JP2016013859A - 泡生成ユニットと、それを使用する泡噴出容器 - Google Patents

泡生成ユニットと、それを使用する泡噴出容器 Download PDF

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香織 多田
Kaori Tada
香織 多田
治 高畑
Osamu Takahata
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Abstract

【課題】液剤Lを良質な泡として排出させる。【解決手段】互いに平行に間隙dを設けて同軸状に配置する複数の平板31、31と、平板31、31を収納する筒部28aとを設け、各平板31の外周に軸方向の小溝31a、31a…を形成する。【選択図】図4

Description

この発明は、容器内の殺菌消毒薬や洗浄剤などの液剤を泡として排出させるために有用な泡生成ユニットと、それを使用する泡噴出容器に関する。
エアを混合した液剤を細かい網目のネットや不織布などの均質化部材に通過させると、良好な一定の泡質を容易に実現することができる(たとえば特許文献1、2)。しかし、この種の均質化部材は、流路抵抗が大きく、泡噴出容器としての操作性を低下させるという欠点がある。
そこで、エアを混合した液剤の通路に複数段の邪魔板を配置し、液剤の流通経路をジグザグ状に折り返すことにより、均質化部材の欠点を改良することが提案されている(たとえば特許文献3、4)。
特許第2934145号公報 特開平10−29652号公報 実公平6−21880号公報 特開2005−271946号公報
かかる従来技術の後者によるときは、エアを混合した液剤の通路に配置する邪魔板は、少なくとも6〜8枚程度以上の多数枚でないと十分均一な泡を生成することができず、内部構造が複雑となって製造コストが過大になりがちである上、生成される泡が粗く、きめの細かい良質の泡を作ることが容易でないという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、間隙を設けて複数の平板を筒部に収納することによって、簡単な構造でありながら、液剤を良質な泡として排出することができる泡生成ユニットと、それを使用する泡噴出容器を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明(請求項1に係る発明をいう、以下同じ)の構成は、互いに平行に間隙を設けて同軸状に配置する複数の平板と、平板を収納する筒部とを備えてなり、互いに対応する各平板の外周と筒部の内周とのいずれかに軸方向の小溝を形成し、エアを混合した液剤を筒部の一端側から平板に向けて流入させると、小溝と間隙とを交互に通過して他端側から泡として排出されることをその要旨とする。
なお、小溝は、各平板の外周または筒部の内周の一部にのみ形成することができる。
また、筒部は、平板の外形に適合する断面形状に形成してもよい。
第2発明(請求項4に係る発明をいう、以下同じ)の構成は、スクイズ操作可能な可撓性の容器本体と、容器本体の口部に装着するノズル部材と、ノズル部材に組み込む第1発明に係る泡生成ユニットとを備えることをその要旨とする。
第3発明(請求項5に係る発明をいう、以下同じ)の構成は、容器本体と、容器本体の口部に装着するポンプ機構と、ポンプ機構に組み込む第1発明に係る泡生成ユニットとを備えることをその要旨とする。
かかる第1発明の構成によるときは、各平板を筒部に収納し、エアを混合した液剤を筒部の一端側から平板に向けて流入させると、エアによる液剤中の泡は、各平板に対応する小溝を軸方向に通過する際に細かく細分され、各平板の間の間隙に流入する際に液剤中に均一に分散される。そこで、複数の平板を設け、これらの小溝、間隙の各動作を交互に実行させることにより、十分均質な細かい良質の泡として他端側から排出させることができる。なお、各平板の外周は、実質的に筒部の内周に隙間なく接するものとし、したがって、液剤は、各平板の位置において、平板側、筒部側のいずれかの小溝を軸方向に通過することができる。ただし、平板の数は、最少2枚でよく、2枚以上であれば十分である。また、各平板の間の間隙は、たとえば平板の軸方向の厚さと同等またはそれ以上に設定するのがよく、平板の数、間隙の大きさ、小溝の形状・大きさなどのパラメータは、排出される泡の性状に影響するため、それぞれ適切に設定することが好ましい。
小溝は、各平板の外周の一部にのみ形成することにより、全体としての液剤の通過断面積を一層容易に小さく絞り込むことができる。各平板の外周に代えて、筒部の内周に小溝を形成する場合であっても、全く同様である。
筒部は、平板の外形に適合する断面形状に形成することにより、たとえば筒部を形成する部材の形状について、設計上の自由度を向上させることができる。なお、各平板の外形は、単純な円形にする他、楕円形や、角部を滑らかに丸めた多角形などにすることができ、筒部の断面形状は、各平板のこれらの外形に適合させればよい。
第2発明の構成によるときは、容器本体を手指でスクイズ操作して内部を加圧することにより、容器本体内の液剤にエアを混合して泡生成ユニットに流入させ、泡として外部に排出させることができる。ただし、ノズル部材に組み込む泡生成ユニットの上流側には、容器本体の正立時において、容器本体内の液剤を導入するディップチューブを接続するとともに、ノズル部材には、容器本体内のエアを導入するエア用の開口部を設けるものとする。そこで、容器本体を倒立させてスクイズ操作すると、エア用の開口部から液剤が導入されるとともにディップチューブの先端からエアが導入され、容器本体の正立時と同様に容器本体内の液剤を泡として排出させることができる。
第3発明の構成によるときは、ポンプ機構は、容器本体内の液剤にエアを混合して泡生成ユニットに流入させ、泡として外部に排出させることができる。ただし、ポンプ機構には、液剤を吸引するディップチューブを接続するとともに、外部からのエアを導入するために、一連のエア経路が形成されている。
全体構成縦断面図 図1の要部拡大説明図 ノズル部材の全体斜視図 図1の要部拡大動作説明図 本体部の構成説明図 使用状態説明図 図6の要部拡大動作説明図 他の実施の形態を示す要部構成説明図(1) 他の実施の形態を示す要部構成説明図(2) 他の実施の形態を示す要部構成説明図(3) 他の実施の形態を示す要部構成説明図(4) 他の実施の形態を示す図2相当構成図 他の実施の形態を示す図1相当要部構成図 図13の要部拡大動作説明図 図13の動作説明図(1) 図13の動作説明図(2)
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
泡噴出容器は、容器本体10と、容器本体10の口部11に装着するノズル部材20と、ノズル部材20に組み込む泡生成ユニット用の本体部30とを備えてなる(図1、図2)。
容器本体10は、適度の弾性の可撓性のプラスチック材料により一体成形されている。容器本体10は、縦長の胴部12の上端部に肩部13を介して上向きの口部11が開口されている。また、口部11の外周には、雄ねじ11aが形成されている。
ノズル部材20は、下向き円筒状の装着部21と、浅皿状の蓋部22とを連結して構成されている(図2、図3)。
装着部21の上端は、天板21aを介して閉じられており、装着部21の内周には、容器本体10側の雄ねじ11aに適合する雌ねじ21bが形成されている。天板21aの下面には、容器本体10の口部11に圧入するシール用のスカート23が形成されており、天板21aの上面には、上向きに開拡する低い係止リング24が形成されている。また、天板21aには、ノズル25が上下に貫通して形成されており、ノズル25の位置は、蓋部22から離れる方向に偏心している。
蓋部22は、下向きに屈曲する板ばね22a、左右の連結部22b、22bを介し、装着部21に対して開閉自在に連結されている。板ばね22aの両端は、それぞれ薄肉のヒンジ22a1 を介して装着部21の側面、蓋部22の中間部に連結されている。また、各連結部22bの中間部には、薄肉のヒンジ22b1 が組み込まれている。蓋部22には、開閉操作用の把手22cが外周方向に突設されており、装着部21のノズル25に対応する大小のシールリング26a、26bが形成されている。蓋部22の内周には、装着部21の係止リング24に係合する係止リブ27が形成されている。
蓋部22は、板ばね22a、各連結部22bのヒンジ22a1 、22a1 、22b1 、22b1 を介し、全開状態(図2の実線)、全閉状態(同図の二点鎖線)に開閉操作し、それぞれの状態に安定に保持することができる。ただし、全閉状態の蓋部22は、係止リブ27が装着部21の係止リング24に係合するとともに、シールリング26a、26bを介してノズル25の先端を水密にシールすることができる。
ノズル25は、装着部21の天板21aを上下に貫通している(図2、図4)。ノズル25の上端、下端は、それぞれ装着部21の係止リング24より高く、スカート23と同一高さとなっている。
ノズル25の軸心上のノズル孔28は、中間の長い円筒直管状の筒部28aの上下にそれぞれ短い大径の排出部28b、下向きに拡径するフレア部28cを同軸状に連接して形成されている。排出部28bは、ノズル25の上端面に開口している。また、フレア部28cは、筒部28aの下端を滑らかに拡径するとともに、中間部に低い係合リブ28eを形成し、ノズル25の下端面に円錐台形に開口している。筒部28aには、本体部30の上端部の平板31、31が下から挿入され、収納されている。
本体部30は、中心軸32を介して支持する平板31、31を有する(図4、図5)。中心軸32の下側には、小径部33a、係合フランジ33b、中径部33c、テーパ部33d、大径部33e、大径の外フランジ33fが順に同軸状に一体成形されている。ただし、図5(A)、(B)は、それぞれ本体部30の全体斜視図、半断面図である。
平板31、31は、中心軸32を介し、互いに平行に間隙dを設けて同軸状に配置されている。なお、各平板31の外周には、断面V字状の軸方向の小溝31a、31a…が形成されている。小径部33aは、上方の中心軸32より大径であり、平板31より小径である。係合フランジ33bの外径は、平板31の外径より大きく、中径部33c、大径部33eの外径の中間である。また、小径部33aから外フランジ33fに至る本体部30には、外フランジ33fの下面に開口する段付きの上下の軸心孔33g、33hが形成され、大径の下の軸心孔33hの中間部内周には、内向きに緩やかに膨出する係合リブ33jが形成されている。また、軸心孔33hは、係合リブ33jの下部が下向きに斜めに拡径されている。
係合フランジ33bには、凹状の切欠き34が径方向に形成されている。また、小径部33aの中間部には、内部の軸心孔33gに連通する横孔35が径方向に形成され、横孔35は、切欠き34と同方向に開口されている。
本体部30は、ノズル25のノズル孔28に対し、下から挿着されている。本体部30は、係合フランジ33bがノズル孔28側の係合リブ28eを下から上に乗り越えることにより、ノズル孔28内に固定されている。なお、このとき、本体部30の各平板31は、外周の小溝31a、31a…を介して筒部28aの内周に接する。また、本体部30の上部の軸心孔33gは、横孔35を介して筒部28aの下部に連通し、本体部30の下半部とノズル孔28のフレア部28cとの間の隙間は、切欠き34を介して筒部28aの下端に連通している。
一方、本体部30の軸心孔33hには、ディップチューブ14の上端が挿着されている。ディップチューブ14は、軸心孔33hに挿入すると、係合リブ33jを介して抜止めされる。なお、ディップチューブ14の下端は、容器本体10の底部にまで到達している(図1)。
かかる泡噴出容器の作動は、たとえば次のとおりである。
図1のように、正立状態の容器本体10に液剤Lが入っているとき、容器本体10の胴部12を手指で左右から押し潰すようにスクイズ操作すると(図1の矢印Kb 、Kb 方向)、容器本体10の内部が加圧される結果、液剤Lは、ディップチューブ14の下端に押し込まれ(図1、図4の各矢印K1 方向)、上部のエアは、ノズル孔28の下部のフレア部28cと本体部30との間の隙間に流入する(図1、図4の各矢印K2 方向)。すなわち、フレア部28c、本体部30の間の隙間は、エアを導入するエア用の開口部となっている。そこで、液剤Lは、ディップチューブ14、本体部30の軸心孔33g、横孔35を介してノズル孔28の筒部28aに流入し(図4の矢印K1 、K1 方向)、エアは、本体部30の切欠き34を介して筒部28aに流入する(同図の矢印K2 方向)。
すなわち、横孔35からの液剤Lは、平板31、31の下方の筒部28a内において、切欠き34からのエアが混合され、以後、筒部28a内を上方の平板31、31に向けて流入する(図4の上方向)。したがって、エアが混合された液剤Lは、下の平板31の小溝31a、31a…を介して泡が細分化され、平板31、31の間の間隙dにおいて泡が分散され、上の平板31の小溝31a、31a…を介して泡がさらに細分化される結果、ノズル孔28の上端の排出部28bから均質な泡として排出することができ(図4の矢印K3 、K3 …方向)、平板31、31は、筒部28aとともに、泡生成ユニットを形成している。
なお、容器本体10に対するスクイズ操作を解除すると、容器本体10の形状が弾性復帰して内部が負圧になる。そこで、排出部28bからの泡の排出が停止され、本体部30の内外やディップチューブ14内の液剤Lを速やかに容器本体10に戻すとともに、容器本体10の上部にもエアを併せて補充することができる(図4の矢印K3 、K3 …、K1 、K1 、K2 の逆方向)。
一方、容器本体10を倒立させて胴部12をスクイズ操作すると(図6の矢印Kb 、Kb 方向)、ノズル孔28のフレア部28cと本体部30との間の隙間に液剤Lが流入するとともに(図6、図7の各矢印K1 方向)、ディップチューブ14にエアが導入される(図6、図7の各矢印K2 方向)。そこで、液剤Lは、本体部30の切欠き34を介して筒部28aに流入し(図7の矢印K1 方向)、エアは、ディップチューブ14、本体部30の軸心孔33g、横孔35を介して筒部28aに流入し(同図の矢印K2 、K2 方向)、筒部28aにおいて液剤Lにエアが混合される。したがって、以後、エアを混合した液剤Lは、筒部28a内を平板31、31に向けて流入し(図7の斜め下方向)、前述の容器本体10の正立状態の場合と全く同様にして、排出部28bから均質な泡として排出することができる(図7の矢印K3 、K3 …方向)。また、容器本体10のスクイズ操作を解除すると、排出部28bからの泡の排出が停止され、容器本体10内にエアを補充することができる。
以上の説明において、各平板31の外周に形成する軸方向の小溝31a、31a…は、平板31、31の一方または双方の外周の一部にのみ形成してもよい。このとき、各平板31の外周のうち、小溝31a、31a…を形成しない部分は、筒部28aの内周に接するように形成するものとする。
他の実施の形態
本体部30の各平板31の外周に形成する小溝31a、31a…は、ノズル孔28の筒部28aの内周に形成する軸方向の小溝28d、28d…に代えることができる(図8)。ただし、図8(A)は、図4相当図であり、図8(B)、(C)は、それぞれ図8(A)のX1 −X1 、X2 −X2 線矢視相当要部拡大断面図である。
また、本体部30の平板31、31は、互いに異なる形態にしてもよい(図9、図10)。
図9、図10において、上の平板31は、円板状で外周に軸方向の小溝31a、31a…が形成されているが、下の平板31は、それぞれ楕円形、角部を丸めた正方形に形成されている。なお、図9の筒部28aは、平板31、31の間の間隙dの中間位置から下の部分について、下の平板31に合わせて断面楕円形にするとともに、軸方向の小溝28d、28d…が内周に形成されており、図10の筒部28aは、同様に、間隙dの中間位置から下の部分を下の平板31に合わせて角部を丸めた正方形の断面形状にするとともに、軸方向の小溝28d、28d…が内周に形成されている。ただし、図9(A)、図10(A)は、それぞれ図4相当図であり、図9(B)、(C)、図10(B)、(C)は、それぞれ図9(A)、図10(A)のX1 −X1 、X2 −X2 線矢視相当要部拡大断面図である。
本体部30の平板31は、3枚以上としてもよい(図11)。図11において、平板31、31…は、上から下に順に外径が大きくなる4枚の円板状に形成されており、ノズル孔28の筒部28aは、各段の平板31に適合する内径の段付き円筒状にするとともに、各段ごとに軸方向の小溝28d、28d…が内周に形成されている。なお、各段の小溝28d、28d…は、上から下に順に断面積が大きくなっている他、最下段用の小溝28d、28d…は、筒部28aの内周の一部にのみ形成されている。また、筒部28aの各段は、隣接する平板31、31の間の間隙dの中間位置に設定されている。ただし、図11(A)は、図4相当図であり、図11(B)〜(E)は、それぞれ図11(A)のX1 −X1 、X2 −X2 …X4 −X4 線矢視相当要部拡大断面図である。
本体部30は、ノズル孔28の排出部28bを介し、筒部28aに上方から挿着してもよい(図12)。ただし、図12の本体部30は、中心軸32の両端に上下の平板31、31が形成されている。
筒部28aの上端には、本体部30を抜止めする係合リブ28eが形成され、筒部28aの下側には、ディップチューブ14の上端に連通する上の軸心孔33gが形成されている。ディップチューブ14の上端は、ノズル部材20の天板21aの下面に拡径して開口する下の軸心孔33hに挿着され、軸心孔33hの中間部には、ディップチューブ14の抜止め用の係合リブ33jが形成されている。なお、下の軸心孔33hには、上の軸心孔33gに連通するエア用の開口部としての通路33kが形成されている。
ノズル部材20には、ねじ式のキャップ40が付属している。キャップ40は、ノズル25側の雄ねじ25a、キャップ40側の雌ねじ41を介して着脱することができる。また、キャップ40の天面には、シール用のパッキン42が装着され、パッキン42は、キャップ40の内周の係合リブ42aを介して外れ止めされている。ノズル25は、天板21aの中心に突設されており、必要十分な高さを容易に実現することができる。
泡噴出容器は、剛性の容器本体10の口部11に装着するポンプ機構50に対し、泡生成ユニット用の本体部30を組み込んで構成することができる(図13、図14)。ただし、図13、図14の本体部30は、中心軸32を介して3枚の平板31、31…が上下に同軸状に配置されている。
ポンプ機構50は、上下に長いシリンダ部材51と、互いに連結する上下のピストンロッド52、53を介して駆動する上下のピストン54、55とを主要部材として構成されている。シリンダ部材51は、袋ナット状の取付部材15、パッキン15aを介して容器本体10の口部11に着脱自在に取り付けられ、胴部12内に垂下している。シリンダ部材51には、上のピストン54用の大径のシリンダ51a、下のピストン55用の小径のシリンダ51bの他、ボール51dを内蔵する弁室51c、ディップチューブ14の上端を挿着する軸心孔33h用の延長部51eが上から下に順に形成されている。また、シリンダ51aの中間部には、上のピストン54の外側空間を容器本体10内に連通させる横孔51fが形成されている。
上のピストンロッド52の下端部には、上向き、下向きのガイドリング付きの外フランジ52aが形成され、下のピストンロッド53の上端部には、外フランジ53aが形成されている。一方、上のピストン54の上端部内面には、外フランジ52a、53aの間に入り込むようにして上向きリング状の弁体54aが形成され、弁体54aは、外フランジ52a、53aに対して上下に相対移動し、外フランジ52a、53aに個別に係合可能である。ただし、弁体54aは、上の外フランジ52aに密着するように係合し、下の外フランジ53aに対し、隙間を介して係合することにより、上のピストン54の上部と外部との連絡を遮断し、開放する開閉弁を形成することができる。
下のピストン55は、下のピストンロッド53の下端に固定されており、下のピストン55用のシリンダ51b内には、上下のガイドリング付きの弁体56aを介して圧縮ばね56が内装されている。ピストン55には、縦孔55aが上下に貫通されており、弁体56aは、ピストン55に対して上下に相対移動することにより、縦孔55aを開閉することができる。一方、弁室51c内のボール51dは、下の軸心孔33hと弁室51cとの間の逆止弁を形成している。
下のピストンロッド53には、軸心孔33gが形成されている。また、ピストンロッド53の下端部には、軸心孔33gと外部のシリンダ51aとを連通させる横孔53b、53bが形成されている。上のピストンロッド52には、ノズル孔28が形成され、ノズル孔28は、本体部30を収納する筒部28aと、筒部28aの上方の排出部28bとからなり、下のピストンロッド53の軸心孔33gの上端は、筒部28aの下端に連通している。また、筒部28aの内周には、軸方向の小溝28d、28d…が形成されており、本体部30は、筒部28a内において上下に相対移動可能である。
上のピストンロッド52の上端には、ノズル体57が連結されている。ノズル体57は、ノズル孔28の排出部28bに連通する横向きの排出筒57aを有し、上面には、ポンプ機構50用の操作部57bが形成されている。
いま、圧縮ばね56に抗してノズル体57の操作部57bを下向きに押し下げると(図15の矢印Kb1方向)、上下のピストンロッド52、53が一体に下降し、外フランジ52a、弁体54aを介して上のピストン54の上端が閉じられるとともにピストン54も下降する。そこで、シリンダ51a内のエアは、横孔53b、53bを介して軸心孔33gに流入する(同図の矢印K2 、K2 方向)。一方、ボール51dによる逆止弁が閉じているため、シリンダ51b内にあらかじめ吸引されている容器本体10内の液剤Lは、弁体56a、下のピストン55の間の隙間を通り、ピストン55の縦孔55aを介して軸心孔33gに流入する(同図の矢印K1 方向)。
すなわち、軸心孔33gでは、液剤Lにエアが混合され、エアを混合した液剤Lは、ノズル孔28の筒部28aの下端に流入する(図14の矢印K1 、K2 方向)。また、エアを混合した液剤Lは、筒部28aに流入すると、前記各実施の形態におけると同様にして、泡として筒部28aの上方の排出部28bに排出され(図14の矢印K3 方向)、最終的に、ノズル体57の排出筒57aから外部に排出することができる(図15の矢印K3 、K3 方向)。
次に、ノズル体57の操作部57bに加える下向きの押圧力を解除すると、圧縮ばね56により、弁体56a、下のピストン55とともに、上下のピストンロッド52、53、ノズル体57が一体となって上昇する(図16の矢印Kb2方向)。
このとき、弁体56a、下のピストン55の間の隙間が閉じるため、容器本体10内の液剤Lがディップチューブ14、ボール51dによる逆止弁を介して下のシリンダ51bに吸引される(同図の矢印K1 方向)。また、外フランジ52a、53aと弁体54aとの間に隙間が生じて上のピストン54の上部が外部に連通し、外部からのエアが上のシリンダ51aに流入するとともに、横孔51fを通して容器本体10にも流入する(同図の矢印K2 、K2 方向)。ただし、外部からのエアは、ポンプ機構50用の取付部材15と、上のピストンロッド52との間の隙間15bを介してポンプ機構50、容器本体10内に流入する。
そこで、以後、ノズル体57の操作部57bを繰り返し押し操作することにより、ノズル体57の排出筒57aから液剤Lを泡として排出することができる。
以上の説明において、泡生成ユニットを形成するノズル孔28の筒部28aと、本体部30の平板31、31…と、両者の一方に形成する軸方向の小溝28d、28d…、31a、31a…の実施の形態は、任意に組み合わせることができる。たとえば、図14の小溝28d、28d…は、図11(B)〜(E)の各変形例に代えてもよく、各平板31の外周の小溝31a、31a…に代えてもよい。平板31、31…の数、形状、間隙dの大きさ等についても同様である。
この発明は、容器内の殺菌消毒薬や洗浄剤、化粧品などのあらゆる液剤を泡として排出させる用途に対し、広く、好適に適用することができる。
L…液剤
d…間隙
10…容器本体
11…口部
20…ノズル部材
28a…筒部
28d…小溝
31…平板
31a…小溝
50…ポンプ機構

特許出願人 伸晃化学株式会社

Claims (5)

  1. 互いに平行に間隙を設けて同軸状に配置する複数の平板と、該平板を収納する筒部とを備えてなり、互いに対応する前記各平板の外周と前記筒部の内周とのいずれかに軸方向の小溝を形成し、エアを混合した液剤を前記筒部の一端側から前記平板に向けて流入させると、前記小溝と前記間隙とを交互に通過して他端側から泡として排出されることを特徴とする泡生成ユニット。
  2. 前記小溝は、前記各平板の外周または前記筒部の内周の一部にのみ形成することを特徴とする請求項1記載の泡生成ユニット。
  3. 前記筒部は、前記平板の外形に適合する断面形状に形成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の泡生成ユニット。
  4. スクイズ操作可能な可撓性の容器本体と、該容器本体の口部に装着するノズル部材と、該ノズル部材に組み込む請求項1ないし請求項3のいずれか記載の泡生成ユニットとを備えてなる泡噴出容器。
  5. 容器本体と、該容器本体の口部に装着するポンプ機構と、該ポンプ機構に組み込む請求項1ないし請求項3のいずれか記載の泡生成ユニットとを備えてなる泡噴出容器。
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