JPH0415660Y2 - - Google Patents

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JPH0415660Y2
JPH0415660Y2 JP1985193665U JP19366585U JPH0415660Y2 JP H0415660 Y2 JPH0415660 Y2 JP H0415660Y2 JP 1985193665 U JP1985193665 U JP 1985193665U JP 19366585 U JP19366585 U JP 19366585U JP H0415660 Y2 JPH0415660 Y2 JP H0415660Y2
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plug
container
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foam
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、泡注出装置に係り、特に加圧ガスを
用いない形式のものに関する。
〔従来の技術〕
従来より、泡注出装置としては加圧ガスを用い
たものが知られているが、近時はより経済的なも
のとして加圧ガスを用いない形式のものが種々提
供されている。
この形式のものとしては、出願人が先に提案し
た実開昭57−111362号公報に記載されている泡噴
出器、或いは、実開昭59−109681号公報に記載さ
れている泡立て容器がある。
前記実開昭57−111362号公報に記載されている
泡噴出器は、第5図に示すように、容器本体50
に形成された口筒部51に流動体注出装置52を
螺着したものであり、装着部材53の下面側にシ
リンダ54を設け、その内部ピストン55を水密
かつ摺動自在に設けたものである。ピストン55
にはノズル56に連通する注出管57が接続さ
れ、その注出管57内には逆止弁58が配置され
ている。一方、シリンダ54の底部には吸入管5
9が接続され、その接続部分には逆止弁60が設
けられている。
前記逆止弁58とノズル56との間には含水部
材61が配置されていると共に、注水管57の含
水部材61を収容する部分には吸気孔62が穿設
されている。ここでノズル56を下動させると流
動体Aが逆止弁58,60を介して含水部材61
に圧送され、この含水部材61内で空気と混合さ
れてフオーム状となり、注出されるようになつて
いる。
前記実開昭59−109681号公報に記載されている
泡立て容器は、第6図に示すように、容器1の口
部3に、閉塞板30に設けた筒部を嵌入し、前記
閉塞板30の中心部に開閉弁31によつて開閉す
る通気孔32を設け、閉塞板30の周縁部に泡液
吹出口33を設けている。
そして、前記閉塞板30の下側に、フイルター
板37を挿入し、フイルター板37の下側に隔筒
40を挿入し、この隔筒40には、中心部に通気
管41を連接し、周縁部の、前記泡液吹出口33
の下側の位置に、通液孔42を設け、前記閉塞板
30の上面を、吹出筒45で覆つたものである。
前記泡立て容器は、容器1を倒立させて、開閉
弁31を閉ざし、容器1を押圧すると、容器1内
の空気が、通気管41からフイルター板37の層
内に吹込まれ、一方、容器一内の流動体は、通液
孔42からフイルター板37の層内に進入し、前
記空気と混合されて泡状となり、泡液吹出口33
から吹出されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記第5図に示す泡噴出器は、ポン
プ装置によつて、含水部材61に流動体Aと空気
を圧送するので、良質の泡が得られるものであ
る。
しかしながら、内外のシリンダ54と、内外の
ピストン55よりなるポンプ装置を必要とし、構
造が複雑となる。さらに、泡噴出器を持ち上げた
状態では、片手では操作できないものであるの
で、頭等に泡を直接を供給しようとするときに
は、不便である。
そして、第6図に示す泡立て容器は、構造が簡
単であり、かつ、持ち上げた状態で片手で泡の吹
出しができて便利である。
しかしながら、前記第6図に示す、泡立て容器
は、通液孔42からフイルター板37を通り泡液
吹出口33に吹出される流動体Aと、通気管41
からフイルター板37を通り泡液吹出口33に吹
出される空気は、フイルター板37内で接触する
ものであるが、流動体Aと空気は、並行状態で吹
出されるものもある。
したがつて、流動体Aの泡状化が、不充分とな
る虞れがある。
本考案は、前記事項に鑑みてなされたものであ
り、構造が簡単で、持ち上げた状態で片手の操作
で泡の吹出しができる装置を、流動体と空気が充
分に攪拌されて、望ましい泡を形成できる泡注出
装置とすることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するために、
次のような技術的手段をとつた。
即ち、可撓性のある容器1の口部3に、外栓4
の下面に、内栓5の上面を対向させて嵌着して形
成した栓体6を嵌着し、前記外栓4の下面と内栓
5の上面間に、円形の周壁7aを有する空〓7を
形成し、前記空〓7内に、羽根車8を、軸8aに
より回転自在に軸着し、前記周壁7aに、複数の
スピン孔9の一端9aを、前記周壁7aの周方向
の同一向きに向かつて開口させ、前記スピン孔9
の他端9bを、前記容器1内の上部に開口させ、
前記複数のスピン孔9の他端9bのうち、少なく
とも1つには、容器1の底部に開口する吸気管注
出孔12を設けて流動体注出装置とする。
〔作用〕
先ず、容器1全体を倒立させ、これを加圧して
内圧を高めると、容器1内に収容された流動体A
は、スピン孔9の他端9bからスピン孔9に圧入
され、スピン孔9の一端9aから、空〓7内の周
壁7aの周方向に向かつて、噴出される。
それと、同時に、加圧された空気が、吸気管1
0を経て、吸気管10の接続されたスピン孔の他
端9bからスピン孔9に圧入され、スピン孔9の
一端9aから、空〓7内の周壁7aの周方向に向
かつて噴出される。
そして、一端9a,9aから噴出された流動体
Aと空気は、羽根車8に吹き付けられ、羽根車8
を高速回転をさせる。そして、一端9aから噴出
された流動体A又は空気は、羽根車8のフイン8
b間に入つて、フイン8bと共に周方向の次の位
置の一端9aの位置に移動する。そして、その一
端9aから空気又は流動体Aが、前記フイン8b
間の流動体A又は空気に向かつて噴出されて、攪
拌され泡状となり、これが注出孔12から吐出さ
れる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づい
て説明する。
この実施例は、可撓性のある容器1に口頸部2
が形成され、その口部3には略円盤状に形成され
た外栓4の下面に内栓5の上面を対面させて密嵌
して形成される栓体6が嵌合されている。この栓
体6内には、外栓4又は内栓5のうち少なくとも
一方側に円型の凹部を形成することにより、前記
外栓4の下面と内栓5の上面間に、円形の周壁7
aを有する空〓7が形成されている。この空〓7
内には、軸8aに4枚のフイン8bを形成した羽
根車8が回転自在に軸着されている。
前記内栓5に形成された周壁7の周壁7aに
は、2つのスピン孔9の一端9aが、前記周壁7
aの周方向の同一の向きに向かつて開口させてあ
り、前記スピン孔9の他端9bは、前記容器1内
の上部に開口させてある。
そして、前記一端9aは内栓5の上面から前記
空〓7内に至る溝となつており、その角度は羽根
車8の回転面に対し、接線方向となつている。こ
の溝は内栓5を外栓4に密嵌させることにより、
外栓4の下面に密接して流路となり、スピン孔9
から圧送される流体をフイン8bに噴射して、羽
根車8を回転させる機能を有する。
前記2つのスピン孔9,9のうち一方のスピン
孔9の他端9bには、容器1の底部に至つて開口
する吸気管10が接続されており、容器内の空気
をスピン孔9内に導入し得るようになつている。
前記外栓4の上面には注出ノズル11が突設さ
れており、その内側には複数の注出孔12,12
が穿設されている。この注出孔12,12は前記
羽根車8に対応する部位、即ち羽根車8の回転面
内に対応する位置に設けられ、前記空〓7内に連
通している。
前記口頸部2にはキヤツプ13が螺着し得るよ
うになつており、このキヤツプ13の平面部には
凸部14が形成され、その下面には注出ノズル1
1を密閉するための環状パツキン15が突成され
ている。
上記した構成においてその動作例を説明する。
先ず、容器1全体を倒立させ、これを加圧して
内圧を高めると、流動体Aはスピン孔9を介して
フイン8bに噴射される。これと同時に、加圧さ
れた容器内の空気は吸気管10、及びスピン孔9
を介してフイン8bに吹き付けられる。
このようにフイン8bには空気と流動体Aとが
噴流となつて吹き付けられ、羽根車8は高速で回
転する。このため、前記空〓7内では、空気と流
動体Aとが混然一体となつて渦巻き、泡状物が生
成される。この泡状物は内圧に押されて注出孔1
2,12より容器外に連続的に注出される。
なお、以上述べた実施例では、スピン孔9が2
ケ所設けられているが、この例に限らず3ケ所以
上設けることができるのは勿論、フイン8bの枚
数も適宜増減し得ること勿論である。
第4図は他の実施例を示し、外栓4の周縁部を
下方に延設し、ここにスピン孔9,9を穿設した
ものである。このようにスピン孔9は外栓4又は
内栓5のいずれにも形成することができる。
なお、注出孔12からの流出経路中にスポンジ
等により形成した多孔体を装着することにより、
泡を微細なものとすることができ、良質のフオー
ムを得ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、羽根車に流動体と空気とを噴
射して、羽根車を回転させることによつて流動体
と空気との混合を促進せしめ、泡状にして注出さ
せるようにしたのである。
したがつて、本考案は、ポンプ装置等を設け
ず、構造が簡単で、持ち上げた状態で片手の操作
で泡の吹出しができる泡注出装置を、流動体と空
気が充分に攪拌されて、望ましい泡を形成できる
泡注出装置にすることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第3図は
平面図、第4図は他の実施例を示す断面図、第5
図は従来の泡注出装置を示す断面図、第6図は別
の従来例の断面図である。 1……容器、2……口頸部、3……口部、4…
…外栓、5……内栓、6……栓体、7……空〓、
7a……周壁、8……羽根車、8a……軸、9…
…スピン孔、9a……一端、9b……他端、10
……吸気管、12……注出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性ある容器1の口部3に、外栓4の下面
    に、内栓5の上面を対向させて嵌着して形成した
    栓体6を嵌着し、前記外栓4の下面と内栓5の上
    面間に、円形の周壁7aを有する空〓7を形成
    し、前記空〓7内に、羽根車8を、軸8aにより
    回転自在に軸着し、前記周壁7aに、複数のスピ
    ン孔9の一端9aを、前記周壁7aの周方向の同
    一向きに向かつて開口させ、前記スピン孔9の他
    端9bを、前記容器1内の上部に開口させ、前記
    複数のスピン孔9の他端9bのうち、少なくとも
    1つには、容器1の底部に開口する吸気管10を
    接続し、一方、外栓4の上面には、前記空〓7内
    に連通する注出孔12を設けたことを特徴とする
    泡注出装置。
JP1985193665U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0415660Y2 (ja)

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