JPH1029652A - 泡吐出容器 - Google Patents

泡吐出容器

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JPH1029652A
JPH1029652A JP9019878A JP1987897A JPH1029652A JP H1029652 A JPH1029652 A JP H1029652A JP 9019878 A JP9019878 A JP 9019878A JP 1987897 A JP1987897 A JP 1987897A JP H1029652 A JPH1029652 A JP H1029652A
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liquid
container
foam
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cap
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JP9019878A
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Katsumi Saegusa
克己 三枝
Mitsugi Iwatsubo
貢 岩坪
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/0018Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam
    • B05B7/0025Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply
    • B05B7/0031Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply with disturbing means promoting mixing, e.g. balls, crowns
    • B05B7/0037Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with devices for making foam with a compressed gas supply with disturbing means promoting mixing, e.g. balls, crowns including sieves, porous members or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/04Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles
    • B05B11/042Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles the spray being effected by a gas or vapour flow in the nozzle, spray head, outlet or dip tube
    • B05B11/043Deformable containers producing the flow, e.g. squeeze bottles the spray being effected by a gas or vapour flow in the nozzle, spray head, outlet or dip tube designed for spraying a liquid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
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    • B05B11/0032Manually actuated means located downstream the discharge nozzle for closing or covering it, e.g. shutters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクイズタイプの泡吐出容器において、吐出
機構部に要する部品数を少なくし、泡吐出容器をコンパ
クトかつ低コストに製造できるようにする。また、泡の
吐出距離として数十cm程度は得られるようにする。 【解決手段】 押圧により変形可能であり液体を収容す
る容器本体2、噴口6h、該噴口6hへ容器本体2内の
液体を導入する液導入路L0 ,L1 、噴口6hへ容器本
体2内の空気を導入する空気導入路G0 ,G1 、及び噴
口6hの手前に設けられた多孔性スクリーン8を有し、
容器本体2の押圧により噴口6hから容器本体2内の液
体を泡状に吐出する泡吐出容器1aにおいて、液導入路
0(L1)からの液体と空気導入路G0(G1)からの空
気とが混合し噴口6hから吐出するまでの気液混合空間
(気液混合室12)を1000mm3 以下とする。多孔
性スクリーンとしては、網状スクリーン8や放射状に配
列された複数の孔を有するスクリーン8mを形成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体の押圧に
より、容器本体内に収容されていた液体を泡状に吐出す
るスクイズタイプの泡吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス窓、浴室、トイレ、車等を洗浄す
る液体洗剤については、液体洗剤を目的物に塗布した場
合の液だれやはねを防止し、また、塗布部位を容易に認
識できるようにし、効率的に洗浄作業を行えるようにす
るため、液体洗剤を泡状に吐出させることがなされてい
る。
【0003】従来より、液体を泡状に吐出させる泡吐出
容器の一つとして、手で握ることによる押圧により変形
可能な容器本体と、網状スクリーンとを備えたキャップ
とからなり、液体を収容した容器本体を押圧することに
より、キャップの網状スクリーンに液体と空気とを送り
込み、キャップの噴口から泡が吐出されるようにしたス
クイズタイプの泡吐出容器が知られている。このような
泡吐出容器は、噴射剤を使用することなく、簡便に泡を
吐出させることができるという利点を有しており、家庭
用液体洗剤の容器として広く使用されている。
【0004】また、このスクイズタイプの泡吐出容器に
ついては、形成される泡をきめ細かく、クリーミーなも
のとするために網状スクリーンを二重にしたり、液体と
空気との混合スペースを広くして気液混合が十分に行な
われるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
泡吐出容器においては、網状スクリーンを二重とするな
どのために吐出機構部に要する部品数が多くなるので製
造コストが高くなり、また吐出機構部をコンパクトに製
造することもできないという問題が生じていた。さら
に、気液混合スペースが広くとられているので、これに
よっても泡吐出容器における吐出機構部の割合が大きく
なり、泡吐出容器をコンパクトに製造できないという問
題が生じていた。
【0006】また、従来の泡吐出容器においては、吐出
される泡をクリーミーにすることが主要な開発課題とな
っていたので、気液混合容量比の高い泡が吐出されるよ
うに種々の手段が講じられていたが、泡の気液混合容量
比が高まると泡の吐出距離が短くなり、泡吐出容器を洗
浄目的物に近接させないと(通常、3cm以内)、吐出
した泡が洗浄目的物に到達しなくなり、かえって洗浄作
業の効率が低下するという問題も生じていた。
【0007】本発明はこのような従来技術の課題を解決
しようとするものであり、スクイズタイプの泡吐出容器
において、吐出機構部に要する部品数を少なくし、泡吐
出容器をコンパクトかつ低コストに製造できるようにす
ること、また、泡の吐出距離として数十cm程度は得ら
れるようにし、ガラス窓、浴室等の住居用洗剤の容器と
しての利便性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、スクイズタ
イプの泡吐出容器において、液体と空気とが混合後吐出
されるまでの気液混合空間を1000mm3 以下とする
ことにより上記の目的を達成できることを見出し、本発
明を完成させるに至った。
【0009】即ち、本発明は、押圧により変形可能であ
り液体を収容する容器本体、噴口、該噴口へ容器本体内
の液体を導入する液導入路、噴口へ容器本体内の空気を
導入する空気導入路、及び噴口の手前に設けられた多孔
スクリーンを有し、容器本体の押圧により噴口から容器
本体内の液体を泡状に吐出する泡吐出容器であって、液
導入路からの液体と空気導入路からの空気とが混合し噴
口から吐出するまでの気液混合空間が1000mm3
下、好ましくは300〜700mm3 であることを特徴
とする泡吐出容器を提供する。
【0010】本発明の泡吐出容器によれば、気液混合空
間を1000mm3 以下にすることにより、気液混合容
量比を2〜12にすることができ、好ましくは300〜
700mm3 とするので、吐出機構部をコンパクトに形
成することが可能となる。そしてこれにより一般に洗顔
やシェービング等で使用される泡に比して、きめは粗い
が泡吐出容器から泡を数十cmは吐出させることが可能
となる。したがって、ガラス窓、浴室等の住居用洗剤の
容器としての利便性が大きく向上する。
【0011】さらに本発明の泡吐出容器において、多孔
スクリーンを、放射状に配列された複数の孔を有するス
クリーンから形成すると、泡を吐出させた後に容器本体
内の負圧を解消する空気の戻りが、このスクリーンを通
して円滑に行われるようになる。このため、空気の戻り
のための通気孔を確保するために、一般に容器本体に設
けられる逆止弁の形成を省略することも可能となる。ま
た、放射状に配列された孔を有するスクリーンを使用す
ることにより、泡を吐出させるために必要とされる容器
本体の押圧力を低減させることができ、容易に泡の吐出
距離を伸長させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同
一又は同等の構成要素を表している。
【0013】図1は、一実施例の泡吐出容器1aの全体
断面図(同図(a))及びx−x断面図(同図(b))
である。同図の泡吐出容器1aは、押圧により変形可能
な容器本体2とキャップ3aとからなっている。
【0014】このような容器本体2は、公知のスクイズ
タイプの泡吐出容器の容器本体と同様に形成することが
できる。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等のプラスチ
ック材料を用いて厚さ等を適宜設定することにより、手
で握り押圧力を加えることで変形し、押圧力を弱めるこ
とでその変形が弾性により元に戻るよう形成することが
できる。
【0015】また、容器本体2の容積は150〜100
0mLとすることが好ましい。容器本体2の容積が小さ
すぎると、容器本体2内の液体を泡として吐出させるこ
とができなくなる傾向があり、反対に大きすぎると容器
本体2内の液残量に泡質が依存し、一定の泡質を得られ
なくなる傾向があるので好ましくない。
【0016】キャップ3aは、容器本体に螺合する側壁
4と、ボール弁5の筐体部5aと噴口部6と、ヒンジを
介して側壁4に接続されているキャップカバー7とが、
一体成形部材から形成されている。従来のスクイズタイ
プの泡吐出容器においては、吐出機構部を構成するキャ
ップとして、一般に容器本体側の内キャップと、噴口を
形成する外キャップとの二重構造からなり、内キャップ
と外キャップとの間に複雑な通気路が形成されているも
のが使用されているが、これに対してこの泡吐出容器1
aのキャップ3aは、少ない部品数からコンパクトに形
成されたものとなっている。
【0017】キャップ3aの内側(容器本体側)には、
多孔スクリーンとして網状スクリーン8が設けられ、さ
らにその内側に筒状のパイプジョイント9が設けられて
いる。なおこの網状スクリーン8とパイプジョイント9
とは別部材から構成されていてもよく、一体成形により
構成されていてもよい。
【0018】パイプジョイント9の網状スクリーン8側
の一端は小孔10の開いた端面で塞がれ、他端からはデ
ィップチューブ11が挿入され、このディップチューブ
11は、容器本体2の底面方向に延びている。なお、デ
ィップチューブ11の端部には流路径の調整の必要に応
じて、極めて径の小さい小孔が開いた端部部材を嵌めて
もよい。
【0019】この泡吐出容器1aを倒立させて泡の吐出
に使用する場合、泡吐出容器1aを倒立させた後、容器
本体2の胴部を押圧し、容器本体内に収容されている液
体及び空気をそれぞれ網状スクリーン8の方向に送り込
み、それらを網状スクリーン8の手前の第1の気液混合
室12aで混合させて網状スクリーン8に通し、第2の
気液混合室12bを経て噴口6hから泡状物を吐出させ
るが、この場合に、容器本体2に収容されていた液体の
噴口6hに至る液導入路は、図中矢印L0 で示したよう
にディップチューブ11とパイプジョイント9との間隙
となり、また、容器本体2内の空気を噴口6hから吐出
させる空気導入路は、図中G0 で示したように、ディッ
プチューブ11の内部空間となる。
【0020】一方、泡吐出容器1aを正立させて泡状物
の吐出に使用する場合、図1に図示されている正立状態
のまま容器本体2の胴部を押圧し、容器本体2内に収容
されている液体及び空気をそれぞれ網状スクリーン8の
方向に送り込み、それらを網状スクリーン8の手前の第
1の気液混合室12aで混合させて網状スクリーン8に
通し、第2の気液混合室12bを経て噴口6hから泡状
物を吐出させるが、この場合に液導入路は、図中矢印L
1 で示したようにディップチューブ11の内部空間とな
り、空気導入路は図中G1 で示したように、パイプジョ
イント9とディップチューブ11との間隙となる。
【0021】このように泡吐出容器1aを倒立使用する
場合と正立使用する場合とでは、液導入路と空気導入路
との関係が入れ替わるが、いずれも第1の気液混合室1
2aと第2の気液混合室12bとからなる気液混合室1
2が気液混合空間となることは共通である。本発明にお
いては、この気液混合空間の大きさを倒立使用、正立使
用を問わず、1000mm3 以下、好ましくは300〜
700mm3 にすることを特徴としている。これによ
り、キャップ3aの大きさを十分にコンパクトにするこ
とができる。また、次式
【0022】
【数2】気液混合容量比=[泡状物の体積]/[泡状物
の重量/液体の密度] で表される気液混合容量比を2〜12とし、泡の吐出距
離として数十cm程度を確保することが可能となる。
【0023】ところで、泡吐出容器1aのキャップ3a
には、上述のようにボール弁5が設けられている。この
ボール弁5は、泡吐出容器1aから泡を吐出させた後の
容器1a内の負圧を解消するために設けられている。す
なわち、泡吐出容器1aを倒立させるとボール5bが開
口部5cを塞いで容器本体2の内外を遮断するので、こ
の容器1aを倒立使用して泡を吐出させる場合でも、ボ
ール弁5から容器本体2内の液体が漏出することを防止
するが、泡吐出容器1aから泡を吐出させた後、この容
器1aを正立状態にすると、ボール5bの自重と容器1
a内の負圧により、ボール5bが図示されているように
開口部5cを開口し、容器内外の空気を連通させて負圧
を解消する。
【0024】ここで、このボール弁5は、図からわかる
ように、開口部5cが直接外気に面しており、ボール5
bが直接容器内の空間に面しているので、このボール弁
5における容器内外の空気の連通路は極めて短い。さら
に、このボール弁5における空気の流路上には、網状ス
クリーン等のように空気抵抗になるものを設けていな
い。そのため、容器1a内が負圧になっている場合に、
その負圧はこのボール弁5により極めて迅速に解消され
る。
【0025】図2は、本発明の他の実施例の泡吐出容器
1bの断面図である。この泡吐出容器1bは、図1の泡
吐出容器1aと同様に、容器本体2に螺合する側壁4
と、弁15と、噴口部6と、ヒンジを介して側壁4に接
続されているキャップカバー7とが一体成形部材から形
成されているキャップ3bを、容器本体2に螺合させた
ものであるが、図1のボール弁5に代えて弾性弁15を
設けたものである。
【0026】なお、このキャップ3bにおいては、弾性
弁15の弁体16の方へパイプジョイント9の端部を延
長し、弾性弁15の弁体16がパイプジョイントの端部
9aとキャップ3bとの間で挟持されるようにしている
ので、このキャップ3bも図1のキャップ3aと同様に
少ない部品数で構成されている。
【0027】また、この泡吐出容器1bにおいても、液
導入路(倒立使用時L0 、正立使用時L1 )からの液体
と空気導入路(倒立使用時G0 、正立使用時G1 )から
の空気との気液混合室12の大きさは1000mm3
下にする。これにより、キャップ3bをコンパクトに形
成でき、また噴口6hからの泡吐出距離を数十cmは確
保できるようになる。
【0028】図3は、本発明の他の実施例の泡吐出容器
1cの断面図である。この泡吐出容器1cは、図1の泡
吐出容器1aと同様に、容器本体2とキャップ3cとか
らなり、このキャップ3cとして、容器本体2に螺合す
る側壁4、ボール弁5及び噴口部6が一体成形されてい
るものを有しているが、キャップカバーとして、プッシ
ュプルキャップ20を設けたものである。
【0029】この泡吐出容器1cにおいて、泡が吐出さ
れる噴口6hは、プッシュプルキャップ20の開口部と
なる。したがって、液導入路(倒立使用時L0 、正立使
用時L1 )からの液体と空気導入路(倒立使用時G0
正立使用時G1 )からの空気とが混合後、噴口6hから
吐出するまでの気液混合室12内において、網状スクリ
ーン8から噴口6hまでの距離が、図1や図2に示した
泡吐出容器1a、1bの場合に比して長くなり、それに
応じて第2の気液混合室12bも拡大するが、この間の
プッシュプルキャップ20とキャップ3cとの間隙等を
適宜調整することにより、気液混合室12からなる気液
混合空間の大きさを1000mm3 以下とする。これに
より、噴口6hからの泡吐出距離を数十cmは確保でき
るようになる。
【0030】図4は、本発明の他の実施例の泡吐出容器
1dのキャップ3d部分の断面図である(同図(a)開
口状態、同図(b)閉口状態)。この泡吐出容器1dの
キャップ3dは、図3の泡吐出容器1cと同様に、ボー
ル弁5を有し、キャップカバーとしてプッシュプルキャ
ップ21を有する。また、液導入路(倒立使用時L0
正立使用時L1 )からの液体と空気導入路(倒立使用時
0 、正立使用時G1)からの空気とが混合後、噴口6
hから吐出するまでの気液混合空間の大きさも図3の泡
吐出容器1cと同様に1000mm3 以下に調整され
る。ただし、この泡吐出容器1dにおいては、図3の泡
吐出容器1cと異なり、プッシュプルキャップ21の開
口状態(図4(a))で、プッシュプルキャップ21の
外周壁22とキャップ3dの外周壁17とが重なり合
い、ボール弁5の開口部5cが直接的に容器外に露出し
ていないので、プッシュプルキャップ21をしめ忘れた
場合でも、容器外からの水等の侵入を防止できるという
利点を有する。
【0031】また、図4の泡吐出容器1dにおいては、
網状スクリーン8をキャップ3dと一体成形している。
さらに、キャップ3dの内壁のうちディップチューブ1
1が挿入される部分には複数の縦リブを形成し、各縦リ
ブの間の空隙に液導入路L0または空気導入路G1 をも
うけているので、パイプジョイントが省略されている。
したがって、より少ない部品数でキャップ3dを構成す
ることが可能となっている。
【0032】図5は、さらに異なる本発明の実施例の泡
吐出容器のキャップ3eの断面図(同図(b))及びそ
の多孔スクリーン部分の上面図(同図(a))である。
この泡吐出容器のキャップ3eは、図4に示した泡吐出
容器1dのキャップ3dにおいて、網状スクリーン8に
代え、多孔スクリーンとして、放射状に配列された複数
の矩形の孔8hを有するスクリーン8mを設け、その他
は図4のキャップ3dと同様に形成したものである。こ
の複数の孔8hを有するスクリーン8mもキャップ3e
と一体成形により形成されるので、キャップ3eを少な
い部品点数で構成することが可能となる。さらに、この
スクリーン8mは、図4のキャップ3dのネット状スク
リーン8のように、スクリーンの略全面がネット状に形
成されているものに比して成形が容易である。したがっ
て、より低コストで得ることが可能となる。
【0033】また、このように複数の孔8hが形成され
ているスクリーン8mを使用すると、ネット状スクリー
ン8を使用した場合に比して、泡を吐出させた後に容器
本体内の負圧を解消する空気の戻りが、このスクリーン
8m自体を通して円滑に進行し、迅速に容器本体内の負
圧が解消する。したがって、図5に示したキャップ3e
では図4のキャップ3dと同様に容器本体内の負圧を解
消するためにボール弁5を設けているが、スクリーン8
mの孔8hの大きさ、数、容器本体の強度(復元力)等
に応じて、図5のキャップ3eからボール弁5を省略す
ることも可能となる。
【0034】また、複数の孔8hを有するスクリーン8
mを使用することにより、泡を吐出させるために必要と
される容器本体の押圧力を低減させることができるの
で、容易に泡の吐出距離を伸長させることが可能とな
る。
【0035】本発明の泡吐出容器において、多孔スクリ
ーンとして、複数の孔を有するスクリーンを設ける場
合、図5には、矩形の孔が放射状に形成されている例を
示したが、孔の形状には特に制限は無く、例えば、図6
に示したように、スクリーン8mに形成する孔8hを円
形としてもよく(同図(a))、楕円としてもよく(同
図(b)、(c))、さらにスリット状としてもよい
(図示せず)。
【0036】以上の実施例の泡吐出容器において、噴口
部の流路の容積は、気液混合室12の容積に比して非常
に小さく(数mm3 程度)、本発明の実施にあたっては
無視し、気液混合室の容積を気液混合空間の容積と考え
ることができるが、噴口部の流路の容積が大きい場合に
は、噴口6hの流路の容積も気液混合空間の容積の一部
として考えればよい。
【0037】本発明の泡吐出容器は、上記の実施例の
他、種々の態様をとることができる。例えば、パイプジ
ョイント9を有する前述の図1〜図3の例では、パイプ
ジョイント9とディップチューブ11との間に間隙をあ
け、その間隙が液導入路L0 又は空気導入路G1 となる
ようにしているが、例えば、図7(a)に示したように
上面に網状スクリーン8を有し、側面に縦リブを有する
パイプジョイント9を使用し、同図(b)に示すように
パイプジョイント9とディップチューブ11とを密着さ
せ、パイプジョイント9とキャップ3の内壁との間に間
隙があくようにし、この間隙が液導入路L0 又は空気導
入路G1 となるようにしてもよい。また、パイプジョイ
ント9に小径の孔Mを開けることにより、ディップチュ
ーブでは困難な孔径の調節も容易に行なうことが可能と
なり、これにより、必要に応じて、液導入路と空気導入
路との断面積の比率等を調整することが可能となる。
【0038】本発明の泡吐出容器に収容する液体の種類
には特に制限がないが、本発明の吐出容器は、例えば、
ガラス、浴室等を洗浄する液体洗剤などを収容する容器
として好適である。また、容器本体に収容する液体に噴
射剤を含有させることは不要である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、スクイズタイプの泡吐
出容器について、吐出機構部に要する部品数を少なく
し、泡吐出容器をコンパクトにし、低コストに製造でき
るようになる。また、泡の吐出距離として数十cm程度
は得られるようにし、ガラス窓、浴室等の住居用洗剤の
容器としての利便性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の泡吐出容器の全体断面図(同図
(a))及び部分断面図(同図(b))である。
【図2】本発明の他の態様の泡吐出容器の断面図であ
る。
【図3】本発明の他の態様の泡吐出容器の断面図であ
る。
【図4】本発明の他の態様の泡吐出容器のキャップ部分
の開口状態の断面図(同図(a))と閉口状態の断面図
(同図(b))である。
【図5】本発明の他の態様の泡吐出容器のキャップのス
クリーン部分の上面図(同図(a))とキャップの断面
図(同図(b))である。
【図6】本発明の他の態様の泡吐出容器のキャップのス
クリーンの変形態様の上面図である(同図(a)、
(b)、(c))。
【図7】パイプジョイント付近の斜視図(同図(a))
及び断面図(同図(b))である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 泡吐出容器 2 容器本体 3a,3b,3c,3d キャップ 4 側壁 5 ボール弁 6 噴口部 6h 噴口 7 キャップカバー 8 網状スクリーン 8m 放射状に形成された複数の孔を有するスクリーン 9 パイプジョイント 11 ディップチューブ 12 気液混合室 12a 第1の気液混合室 12b 第2の気液混合室 15 弾性弁 16 弁体 20 プッシュプルキャップ 21 プッシュプルキャップ L0 倒立使用時の液導入路 L1 正立使用時の液導入路 G0 倒立使用時の空気導入路 G1 正立使用時の空気導入路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧により変形可能であり液体を収容す
    る容器本体、噴口、該噴口へ容器本体内の液体を導入す
    る液導入路、噴口へ容器本体内の空気を導入する空気導
    入路、及び噴口の手前に設けられた多孔スクリーンを有
    し、容器本体の押圧により噴口から容器本体内の液体を
    泡状に吐出する泡吐出容器であって、液導入路からの液
    体と空気導入路からの空気とが混合し噴口から吐出する
    までの気液混合空間が1000mm3 以下であることを
    特徴とする泡吐出容器。
  2. 【請求項2】 噴口から吐出する泡状物の次式の気液混
    合容量比、 【数1】気液混合容量比=[泡状物の体積]/[泡状物
    の重量/液体の密度] が、2〜12である請求項1記載の泡吐出容器。
  3. 【請求項3】 容器本体の容積が150〜1000mL
    である請求項1又は2記載の泡吐出容器。
  4. 【請求項4】 多孔スクリーンが、網状スクリーンであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の泡吐出容器。
  5. 【請求項5】 多孔スクリーンが、放射状に配列された
    複数の孔を有する請求項1〜3のいずれかに記載の泡吐
    出容器。
  6. 【請求項6】 容器本体に収容する液体が、噴射剤を含
    有しない液状洗剤からなる請求項1〜5のいずれかに記
    載の泡吐出容器。
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