JPH0739805Y2 - 発泡性液体注出ポンプ - Google Patents

発泡性液体注出ポンプ

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JPH0739805Y2
JPH0739805Y2 JP7575089U JP7575089U JPH0739805Y2 JP H0739805 Y2 JPH0739805 Y2 JP H0739805Y2 JP 7575089 U JP7575089 U JP 7575089U JP 7575089 U JP7575089 U JP 7575089U JP H0739805 Y2 JPH0739805 Y2 JP H0739805Y2
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明彦 渡辺
幸作 山田
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,発泡性液体と空気とを混合し泡状にして注出
する容器に関するものである。
〔従来の技術〕
シャンプーやシェイビングフォーム等を空気と混合させ
泡状とした状態で注出する注出容器が数多く考えられて
いる。その一例として実願昭61−166634号(実開昭63−
74482号)がある。第4図にその考案を示す。
この容器において,ノズル体1を下方に押圧するとシリ
ンダ2内のピストン17が下方に押圧されるのでシリンダ
2内の内容液が第一逆止弁3を押し上げてノズル口14か
ら注出される。内容液注出後,ノズル体1を離すとノズ
ル体1は弾材18の作用によって上方に押し上げられ,こ
れと共にピストン17も上方へ移動する。この時,シリン
ダ2内が負圧となるので容器本体内の内容液が吸い上げ
られ,第二逆止弁4が開放され,シリンダ2内へ侵入す
る。そして,内容液が吸い上げられる際の吸上げ力によ
って空気が通気孔8から吸引され,シリンダ2内に侵入
する液体は空気と混合されることとなっている。この状
態から再びノズル体1を押圧すると,前記した如く,シ
リンダ2内の内容液(空気と混合されたもの)がノズル
口14から注出されるものである。
内容液と空気との混合は,第二逆止弁4の下位に形成さ
れた一つの通気孔8および内容液と空気とを混合する混
合片15を複数設けることによって達成するものとしてい
る。この通気孔8は,比較的大きなものとされている。
すなわち,この大きな一つの通気孔8から空気を大量に
吸引し,その吸引した大量の空気と内容液とを混合片15
を通過させることによって細かく発泡させるものとして
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし,この従来技術においては内容液が一定に注出さ
れないと共に吸上げ効率が悪く,さらに内容液と空気と
の混合を確実に達成するために複数の混合片15を必要と
するという問題がある。
この従来技術にあっては,第3図に示すように,空気が
侵入する通気孔8が第二逆止弁4の下位に位置してい
る。従って,シリンダ2に通ずる通液管19の圧力は容器
本体内の圧力と常に等しくなり,よって通液管19の水位
は容器本体の水位と等しくなる。その結果,内容液がい
っぱいでない状態,特に残り少ない状態においては容器
本体内の内容液をシリンダ2に吸い上げる際に,通液管
19内の空気および容器本体内の空気のみがシリンダ2に
侵入し,その後,内容液がシリンダ2へ吸上げられるこ
とになる。従って,内容液の吸上げ効率が非常に悪くな
っている。
又,内容液(気体との混合物)をノズルから注出する際
にも,最初はシリンダ2の上部に溜まっている空気のみ
が出てくることになり,その後,内容液が注出されるこ
とになるので安定した注出を得ることが不可能である。
さらに,内容液と空気との混合を確実に達成するための
手段として混合片15を少なくとも二つ設ける構成として
いる。
本考案は,こうした問題に鑑み創案されたもので,内容
液のシリンダ2内への吸上げ効率が良く,かつ注出動作
が安定し,さらに内容液と空気との混合によるきめの細
かい発泡をより簡単にかつ確実に達成することの出来る
発泡性液体注出ポンプを提供することを,その課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
そのための手段として,容器本体の口部に組付き,ノズ
ル体1が下降移動することによってシリンダ2の上部に
位置する第一逆止弁3が開いてシリンダ2内の内容液が
ノズルから注出され,ノズル体1が上昇移動することに
よってシリンダ2内下部に位置する第二逆止弁4が開い
て前記容器本体内の内容液が前記シリンダ2内に吸い上
げられる注出ポンプにおいて,シリンダ2の下部にほぼ
筒状の空気筒6を組付け,その空気筒6に,空気が細か
な気泡7となって吸引される程度の多数の小さい通気孔
8を形成すると共に,空気筒6内の通気孔8より下位に
ノズル体1が上昇移動することによって開く第三逆止弁
5を設けた。
又,空気筒6を上部筒9と,下部筒10と,上部筒9下部
から外方に周設された周壁11と,周壁11端部から起立設
されシリンダ2下部に組付く組付筒12とから構成し,空
気が細かな気泡7となって吸引されるべく,周壁11に多
数の小さい通気孔8を形成すると共に上部筒9外周面に
通気孔8と空気筒6内を連通する小さい通気溝13を多数
形成しても良い。
さらに,空気筒6を上部筒9と,下部筒10と,上部筒9
下部から外方に周設された周壁11と,周壁11端部から起
立設されシリンダ2の上部まで組付く組付筒12とから構
成し,その組付筒12,周壁11および上部筒9に,空気が
細かな気泡7となって吸引されるべく,容器本体内と空
気筒6内とを連通する多数の小さい通気溝13を形成する
ことも出来る。
〔作用〕
本考案の作用を第1図を参照しながら説明する。これは
ノズル体1がピストン17の下位に設けられた弾材18の作
用によって最上位に位置した状態を示す。この状態にあ
ってはシリンダ2内に内容液と空気との混合液が充満し
ている。まずノズル体1を下方に押圧すると連結管16を
介してピストン17が下降変位し,その圧力によってシリ
ンダ2内の混合液が上昇して第一逆止弁3を押し上げて
開き,ノズル口14から注出される。
混合液注出後,ノズル体1の押圧を止めるとノズル体1
およびピストン17は弾材18の弾力によって押し上げられ
る。このピストン17が上昇することによってシリンダ2
内が負圧となり,よって容器本体内の内容液が通液管19
を通って上昇し第三逆止弁5および第二逆止弁4を通過
してシリンダ2内へ侵入する。
この内容液が勢い良く通過することによって吸引力が発
生するが,この吸引力によって空気筒6に形成した通気
孔8から空気が吸引され内容液と混合してシリンダ2内
へ収納される。
ノズル体1が最上位に達した状態にあっては,シリンダ
2内の混合液は第二逆止弁4によってその通路が遮断さ
れるためシリンダ2内に収納されたままとなる。又,第
三逆止弁5が閉状態となるために,通液管19の水位は第
三逆止弁5の直下に位置し,容器本体内の内容液の水位
より高いものとなる。従って,再び下降したノズル体1
が上昇する際に,従来のように通液管19上部に存在する
空気のみを吸い上げるということがなく,吸上げ開始と
同時に内容液を吸い上げるものである。その結果,シリ
ンダ2内の多くの空気が溜ることがなく,よってノズル
体1を押圧して混合液を注出する際に,空気のみが出て
くることがなく,混合液を安定して注出できるものであ
る。
本考案にあっては,空気が細かな気泡7となって吸引さ
れるように,空気筒6に多数の小さな通気孔8を設けた
ので,内容液と空気とを混合することによって細かい泡
状とすることが出来,従来の大きな通気孔8を一つ設け
る技術と比較して,混合液を細かな発泡状とすることが
出来る。このことは,空気筒6の周壁11に多数の通気孔
8を形成すると共に,上部筒9にその通気孔8に連通す
る多数の通気溝13を形成することによって,より確実に
達成される。その結果,内容液と空気とを混合しより細
かな泡状とする混合片15を不要とし,あるいはその数を
減らすことが出来る。
〔実施例〕
第1図に本考案の一実施例を示す。これは,空気筒6の
周壁11に等間隔に多数の通気孔8を形成すると共に上部
筒9の外周面に各通気孔8と連通する多数の通気溝13を
形成し,容器本体内と空気筒6内とを連通したものであ
る。通気溝13は,第3図に示すように,下部筒10外周面
に平面V字状にごく小さく形成されている。通気溝13を
このように,多数等間隔で小さく設定することによって
空気が大きなかたまりでなく小さな気泡7となって流入
し,よって内容液をより小さな発泡状態とすることが出
来る。例えば,従来技術のように一箇所に比較的大きな
通気孔8を形成すると,内容液との混合によって大きな
泡状となってしまい,細かい泡状とすることは出来な
い。こうした点において,本願考案では内容液と空気と
を細かな発泡状に混合出来することが出来るものであ
る。
ノズル体1のノズル口14近傍には,メッシュ状の混合片
15を設けており,この混合片15によってシリンダ2内の
混合液がさらに細かい泡状にされ注出されるものであ
る。本考案にあっては,内容液を空気筒6で細かい泡状
とし,混合片15によってさらに細かい泡状とするもので
ある。
第2図に他の実施例を示す。本実施例の特徴は,空気筒
6の組付筒12をシリンダ2の上部まで延出設して,その
最上位部分から空気を注入する構成としたことである。
第2図においては,容器本体に組付くキャップ内にまで
組付筒12を延長設している。これによって,容器本体内
の内容液をキャップ付近まで充填しても内容液が通気溝
13内に侵入することがない。従って,本実施例にあって
は内容液を容器本体口部一杯まで充填する容器への使用
に最適である。
〔考案の効果〕
このように本考案は,第二逆止弁の下位に多数の小さな
通気孔を有する空気筒を設けると共に,その空気筒の通
気孔より下位に第三逆止弁を設けたので,通液管内の内
容液の水位を第三逆止弁直下に保つことが出来,これに
よりシリンダ内へ効率良く内容液を侵入させることが出
来る。そして,シリンダ内に大きな空気層が形成されな
いので,混合液の注出も安定して達成出来るものであ
る。
又,空気筒に多数の通気孔あるいは通気溝を形成したの
で内容液と空気との混合を確実に達成して従来より細か
い泡状とすることが出来るので,従来複数必要としてい
た混合片を不要としたり,又,減らすことが出来,生産
性の向上に貢献する等多くの優れた効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図,第2図は他
の実施例を示す半断面図,第3図は通気溝を通る空気の
状態を示す部分斜視図,第4図は従来例を示す断面図で
ある。 符号の説明 1:ノズル体,2:シリンダ,3:第一逆止弁,4:第二逆止弁,5:
第三逆止弁,6:空気筒,7:気泡,8:通気孔,9:上部筒,10:下
部筒,11:周壁,12:組付筒,13:通気溝,14:ノズル口,15:混
合片,16:連結管,17:ピストン,18:弾材,19:通液管。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−101747(JP,U) 実開 昭62−177653(JP,U) 実開 昭60−75268(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の口部に組付き,ノズル体(1)
    が下降移動することによってシリンダ(2)の上部に位
    置する第一逆止弁(3)が開いて該シリンダ(2)内の
    内容液がノズル口(14)から注出され,前記ノズル体
    (1)が上昇移動することによって前記シリンダ(2)
    内下部に位置する第二逆止弁(4)が開いて前記容器本
    体内の内容液が前記シリンダ(2)内に吸い上げられる
    注出ポンプにおいて, 前記シリンダ(2)の下部に略筒状の空気筒(6)を組
    付け,該空気筒(6)に,空気が細かな気泡(7)とな
    って吸入されるべく,多数の小さな通気孔(8)を形成
    すると共に,該空気筒(6)内の前記通気孔(8)より
    下位に前記ノズル体(1)が上昇移動することによって
    開く第三逆止弁(5)を設けて成る発泡性液体注出ポン
    プ。
  2. 【請求項2】空気筒(6)を上部筒(9)と,下部筒
    (10)と,前記上部筒(9)下部から外方に周設された
    周壁(11)と、該周壁(11)端部から起立設されシリン
    ダ(2)下部に組付く組付筒(12)とから構成し,前記
    周壁(11)に,空気が細かな気泡(7)となって吸引さ
    れるべく,多数の小さな通気孔(8)を形成すると共に
    前記上部筒(9)外周面に通気孔(8)と空気筒(6)
    内を連通する小さな通気溝(13)を多数形成して成る請
    求項1記載の発泡性液体注出ポンプ。
  3. 【請求項3】空気筒(6)を上部筒(9)と,下部筒
    (10)と,前記上部筒(9)下部から外方に周設された
    周壁(11)と,該周壁(11)端部から起立設されシリン
    ダ2の上部まで組付く組付筒(12)とから構成し,前記
    組付筒(12),周壁(11)および上部筒(9)に,空気
    が細かな気泡(7)となって吸引されるべく,容器本体
    内と空気筒(6)内とを連通する多数の通気溝(13)を
    形成して成る請求項1記載の発泡性液体注出ポンプ。
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