JPS6027492Y2 - 泡噴出器のノズル構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は泡噴出器のノズル構造に係る。

従来知られているトリガータイプ噴霧器のノズル先端の
外面に、発泡用ノズルキャップを嵌合させることで泡噴
出器としたものがあるが、本案は該泡噴出器のノズルを
改良することで泡が広範囲に拡大されて放出されるよう
にしたものである。

以下図面について説明すると、１は液体噴出用の筒口、
つまり噴霧器として使用する場合におけるノズルである
。

該筒口内には先端面に渦巻き状溝等のスピン機構２を有
する栓体３が内装され、該筒口の筒部先端には口蓋４が
嵌着させである。

図示しないトリガーの操作によって筒口の吐出路５から
スピン機構２内に入った液体は、高速回転し乍ら口蓋頂
壁の中心に穿設された液体噴出孔６から噴出するもので
ある。

上記筒口の先端外面へは適当数の外気導入孔７・・・と
泡噴出用孔８とを有するノズルキャップ９を水密に合さ
せる。

該キャップは、頂壁１０周縁から上記筒口１外周へ螺合
させた周壁１１を突出させたもので、その頂壁中心には
泡噴出器８が穿設させである。

該泡噴出器は、該孔内で上記液体噴出孔から高速回転で
噴出される液体と外気導入孔から入る外気とを混合して
発泡させる発泡室と泡吐出路とを兼用するものであるか
ら、適当長さに設ける。

図示のように頂壁の内面から筒部１２を突出させ、該筒
部の筒孔で泡噴出器の内面側部分を形成させるとよい。

泡噴出器の内面側開口端へは外気導入孔７の内面側開口
端を位置させる。

該外気導入孔の外面側開口端は頂壁上面の周縁部に開口
させてあり、ノズルキャップの周壁１１と上記筒部１２
との間を通って上記のように泡噴出器の内端と連通させ
である。

上記液体噴出孔６と泡噴出器８とは、同一軸線上に位置
させてあり、又泡噴出器８は、内面側が大径で外面側が
小径のテーパ状孔に形成させるものとする。

上記構成において、図示しないトリガー操作によって液
体噴出孔６から泡形成用液体が高速回転し乍ら泡噴出器
８内へ入ると、該泡噴出器の内端には外気導入孔７の内
端が開口させであるため、液体と空気とが混合して連続
発泡され、該無数の泡は泡噴出用孔を通ってノズルキャ
ップ外方へ放出される。

本案は上記構成とするものであり、従来この種泡噴出器
の泡噴出器は、その内面側端部から外面側端部までの同
径であったため、泡が棒状に連続噴出されるものであっ
たが、本案では液体噴出孔６と泡噴出器８とを同一軸線
上に位置させると共に泡噴出器を内面側が大径でかつ外
面側が小径をなす適当長さのテーパ状孔に形成させたか
ら、又外気導入孔７の内端は液体噴出孔と泡噴出器との
連通部分へ開口させであるから、液体と空気との混合に
よる発泡効果が高く、しかも連続して発生する無数の泡
は泡噴出器の孔壁に沿って該孔壁の延長方向へ放出され
るため、泡噴出器の外端から離れるに従って泡を広い範
囲に分散させることが出来て使用上便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案に係る泡噴出器のノズルの断面図である。 １・・・・・・液体噴出用筒口、７・・・・・・外気導
入孔、８・・・・・・泡噴出器、９・・・・・・ノズル
キャップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 液体噴出用筒口１の先端外面へ、外気導入孔７・・・と
   泡噴出器８とを有するノズルキャップ９を水密に嵌合さ
   せて上記筒口１の液体噴出孔６と泡噴出器８とを連通さ
   せ、かつ該連通部分へ外気導入孔７の内端を開口させた
   泡噴出器のノズルにおいて、上記液体噴出孔６と泡噴出
   器８とを同一軸線上に位置させると共に、泡噴出器８を
   、内面側が大径でかつ外面側が小径をなす適当長さのテ
   ーパ状孔に形成させたことを特徴とする泡噴出器のノズ
   ル構造。