JP2016199319A - スクイズ式泡ソープディスペンサー - Google Patents

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武夫 井関
Takeo Iseki
武夫 井関
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Abstract

【課題】発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、繰り返して吐出することのできるスクイズ式泡ディスペンサーにを提供する。
【解決手段】スクイズ式泡ソープディスペンサーは、ソープ液8を充填したボトル1の上部に泡創出キャップ3が螺着されている。泡創出キャップの下面中央部より下方にエアー送り管6が配置され、下端にエアー注入用逆止弁7を固定し、且つ、泡創出キャップとボトルとの間にエアー注入用逆止弁5が固定されている。斜め下方に向けたボトルをスクイズすると、気液ブレンド部にソープ液とボトル内エアーが挿入されて混合撹拌され、更に微細泡用フィルター9を経て泡吐出口2より微細泡が吐出される。スクイズ操作を中止すると、ボトルは元の形状に復元し、泡創出キャップのエアー注入口4より外部からのエアーを取り込み、エアー注入逆止弁を介してボトル内に吸引する。
【選択図】図1

Description

本発明はスクイズ式泡ソープディスペンサーに関し、特に洗剤、シャンプー、ハンドソープ、ボディソープ等の発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、該微粒泡を繰り返して吐出することのできるスクイズ式泡ディスペンサーに関するものである。
従来、頭髪や肌などの身体に用いるシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ等の洗浄剤は、泡状で使用することにより適正な洗浄効果が発揮されるものであった。
そのためポンプによる泡生成方法、エアゾールによる泡生成方法、電動による泡生成装置やディスペンサーが開発されている。
特開2011−121896号公報 特開平9−299270号公報
前記せる引用文献の特開2011−121896号公報では、モーターにより回転するスクリューを有する泡発生装置を用い、スクリューの回転により洗浄剤組成物と空気とを混合して洗浄用の泡を生成することを特徴としている。
また、前記せる引用文献の特開平9−299270号号公報では、タンクに貯留された石鹸液をポンプで吸い上げて混合室へ導入し、ポンプの加圧によって混合室の液に気泡を混入しつつムース状にして吐出管から吐出させる手動式のソープディスペンサーである。
特許文献1の場合、モータドライブによって泡を発生させて吐出するものであったが、吐出部が原液タンクの真下に位置しており、構造上、起泡室内に泡又はソープ液がいつまでも残存してしまう問題があり、不用意に漏出してしまう問題があった。
特許文献2の場合、操作キャップの押圧操作の繰り返しでムース状となった石鹸液を吐出するものであったが、混合室に残存するムース状の石鹸液がムース状に維持されない場合があり、安定したムース状の吐出ができない場合があった。
また、市販の他社製品には、液用とエアー用の各ポンプを有する構造のものがあるが、この場合、排出できる泡の量は、そのポンプの容量に限られるものであり、たくさんの泡が必要な場合、何回も同じ動作を繰り返さなければならなかったので、面倒であり、不便であった。
なお、ほんの少量が必要な場合も選ぶことは出来ず、ポンプの容量分が勝手に吐き出されるだけであり、連続吐出させることはできず、また、常に一定量の泡を吐出することしかできなかった。
これに対して本発明の課題は、任意に泡を吐出させることも可能であり、使用料の限定もできるほか、安定した泡ソープを必要に応じて吐出できるスクイズ式泡ソープディスペンサーを提供することである。
本発明のクイズ式泡ソープディスペンサーは、ソープ液を充填したボトルの上部に泡創出キャップが螺着されており、該泡創出キャップの下面中央部より下方に垂下せるエアー送り管が配置されており、該エアー送り管の下端にエアー注入用逆止弁を固定し、且つ、該泡創出キャップとボトルとの間にエアー注入用逆止弁が固定されており、斜め下方に向けたボトルをスクイズすると、気液ブレンド部にソープ液とボトル内エアーが挿入されて混合撹拌され、更に微細泡用フィルターを経て泡吐出口より微細泡が吐出されるように構成したことを特徴とするスクイズ式泡ソープディスペンサーであり、且つ、プラスチック製のボトルのスクイズ操作を中止すると、ボトルは元の形状に復元し、該ボトルの復元力で泡創出キャップのエアー注入口より外部からのエアーを取り込み、エアー注入逆止弁を介して該エアーはボトル内に圧送されるので、ボトル内の空気を繰り返して気液ブレンド部に送り、繰り返し泡創出をできるように構成したことを特徴とするスクイズ式泡ソープディスペンサーである。
以上説明したように本発明に係るスクイズ式泡ソープディスペンサーによれば、洗剤、シャンプー、ハンドソープ、ボディソープ等の発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、該微粒泡を吐出することのできるスクイズ式泡ソープディスペンサーであって、具体的には、台所で使う食器洗い用の洗剤、洗顔フォーム(携帯用も含む)、手洗い洗剤(携帯用も含む)等、泡にして使った方が便利で効果的な洗剤用として幅広く応用できるスクイズ式泡ソープディスペンサーである。
不要の場合は図1に示すようにボトルを直立させて載置しておけば、吐出が中止される構成であるので、泡ソープを任意に吐出又は吐出中止させることができ、便利に使用することができる。
本発明に係るスクイズ式泡ソープディスペンサーの縦断面図である。 本発明に係るスクイズ式泡ソープディスペンサーを下方に傾斜させた状態の断面図である。
以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を具体的に説明する。
ソープ液8を充填したボトル1の上部に泡創出キャップ3が螺着部12で螺着されており該泡創出キャップ3の下端中央部より下方に垂下せるエアー送り管6が配置されており、該エアー送り管6の下端にはエアー注入用逆止弁7を固定されている。
該泡創出キャップ3の下面にはエアー注入用逆止弁5が固定されており、下方に向けたボトル1をスクイズすると、気液ブレンド部10にソープ液8とボトル内エアー13とが挿入されて気液混合撹拌され、更に微細泡用フィルター9を経て泡吐出口2より微細泡15が吐出されるように構成されている。
プラスチック製のボトル1はスクイズ操作をするために、ある程度の伸縮性が必要であるため、PE,PP,PET等の素材によって形成されている。
スクイズを中止すると、ボトルは元の形状に復元し、該ボトルの復元力で泡創出キャップのエアー注入口より外部からのエアーを取り込まれ、エアー注入用逆止弁5を介して該エアーはボトル1内に圧送されるので、スクイズによってボトル1内の空気を繰り返して泡創出のために使用できるように構成されている。
本発明は、以上説明したような構成であるので、使用者が必要な時にのみボトルを下方に向けて傾斜させてスクイズすれば、その時にのみ泡ソープを吐出し、不要の場合はスクイズを中止して泡吐出が中止される構成であるので、泡ソープを便利に使用することができ、洗剤、シャンプー、ハンドソープ、ボディソープ等の発泡性液体を空気と混合させて微粒泡を生成し、該微粒泡を吐出することのできるスクイズ式泡ソープディスペンサーとして幅広く利用できるので、産業上の利用可能性の高いものである。
1 ボトル
2 泡吐出口
3 泡創出キャップ
4 エアー注入口
5 エアー注入用逆止弁
6 エアー送り管
7 エアー注入用逆止弁
8 ソープ液
9 微細泡用フィルター
10 気液ブレンド部
11 ソープ液排出管
12 螺着部
13 ボトル内エアー
14 スクイズ方向矢印
15 微細泡

Claims (2)

  1. ソープ液を充填したボトルの上部に泡創出キャップが螺着されており、該泡創出キャップの下端中央部より下方に垂下せるエアー送り管が配置されており、該エアー送り管の下端にエアー注入用逆止弁を固定し、且つ、該泡創出キャップとボトルとの間にエアー注入用逆止弁が固定されており、斜め下方に向けたボトルをスクイズすると、気液ブレンド部にソープ液とボトル内エアーが挿入されて混合撹拌され、更に微細泡用フィルターを経て泡吐出口より微細泡が吐出されるように構成したことを特徴とするスクイズ式泡ソープディスペンサー。
  2. プラスチック製のボトルのスクイズ操作を中止すると、ボトルは元の形状に復元し、該ボトルの復元力で泡創出キャップのエアー注入口より外部からのエアーを取り込み、エアー注入逆止弁を介して該エアーはボトル内に圧送されるので、ボトル内の空気を繰り返して泡創出ができるように構成したことを特徴とするスクイズ式泡ソープディスペンサー。
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