上記検出手段からの検
    出結果を入力して、上記第1横転状態の容器を第1解放
    位置で、また第2横転状態の容器を第2解放位置でそれ
    ぞれ解放するロボットと、上記第1解放位置で解放され
    た容器の口部側部分と係合して、該容器の上記特定の面
    が一定方向に向くように容器を正立させ、また上記第2
    解放位置で解放された容器の口部側部分と係合して、該
    容器の上記特定の面が上記一定方向に向くように容器を
    正立させる矯正手段とを備えることを特徴とする容器整
    列装置。
  2. 【請求項2】 上記矯正手段は、所定の間隔を隔てて水
    平に支持した一対の係合部材を備えるとともに、上記ロ
    ボットは容器を保持する保持部材を複数備えており、こ
    のロボットは上記保持位置において各保持部材によって
    容器が長手方向において相互に平行となり、かつ各容器
    における長手方向の中心から底部側にずれた箇所を保持
    し、上記一方の係合部材と容器が係合する第1解放位置
    あるいは他方の係合部材と容器が係合する第2解放位置
    において各容器の保持状態を同時に解放することを特徴
    とする請求項1に記載の容器整列装置。
  3. 【請求項3】 上記ロボットは容器を保持する保持部材
    を複数備えており、このロボットは上記保持位置におい
    て各保持部材によって容器が長手方向において相互に平
    行となり、かつ各容器における長手方向の所要箇所を保
    持し、上記第1解放位置あるいは第2解放位置において
    各容器の保持状態を解放することを特徴とする請求項1
    に記載の容器整列装置。
  4. 【請求項4】 上記ロボットは、上記各保持部材によっ
    て同一の横転状態の容器を保持した際には、上記いずれ
    かの解放位置において一方の容器の保持状態を解放した
    後、他方の容器の保持状態を水平面において180度回
    転させてから同一の解放位置で該他方の容器の保持状態
    を解放することを特徴とする請求項1に記載の容器整列
    装置。
  5. 【請求項5】 上記矯正手段を、水平に支持されて実質
    的に方形に形成した枠体によって構成し、上記第1解放
    位置および第2解放位置で解放される容器の口部側部分
    が上記枠体を構成する4辺のいずれかに係合することを
    特徴とする請求項1に記載の容器整列装置。
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