JPH074212Y2 - 泡絞り出し容器の蓋体 - Google Patents

泡絞り出し容器の蓋体

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JPH074212Y2
JPH074212Y2 JP1989072078U JP7207889U JPH074212Y2 JP H074212 Y2 JPH074212 Y2 JP H074212Y2 JP 1989072078 U JP1989072078 U JP 1989072078U JP 7207889 U JP7207889 U JP 7207889U JP H074212 Y2 JPH074212 Y2 JP H074212Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は容器の口部に取り付ける蓋体に関するものであ
り、尚詳しくは、合成樹脂製容器の胴部を押圧すること
により容器内容液を容器から噴出させる際、木目細かな
発泡状態として小出しし得る蓋体に関するものである。
[従来の技術] 今日、種々の液体を発泡状態で所要箇所に塗布する為
に、容器内の液体と空気とを容器から噴出させる際、液
体と空気とを混合して多孔体を通過させることにより発
泡させる種々の容器が使用されている。
この容器内の空気と液体とを混合発泡させる容器は、容
器胴部を押圧変形させて内容液を発泡状態で噴出させた
後、容器胴部の復元性により外気を容器内に吸入するも
のであり、外気の流入を迅速とすることにより発泡状態
とした液体の噴出を素早く繰り返し得る様にする為、多
孔体による液体流出流路とは別に逆止弁を有する空気流
入流路を設けるものがある(例えば実開昭57-167051
号)。
この液体流出流路と空気流入流路とを有する容器蓋は、
第7図に示す様に、中蓋30に多孔体65を固定し、多孔体
65下方に固定するパイプ75の内腔を通って多孔体65に至
る第1流路と、前記多孔体65の下端側方に透孔77を設け
て容器内から多孔体65に至る第2流路とを設け、多孔体
65の位置とは別に中蓋30を上下に貫通する透通孔78及び
該透通孔78を閉鎖し得る球状等の逆止弁79を設けるもの
である。
この蓋体10を用いた容器は、正立状態で容器胴部を押圧
すれば、容器内の圧力上昇により逆止弁79が押し上げら
れて第3流路とされる透通孔78を塞ぎ、容器内の発泡性
液体がパイプ75内の第1流路を上昇し、容器内上部の空
気は第2流路である透孔77を通って多孔体65に至り、多
孔体65にて空気と液体とを混合することにより液体を発
泡状態として噴出口29から噴出させることができる。そ
して、容器胴部の押圧を解除すると容器内は減圧状態と
なり、逆止弁79が降下して噴出口29から流入する外気は
透通孔78を経て容器内に入り、次回の胴部押圧を可能な
状態に素早く戻し得るものであり、該容器を倒立状態で
使用する場合は、押圧による容器の内圧上昇により逆止
弁79は透通孔78に強く押し付けられ、発泡正液体は第2
流路である透孔77から多孔体65に流れ込み、容器底部近
傍の空気はパイプ75内を通って多孔体65に流入し、正立
使用時と同様に発泡性液体を多孔体65内にて発泡状態と
して噴出口29から噴出させ、容器胴部の押圧を解除する
と容器内は減圧され、逆止弁79が透通孔78から浮き上
り、外気を迅速に容器内に流入させることができる。
[考案が解決しようとする課題] 上記多孔体を設けた排出流路とは別個に逆止弁を設けた
空気流入流路を形成する従来の蓋体は、迅速な繰り返し
発泡が可能であるも、倒立状態で押圧発泡を繰り返す
際、発泡状態で噴出される液体の木目が粗くなる欠点が
有った。
更に、上記多孔体へ至る第1流路及び第2流路とは別
に、逆止弁を具えた空気流入流路としての第3流路を形
成することは、中蓋の直径が大きくなる為に、蓋体の小
型化が困難であった。又、内容液が塩素系のカビ取り剤
の如く、有害物質を含むことも有り、この様な内容物は
ガスを発生することが有る為にドレン機構を設ける必要
が有り、このドレン機構として多孔体を通らない第3流
路を用いるも、この様な内容物の場合には第3流路に設
ける鋼球等の逆止弁には耐蝕性が要求され、製造費が高
くなる欠点が有った。
尚、前記発泡状態となって噴出される液体の木目が粗く
なる理由としては、容器胴部の復元時に容器内に流入す
る外気の大部分は逆止弁が設けられている第3流路から
流入するも、極く一部は多孔体を通り、多孔体内の発泡
性液体と共にパイプ内に引き込まれ、パイプの内腔に発
泡状態の内容液が流入付着することとなり、透孔及びパ
イプ内腔により形成される第1流路はその直径が比較的
小さく且つ流路長が長い為、容器胴部を押圧変形させた
際、パイプ内腔等に残溜付着する泡がパイプ内を通って
多孔体に送られる空気の流量を減少させることとなり、
多孔体内で混合される空気と発泡性液体との混合比が変
化する為と思われる。
[課題を解決するための手段] 中蓋と蓋体本体とにより構成される発泡性液体の絞り出
し容器の蓋体において、前記中蓋から容器底部近傍に至
るパイプを前記中蓋へ取り付け、且つ、該中蓋に可動体
収納室を形成し、発泡機能を有する可動体を容器の中心
軸に沿って移動可能として可動体収納室に摺動自在に挿
入し、前記パイプの内腔から可動体収納室の下方部分に
連通する第1流路を形成すると共に、中蓋のパイプ取り
付け部外周には容器内から可動体収納室の下方部分に連
通する第2流路を形成し、更に、可動体が上昇すると可
動体の側壁部により閉鎖され、可動体が降下すると蓋体
本体の噴出口と容器内とを連通する第3流路を可動体収
納室の上方部分を介するように形成し、更に可動体が降
下したとき、前記第1流路を閉鎖し得る栓体部を可動体
に設けることとする。
[作用] 本考案に係る蓋体は、発泡機能を有する可動体を摺動自
在に中蓋の可動体収納室に挿入するものであり、又、中
蓋から容器底部近傍に至るパイプを有すると共にこのパ
イプの内腔から中蓋の可動体収納室下方部分に連通する
第1流路を設け、且つ、容器内と蓋体本体の噴出口とを
可動体収納室上方部分を介するようにして連通する第3
流路を設けており、可動体が上昇すると可動体の側壁部
により第3流路が閉鎖され可動体が降下すると可動体の
栓体部により第3流路が閉鎖される故、可動体の上下動
により第1流路又は第3流路の何れか一方を常に閉鎖す
ることができる。
従って、第1流路又は第3流路の何れか一方を閉鎖する
弁体として可動体を利用することにより、可動体によっ
て第3流路を閉鎖したとき、発泡性液体を発泡状態とし
て容器から噴出させることができ、又、第1流路を閉鎖
して迅速に外気を流入させることができる。
即ち、内溶液の噴出時は可動体収納室の下方部分に連通
する第1流路及び第2流路を有している故、この第1流
路及び第2流路から内溶液及び容器内空気が各々可動体
収納室に導かれ、可動体収納室に挿入した発泡機能を有
する可動体を通過することにより内溶液は発泡状態とさ
れて噴出口から噴出され、容器胴部の復元時は、可動体
が降下して第3流路が開かれると共に栓体部が第1流路
を閉鎖し、外気は噴出口から第3流路の小孔を通り、可
動体を通過することなく容器内に流入する故、迅速に容
器内へ流入し、第1流路は閉鎖されている故、発泡状液
体が多孔体から第1流路に逆流することを確実に防止す
ることができる。
[実施例] 本考案の第1実施例は、第1図に示す様に容器口部71に
螺合する雌螺子部22を有する蓋体本体20へ中蓋30を嵌入
固定し、中蓋30内に多孔体65を有する可動体50を挿入す
ると共に、パイプ75を中蓋30に固定し、且つ、蓋体本体
20にカバーキャップ12を取り付ける蓋体10である。
この蓋体本体20は周壁部下方部21の内側に雌螺子部22を
有し、該雌螺子部22により容器口部71へ固定するもので
あり、段部23を介した周壁部上方部25の外側に雄螺子部
26を形成してカバーキャップ12を取り付け得る様にして
いる。又、周壁部上方部25の内側には水平方向に平板状
とした天板部27を設け、該天板部27の中央から上方に円
筒部28を設けて内容液を噴出させる噴出口29を形成す
る。
そして中蓋30は、前記周壁部上方部25内に嵌合される円
筒状の外周部31と、外周部31の上端から内方へ水平に形
成されて前記天板部27の下面に当接される頂部33と、該
頂部33の内縁から垂下し且つ前記外周部31とに適宜の間
隙34を有する円筒状の内周部35と、内周部35の下端から
内方へ水平に成形される底部37とを有して内周部35の内
側に可動体収納室を形成し、前記底部37の下面には円筒
状のジョイント部基部45を設け、ジョイント部基部45内
に環状溝部49を形成し、ジョイント部基部45の下端から
下方にパイプ75を固定するジョイント部47を設け、更
に、前記底部37の中央にはパイプ75の内腔に連通する透
孔41を設けて容器内から可動体収納室の下方部分に通じ
る第1流路を形成し、ジョイント部基部45の外周に沿っ
て底部37を貫通する貫通孔42を設け容器内から可動体収
納室の下方部分に通じる第2流路を形成し、又、前記頂
部33にも内周壁35の内側に外周部31と内周壁35との間隙
34を連通させる小孔43を設けて容器内から可動体収納室
の上方を介して噴出口29に通じる第3流路を形成するも
のである。
又、可動体50は円筒状の側壁部51内に多孔体65を固定
し、該側壁部51の外周を中蓋内周部35の内側に対して上
下方向に摺動可能として中蓋30の可動体収納室に挿入す
るものであり、側壁部51の下端から内方に平板状の底部
53を形成し、底部53の中央下面から僅かに突出させるこ
とにより前記中蓋30の中央に形成した透孔41を閉鎖し得
る円柱状の栓体部55を形成し、該栓体部55と同心円とし
た円筒状の脚部59を底部53から垂下させ、更に、底部53
を貫通する複数の内側連通小孔57を脚部59の内周に沿っ
た位置に設けると共に底部53を貫通する複数の外側連通
小孔58を脚部59の外周に沿った位置に設けるものであ
る。
尚、前記脚部59は中蓋30のジョイント部基部45に形成し
た環状溝部49に挿入し得る様にし、可動体50が降下位置
のときは、第1図左半に示す様に栓体部55が透孔41を閉
鎖し、可動体50が上昇位置のときは、第1図右半に示す
様に可動体側壁部51の上端が天板部27の下面に当接され
て中蓋30の頂部33に形成された小孔43による第3流路を
閉鎖し、且つ、栓体部55は中蓋30の底部37から浮き上っ
て透孔41を開口状態とするものである。
従って、発泡性液体を収納した容器の口部71に本実施例
に係る蓋体10を螺合し、カバーキャップ12を外して正立
状態で容器胴部を押圧変形させると、容器の内圧上昇に
より可動体50が押し上げられ、容器の中心軸に沿って移
動することにより側壁部51の上端が天板部27に接し、以
て中蓋頂部33に形成した小孔43による第3流路が閉鎖さ
れ、容器内の空気は第2流路である中蓋底部37に形成し
た貫通孔42から可動体50の外側連通小孔58を経て多孔体
65に至り、又、容器内の発泡性液体は第1流路であるパ
イプ75の内腔を上昇し、透孔41及び内側連通小孔57を経
て多孔体65に至り、発泡性液体は多孔体65内で発泡状態
とされて噴出口29から噴出される。又、容器胴部の押圧
を解除すると、胴部の復元性により容器内は減圧され、
第1流路及び第2流路により容器内に連通された可動体
収納室の下方部分も減圧状態となり、可動体50はその自
重と流入空気の圧力抵抗とによって降下し、可動体50の
栓体部55が透孔41の上端に接して第1流路を閉鎖すると
共に、中蓋頂部33に設けた小孔43が開口され、噴出口29
を経た外気は第3流路である小孔43及び内周部35と外周
部31との間隙34を経て容器内に流入する。
そして該容器を倒立状態で使用する場合は、容器を倒立
させたとき、可動体50が自重で蓋体本体20の天板部27に
接する位置へ降下して第3流路である中蓋頂部33に形成
した小孔43を塞ぎ、容器胴部を押圧変形させると発泡性
液体は第2流路である中蓋底部37の貫通孔42及び可動体
底部53の外側連通小孔58を経て多孔体65に流入し、容器
内の空気は第1流路であるパイプ75の内腔、中蓋底部37
の透孔41、及び可動体底部53の内側連通小孔57を経て多
孔体65に流入し、発泡性液体は多孔体65内で発泡状態と
されて噴出口29から噴出する。又、容器胴部の押圧を解
除すると、容器の復元力により容器内が減圧され、第1
流路及び第2流路により容器内に連通された可動体収納
室の下方部分も減圧状態となり、倒立状態となっている
ために可動体50の上方に位置する可動体収納室の下方部
分が減圧状態となることにより可動体50が吸い上げら
れ、可動体50の栓体部55が中蓋底部37に設けた透孔41を
塞ぎ、中蓋頂部33に設けた小孔43が開口して噴出口29か
ら流入する外気が小孔43を経て容器内に導かれる。
尚、可動体50に設けた脚部59は、可動体50が中蓋30内で
摺動して容器の中心軸に沿うように移動する際に可動体
50の軸線がずれることを防止し、以て可動体50の摺動を
円滑に行なわせると共に、第2流路であるジョイント部
基部45外側の貫通孔42を通る容器内空気又は発泡性液体
と、第1流路であるパイプ75の内腔及び透孔41を通る発
泡性液体又は容器内空気と、を確実に分けて多孔体65に
流入させるものである。
この様に本実施例は、多孔体65を内蔵することにより発
泡機能を有する可動体50を弁体として排出流路である第
1流路及び第2流路と空気流入流路である第3流路との
切り換えを行ない、第3流路は中蓋30の外周部31と内周
部35との間隙34及び頂部33に形成する小孔43によって形
成することができ、空気流入流路の構造を単純化しつつ
可動体50の周縁部分に形成できる故、発泡作用を有する
多孔体65と別個に球体等の逆止弁79を用いて空気流入流
路を形成する場合に比較して蓋体10の直径を小さくする
ことができる。
又、容器胴部の押圧を解除したとき、可動体50の栓体部
55が第1流路の透孔41を閉鎖し、以て多孔体65で発泡状
態となった内溶液が第1流路である透孔41及びパイプ75
の内腔に逆流付着することを確実に防止し得る故、該容
器を倒立状態で使用するに際し、容器胴部を押圧して内
溶液を発泡状態で噴出させるとき、パイプ75の内腔を経
て多孔体65に流入する容器内空気の流量が減少すること
を確実に防止し、常に木目の細かい発泡状態で内溶液を
繰り返し噴出させることができる。
又、本考案の他の実施例は、第4図に示す如く、容器口
部71の頂面72に載置される中蓋基部38を有するものであ
り、該中蓋基部38の下面から容器口部71に挿入する円筒
部39を形成し、中蓋基部38の内周から上方に蓋体本体20
の周壁部上方部25に挿入される外周部31、頂部33、内周
部35を形成し、内周部35の下端から内方に底部37を形成
し、底部37の中央に透孔41を形成すると共に透孔41の周
縁から下方にパイプ75を固定する為のジョイント部基部
45及びジョイント部47を形成し、ジョイント部基部45の
外周に沿って底部37に貫通孔42を形成し、中蓋頂部33に
小孔43を形成する中蓋30とし、又、可動体50は第1実施
例と比較して底部53に形成する円筒状の脚部59を省略す
るものである。
この第2実施例は、可動体50の形状が単純化され、製造
容易であり、更に、中蓋30は中蓋基部38の下面に設けた
内筒部39により容器口部71へ嵌合固定される故、中蓋30
を容器口部71に固定し、中蓋30の内周部35内に可動体50
を挿入し、然る後蓋体本体20を容器口部71へ螺入するこ
とにより蓋体10を容器と一体とすることができ、内容液
を充填した容器への被蓋等容器の取り扱いが容易であっ
て、内容液の噴出に際しては第1実施例と同様に木目細
かな発泡状液体の噴出を繰り返すことができる。
尚、この場合、可動体側壁部53に形成する外側連通小孔
58及び内側連通小孔57は、第3図に示した様に、内側連
通小孔57を環状に配置し、該内側連通小孔57と同心円状
に外側連通小孔58を配置する場合のみでなく、栓体部55
の外周から側壁部51の内側に至る範囲で適宜長さとした
放射状のスリットを複数個設ける様にすることもでき
る。
又、可動体50は側壁部51の内側に多孔体65を挿入する場
合に限ることなく、第5図及び第6図に示す様に、円筒
状の側壁部51上端近くから水平方向へ平板状に形成し且
つ多数の微小孔63を設けた平板部61と、該平板部61の中
央から該壁部51の下端よりも下方迄延設する円柱状の栓
体部55を有する可動体50とすることも有る。
この可動体50の実施例も、中蓋底部37に形成した透孔41
を該栓体部55により閉鎖することができ、平板部61に設
けた微小孔63により木目細かな発泡状態を得ることがで
きるものであって、発泡機能を有していることは前記実
施例と同様である。尚、この可動体50では栓体部55内に
上方から凹所を形成して栓体部55を円筒状とし、以て資
材を節用することもできる。
[考案の効果] 本考案に係る蓋体は、蓋体本体内に固定される中蓋へ発
泡機能を有する可動体を摺動自在に設け、該可動体を用
いて発泡性液体の噴出時は空気流入流路となる第3流路
を閉鎖して発泡状液体の噴出を確実に行なわせ、外気流
入時は第1流路としてのパイプ内腔に連通する透孔を可
動体の栓体部にて閉鎖する故、パイプ内腔に発泡状態と
された内容液が逆流することなく、倒立状態でも木目細
かな発泡を繰り返すことが可能であり、発泡機能を有す
る可動体を用いて空気流入流路を閉鎖する故、空気流入
流路の構造を単純化し、蓋体の小型化を容易とする利点
が有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蓋体の垂直断面図にして、第2図
は中蓋の上面図、第3図は可動体の下面図であり、第4
図は蓋体の第2実施例を示す垂直断面図であって、第5
図及び第6図は可動体の他の実施例を示す垂直断面図及
び下面図、第7図は従来の蓋体の一例を示す図である。 10=蓋体、12=カバーキャップ、20=蓋体本体、21=周
壁部下方部、23=段部、25=周壁部上方部、27=天板
部、29=噴出口、30=中蓋、31=外周部、35=内周部、
37=中蓋30底部、41=透孔、42=貫通孔、43=小孔、47
=ジョイント部、50=可動体、51=側壁部、53=可動体
底部、55=栓体部、59=脚部、61=平板部、63=微小
孔、65=多孔体、71=容器口部、75=パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中蓋と蓋体本体とにより構成される発泡性
    液体の絞り出し容器の蓋体において、前記中蓋から容器
    底部近傍に至るパイプが前記中蓋に取り付けられ、且
    つ、該中蓋に可動体収納室を設けると共に容器中心軸に
    沿って移動可能とした発泡機能を有する可動体を可動体
    収納室内に摺動自在に有し、前記パイプの内腔から可動
    体収納室の下方部分に連通する第1流路が形成されてい
    ると共に、中蓋のパイプ取り付け部外周には容器内から
    可動体収納室の下方部分に連通する第2流路が形成され
    ており、更に、可動体が上昇すると可動体の側壁部によ
    り閉鎖され、可動体が降下すると蓋体本体の噴出口と容
    器内とを連通する第3流路が可動体収納室の上方部分を
    介して形成された中蓋を有し、又、可動体が降下したと
    き、前記第1流路を閉鎖し得る栓体部を可動体に有する
    ことを特徴とする泡絞り出し容器の蓋体。
JP1989072078U 1989-06-20 1989-06-20 泡絞り出し容器の蓋体 Expired - Lifetime JPH074212Y2 (ja)

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