JP6670658B2 - 泡吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、泡吐出容器に関する。
従来、内容物を発泡させて吐出する泡吐出容器として、例えばフォーマポンプを備えた構成が知られている。この泡吐出容器では、部品点数が増加してコストが増加するとともに、内容物の充填設備に制限が生じて製造コストが増加する場合があった。
このような問題を解決するための手段として、例えば特許文献1に示されるような、単に容器本体にキャップ体が装着された容器において、この容器を振ることにより内容物を発泡させて、その内容物の泡を吐出することが考えられる。
実開昭63−144466号公報
しかしながら、この場合、容器本体を口部が下方に向くように傾けると、容器本体内で発泡していない未発泡の内容物が下方に移動してキャップ体から吐出されるため、泡のみを吐出することが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で泡の吐出が可能な泡吐出容器を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る泡吐出容器は、内容物が収容される収容部が形成された容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、発泡された前記内容物を吐出する吐出孔が形成されたキャップ体と、を備える泡吐出容器であって、前記キャップ体は、前記吐出孔が形成された本体部と、前記収容部における前記口部側の開口と前記吐出孔との連通を遮断する遮断部と、を備え、前記本体部と前記遮断部との間には、前記吐出孔に連通する吐出空間が形成され、前記遮断部は、前記吐出空間と前記収容部内とを連通する第1吐出筒部を備え、前記泡吐出容器は、少なくとも前記容器本体に形成されるとともに前記第1吐出筒部内および前記吐出空間を含み、前記収容部内と前記吐出孔とを連通する吐出通路と、少なくとも前記遮断部に形成され、前記収容部内と前記本体部に形成され外気を吸入する吸気孔とを連通する吸気通路と、前記吐出通路に配設され、前記収容部内の正圧時に、前記吐出通路を通して前記収容部内と前記吐出孔とを連通し、かつ前記収容部内の負圧時に、前記吐出通路を通した前記収容部内と前記吐出孔との連通を遮断する吐出弁と、前記吸気通路に配設され、前記収容部内の正圧時に、前記吸気通路を通した前記収容部内と前記吸気孔との連通を遮断し、かつ前記収容部内の負圧時に、前記吸気通路を通して前記収容部内と前記吸気孔とを連通する吸気弁と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、例えば容器本体を振る等して収容部内の内容物の一部を発泡させた状態で、口部が下方を向くように容器本体を傾ける。すると、未発泡の内容物が収容部内における口部側に移動し、発泡した内容物が未発泡の内容物の液面上に位置する。このとき遮断部が、収容部における口部側の開口と吐出孔との連通を遮断している。したがって、未発泡の内容物が収容部内における口部側に溜まっていても、この内容物が口部側の開口を通って吐出孔に流れ込むことを防止し、内容物が吐出孔から吐出されることを抑制できる。
発泡した内容物を泡として吐出するときには、容器本体を前述のように傾けた状態で、容器本体をスクイズ変形させて収容部内を正圧にする。このとき吐出弁が、吐出通路を通して収容部内と吐出孔とを連通する。したがって、発泡した内容物を吐出通路内に進入させることによって、吐出孔から泡を吐出することができる。またこのとき吸気弁が、吸気通路を通した収容部内と吸気孔との連通を遮断する。したがって、収容部内の内容物が、吸気孔を通して漏出するのを抑制することができる。
その後、スクイズ変形した容器本体を、例えば容器本体の弾性復元力を利用して復元変形させると、収容部内が負圧になる。このとき吸気弁が、吸気通路を通して収容部内と吸気孔とを連通する。したがって、吸気孔および吸気通路を通して外気を収容部内に吸入することができる。これにより、容器本体を円滑に復元変形させることができる。しかも、吸気通路から収容部内に吸入される空気を、収容部内の未発泡の内容物と混合させ、内容物を発泡させることができる。またこのとき吐出弁が、吐出通路を通した収容部内と吐出孔との連通を遮断する。したがって、吐出通路内に進入している発泡した内容物が収容部内に戻されるのを抑えることができる。
以上のように、スクイズ変形した容器本体を復元変形させるときには、収容部内の未発泡の内容物を発泡させつつ、吐出通路内の発泡した内容物が収容部内に戻されるのを抑えることができる。したがって、改めて容器本体をスクイズ変形させることで、吐出孔から泡を連続的に吐出させることができる。
以上より、この泡吐出容器によれば、例えばフォーマポンプを備えた泡吐出容器に比べて簡易な構成で泡を吐出することができる。
また、泡の吐出操作の過程で容器本体が復元変形するときに、吸気通路から収容部内に空気を吸入して未発泡の内容物を発泡させることができる。したがって、吐出開始時に内容物を一定量、発泡させておけば、たとえその発泡量が少なくても、吐出孔から連続的に泡を吐出し続けることができる。
ところで、吐出開始時における内容物の発泡量を少なくすることができると、内容物の発泡のために収容部内に確保しておく必要がある空間の容積を小さくすることができる。そのため、未使用状態の泡吐出容器における収容部内に、より大量の内容物を収容させておくことができる。
前記吐出孔におけるキャップ軸回りに周回する周方向の位置と、前記吐出通路における前記収容部側の開口の前記周方向の位置と、は互いに異なっていてもよい。
この場合、吐出孔の周方向の位置と、吐出通路における収容部側の開口の周方向の位置と、が互いに異なっている。したがって、容器本体を傾けるときに、例えば、吐出孔をキャップ軸に対して真下に位置させることで、吐出通路における収容部側の開口を、より上方に位置させ易くすることができる。これにより、収容部内において未発泡の内容物が吐出通路に流入することを抑え、発泡した内容物を優先的に吐出通路に導入させ易くすることができる。
前記吐出通路において前記吐出弁より前記吐出孔側に位置する部分、および前記吐出孔の少なくとも一方には、第1発泡部材が配設されていてもよい。
この場合、吐出通路において吐出弁より吐出孔側に位置する部分、および吐出孔の少なくとも一方に、第1発泡部材が配設されている。したがって、発泡した内容物が吐出通路において吐出弁を通過した後、吐出孔から吐出するまでの間に、第1発泡部材を通過する。このとき、発泡した内容物における気体分と液体分とが第1発泡部材により再混合される。これにより、吐出孔から吐出される内容物の泡質を向上させることができる。
前記吸気通路において前記吸気弁より前記収容部側に位置する部分には、第2発泡部材が配設されていてもよい。
この場合、吸気通路において吸気弁より収容部側に位置する部分に、第2発泡部材が配設されている。したがって、吸気孔から吸入された空気が第2発泡部材を通過するときに、この空気と内容物とを混合させることで、内容物を効果的に発泡させることができる。
前記容器本体は、キャップ軸に直交する横断面視において、長軸方向よりも短軸方向に小さい偏平形状に形成され、前記吐出孔と前記吸気孔とは、前記短軸方向にずらされて配置されていてもよい。
この場合、吐出孔と吸気孔とが、短軸方向にずらされて配置されている。したがって、例えば容器本体を、片手の親指と他の指との間で短軸方向に挟み込むように把持した上で、容器本体を傾けるときに、吐出孔を吸気孔よりも容易に下方に位置させすることができる。これにより、吐出孔から吐出された泡が、吸気孔を覆うのを抑えることができる。その結果、吐出された内容物が吸気孔を通して収容部内に意図せず吸入されるのを抑制することができる。
前記容器本体には、内部が前記収容部から独立する通路部が形成され、前記通路部内は、前記吐出通路の一部を形成し、前記吐出通路における前記収容部側の開口である通路孔を通して前記収容部内に連通してもよい。
この場合、通路部内が、収容部から独立するとともに吐出通路の一部を形成し、通路孔を通して収容部内に連通する。したがって、収容部内の発泡した内容物を、通路孔および通路部内から吐出通路内に進入させることで、吐出孔に向けて円滑に流通させることができる。
前記通路部は、前記容器本体から外部に向けて突出するとともにキャップ軸方向に延び、前記通路孔は、前記通路部におけるキャップ軸方向に沿う底部側の端部内と、前記収容部内と、を連通してもよい。
この場合、通路孔が、通路部の前記底部側の端部内と収容部内とを連通する。したがって、口部が下方を向くように容器本体を傾けたときに、通路孔を上方に位置させ易くすることができる。これにより、収容部内において未発泡の内容物が吐出通路に流入することを抑え、発泡した内容物を優先的に吐出通路に導入させ易くすることができる。
本発明によれば、簡易な構成で泡の吐出が可能な泡吐出容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る泡吐出容器の平面図である。 図1に示すA−A断面矢視図である。 図2の要部の拡大図である。 図1に示すB−B断面矢視図であって、蓋体を離脱させた状態を示す図である。 図4の要部の拡大図である。 図3に示すC−C断面矢視図である。 図5に示すキャップ体の平面図である。 図1に示す泡吐出容器から泡を吐出する状態を示す図であって、A−A断面矢視図に相当する図である。 図8に示すD−D断面矢視図である。 図1に示す泡吐出容器から泡を吐出する状態を示す図であって、A−A断面矢視図に相当する図である。 図10に示すE−E断面矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る泡吐出容器の断面図であって、図3に示す断面図に相当する図である。 図12に示す泡吐出容器の断面図であって、図5に示す断面図に相当する図である。 図12に示す泡吐出容器の断面図であって、図9に示す断面図に相当する図である。 図12に示す泡吐出容器の断面図であって、図11に示す断面図に相当する図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る泡吐出容器の断面図であって、図12に示す断面図に相当する図である。 図16に示す泡吐出容器を構成する第2発泡部材の平面図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る泡吐出容器10を説明する。
図1から図11に示すように、泡吐出容器10は、内容物Mが収容される容器本体20と、容器本体20の口部21に装着されたキャップ体40と、を備えている。
図2から図5に示すように、容器本体20の口部21およびキャップ体40の各中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸をキャップ軸Oという。キャップ軸O方向に沿う容器本体20側(後述する底部24側)を下側といい、キャップ体40側を上側という。泡吐出容器10をキャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸Oに直交する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
図1、図2および図4に示すように、容器本体20は、キャップ軸Oと同軸の有底筒状に形成されている。容器本体20は、口部21と、首部22と、胴部23と、底部24と、を備えている。口部21、首部22、胴部23および底部24は、上方から下方に向けてこの順に連設されている。口部21、首部22、胴部23および底部24は、キャップ軸Oと同軸に配置されている。
図1に示すように、容器本体20は、キャップ軸Oに直交する横断面視において、長軸方向D1よりも短軸方向D2に小さい偏平形状に形成されている。図示の例では、口部21および首部22は、横断面視において真円形状に形成され、胴部23および底部24が、横断面視において長軸方向D1に長い長方形状(偏平形状)に形成されている。なお、長軸方向D1および短軸方向D2は、前記横断面視において互いに直交する。
図2および図4に示すように、口部21は、有底筒状に形成されている。首部22は、口部21よりも小径に形成されている。首部22は、口部21の底壁部から下方に向けて延びている。首部22は、口部21と胴部23とを連通する。首部22の下端開口部は、胴部23の上端開口部に接続されている。胴部23の上端開口部および下端開口部は、キャップ軸Oと同軸に配置されている。胴部23の下端開口部は、底部24により閉塞されている。
図4に示すように、胴部23は、一対の側面25を備えている。各側面25は、長軸方向D1を向く。各側面25は、湾曲面部26と、傾斜面部27と、を備えている。湾曲面部26および傾斜面部27は、上方から下方に向けてこの順に連設されている。
湾曲面部26は、首部22の下端部から長軸方向D1の外側に向けて延びている。湾曲面部26は、キャップ軸O方向および長軸方向D1の両方向に沿う縦断面視において、胴部23の外部に向けて突となる突曲面状に形成されている。傾斜面部27は、前記縦断面視において、キャップ軸Oに対して傾斜している。傾斜面部27の下端部は、底部24の外周縁部に接続されている。
図1および図4に示すように、胴部23は、膨出部28を更に備えている。膨出部28は、容器本体20から外部に向けて突出するとともにキャップ軸O方向に延びている。膨出部28は、胴部23を長軸方向D1に挟んで一対配置されている。各膨出部28は、泡吐出容器10を短軸方向D2から見た正面視において、胴部23から膨出している。各膨出部28は、胴部23の側面25から外部(長軸方向D1)に向けて膨出している。各膨出部28は、側面25のキャップ軸O方向の全長にわたって延びている。各膨出部28の上端部は、首部22の下端部に接続されている。各膨出部28の下端部は、胴部23の下端部とキャップ軸O方向に同等の位置に配置されている。各膨出部28は、中空に形成されている。各膨出部28内は、首部22内および胴部23内に連通している。
図4に示すように、一対の膨出部28は、第1膨出部28aと、第2膨出部(通路部)28bと、を備えている。第1膨出部28a内は、第1膨出部28aのキャップ軸O方向の全長にわたって、首部22内および胴部23内に連通している。一方、第2膨出部28bと、首部22および胴部23との間には、仕切り部29が設けられている。仕切り部29は、第2膨出部28b内と、首部22内および胴部23内と、の連通を遮断する。仕切り部29は、第2膨出部28bにおいて互いに短軸方向D2に対向し合う部分が接合されてなる。
仕切り部29は、第2膨出部28bのうち、下端部を除く全長にわたって設けられている。第2膨出部28bの下端部と胴部23の下端部との間には、通路孔32が設けられている。通路孔32は、第2膨出部28bの下端部内と胴部23の下端部内とを連通する。通路孔32は、径方向(長軸方向D1)に開口している。
容器本体20には、内容物Mが収容される収容部30が形成されている。収容部30は、首部22内、胴部23内および第1膨出部28a内によって形成されている。収容部30の口部21側の開口31は、首部22内に設けられている。
第2膨出部28bの内部は、収容部30から独立している。収容部30内および第2膨出部28b内は、互いに兼用となる部分を備えていない。第2膨出部28b内は、通路孔32を通して収容部30内に連通している。通路孔32は、第2膨出部28bの下端部内(通路部におけるキャップ軸方向に沿う底部側の端部内)と収容部30内とを連通している。
第2膨出部28bの上端部内は、容器本体20の口部21内に連通している。図5に示すように、第2膨出部28b内と口部21内とは、接続筒部33を通して連通している。接続筒部33は、第2膨出部28bの上端部から口部21の底壁部に向けて上方に向けて延び、前記底壁部から口部21内に開口している。接続筒部33は、首部22に対して長軸方向D1に並列して配置されている。接続筒部33は、口部21、首部22および胴部23(第2膨出部28b)と一体に形成されている。
図2から図7に示すように、キャップ体40には、吐出孔41および吸気孔42が形成されている。吐出孔41は、発泡された内容物Mを吐出する。吸気孔42は、外気を吸入する。図3および図5に示すように、キャップ体40は、遮断部43と、本体部44と、蓋体45と、ヒンジ部46と、を備えている。吐出孔41および吸気孔42は、本体部44に形成されている。
ここで本体部44、蓋体45およびヒンジ部46は、同一材料で一体に形成されている。そしてヒンジ部46は、蓋体45を本体部44に開閉自在に連結させている。ヒンジ部46は、キャップ軸Oに対して短軸方向D2の一方側に位置している。以下では、この一方側を後側といい、短軸方向D2に沿った後側の反対側を前側という。
遮断部43は、収容部30における口部21側の開口31と吐出孔41との連通を遮断する。遮断部43は、収容部30と吐出孔41との口部21を通した連通を遮断している。遮断部43は、中栓部47と、第1吸気筒部48と、第1吐出筒部49と、を備えている。
中栓部47は、容器本体20の口部21に装着され、口部21を閉塞する。中栓部47は、装着筒部50と、閉塞部51と、を備えている。装着筒部50は、口部21内に密に嵌合されている。閉塞部51は、装着筒部50内を閉塞する。閉塞部51は、表裏面がキャップ軸O方向を向く。閉塞部51の外周縁部は、装着筒部50におけるキャップ軸O方向の中央部に連結されている。
第1吸気筒部48および第1吐出筒部49は、中栓部47から下方に向けて延びている。
第1吸気筒部48は、中栓部47をキャップ軸O方向に貫通している。第1吸気筒部48は、キャップ軸Oと同軸に配置されている。第1吸気筒部48の下端部は、首部22内(収容部30の口部21側の開口31)内に密に嵌合されている。
図5に示すように、第1吐出筒部49は、キャップ軸Oに対してずらされて配置されている。第1吐出筒部49は、キャップ軸Oに対して長軸方向D1にずらされている。第1吐出筒部49は、大径の上筒部52と、小径の下筒部53と、上筒部52と下筒部53とを連結する段部54と、を備えている。下筒部53の下端部(第1吐出筒部49の下端部)は、接続筒部33の上端部内に密に嵌合されている。
本体部44は、有頂筒状に形成されている。本体部44は、容器本体20の口部21および遮断部43に、径方向の外側から嵌合されている。本体部44は、口部21にアンダーカット嵌合されている。遮断部43と本体部44との間には、吐出空間55が形成されている。吐出空間55は、閉塞部51と、本体部44の頂壁部44aと、の間に形成されている。吐出空間55は、第1吐出筒部49内に連通している。
なお図6に示すように、遮断部43は、区画部55aを更に備えている。区画部55aは、閉塞部51と頂壁部44aとの間に吐出空間55を形成する。区画部55aは、閉塞部51と頂壁部44aとの間の空間を、複数の空間に区画する。この複数の空間のうちの1つの空間が、前記吐出空間55となる。
図示の例では、区画部55aは、閉塞部51から上方に向けて突出し、頂壁部44aの下面に密に当接している。区画部55aは、装着筒部50と第1吸気筒部48とを連結する。区画部55aは、周方向に間隔をあけて一対設けられている。これにより、閉塞部51と頂壁部44aとの間の空間が、2つの空間に区画される。この2つの空間のうち、周方向に小さい空間が、前記吐出空間55となっている。
図3および図5に示すように、本体部44は、第2吸気筒部56と、第2吐出筒部57と、を備えている。第2吸気筒部56および第2吐出筒部57は、本体部44からキャップ軸O方向に延びている。
第2吸気筒部56は、キャップ軸Oと同軸に配置されている。第2吸気筒部56は、頂壁部44aをキャップ軸O方向に貫通している。第2吸気筒部56の下端部は、頂壁部44aから下方に突出している。この下端部は、第1吸気筒部48内に密に嵌合されている。第2吸気筒部56の上端部は、頂壁部44aから上方に突出している。この上端部は、前記下端部よりも小径である。この上端部内は、前記吸気孔42とされている。
図3に示すように、第2吐出筒部57は、キャップ軸Oに対してずらされて配置されている。第2吐出筒部57は、キャップ軸Oに対して短軸方向D2にずらされている。第2吐出筒部57は、キャップ軸Oの前側に位置している。第2吐出筒部57は、頂壁部44aから上方に向けて突出している。第2吐出筒部57内は、吐出空間55に連通している。第2吐出筒部57は、下側の大径部58と、上側の小径部59と、を備えている。小径部59内は、前記吐出孔41とされている。
図3および図7に示すように、吐出孔41と吸気孔42とは、短軸方向D2にずらされて配置されている。吸気孔42は、キャップ軸O上に配置されている。吐出孔41は、吸気孔42(キャップ軸O)よりも前側に位置している。
図2および図4に示すように、吐出孔41の周方向の位置と、通路孔32(吐出通路における収容部側の開口)の周方向の位置と、は互いに異なっている。吐出孔41と通路孔32とは、前記平面視において、キャップ軸Oを中心とする中心角度で90度程度、離間している。なお図6に示すように、吐出孔41の中心軸と第1吐出筒部49の中心軸とが、前記平面視において、キャップ軸Oを中心とする中心角度で90度、離間している。
図3に示すように、蓋体45は、有頂筒状に形成され、キャップ軸Oと同軸に配設されている。蓋体45は、ヒンジ部46回りに上下に回動することにより、キャップ体40を開閉する。蓋体45には、前方に向けて突出する操作片60が形成されている。操作片60を利用することで、ヒンジ部46回りに蓋体45を容易に回動させ易くなる。
蓋体45は、吐出栓61と、吸気栓62と、を備えている。吐出栓61および吸気栓62は、蓋体45から下方に向けて突出している。吐出栓61は、吐出孔41内に着脱自在に嵌合されている。吸気栓62は、吸気孔42内に着脱自在に嵌合されている。
図3、図5および図6に示すように、キャップ体40は、規制機構63を更に備えている。規制機構63は、容器本体20の口部21と本体部44との周方向への相対的な回転を規制する。規制機構63は、第1規制機構63aと、第2規制機構63bと、を備えている。第1規制機構63aは、口部21と遮断部43との周方向への相対的な回転を規制する。第2規制機構63bは、遮断部43と本体部44との周方向への相対的な回転を規制する。
図5に示すように、第1規制機構63aは、前記接続筒部33と、前記第1吐出筒部49と、を備えている。これらの接続筒部33および第1吐出筒部49は、いずれもキャップ軸Oに対して長軸方向D1にずらされ、偏心されている。そのため、接続筒部33および第1吐出筒部49が嵌合し合うことで、口部21と遮断部43との周方向への相対的な回転が規制されている。
図3および図6に示すように、第2規制機構63bは、遮断部43に設けられた第1回り止め部64aと、本体部44に設けられた第2回り止め部64bと、を備えている。第1回り止め部64aは、遮断部43の外周面における後端部に設けられている。第2回り止め部64bは、本体部44の内周面における後端部に設けられている。第1回り止め部64aおよび第2回り止め部64bは、凹凸嵌合し、周方向に互いに係止している。これにより、遮断部43と本体部44との周方向への相対的な回転が規制されている。
図2から図6に示すように、前記泡吐出容器10は、吐出通路65と、吸気通路66と、を更に備えている。吐出通路65および吸気通路66は、互いに独立して設けられていて、互いに兼用となる部分を備えていない。吐出通路65および吸気通路66は、収容部30を通して間接的に連通するものの、直接的には連通していない。吐出通路65および吸気通路66は、直結しておらず短絡していない。
図4から図6に示すように、吐出通路65は、少なくとも容器本体20に形成されている。吐出通路65は、収容部30内と吐出孔41とを連通する。吐出通路65は、通路孔32、第2膨出部28b内、接続筒部33内、第1吐出筒部49内、吐出空間55、第2吐出筒部57内によって形成されている。通路孔32は、吐出通路65における収容部30側の開口である。第2膨出部28b内は、吐出通路65の一部を形成している。
図3および図5に示すように、吐出通路65には、吐出弁67と、第1弁座部68と、第1規制部69と、第1発泡部材70と、が配設されている。
図5に示すように、吐出弁67は、収容部30内の正圧時に、吐出通路65を通して収容部30内と吐出孔41とを連通する。吐出弁67は、収容部30内の負圧時に、吐出通路65を通した収容部30内と吐出孔41との連通を遮断する。吐出弁67は、第1吐出筒部49内に配置されている。
吐出弁67は、第1弁座部68に、吐出孔41側に向けて離反自在に着座する。第1弁座部68は、第1吐出筒部49に設けられている。第1弁座部68は、前記段部54に形成されている。第1弁座部68は、吐出弁67を下方から支持する。
第1規制部69は、第1弁座部68からの吐出弁67の離反量を規制する。第1規制部69は、複数の第1縦リブ71を備えている。第1縦リブ71は、前記上筒部52の内周面に設けられている。複数の第1縦リブ71は、上筒部52(第1吐出筒部49)の周方向に間隔をあけて複数設けられている。
第1縦リブ71の上端部は、第1係止部72となっている。第1係止部72は、上筒部52(第1吐出筒部49)の径方向の内側に向けて突出する。第1係止部72が吐出弁67に吐出孔41側から係止することで、吐出弁67の第1弁座部68からの更なる離反が規制される。
図3に示すように、第1発泡部材70は、吐出通路65において吐出弁67より吐出孔41側に位置する部分、および吐出孔41の少なくとも一方に配設されている。本実施形態では、第1発泡部材70は、吐出通路65において吐出弁67より吐出孔41側に位置する部分に配設されていて、吐出孔41内には配設されていない。第1発泡部材70は、前記大径部58内に嵌合されている。
第1発泡部材70は、第1筒状体73と、第1メッシュ体74と、を備えている。第1筒状体73は、キャップ軸O方向の両側に向けて開口している。第1メッシュ体74は、第1筒状体73の開口端縁に張設されている。第1メッシュ体74は、第1筒状体73の2つの開口端縁のうち、収容部30側の開口端縁に設けられている。
吸気通路66は、少なくとも遮断部43に形成されている。吸気通路66は、収容部30内と吸気孔42とを連通する。吸気通路66は、第2吸気筒部56内および第1吸気筒部48内によって形成されている。吸気通路66における収容部30側の開口66aは、通路孔32よりも上方に位置している。開口66aは、下方を向いている。開口66aの周方向の位置と通路孔32との周方向の位置とは、互いに異なっている。
吸気通路66には、吸気弁75と、第2弁座部76と、第2規制部77と、第2発泡部材78と、が配設されている。
吸気弁75は、収容部30内の正圧時に、吸気通路66を通した収容部30内と吸気孔42との連通を遮断する。吸気弁75は、収容部30内の負圧時に、吸気通路66を通して収容部30内と吸気孔42とを連通する。吸気弁75は、第1吸気筒部48内に配置されている。
吸気弁75は、第2弁座部76に、収容部30側に向けて離反自在に着座する。第2弁座部76は、第1吸気筒部48に設けられている。第2弁座部76は、第1吸気筒部48から、第1吸気筒部48の径方向の内側に向けて突出している。第2弁座部76は、第1吸気筒部48(キャップ軸O)と同軸の環状に形成されている。吸気弁75は、第2弁座部76の下方に位置し、第2弁座部76に下方から着座する。
第2規制部77は、第2弁座部76からの吸気弁75の離反量を規制する。第2規制部77は、複数の第2縦リブ79を備えている。第2縦リブ79は、第1吸気筒部48の内周面に設けられている。複数の第2縦リブ79は、第1吸気筒部48の周方向に間隔をあけて複数設けられている。
第2縦リブ79の上端部は、第2係止部80となっている。第2係止部80は、第1吸気筒部48の径方向の内側に向けて突出する。第2係止部80が吸気弁75に収容部30側から係止することで、吸気弁75の第2弁座部76からの更なる離反が規制される。
第2発泡部材78は、吸気通路66において吸気弁75より収容部30側に位置する部分に配設されている。第2発泡部材78は、第1吸気筒部48の下端部内に嵌合されている。第2発泡部材78は、第2筒状体81と、第2メッシュ体82と、を備えている。第2筒状体81は、キャップ軸O方向の両側に向けて開口している。第2メッシュ体82は、第2筒状体81の開口端縁に張設されている。第2メッシュ体82は、第2筒状体81の2つの開口端縁のうち、収容部30側の開口端縁に設けられている。
前記泡吐出容器10の作用について説明する。
吐出孔41から泡を吐出するときには、図8に示すように、例えば容器本体20を振る等して収容部30内の内容物Mの一部を発泡させた状態で、蓋体45を回動させて本体部44を開放し、口部21が下方を向くように容器本体20を傾ける。すると、未発泡の内容物Mが収容部30内における口部21側に移動し、発泡した内容物Mが未発泡の内容物Mの液面上に位置する。
このとき遮断部43が、収容部30における口部21側の開口31と吐出孔41との連通を遮断している。したがって、未発泡の内容物Mが収容部30内における口部21側に溜まっていても、この内容物Mが口部21側の開口31を通って吐出孔41に流れ込むことを防止し、内容物Mが吐出孔41から吐出されることを抑制できる。
発泡した内容物Mを泡として吐出するときには、容器本体20を前述のように傾けた状態で、容器本体20をスクイズ変形させて収容部30内を正圧にする。このとき図9に示すように、吐出弁67が、吐出通路65を通して収容部30内と吐出孔41とを連通する。したがって、発泡した内容物Mを吐出通路65内に進入させることによって、吐出孔41から泡を吐出することができる。つまり発泡した内容物Mが、通路孔32、第2膨出部28b内、接続筒部33内、第1吐出筒部49内、吐出空間55および第2吐出筒部57内を流通し、吐出孔41から泡として吐出される。
またこのとき吸気弁75が、吸気通路66を通した収容部30内と吸気孔42との連通を遮断する。したがって、収容部30内の内容物Mが、吸気孔42を通して漏出するのを抑制することができる。
その後、図10に示すように、スクイズ変形した容器本体20を、例えば容器本体20の弾性復元力を利用して復元変形させると、収容部30内が負圧になる。このとき図11に示すように、吸気弁75が、吸気通路66を通して収容部30内と吸気孔42とを連通する。したがって、吸気孔42および吸気通路66を通して外気を収容部30内に吸入することができる。つまり外気が、吸気孔42、第2吸気筒部56内および第1吸気筒部48内を通して収容部30内に吸入される。これにより、容器本体20を円滑に復元変形させることができる。しかも、吸気通路66から収容部30内に吸入される空気を、収容部30内の未発泡の内容物Mと混合させ、内容物Mを発泡させることができる。
またこのとき吐出弁67が、吐出通路65を通した収容部30内と吐出孔41との連通を遮断する。したがって、吐出通路65内に進入している発泡した内容物Mが収容部30内に戻されるのを抑えることができる。
以上のように、スクイズ変形した容器本体20を復元変形させるときには、収容部30内の未発泡の内容物Mを発泡させつつ、吐出通路65内の発泡した内容物Mが収容部30内に戻されるのを抑えることができる。したがって、改めて容器本体20をスクイズ変形させることで、吐出孔41から泡を連続的に吐出させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る泡吐出容器10によれば、例えばフォーマポンプを備えた泡吐出容器に比べて簡易な構成で泡を吐出することができる。
また、泡の吐出操作の過程で容器本体20が復元変形するときに、吸気通路66から収容部30内に空気を吸入して未発泡の内容物Mを発泡させることができる。したがって、吐出開始時に内容物Mを一定量、発泡させておけば、たとえその発泡量が少なくても、吐出孔41から連続的に泡を吐出し続けることができる。
ところで、吐出開始時における内容物Mの発泡量を少なくすることができると、内容物Mの発泡のために収容部30内に確保しておく必要がある空間の容積を小さくすることができる。そのため、未使用状態の泡吐出容器10における収容部30内に、より大量の内容物Mを収容させておくことができる。
また、吐出孔41の周方向の位置と、通路孔32の周方向の位置と、が互いに異なっている。したがって、容器本体20を傾けるときに、例えば、吐出孔41をキャップ軸Oに対して真下に位置させることで、通路孔32を、より上方に位置させ易くすることができる。これにより、収容部30内において未発泡の内容物Mが吐出通路65に流入することを抑え、発泡した内容物Mを優先的に吐出通路65に導入させ易くすることができる。
また、吐出通路65において吐出弁67より吐出孔41側に位置する部分、および吐出孔41の少なくとも一方に、第1発泡部材70が配設されている。したがって、発泡した内容物Mが吐出通路65において吐出弁67を通過した後、吐出孔41から吐出するまでの間に、第1発泡部材70を通過する。このとき、発泡した内容物Mにおける気体分と液体分とが第1発泡部材70により再混合される。これにより、吐出孔41から吐出される内容物Mの泡質を向上させることができる。さらに、粗さが異なる第1メッシュ体74を備えた複数の第1発泡部材70を使用して、一層きめが細かい泡を吐出させることもできる。
また、吸気通路66において吸気弁75より収容部30側に位置する部分に、第2発泡部材78が配設されている。したがって、吸気孔42から吸入された空気が第2発泡部材78を通過するときに、この空気と内容物Mとを混合させることで、内容物Mを効果的に発泡させることができる。
また、吐出孔41と吸気孔42とが、短軸方向D2にずらされて配置されている。したがって、例えば容器本体20を、片手の親指と他の指との間で短軸方向D2に挟み込むように把持した上で、容器本体20を傾けるときに、吐出孔41を吸気孔42よりも容易に下方に位置させることができる。これにより、吐出孔41から吐出された泡が、吸気孔42を覆うのを抑えることができる。その結果、吐出された内容物Mが吸気孔42を通して収容部30内に意図せず吸入されるのを抑制することができる。
また第2膨出部28b内が、収容部30から独立するとともに吐出通路65の一部を形成し、通路孔32を通して収容部30内に連通する。したがって、収容部30内の発泡した内容物Mを、通路孔32および第2膨出部28b内から吐出通路65内に進入させることで、吐出孔41に向けて円滑に流通させることができる。
さらに通路孔32が、第2膨出部28bの下端部内と収容部30内とを連通する。したがって、口部21が下方を向くように容器本体20を傾けたときに、通路孔32を上方に位置させ易くすることができる。これにより、収容部30内において未発泡の内容物Mが吐出通路65に流入することを抑え、発泡した内容物Mを優先的に吐出通路65に導入させ易くすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の泡吐出容器90を、図12から図15を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係る泡吐出容器90では、図12および図13に示すように、遮断部43の形状が異なっている。本実施形態では、閉塞部51が、段付き形状に形成されている。閉塞部51は、径方向の内側に位置する下壁部91と、径方向の外側に位置する上壁部92と、を備えている。
そして本実施形態では、第1吸気筒部48が、閉塞部51をキャップ軸O方向に貫通しているのに代えて、第1吸気筒部48が、閉塞部51から下方に限定して延びている。第1吸気筒部48は、下壁部91から下方に向けて延びている。なお第1吐出筒部49も、下壁部91から下方に向けて延びている。
第1吸気筒部48は、上側の被着筒部93と、下側の通路筒部94と、を備えている。被着筒部93は、通路筒部94よりも大径であるとともにキャップ軸O方向に小さい。
第2吸気筒部56は、キャップ軸O方向の全長にわたって同径となっている。第2吸気筒部56は、第1吸気筒部48よりも小径であり、キャップ軸O方向に小さい。
本体部44の頂壁部44aには、二重筒部95が設けられている。二重筒部95は、頂壁部44aから下方に向けて延びている。
キャップ体40は、遮断部43、本体部44および蓋体45に加え、弁部材96を備えている。弁部材96は、遮断部43と本体部44との間に配置されている。弁部材96は、弁筒部97を備えている。弁筒部97は、キャップ軸Oと同軸に配置されている。弁筒部97の下端部は、被着筒部93内に嵌合されている。弁筒部97の上端部は、二重筒部95内に嵌合されている。
本実施形態では、前記吸気通路66が、第2吸気筒部56内、弁筒部97内および第1吸気筒部48内によって形成されている。
弁部材96は、前記吐出弁67および前記吸気弁75を更に備えている。吐出弁67および吸気弁75は、弁筒部97と一体に形成されている。吐出弁67は、弁筒部97の外周面に設けられている。吸気弁75は、弁筒部97の内周面に設けられている。
吐出弁67は、弁筒部97の外周面から径方向の外側に向けて環状に突出している。吐出弁67は、径方向の内側から外側に向けて漸次薄肉に形成されている。吐出弁67は、キャップ軸O方向に弾性変形可能とされている。吐出弁67の外周縁部は、下壁部91の外周縁部に、上方に向けて離反自在に着座している(図14参照)。下壁部91の外周縁部は、前記第1弁座部68である。
吸気弁75は、いわゆる三点弁である。吸気弁75は、弁本体98と、弾性連結片99と、を備えている。弁本体98は、キャップ軸Oと同軸に配置された板体である。弁本体98は、第2吸気筒部56の下端開口縁に、下方に向けて離反自在に着座している(図15参照)。第2吸気筒部56の下端開口縁は、前記第2弁座部76である。弾性連結片99は、周方向に間隔をあけて複数(例えば3つ)設けられている。各弾性連結片99は、弁筒部97の内周面と弁本体98の外周面とを連結する。
以上説明したように、本実施形態に係る泡吐出容器90によれば、吐出弁67および吸気弁75が、弁部材96として一体に形成されている。したがって、例えば前記第1実施形態に係る泡吐出容器10等に比べて、部品点数を少なくすることができる。
なお図示の例では、第2発泡部材78が、通路筒部94の上端部内に装着されている。第2メッシュ体82は、第2筒状体81における吸気孔42側の開口端縁に張設されている。
ここで、図16および図17に示す変形例に係る泡吐出容器100のように、第2発泡部材78が、第2メッシュ体82に代えて多孔板101を備えていてもよい。多孔板101は、第2筒状体81と一体に形成されている。多孔板101には、複数の貫通孔102が形成されている。複数の貫通孔102は、互いに同等の形状に形成されている。複数の貫通孔102は、多孔板101の平面視においてキャップ軸Oを基準として対称に配置されている。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態においては、キャップ体40は容器本体20にアンダーカット嵌合されている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、キャップ体40は容器本体20に螺着していてもよい。
上記実施形態においては、キャップ体40の蓋体45は、本体部44に対してヒンジ部46回りに回動することによりキャップ体40を開閉する。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、蓋体45が、本体部44に対して螺着またはアンダーカット嵌合する構成であってもよい。さらに、蓋体45がなくてもよい。
容器本体20が、横断面視において偏平形状でなくてもよい。例えば容器本体20の胴部23が、横断面視において真円形状であってもよい。
第1発泡部材70および第2発泡部材78がなくてもよい。
吐出孔41の周方向の位置と、吐出通路65における収容部30側の開口31の周方向の位置と、が同等であってもよい。
上記実施形態においては、遮断部43がキャップ体40に設けられている。しかしながら、本発明はこれに限られない。例えば、遮断部43が容器本体20に設けられていてもよい。遮断部43が、容器本体20およびキャップ体40それぞれに設けられていてもよい。遮断部43が、容器本体20およびキャップ体40とは別途、設けられていてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、90、100 泡吐出容器
20 容器本体
21 口部
28b 第2膨出部(通路部)
30 収容部
40 キャップ体
41 吐出孔
42 吸気孔
43 遮断部
65 吐出通路
66 吸気通路
67 吐出弁
70 第1発泡部材
75 吸気弁
78 第2発泡部材
D1 長軸方向
D2 短軸方向
M 内容物
O キャップ軸

Claims (7)

  1. 内容物が収容される収容部が形成された容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、発泡された前記内容物を吐出する吐出孔が形成されたキャップ体と、を備える泡吐出容器であって、
    前記キャップ体は、
    前記吐出孔が形成された本体部と、
    前記収容部における前記口部側の開口と前記吐出孔との連通を遮断する遮断部と、を備え、
    前記本体部と前記遮断部との間には、前記吐出孔に連通する吐出空間が形成され、
    前記遮断部は、前記吐出空間と前記収容部内とを連通する第1吐出筒部を備え、
    前記泡吐出容器は、
    少なくとも前記容器本体に形成されるとともに前記第1吐出筒部内および前記吐出空間を含み、前記収容部内と前記吐出孔とを連通する吐出通路と、
    少なくとも前記遮断部に形成され、前記収容部内と前記本体部に形成され外気を吸入する吸気孔とを連通する吸気通路と、
    前記吐出通路に配設され、前記収容部内の正圧時に、前記吐出通路を通して前記収容部内と前記吐出孔とを連通し、かつ前記収容部内の負圧時に、前記吐出通路を通した前記収容部内と前記吐出孔との連通を遮断する吐出弁と、
    前記吸気通路に配設され、前記収容部内の正圧時に、前記吸気通路を通した前記収容部内と前記吸気孔との連通を遮断し、かつ前記収容部内の負圧時に、前記吸気通路を通して前記収容部内と前記吸気孔とを連通する吸気弁と、を備えていることを特徴とする泡吐出容器。
  2. 前記吐出孔におけるキャップ軸回りに周回する周方向の位置と、前記吐出通路における前記収容部側の開口の前記周方向の位置と、は互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記吐出通路において前記吐出弁より前記吐出孔側に位置する部分、および前記吐出孔の少なくとも一方には、第1発泡部材が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の泡吐出容器。
  4. 前記吸気通路において前記吸気弁より前記収容部側に位置する部分には、第2発泡部材が配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  5. 前記容器本体は、キャップ軸に直交する横断面視において、長軸方向よりも短軸方向に小さい偏平形状に形成され、
    前記吐出孔と前記吸気孔とは、前記短軸方向にずらされて配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  6. 前記容器本体には、内部が前記収容部から独立する通路部が形成され、
    前記通路部内は、前記吐出通路の一部を形成し、前記吐出通路における前記収容部側の開口である通路孔を通して前記収容部内に連通することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の泡吐出容器。
  7. 前記通路部は、前記容器本体から外部に向けて突出するとともにキャップ軸方向に延び、
    前記通路孔は、前記通路部におけるキャップ軸方向に沿う底部側の端部内と、前記収容部内と、を連通することを特徴とする請求項6に記載の泡吐出容器。
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