JPH0448836Y2 - - Google Patents

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JPH0448836Y2
JPH0448836Y2 JP1985065634U JP6563485U JPH0448836Y2 JP H0448836 Y2 JPH0448836 Y2 JP H0448836Y2 JP 1985065634 U JP1985065634 U JP 1985065634U JP 6563485 U JP6563485 U JP 6563485U JP H0448836 Y2 JPH0448836 Y2 JP H0448836Y2
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foam
bottle
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liquid
mixing chamber
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカビトリクリーナー、レンジクリーナ
ー、ガラスクリーナー、等発泡性液体12を内蔵
した弾性プラスチツク製ボトルを下方へ向け手で
握つてボトル胴部を加圧することにより泡を注出
させる器具に関する。
(従来の技術) 器具を下方へ向けて泡を注出させる従来の器具
の例が特開昭53−414号公報、実開昭54−95914号
公報及び特開昭51−114708号公報等に示されてい
る。これらの例の概略構成は第5図に示すよう
に、弾性プラスチツク製ボトル7と、ボトル7の
開口部16内に装着されていて泡注出口9を有す
る中栓2と、該中栓2の泡注出口9の下部に設け
たネツト(発泡体)3と、該ネツト3の周辺部分
を中栓2とで挟持するとともに、ネツト3に関し
前記泡注出口9と反対側に液と空気が混合する混
合室20及び該混合室20に空気管6の上端開口
が連通する如く空気管6を支持する空気管座19
を有する混合器22とを具備する。空気管6の他
端(図示せず)はボトル7の底部まで延長してい
て、空気管6の上端と混合器22との間にはボト
ル7を下向きにし胴部を押圧した際のみにボトル
内の発泡性液が混合室20に流入できる発泡性液
通路23を設けてある。
又、図示してないが中栓2には外部の空気がボ
トル内に流入するのは許容するが、ボトル内の液
が流出するのを阻止する弁体を設けたものもあ
る。
(特開昭51−114708号公報) このボトルを下方に傾けて胴部を押圧すると、
ボトル内の液は発泡性液通路23を通つて混合室
20に送り出され、一方ボトルの底部側に移つた
空気は空気管6の空気通路24を通つて混合室2
0に向つて押され、混合室20で混合された液と
空気は発泡し更にネツト3の網目を通過しその際
に細かい泡になり、泡注出口9から注出される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようにボトルを押圧して泡を注出口から
注出させた後、ボトルを下方に向けたまま押圧を
解除すると、ボトル内が減圧となり外界から空気
を急速に吸い込む。このとき空気は空気管6内の
空気通路24をも通つて流入するとともに、発泡
性液通路23をも通り液内を急速に通過して発泡
しながらボトル上部空間へ上昇し、ボトル上部空
間に泡が生じる。従つて引続いて胴部を押圧する
と泡と空気とが空気管を通つて混合室に入るため
前回注出の泡に比べて濃厚な、即ち前回よりも液
の比率が多い泡が注出される。
注出回数がふえるに従つて、より液の比率が多
い泡(より液そのものに近づいた泡)が注出され
ることになる。
例えばカビトリクリーナー液を垂直な壁面や傾
斜した壁面に適切な量だけ付与するには、注出後
の泡の拡がり方や泡の膜厚(泡に占める液の比
率)が適切であることを要する。そして器具はそ
うなる様に設計される。
しかし、上記の如く、泡の液の比率が1回目よ
り2回目、2回目より3回目と順次多くなると、
泡の拡がり方は小さくなり、又、泡の膜厚が厚く
なつて(泡が水つぽくなる)壁面に沿つて流下し
やすくなるという現象を生じる。一方、カビトリ
クリーナー液はカビに所定時間接触してその効果
を発揮するので、これはそれだけ注出回数をふや
さなければならなくなると共に液を無駄に使用す
るという欠点になる。レンジクリーナーの泡をレ
ンジに付与する場合やガラスクリーナーの泡を窓
ガラスに付与する場合にも同様のことがいえる。
本考案は上記の問題を解決するのを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成のために、本考案の泡注出容器
は、発泡性液通路を通り外部空気がボトル内に流
入するのを阻止する逆止弁4を設けた。
具体的には、底壁中央に空気孔11及び空気管
6の空気管座19を有しその周辺に液通路となる
液吐出口10を1箇所以上有する支持体5を中栓
2に装着し、中栓2と支持体5とでネツト又は発
泡体3の周辺を挟持してネツト又は発泡体3と支
持体5の底壁との間に混合室20を形成し、液吐
出口10に逆止弁4を設けた構成を具備する。
(作用) 本考案の泡注出器具は上記の通り構成されてい
るので、ボトル7を下方に向けてから押圧し、発
泡性液12と空気の混合体が発泡し、その後ネツ
ト又は発泡体3を通過してできた均質化した泡1
4を泡注出口9から注出させた後、ボトル7を下
方に向けたまま押圧を解除するとボトル7の発泡
性液12上方の空間の空気13が減圧となり外部
から空気孔11を通して空気を吸い込む。しかし
支持体5の液吐出口10は逆止弁4により閉鎖さ
れていて、液吐出口10から空気は進入できな
い。
従つてボトル7内に泡の発生はなく、次に押圧
を加えた際に注出される泡の液の比率は初回と殆
ど同一であり、何回押圧と押圧解除とを繰返して
も泡の液の比率は殆ど変らない。その結果、泡注
出器具からは設計通りの泡が常に注出されるの
で、発泡性液の洗剤等としての機能を十分発揮さ
せることができる。
(実施例 1) 第1〜3図は本考案実施の1例を示すものであ
つて、第1図の右半分は泡吐出口閉鎖状態におけ
る縦断側面図、同左半分は泡吐出口開放状態にお
ける1部切欠縦断側面図、第2図は構成部品の右
半分縦断側面図、左半分側面図、第3図は倒立状
態に於いて本考案器具が押圧され泡を注出し終つ
た直後の状態を示す縦断側面図である。
図に於て、7は手で握つて押圧すると凹み、押
圧を解除すると復元する弾性プラスチツク製ボト
ルであつて、内部に発泡性液12を収容してお
り、倒立した場合上部の空間は空気13で充満し
ている。2は剛性プラスチツク製の中栓であつ
て、ボトル7の開口部16内に設置され複数個の
泡吐出口15を有する。1は剛性プラスチツク製
のキヤツプであつて、底壁中央に中栓2の底壁中
央の棒栓8によつて閉栓される泡注出口9を有
し、筒状のスカート部17の内面に於いてネジ1
8によりボトル7の開口部16の外壁に螺装させ
られている。5は剛性プラスチツク製の支持体で
あつて、平面壁中央に空気孔11を設け、空気孔
11の周囲から空気管座19を突出させ、空気管
座19の周囲に1箇所以上の発泡性液12の液通
路となる液吐出口10を有する。4は液吐出口1
0を器具の外部となる側から閉鎖する弾性プラス
チツク製又はゴム製の逆止弁、又、3はネツト
(又は連続発泡のスポンジの如き洗剤を発泡させ
る多孔の発泡体)であつて、ともに中栓2と支持
体5で挟持され内部が発泡性液12と空気13と
が混合する混合室20をなしている。6は上記空
気管座19とボトル7の内底面とで支持される空
気管である。
本例の泡注出器具は上記の通りに構成されてお
り、第3図の如く、ボトル7を倒立して破線で示
すように手で握つて押圧すると、内部の発泡性液
12は支持体5の液吐出口10から逆止弁4を押
し開いて混合室20へ流出し、同時にボトル7の
上部の空気13も加圧されて空気管6を通り支持
体5の空気孔11を通つて混合室20へ流れるの
で、発泡性液12と空気13とは混合室20内で
衝突混合されて泡状となりネツト3を通つて適度
の大きさ、かつ均質化された所望の泡14とな
り、中栓2の泡吐出口15を通じキヤツプ1の泡
注出口9より外部へ注出される。
ボトル7の向きをそのままにして押圧を止めれ
ば、ボトル7は弾性的に実線の状態に復元する。
このときキヤツプ1の泡注出口9、中栓2の泡吐
出口15を通じて外部から流入した空気は逆止弁
4が支持体5の液吐出口10を閉鎖しているので
ボトル7の発泡性液12の方へ入ることはでき
ず、空気孔11、空気管6を通じてのみボトル7
の上部空間にある空気13に合流することにな
る。従つて外気吸引に伴つて発泡性液12内に泡
が発生することはなく、その結果、発泡性液12
上に泡が溜まることはない。
(実施例 2) 第4図は実用新案登録請求の範囲第3項の実施
態様による本考案実施の1例を示すものであつ
て、要部の縦断側面図である。
本例はキヤツプと中栓2とをヒンジを介して1
体に構成し、棒栓8の代りにヒンジキヤツプ21
を設けて部品数を減らしたことを特徴とし、その
他は実施例1と同じである。
先ず、ヒンジキヤツプ21を解放し、次に下向
きのボトルを押圧して泡を注出し、その次に押圧
を解除してボトル内に空気管6のみを通して空気
を引込み補充し、再度ボトルを押圧して泡を注出
する。
この例では平坦な頂壁を有するヒンジキヤツプ
を有するのでボトル7の倒置が可能であり、上記
のボトル内での泡の発生を防止でき、より安定性
の高い泡が得られる。
(考案の効果) 本考案の泡注出器具によれば、ボトルを下向け
にして繰返し押圧、押圧解除を繰返しても、初回
と実質的に変らぬ泡が注出され、例えば風呂場の
壁面やタイル面のカビ発生個所にカビトリクリー
ナー液を供給した際に、常にカビトリクリーナー
の泡の流下が少なく、少ない注出回数でカビ発生
個所に集中して付与してその個所に長く溜まらせ
ることができるので、発泡性液の消費量が少なく
てすむという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案実施の1例を示すものであ
つて、第1図の右半分は泡吐出口閉鎖状態におけ
る縦断側面図、同左半分は泡吐出口開放状態にお
ける1部切欠縦断側面図、第2図は構成部品の右
半分縦断面図、左半分側面図、第3図は倒立状態
に於いて本考案器具が押圧され泡を注出し終つた
直後の状態を示す縦断面図、第4図は実用新案登
録請求の範囲第3項の実施態様による本考案実施
の1例を示す要部の縦断側面図、第5図は従来の
此種器具の1例を示す説明図である。 1……キヤツプ、2……中栓、3……ネツト、
4……逆止弁、5……支持体、6……空気管、7
……ボトル、8……棒栓、9……泡注出口、10
……液吐出口、11……空気孔、12……発泡性
液、13……空気、14……泡、15……泡吐出
口、16……開口部、17……スカート部、18
……ネジ、19……空気管座、20……混合室、
21……ヒンジキヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性プラスチツク製ボトル7と、ボトル7に
    冠着されたキヤツプ1と、ボトル7の開口部1
    6内に装着された中栓2と、該中栓2に設けた
    ネツト又は発泡体3と、該ネツト又は発泡体3
    の下側に設けた混合室20と、該混合室20に
    上端が開口し下端がボトル7の底面にまで延長
    している空気管6と、上記混合室20にボトル
    内の発泡性液体12を供給する液通路とを有
    し、ボトル7を下方に向けてから押圧すること
    によりボトル内の液体12と空気とを混合室に
    入れて発泡させ、その後ネツト又は発泡体3を
    通過させて均質化した泡となし注出する器具に
    おいて、前記液通路を通り外部空気がボトル7
    内に流入するのを阻止する逆止弁4を設けたこ
    とを特徴とする泡注出器具。 (2) 平面壁中央に空気孔11及び空気管6を装着
    する空気管座19を有しその周辺に液通路とな
    る液吐出口10を1箇所以上有する支持体5を
    中栓2に装着し、中栓2と支持体5とでネツト
    又は発泡体3の周辺の挟持してネツト又は発泡
    体3と支持体5の底壁との間に混合室20を形
    成し、液吐出口10に逆止弁4を設けた実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の泡注出器具。 (3) キヤツプ1をヒンジ付きキヤツプとして中栓
    2の機能をも兼用させた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の泡注出器具。
JP1985065634U 1985-05-01 1985-05-01 Expired JPH0448836Y2 (ja)

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JPS61183159U JPS61183159U (ja) 1986-11-15
JPH0448836Y2 true JPH0448836Y2 (ja) 1992-11-17

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ID=30597805

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