JPH0427558Y2 - - Google Patents

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JPH0427558Y2
JPH0427558Y2 JP9540686U JP9540686U JPH0427558Y2 JP H0427558 Y2 JPH0427558 Y2 JP H0427558Y2 JP 9540686 U JP9540686 U JP 9540686U JP 9540686 U JP9540686 U JP 9540686U JP H0427558 Y2 JPH0427558 Y2 JP H0427558Y2
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foam
mixing chamber
bottle
air
discharge hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカビトリクリーナー、石鹸液などの発
泡性液体(界面活性剤を含む比較的低粘度の液
体)を、ボトルを押圧することによつて加圧しな
がら発泡させて注出する器具に関する。
〔従来の技術〕
従来このような泡注出器具は、第5図に示すご
とく弾力性を有するプラスチツク製のボトル30
の開口部に、泡注出口32を有するキヤツプ31
が冠着され、またこのキヤツプ31の内部には混
合器33が嵌入されている。この混合器33は、
中央部に空気管34が挿着され、その周囲に発泡
性液体の吐出孔35が設けられるとともに、空気
管34と液体の吐出孔35との合流部に混合室3
6が形成されている。さらに混合室36と泡注出
口32との間には、泡を均質化させる多孔体例え
ばネツト37がキヤツプ31と混合器33とによ
り挟着されている。なお38は泡注出口32を閉
鎖する注口栓である。
このように構成されており、この器具を使用す
るときは第6図に示すごとく、先ず注口栓38を
取外し、泡注出口32側を下に向けてボトル30
を加圧すると、ボトル30の上部空間に溜つてい
る空気が圧縮されて空気管34を降下する。同時
にボトル30内の発泡性液体39もともに押圧さ
れて吐出孔35を流下し、この降下した空気と流
下した液体は混合室36にて混合されて泡沫状と
なる。この泡沫状となつた液体は、さらにネツト
37によつて均質化され、泡注出口32から外部
に注出される。
ついでこのボトル30の加圧を止めると、ボト
ル30はその弾性により元の状態に復帰しようと
する。そのためにボトル30内は負圧となるの
で、外部との圧力差により泡注出口32から再び
空気を吸込み、ボトル30は元の状態に復帰す
る。このような操作を繰返し、連続して泡を発生
させ注出するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような泡注出器具には以下の如
き欠点を有していた。
(a) 泡注出口32を下方に向けて使用するので、
ボトル30を加圧しない場合でも発泡性液体3
9が吐出孔35を流下し、泡注出口32から外
部に流出していた。
(b) 注出する泡を微細化し、かつ均質化するため
に細目のネツト37を使用すると、空気の吸込
み時に、このネツト37のために吸込みが悪く
なり、従つてボトル30の復元時間が長くな
り、連続使用しにくくなつた。
(c) ボトル30を加圧して泡を注出させたのち外
部から空気を吸込む場合に、流入する空気は空
気管34を上昇するが、一部の空気は吐出孔3
5から発泡性液体39内に流入し、液内を発泡
しながらボトル上部の空間に上昇するので、ボ
トル上部空間が泡で充填することになる。これ
を反復すると、ボトル30を加圧した場合にこ
の泡が空気管34を流下するために、発生する
泡が次第に変質して濃厚になり、均質な泡を得
ることができなくなり好ましくなかつた。
本考案は上記問題点を解決し、発泡性液体の流
出を防止するとともに常に均質な泡を発生させる
泡注出器具を提供する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本考案の技術的手
段は、弾性プラスチツク製のボトルと、該ボトル
の開口部に冠着され泡注出口を有するキヤツプ
と、該キヤツプに嵌入され中央部に挿着された空
気管の周囲に液体の吐出孔を設け空気管と吐出孔
との合流部に混合室を形成した支持体と、前記混
合室と泡注出口との間に挿着された多孔体とから
なる泡注出器具において、前記混合室を筒状に形
成し、該混合室の液体吐出孔の出口に逆止弁を取
付けるとともに混合室の泡注出口側入口に段部を
形成し、中央部を多孔状とし周辺に空気の流通孔
を設けた多孔体を混合室内の逆止弁と段部との間
に移動自在なるように嵌入したことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
以上の如く構成されており、これを使用する場
合に先ず泡注出口側を下に向けると、多孔体は混
合室内を移動して段部に当接する。そのために多
孔体の周辺に設けられた空気の流通孔は段部によ
つて閉鎖される。ついでボトルを加圧すると、ボ
トルの上部空間に溜つている空気が圧縮されて空
気管を降下する。また同時にボトル内の発泡性液
体もともに押圧されて吐出孔を流下するととも
に、液圧によつて逆止弁を開口して混合室に流入
し、降下した空気と流入した液体は混合室にて泡
沫状となる。この泡沫状となつた液体は、ついで
多孔体から泡注出口に注出されるが、この場合多
孔体の周辺の空気の流通孔は段部によつて閉鎖さ
れているので、多孔状の個所からのみ流出し、均
質化された泡が注出される。
ついでボトルの加圧を止めると、ボトルはその
弾性により元の状態に復帰しようとし、そのため
にボトル内は負圧になるので、外部との圧力差に
より泡注出口から空気が吸込まれる。この場合多
孔体は空気の吸入圧によつて混合室の上方に押も
どされ、当接していた段部から遊離して周辺の流
通孔が開放されるので、外部からの空気は多孔状
の個所を通過することなくこの流通孔から混合室
に流入する。さらにこの空気は逆止弁によつて吐
出孔に流入するのを阻止され、空気管のみから上
部空間に流入する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は泡注出器具の要部の側断面図、第2図
は分解した構成部品の一部断面とした側面図であ
る。
ボトル1は弾性を有するプラスチツクで製作さ
れ、円筒状の端部に開口部2が設けられている。
この開口部2には該開口部2の延長上に同心に泡
注出口4を有するキヤツプ3が冠着されており、
さらにこの内部には支持体5が嵌入されている。
この支持体5には中央部に空気管の支持座6が設
けられ、この支持座6に他端がボトル1の底部に
達する空気管7が挿着され、またこの支持座6の
周囲には支持体5を縦通する複数の液体の吐出孔
8が穿設されている。この空気管7と吐出孔8と
が合流するキヤツプ3の内部にはほぼ円筒状をし
た混合室9が形成されている。この混合室9の液
体の吐出孔8の出口側には、偏平円環状の逆止弁
10が取付けられている。この逆止弁10はシリ
コンゴムなどの弾性体で作られ、周部はキヤツプ
3と支持体5とにより挟着され、常時は混合室9
側から吐出孔8を閉鎖しており、吐出孔9から加
圧された液体が流入したときのみ弾性に抗して開
口するように調整されている。また混合室9の泡
注出口4側の入口には段部11が形成され、混合
室9の径は泡注出口4の径よりも大きくされてい
る。12は多孔体であり、混合室9内に移動自在
に嵌入され、第3図に示す如く中央部はネツト1
3などを取付けて多孔状とし、周辺にはネツト1
3の網目よりも大きくした複数の空気の流通孔1
4が設けられている。そして多孔体12が段部1
1に当接すると、段部11によつて流通孔14は
閉鎖され、多孔体12が段部11から離れると流
通孔14が開放されるようになつている。なお1
5は泡注出口4を閉鎖するときに使用する注口栓
である。
第4図は使用状態を示す側断面図であり、図の
左半分はボトル1を加圧して泡を注出している状
態、図の右半分は空気を吸込んでいる状態をあら
わしている。
この器具を使用する場合は、注口栓15を取外
して泡注出口4側を下に向けると、多孔体12は
混合室9内を移動して段部11に当接する。その
ために空気の流通孔14は段部11によつて閉鎖
される。ついでボトル1を加圧すると、ボトル1
の上部空間16に溜つている空気が圧縮されて空
気管7を降下する。また同時にボルト内の発泡性
液体17もともに押圧されて吐出孔8を流下する
とともに、液圧によつて逆止弁10を開口して混
合室9に流入し、降下した空気と流入した液体と
は混合室9にて混合されて泡沫状となる。この泡
沫状となつた液体はさらに多孔体12から泡注出
口4に注出されるが、この場合多孔体12の流通
孔14は段部11によつて閉鎖されているので、
ネツト13のみから流出し、このネツト13によ
つて泡が均質化される。
ついでボトル1の加圧を止めると、ボルト1は
その弾性によつて元の状態に復帰しようとし、そ
のためにボトル1内は負圧になるので、外部との
圧力差により泡注出口4から空気が吸込まれる。
この空気の吸入圧によつて多孔体12は混合室9
の上方に押しもどされ、当接していた段部11か
ら遊離して、流通孔14が開放されるので、吸込
まれる空気はネツト13を通過することなく、抵
抗の少ない流通孔14から混合室9に流入する。
さらにこの空気は、逆止弁10によつて吐出孔8
に流入するのを阻止され、空気管7のみから上部
空間16に流入してボトル1は元の状態に復帰す
る。
このような操作を繰返して連続して泡注出口4
から均質化された泡が注出される。
なお多孔体12に取付けられるネツト13は、
これに限定されるものではなく、多孔質の発泡体
としてもよい。また逆止弁10は弾性プラスチツ
クまたは他の合成ゴムなどを適用することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したごとく本考案は、発泡性液体の吐
出口に逆止弁を取付け、また多孔体の周辺に空気
の流通孔を設けて、この多孔体を混合室内に移動
可能に嵌入するとともに、流通孔は泡注出口側の
段部により閉鎖されるようになつているので、使
用に際しては、吸込まれる空気が発泡性液体内に
逆流することはなく、従つて上部空間に泡が発生
するという問題点はなくなり、また流入する空気
は流通孔から円滑に吸込されるので、ボトルの復
元も速くなり、常に均質な泡の注出をおこなうと
ともに連続使用が容易となる。さらにボトルを加
圧しない場合は逆止弁の弾性によつて吐出孔は閉
鎖されているので、発泡性液体の流下が阻止さ
れ、液体が外部に流出することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例であり、第
1図は泡注出器具の要部の側断面図、第2図は分
解した構成部品の一部断面とした側面図、第3図
は多孔体の平面図、第4図は使用状態を示す側断
面図、第5図は従来の泡注出器具の要部の側断面
図、第6図は第5図の使用状態を示す側断面図で
ある。 1……ボトル、2……開口部、3……キヤツ
プ、4……泡注出口、5……支持体、7……空気
管、8……吐出孔、9……混合室、10……逆止
弁、11……段部、12……多孔体、13……ネ
ツト、14……流通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性プラスチツク製のボトルと、該ボトルの開
    口部に冠着され泡注出口を有するキヤツプと、該
    キヤツプに嵌入され中央部に挿着された空気管の
    周囲に液体の吐出孔を設け空気管と吐出孔との合
    流部に混合室を形成した支持体と、前記混合室と
    泡注出口との間に挿着された多孔体とからなる泡
    注出器具において、前記混合室を筒状に形成し、
    該混合室の液体吐出孔の出口に逆止弁を取付ける
    とともに混合室の泡注出口側入口に段部を形成
    し、中央部を多孔状とし周辺に空気の流通孔を設
    けた多孔体を混合室内の逆止弁を段部との間に移
    動自在なるように嵌入したことを特徴とする泡注
    出器具。
JP9540686U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH0427558Y2 (ja)

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NL1030992C2 (nl) * 2006-01-24 2007-07-26 Airspray Nv Knijpschuimvormer.
JP5143749B2 (ja) * 2006-01-24 2013-02-13 レクサム エアースプレー エヌ ブイ 吐出装置
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