JP2000072280A - フィルムの搬送装置 - Google Patents

フィルムの搬送装置

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JP2000072280A
JP2000072280A JP10249268A JP24926898A JP2000072280A JP 2000072280 A JP2000072280 A JP 2000072280A JP 10249268 A JP10249268 A JP 10249268A JP 24926898 A JP24926898 A JP 24926898A JP 2000072280 A JP2000072280 A JP 2000072280A
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film
belt conveyor
transport
holding
end side
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JP10249268A
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Toshiyuki Honda
俊幸 本田
Hitoshi Murotani
均 室谷
Yusuke Matsuoka
勇介 松岡
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送によりフィルムが傷ついたり汚れたりす
るのを回避できながら、フィルムの搬送のサイクルタイ
ムを短縮化できるようにする。 【解決手段】 一対のベルトコンベア12,13を、そ
の長手方向の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に
重なる状態に配置し、下側のベルトコンベア13がフィ
ルム1を上側の搬送面16に載せて上側のベルトコンベ
ア12側に搬送し、フィルム1が下側のベルトコンベア
13の前記一端側に位置すると、上側のベルトコンベア
12がフィルム1を下側の搬送面17に吸着保持して、
その保持状態で搬送するとともに、搬送終端側でフィル
ム1の吸着保持を解除するよう構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムの搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムの搬送装置としては、フ
ィルムを上側の搬送面に載せて搬送するベルトコンベア
があり、このベルトコンベアでフィルムを搬送終端側の
下方の受入部に順次搬送供給する場合、搬送終端側から
受入部にフィルムを落下供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、
フィルムが前記搬送終端側から前下り傾斜姿勢で受入部
に落下して、そのフィルムの前端縁が、既に受入部に搬
送供給されている先行のフィルムの上面に衝突するとと
もに、前方に滑って先行のフィルムに重なっており、そ
のために、前記の衝突で先行のフィルムが傷つくことが
あった。
【0004】この問題を解消する手段として、前記ベル
トコンベアに代えて、アームの先端にフィルム保持用の
吸着パッドを備えたロボットを用い、フィルムを受入部
側の先行のフィルムに、そのフィルムと平行な水平姿勢
にした状態で載置する手段がある。
【0005】しかしながら前記ロボットでは、フィルム
に吸着した吸着パッドとその支持部材が上昇・横移動・
下降して受入部にフィルムを供給し、供給が終わると上
記とは逆の手順で復帰移動するために、搬送経路が長く
なるだけでなくフィルムの搬送が不連続になり、フィル
ムの搬送のサイクルタイムが長くなる。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、搬送によりフィルムが傷ついたり汚れ
たりするのを回避できながら、フィルムの搬送のサイク
ルタイムを短縮化できるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0008】[構成]一対のベルトコンベアを、その長
手方向の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に重な
る状態に配置し、下側のベルトコンベアがフィルムを上
側の搬送面に載せて上側のベルトコンベア側に搬送し、
前記フィルムが下側のベルトコンベアの前記一端側に位
置すると、上側のベルトコンベアが前記フィルムを下側
の搬送面に吸着保持してその保持状態で搬送するととも
に、前記フィルムが上側のベルトコンベアの搬送終端側
に位置すると、前記上側のベルトコンベアが前記フィル
ムの吸着保持を解除するよう構成してある。
【0009】[作用]下側のベルトコンベアがフィルム
を上側の搬送面に載せて上側のベルトコンベア側に搬送
する。そして、フィルムが下側のベルトコンベアの前記
一端側(搬送始端側)位置すると、上側のベルトコンベ
アがフィルムを下側の搬送面に吸着保持してその保持状
態で搬送し、フィルムが上側のベルトコンベアの搬送終
端側に位置すると、上側のベルトコンベアがフィルムの
吸着保持を解除する。
【0010】フィルム受入部を上側のベルトコンベアの
搬送終端側の下方に配置しておけば、保持が解除された
フィルムはほぼ水平姿勢で受入部に落下して積み重なっ
ていく。これにより、フィルムの周縁が受入部の先行の
フィルムの上面に衝突するのを回避できる。
【0011】また、フィルムをベルトコンベアで搬送す
るから、例えばアームの先端にフィルム保持用の吸着パ
ッドを備えたロボットで搬送する場合と異なって、受入
部にフィルムを連続的に搬送供給することができる。
【0012】ところで、フィルムには2枚のフィルムを
貼合した重合フィルムがある(例えば、パソコン等のS
TN型液晶ディスプレイでは、偏光フィルムと位相差フ
ィルムを貼合した重合フィルムを、液晶を封入するガラ
ス等に貼着して黒白表示を実現している)。
【0013】このような重合フィルムは、2 枚のフィル
ムの貼合の後、トリミング(縁取り)して所定の大きさ
に揃え、一枚づつ表裏両面を清浄にし、複数枚重ねた状
態で周部を清浄にして梱包・出荷している。
【0014】この場合、重合フィルム(以下、フィルム
と略称する)はトリミングによって周縁から接着材がは
み出しているために、トリミング工程側から清浄工程側
のフィルム受入部にフィルムを、例えば従来の技術のよ
うなベルトコンベアで搬送供給すると、ベルトコンベア
の搬送終端側から前下り傾斜姿勢で落下するフィルムの
前端縁が、既に受入部に搬送供給されている先行のフィ
ルムの上面に衝突して、前記前端縁からはみ出ている接
着材が、前記先行のフィルムを汚しやすい。
【0015】これに対して、請求項1の構成によれば、
フィルムはほぼ水平姿勢で受入部に落下して先行のフィ
ルムに積み重なり、フィルムの周縁が受入部側の先行の
フィルムの上面に衝突するのを回避できるから、既に受
入部に搬送供給されている先行のフィルムの上面に、前
記前端縁からはみ出してきている接着材が付着しにく
い。
【0016】[効果]従って、搬送によりフィルムが傷
ついたり汚れたりするのを回避できながら、フィルムの
搬送のサイクルタイムを短縮化できるようになった。
【0017】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0018】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記下側のベルトコンベアが前記フィルムを上側の
搬送面に吸着保持して搬送し、前記フィルムが下側のベ
ルトコンベアの前記一端側に位置すると、前記フィルム
の吸着保持を解除して、前記フィルムが前記上側のベル
トコンベアに吸着保持されるよう構成してある。
【0019】[作用]請求項1の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。
【0020】下側のベルトコンベアがフィルムを上側の
搬送面に吸着保持して搬送するから、フィルムが上側の
搬送面から落下したり位置ずれしたりするのを防止でき
る。そして、搬送終端側で吸着保持を解除するから、上
側のベルトコンベアにフィルムを円滑に受け渡すことが
できる。
【0021】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、フィル
ムを、その姿勢の崩れを防止した状態でフィルム受け取
り部側まで確実に搬送できるようになった。
【0022】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0023】[構成]一対のベルトコンベアを、その長
手方向の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に重な
る状態に配置し、上側のベルトコンベアがフィルムを下
側の搬送面に吸着保持して下側のベルトコンベア側に搬
送するとともに、前記フィルムが上側のベルトコンベア
の前記一端側に位置すると、前記フィルムの吸着保持を
解除し、その吸着保持解除されたフィルムを前記下側の
ベルトコンベアが受け取って、上側の搬送面に載せて搬
送するよう構成してある。
【0024】[作用]例えば昇降テーブルに載せたフィ
ルムを、上側のベルトコンベアの始端側に下方から供給
して下側の搬送面に吸着保持させる。上側のベルトコン
ベアはその保持状態でフィルムを搬送し、フィルムが上
側のベルトコンベアの前記一端側に位置すると、フィル
ムの吸着保持を解除し、その吸着保持解除されたフィル
ムを下側のベルトコンベアが受け取って、上側の搬送面
に載せて搬送する。
【0025】フィルム保持用の吸着パッドを備えたロボ
ットハンドでフィルムを保持して搬送する技術では、吸
着パッド及びその支持部材が他物と干渉することなく作
動できるように、フィルムの供給部の上方側に広い空間
を必要とするが、請求項3の構成では、ベルトコンベア
の下側の搬送面に吸着保持して搬送するから、フィルム
の供給部の上方に広い空間を必要としない。
【0026】また、ロボットハンドでは、フィルムに吸
着した吸着パッド及びその支持部材が上昇・横移動・下
降して受入部にフィルムを供給し、供給が終わると上記
とは逆の手順で復帰移動するために、搬送経路が長くな
るだけでなくフィルムの搬送が間欠的になり、フィルム
の搬送のサイクルタイムが長くなるが、ベルトコンベア
ではフィルムを連続的に搬送できる。
【0027】[効果]従って、フィルムの供給部の上方
に広い空間がない場合でも、フィルムを連続的に搬送で
きるようになり、フィルムの搬送のサイクルタイムを短
縮化できるようになった。
【0028】請求項4による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0029】[構成]請求項3による発明の構成におい
て、前記上側のベルトコンベアが前記フィルムの吸着保
持を解除すると、前記下側のベルトコンベアが前記フィ
ルムを上側の搬送面に吸着保持してその保持状態で搬送
するとともに、前記フィルムが前記下側のベルトコンベ
アの搬送終端側に位置すると、前記下側のベルトコンベ
アが吸着保持を解除するよう構成してある。
【0030】[作用]請求項3の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。
【0031】下側のベルトコンベアがフィルムを上側の
搬送面に吸着保持して搬送するから、例えばフィルムが
搬送面から落下したり位置ずれしたりするのを防止でき
る。そして、搬送終端側で吸着保持を解除するから、フ
ィルム受入部にフィルムを円滑に供給することができ
る。
【0032】[効果]従って、請求項3の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、フィル
ムを、その姿勢の崩れを防止した状態でフィルム受け取
り部側まで確実に搬送できるようになった。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】〔第1実施形態〕図1に、偏光フィルムと
位相差フィルムを貼合して形成した重合フィルム1(以
下、フィルムと略称する。図2参照)を清浄・梱包する
設備を示してある。
【0035】前記フィルム1は、パソコン等のSTN型
液晶ディスプレイにおける液晶封入ガラス等に貼着して
黒白表示を実現するフィルムであり、前工程でトリミン
グ装置(図示せず)により縁取りしてある。
【0036】前記フィルム1を清浄・梱包する設備は、
フィルム供給部2と、フィルム1の表裏両面を拭き取る
表裏両面拭き取り装置3と、表裏両面拭き取り装置3か
らのフィルム1を積み重ねて整列するフィルム整列部4
と、積み重ねられたフィルム(以下、積層フィルムFと
称する)の側面を拭き取る側面拭き取り部5と、フィル
ムの梱包部6とから成る。
【0037】つまり、フィルム供給部2からのフィルム
1の表裏両面を拭き取り、その拭き取ったフィルム1を
フィルム整列部4で積み重ねて整列し、積層フィルムF
の側面を拭き取って梱包する。
【0038】前記フィルム供給部2は、表裏両面拭き取
り装置3の左右両側にストッカー7を一対づつ配設し、
そのストッカー7からフィルム1を1枚づつ取り出し
て、表裏両面拭き取り装置3に搬送供給する第1搬送装
置(図示せず)を設けて構成してある。
【0039】前記表裏両面拭き取り装置3は、搬送面に
フィルム1を載置して搬送する丸ベルトコンベア8の搬
送終端側に上下のローラ9を設けて、前記搬送面にフィ
ルム1を載置して搬送し、そのフィルム1を上下のロー
ラ9間を通して表裏両面を清浄にするよう構成してあ
る。
【0040】前記フィルム整列部4は、表裏両面拭き取
り装置3からのフィルム1を受け取って搬送する第2搬
送装置10(本発明にかかるフィルム搬送装置に相当)
と、前記第2搬送装置10からのフィルム1を整列する
整列装置11とから成る。
【0041】図2に示すように前記第2搬送装置10
は、一対のベルトコンベア12,13を、それらの長手
方向の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に重なる
状態に配置して構成してある。
【0042】両ベルトコンベア12,13は一つの電動
モータMにより同期して同一方向に同一速度で駆動す
る。各ベルトコンベア12,13のベルト14に多数の
通気孔を形成し、ベルトコンベア12,13内に空気吸
引部15を設けてある。そして、空気吸引部15により
前記通気孔を通して空気を吸引することで、下側のベル
トコンベア13が、表裏両面拭き取り装置3からのフィ
ルム1を上側の搬送面16に吸着保持して搬送し、上側
のベルトコンベア12が、後述するように下側のベルト
コンベア13からのフィルム1を受け取って、下側の搬
送面17に吸着保持して搬送するよう構成してある。
【0043】両ベルトコンベア12,13の電動モータ
M・空気吸引部15等を制御する制御装置18を設けて
あり、この制御装置18は次のように制御を実行する。
【0044】1) 下側のベルトコンベア13がフィルム
1を上側の搬送面16に吸着保持して、上側のベルトコ
ンベア側に搬送する。
【0045】2) 前記一端側(搬送終端側)でフィルム
1の吸着保持を解除する。
【0046】3) 上側のベルトコンベア12がフィルム
1を前記一端側で下側の搬送面17に吸着保持し、その
保持状態で搬送する。
【0047】4) フィルム1が整列装置11におけるフ
ィルム受入部19の上方に位置すると、ベルトの送りを
停止してフィルム1の吸着保持を解除する。この解除に
より、フィルム1がフィルム受入部19にほぼ水平姿勢
で落下する。
【0048】5) 後続のフィルム1が同様にほぼ水平姿
勢で落下してきて、フィルム受入部19に順次積み重な
る。
【0049】前記フィルムの整列装置11は、支持フレ
ーム20に支持台21を縦軸芯O周りに回転自在に支持
させるとともに、支持台21に一対の前記フィルム受入
部19を前記縦軸芯O周りに均等(180°ごと)に配
設して構成してある。
【0050】両フィルム受入部19は、一方が第2搬送
装置10からフィルム1を供給される位置にあるとき
は、他方が側面拭き取り部5への積層フィルムFの供給
位置にある。
【0051】前記フィルム受入部19は、フィルム1を
下側から受け止める受け板22を支持台21に支持させ
るとともに、フィルム1が受け板22に受け止められる
たびに、フィルム1の4つの端縁を4個の揃え板23で
各別に軽くたたいて端縁を揃えるフィルム整列機構24
を、支持台21に支持させて構成してある(図3
(イ),(ロ)参照)。
【0052】設定数のフィルム1が受け板22に積み重
なったことを検出するセンサ(図示せず)をフィルム受
入部19に設け、設定数のフィルム1が受け板22に積
み重なったことを前記センサが検出すると、その検出結
果に基づいて、前記制御装置18の制御により、支持台
21を縦軸芯O周りに回転させて、両フィルム受入部1
9の位置を切り換えるよう構成してある。
【0053】前記側面拭き取り部5は、左右の端面を拭
き取る第1拭き取り装置25と、前後の端面を拭き取る
第2拭き取り装置26とを設け、フィルムの整列装置1
1側の積層フィルムFを第1拭き取り装置25に搬送す
る第3搬送装置27と、第1拭き取り装置25側の積層
フィルムFを第2拭き取り装置26に搬送する第4搬送
装置28と、第2拭き取り装置26側の積層フィルムF
を梱包部6に搬送する第5搬送装置29とを設けて構成
してある。
【0054】前記第1拭き取り装置25と第2拭き取り
装置26とは互いの構造がほぼ同一である。また第3〜
第5搬送装置27,28,29も互いの構造がほぼ同一
である。
【0055】前記第1拭き取り装置25は、積層フィル
ムFを保持して搬送するベルトコンベアと、このベルト
コンベアで送られてくる積層フィルムFの左右の側面を
拭き取るローラ群31とを設けて構成してある。
【0056】前記ローラー群31は、積層フィルムFの
端面に直接接触して、接着剤やゴミを拭き取る複数の第
1ローラ31Aと、この第1ローラ31Aが拭き取った
接着剤やゴミを第1ローラ31Aから拭き取る第2ロー
ラ31Bとから成る。
【0057】前記第3搬送装置27は、支持フレーム2
0にフィルム1の搬送方向に沿う搬送フレーム32を支
持させ、スライド体33を前記搬送フレーム32に、そ
の長手方向に沿ってスライド移動自在に支持させ、スラ
イド体33に積層フィルム取り出し機構34を設けて構
成してある。
【0058】図2,図3(イ)〜(ニ)に示すように、
前記積層フィルム取り出し機構34は、積層フィルムF
の4辺を支持する縦姿勢の複数本の位置決めバー35
と、積層フィルムFを下面側から抱える縦姿勢の抱え部
材36とを、前記スライド体33に昇降自在に支持させ
て構成してある。前記抱え部材36は横方向にも往復移
動自在で、下端部に横むきのローラー37を設けて、こ
のローラー37を積層フィルムFの下面側に、横外方側
からもぐり込ませて抱えるようになっている。
【0059】〔第2実施形態〕図4に示すように一対の
ベルトコンベア12,13を、それらの長手方向の一端
側同士が搬送方向を同一にして上下に重なる状態に配置
して構成してある。
【0060】両ベルトコンベア12,13は一つの電動
モータMにより同期して同一方向に同一速度で駆動す
る。各ベルトコンベアのベルト12,13に多数の通気
孔を形成し、ベルトコンベア12,13内に空気吸引部
15を設けてある。
【0061】そして、空気吸引部15により前記通気孔
を通して空気を吸引することで、上側のベルトコンベア
12が、パンタグラフ式の昇降テーブル38からのフィ
ルム1を下側の搬送面40に吸着保持して搬送し、下側
のベルトコンベア13が、後述するように、上側のベル
トコンベア12からのフィルム1を受け取って、上側の
搬送面39に吸着保持して搬送するよう構成してある。
【0062】両ベルトコンベア12,13を制御する制
御装置18を設けてあり、この制御装置18は次のよう
に制御を実行する。
【0063】1) 上側のベルトコンベア12がフィルム
1を下側の搬送面40に吸着保持して、下側のベルトコ
ンベア13側に搬送する。
【0064】2) 前記一端側(搬送終端側)でフィルム
1の吸着保持を解除する。
【0065】3) 下側のベルトコンベア13がフィルム
1を前記一端側で上側の搬送面39に吸着保持してその
保持状態で搬送する。
【0066】4) フィルム1が下側のベルトコンベア1
3の搬送終端側に位置すると、下側のベルトコンベア1
3がフィルムの吸着保持を解除する。
【0067】〔別実施形態〕第1及び第2実施形態にお
ける前記下側のベルトコンベア13は、フィルム1を吸
着保持することなく単に上側の搬送面に載置して搬送す
るものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムを清浄・梱包する設備の平面図
【図2】フィルムの搬送装置の側面図
【図3】整列装置の作用を示す図
【図4】第2実施形態におけるフィルムの搬送装置の側
面図
【符号の説明】
1 フィルム 12 下側のベルトコンベア 13 上側のベルトコンベア 16 上側の搬送面 17 下側の搬送面 39 上側の搬送面 40 下側の搬送面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 勇介 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 住友化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 3F024 AA12 CA04 3F049 AA08 BA04 DA02 FB08 LA16 LB08 3F343 FA09 FB00 FC17 GA01 GB01 GC01 GD01 HD04 HD15 JB05 JB17 KA03 KA13 KA20 LA03 LA13 LC08 LC19 LC23 LD07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のベルトコンベアを、その長手方向
    の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に重なる状態
    に配置し、下側のベルトコンベアがフィルムを上側の搬
    送面に載せて上側のベルトコンベア側に搬送し、前記フ
    ィルムが下側のベルトコンベアの前記一端側に位置する
    と、上側のベルトコンベアが前記フィルムを下側の搬送
    面に吸着保持してその保持状態で搬送するとともに、前
    記フィルムが上側のベルトコンベアの搬送終端側に位置
    すると、前記上側のベルトコンベアが前記フィルムの吸
    着保持を解除するよう構成してあるフィルムの搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記下側のベルトコンベアが前記フィル
    ムを上側の搬送面に吸着保持して搬送し、前記フィルム
    が下側のベルトコンベアの前記一端側に位置すると、前
    記フィルムの吸着保持を解除して、前記フィルムが前記
    上側のベルトコンベアに吸着保持されるよう構成してあ
    る請求項1記載のフィルムの搬送装置。
  3. 【請求項3】 一対のベルトコンベアを、その長手方向
    の一端側同士が搬送方向を同一にして上下に重なる状態
    に配置し、上側のベルトコンベアがフィルムを下側の搬
    送面に吸着保持して下側のベルトコンベア側に搬送する
    とともに、前記フィルムが上側のベルトコンベアの前記
    一端側に位置すると、前記フィルムの吸着保持を解除
    し、その吸着保持解除されたフィルムを前記下側のベル
    トコンベアが受け取って、上側の搬送面に載せて搬送す
    るよう構成してあるフィルムの搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記上側のベルトコンベアが前記フィル
    ムの吸着保持を解除すると、前記下側のベルトコンベア
    が前記フィルムを上側の搬送面に吸着保持してその保持
    状態で搬送するとともに、前記フィルムが前記下側のベ
    ルトコンベアの搬送終端側に位置すると、前記下側のベ
    ルトコンベアが吸着保持を解除するよう構成してある請
    求項3記載のフィルムの搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008239319A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Casio Comput Co Ltd 光学シート給送装置
JP2009029613A (ja) * 2007-06-26 2009-02-12 Meinan Mach Works Inc 定形のシート類の搬送方法及び搬送装置
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